JP2576124Y2 - 投射型自動車用ヘッドランプ - Google Patents

投射型自動車用ヘッドランプ

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JP2576124Y2
JP2576124Y2 JP1992075576U JP7557692U JP2576124Y2 JP 2576124 Y2 JP2576124 Y2 JP 2576124Y2 JP 1992075576 U JP1992075576 U JP 1992075576U JP 7557692 U JP7557692 U JP 7557692U JP 2576124 Y2 JP2576124 Y2 JP 2576124Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、略楕円対形状のリフレ
クターの第1焦点位置に光源を設け、リフレクターの第
2焦点位置がレンズの焦点位置となるように前方に投射
レンズを配置して、リフレクターで反射集光させた光源
光を投射レンズで投射配光する投射型自動車用ヘッドラ
ンプであって、配光パターンを可変できるヘッドランプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のヘッドランプにおいて
は、カットライン形成用のシェードを回動させたりスラ
イドさせたりして配光パターンを切替えるようになって
いた。即ち、図12は、従来のこの種のヘッドランプ内
の光投射ユニットの水平断面図を示すものであり、符号
2は光源1の挿着された略楕円体形状のリフレクター
で、このリフレクター2の前方には投射レンズ4が配置
され、リフレクター2と投射レンズ4との間には、サブ
ビームを形成するための上縁部に段差のあるカットライ
ン形成用のシェード6が配置された構造となっている。
シェード6は、例えば矢印方向にスライドできる構造と
なっており、これによってカットライン(段差部)が左
右にスライドして配光パターンを変えることができる。
なお符号8はレンズホルダーで、リフレクター2に固定
されている。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】しかし前記した従来の
構造では、図13に示すように、配光パターンにおける
カットラインC.L.が、仮想線で示すように、シェー
ド6のスライド方向である左右方向(シェードが上下方
向にスライド可能の場合には上下方向)にのみ変位で
き、従って形成できる(可変できる)配光パターンも限
られたものであり、走行状況に応じた最適な種々の配光
パターンを形成することはできなかった。
【0004】本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は車輌の走行状況に適した種々の
配光パターンを形成できる配光パターン可変型の投射型
自動車用ヘッドランプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案に係る投射型自動車用ヘッドランプにおい
ては、略楕円体形状のリフレクターと、前記リフレクタ
ーの第1焦点に配置された光源と、前記リフレクターの
前方位置であってリフレクターの第2焦点に略焦点を一
致させて配置された投射レンズとを備えた投射型自動車
用ヘッドランプにおいて、前記リフレクターの有効反射
面の少なくとも一部領域をリフレクター本体と分割する
とともに、このリフレクターの分割された一部領域をリ
フレクター本体に対し傾動させるようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】リフレクター本体に対しリフレクターの分割さ
れた一部領域を傾動させると、この傾動したリフレクタ
ーの一部領域で反射した光源光は、リフレクター本体で
反射した光源光の光路と異なり、この変位が配光パター
ンの変化としてあらわれる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図5は本考案の一実施例を示すもので、図
1は左配光用の自動車用ヘッドランプを示すもので、同
ヘッドランプの内部構造を示す水平断面図、図2はリフ
レクターの斜視図、図3〜図5はそれぞれ同ヘッドラン
プによって形成される配光パターンを示す図である。
【0008】これらの図において、図示しない容器状の
ランプボデイ内には、エイミング機構(図示せず)によ
って支持された光投射ユニット10が収容されている。
なお詳しく説明しないが、光投射ユニット10はエイミ
ング機構によって図示しない水平軸及び垂直軸廻りにそ
れぞれ傾動可能に支持されており、エイミング機構を操
作することによって光投射ユニット10から出射される
光の出射方向、即ちヘッドランプ(リフレクター)の光
軸Lを上下左右方向に傾動調整することができる。
【0009】光投射ユニット10は、光源であるバルブ
12の挿着された略楕円体形状のリフレクター14と、
リフレクター14の前方に配置された投射レンズ16と
が一体化された構造で、投射レンズ16はリフレクター
14にねじ固定されたレンズホルダー18に支持されて
いる。リフレクター14の内側にはアルミ蒸着処理され
た楕円反射面15が形成され、この楕円反射面15は周
知の第1焦点F1と第2焦点F2とを有し、第1焦点F1
位置にはバルブ12のフィラメント13が位置してい
る。また第2焦点F2付近であって投射レンズ16の焦
点位置には、リフレクター14で反射して投射レンズ1
6に向かう光の一部を遮ってカットラインを形成するた
めのシェード20が設けられている。そしてバルブ12
の発光が楕円反射面15で反射されて前方に導かれ、投
射レンズ16によってヘッドランプの前方に略平行光と
されて投射配光される。
【0010】リフレクター14の左右方向に対向する所
定の矩形状領域14a(14a1,14a2)はリフレク
ター本体14bから分割されるとともに、この矩形状領
域14a1,14a2は光軸Lと直交して延びるヒンジ1
4c回りに揺動する構造で、この矩形状領域14a1
14a2がリフレクター本体14bに対し傾動する可動
リフレクターを構成している。
【0011】このため、可動リフレクターである矩形状
領域14a1,14a2の反射面がリフレクター本体14
bの楕円反射面と面一となった形態では、図3に示され
る配光パターンが得られるが、矩形状領域14a1,1
4a2が傾動した形態では、図4,図5に示されるよう
な配光パターンが得られる。即ち、矩形状領域14aを
リフレクターの外側(光軸Lから遠ざかる側)に傾動さ
せる(図1の矩形状領域14a1の傾動位置参照)と、
傾動させない場合に比べて矩形状領域14aでの光の反
射角が大きくなり、反射光が光軸と交差する位置が焦点
より前方となって、投射レンズ16から出射する光は図
1符号L1に示すように光軸Lと反対側にわずかに傾い
た光となる。逆に矩形状領域14aをリフレクターの内
側(光軸L側)に傾動させる(図1の矩形状領域14a
2の傾動位置参照)と、矩形状領域14aでの光の反射
角が小さくなり、反射光が光軸Lと交差する位置が焦点
の後方となって、投射レンズ16から出射する光は図1
符号L2に示すように光軸Lの方向にわずかに傾いた光
となる。このため矩形状領域14a1,14a2をそれぞ
れリフレクター本体14bの内側又は外側に傾動させた
形態では、図4に示されるように、左右方向への拡散度
が大きい配光パターンとなる。なお矩形状領域14
1,142を内側に大きく傾動させた場合にも図4に示
す配光パターンを形成できるが、このときは矩形状領域
14a1,14b2における反射光が光軸と交差する点が
投射レンズ16から大きく遠ざかる位置となって、投射
レンズによって配光制御できない光が増えるため、通常
は矩形状領域14a1,14b2の双方を同時に内側に傾
動させることはない。また矩形状領域14a1,14a2
をバルブ12側から見てそれぞれ左側に傾動させた形態
では、矩形状領域14a1,14a2での反射光の投射レ
ンズ16からの出射光は、図1符号L1,L2に示される
ように光軸Lに対し右側にわずかに傾く光となるので、
全体に右側にずれた配光パターンとなる。また図5は、
例えば矩形状領域14a1を内側に、矩形状領域14a2
を外側にそれぞれ傾動させた状態の配光パターンを示し
ている。
【0012】また図6はこの可動リフレクターを傾動制
御する機構のブロック図であり、可動リフレクターであ
る矩形状領域14a1,14a2はそれぞれ駆動モータM
1,M2の駆動により回動するレバー(図示せず)を介し
て連係されており、モータM1,M2の駆動によって矩形
状領域14a1,14a2がそれぞれヒンジ14c周りに
正逆揺動できるようになっている。符号22はモータ駆
動回路25,26にモータ駆動信号を出力する制御ユニ
ットで、この制御ユニット22には、自動車のハンドル
の回動方向及びその回動量を検出するロータリーエンコ
ーダ24からの信号及び矩形状領域14a1,14a2
傾動量をそれぞれ検出する傾動量検出センサー28,2
8からの信号がそれぞれ入力しており、制御ユニット2
2はこれらの信号に基づいてモータM1,M2の駆動を制
御するようになっている。即ち、制御ユニット22に
は、ハンドル操舵量に対する可動リフレクターの適正傾
動量のデータがテーブル値として予め入力されており、
自動車が左回り走行するときには、ハンドルの回動方向
及びその回動量に応じて可動リフレクターの傾動量が所
定値となる様に駆動モータM1,M2を駆動させて、図5
に示すように配光パターン全体を左方向にずらし、ドラ
イバーの前方視認性を良好なものとするのである。
【0013】なお可動リフレクターの駆動は、モータに
代えて電磁ソレノイドにより行い、ターンシグナルラン
プのON・OFFスイッチに連係させてこの電磁ソレノ
イドをON・OFFして、可動リフレクターを傾動させ
ない直進走行時の配光パターンと、可動リフレクターを
傾動させる曲り角走行時の配光パターンとを切替えるよ
うにしてもよい。
【0014】図7は本考案の第2の実施例の要部である
リフレクターの斜視図を示している。この実施例におけ
るリフレクターは、前記第1の実施例と同様左右方向に
傾動可能な可動リフレクターを備えたことに加えて、上
下方向にも傾動可能な可動リフレクターを備えたことが
特徴である。即ち、リフレクター14の上下方向に対向
する所定の矩形状領域14a3,14a4もヒンジ回りに
傾動して、配光パターンを上下方向に変えることができ
るようになっている。図8は、可動リフレクター14a
3を上向きに傾動させ、配光パターンの下部領域を下方
に拡げて、車輌手前の領域の視認性を高めるようにした
もので、雨天走行時や下り斜面走行時に有効である。
【0015】図9および図10は本考案の第3の実施例
を示し、図9は同実施例の要部であるリフレクターの斜
視図、10は可動リフレクターの動きを説明する説明図
である。この実施例では、リフレクターの矩形状領域1
4a1,14b2が、一対のヒンジ14c,14c回りに
回動する半円環状の揺動部材32,33に連結された構
造で、一対のヒンジ14c,14cは、リフレクター1
4の第1の焦点F1位置に配置された光源であるフィラ
メント13を通り光軸Lに直交配置されており、可動リ
フレクターを傾動させたとしても可動リフレクターの焦
点位置が変化しない構造となっている。
【0016】図11は本考案の第4の実施例を示し、要
部であるリフレクターの概要図である。前記第3の実施
例では可動リフレクターが別々の揺動部材32,33に
連結され、それぞれ独立して揺動できる構造であった
が、この実施例では、矩形状領域14a1,14b2がヒ
ンジ14c回り回動可能な単一の円環状の揺動部材34
に連結されて、同方向に傾動するようになっている。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る投射型自動車用ヘッドランプによれば、リフレク
ターの一部領域をリフレクター本体に対し傾動させるこ
とにより配光パターンを変えることができるので、傾動
させるリフレクターの一部領域およびこの一部領域の傾
動量を適切に設定することにより、車輌の走行条件に応
じた種々の配光パターンを形成することができ、車輌走
行上の安全度が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である投射型自動車用ヘッド
ランプの内部構造を示す水平断面図
【図2】要部であるリフレクターの斜視図
【図3】可動リフレクターを傾動させない状態の配光パ
ターンを示す図
【図4】可動リフレクターを傾動させた状態の配光パタ
ーンを示す図
【図5】可動リフレクターを傾動させた状態の配光パタ
ーンを示す図
【図6】可動リフレクターを傾動制御する機構のブロッ
ク図
【図7】本考案の第2の実施例の要部であるリフレクタ
ーの斜視図
【図8】可動リフレクターを傾動させた状態の配光パタ
ーンを示す図
【図9】本考案の第3の実施例の要部であるリフレクタ
ーの斜視図
【図10】可動リフレクターの動きを説明する説明図
【図11】本考案の第4の実施例の要部であるリフレク
ターの断面図
【図12】従来の投射型自動車用ヘッドランプの水平断
面図
【図13】従来のヘッドランプにおける配光パターンの
変化を示す図
【符号の説明】
12 光源であるバルブ 14 リフレクター 14a1,14a2,14a3,14a4 可動リフレクタ
ーであるリフレクターの一部領域(矩形状領域) 14b リフレクター本体 14c ヒンジ 16 投射レンズ 20 配光制御用のシェード F1 リフレクターの第1焦点 F2 リフレクターの第2焦点 M1,M2 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/18 F21M 3/02 F21M 3/05 F21M 3/08 G02B 5/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略楕円体形状のリフレクターと、前記リ
    フレクターの第1焦点に配置された光源と、前記リフレ
    クターの前方位置であってリフレクターの第2焦点に略
    焦点を一致させて配置された投射レンズとを備えた投射
    型自動車用ヘッドランプにおいて、前記リフレクターの
    有効反射面の少なくとも一部領域がリフレクター本体と
    分割され、このリフレクターの分割された一部領域がリ
    フレクター本体に対し傾動することを特徴とする投射型
    自動車用ヘッドランプ。
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