JP2001206148A - 防眩サイドミラ - Google Patents

防眩サイドミラ

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Publication number
JP2001206148A
JP2001206148A JP2000015121A JP2000015121A JP2001206148A JP 2001206148 A JP2001206148 A JP 2001206148A JP 2000015121 A JP2000015121 A JP 2000015121A JP 2000015121 A JP2000015121 A JP 2000015121A JP 2001206148 A JP2001206148 A JP 2001206148A
Authority
JP
Japan
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glare
mirror
vehicle
side mirror
range
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000015121A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Mishima
康之 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間走行時における後方車両からの光による
眩しさもなくすと共に後方視界を確保し、かつ簡便で安
価に実施できる防眩サイドミラを提供する。 【解決手段】 輪郭3で鏡面4を囲んで形成され車両の
側面から張り出して配置させるサイドミラ2の鏡面4に
は車両の室内側から室外側に向かって下り傾斜する適宜
幅寸法aの防眩処理が施されている。この防眩処理範囲
1の形成により後方車両のヘッドランプの光による運転
者の眩しさは防止されると共に、この防眩処理範囲1以
外の部分に鏡面4が残っているため後方視界が十分に確
認でき、安全運転をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
側面に張り出して配設され防眩処理の施されているサイ
ドミラに係り、特に視界を損なわず低コストで実施され
る防眩サイドミラに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のサイドミラは車両の側面から張り
出して配設され、その鏡面は後方車両や後方状況を適格
に把握し得るように広い平面や凸面を有するものからな
る。夜間走行時にこのサイドミラの鏡面には後方車両の
ヘッドランプの光が入射して反射するため運転者が眩し
さを感じ、後方視界を正しく確認することができない場
合が生ずる。なお、鏡面に入射される後方車両は1台に
限らず複数台のものからなり、これ等の車両からのヘッ
ドランプの光が入射される。このため、従来よりサイド
ミラに防眩処理を施したものが多く採用されている。
【0003】防眩処理を施したサイドミラに関する公知
技術として、例えば、特開昭53−23644号公報、
特開昭60−117218号公報、特開昭60−212
730号公報、特開昭61−260217号公報等が挙
げられる。特開昭53−23644号公報の「防眩ミラ
ー」は、透明電極層と鏡面反射性を有する電極層との間
に液晶を封入し、前記透明電極層の透明電極を縞状乃至
格子状にして、透明電極の有る部分の液晶のみを不透明
状態にし、その他の部分の液晶は透明のままとし、防眩
と視界確保の両機能を果すようにしたものである。ま
た、特開昭60−117218号公報の「液晶防眩型反
射鏡」は、後方からの入射光の入射角を検出し、この入
射角と運転者の眩しさを感ずる度合を関連づけてその入
射角の光の当る部分を自動的に防眩するようにしたもの
である。なお、防眩には液晶を用いている。また、特開
昭60−212730号公報の「車両用防眩ミラー」
は、入射光量に応じて液晶に印加する電圧を制御し防眩
を行うことを特徴とするものである。また、特開昭61
−260217号公報の「自動車用防眩ミラー」は、後
続車のヘッドランプを受光する光センサによりその光量
や光位置を検出し、この検出信号によりミラーの前面に
配設された分割型液晶を制御して防眩を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の各公知技術はそ
れぞれ特徴を有し、部分的防眩により防眩効果と視界確
保を行って安全性を保持しているが、全体構造がかなり
複雑であり、特に検出機構や制御機構が複雑である。こ
のためサイドミラとして高価なものになる。サイドミラ
の防眩は夜間走行に限られ昼間走行時には必要がない。
従って、高コストのサイドミラは一般の車両購入者から
は嫌われる。しかしながら、防眩処理の施されていない
サイドミラは前記のような問題点を有しているため安全
性確保の面から必要である。従って、比較的安価に実施
できる防眩サイドミラが要請される。
【0005】本発明は、以上の要請に鑑みて発明された
ものであり、防眩効果を確保すると共に、低コストで実
施され、視界確保ができる簡便構造の防眩サイドミラを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、車両の側面から張り出して配設されそ
の鏡面に防眩処理を施したサイドミラであって、前記防
眩処理は、後方車両のヘッドランプからの照光が眩しく
感じられる範囲に限定し、前記鏡面には防眩処理の施さ
れていない箇所を残存させる防眩サイドミラを構成す
る。また、前記防眩処理が、前記鏡面のほぼ中央部にお
いて車両の室内側から室外側に向かって下り傾斜する帯
状の範囲に施されることを特徴とするものである。
【0007】本発明の防眩サイドミラはサイドミラの鏡
面に部分的に防眩処理を施し、他の部分は鏡面のままと
し視界を確保するようにしている。すなわち、後方車両
のヘッドランプからの光により運転者が眩しく感ずるサ
イドミラの範囲は実際上部分的に限定される。具体的に
は車両の室内側から室外側に向かって下り傾斜する帯状
の範囲が特に眩しく感ずる部分である。よってこの範囲
に防眩処理を施すことにより防眩効果を十分に確保でき
る。また、本発明の防眩サイドミラは特殊の制御機構や
検出機構を必要としないため比較的安価に実施できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防眩サイドミラの
実施の形態を図面を参照して詳述する。まず、図3乃至
図5によりサイドミラの眩しく感ずる範囲を決定するた
めの根拠について説明する。図3はヘッドランプの配光
特性を示すもので等照度線図で示されている。この配光
特性のヘッドランプの光がすべてサイドミラに入射して
運転者に眩さを感じさせるものでなく、夜間走行におけ
るヘッドランプの眩しさは、ヘッドランプのグレア(光
が反射やレンズを通過する過程で光の拡散が生じ、予期
しない方向に光が行ってしまう現象)や車両の走行中の
ピッシング(上下振動)によって前記配光特性の上方の
部分(ハッチングで示す部分)が運転者の目に直接的又
は間接的に入ることによって生ずる。更に、前記配光特
性を踏まえて後方車両のヘッドランプによって眩しく感
じられる範囲を求めると図4に示す斜線範囲となる。す
なわち、後方車両5のヘッドランプ8の約5LX程度の
照度の配光特性の上方の部分が図のAで示す曲線で示さ
れると、この部分の縁部にほぼ接するサイドミラ2から
の接線Bと後方車両5のヘッドランプとサイドミラ2と
を結ぶ直線Cとの間の斜線の部分が眩しく感じる範囲と
なる。
【0009】一方、図5に示すように、自分の車両のサ
イドミラ2には、例えば、複数の後方車両5a,5b,
5cや車線6,6や歩道7等が写し出される。これ等の
各後方車両5a等のヘッドランプ8から前記配光特性の
光がこのサイドミラに向かって照射される。以上の各特
性,形態等を総合的に吟味,確認するとサイドミラ2に
は車両の室内側から室外側に向かって下り傾斜する帯状
の範囲の部分が最も眩しく感じられる箇所であることが
確認された。本発明はこの確認事項を基に形成されたも
のである。
【0010】図1及び図2に示すように、サイドミラ2
は図示のような輪郭3で囲まれた形状からなり、輪郭3
内は鏡面4が形成される。この鏡面4の内、図示の斜線
で示す帯状の範囲が防眩処理範囲1となる。すなわち、
この防眩処理範囲1は鏡面4の室内側の上方から室外側
の先端の下方に向かって下り傾斜する範囲であり、図示
のように幅寸法aの帯状範囲からなる。この防眩処理範
囲1以外の鏡面4の箇所(イ,ロで示す)は防眩処理の
ない鏡面のままの状態に保持される。なお、防眩処理範
囲1の傾斜角度や幅寸法aの値は前記の配光特性を基に
決められるが、その車両の特性,サイドランプ2の大き
さ,形状等により異なるため、計算等によって決定する
ことが好ましい。
【0011】防眩処理範囲1の防眩処理としては公知技
術が適宜適用されるが、例えば、この部分に液晶を配置
し、夜間走行時において液晶に荷電する手段が採用され
るが、勿論これに限定するものではない。
【0012】以上のように、本実施の形態における防眩
サイドミラ2を採用すると、夜間走行時においての後方
車両5等からのヘッドランプ8からの光は防眩処理範囲
1により防眩され運転者に眩しさを感じさせない。一
方、この防眩サイドミラ2では前記のようにイ,ロで示
す鏡面部分が残存しているため、後方視界の一部がこの
部分に写し出され、ある程度の視界を確保することがで
きる。これにより、サイドミラ2としての本来の機能で
ある後方情報確認機能が残存し、安全性の確保ができ
る。このためほぼ全面に防眩処理を施した従来の防眩サ
イドミラに比較して安全性の向上が図れる。また、本実
施の形態における防眩サイドミラは検出機構や複雑な制
御機構はほとんど不要であり、比較的安価に実施でき
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、比較的簡便の手段で安
価に実施できると共に、夜間走行における眩しさの低減
と、後方視界の確保ができ安全性の向上が図れる効果を
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防眩処理を施した本発明の防眩サイドミラの斜
視図。
【図2】図2のA矢視の正面図。
【図3】ヘッドランプの配光特性と眩しく感じる部分を
示す等照度線図。
【図4】後方車両からの照光がある場合の先行車両のサ
イドランプの眩しく感じる範囲を示す模式図。
【図5】前方車両のサイドミラに写す後方車両,車線等
を示す模式図。
【符号の説明】
1 防眩処理範囲 2 サイドミラ 3 輪郭 4 鏡面 5 後方車両 5a 後方車両 5b 後方車両 5c 後方車両 6 車線 7 歩道 8 ヘッドランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の側面から張り出して配設されその
    鏡面に防眩処理を施したサイドミラであって、前記防眩
    処理は、後方車両のヘッドランプからの照光が眩しく感
    じられる範囲に限定し、前記鏡面には防眩処理の施され
    ていない箇所を残存させることを特徴とする防眩サイド
    ミラ。
  2. 【請求項2】 前記防眩処理が、前記鏡面のほぼ中央部
    において車両の室内側から室外側に向かって下り傾斜す
    る帯状の範囲に施されることを特徴とする請求項1に記
    載の防眩サイドミラ。
JP2000015121A 2000-01-24 2000-01-24 防眩サイドミラ Pending JP2001206148A (ja)

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