JP2001203204A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001203204A
JP2001203204A JP2000010945A JP2000010945A JP2001203204A JP 2001203204 A JP2001203204 A JP 2001203204A JP 2000010945 A JP2000010945 A JP 2000010945A JP 2000010945 A JP2000010945 A JP 2000010945A JP 2001203204 A JP2001203204 A JP 2001203204A
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Kimio Hagi
公男 萩
Kazuyoshi Maekawa
和義 前川
Noboru Sekiguchi
昇 関口
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造において配線層となるAl膜
を形成する際、表面の凹凸を低減しその表面状態を平滑
に保つ。 【解決手段】 半導体製造において、高温でアルミ膜を
形成し、このアルミ膜を10℃/秒より遅い冷却速度で
冷却し、また、アルミ膜の温度を400℃以下230℃
になるまで範囲に冷却し、次にチタン膜と窒化チタンと
の積層膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置の製造
方法に関するものあり、さらに詳しくは、半導体装置の
製造過程において配線層となるAl膜を形成する際、その
表面状態をできるだけ平滑に保つようにした製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置のメタル配線材料として従来
よりAl合金(Al−Si−Cu,Al−Cu etc)が使用されて
いる。最近これらAl合金を使用したメタル配線の平坦化
技術として高温Alスパッタ、リフロー(Reflow)Alスパッ
タプロセスが量産へ導入されている。高温Alスパッタ、
リフローAlスパッタプロセスは、スパッタ中又はスパッ
タ後、350〜500℃程度の温度に加熱しながらAl膜
を形成している。従ってAl膜自体は、成膜プロセス後か
ら最終的にスパッタ装置から取り出せる温度(通常は室
温)まで冷却されることになる。このように高温スパッ
タなどで形成されたAl膜が冷却する過程において、Al膜
は体積収縮するため膜表面に凸凹が生じる。
【0003】もう一つの問題として、Al膜の上に形成さ
れる反射防止膜(ARC膜)との反応による体積収縮が
ある 通常メタル配線層は、複数の膜で形成されている。反射
防止膜(ARC膜)はAl膜の上層に形成される膜で基本
的にはAl膜形成と同じ装置内で連続的に形成する。上記
高温Alスパッタ、リフローAlスパッタプロセスを使用し
たメタル配線形成の場合も同様で、高温Al膜を形成した
後に、同一の装置で連続的に反射防止膜(ARC膜)を
形成するため、Al層が高温のまま、その上に反射防止膜
(ARC膜)が形成される。この際Alと反射防止膜(A
RC膜)が合金を形成し(例えば、Al+Tiの場合Al3Ti
ができる)、その結果Al層の体積収縮がおこりAl膜表面
に凸凹が生じる。
【0004】図4に実際にメタル配線層に凹凸が発生し
た場合の断面を示す。この従来例では、半導体基板1の
上の絶縁膜2にバリアメタル3を敷いてタングステン
(W)プラグ4が形成され、その上にアルミ合金層5、
Ti膜6aとTiN膜6bからなるTi/TiN積層膜6が積層さ
れている。そして、アルミ合金層5の中に、グレインバ
ウンダリー7が生じ、このグレインバウンダリー7の位
置でアルミ合金層5の表面に凹凸が生じている。
【0005】配線層の凹凸はAl合金層の粒界に沿って発
生している場合と、粒界自体の大きさ(厚み)の違いに
よって発生する場合があるが、いずれもAl膜形成時より
体積が収縮した事が原因である。Al膜を冷却する事によ
る体積収縮は、高温Alスパッタ等の高温プロセスを使用
する限り絶対に避けられない。また、一般的に反射防止
膜(ARC膜)はTi膜、TiN膜の単層もしくは積層膜を
使用する場合が多いが、Ti自体はAlとの反応性が高く、
約400℃以上に達すると合金を形成し、その結果、Al
膜が体積収縮する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにAl合金層
に発生した凸凹は、次工程の写真製版、エッチングプロ
セスに不利に働く。また配線自体の信頼性低下を招く恐
れがあるため極力低減する必要がある。この発明は上記
のような従来の課題を解決するためになされたもので、
半導体装置の製造過程において配線層となるAl膜を形成
する際、表面の凹凸を低減し、その表面状態をできるだ
け平滑に保つようにした製造方法を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
半導体装置の製造方法は、半導体製造において、高温で
アルミ膜を形成しこれを冷却する工程と、冷却されたア
ルミ膜の上に他の膜を形成する工程とを含み、前記アル
ミ膜の冷却工程における冷却速度を10℃/秒より遅く
制御することを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明にかかる半導体装置の製造
方法は、半導体製造において、高温でアルミ膜を形成し
これを冷却する工程と、前記アルミ膜の上に他の膜を形
成する工程とを含み、前記アルミ膜の温度が400℃以
下となってから230℃になるまでの間に、前記他の膜
の形成を開始することを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明にかかる半導体装置の製造
方法は、請求項1に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記アルミ膜の温度が400℃以下となってから2
30℃になるまでの間に、前記他の膜の形成を開始する
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明にかかる半導体装置の製造
方法は、請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体装
置の製造方法において、前記他の膜としてチタン膜と窒
化チタンとの積層膜を形成することを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項5の発明にかかる半導体装置の製造
方法は、半導体製造において、高温でアルミ膜を形成す
る工程と、このアルミ膜の上に酸化アルミ膜または窒化
アルミ膜を形成する工程と、この酸化アルミ膜または窒
化アルミ膜の上にチタン膜と窒化チタン膜との積層膜を
形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0012】請求項6の発明にかかる半導体装置の製造
方法は、請求項5に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記の高温でアルミ膜を形成する工程の後、このア
ルミ膜を10℃/秒より遅い冷却速度で冷却し、その後
に前記の酸化アルミ膜または窒化アルミ膜を形成するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項7の発明にかかる半導体装置の製造
方法は、請求項5に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記の高温でアルミ膜を形成する工程の後、このア
ルミ膜を冷却し、このアルミ膜の温度が400℃以下と
なってから200℃になるまでの間に、前記の酸化アル
ミ膜または窒化アルミ膜の形成を開始するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。なお、図中、同一または
相当部分には同一符号を付して示す。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
半導体装置の製造方法を説明するための断面構造図であ
る。図1において、1は半導体基板またはメタル配線
層、2は絶縁膜、3はバリアメタル、4はタングステン
(W)プラグ、5はアルミ合金層(アルミ膜、Al膜)、
6は反射防止膜としてのTi/TiN積層膜(チタンと窒化チ
タンとの積層膜)、6aはTi膜(チタン膜)、6bはTi
N膜(窒化チタン膜)、7はグレインバウンダリーを示
す。
【0015】次に、製造方法について説明する。半導体
基板1上の絶縁膜2にホールを形成してWプラグ4を埋
め込む。この表面上にバリアメタル3を形成する。次
に、導電膜あるいは配線を形成するためにアルミ合金層
5を形成する。 このアルミ合金層5の形成は、例えば
高温Alスパッタ、リフローAlスパッタプロセスなどによ
り行い、スパッタ中又はスパッタ後、350〜500℃
程度の温度に加熱しながらAl膜を形成する。次に、同一
装置内で連続して、Al膜5の上に、Ti膜6aとTiN膜6
bとを積層してTi/TiN積層膜6を形成する。これは反射
防止膜(ARC膜)として機能する。
【0016】以上の工程において、この実施の形態で
は、Al膜5の表面の凹凸を低減するための条件を規定す
る。規定する内容はTi/TiN積層膜6の成膜前の、Al膜冷
却速度及び温度である。まず、アルミ合金層5を高温で
形成した後、このアルミ合金層5は半導体基板1ごと冷
却するが、その冷却速度は実験結果より10℃/秒より
遅く保つ必要があることが分かった。
【0017】この冷却速度が10℃/秒以上であると、
冷却後のアルミ合金層5の表面に生じた凹凸は、その後
に続くプロセスによる特性を阻害する程度に大きくなる
ことが分かった。なお、冷却速度が0℃/秒以上である
ことは当然である。
【0018】アルミ合金層5をどこまで冷却するかは、
次のプロセスを開始するのに適切な温度によって決ま
る。この温度に関してはTi、TiN膜を積層することを考
慮し反応が起こらない領域を選ぶ必要がある。また、多
少反応しても体積収縮が起こらなければ良いのでそのよ
うな温度を選ぶ。この実施の形態では、次工程でTi、Ti
N膜を積層することを考慮し、Al膜5の温度が400℃
以下となってからTi、TiN膜の積層膜の形成を開始する
のがよいことが分かった。
【0019】この冷却温度が400℃以下になる前に、
Ti、TiN膜の積層を開始すると、AlとTiが反応して合金
を形成し(例えば、Al+Tiの場合Al3Tiができる)、そ
の結果Al層の体積収縮がおこりAl膜表面に凸凹が生じや
すい。
【0020】また、冷却速度を上記速度(10℃/秒)
より遅く保ったとしても温度が低下しすぎると体積収縮
が起こり、表面に凹凸が生じる。これを抑える為には、
Ti、TiN膜の積層を開始する温度は、半導体基板1が最
終的に到達する温度より出来るだけ高い温度にする必要
がある。実験の結果、アルミ合金層5の冷却の下限温度
は230℃にとどめ、これ以前の時点でTi/TiN積層膜6
の形成を行うとよいことが分かった。上記条件を満たせ
ばアルミ合金層5の表面凹凸は最小限に制御出来、次工
程に影響を与えない程度にすることができる。
【0021】以上説明したように、この実施の形態で
は、半導体製造において、半導体基板1上に高温でアル
ミ膜5を形成し、これを冷却する工程では、冷却速度を
10℃/秒より遅く制御し、その後に、冷却されたアル
ミ膜の上にTi/TiN積層膜6などの膜を形成する。また、
アルミ合金膜5の冷却は、400℃以下、230℃まで
とし、この温度範囲で次工程のTi/TiN積層膜6などの膜
を形成する。
【0022】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による半導体装置の製造方法を説明するための断
面構造図である。図2において、1は半導体基板または
メタル配線層、2は絶縁膜、3はバリアメタル、4はタ
ングステン(W)プラグ、5はアルミ合金層、6はTi/T
iN積層膜、6aはTi膜(チタン膜)、6bはTiN膜(窒
化チタン膜)、7はグレインバウンダリーを示し、以上
は、実施の形態1と同様である。この実施の形態では、
アルミ合金層5の上に酸化アルミ膜(Al2O3膜)8が形
成され、その上にTi/TiN積層膜6が形成されていること
が特徴である。
【0023】次に、製造方法について説明する。まず、
実施の形態1と同様に、アルミ合金層5の形成までの工
程を行う。また、必要に応じ、実施の形態1で説明した
のと同様のアルミ合金層5の冷却工程を実施する。次
に、アルミ合金層5を半導体基板1ごと冷却し、アルミ
合金層5の温度が、アルミ合金層5の形成温度(350
〜500℃)から200℃まで低下する間に、アルミ合
金層(Al膜)5の表面に図2の様に酸化アルミ膜(Al2O
3膜)8を形成する。
【0024】酸化アルミ膜(Al2O3膜)8の形成方法
は、(1)Al膜形成後、膜形成チャンバーに酸素を導入
し酸化させる方法がある。また、(2)Al膜の冷却を行
う冷却チャンバーに酸素を導入し酸化させる方法でもよ
い。また、その他の方法でもよい。この酸化アルミ膜8
の形成は、膜厚が厚すぎると次工程のエッチングで問題
が生じる為、5nm以下にする必要がある。このように
して酸化アルミ膜8(Al2O3膜)を形成し、表面変動を
抑えた後、積層膜(TiN/Ti構造)の形成を開始する。T
iN/Ti積層膜のデポ開始温度に関しては、酸化アルミ膜
(Al2O3膜)8がTiとAlの反応を阻止するため特に規定
する必要はない。
【0025】以上説明したように、この実施の形態で
は、半導体製造において、高温でアルミ膜を形成し、こ
のアルミ膜の上に酸化アルミ膜を形成し、この酸化アル
ミ膜の上にチタン膜と窒化チタン膜との積層膜を形成す
る。そして、好ましくは、高温でアルミ膜を形成する工
程の後、このアルミ膜を10℃/秒より遅い冷却速度で
冷却し、その後に前記の酸化アルミ膜を形成する。ま
た、好ましくは、アルミ膜を冷却して、このアルミ膜の
温度が400℃以下となってから200℃になるまでの
間に、前記の酸化アルミ膜の形成を開始する。
【0026】このようにすれば、アルミ合金層5の表面
凹凸は最小限に制御出来、次工程に影響を与えない程度
にすることができる。また、アルミ合金層5の上に、酸
化アルミ膜8を形成しているので、TiとAlの反応が阻止
され、アルミ合金層5の表面凹凸は最小限に制御出来
る。
【0027】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による半導体装置の製造方法を説明するための断
面構造図である。図3において、1は半導体基板または
メタル配線層、2は絶縁膜、3はバリアメタル、4はタ
ングステン(W)プラグ、5はアルミ合金層、6はTi/T
iN積層膜、6aはTi膜(チタン膜)、6bはTiN膜(窒
化チタン膜)、7はグレインバウンダリーを示し、以上
は、実施の形態1と同様である。この実施の形態では、
アルミ合金層5の上に窒化アルミ膜(AlN膜)8aが形成
され、その上にTi/TiN積層膜6が形成されていることが
特徴である。
【0028】次に、製造方法について説明する。まず、
実施の形態1と同様に、アルミ合金層5の形成までの工
程を行う。また、必要に応じ、実施の形態1で説明した
のと同様のアルミ合金層5の冷却工程を実施する。次
に、アルミ合金層5を半導体基板1ごと冷却し、アルミ
合金層5の温度が、アルミ合金層5の形成温度(350
〜500℃)から200℃まで低下する間に、Al膜5の
表面に図3の様に窒化アルミ膜(Al2N膜)8aを形成す
る。
【0029】窒化アルミ膜(Al2N膜)8bの形成方法
は、反応性スパッタによって堆積するが、その他の方法
でもよい。また、窒化アルミ膜5の形成は、膜厚が厚す
ぎると次工程のエッチングで問題が生じる為、5nm以
下にする必要がある。なお、反応性スパッタを行うチャ
ンバーはAl膜を形成するチャンバーとは別のチャンバー
にて行う。
【0030】このようにして、窒化アルミ膜8aを形成
し、表面変動を抑えた後、積層膜(TiN/Ti構造)の形
成を開始する。TiN/Ti積層膜のデポ開始温度に関して
は、窒化アルミ膜8aがTiとAlの反応を阻止するため特
に規定する必要はない。
【0031】以上説明したように、この実施の形態で
は、半導体製造において、高温でアルミ膜を形成し、こ
のアルミ膜の上に窒化アルミ膜を形成し、この窒化アル
ミ膜の上にチタン膜と窒化チタン膜との積層膜を形成す
る。そして、好ましくは、高温でアルミ膜を形成する工
程の後、このアルミ膜を10℃/秒より遅い冷却速度で
冷却し、その後に前記の窒化アルミ膜を形成する。ま
た、好ましくは、アルミ膜を冷却して、このアルミ膜の
温度が400℃以下となってから200℃になるまでの
間に、前記の窒化アルミ膜の形成を開始する。
【0032】このようにすれば、アルミ合金層5の表面
凹凸は最小限に制御出来、次工程に影響を与えない程度
にすることができる。また、アルミ合金層5の上に、窒
化アルミ膜8aを形成しているので、TiとAlの反応が阻
止され、アルミ合金層5の表面凹凸は最小限に制御出来
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、半導体製造に
おいて、高温でアルミ膜を形成した後、その冷却速度を
10℃/秒より遅く制御する。したがって、半導体装置
の製造過程において配線層となるアルミ膜を形成する
際、その表面凹凸を最小限に制御し、次工程に影響を与
えないように程度にその表面状態をで平滑に保つことが
できる。これにより、半導体装置の特性の向上、歩留ま
りの改善を図ることができる。
【0034】請求項2の発明によれば、半導体製造にお
いて、高温でアルミ膜を形成した後、アルミ膜を冷却
し、その温度が400℃以下となってから230℃にな
るまでの間に、その上に他の膜を形成する。したがっ
て、半導体装置の製造過程において配線層となるアルミ
膜を形成する際、その表面凹凸を最小限に制御し、次工
程に影響を与えないように程度にその表面状態をで平滑
に保つことができる。これにより、半導体装置の特性の
向上、歩留まりの改善を図ることができる。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項1の製造
方法において、アルミ膜の温度が400℃以下となって
から230℃になるまでの間に、他の膜の形成を開始す
る。したがって、半導体装置の製造過程において配線層
となるアルミ膜を形成する際、その表面凹凸を最小限に
制御し、次工程に影響を与えないように程度にその表面
状態をで平滑に保つことができる。これにより、半導体
装置の特性の向上、歩留まりの改善を図ることができ
る。
【0036】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかの製造方法において、他の膜としてチタン
膜と窒化チタンとの積層膜を形成する。したがって、半
導体装置の製造過程において配線層となるアルミ膜を形
成する際、その表面凹凸を最小限に制御し、次工程に影
響を与えないように程度にその表面状態をで平滑に保つ
ことができる。これにより、半導体装置の特性の向上、
歩留まりの改善を図ることができる。
【0037】請求項5の発明によれば、半導体製造にお
いて、高温でアルミ膜を形成し、この上に酸化アルミ膜
または窒化アルミ膜を形成し、その上にチタン膜と窒化
チタン膜との積層膜を形成する。したがって、半導体装
置の製造過程において配線層となるアルミ膜を形成する
際、その表面凹凸を最小限に制御し、次工程に影響を与
えないように程度にその表面状態をで平滑に保つことが
できる。これにより、半導体装置の特性の向上、歩留ま
りの改善を図ることができる。
【0038】請求項6の発明によれば、請求項5に記載
の製造方法において、高温でアルミ膜を形成する工程の
後、このアルミ膜を10℃/秒より遅い冷却速度で冷却
し、その後に酸化アルミ膜または窒化アルミ膜を形成す
る。したがって、半導体装置の製造過程において配線層
となるアルミ膜を形成する際、その表面凹凸を最小限に
制御し、次工程に影響を与えないように程度にその表面
状態をで平滑に保つことができる。これにより、半導体
装置の特性の向上、歩留まりの改善を図ることができ
る。
【0039】請求項7の発明によれば、請求項5の製造
方法において、高温でアルミ膜を形成した後、このアル
ミ膜を冷却し、このアルミ膜の温度が400℃以下とな
ってから200℃になるまでの間に、酸化アルミ膜また
は窒化アルミ膜を形成する。したがって、半導体装置の
製造過程において配線層となるアルミ膜を形成する際、
その表面凹凸を最小限に制御し、次工程に影響を与えな
いように程度にその表面状態をで平滑に保つことができ
る。これにより、半導体装置の特性の向上、歩留まりの
改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法を説明するための断面構造図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法を説明するための断面構造図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による半導体装置の
製造方法を説明するための断面構造図である。
【図4】 従来の半導体装置においてメタル配線層に凹
凸が発生した場合を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(またはメタル配線層)、 2 絶縁膜、 3 バリアメタル、 4 タングステンプラグ、 5 アルミ合金層(アルミ膜)、 6 Ti/TiN積層膜(チタンと窒化チタンとの積層膜)
(反射防止膜)、 6a Ti膜(チタン膜)、 6b TiN膜(窒化チタン膜)、 7 グレインバウンダリー、 8 酸化アルミ膜、 8a 窒化アルミ膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 昇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH09 HH18 HH33 JJ19 MM15 MM25 NN06 NN07 PP16 PP18 QQ03 QQ88 QQ89 QQ98 WW03 XX00 XX01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体製造において、高温でアルミ膜を
    形成しこれを冷却する工程と、冷却されたアルミ膜の上
    に他の膜を形成する工程とを含み、前記アルミ膜の冷却
    工程における冷却速度を10℃/秒より遅く制御するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体製造において、高温でアルミ膜を
    形成しこれを冷却する工程と、前記アルミ膜の上に他の
    膜を形成する工程とを含み、前記アルミ膜の温度が40
    0℃以下となってから230℃になるまでの間に、前記
    他の膜の形成を開始することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記アルミ膜の温度が400℃以下となって
    から230℃になるまでの間に、前記他の膜の形成を開
    始することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法において、前記他の膜としてチタン
    膜と窒化チタンとの積層膜を形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体製造において、高温でアルミ膜を
    形成する工程と、このアルミ膜の上に酸化アルミ膜また
    は窒化アルミ膜を形成する工程と、この酸化アルミ膜ま
    たは窒化アルミ膜の上にチタン膜と窒化チタン膜との積
    層膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記の高温でアルミ膜を形成する工程の後、
    このアルミ膜を10℃/秒より遅い冷却速度で冷却し、
    その後に前記の酸化アルミ膜または窒化アルミ膜を形成
    するようにしたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の半導体装置の製造方法
    において、前記の高温でアルミ膜を形成する工程の後、
    このアルミ膜を冷却し、このアルミ膜の温度が400℃
    以下となってから200℃になるまでの間に、前記の酸
    化アルミ膜または窒化アルミ膜の形成を開始するように
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130983A (ja) * 2012-11-30 2014-07-10 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130983A (ja) * 2012-11-30 2014-07-10 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法

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