JP2002042517A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2002042517A JP2000224389A JP2000224389A JP2002042517A JP 2002042517 A JP2002042517 A JP 2002042517A JP 2000224389 A JP2000224389 A JP 2000224389A JP 2000224389 A JP2000224389 A JP 2000224389A JP 2002042517 A JP2002042517 A JP 2002042517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、容易に光軸を
大きな角度で振ることができると共に、素通しの前面レ
ンズを使用しても、良好な配光特性を得ることができる
ようにした、車両用灯具を提供することを目的とする。 【解決手段】 光源11,主反射面12及び投影レンズ
18を含むプロジェクタタイプの車両用灯具10におい
て、さらに五つの反射面を備え、第一の反射面13が、
主反射面の側方に配置され、光源からの光を前方に向か
って反射させ、第二の反射面14が、回転楕円反射面と
して構成され、その第一焦点が光源に位置すると共に、
長軸の周りに回転して、上記光路中に挿脱可能に配置さ
れ、上記光路から退避したとき、第三の反射面の影の領
域に位置し、第三の反射面15が、回転楕円反射面とし
て構成され、その第一焦点が光源に位置し、第四の反射
面16が、第二の反射面で反射された光を、前方に向か
って一側寄りに反射させ、さらに第五の反射面17が、
第三の反射面で反射された光を、前方に向かって横方向
に幅広く且つやや下方に向かって反射させるように、車
両用灯具10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の前
部に設けられた前照灯または補助前照灯として使用され
る車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような車両用灯具は、例えば
光源と、光源からの光を前方に向かって反射させる主反
射面と、光源または主反射面からの光を集束させる投影
レンズと、光源から投影レンズへの光路中に配置された
カットオフのためのシャッタと、から構成されている。
【0003】このような構成の車両用灯具によれば、光
源から出射した光が、直接にまたは主反射面で反射され
て投影レンズに入射し、投影レンズによって集束される
ことにより、前方に向かって照射され、所定の範囲を照
明するようになっている。その際、投影レンズに入射す
る光の一部がシャッタによって遮断されることにより、
所望の配光特性が得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の車両用灯具1において、例えば道路の曲線部分を
走行する際に、前照灯または補助前照灯の配光特性を道
路に沿って振るようにした車両用灯具が開発されてきて
おり、例えば光源を固定した状態で、主反射面を横方向
に揺動させる構成が知られている。
【0005】しかしながら、このような主反射面を揺動
させる構成の車両用灯具においては、反射面の光軸を大
きく振るためのスペースを確保するしようとすると、車
両用灯具が大型化したり、設計が困難になると共に、反
射面の揺動部分と固定部分との間に間隙が生じてしま
い、見栄えが悪くなってしまう。また、レンズカットを
利用せずに、素通しの前面レンズを採用しようとする
と、反射面の光軸を振ったとき、配光特性が変化しない
ので、視認性に優れた良好な配光特性を構成することが
できなかった。
【0006】本発明は、以上の点から、簡単な構成によ
り、容易に光軸を大きな角度で振ることができると共
に、素通しの前面レンズを使用しても、良好な配光特性
を得ることができるようにした、車両用灯具を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、光源と、光源からの光を前方に向かって反射させ
る主反射面と、光源または主反射面からの光を集束させ
る投影レンズと、光源から投影レンズへの光路中に配置
されたカットオフのためのシャッタと、を含むプロジェ
クタタイプの車両用灯具において、上記主反射面に加え
て、さらに五つの反射面を備えており、第一の反射面
が、主反射面の側方に配置されていて、光源からの光を
前方に向かって反射させると共に、第二の反射面が、横
向きの長軸を有する回転楕円反射面として構成され、そ
の第一焦点が光源に位置すると共に、長軸の周りに回転
することにより、光源から第一の反射面への光路中に挿
脱可能に配置されていて、上記光源から第一の反射面へ
の光路から退避したとき、第三の反射面の影の領域に位
置し、第三の反射面が、横向きの長軸を有する楕円反射
面として構成され、その第一焦点が光源に位置し、第四
の反射面が、第二の反射面で反射された光を、前方に向
かって一側寄りに反射させ、さらに第五の反射面が、第
三の反射面で反射された光を、前方に向かって横方向に
幅広く且つやや下方に向かって反射させることを特徴と
する、車両用灯具により、達成される。
【0008】本発明による車両用灯具は、好ましくは、
上記第一の反射面が、光源付近を焦点とした放物反射面
であることを特徴とする。
【0009】また、上記目的は本発明の第二の構成によ
れば、光源と、光源からの光を前方に向かって反射させ
る主反射面と、光源または主反射面からの光を集束させ
る投影レンズと、光源から投影レンズへの光路中に配置
されたカットオフのためのシャッタと、を含むプロジェ
クタタイプの車両用灯具において、上記主反射面に加え
て、さらに六つの反射面を備えており、第一の反射面
が、主反射面の側方に配置されていて、光源付近を第一
焦点とする楕円反射面であって、光源からの光を第六の
反射面に反射させると共に、第二の反射面が、横向きの
長軸を有する回転楕円反射面として構成され、その第一
焦点が光源に位置すると共に、長軸の周りに回転するこ
とにより、光源から第一の反射面への光路中に挿脱可能
に配置されていて、上記光源から第一の反射面への光路
から退避したとき、第三の反射面の影の領域に位置し、
第三の反射面が、横向きの長軸を有する楕円反射面とし
て構成され、その第一焦点が光源に位置し、第四の反射
面が、第二の反射面で反射された光を、前方に向かって
一側寄りに反射させ、第五の反射面が、第三の反射面で
反射された光を、前方に向かって横方向に幅広く且つや
や下方に向かって反射させ、さらに第六の反射面が、第
一の反射面で反射された光を、前方に向かって反射させ
ることを特徴とする、車両用灯具により達成される。
【0010】さらに、上記目的は、本発明の第三の構成
によれば、光源と、光源からの光を前方に向かって反射
させる主反射面と、光源または主反射面からの光を集束
させる投影レンズと、光源から投影レンズへの光路中に
配置されたカットオフのためのシャッタと、を含むプロ
ジェクタタイプの車両用灯具において、上記主反射面に
加えて、さらに五つの反射面を備えており、第一の反射
面が、主反射面の側方に配置されていて、光源付近を第
一焦点とする楕円反射面であって、光源からの光を投影
レンズに向かって反射させると共に、第二の反射面が、
横向きの長軸を有する回転楕円反射面として構成され、
その第一焦点が光源に位置すると共に、長軸の周りに回
転することにより、光源から第一の反射面への光路中に
挿脱可能に配置されていて、上記光源から第一の反射面
への光路から退避したとき、第三の反射面の影の領域に
位置し、第三の反射面が、横向きの長軸を有する楕円反
射面として構成され、その第一焦点が光源に位置し、第
四の反射面が、第二の反射面で反射された光を、前方に
向かって一側寄りに反射させ、第五の反射面が、第三の
反射面で反射された光を、前方に向かって横方向に幅広
く且つやや下方に向かって反射させ、さらに、第一の反
射面で反射された光が投影レンズに入射して、投影レン
ズにより前方に向かって集束されることを特徴とする、
車両用灯具により達成される。
【0011】上記構成によれば、光源から直接または主
反射面で反射されて投影レンズに入射した光は、投影レ
ンズにより集束され、前方に向かって反射されると共
に、光源から第三の反射面で反射され、さらに第五の反
射面で反射された光は、前方に向かって横方向に幅広く
且つやや下方に向かって反射される。
【0012】これに対して、第二の反射面が、光源から
第一の反射面への光路中に挿入されたときには、光源か
ら第一の反射面に向かう光は、第一の反射面に入射せず
に、第二の反射面そして第四の反射面により反射され
て、前方に向かって一側寄りに進んで、例えば道路の縁
石付近を照射する。これにより、自動車の曲線走行時や
右左折時に、自動車の曲がる方向に沿って、光を照射す
ることができる。
【0013】また、第二の反射面が、光源から第一の反
射面への光路から退避したときには、光源から第一の反
射面に向かう光は、第一の反射面に入射して反射され、
前方に向かって進んで、自動車の直進走行時に道路のセ
ンターライン付近を照射することができる。
【0014】従って、第二の反射面の揺動によって、第
一の反射面による前方への光の照射と、第四の反射面に
よる前方に関して一側への光の照射と、が、選択的に切
換えられる。これにより、照射範囲即ち配光特性の切換
えのために、第二の反射面を揺動させるだけでよいこと
から、第二の反射面のみを揺動させるためには、比較的
小さなスペースがあればよく、しかも第二の反射面が光
源から第一の反射面への光路から退避したときは、光源
から見て第三の反射面の裏側の影の部分に位置するの
で、第二の反射面が光源からの光を妨げるようなことも
ない。
【0015】このようにして、本発明によれば、第二の
反射面を揺動させることによって、比較的大きな角度で
光源からの光を側方に振ることができ、さらに光を側方
に振るときには、専用の第二の反射面及び第四の反射面
により、所望の配光特性を構成することができるので、
素通しの前面レンズを使用したとしても、側方に関する
視認性が向上することになる。
【0016】さらに、本発明によれば、光源からの光を
側方に振るための可動部品が、比較的小型の第二の反射
面のみであるので、簡単な構成により、容易に且つ小型
に設計され得ると共に、第二の反射面の周りに、間隙が
生じないので、見栄えが低下してしまうようなこともな
い。
【0017】上記第一の反射面が、光源付近を焦点とし
た放物反射面である場合には、第一の反射面により反射
される光は、平行光となって、前方に向かって進むこと
になり、自動車の直進走行時に道路のセンターライン付
近に照射されることになる。
【0018】上記第二の構成によれば、光源から直接ま
たは主反射面で反射されて投影レンズに入射した光は、
投影レンズにより集束され、前方に向かって反射される
と共に、光源から第三の反射面で反射され、さらに第五
の反射面で反射された光は、前方に向かって横方向に幅
広く且つやや下方に向かって反射される。これに対し
て、第二の反射面が、光源から第一の反射面への光路中
に挿入されたときには、光源から第一の反射面に向かう
光は、第一の反射面に入射せずに、第二の反射面そして
第四の反射面により反射されて、前方に向かって一側寄
りに進んで、例えば道路の縁石付近を照射する。これに
より、自動車の曲線走行時や右左折時に、自動車の曲が
る方向に沿って、光を照射することができる。また、第
二の反射面が、光源から第一の反射面への光路から退避
したときには、光源から第一の反射面に向かう光は、第
一の反射面に入射して反射され、さらに第六の反射面に
より反射されて、前方に向かって進み、自動車の直進走
行時に道路のセンターライン付近を照射することができ
る。従って、第二の反射面の揺動によって、第一の反射
面及び第六の反射面による前方への光の照射と、第四の
反射面による前方に関して一側への光の照射と、が、選
択的に切換えられる。これにより、照射範囲即ち配光特
性の切換えのために、第二の反射面を揺動させるだけで
よいことから、第二の反射面のみを揺動させるために
は、比較的小さなスペースがあればよく、しかも第二の
反射面が光源から第一の反射面への光路から退避したと
きは、光源から見て第三の反射面の裏側の影の部分に位
置するので、第二の反射面が光源からの光を妨げるよう
なこともない。
【0019】上記第三の構成によれば、光源から直接ま
たは主反射面で反射されて投影レンズに入射した光は、
投影レンズにより集束され、前方に向かって反射される
と共に、光源から第三の反射面で反射され、さらに第五
の反射面で反射された光は、前方に向かって横方向に幅
広く且つやや下方に向かって反射される。これに対し
て、第二の反射面が、光源から第一の反射面への光路中
に挿入されたときには、光源から第一の反射面に向かう
光は、第一の反射面に入射せずに、第二の反射面そして
第四の反射面により反射されて、前方に向かって一側寄
りに進んで、例えば道路の縁石付近を照射する。これに
より、自動車の曲線走行時や右左折時に、自動車の曲が
る方向に沿って、光を照射することができる。また、第
二の反射面が、光源から第一の反射面への光路から退避
したときには、光源から第一の反射面に向かう光は、第
一の反射面に入射して反射され、投影レンズに向かって
進んで、さらに投影レンズによって集束されることによ
り、前方に向かって進み、自動車の直進走行時に道路の
センターライン付近を照射することができる。従って、
第二の反射面の揺動によって、第一の反射面による前方
への光の照射と、第四の反射面による前方に関して一側
への光の照射と、が、選択的に切換えられる。これによ
り、照射範囲即ち配光特性の切換えのために、第二の反
射面を揺動させるだけでよいことから、第二の反射面の
みを揺動させるためには、比較的小さなスペースがあれ
ばよく、しかも第二の反射面が光源から第一の反射面へ
の光路から退避したときは、光源から見て第三の反射面
の裏側の影の部分に位置するので、第二の反射面が光源
からの光を妨げるようなこともない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図16を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0021】図1乃至図3は、本発明による車両用灯具
の第一の実施形態の構成を示している。図1乃至図3に
おいて、車両用灯具10は、自動車の左側の前照灯であ
って、光源としてバルブ11と、バルブ11を包囲する
ように配置された主反射面12と、主反射面12の外側
にそれぞれ配置された五つの反射面、即ち第一の反射面
13,第二の反射面14,第三の反射面15,第四の反
射面16及び第五の反射面17と、投影レンズ18,シ
ャッタ19と、前面レンズ20と、から構成されてい
る。上記各構成要素のうち、第二の反射面14を除いた
他のすべての構成要素は、固定配置されており、また第
二の反射面14は、後述するように揺動可能に配置され
ている。
【0022】上記バルブ11は、一般に自動車の前照灯
または補助前照灯に使用されるバルブであり、ソケット
11aにより固定保持されると共に、給電されるように
なっている。ここで、上記バルブ11は、好ましくは発
光位置すなわちフィラメントまたはアークが所謂縦張り
であるバルブが使用され、ソケット11aに固定保持さ
れたとき、発光位置11bが縦に配置されるようになっ
ている。
【0023】上記主反射面12は、バルブ11からの光
を反射して、投影レンズ18に導くように、前方に向か
って凹状に形成されている。
【0024】上記第一の反射面13は、上記主反射面1
2の側方、即ち図示の場合右側方に配置されていて、そ
の焦点位置がバルブ11の発光位置付近に位置するよう
な前方に向かって凹状の放物反射面として構成されてい
る。ここで、放物反射面は、回転放物面,放物柱だけで
なく、放物面を基本とした自由曲面を含むものである。
【0025】上記第二の反射面14は、バルブ11から
第一の反射面13への光路中に挿脱可能に配置されてい
て、その第一焦点が、バルブ11の発光位置付近に位置
するような横向きの長軸を有し、後方に向かって凹状の
回転楕円反射面であり、長軸の周りに揺動可能に支持さ
れている。ここで、第二の反射面14は、図4に示すよ
うに、その長軸上に回転軸14aが取り付けられてお
り、この回転軸14aに装着された減速歯車14bを、
モータ14cの駆動軸14dに取り付けられた駆動歯車
14eにより回転駆動することにより、第二の反射面1
4が回転軸14aの周りに揺動され、図4(A)に示す
退避位置から図4(B)に示す挿入位置まで移動される
ようになっている。尚、第二の反射面14が退避位置に
位置する場合、第二の反射面14は、バルブ14から見
て第三の反射面15の影の領域に位置することになる。
【0026】上記第三の反射面15は、第一焦点が、バ
ルブ11の発光位置付近に位置するような横向きの長軸
を有し、後方に向かって凹状の楕円反射面であり、長軸
の周りに揺動可能に支持されている。ここで、楕円反射
面は、回転楕円面,楕円柱だけでなく、楕円を基本とし
た自由曲面を含むものである。また、上記第三の反射面
15は、第二の反射面14の挿入位置に対応する領域
と、バルブ11から投影レンズ18への光路に対応する
領域に、それぞれ開口部15a,15bを備えている。
尚、図示の場合、第二の反射面14及び第三の反射面1
5は、ほぼ同じ回転楕円反射面として構成されていて、
その第一焦点及び第二焦点がほぼ一致している。
【0027】上記第四の反射面16は、その焦点位置が
上記第二の反射面14の第二焦点付近に位置するような
前方に向かって凹状の放物反射面として形成されてい
る。
【0028】上記第五の反射面17は、その焦点位置が
上記第三の反射面15の第二焦点付近に位置するような
前方に向かって凹状の放物反射面として形成されてい
る。
【0029】上記投影レンズ18は、バルブ11の前方
に延びる光軸上に配置された凸レンズであって、バルブ
11から直接にまたは主反射面12で反射され、第三の
反射面15の開口部15bを通った光を集束させて、前
方に向かって照射する。
【0030】上記シャッタ19は、遮光材料から構成さ
れていて、第三の反射面15の開口部15bと投影レン
ズ18との間に配置されており、バルブ11から直接に
または主反射面12で反射され、第三の反射面15の開
口部15bを通った光の一部を遮断することにより、投
影レンズ18により投影される光の配光特性を調整す
る。
【0031】上記前面レンズ20は、透明材料から構成
されており、その周縁が、溶着等によってハウジングに
対して取り付けられており、ハウジングの内部空間が密
閉されている。ここで、上記前面レンズ20は、所謂素
通しのレンズとして形成されている。
【0032】本発明実施形態による車両用灯具10は、
以上のように構成されており、バルブ11がソケット1
1aから給電され、発光位置11bが発光することによ
り、発光位置11bから出射した光は、直接にまたは主
反射面12で反射されて、第三の反射面15に入射す
る。
【0033】そして、第三の反射面15の開口部15b
に入射した光L1は、この開口部15bを通過し、シャ
ッタ19により一部が遮断された後、投影レンズ18に
入射し、投影レンズ18の屈折作用によって集束し、さ
らに前面レンズ20を通過して、前方に向かって照射さ
れる。このとき、投影レンズ18を透過した光L1の配
向特性は、図5(A)に示すように、水平線以下で、横
方向にやや広く、しかも左側ではシャッタ19の作用に
より部分的に水平線より上方まで光を照射するようにな
っている。これにより、自動車の前方の道路の遠い部分
に光が照射されると共に、道路脇の交通標識や歩行者等
にも光が照射されるようになっている。
【0034】また、第三の反射面15の開口部15a,
15b以外の部分に入射した光L2は、第三の反射面1
5により反射されて、第三の反射面15の第二焦点に向
かって進み、さらに第五の反射面17で反射される。こ
の際、第五の反射面17に入射する光L2は、第五の反
射面17の焦点位置を通過するので、第五の反射面17
で反射される光L2は、前方に向かって進み、さらに前
面レンズ20を通過して、前方に向かって照射される。
このとき、第五の反射面17で反射された光L2の配向
特性は、図5(B)に示すように、水平線以下で、横方
向に広く、しかも下方まで充分に光を照射するようにな
っている。これにより、自動車の前方の道路の近い部分
から遠い部分まで光が照射されると共に、道路の左右に
幅広く光が照射されるようになっている。尚、第五の反
射面17で反射される光L2の配向特性は、第二の反射
面14の揺動にかかわらず、一定であるので、自動車の
運転時に常に必要とされる配向特性となるように、第三
の反射面15及び第五の反射面17の形状が適宜に選定
される。
【0035】さらに、第三の反射面15の開口部15a
に入射した光は、第二の反射面14が挿入位置にあるか
退避位置にあるかで、進路が異なる。第二の反射面14
が退避位置にあるときには、第三の反射面15の開口部
15aに入射した光L3は、この開口部15bを通過し
て、第一の反射面13で反射される。この際、第一の反
射面13に入射する光L3は、第一の反射面13の焦点
位置から出射するので、第一の反射面13で反射される
光L3は、前方に向かって中心付近に集中して進み、さ
らに前面レンズ20を通過して、前方に向かって照射さ
れる。このとき、第一の反射面13で反射された光L3
の配向特性は、図5(C)に示すように、水平線以下
で、中心付近に集束して、光を照射するようになってい
る。これにより、自動車の前方の道路の遠い部分に光が
集中的に照射されるようになっている。
【0036】これに対して、第二の反射面14が挿入位
置にあるときには、第三の反射面15の開口部15aに
入射した光L4は、この開口部15bを通過して、第二
の反射面14で反射されて、第二の反射面14の第二焦
点に向かって進み、さらに第四の反射面16で反射され
る。この際、第四の反射面16に入射する光L4は、第
四の反射面16の焦点位置を通過するので、第四の反射
面16で反射される光L4は、前方からやや外側に向か
って進み、さらに前面レンズ20を通過して、やや側方
に向かって照射される。このとき、第四の反射面16で
反射された光L4の配向特性は、図5(D)に示すよう
に、水平線以下で、左側に、しかも下方まで充分に光を
照射するようになっている。これにより、自動車の前方
の道路脇部分に光が照射される。尚、図1乃至図3に示
した車両用灯具10は、左側の前照灯として構成されて
おり、右側の前照灯の場合には、図1乃至図3に示した
ものと左右対称に構成される。従って、第二の反射面1
4で反射され、さらに第四の反射面16で反射される光
は、道路の右側に向かって照射されるようになる。
【0037】このようにして、本発明実施形態による車
両用灯具10によれば、第二の反射面14が退避位置に
位置するときには、図6(A)に示すように、バルブ1
1からの光が、投影レンズ18を通過し、また第一の反
射面13及び第五の反射面17によって反射されること
により、図6(B)及び(C)に示すように、第五の反
射面17からの光L2により、前方の比較的幅広く光が
照射されると共に、第一の反射面13からの光L3によ
り、特に中心付近の遠い部分、例えば前方60m程度ま
で集中的に光が照射されることになる。また、第二の反
射面14が挿入位置に位置するときには、図7(A)に
示すように、バルブ11からの光が、投影レンズ18を
通過し、また第四の反射面16及び第五の反射面17に
よって反射されることにより、図7(B)及び(C)に
示すように、第五の反射面17からの光L2により、前
方に向かって比較的幅広く光が照射されると共に、第四
の反射面16からの光L4により、左側に光が照射され
ることになる。
【0038】従って、第二の反射面14の挿入位置また
は退避位置への揺動によって、バルブ11からの光を側
方に振ることができるので、例えば自動車の高速走行時
等の道路遠方をより視認したい場合には、第二の反射面
14を退避位置に移動しておくことにより、図6に示す
ように、道路の中心付近の遠い部分に充分に光を照射し
て、高速走行時の道路の視認性を高めることができる。
特に、バルブ11の発光位置11bが縦に配置されてい
る場合には、発光位置11bからの光は、上下方向に狭
く且つ横方向に広く出射することになるので、近くを明
るくせずに、遠くのみを明るくするように、光を照射す
ることができる。これにより、自動車の運転者は、道路
の近くの部分が明るくならないので、瞳孔があまり開か
ず、道路の遠方が見やすくなる。他方、停止時や低速走
行時あるいは屈曲路等においてステアリングを切った状
態等の遠方よりも両側をより視認したい場合には、第二
の反射面14を挿入位置に移動しておくことにより、図
7に示すように、道路の両側を含む幅広い範囲に亘って
充分に光を照射して、道路両側の視認性を高めることが
できる。
【0039】図8乃至図10は、本発明による車両用灯
具の第二の実施形態を示している。図8乃至図10にお
いて、車両用灯具30は、図1乃至図3に示した車両用
灯具10とほぼ同じ構成であって、放物反射面として形
成された第一の反射面13の代わりに、楕円反射面とし
て形成された第一の反射面31及び放物反射面として形
成された第六の反射面32が備えられていると共に、バ
ルブ11がその光軸が横向きに配置されている点でのみ
異なる構成になっている。従って、車両用灯具30にお
いて、図1乃至図3に示した車両用灯具10と同じ構成
要素には、同じ符号を付して、その説明は省略する。
尚、図2において、前面レンズ20は省略されている。
【0040】上記第一の反射面31は、その第一焦点
が、バルブ11の発光位置11b付近に位置するような
長軸を有し、後方に向かって凹状の楕円反射面として構
成されている。また、上記第六の反射面32は、その焦
点位置が上記第一の反射面31の第二焦点付近に位置す
るような前方に向かって凹状の放物反射面として構成さ
れている。
【0041】このような構成の車両用灯具30によれ
ば、バルブ11の発光位置11bから出射した光は、直
接にまたは主反射面12で反射されて、第三の反射面1
5に入射する。
【0042】そして、第三の反射面15の開口部15b
に入射した光L1は、この開口部15bを通過し、シャ
ッタ19により一部が遮断された後、投影レンズ18に
入射し、投影レンズ18の屈折作用によって集束し、さ
らに前面レンズ20を通過して、前方に向かって照射さ
れる。このとき、投影レンズ18を透過した光L1の配
向特性は、図11(A)に示すように、水平線以下で、
横方向にやや広く、しかも左側ではシャッタ19の作用
により部分的に水平線より上方まで光を照射するように
なっている。
【0043】また、第三の反射面15の開口部15a,
15b以外の部分に入射した光L2は、第三の反射面1
5により反射されて、第三の反射面15の第二焦点に向
かって進み、さらに第五の反射面17で反射される。こ
の際、第五の反射面17に入射する光L2は、第五の反
射面17の焦点位置を通過するので、第五の反射面17
で反射される光L2は、前方に向かって進み、さらに前
面レンズ20を通過して、前方に向かって照射される。
このとき、第五の反射面17で反射された光L2の配向
特性は、図11(B)に示すように、水平線以下で、横
方向に広く、しかも下方まで充分に光を照射するように
なっている。
【0044】さらに、第三の反射面15の開口部15a
に入射した光は、第二の反射面14が挿入位置にあるか
退避位置にあるかで、進路が異なる。第二の反射面14
が退避位置にあるときには、第三の反射面15の開口部
15aに入射した光L5は、この開口部15bを通過し
て、第一の反射面31で反射されて、第一の反射面31
の第二焦点に向かって進み、さらに第六の反射面32で
反射される。この際、第六の反射面32に入射する光L
5は、第六の反射面32の焦点位置を通過するので、第
六の反射面32で反射される光L5は、前方に向かって
中心付近に集中して進み、さらに前面レンズ20を通過
して、前方に向かって照射される。このとき、第一の反
射面31及び第六の反射面32で反射された光L5の配
向特性は、図11(C)に示すように、水平線以下で、
中心付近に集束して、光を照射するようになっている。
【0045】これに対して、第二の反射面14が挿入位
置にあるときには、第三の反射面15の開口部15aに
入射した光L4は、この開口部15bを通過して、第二
の反射面14で反射されて、第二の反射面14の第二焦
点に向かって進み、さらに第四の反射面16で反射され
る。この際、第四の反射面16に入射する光L4は、第
四の反射面16の焦点位置を通過するので、第四の反射
面16で反射される光L4は、前方からやや外側に向か
って進み、さらに前面レンズ20を通過して、やや側方
に向かって照射される。このとき、第四の反射面16で
反射された光L4の配向特性は、図11(D)に示すよ
うに、水平線以下で、左側に、しかも下方まで充分に光
を照射するようになっている。尚、図8乃至図10に示
した車両用灯具30は、左側の前照灯として構成されて
おり、右側の前照灯の場合には、図8乃至図10に示し
たものと左右対称に構成される。従って、第二の反射面
14で反射され、さらに第四の反射面16で反射される
光は、道路の右側に向かって照射されるようになる。
【0046】このようにして、本発明実施形態による車
両用灯具30によれば、第二の反射面14が退避位置に
位置するときには、図1乃至図3に示した車両用灯具1
0の場合と同様に、前方に向かって比較的幅広く光が照
射されると共に、第一の反射面13からの光L5によ
り、特に中心付近の遠い部分に集中的に光が照射される
ことになる。また、第二の反射面14が挿入位置に位置
するときには、前方に向かって比較的幅広く光が照射さ
れると共に、第四の反射面16からの光L4により、左
側に光が照射されることになる。
【0047】図12及び図13は、本発明による車両用
灯具の第三の実施形態を示している。図12及び図13
において、車両用灯具40は、図1乃至図3に示した車
両用灯具10とほぼ同じ構成であって、放物反射面とし
て形成された第一の反射面13の代わりに、楕円反射面
として形成された第一の反射面41が備えられている点
でのみ異なる構成になっている。従って、車両用灯具4
0において、図1乃至図3に示した車両用灯具10と同
じ構成要素には、同じ符号を付して、その説明は省略す
る。尚、図2において、前面レンズ20は省略されてい
る。
【0048】上記第一の反射面41は、その第一焦点
が、バルブ11の発光位置11b付近に位置し、第二焦
点が投影レンズ18のバルブ11側の焦点位置付近に位
置するように配置された横方向に凹状の楕円反射面とし
て構成されている。
【0049】このような構成の車両用灯具40によれ
ば、バルブ11の発光位置11bから出射した光は、直
接にまたは主反射面12で反射されて、第三の反射面1
5に入射する。そして、第三の反射面15の開口部15
bを通過した光L1は、シャッタ19により一部が遮断
された後、投影レンズ18に入射して、投影レンズ18
の屈折作用によって集束し、さらに前面レンズ20を通
過して、前方に向かって照射される。このとき、投影レ
ンズ18を透過した光L1の配向特性は、図14(A)
に示すように、水平線以下で、横方向にやや広く、しか
も左側ではシャッタ19の作用により、部分的に水平線
より上方まで光を照射するようになっている。
【0050】また、第三の反射面15の開口部15a,
15b以外の部分に入射した光L2は、第三の反射面1
5により反射されて、第三の反射面15の第二焦点に向
かって進み、さらに第五の反射面17で反射される。こ
の際、第五の反射面17に入射する光L2は、第五の反
射面17の焦点位置を通過するので、第五の反射面17
で反射される光L2は、前方に向かって進み、さらに前
面レンズ20を通過して、前方に向かって照射される。
このとき、第五の反射面17で反射された光L2の配向
特性は、図14(B)に示すように、水平線以下で、横
方向に広く、しかも下方まで充分に光を照射するように
なっている。
【0051】さらに、第三の反射面15の開口部15a
に入射した光は、第二の反射面14が挿入位置にあるか
退避位置にあるかで、進路が異なる。第二の反射面14
が退避位置にあるときには、第三の反射面15の開口部
15aに入射した光L6は、この開口部15bを通過し
て、第一の反射面41で反射されて、第一の反射面41
の第二焦点に向かって進み、さらに投影レンズ18に入
射する。この際、投影レンズ18に入射する光L6は、
投影レンズ18の焦点位置付近を通過するので、投影レ
ンズ18の屈折作用により、前方に向かって中心付近に
集中してほぼ平行に進み、さらに前面レンズ20を通過
して、前方に向かって照射される。このとき、第一の反
射面41で反射され投影レンズ18を透過した光L6の
配向特性は、図14(C)に示すように、水平線以下
で、中心付近に集束して、光を照射するようになってい
る。ここで、第一の反射面41で反射された光L6は、
投影レンズ18に入射するまでの間にシャッタ19によ
り一部が遮断されるので、投影レンズ18を透過した光
L6は、バルブ14から直接にまたは主反射面12で反
射されて投影レンズ18を透過する光と同様に、図14
(D)に示すように、左側ではシャッタ19の作用によ
り部分的に水平線より上方まで光を照射するようになっ
ている。これにより、前方の中心付近にてより遠くまで
光を照射することができる。
【0052】これに対して、第二の反射面14が挿入位
置にあるときには、第三の反射面15の開口部15aに
入射した光L4は、この開口部15bを通過して、第二
の反射面14で反射されて、第二の反射面14の第二焦
点に向かって進み、さらに第四の反射面16で反射され
る。この際、第四の反射面16に入射する光L4は、第
四の反射面16の焦点位置を通過するので、第四の反射
面16で反射される光L4は、前方からやや外側に向か
って進み、さらに前面レンズ20を通過して、やや側方
に向かって照射される。このとき、第四の反射面16で
反射された光L4の配向特性は、図14(E)に示すよ
うに、水平線以下で、左側に、しかも下方まで充分に光
を照射するようになっている。尚、図12及び図13に
示した車両用灯具40は、左側の前照灯として構成され
ており、右側の前照灯の場合には、図12及び図13に
示したものと左右対称に構成される。従って、第二の反
射面14で反射され、さらに第四の反射面16で反射さ
れる光は、道路の右側に向かって照射されるようにな
る。
【0053】このようにして、本発明実施形態による車
両用灯具40によれば、第二の反射面14が退避位置に
位置するときには、図1乃至図3に示した車両用灯具1
0の場合と同様に、図15(A)に示すように、前方に
向かって比較的幅広く光が照射されると共に、第一の反
射面41からの光L6により、特に中心付近の遠い部分
に集中的に光が照射されることになる。その際、第一の
反射面41で反射された光L6が投影レンズ18を介し
て前方に照射されることにより、図15(B)に示すよ
うに、道路の中心付近にてより遠くまで、例えば前方1
00m以上にまで光を照射することができる。また、第
二の反射面14が挿入位置に位置するときには、図16
(A)に示すように、前方に向かって比較的幅広く光が
照射されると共に、第四の反射面16からの光L4によ
り、左側に光が照射されることになる。
【0054】尚、上述した各実施形態においては、上記
第二の反射面14が挿入位置または退避位置に位置する
場合について説明したが、これに限らず、第二の反射面
14は、自動車の走行速度及び/またはステアリングの
操舵角に対応して、徐々に揺動するようにしてもよい。
これにより、自動車の走行速度が高くなるにつれて、徐
々に側方への光の照射が低減し、道路中心付近の遠方が
明るくなるように、光が照射される。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
二の反射面を揺動させることによって、比較的大きな角
度で光源からの光を側方に振ることができ、さらに光を
側方に振ったときには、専用の第二の反射面及び第四の
反射面により、所望の配光特性を構成することができる
ので、側方に関する視認性が向上することになる。さら
に、本発明によれば、光源からの光を側方に振るための
可動部品が、比較的小型の第二の反射面のみであるの
で、簡単な構成により、容易に且つ小型に設計され得る
と共に、第二の反射面の周りに、間隙が生じないので、
見栄えが低下してしまうようなこともない。このように
して、本発明によれば、簡単な構成により、容易に光軸
を大きな角度で振ることができると共に、素通しの前面
レンズを使用しても、良好な配光特性を得ることができ
るようにした、極めて優れた車両用灯具が提供され得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用灯具の第一の実施形態を示
す概略斜視図である。
【図2】図1の車両用灯具の平面図である。
【図3】図1の車両用灯具の正面図である。
【図4】図1の車両用灯具における第二の反射面の揺動
機構の構成例の(A)退避位置及び(B)挿入位置を示
す概略斜視図である。
【図5】図1の車両用灯具の各反射面による配向特性で
ある。
【図6】図1の車両用灯具における第二の反射面が退避
位置にあるときの(A)正面図,(B)スクリーン配光
特性及び(C)路面配光特性である。
【図7】図1の車両用灯具における第二の反射面が挿入
位置にあるときの(A)正面図,(B)スクリーン配光
特性及び(C)路面配光特性である。
【図8】本発明による車両用灯具の第二の実施形態を示
す概略斜視図である。
【図9】図8の車両用灯具の平面図である。
【図10】図8の車両用灯具の正面図である。
【図11】図8の車両用灯具の各反射面による配向特性
である。
【図12】本発明による車両用灯具の第三の実施形態を
示す概略斜視図である。
【図13】図12の車両用灯具の平面図である。
【図14】図12の車両用灯具の各反射面による配向特
性である。
【図15】図12の車両用灯具における第二の反射面が
退避位置にあるときの(A)スクリーン配光特性,
(B)路面配光特性及び(C)エルボーの拡大断面図で
ある。
【図16】図12の車両用灯具における第二の反射面が
挿入位置にあるときの(A)スクリーン配光特性及び
(B)路面配光特性である。
【符号の説明】
10 車両用灯具 11 バルブ 12 主反射面 13 第一の反射面 14 第二の反射面 15 第三の反射面 16 第四の反射面 17 第五の反射面 18 投影レンズ 19 シャッタ 20 前面レンズ 30 車両用灯具 31 第一の反射面 32 第六の反射面 40 車両用灯具 41 第一の反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光源からの光を前方に向かって
    反射させる主反射面と、光源または主反射面からの光を
    集束させる投影レンズと、光源から投影レンズへの光路
    中に配置されたカットオフのためのシャッタと、を含む
    プロジェクタタイプの車両用灯具において、 上記主反射面に加えて、さらに五つの反射面を備えてお
    り、 第一の反射面が、主反射面の側方に配置されていて、光
    源からの光を前方に向かって反射させると共に、 第二の反射面が、横向きの長軸を有する回転楕円反射面
    として構成され、その第一焦点が光源に位置すると共
    に、長軸の周りに回転することにより、光源から第一の
    反射面への光路中に挿脱可能に配置されていて、上記光
    源から第一の反射面への光路から退避したとき、第三の
    反射面の影の領域に位置し、 第三の反射面が、横向きの長軸を有する楕円反射面とし
    て構成され、その第一焦点が光源に位置し、 第四の反射面が、第二の反射面で反射された光を、前方
    に向かって一側寄りに反射させ、 さらに第五の反射面が、第三の反射面で反射された光
    を、前方に向かって横方向に幅広く且つやや下方に向か
    って反射させることを特徴とする、車両用灯具。
  2. 【請求項2】 上記第一の反射面が、光源付近を焦点と
    した放物反射面であることを特徴とする、請求項1に記
    載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 光源と、光源からの光を前方に向かって
    反射させる主反射面と、光源または主反射面からの光を
    集束させる投影レンズと、光源から投影レンズへの光路
    中に配置されたカットオフのためのシャッタと、を含む
    プロジェクタタイプの車両用灯具において、 上記主反射面に加えて、さらに六つの反射面を備えてお
    り、 第一の反射面が、主反射面の側方に配置されていて、光
    源付近を第一焦点とする楕円反射面であって、光源から
    の光を第六の反射面に反射させると共に、 第二の反射面が、横向きの長軸を有する回転楕円反射面
    として構成され、その第一焦点が光源に位置すると共
    に、長軸の周りに回転することにより、光源から第一の
    反射面への光路中に挿脱可能に配置されていて、上記光
    源から第一の反射面への光路から退避したとき、第三の
    反射面の影の領域に位置し、 第三の反射面が、横向きの長軸を有する楕円反射面とし
    て構成され、その第一焦点が光源に位置し、 第四の反射面が、第二の反射面で反射された光を、前方
    に向かって一側寄りに反射させ、 第五の反射面が、第三の反射面で反射された光を、前方
    に向かって横方向に幅広く且つやや下方に向かって反射
    させ、 さらに第六の反射面が、第一の反射面で反射された光
    を、前方に向かって反射させることを特徴とする、車両
    用灯具。
  4. 【請求項4】 光源と、光源からの光を前方に向かっ
    て反射させる主反射面と、光源または主反射面からの光
    を集束させる投影レンズと、光源から投影レンズへの光
    路中に配置されたカットオフのためのシャッタと、を含
    むプロジェクタタイプの車両用灯具において、 上記主反射面に加えて、さらに五つの反射面を備えてお
    り、 第一の反射面が、主反射面の側方に配置されていて、光
    源付近を第一焦点とする楕円反射面であって、光源から
    の光を投影レンズに向かって反射させると共に、 第二の反射面が、横向きの長軸を有する回転楕円反射面
    として構成され、その第一焦点が光源に位置すると共
    に、長軸の周りに回転することにより、光源から第一の
    反射面への光路中に挿脱可能に配置されていて、上記光
    源から第一の反射面への光路から退避したとき、第三の
    反射面の影の領域に位置し、 第三の反射面が、横向きの長軸を有する楕円反射面とし
    て構成され、その第一焦点が光源に位置し、 第四の反射面が、第二の反射面で反射された光を、前方
    に向かって一側寄りに反射させ、 第五の反射面が、第三の反射面で反射された光を、前方
    に向かって横方向に幅広く且つやや下方に向かって反射
    させ、 さらに、第一の反射面で反射された光が投影レンズに入
    射して、投影レンズにより前方に向かって集束されるこ
    とを特徴とする、車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008041598A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2009064729A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Stanley Electric Co Ltd 車両用灯具ユニット
JP2013110111A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Valeo Vision 自動車ヘッドランプの発光デバイス
CN106122869A (zh) * 2016-08-10 2016-11-16 上海小糸车灯有限公司 一种车灯辅助近光结构及其车灯

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