JP2579000Y2 - 四灯式自動車用ヘッドランプ - Google Patents
四灯式自動車用ヘッドランプInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直路走行用すれ違いビ
ーム形成用のランプと曲路走行用すれ違いビーム形成用
のランプとがそれぞれ左右一対設けられた四灯式自動車
用ヘッドランプに関する。
ーム形成用のランプと曲路走行用すれ違いビーム形成用
のランプとがそれぞれ左右一対設けられた四灯式自動車
用ヘッドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の四灯式ヘッドランプは、図11に
示されるように、自動車を正面視して内側に一対の走行
ビーム形成用の第1のランプa,a、外側に一対のすれ
違いビーム形成用の第2のランプb,bが配置された構
造で、第1のランプaの点灯時には遠方視認性の良好な
図12に示すような配光パターンが得られ、第2のラン
プbの点灯時には側方視認性の良好な図13に示される
ような配光パターンが得られる。しかしすれ違いビーム
形成時に、図13に示すように、右方向に曲がる曲路走
行時には、右コーナ部における視認性が悪いという問題
があった。なお図11〜13は、車両が左側走行する場
合で左配光特性をもつヘッドランプの場合であり、米国
使用の様に右配光特性をもつヘッドランプでは逆に左へ
曲がる曲路走行における視認性が悪い。
示されるように、自動車を正面視して内側に一対の走行
ビーム形成用の第1のランプa,a、外側に一対のすれ
違いビーム形成用の第2のランプb,bが配置された構
造で、第1のランプaの点灯時には遠方視認性の良好な
図12に示すような配光パターンが得られ、第2のラン
プbの点灯時には側方視認性の良好な図13に示される
ような配光パターンが得られる。しかしすれ違いビーム
形成時に、図13に示すように、右方向に曲がる曲路走
行時には、右コーナ部における視認性が悪いという問題
があった。なお図11〜13は、車両が左側走行する場
合で左配光特性をもつヘッドランプの場合であり、米国
使用の様に右配光特性をもつヘッドランプでは逆に左へ
曲がる曲路走行における視認性が悪い。
【0003】また曲路走行の視認性を高めるべく、ラン
プボデイ内においてリフレクターをステアリングに連動
させて機械的に動かすことによって、配光パターンを制
御する技術が提案されている。しかしリフレクターをス
テアリングに連係させる構造が複雑で、コスト的に高く
なるという問題があった。
プボデイ内においてリフレクターをステアリングに連動
させて機械的に動かすことによって、配光パターンを制
御する技術が提案されている。しかしリフレクターをス
テアリングに連係させる構造が複雑で、コスト的に高く
なるという問題があった。
【0004】
【考案の解決しようとする課題】本考案は前記従来技術
の問題点に鑑みなされたもので、その目的は非常に簡潔
な方法によって配光パターンを制御できる四灯式自動車
用ヘッドランプを提供することにある。
の問題点に鑑みなされたもので、その目的は非常に簡潔
な方法によって配光パターンを制御できる四灯式自動車
用ヘッドランプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る四灯式自動車用ヘッドランプにおい
ては、直進走行用すれ違いビーム形成用の左右一対の第
1のランプと、曲路走行用すれ違いビーム形成用の左右
一対の第2のランプとを備えた自動車用四灯式ヘッドラ
ンプであって、前記一対の第2のランプに、出射光を互
いに異なる左右いずれかの側に屈折させる配光制御用の
プリズム手段を設けるようにしたものである。
に、請求項1に係る四灯式自動車用ヘッドランプにおい
ては、直進走行用すれ違いビーム形成用の左右一対の第
1のランプと、曲路走行用すれ違いビーム形成用の左右
一対の第2のランプとを備えた自動車用四灯式ヘッドラ
ンプであって、前記一対の第2のランプに、出射光を互
いに異なる左右いずれかの側に屈折させる配光制御用の
プリズム手段を設けるようにしたものである。
【0006】請求項2では、請求項1記載の四灯式自動
車用ヘッドランプにおいて、前記第2のランプの点灯を
ステアリング操作に連係するようにしたものである。
車用ヘッドランプにおいて、前記第2のランプの点灯を
ステアリング操作に連係するようにしたものである。
【0007】
【作用】第2のランプを点灯することにより、第1のラ
ンプのつくる直進走行用すれ違いビームの配光パターン
に、プリズム手段により左右いずれかの側に向けて出射
配光された第2のランプのつくる曲路走行用すれ違いビ
ームの配光パターンが合成されて、拡散ゾーンエリアが
左右いずれかの側に拡大された配光パターンとなる。
ンプのつくる直進走行用すれ違いビームの配光パターン
に、プリズム手段により左右いずれかの側に向けて出射
配光された第2のランプのつくる曲路走行用すれ違いビ
ームの配光パターンが合成されて、拡散ゾーンエリアが
左右いずれかの側に拡大された配光パターンとなる。
【0008】請求項2では、車両が右回りの時は右,左
回りの時は左という具合に、ステアリング操作に連係し
て第2のランプを点灯させると、配光パターンの拡散ゾ
ーンエリアが左右に移動する。
回りの時は左という具合に、ステアリング操作に連係し
て第2のランプを点灯させると、配光パターンの拡散ゾ
ーンエリアが左右に移動する。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図8は本考案の一実施例を示すもので、図
1は本実施例に係る四灯式自動車用ヘッドランプを装着
した自動車の正面図、図2は図1に示す四灯式ヘッドラ
ンプの左側(ドライバーから見て左側)のヘッドランプ
の水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図
3は同ヘッドランプの縦断面図(図2に示す線III−III
に沿う断面図)、図4は同ヘッドランプの要部である拡
散プリズムを拡大して示す斜視図、図5は同拡散プリズ
ムの作用を説明する図、図6〜8はそれぞれの光投射ユ
ニットによって形成される配光パターンを示す図であ
る。
する。図1〜図8は本考案の一実施例を示すもので、図
1は本実施例に係る四灯式自動車用ヘッドランプを装着
した自動車の正面図、図2は図1に示す四灯式ヘッドラ
ンプの左側(ドライバーから見て左側)のヘッドランプ
の水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図
3は同ヘッドランプの縦断面図(図2に示す線III−III
に沿う断面図)、図4は同ヘッドランプの要部である拡
散プリズムを拡大して示す斜視図、図5は同拡散プリズ
ムの作用を説明する図、図6〜8はそれぞれの光投射ユ
ニットによって形成される配光パターンを示す図であ
る。
【0010】これらの図において、容器状のランプボデ
イ2内には、エイミング機構(図示せず)によってそれ
ぞれ支持された光投射ユニット10A1,10B1(10
A2,10B2)が並列状態に収容されている。なお詳し
く説明しないが、光投射ユニット10A1,10B1(1
0A2,10B2)はエイミング機構によって図示しない
水平軸及び垂直軸廻りにそれぞれ傾動可能に支持されて
おり、エイミング機構を操作することによって光投射ユ
ニット10A1,10B1(10A2,10B2)から出射
される光の出射方向、即ちヘッドランプの照射軸(光
軸)La,Lbを上下左右方向に傾動調整することがで
きる。符号4はランプボデイ2の前面開口部に組付けら
れている透明な前面カバーである。
イ2内には、エイミング機構(図示せず)によってそれ
ぞれ支持された光投射ユニット10A1,10B1(10
A2,10B2)が並列状態に収容されている。なお詳し
く説明しないが、光投射ユニット10A1,10B1(1
0A2,10B2)はエイミング機構によって図示しない
水平軸及び垂直軸廻りにそれぞれ傾動可能に支持されて
おり、エイミング機構を操作することによって光投射ユ
ニット10A1,10B1(10A2,10B2)から出射
される光の出射方向、即ちヘッドランプの照射軸(光
軸)La,Lbを上下左右方向に傾動調整することがで
きる。符号4はランプボデイ2の前面開口部に組付けら
れている透明な前面カバーである。
【0011】光投射ユニット10(10A1,10B1)
は、ハロゲンバルブ12の挿着された略楕円体形状のリ
フレクター14と、リフレクター14の前方に配置され
た投射レンズ16とが一体化された構造で、投射レンズ
16はリフレクター14にねじ固定されたレンズホルダ
ー17に支持されている。リフレクター14の内側には
アルミ蒸着処理された楕円反射面15が形成され、この
楕円反射面15は周知の第1焦点F1と第2焦点F2とを
有し、第1焦点F1位置にはハロゲンバルブ12の光源
体であるフィラメントが位置している。また第2焦点F
2付近であって投射レンズ16の焦点位置には、リフレ
クター14で反射して投射レンズ16に向かう光の一部
を遮って所定のクリアカットラインを形成するためのシ
ェード18(18A,18B)が設けられており、バル
ブ12の発光が楕円反射面15で反射されて前方に導か
れ、投射レンズ16によってヘッドランプの前方に略平
行光にして投射配光されることにより、それぞれすれ違
いビーム用の所定の配光パターンが形成される。
は、ハロゲンバルブ12の挿着された略楕円体形状のリ
フレクター14と、リフレクター14の前方に配置され
た投射レンズ16とが一体化された構造で、投射レンズ
16はリフレクター14にねじ固定されたレンズホルダ
ー17に支持されている。リフレクター14の内側には
アルミ蒸着処理された楕円反射面15が形成され、この
楕円反射面15は周知の第1焦点F1と第2焦点F2とを
有し、第1焦点F1位置にはハロゲンバルブ12の光源
体であるフィラメントが位置している。また第2焦点F
2付近であって投射レンズ16の焦点位置には、リフレ
クター14で反射して投射レンズ16に向かう光の一部
を遮って所定のクリアカットラインを形成するためのシ
ェード18(18A,18B)が設けられており、バル
ブ12の発光が楕円反射面15で反射されて前方に導か
れ、投射レンズ16によってヘッドランプの前方に略平
行光にして投射配光されることにより、それぞれすれ違
いビーム用の所定の配光パターンが形成される。
【0012】なお光投射ユニット10B1の投射レンズ
16の前方には、投射レンズ16から出射した光を、ド
ライバーから見て前方左方向に屈折させる半円形の拡散
プリズム20B1が配置されている。この拡散プリズム
20B1は、図4,5に示されるように、裏面に入射光
を左方向(ドライバーから見て左方向)に屈折させるプ
リズムステップ21が形成され、表面に透過光を左右方
向に拡散させるシリンドリカルステップ22が形成され
た構造となっている。そしてこの拡散プリズム20B1
は、円筒型ホルダー24に一体化されて、光投射ユニッ
ト10の周りに延出配置された合成樹脂製のエクステン
ションパネル30に固定されている。なおエクステンシ
ョンパネル30は、表面にアルミ蒸着処理が施されて、
ヘッドランプを正面視したときに、ランプ内全体を銀色
に見せて外観体裁を良好ならしめるためのものである。
16の前方には、投射レンズ16から出射した光を、ド
ライバーから見て前方左方向に屈折させる半円形の拡散
プリズム20B1が配置されている。この拡散プリズム
20B1は、図4,5に示されるように、裏面に入射光
を左方向(ドライバーから見て左方向)に屈折させるプ
リズムステップ21が形成され、表面に透過光を左右方
向に拡散させるシリンドリカルステップ22が形成され
た構造となっている。そしてこの拡散プリズム20B1
は、円筒型ホルダー24に一体化されて、光投射ユニッ
ト10の周りに延出配置された合成樹脂製のエクステン
ションパネル30に固定されている。なおエクステンシ
ョンパネル30は、表面にアルミ蒸着処理が施されて、
ヘッドランプを正面視したときに、ランプ内全体を銀色
に見せて外観体裁を良好ならしめるためのものである。
【0013】また光投射ユニット10A2,10B2が並
列配置された右側(ドライバーから見て右側)のヘッド
ランプは、左側のヘッドランプの光投射ユニット10A
1,10B1の配置と対称で、光投射ユニット10B2の
前方に設けられている半円形の拡散プリズム20B2の
みが相違している。即ち拡散プリズム20B2の裏面に
は入射光を右方向(ドライバーから見て右方向)に屈折
させるプリズムステップが形成され、表面には透過光を
左右方向に拡散させるシリンドリカルステップが形成さ
れた構造となっている。
列配置された右側(ドライバーから見て右側)のヘッド
ランプは、左側のヘッドランプの光投射ユニット10A
1,10B1の配置と対称で、光投射ユニット10B2の
前方に設けられている半円形の拡散プリズム20B2の
みが相違している。即ち拡散プリズム20B2の裏面に
は入射光を右方向(ドライバーから見て右方向)に屈折
させるプリズムステップが形成され、表面には透過光を
左右方向に拡散させるシリンドリカルステップが形成さ
れた構造となっている。
【0014】そして図1に示す四灯式ヘッドランプにお
いて、光投射ユニット10A1又は10A2が点灯する
と、図6に示すように、拡散ゾーンエリア26が水平線
Hと垂直線Vと交点位置近傍となる直線走行用すれ違い
ビームの配光パターンが形成される。また光投射ユニッ
ト10B1が点灯すると、図7に示すように、拡散ゾー
ンエリア26が図6に示す配光パターンに比べて左方向
に拡大した左回り曲路走行用すれ違いビームの配光パタ
ーンが形成される。また光投射ユニット10B2が点灯
すると、図8に示すように、拡散ゾーンエリア26が図
6に示す配光パターンに比べて右方向に拡大した右回り
曲路走行用すれ違いビームの配光パターンが形成され
る。
いて、光投射ユニット10A1又は10A2が点灯する
と、図6に示すように、拡散ゾーンエリア26が水平線
Hと垂直線Vと交点位置近傍となる直線走行用すれ違い
ビームの配光パターンが形成される。また光投射ユニッ
ト10B1が点灯すると、図7に示すように、拡散ゾー
ンエリア26が図6に示す配光パターンに比べて左方向
に拡大した左回り曲路走行用すれ違いビームの配光パタ
ーンが形成される。また光投射ユニット10B2が点灯
すると、図8に示すように、拡散ゾーンエリア26が図
6に示す配光パターンに比べて右方向に拡大した右回り
曲路走行用すれ違いビームの配光パターンが形成され
る。
【0015】この光投射ユニット10A1,10A2,1
0B1,10B2の点灯は、ステアリングの回動量に連係
して制御されている。即ちステアリングの回動量が直進
状態位置から左右に所定角度以内のときは、光投射ユニ
ット10A1,10A2だけが点灯してすれ違い時の直進
走行性に適した配光パターン(図6参照)が形成され
る。そしてステアリングの回動量が直進状態の位置から
左回り方向に所定角度を超えると、光投射ユニット10
A2と10B1だけが点灯し、図6,7に示す配光パター
ンが合成された左曲がり走行時の視認性のよい配光パタ
ーンとなる。逆にステアリングの回動量が直進状態の位
置から右回り方向に所定角度を超えると、光投射ユニッ
ト10A1と10B2だけが点灯し、図6,8に示す配光
パターンが合成された右曲がり走行時の視認性のよい配
光パターンとなる。
0B1,10B2の点灯は、ステアリングの回動量に連係
して制御されている。即ちステアリングの回動量が直進
状態位置から左右に所定角度以内のときは、光投射ユニ
ット10A1,10A2だけが点灯してすれ違い時の直進
走行性に適した配光パターン(図6参照)が形成され
る。そしてステアリングの回動量が直進状態の位置から
左回り方向に所定角度を超えると、光投射ユニット10
A2と10B1だけが点灯し、図6,7に示す配光パター
ンが合成された左曲がり走行時の視認性のよい配光パタ
ーンとなる。逆にステアリングの回動量が直進状態の位
置から右回り方向に所定角度を超えると、光投射ユニッ
ト10A1と10B2だけが点灯し、図6,8に示す配光
パターンが合成された右曲がり走行時の視認性のよい配
光パターンとなる。
【0016】図9および図10は本考案の他の実施例を
示すもので、図9は四灯式自動車用ヘッドランプを装着
した自動車の正面図、図10は同ヘッドランプの要部で
ある拡散プリズムの拡大水平断面図である。前記した第
1の実施例における拡散プリズムの正面視形状は半円形
状であったが、本実施例における拡散プリズム20
B3,20B4は正面視円状で、前記第1の実施例におけ
るプリズムステップ21の光屈折作用と、シリンドリカ
ルステップ22の光拡散作用を併せもつシリンドリカル
プリズムステップ23が裏面に形成された構造となって
いる。
示すもので、図9は四灯式自動車用ヘッドランプを装着
した自動車の正面図、図10は同ヘッドランプの要部で
ある拡散プリズムの拡大水平断面図である。前記した第
1の実施例における拡散プリズムの正面視形状は半円形
状であったが、本実施例における拡散プリズム20
B3,20B4は正面視円状で、前記第1の実施例におけ
るプリズムステップ21の光屈折作用と、シリンドリカ
ルステップ22の光拡散作用を併せもつシリンドリカル
プリズムステップ23が裏面に形成された構造となって
いる。
【0017】なお前記した2つの実施例では、光投射ユ
ニット10B1,10B2の前方に、拡散プリズム20B
1,20B2(20B3,20B4)を設けた構造となって
いるが、拡散プリズムを別途設ける代わりに、透明前面
カバー4の所定領域(光投射ユニット10B1,10B2
からの出射光透過領域)に直接プリズムステップ21及
びシリンドリカルステップ22、又はシリンドリカルプ
リズムステップ23を形成するようにしてもよいし、拡
散プリズムを投射レンズ前方に光投射ユニットに一体に
取付けても良い。
ニット10B1,10B2の前方に、拡散プリズム20B
1,20B2(20B3,20B4)を設けた構造となって
いるが、拡散プリズムを別途設ける代わりに、透明前面
カバー4の所定領域(光投射ユニット10B1,10B2
からの出射光透過領域)に直接プリズムステップ21及
びシリンドリカルステップ22、又はシリンドリカルプ
リズムステップ23を形成するようにしてもよいし、拡
散プリズムを投射レンズ前方に光投射ユニットに一体に
取付けても良い。
【0018】また前記実施例では光源としてハロゲンバ
ルブを用いているが、ハロゲンバルブに代えて光量の大
きい放電バルブを用いれば、さらに視認性が良好とな
る。
ルブを用いているが、ハロゲンバルブに代えて光量の大
きい放電バルブを用いれば、さらに視認性が良好とな
る。
【0019】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る四灯式自動車用ヘッドランプによれば、第2のラ
ンプを点灯することにより、第1のランプのつくる直進
走行用すれ違いビームの配光パターンに、プリズム手段
により左右いずれかの側に向けて出射配光された第2の
ランプのつくる曲路走行用すれ違いビームの配光パター
ンが合成されて、拡散ゾーンエリアが左右いずれかの側
に移動した配光パターンとなるので、簡単な構造で側方
における視認性を高めることができる。
に係る四灯式自動車用ヘッドランプによれば、第2のラ
ンプを点灯することにより、第1のランプのつくる直進
走行用すれ違いビームの配光パターンに、プリズム手段
により左右いずれかの側に向けて出射配光された第2の
ランプのつくる曲路走行用すれ違いビームの配光パター
ンが合成されて、拡散ゾーンエリアが左右いずれかの側
に移動した配光パターンとなるので、簡単な構造で側方
における視認性を高めることができる。
【0020】請求項2では、車両が右回りの時は右,左
回りの時は左という具合に、ステアリング操作に連係し
て第2のランプを点灯させると、配光パターンの拡散ゾ
ーンエリアが左右に拡大され、旋回走行時の視認性が向
上して安全性が高められる。
回りの時は左という具合に、ステアリング操作に連係し
て第2のランプを点灯させると、配光パターンの拡散ゾ
ーンエリアが左右に拡大され、旋回走行時の視認性が向
上して安全性が高められる。
【図1】本考案の一実施例に係る四灯式自動車用ヘッド
ランプを装着した自動車の正面図
ランプを装着した自動車の正面図
【図2】図1に示す四灯式ヘッドランプの左側(ドライ
バーから見て左側)のヘッドランプの水平断面図(図1
に示す線II−IIに沿う断面図)
バーから見て左側)のヘッドランプの水平断面図(図1
に示す線II−IIに沿う断面図)
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図2に示す線III
−IIIに沿う断面図)
−IIIに沿う断面図)
【図4】同ヘッドランプの要部である拡散プリズムを拡
大して示す斜視図
大して示す斜視図
【図5】同拡散プリズムの作用を説明する図
【図6】光投射ユニットによって形成される直進走行用
すれ違いビームの配光パターンを示す図
すれ違いビームの配光パターンを示す図
【図7】光投射ユニットによって形成される左回り曲路
走行用すれ違いビームの配光パターンを示す図
走行用すれ違いビームの配光パターンを示す図
【図8】光投射ユニットによって形成される右回り曲路
走行用すれ違いビームの配光パターンを示す図
走行用すれ違いビームの配光パターンを示す図
【図9】本考案の他の実施例に係る四灯式自動車用ヘッ
ドランプを装着した自動車の正面図
ドランプを装着した自動車の正面図
【図10】拡散プリズムの拡大水平断面図
【図11】従来の四灯式ヘッドランプを装着した自動車
の正面図
の正面図
【図12】同ヘッドランプによって形成される走行ビー
ムの配光パターンを示す図
ムの配光パターンを示す図
【図13】同ヘッドランプによって形成されるすれ違い
ビームの配光パターンを示す図
ビームの配光パターンを示す図
【符号の説明】 2 ランプボデイ 10 光投射ユニット 10A1,10A2 第1のランプである光投射ユニット 10B1,10B2 第2のランプである光投射ユニット 12 ハロゲンバルブ 16 投射レンズ 18(18A,18B) クリアカットライン形式用シ
ェード 20B1,20B2,20B3,20B4 配光制御用のプ
リズム手段である拡散プリズム 21 光を屈折させる手段であるプリズムステップ 22 光を拡散する手段であるシリンドリカルステップ 23 光を屈折かつ拡散する手段であるシリンドリカル
プリズムステップ
ェード 20B1,20B2,20B3,20B4 配光制御用のプ
リズム手段である拡散プリズム 21 光を屈折させる手段であるプリズムステップ 22 光を拡散する手段であるシリンドリカルステップ 23 光を屈折かつ拡散する手段であるシリンドリカル
プリズムステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 隆司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 森 孝和 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−308601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/18 B60Q 1/12 F21M 3/22
Claims (2)
- 【請求項1】 直進走行用すれ違いビーム形成用の左右
一対の第1のランプと、曲路走行用すれ違いビーム形成
用の左右一対の第2のランプとを備えた自動車用四灯式
ヘッドランプであって、前記一対の第2のランプには、
出射光を互いに異なる左右いずれかの側に屈折させる配
光制御用のプリズム手段が設けられたことを特徴とする
四灯式自動車用ヘッドランプ。 - 【請求項2】 前記第2のランプの点灯はステアリング
操作に連係することを特徴とする請求項1記載の四灯式
自動車用ヘッドランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993000843U JP2579000Y2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 四灯式自動車用ヘッドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993000843U JP2579000Y2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 四灯式自動車用ヘッドランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658502U JPH0658502U (ja) | 1994-08-12 |
JP2579000Y2 true JP2579000Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=11484913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993000843U Expired - Fee Related JP2579000Y2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 四灯式自動車用ヘッドランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579000Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5135644B2 (ja) * | 2008-10-09 | 2013-02-06 | スタンレー電気株式会社 | 車両灯具用レンズ及び車両用前照灯 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP1993000843U patent/JP2579000Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0658502U (ja) | 1994-08-12 |
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