JP2001204233A - 穀粒搬送装置 - Google Patents

穀粒搬送装置

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JP2001204233A
JP2001204233A JP2000020012A JP2000020012A JP2001204233A JP 2001204233 A JP2001204233 A JP 2001204233A JP 2000020012 A JP2000020012 A JP 2000020012A JP 2000020012 A JP2000020012 A JP 2000020012A JP 2001204233 A JP2001204233 A JP 2001204233A
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screw
conveyor
screw conveyor
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Susumu Hirata
晋 平田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平スクリューコンベアのスクリュー軸に一
体回動自在に支持される一対の送り羽根が水平スクリュ
ーコンベアからの穀粒を揚送スクリューコンベアに掻き
出すように構成してある穀粒搬送装置において、送り羽
根を長期にわたって使用できるとともに交換できるよう
にする。 【解決手段】 水平スクリュー24の第1 支持部24c
および第2 支持部24dに送り羽根35を着脱自在に取
り付けてある。一対の送り羽根35それぞれは、第1 掻
き出し作用部36が第2 掻き出し作用部37よりもスク
リュー軸24aの外周側に位置する取付け姿勢で第1 支
持部24に支持される取り付け状態と、第2 掻き出し作
用部37が第1 掻き出し作用部36よりスクリュー軸2
4aの外周側に位置する取付け姿勢で第2 支持部24d
に支持される取り付け状態とに付け替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒を水平方向に
搬送する水平スクリューコンベアと、この水平スクリュ
ーコンベアからの穀粒を揚送する揚送スクリューコンベ
アとを備えてあるとともに、水平スクリューコンベアの
スクリュー軸の搬送終端部に一体回転自在に支持されて
穀粒を水平スクリューコンベアから揚送スクリューコン
ベアに掻き出す一対の送り羽根を備えてある穀粒搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記穀粒搬送装置は、水平スクリューコ
ンベアからの穀粒を送り羽根による掻き出しによって揚
送スクリューコンベアにスムーズに送り込んで、穀粒を
滞留したり詰まったりしにくくしながら搬送できるもの
である。この種の穀粒搬送装置として、従来、たとえば
特開平11−56089号公報に示されるように、送り
羽根をスクリュー軸に溶接によって取付けたものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の穀粒搬送装置
にあっては、使用時間が長くなると、送り羽根に摩滅が
発生することがある。従来、送り羽根が摩滅した場合、
新たなものと交換することは実際問題としてはできず、
搬送性能が低下したままになっていた。送り羽根にあっ
ては、揚送スクリューコンベアのスクリューに近づくほ
ど穀粒を揚送スクリューコンベアに効果的に送り込む。
この場合、一方の送り羽根と揚送コンベアのスクリュー
のスクリュー羽根が存在する部分とが対応し合い、他方
の送り羽根と揚送コンベアのスクリューのスクリュー羽
根が存在しない部分とが対応し合う状態でコンベアが駆
動されることから、送り羽根と揚送コンベアのスクリュ
ーとが干渉しないように、両送り羽根の先端側形状を相
違させる必要がある。本発明の目的は、一対の送り羽根
として形状が相違するものとしないものとのいずれを採
用する場合でも、必要経費の低減を可能にしながら羽根
交換ができる穀粒搬送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕穀粒を水平方向に搬送する水平ス
クリューコンベアと、この水平スクリューコンベアから
の穀粒を揚送する揚送スクリューコンベアとを備えてあ
るとともに、水平スクリューコンベアのスクリュー軸の
搬送終端部に一体回転自在に支持されて穀粒を水平スク
リューコンベアから揚送スクリューコンベアに掻き出す
一対の送り羽根を備えてある穀粒搬送装置において、前
記水平スクリューコンベアのスクリュー軸に、前記一対
の送り羽根を各別に取り付ける第1支持部と第2支持部
とを備え、前記一対の送り羽根それぞれに、送り羽根の
両端側に別れて位置する第1 掻き出し作用部と第2 掻き
出し作用部、及び、送り羽根を第1 掻き出し作用部が第
2掻き出し作用部よりもスクリュー軸の外周側に位置す
る取付け姿勢にして前記第1 支持部に着脱自在に取付
け、かつ、送り羽根を第2 掻き出し作用部が第1 掻き出
し作用部よりもスクリュ−軸の外周側に位置する取付け
姿勢で前記第2 支持部に着脱自在に取り付ける取付け部
を備えてある。
【0006】〔作用〕一方の送り羽根を第1支持部に、
第1 掻き出し作用部が第2 掻き出し作用部よりもスクリ
ュー軸外周側に位置する取付け姿勢で取付け、他方の送
り羽根を第2支持部に、第2掻き出し作用部が第1掻き
出し作用部よりもスクリュー軸外周側に位置する取付け
姿勢で取付けおき、一方の送り羽根の第1 掻き出し作用
部によって、他方の送り羽根の第2 掻き出し作用部によ
ってそれぞれ穀粒が水平コンベアから揚送コンベアに掻
き出されるようにしながら穀粒搬送を行う。一方の送り
羽根の第1 掻き出し作用部とか他方の送り羽根の第2 掻
き出し作用部に摩滅が発生すると、一方の送り羽根を第
1 支持部から第2 支持部に付け替えるとともに、この送
り羽根の取付け姿勢を、第2 掻き出し作用部が第1 掻き
出し作用部よりもスクリュー軸外周側に位置する取付け
姿勢にし、他方の送り羽根を第2支持部から第1支持部
に付け替えるとともに、この送り羽根の取付け姿勢を、
第1掻き出し作用部が第2掻き出し作用部よりもスクリ
ュー軸外周側に位置する取付け姿勢にすることにより、
一方の送り羽根の未使用の第2掻き出し作用部によっ
て、他方の送り羽根の未使用の第1掻き出し作用部によ
ってそれぞれ穀粒が水平コンベアから揚送コンベアに所
望どおり掻き出されるようにしながら穀粒搬送できる。
この後、一方の送り羽根の第2掻き出し作用部とか他方
の送り羽根の第1掻き出し作用部に摩滅が発生すると、
両送り羽根を水平コンベアから取り外し、新たな一対の
送り羽根を第1 支持部と第2 支持部とに所定の取付け姿
勢にして取り付けることにより、水平コンベアからの穀
粒が新たな送り羽根によって揚送コンベアに所望どおり
掻き出されるようにできる。
【0007】第1 支持部や第2 支持部に着脱自在である
とともに掻き出し作用部が一端側のみに在る送り羽根を
採用しても、送り羽根に摩滅が発生すると、摩滅発生に
かかかわらず穀粒の掻き出しが所望どおり行われるよう
に送り羽根の交換ができるようになるが、この場合、送
り羽根に摩滅が発生する都度、送り羽根を交換する必要
がある。これに対し、本発明の場合、送り羽根の第1 掻
き出し作用部と第2 掻き出し作用部の一方に摩滅が発生
した場合には、この送り羽根を新たな送り羽根に交換し
なくとも、第1 支持部と第2 支持部の一方から他方に付
け替えることによって、穀粒の掻き出しが所望どおり行
われるようになるのであり、送り羽根の第1 掻き出し作
用部と第2 掻き出し作用部の両方に摩滅が発生した後
に、送り羽根を交換すればよい。
【0008】また、両端側に掻き出し作用部が在る送り
羽根を第1 支持部に取り付けるとともに、この取付け姿
勢を、一方の掻き出し作用部が他方の掻き出し作用部よ
りもスクリュー軸外周側に位置する取付け姿勢と、他方
の掻き出し作用部が一方の掻き出し作用部よりもスクリ
ュー軸外周側に位置する取付け姿勢とに切り換えできる
ように構成し、両端側に掻き出し作用部が在る送り羽根
を第2支持部に取り付けるとともに、この取付け姿勢
を、一方の掻き出し作用部が他方の掻き出し作用部より
もスクリュー軸外周側に位置する取付け姿勢と、他方の
掻き出し作用部が一方の掻き出し作用部よりもスクリュ
ー軸外周側に位置する取付け姿勢とに切り換えできるよ
うに構成し、さらに、第1 支持部と第2 支持部の一方に
姿勢変更自在に取り付ける送り羽根を、いずれの取付け
姿勢にして取り付けても揚送コンベアのスクリューのス
クリュー羽根存在部分に対応するように構成し、第1 支
持部と第2 支持部の他方に姿勢変更自在に取り付ける送
り羽根を、いずれの取付け姿勢にして取り付けても揚送
コンベアのスクリューのスクリュー羽根不在部分に対応
するように構成することによっても、第1 支持部と第2
支持部のいずれに支持される送り羽根も揚送コンベアの
スクリューに極力近づく状態にしながらコンベアを駆動
でき、かつ、送り羽根の一端側の掻き出し羽根に摩滅が
発生した場合には送り羽根を交換しなくとも、両端側の
掻き出し作用部に摩滅が発生した後に初めて交換すれば
済むようにできる。ところが、この場合、第1 支持部に
取り付ける送り羽根と、第2 支持部に取り付ける送り羽
根とは羽根全体の形状が異なるものになり、送り羽根と
しては第1 支持部に取り付ける専用のものと、第2 支持
部に取り付ける専用のものとの2 種類の送り羽根を準備
する必要がある。これに対し、本発明によれば、送り羽
根を第1支持部と第2 支持部とに付け替えるものである
から、第1 支持部に支持させる送り羽根の全体形状と、
第2 支持部に支持させる送り羽根の全体形状とを同一の
ものにしながら、第1 支持部と第2 支持部のいずれに支
持される送り羽根も揚送コンベアのスクリューに極力近
づく状態に駆動できる。すなわち、準備する送り羽根と
しては羽根全体の形状が同一である1種類のものに済ま
せながら、第1 支持部と第2 支持部の一方から他方に付
け替える前も付け替えた後にも、第1 支持部と第2 支持
部のいずれに支持される送り羽根も揚送コンベアのスク
リューに極力近づく状態にしながらコンベアを駆動でき
る。 〔効果〕送り羽根が摩滅しても、新たな送り羽根に交換
して水平コンベアからの穀粒が揚送コンベアに精度よく
掻き出されるようにし、穀粒を滞留したり詰まったりし
にくいようにスムーズに搬送できる。しかも、第1 支持
部と第2 支持部のいずれに支持される送り羽根も揚送コ
ンベアのスクリューに極力近づくように構成するしない
にかかわらず、送り羽根を第1 掻き出し作用部と第2 掻
き出し作用部の両方に摩滅が発生するまで長期にわたっ
て使用し、その交換回数を少なくて済ませて安価に行え
る。また、第1 支持部と第2 支持部のいずれに支持され
る送り羽根も揚送コンベアのスクリューに極力近づくよ
うに構成する場合でも、羽根全体の形状が同一である1
種類の送り羽根を準備するだけでよくて安価で済む。
【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記第1掻き出し作用部と前記第2掻き出し作用部
との形状が相違している。
【0011】〔作用〕第1 掻き出し作用部の形状と、第
2 掻き出し作用部形状とを同一にすると、第1 掻き出し
作用部と第2 掻き出し作用部のうち、揚送スクリューコ
ンベアのスクリューのスクリュー羽根が存在しない部分
に対応する方の掻き出し作用部がスクリューに近接する
際の両者の間隔が、揚送スクリューコンベアのスクリュ
ーのスクリュー羽根が存在する部分に対応する方の掻き
出し作用部がスクリューに近接する際の両者の間隔より
も大になり、一方の掻き出し作用部は揚送コンベアのス
クリューに近づくが、他方の掻き出し作用部は揚送コン
ベアのスクリューにさほど近づかない状態でコンベアを
駆動することになる。これに対し、請求項2に記載の発
明によれば、揚送スクリューコンベアのスクリューのス
クリュー羽根が存在しない部分に対応する方の掻き出し
作用部がスクリューに近接する際の両者の間隔と、揚送
スクリューコンベアのスクリューのスクリュー羽根が存
在する部分に対応する方の掻き出し作用部がスクリュー
に近接する際の両者の間隔とが同一またはそれに近いも
のになり、第1 掻き出し作用部も第2 掻き出し作用部も
揚送コンベアのスクリューに近づく状態でコンベアを駆
動できるものである。
【0012】〔効果〕一対の送り羽根を第1 支持部と第
2 支持部に付け替える前も付け替えた後も、第1 支持部
と第2 支持部のいずれによって支持される送り羽根も揚
送コンベアのスクリューに近づく状態にしながらコンベ
アを駆動し、第1 支持部と第2 支持部のいずれが支持す
る送り羽根によっても穀粒が水平コンベアから揚送コン
ベアに効果的に送り込まれて、穀粒を滞留したり詰まっ
たりしにくいようにスムーズに搬送できる。
【0013】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0014】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記水平スクリューコンベアおよび前記揚送
スクリューコンベアは、脱穀機の選別部からの2番処理
物を再処理するべく還元搬送するコンベアである。
【0015】〔作用〕選別部からの2番処理物を還元搬
送する場合、ワラ屑が搬送穀粒に混在しやすいことか
ら、送り羽根を備えているとか、第1 掻き出し作用部と
第2 掻き出し作用部との形状が相違していることによっ
て、水平コンベアからの穀粒を揚送コンベアに効果的に
送り込ませながら搬送できる。
【0016】〔効果〕選別部からの2 番処理物を還元搬
送するものでありながら、送り羽根によって水平コンベ
アから揚送コンベアに効果的に送り込まれ、滞留や詰ま
りが発生しにくいようにスムーズに搬送できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示すように、刈取り穀稈の
株元側を挟持搬送する脱穀フィードチェーン1によって
穂先側を扱室2に供給して回動する扱胴3によって脱穀
処理し、脱穀粒などの脱穀処理物を受け網4を通して落
下させるように、かつ、脱穀排ワラを脱穀フィードチェ
ーン1によって扱室2の排出口5から搬出させ、脱穀フ
ィードチェーン1からの脱穀排ワラを排ワラチェーン6
によって機体外に排出させるように脱穀部7を構成して
ある。扱室2の受け網4及び排出口5から供給される脱
穀粒やワラ屑などの脱穀処理物を駆動揺動される揺動選
別装置8と、唐箕9が供給する選別風とによって穀粒と
塵埃とに選別し、穀粒を揺動選別装置8から落下させ、
塵埃を排塵ファン10によって選別風と共に吸引させて
機外に排出させるように選別部11を構成してある。こ
の選別部11からの1番処理物を揺動選別装置8の前端
側の下方に位置する第1 水平スクリューコンベア12に
よって機体外に搬出するように構成し、選別部11から
の2 番処理物を揺動選別装置8の後端側の下方に位置す
る第2 水平スクリューコンベア21を備える穀粒搬送装
置20によって揺動選別装置8の前端側に還元搬送し
て、再度選別処理させるように構成し、もって、コンバ
イン用の脱穀機を構成してある。
【0018】図2などに示すように、前記穀粒搬送装置
20は、前記第2 水平スクリューコンベア21と、この
第2水平スクリューコンベア21の脱穀機の右外側に位
置する搬送終端部に下端側が連通し、上端側の排出口2
6が脱穀機の右側壁の処理物投入口に連通している揚送
スクリューコンベア27とによって構成してある。
【0019】第2 水平スクリューコンベア21は、選別
部11の底板に設けた屈曲部で成る樋状の水平搬送ガイ
ド22と、脱穀機の右側壁の外面側に連結している搬送
終端ケース23と、前記水平搬送ガイド22の内部に下
端側が入り込む状態で脱穀機を横方向に貫通し、一端側
が脱穀機の左側壁に連結している支持部材24に回動自
在に支持され、他端側が前記搬送終端ケース23のギヤ
ケース部に回動自在に支持されている水平スクリュー2
4とによって構成してある。この水平スクリュー24に
おけるスクリュー軸24aの搬送終端ケース23の内部
に位置する搬送終端部に、水平スクリュー24の回転方
向に互いに180度の位相が異なり合うように分散配置
した一対の送り羽根35,35を一体回動自在に支持さ
せてある。
【0020】揚送スクリューコンベア27は、前記搬送
終端ケース23に下端側が連通し、上端側に前記排出口
26を備えている筒状の揚送搬送ケ−ス28と、この揚
送搬送ケース28の内部に同芯状に位置し、下端側が前
記搬送終端ケース23のギヤケース部に回動自在に支持
され、上端側が揚送搬送ケース28の上端部に連結して
いる支持部材29に回動自在に支持されている揚送スク
リュー30とによって構成してある。この揚送スクリュ
ー30のスクリュー軸30aの前記排出口26に対向す
る部分に放てき羽根31を一体回動自在に取り付けてあ
る。
【0021】つまり、前記水平スクリュー24のスクリ
ュー軸24aの前記支持部材24から脱穀機の横外側に
突出する端部に一体回動自在に取り付けてある入力ベル
トプーリ32に回動力を伝達する。すると、この回動力
によって第2水平スクリューコンベア21が駆動され、
図3などに明示する如く水平スクリュー24のスクリュ
ー軸24aの前記ギヤケース部の内部に位置する端部に
一体回動自在に取り付けてあるベベルギヤ33と、揚送
スクリュー30のスクリュー軸30aの前記ギヤケース
部の内部に位置する端部に一体回動自在に取り付けてあ
るベベルギヤ33との噛合いによって水平スクリュー2
4の駆動力が揚送スクリュー30に伝達されて揚送スク
リューコンベア27が駆動される。これにより、穀粒搬
送装置20が駆動されて選別部11からの2番処理物を
揺動選別装置8の始端側に還元搬送する。
【0022】すなわち、揺動選別装置8の後端側から落
下する2番処理物を第2水平スクリューコンベア21に
よって脱穀機の横方向で水平な方向に脱穀機の左横外側
に搬送し、搬送終端ケース23の内部において、第2水
平スクリューコンベア21からの処理物を水平スクリュ
ー24と共に回動する一対の送り羽根35,35によっ
て第2水平スクリューコンベア21から揚送スクリュー
コベア27に掻き出して揚送スクリュー30の始端側に
送り込み、揚送スクリューコンベア27によって脱穀機
の処理物投入口が位置するレベルまで揚送し、このレベ
ルに到達した処理物を揚送スクリュー30と共に回動す
る放てき羽根31によって揚送スクリューコンベア27
の排出口26から放出することにより、脱穀機の処理物
投入口から選別部の前端側に投入して揺動選別装置8の
前端側に落下させる。
【0023】前記一対の送り羽根35,35それぞれ
は、図5に示す如き平板部材によって作成してある。す
なわち、面取り36aが付いている第1掻き出し作用部
36を一端側に、面取り37aが付いている第2掻き出
し作用部37を他端側にそれぞれ備え、さらに、第1掻
き出し作用部36と第2掻き出し作用部37との間に一
対の取付け孔38aが付いている取付け部38と、切欠
き部39とを備える平板部材によって作成してある。切
欠き部39は、図3に明示する如く搬送終端ケース23
のギヤケース部が水平スクリュー24を軸支する部分に
搬送物が入り込みにくいように水平スクリュー24に備
えてあるカバー24bと送り羽根35との干渉を避ける
ものである。一対の送り羽根35,35それぞれの第1
掻き出し作用部36と第2掻き出し作用部37との形状
が異なるように、第1掻き出し作用部36の前記面取り
36aの長さL1を第2掻き出し作用部37の前記面取
り37aの長さL2よりも短くしてある。つまり、一対
の送り羽根35,35は次の如く使用するように構成し
てある。
【0024】一対の送り羽根35,35の一方の送り羽
根35は、水平スクリュー24のスクリュー軸24aに
一対の板体を一体回動自在に取付けて備えてある一対の
支持部24c,24dのうち、穀粒搬送装置20を駆動
すると揚送スクリュー30のスクリュー羽根30bが存
在しない部分に送り羽根35が対向することとになる方
の第1支持部24cに図3、図4に示す如く取付けて使
用する。すなわち、第1掻き出し作用部36が第2掻き
出し作用部37よりもスクリュー軸24aの外周側に位
置するように取付け部38の一方の側面が第1支持部2
4cに当接する取付け姿勢にして、取付け部38の取付
け孔38aと第1支持部24cの取付け孔とに挿通する
着脱自在な連結ボルト40によって着脱自在に取付け、
第1掻き出し作用部36が揚送スクリュー30のスクリ
ュー羽根30bの回動範囲内に極力入り込むようにして
使用する。一対の送り羽根35,35の他方の送り羽根
35は、前記一対の支持部24c,24dのうち、穀粒
搬送装置20を駆動すると揚送スクリュー30のスクリ
ュー羽根30bが存在する部分に送り羽根35が対向す
ることとになる方の第2支持部24dに図3、図4に示
す如く取り付けて使用する。すなわち、第2掻き出し作
用部37が第1掻き出し作用部36よりもスクリュー軸
24aの外周側に位置するように取付け部38の他方の
側面が第2支持部24dに当接する取付け姿勢にして、
取り付け部38の取付け孔38aと第2支持部24dの
取付け孔とに挿通する着脱自在な連結ボルト40によっ
て着脱自在に取付け、第2掻き出し作用部37が揚送ス
クリュー30のスクリュー羽根30bの回動範囲に入り
込まないでスクリュー羽根30bに極力近づくようにし
て使用する。
【0025】第1支持部24cによって支持される送り
羽根35の第1掻き出し作用部36や、第2支持部24
dによって支持される送り羽根35の第2掻き出し作用
部37に摩滅が発生すると、第1支持部24cに取り付
けてあった送り羽根35を第2支持部24dに付け替え
て使用し、第2支持部24dに取り付けてあった送り羽
根35を第1支持部24cに付け替えて使用する。すな
わち、第1支持部24cに取り付けてあって第1掻き出
し作用部36が摩滅した送り羽根35を、第2掻き出し
作用部37が第1掻き出し作用部36よりもスクリュー
軸24aの外周側に位置するように、取付け部38の第
1支持部24cに当接していた方とは反対側の側面が第
2支持部24dに当接する取付け姿勢にして前記取付け
部38によって第2支持部24dに取り付け、第2掻き
出し作用部37が揚送スクリュー30のスクリュー羽根
30bの回動範囲に入り込まないでスクリュー羽根30
bに極力近づくようにして使用する。第2支持部24d
に取り付けてあって第2掻き出し作用部37が摩滅した
送り羽根35を、第1掻き出し作用部36が第2掻き出
し作用部37よりもスクリュー軸24aの外周側に位置
するように、取付け部38の第2支持部24dに当接し
ていた方とは反対側の側面が第1支持部24cに当接す
る取付け姿勢にして前記取付け部38によって第1支持
部24cに取り付け、第1掻き出し作用部36が揚送ス
クリュー30のスクリュー羽根30bの回動範囲に入り
込むようにして使用する。
【0026】この後、第1支持部24cによって支持さ
れる送り羽根35の第1掻き出し作用部36や、第2支
持部24dによって支持される送り羽根35の第2掻き
出し作用部37に摩滅が発生すると、両送り羽根35,
35に替えて新たな送り羽根35を第1支持部24cお
よび第2支持部24dに前記した所定の取付け姿勢にし
て取付ける。
【0027】〔別実施形態〕請求項1による発明にあっ
ては、一対の送り羽根35として、第1掻き出し作用部
36を第2掻き出し作用部37と同様に揚送スクリュー
30のスクリュー羽根30bの回動範囲に入り込まない
ように形成した送り羽根を採用して実施してもよい。こ
の場合も、一対の送り羽根35,35それぞれを、第1
支持部24cと第2支持部24dの一方から他方に付け
替えて、第1掻き出し作用部36と第2掻き出し作用部
37の両方が摩滅するまで使用でき、本発明の目的を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン用脱穀機の概略断面図
【図2】穀粒搬送装置の断面図
【図3】穀粒搬送装置の送り羽根配設部の断面図
【図4】穀粒搬送装置の送り羽根配設部の断面図
【図5】送り羽根全体の正面図
【符号の説明】
11 選別部 21 水平スクリューコンベア 24a スクリュー軸 24c 第1 支持部 24d 第2 支持部 27 揚送スクリューコンベア 35 送り羽根 36 第1 掻き出し作用部 37 第2 掻き出し作用部 38 取付け部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を水平方向に搬送する水平スクリュ
    ーコンベアと、この水平スクリューコンベアからの穀粒
    を揚送する揚送スクリューコンベアとを備えてあるとと
    もに、水平スクリューコンベアのスクリュー軸の搬送終
    端部に一体回転自在に支持されて穀粒を水平スクリュー
    コンベアから揚送スクリューコンベアに掻き出す一対の
    送り羽根を備えてある穀粒搬送装置であって、 前記水平スクリューコンベアのスクリュー軸に、前記一
    対の送り羽根を各別に取り付ける第1支持部と第2支持
    部とを備え、 前記一対の送り羽根それぞれに、送り羽根の両端側に別
    れて位置する第1 掻き出し作用部と第2 掻き出し作用
    部、及び、送り羽根を第1 掻き出し作用部が第2掻き出
    し作用部よりもスクリュー軸の外周側に位置する取付け
    姿勢にして前記第1 支持部に着脱自在に取付け、かつ、
    送り羽根を第2 掻き出し作用部が第1 掻き出し作用部よ
    りもスクリュ−軸の外周側に位置する取付け姿勢で前記
    第2 支持部に着脱自在に取り付ける取付け部を備えてあ
    る穀粒搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1掻き出し作用部と前記第2掻き
    出し作用部との形状が相違している請求項1 記載の穀粒
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記水平スクリューコンベアおよび前記
    揚送スクリューコンベアは、脱穀機の選別部からの2番
    処理物を再処理するべく還元搬送するコンベアである請
    求項1又は2記載の穀粒搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013110A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 ヤンマー株式会社 コンバイン
WO2018235412A1 (ja) * 2017-06-22 2018-12-27 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2019004738A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 ヤンマー株式会社 コンバイン

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