JP2015200135A - 引手及び引戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】引戸を開閉する際の手掛かりが十分に取れ、引戸本体が戸袋に完全に引込んだ状態であっても引戸の両面側から容易に引出し操作ができ、手触り感が良く、操作性及びデザイン性に優れた引手及びこの引手を備えた引戸を提供する。
【解決手段】引手は、上側腕部、下側腕部、並びに上側腕部及び下側腕部を連結する連結腕部を有し、断面が開口端を有するコ字形状となるように構成されており、引戸の木口端に形成された切欠き凹部に嵌合して固着される枠部材と、開口端側の上側腕部及び下側腕部間に差し渡して設けられた手掛かり部材と、枠部材の連結腕部及び手掛かり部材間において、上側腕部及び下側腕部に軸支される回動軸を中心として回動自在に枠部材に装着された仕切り板とを備え、回動軸は仕切り板の連結腕部側に位置しており、仕切り板は枠部材の開口端側に向かって厚みが徐々に増大するテーパ部を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、引戸等の端部に設けられる引手及びこの引手を備える引戸に関する。
従来、襖や障子等、部屋や建物等の出入口に設けられる引戸には、その両方の戸面の所定位置に、引戸を開閉するための引手がそれぞれ取り付けられている。一般に、引手は、指が掛けられる指掛け凹部とこの指掛け凹部を戸面の所定位置に固定するための取り付け鍔部とを有し、それらが一体成形されて、戸面の所定位置に穿孔される取り付け凹部に嵌め込み取り付けるようにしてある(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に係る引戸のように引手が戸面に設けられている場合、引戸を完全には引込みさせずその端縁部を戸袋から突出させて手掛かりとなる引き残しを設けておく必要があるため、この引き残し分だけ引戸の有効開口が狭くなってしまう。これを解決するために、引戸本体が戸袋に完全に引込まれた状態であっても指を掛けることができる引手が提案されている(例えば、特許文献2及び3)。
特許文献2に係る引手は、引戸本体の端面に、その端面側から指を挿入可能な凹部を、引戸本体の一方の表面側に跨るようにして形成し、さらに、この凹部の壁面を引戸本体の厚み方向に凹入させて、端面側から挿入した指を掛止させるための係止部を形成している。
また、特許文献3に係る引手は、引戸の木口に設けられた凹部に嵌め込まれる略凹字形状の本体と、この本体に設けられる押さえ部材とを備え、押さえ部材を構成する押さえ板と手掛け板とが別体となっており、押さえ部材の手掛け板を手を掛けた側とは反対の側に押しやると、押さえ板がガイドである内側鍔部に沿って移動すると共に、手掛け板も手を掛けた側とは反対の側により移動するので、手を掛けた側により大きなスペースが確保されるように構成されている。
特開平10−280741号公報 特開2003−155850号公報 特開2003−27774号公報
特許文献2に係る引手は、端面側から指を挿入して係止部に掛止することにより戸袋等に完全に引込まれた状態の引戸を引出すことができるが、手掛かりが小さいため、操作しにくいという問題点があった。また、戸袋に完全に引込まれた状態の引戸を引出す際に、引戸の片面側からしか操作できないという問題点があった。
さらに、特許文献3に係る引手は、押さえ板の先端部がT字形に形成されており、このT字形の先端部が手掛け板の裏側の凹部において移動するため、押さえ板の移動範囲が小さく、特に厚さの薄い引戸の場合、手掛かりが小さいので、操作しにくいという問題点があった。また、手掛かりが平面ではないので、引戸を引出す操作の際に手触り感が良くないという問題点があった。
従って、本発明の目的は、引戸を開閉する際の手掛かりが十分に取れる引手及びこの引手を備えた引戸を提供することにある。
本発明の他の目的は、引戸本体が戸袋に完全に引込んだ状態であっても引戸の両面側から容易に引出し操作ができる引手及びこの引手を備えた引戸を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、手触り感が良く、操作性及びデザイン性に優れた引手及びこの引手を備えた引戸を提供することにある。
本発明によれば、引手は、上側腕部、下側腕部、並びに上側腕部及び下側腕部を連結する連結腕部を有し、断面(この引手が装着される引戸の厚みの中心線で切った断面)が開口端を有するコ字形状となるように構成されており、引戸の木口端に形成された切欠き凹部に嵌合して固着される枠部材と、開口端側の上側腕部及び下側腕部間に差し渡して設けられた手掛かり部材と、枠部材の連結腕部及び手掛かり部材間において、上側腕部及び下側腕部に軸支される回動軸を中心として回動自在に枠部材に装着された仕切り板とを備え、回動軸は仕切り板の連結腕部側に位置しており、仕切り板は枠部材の開口端側に向かって厚みが徐々に増大するテーパ部を有している。
このように本発明の引手は、仕切り板が枠部材の開口端側に向かって厚みが徐々に増大するテーパ部を有することにより、引戸を開閉する際に指を挟む恐れがなく、手掛かりを引戸の両面から十分に取れることができ、また、引戸本体が戸袋に完全に引込まれた状態であっても引戸の両面側から引出し操作が可能である。さらに、引戸を全開状態とする際に、仕切り板が引戸面(戸板面)より突出していても、そのテーパ部が戸袋に当たって摺動して回動することから、仕切り板は突出状態から元の状態にスムーズに戻ることができる。
仕切り板の他方の端部の表面が凸円弧状断面を有しており、手掛かり部材の仕切り板側の表面が、凸円弧状断面と対応する凹円弧状断面を有していることが好ましい。これにより、仕切り板と手掛かり部材との間の隙間が小さく、かつ引戸の一方の面からのこの引手の隙間を通して他方を透視することを防止できる。
枠部材の上側腕部の下面及び下側腕部の上面に仕切り板の回動角度を制限するストッパがそれぞれ設けられていることも好ましい。これにより、仕切り板が大きく回動して隙間が開くのを防ぐことができ、引戸の向こう側が見えてしまうような不都合を防止することができる。
手掛かり部材は、引戸の戸板厚より薄い厚さを有しており、厚さ方向の両面に凹溝が形成されていることも好ましい。これにより、引戸本体が戸袋に完全に引込まれた状態であっても引手の両側面を摘むことができ、引出し操作が容易となる。
枠部材の両側面から装着され、切欠き凹部に嵌合可能な1対のコ字形状フレームをさらに備えていることも好ましい。これにより、引手の見栄えが良好となり、デザイン性を向上させることができると共に、多種の戸板厚に対応できる。
本発明によれば、引戸は、上述した本発明の引手を用いることで、指を挟む恐れがなく、手掛かりが引戸の両面側から十分に取れることができ、また、引戸本体が戸袋に完全に引込まれた状態であっても引戸の両面側から引出し操作ができる。さらに、操作性及びデザイン性に優れた引戸を提供することができる。
本発明の引手によれば、仕切り板が枠部材の開口端側に向かって厚みが徐々に増大するテーパ部を有することにより、引戸を開閉する際に指を挟む恐れがなく、手掛かりが両面から十分に取れることができ、また、引戸本体が戸袋に完全に引込まれた状態であっても引戸の両面側から引出し操作ができる。さらに、引戸を全開状態とする際に、仕切り板が引戸面より突出していても、そのテーパ部が戸袋に当たって摺動することから、仕切り板は突出状態から元の状態にスムーズに戻ることができる。
本発明の引戸によれば、上述した本発明の引手を用いることで、指を挟む恐れがなく、手掛かりを引戸の両面側から十分に取れることができ、また、引戸本体が戸袋に完全に引込まれた状態であっても引戸の両面側から引出し操作ができる。さらに、操作性及びデザイン性に優れた引戸を提供することができる。
本発明に係る引手の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の引手の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図1の引手の構成を概略的に示す断面を含む斜視図である。 図1の引手の仕切り板の回動状態を示す断面図である。 本発明に係る引手の取り付け手順を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る引手を用いた引戸を完全に引込んだ状態を示す斜視図である。 本発明に係る引手を用いた引戸をやや引出した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る引手及びこの引手を備える引戸の実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態における引手100の構成を示しており、図2は引手100の各部の構成を示しており、図3は指で仕切り板30を押し、仕切り板30が回動し手掛かりが形成された状態を示しており、図4は引手100の仕切り板30が戸袋2に当たる際の回動状態を示している。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る引手100は、断面(この引手100が装着される引戸1の厚みの中心線で切った断面、軸断面)が開口端を有するコ字形状となるように構成されており、引戸1の木口端に形成された切欠き凹部に嵌合して固着される枠部材10を備えている。この枠部材10は、上側腕部11、下側腕部12、並びにこれら上側腕部11及び下側腕部12を連結する連結腕部13を有している。引手100は、さらに、開口端側の上側腕部11及び下側腕部12間に差し渡して枠部材10に固着された手掛かり部材20と、枠部材10の連結腕部13及び手掛かり部材20間において、上側腕部11及び下側腕部12に軸支される回動軸を中心として回動自在に枠部材に装着された仕切り板30と、枠部材10を両側面から装着され、コ字形状となるようにそれぞれ構成された1対のコ字形状フレーム40a及び40bとを備えている。
枠部材10は、例えば、金属材料又は樹脂材料によって断面(この引手100が装着される引戸1の厚みの中心線で切った断面、軸断面)がコ字形状となるように形成され、引戸1の木口端に形成された切欠き凹部に嵌合し固着されている。枠部材10の上側腕部11の連結腕部13とは反対側の端(開口端)は上方へ折り曲がる折り曲げ部11aに接続されており、下側腕部12の連結腕部13とは反対側の端(開口端)は下方へ折り曲がる折り曲げ部12aに接続されている。これらの折り曲げ部11a及び12aには、ねじによりこの枠部材10を引戸に取り付けるための取り付け穴が形成されている。また、上側腕部11及び下側腕部12の連結腕部13とは反対側の端近傍(開口端側)には、手掛かり部材20を固着するためのねじの取り付け穴及び嵌合凸部が設けられている。また、上側腕部11及び下側腕部12の連結腕部13の近傍には、回動軸が挿入される軸受け穴15がそれぞれ設けられている。さらに、下側腕部12の軸受け穴15の近傍には仕切り板30の回動角度を制限するための2つのストッパ14が設けられている。また、枠部材10の連結腕部13には、その中心軸に沿って伸長する略半円柱状の凹溝13aが設けられている。この凹溝13aは、仕切り板30の回動柱部31を受け入れるように構成されている。
手掛かり部材20は、例えば、金属材料又は樹脂材料から略角柱形状に形成され、枠部材10の連結腕部13とは反対側の端である開口端側で、上側腕部11及び下側腕部12間に差し渡して枠部材10に固着されている。この手掛かり部材20の上端及び下端には、枠部材10の嵌合凸部に嵌合する取り付け用の嵌合溝21がそれぞれ設けられている。手掛かり部材20の背面(仕切り板30と対向する面)22は、凹円弧状断面の表面となるように構成されている。この凹円弧状断面は、後述する仕切り板30の先端面33の凸円弧状断面と対応している。また、手掛かり部材20の両側面には凹円弧状断面を有する凹溝23及び24が形成されている。このような凹溝23及び24を設けることにより、引戸1が戸袋2(図4、図6及び図7参照)に完全に引込まれた状態であっても、この手掛かり部材20の両側面の凹溝23及び24を摘むことができ、引出し操作が容易となる。
仕切り板30は、例えば、金属材料又は樹脂材料から形成された板状部材である。この仕切り板30は、枠部材10の連結腕部13側に回動柱部31を備えており、この回動柱部31の上下端部に回動軸挿入孔31aがそれぞれ設けられている。仕切り板30は、さらに、枠部材10の開口端側に、テーパ部32を備えている。このテーパ部32は、この開口端側に向かって厚みが徐々に増大する形状となっており、その先端が先端面33を構成している。前述したように、この仕切り板30の先端面33は、手掛かり部材20の凹円弧状断面と対応する凸円弧状断面となっている。仕切り板30は、回動軸挿入孔31aにそれぞれ挿入されたピンからなる回動軸34及びワッシャ35を介して枠部材10の連結腕部13と手掛かり部材20との間において、回動自在にこの枠部材10に装着されている。即ち、上側腕部11及び下側腕部12にそれぞれ設けられた軸受け穴15に軸支される回動軸34を中心として回動自在に枠部材10に装着されている。これにより、引戸1を閉じる際に、引戸1のいずれかの面から指で仕切り板30を押すと、仕切り板30が回動して手掛かりが形成され、引戸1を容易に引出すことができる。また、図4に示すように、厚さの薄い引戸1であっても、引戸1を全開状態とする際に、仕切り板30が引戸面(戸板面)より突出していても、そのテーパ部32が戸袋2に当たってなめらかに摺動して回動することから、仕切り板30は突出状態から元の状態にスムーズに戻ることができる。そのため、本実施形態の引手100は、厚さの薄い引戸1にも好適である。
コ字形状フレーム40a及び40bは、例えば、金属材料又は樹脂材料から形成されており、枠部材10の両側面から装着される。より詳細には、コ字形状フレーム40aは、フレーム上側腕部41a、フレーム下側腕部42a、これらフレーム上側腕部41a及びフレーム下側腕部42aを連結するフレーム連結腕部43a、並びにこれらフレーム上側腕部41a、フレーム下側腕部42a及びフレーム連結腕部43aの側面に連結されたフランジ部44aを備えている。また、コ字形状フレーム40bは、フレーム上側腕部41b、フレーム下側腕部42b、これらフレーム上側腕部41b及びフレーム下側腕部42bを連結するフレーム連結腕部43b、並びにこれらフレーム上側腕部41b、フレーム下側腕部42b及びフレーム連結腕部43bの側面に連結されたフランジ部44bを備えている。フランジ部44a及び44bが枠部材10の両側面に装着される。これらコ字形状フレーム40a及び40bそれぞれのフレーム上側腕部41a及び41bと、フレーム下側腕部42a及び42bとには、コ字形状フレーム40a及び40bを引戸1にねじで固着するための取り付け部45a及び45bが設けられている。
図5は引手100の取り付け手順を示している。本実施形態の引手100を引戸1に取り付ける際は、図5に示すように、まず、コ字形状フレーム40a及び40bを、この引戸1の木口端にあらかじめ形成されている切欠き凹部に引戸1の両側面側から当て嵌め、ねじ止めすることによって装着する。次に、手掛かり部材20及び仕切り板30が枠部材10に装着されてなる引手本体を引戸1の切欠き凹部のコ字形状フレーム40a及び40bの内側に当て嵌め、ねじ止めすることによって装着する。これにより、外側から見た場合に、コ字形状フレーム40a及び40bが枠部材10を引戸の両側から覆っているようになる。この場合、回動軸挿入孔31aと軸受け穴15の位置を合わせて、回動軸34を挿入することによって、回動軸が取り付けられる。引手100をこのように取り付けることにより、仕切り板30が枠部材10の連結腕部13と手掛かり部材20との間で回動軸34を中心として自在に回動でき、引戸の両面から手掛かりを形成することができる。
図6及び図7は引手100を備えた引戸1の構成を示している。図6は引戸1が完全に引込まれた全開状態を示しており、図7は引戸1が完全な引込み状態からやや引出された状態を示している。
本実施形態の引手100によれば、図6に示すように、引戸1を戸袋2に完全に引込まれ状態から引出す際に、手掛かり部材20の両側面の凹溝23及び24を手で容易に摘むことができ、これによって引戸1を容易に引出すことができる。また、図7に示すように、戸袋2から引出した引戸1をさらに引出して全閉状態とする場合、手掛かり部材20の背面22に手を掛けることができ、これによって引戸1を容易に引出すことができる。
上述したように、本実施形態の引手100は、枠部材10と、手掛かり部材20と、仕切り板30と、1対のコ字形状フレーム40a及び40bとを備え、仕切り板30は、枠部材10の開口端側に向かって厚みが徐々に増大するテーパ部34を有している。これにより、引戸1を開閉する際に指を挟む恐れがなく、手掛かりを引戸1の両面側から十分に取れることができ、また、引戸本体が戸袋2に完全に引込まれた状態であっても引戸1の両面側から引出し操作ができる。さらに、引戸1を全開状態とする際に、仕切り板30が引戸面より突出していても、そのテーパ部34が戸袋2に当たって摺動して回動することから、仕切り板30は突出状態から元の状態にスムーズに戻ることができる。
仕切り板30の先端面33が、凸円弧状断面であり、手掛かり部材20の仕切り板30と対向する面(背面22)が、凸円弧状断面と対応する凹円弧状断面であることにより、仕切り板30と手掛かり部材20との間の隙間が小さく、かつ引手100の向こう側がこの隙間を通して見えてしまうことを防止できる。
枠部材10の連結腕部13近傍の上側腕部11及び下側腕部12に軸受け穴15がそれぞれ設けられ、仕切り板30の回動軸34がこれら軸受け穴15によって軸支されて枠部材10に装着されていることにより、仕切り板30は枠部材10の連結腕部13近傍の回動軸を中心にして回動することができる。
枠部材10の下側腕部12における軸受け穴15の近傍に仕切り板30の回動角度を制限する2つのストッパ14が設けられていることにより、仕切り板30の過大な回動を阻止し、引手100の向こう側から見えるような隙間が形成されることを防止することができる。
手掛かり部材20は、引戸1の戸板厚より薄く形成されており、厚さ方向の両面に凹溝が形成されていることにより、引戸1が戸袋2に完全に引込まれた状態であっても両側面の凹溝23及び24を手で容易に摘むことができ、引出す操作が非常に容易となる。
フランジ部44a及び44bが枠部材10の両側から装着される1対のコ字形状フレーム40a及び40bをさらに備えていることにより、引手100の見栄えがよく、デザイン性を向上することができると共に、多種の戸板厚に対応できる。
なお、上述した実施形態の引手100においては、仕切り板30の端部の両側面側にテーパ部32を有するものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、仕切り板30の端部の片側面側にのみテーパ部32を有するようにしてもよい。このような端部の片側面側にのみテーパ部を有する引手は、片側のみで開閉操作を行う襖や障子、引戸等に適する。
また、上述した実施形態では、引手100を用いた引戸1の例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、引戸以外、例えば襖や障子等にも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態において、枠部材10と手掛かり部材20とは、個別に形成されて、略角柱形状に形成された手掛かり部材20は、枠部材10の連結腕部13とは反対側の端である開口端側で、上側腕部11及び下側腕部12間に差し渡して枠部材10に固着されている例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、枠部材10と手掛かり部材20とは、一体に形成されてもよい。
さらに、上述した実施形態において、枠部材10の上側腕部11及び下側腕部12の連結腕部13の近傍には、回動軸が挿入される軸受け穴15がそれぞれ設けられ、仕切り板30は、回動軸挿入孔31aにそれぞればね挿入されたピンからなる回動軸34が設けられている例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、枠部材10の上側腕部11及び下側腕部12の連結腕部13の近傍に回動軸としての突起を設け、手掛け部材に穴を設け嵌合し回動させるようにしてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
本発明は、襖や障子、建物の出入口に設けられる引戸等に用いられる引手の操作性及びデザイン性を向上する目的に利用できる。
1 引戸
2 戸袋
10 枠部材
11 上側腕部
11a、12a 折り曲げ部
12 下側腕部
13 連結腕部
13a 凹溝
14 ストッパ
15 軸受け穴
20 手掛かり部材
21 嵌合溝
22 背面
23、24 凹溝
30 仕切り板
31 回動柱部
31a 回動軸挿入孔
32 テーパ部
33 先端面
34 回動軸
35 ワッシャ
40a、40b コ字形状フレーム
41a、41b フレーム上側腕部
42a、42b フレーム下側腕部
43a、43b フレーム連結腕部
44a、44b フランジ部
45a、45b 取り付け部
100 引手

Claims (6)

  1. 上側腕部、下側腕部、並びに該上側腕部及び該下側腕部を連結する連結腕部を有し、断面が開口端を有するコ字形状となるように構成されており、引戸の木口端に形成された切欠き凹部に嵌合して固着される枠部材と、
    前記開口端側の前記上側腕部及び前記下側腕部間に差し渡して設けられた手掛かり部材と、
    前記枠部材の前記連結腕部及び前記手掛かり部材間において、前記上側腕部及び前記下側腕部に軸支される回動軸を中心として回動自在に前記枠部材に装着された仕切り板とを備え、
    前記回動軸は前記仕切り板の前記連結腕部側に位置しており、前記仕切り板は前記枠部材の前記開口端側に向かって厚みが徐々に増大するテーパ部を有していることを特徴とする引手。
  2. 前記仕切り板の前記他方の端部の表面が凸円弧状断面を有しており、前記手掛かり部材の前記仕切り板側の表面が、前記凸円弧状断面と対応する凹円弧状断面を有していることを特徴とする請求項1に記載の引手。
  3. 前記枠部材の前記上側腕部の下面及び前記下側腕部の上面に前記仕切り板の回動角度を制限するストッパがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の引手。
  4. 前記手掛かり部材は、前記引戸の戸板厚より薄い厚さを有しており、該厚さ方向の両面に凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の引手。
  5. 前記枠部材を両側面から装着され、前記切欠き凹部に嵌合可能な1対のコ字形状フレームをさらに備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の引手。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の引手を備えたことを特徴とする引戸。
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