JP2001200663A - 引戸用通し引手部材 - Google Patents
引戸用通し引手部材Info
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- JP2001200663A JP2001200663A JP2000008991A JP2000008991A JP2001200663A JP 2001200663 A JP2001200663 A JP 2001200663A JP 2000008991 A JP2000008991 A JP 2000008991A JP 2000008991 A JP2000008991 A JP 2000008991A JP 2001200663 A JP2001200663 A JP 2001200663A
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Abstract
最小にし、取付・接合後の後加工の必要が無く、引戸本
体に対して簡単に通し引手を設けることができる引戸用
通し引手部材を提供しようとするものである。 【構成】 引戸本体(d)の移動方向端
部(d01)(d02)の略全長に亘って挿入する取付部(a1)と、
該取付部(a1)よりも薄い厚みを有して取付部(a1)の移動
方向先端側でこれに沿って設けられる薄層連結部(a2)
と、該薄層連結部(a2)よりも厚く形成されかつ該薄層連
結部(a2)の移動方向先端側にこれの略全長に沿って設け
られる戸当たり部(a3)とからなり、上記取付部(a1)に係
止部(a10)を突出形成しておき、上記取付部(a1)を上記
移動方向端部(d01)(d02)に被せて嵌め込むと共に該係止
部(a10)を前記移動方向端部(d01)(d02)に係止する。
Description
口部を開閉し得る引戸の通し引手部材に関し、さらに詳
しくは、引戸本体に対して別体で取付可能な引戸用通し
引手部材に関する。
開閉する引戸において通し引手をつける場合、引戸自体
に、直接、通し引手用の溝をモルダー加工したり、ま
た、框組により引戸を構成する時に通し引手を形成した
縦框部材を、本体部材とは別体で作製し、これらを接合
している。
グ等の後処理が必要となり、また、後者の場合は縦框部
材と本体部材とを別体に作製する必要があって、これら
はいずれも工程が煩雑となり、加工性、生産性が低くな
るという欠点を有していた。
に鑑みなされたもので、取付・接合のための加工を最小
にし、取付・接合後の後加工の必要が無く、引戸本体に
対して簡単に通し引手を設けることができる引戸用通し
引手部材を提供しようとするものである。
1』に係る発明によれば、『引戸本体(d)の移動方向端
部(d01)(d02)に取付けられて引手を有する引戸を構成す
る引手部材であって、上記移動方向端部(d01)(d02)をそ
の端部辺の略全長に亘って挿入する取付部(a1)と、該取
付部(a1)よりも薄い厚みを有して該取付部(a1)の移動方
向先端側でかつ該取付部(a1)の略全長に沿って設けら
れ、引戸(D)の表裏の少なくともいずれかの側に引手用
溝部(a21)を構成する薄層連結部(a2)と、該薄層連結部
(a2)よりも厚く形成されかつ該薄層連結部(a2)の移動方
向先端側に該薄層連結部(a2)の略全長に沿って設けられ
る戸当たり部(a3)とからなり、上記取付部(a1)に前記移
動方向端部(d01)(d02)に係止される係止部(a10)が突出
形成されてなる引戸用通し引手部材 (A1)(A2)(A3)(A
4)』が提供される。
付部(a1)に引戸本体(d)の移動方向端部(d01)(d02)を挿
入し、かつ、該取付部(a1)内に突出形成されている係止
部(a10)を上記端部(d01)(d02)に係止することにより、
上記端部(d01)(d02)に被さって引戸(D)を構成すると共
に取付部(a1)と戸当たり部(a3)との間でかつ該引戸(D)
の表裏の少なくともいずれかに上記薄層連結部(a2)によ
り移動方向端部(d01)(d02)に沿った引手用溝部(a21)が
構成され、これが通し引手(d4)となる。
4)において、取付部(a1)は、引戸本体(d)の移動方向端
部(d01)(d02)をその端部辺の略全長に亘って挿入してこ
の端部(d01)(d02)に被さる様に構成される。また、該取
付部(a1)の溝の内幅(t1)は、引戸本体(d)の移動方向端
部(d01)(d02)の厚みと略同等に設定されることが好まし
い。従って、上記取付部(a1)に上記端部(d01)(d02)を挿
入したときは、該取付部(a1)を構成する部分の肉厚に相
当する段差が引戸本体(d)との間に生ずるので、上記肉
厚は出来るだけ薄く形成されることが好ましい。
て、上記取付部(a1)に設けられる係止部(a10)は、移動
方向端部(d01)(d02)の端面に対向する部位(a11)であっ
ても良く、また該端面の両側面に対向する部位(a12)(a1
2)であっても良い。また、係止部(a10)は、取付部(a1)
に沿って突条に形成されることが好ましい。この突条は
連続したものが好ましいが、別段これに限定されず断続
的に形成されていても良い。さらに、移動方向端部(d0
1)(d02)の端面に対向する部位(a11)に形成される場合は
その幅中央部に設けられることが好ましい。
て、上記取付部(a1)の移動方向端部側には、該取付部(a
1)の略全長に沿って薄層連結部(a2)が設けられる。この
薄層連結部(a2)は上記取付部(a1)と後述する戸当たり部
(a3)との間に介在して、引手用溝部(a21)を形成する。
上記引手用溝部(a21)は、構成される引戸(D)の表裏の少
なくともいずれかの側に設けられれば良いが、表裏の何
れにも設けられることがより好ましい。
て、これを構成する材質は、樹脂、金属、木質又はこれ
らの複合物等の何れであってもよいが、成形により簡単
かつ大量に製造できる点から、樹脂が最も好ましい。
対象となる引戸本体(d)は、当該分野で公知のものをそ
のまま用いることができる。例えば、枠材と面材(d2)と
が接着一体化されて構成されるものであっても良く、ま
た枠材と、芯材と、面材とが接着一体化されて構成され
るものであっても良い。上記面材(d2)には例えばMD
F、ハードボード等の木質繊維板や合板等が挙げられ、
上記芯材には例えば合板、LVL、MDF、パーティク
ルボード、集成材、ペーパーハニカム、あるいはこれら
の複合物等が挙げられる。
の引手部材(A1)(A2)(A3)(A4)の係止対象は、縦枠(d1)と
することが好ましい。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
引戸の正面概略図、図2は図1の引戸の平面概略図、図
3は本発明の引戸用通し引手部材の一例の断面構成説明
図、図4は図1の引戸の要部断面概略図である。
戸(D)は、引戸本体(d)とこの引戸本体(d)の移動方向の
前・後の各端部(d01)(d02)にそれぞれ設けられた引戸用
通し引手部材(A1)(A1)とから構成されている。なお、引
戸用通し引手部材は、引戸本体の前・後の片側だけ使用
しても良い。
(図示せず)からなる枠材と、これに接着一体化される
表裏の面材(d2)と、これらの面材間に設けられるハニカ
ム構造体(d3)とから主として構成されたフラッシュパネ
ルが用いられている。
(d02)は、本例では縦枠(d1)及び面材(d2)で構成されて
おり、この縦枠(d1)の先端面(d11)には、後述する引戸
用通し引手部材(A1)を取付ける為の係止溝(d111)が設け
られている。なお、上記ハニカム構造体に替えて又はこ
れと併用して、合成樹脂発泡体、グラスウール、ロック
ウール等の断熱材が充填されていても良い。
面構造を有するABS樹脂成形品からできており、引戸
本体(d)の厚みに相当する内幅(t1)を有する断面コ字状
の取付部(a1)と、この取付部(a1)の背面の中央部に連結
される薄層連結部(a2)と、上記取付部(a1)と同等の厚み
を有して上記薄層連結部(a2)に連結される戸当たり部(a
3)とから構成されている。
本体(d)と同等の長さを有するように設定されている。
従って、上記取付部(a1)は上記引戸本体(d)の端部(d01)
(d02)をその長さ方向に亘って挿入する事が出来る。な
お、上記取付部(a1)は、引戸本体(d)の端部〔(d01)又は
(d02)〕にしっかりと固定できるに十分な深さに構成さ
れている。
みは1.5mmに設定されている。従って、該取付部(a1)に
引戸本体(d)の端部を挿入したときに面材(d2)から樹脂
の厚みだけの段差が出来るが、この厚みが1.5mm程度な
ので違和感や支障は無い。
中央には、長さ方向全体に亘って設けられる係止突条(a
10)が形成されており、この係止突条(a10)の高さ(h)
は、本例では20mmに設定されている。また係止突条(a1
0)は図に示されるような段(a101)付き構造のもので、こ
れによって係止を確実なものとする。
の限られず、例えば図5に示す引手部材(A2)のように取
付部(a1)の両溝縁部(a12)(a12)に設けられていても良
く、また、図6に示す引手部材(A3)のように取付部(a1)
の底面(a11)の中央部と両溝縁部(a12)(a12)とに設けら
れていても良い。
長さ方向全長に亘って緩衝材(a31)が設けられている。
薄層連結部(a2)によって連結されているので、図に示す
ように、該薄層連結部(a2)の表裏両側に上記取付部(a1)
の全長に沿う各引手用溝部(a21)が形成されることにな
る。
側によせて前記取付部(a1)と上記戸当たり部(a3)とを連
結すれば、図7に示す引手部材(A4)のように、表裏いず
れかの側のみに引手用溝部(a21)が形成されることとな
るが、これも本発明に含まれることは言うまでもない。
戸本体(d)への装着について説明する。まず、取付部(a
1)を引戸本体(d)の前・後各端部(d01)(d02)に被せるよ
うにしてこの取付部(a1)の凹溝内に引戸本体(d)の各端
部(d01)(d02)を挿入していく。
している係止突条(a10)が、引戸本体(d)の縦枠(d1)の先
端面(d11)に形成されている係止溝(d111)に挿入され
る。そしてさらに挿入を続けると、取付部(a1)の底部に
引戸本体(d)の縦枠(d1)の先端面(d11)が当接すると共
に、係止突条(a10)が係止溝(d111)内に完全に挿入され
て該突条表面に形成されている段部(a101)がアンカ効果
を発揮してしっかりと係止されることとなり、これによ
って引手部材(A1)は引戸本体(d)に確実に固定されて引
戸(D)が完成される。尚、引手部材を固定する場合、取
付部内面と引戸本体の端部との間に接着剤を併用しても
良い。
両側に通し引手(d4)が設けられることとなる。従って、
従来のように通し引手を後加工する必要がない。また、
戸当たり部(a3)の先端面に緩衝材(a31)を設けておくこ
とにより、気密性・消音性を高めることが出来る。
手部材(A1)を引戸本体(d)に装着した後、さらにラッピ
ングシート(b)が設けられているが、これは必要に応じ
てなされる任意なものである。
引手用溝部を構成した引手部材を引戸本体に装着する構
成なので、従来のように、通し引手を後加工する必要が
なく、引戸の完成と同時に簡単に通し引手を設けること
が出来るので、加工性・生産性が頗る良好となる。
れか又は表裏ともに引手用溝部を構成したものを用意す
ることができ、用途に応じて片面のみに通し引手が設け
られた引戸又は両面に通し引手が設けられた引戸を提供
することが出来る。
脂成形により構成すれぱ、簡単にかつ多量に同一のもの
を生産することができる。また、着色も簡単で、引戸本
体との配色を任意に選択することができ、意匠性を高め
ることが出来る。
引戸の正面概略図
明図
当図
3相当図
図3相当図
Claims (2)
- 【請求項1】 引戸本体の移動方向端部に取付
けられて引手を有する引戸を構成する引手部材であっ
て、 上記移動方向端部をその端部辺の略全長に亘って挿入す
る取付部と、該取付部よりも薄い厚みを有して該取付部
の移動方向先端側でかつ該取付部の略全長に沿って設け
られ、引戸の表裏の少なくともいずれかの側に引手用溝
部を構成する薄層連結部と、該薄層連結部よりも厚く形
成されかつ該薄層連結部の移動方向先端側に該薄層連結
部の略全長に沿って設けられる戸当たり部とからなり、 上記取付部に前記移動方向端部に係止される係止部が突
出形成されてなる引戸用通し引手部材。 - 【請求項2】 取付部、薄層連結部及び戸当た
り部が樹脂成形により一体的に構成されてなる請求項1
に記載の引戸用通し引手部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008991A JP4402788B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 引戸用通し引手部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008991A JP4402788B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 引戸用通し引手部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001200663A true JP2001200663A (ja) | 2001-07-27 |
JP4402788B2 JP4402788B2 (ja) | 2010-01-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008991A Expired - Fee Related JP4402788B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 引戸用通し引手部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4402788B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169912A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Okamura Corp | 引違い引戸構造 |
JP2015200135A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | アトムリビンテック株式会社 | 引手及び引戸 |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000008991A patent/JP4402788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169912A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Okamura Corp | 引違い引戸構造 |
JP2015200135A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | アトムリビンテック株式会社 | 引手及び引戸 |
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---|---|
JP4402788B2 (ja) | 2010-01-20 |
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