JP2001199910A - 芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族化合物の製造方法

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JP2001199910A
JP2001199910A JP2000013903A JP2000013903A JP2001199910A JP 2001199910 A JP2001199910 A JP 2001199910A JP 2000013903 A JP2000013903 A JP 2000013903A JP 2000013903 A JP2000013903 A JP 2000013903A JP 2001199910 A JP2001199910 A JP 2001199910A
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賢治 徳久
Kazuhisa Kono
和久 河野
Hitoshi Kakiya
均 柿谷
Satoshi Hanzawa
敏 半澤
Masatake Oe
正剛 大江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】芳香環の反応性が高くても、芳香環に直結する
メチル基を選択的にハロゲン化し、それを中間体とし
て、芳香族アルデヒドを製造する方法を提供する。 【解決手段】メチル化芳香族化合物をハロゲン化するに
際し、ラジカル開始剤と同時またはその存在下にハロゲ
ン化剤を2回以上に分けて添加するか、または少量ずつ
連続して添加してハロゲノメチル化芳香族化合物を製造
し、それを水及びソムレー試薬と反応させ、芳香族アル
デヒドを製造する。その芳香族アルデヒドは、それが含
まれる反応混合物を40℃以下に冷却し、析出・単離さ
せることにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香環に直結する
メチル基を選択的にハロゲン化することにより製造され
るハロゲノメチル化芳香族化合物を中間体とする、芳香
族アルデヒドの工業的に有利な製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】芳香環に直結したメチル基を有する芳香
族化合物のメチル基はラジカル反応によって臭素化出来
ることが知られている(特開平11−130708号公
報等)。しかし、芳香環が求電子反応に対する反応性が
高い場合には、芳香環への求電子反応による臭素化が起
こり、場合によっては芳香環への臭素化が優先する
(J.Org.Chem.,Vol.59,No.1
6,p.4473(1994年)等)。特に、2−メチ
ルナフタレンを臭素化して2−(ブロモメチル)ナフタ
レンを製造する場合には、反応性の高いナフタレン環の
臭素化が副反応として進行することが問題となってい
た。
【0003】この問題を解決する手段として、ランタン
の酢酸塩を触媒として用い、メチル基を選択的に臭素化
する方法が知られている(Synth.Commu
n.,Vol.27,No.12,p.2159(19
97年))。しかし、この方法でも、反応溶液中の2−
メチルナフタレン濃度を1モル/Lとして反応すると芳
香環への臭素化体が数%生成しており、希薄溶液で反応
することが必要である。さらに、高価なランタン化合物
を使用し、光照射が必要であるなど工業的に不利である
ことは明らかである。この文献中には、N−ブロモサク
シンイミドによりメチル基を選択的に臭素化する方法に
ついても記載が有るが、未反応の2−メチルナフタレン
が17%残留し、工業的に不利であることは明らかであ
る。
【0004】芳香族アルデヒドの製造法に関しては、こ
れまで、さまざまな方法が知られている。ハロゲノメチ
ル化芳香族化合物と、ヘキサメチレンテトラミンやホル
ムアルデヒド−アンモニア混合物のようなソムレー試薬
を反応させることによる芳香族アルデヒドの合成方法は
ソムレー反応として知られている。しかし、芳香環の反
応性が高い場合には、高収率で芳香族アルデヒドを製造
することは困難であった。例えば、2−ナフトアルデヒ
ドの製造方法として2−メチルナフタレンを直接酸化す
る方法が知られているが(特開平6−135879号公
報、特開平6−9477号公報など)、転化率と選択率
が低いため収率が最大でも50%前後であり工業的な利
用を満足させるものではなかった。さらに、2−(ブロ
モメチル)ナフタレンをヘキサメチレンテトラミンと反
応させるソムレー反応による2−ナフトアルデヒドの製
造方法も知られているが(Chem.Ber.,Vo
l.55,p1835(1922年)、J.Chem.
Soc.,p535(1941年))、先に示した通り
2−メチルナフタレンのメチル基の選択的な臭素化が困
難であるため、工業的な利用を満足させる方法で2−
(ブロモメチル)ナフタレンを供給することが出来なか
った。すなわち、2−(ブロモメチル)ナフタレンを中
間体とするソムレー反応による2−ナフトアルデヒドの
製造方法は、工業的な利用を満足させるものではなかっ
た。よって、これまで工業的な利用を満足させる2−ナ
フトアルデヒドの製造方法は知られていなかった。以上
のように、芳香環の反応性が高い場合にソムレー反応に
より芳香族アルデヒドを製造するには、メチル基の選択
的な臭素化が問題となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の技術上
の問題点に鑑みてなされたものである。その課題は、芳
香環の反応性が高いメチル化芳香族化合物であっても、
芳香環に直結するメチル基を選択的にハロゲン化するこ
とによって製造されるブロモメチル化芳香族化合物を中
間体として、芳香族アルデヒドを製造する方法を、工業
的な利用を満足させる方法で提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先の課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ハロゲン化剤を反
応系へ分割して添加することにより、メチル化芳香族化
合物のメチル基を選択的にハロゲン化してハロゲノメチ
ル化芳香族化合物を製造し、さらにそれをソムレー試薬
と反応させることにより、工業的な利用を満足させる方
法で芳香族アルデヒドを製造出来ることを見出し、本発
明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、下記一般式[I] ArCH3 [I] (式中、Arは置換もしくは無置換のナフチル基、また
は、低級アルキル基、水酸基、シリル基、低級アルコキ
シ基、フェニル基、及びジメチルアミノ基からなる群の
いずれか1つ以上で置換されたフェニル基)で示される
メチル化芳香族化合物をハロゲン化するに際し、一般式
[I]で表されるメチル化芳香族化合物に、過酸化ジア
ルキル、過酸化ジアシル及びアゾ化合物からなる群より
選ばれた一種または二種以上のラジカル開始剤と同時ま
たはその存在下にX2(ただしXはハロゲン原子を表
す)、N−ハロゲノサクシンイミド、及び1,3−ジハ
ロゲノ−5,5−ジメチルヒダントインからなるハロゲ
ン化剤の1種または2種以上を、2回以上に分けて添加
するか、または少量ずつ連続して添加することを特徴と
する、下記一般式[II] ArCH2X [II] (式中、ArおよびXは前記と同様)で示されるハロゲ
ノメチル化芳香族化合物の製造方法である。
【0008】また本発明は、上述の方法によって得られ
た下記一般式[II] ArCH2X [II] (式中、Ar及びXは前記と同様)で示されるハロゲノ
メチル化芳香族化合物を水及びソムレー試薬と反応させ
ることを特徴とする、下記一般式[III] ArCHO [III] (式中、Arは前記と同様)で示される芳香族アルデヒ
ドの製造方法である。
【0009】さらに本発明は、上述の方法で製造された
下記一般式[III] ArCHO [III] (式中、Arは前記と同様)で示される芳香族アルデヒ
ドが含まれる反応混合物を40℃以下に冷却し、芳香族
アルデヒドを析出・単離させることを特徴とする、芳香
族アルデヒドの精製方法である。
【0010】以下に、さらに詳細に本発明を説明する。
【0011】本発明において、上記一般式[I]、一般
式[II]、一般式[III]、及び下記一般式[I
V] ArCHX2 [IV] で示される化合物のArとしては、置換もしくは無置換
のナフチル基、または、低級アルキル基、水酸基、シリ
ル基、低級アルコキシ基、フェニル基、及びジメチルア
ミノ基からなる群のいずれか1つ以上で置換されたフェ
ニル基である。置換もしくは無置換のナフチル基とし
て、例えば1−ナフチル基と2−ナフチル基などをあげ
ることが出来、またフェニル基の置換基として、低級ア
ルキル基としては例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基などをあげることが出
来、シリル基としては例えばトリメチルシリル基、トリ
エチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、
tert−ブチルジフェニルシリル基などをあげること
が出来、低級アルコキシ基としては例えばメトキシ基、
エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ
基、ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブ
チルオキシ基、tert−ブチルオキシ基などをあげる
ことが出来る。Arとして好ましくは、置換または無置
換のナフチル基をあげることが出来、さらに好ましく
は、2−ナフチル基である。
【0012】本発明のハロゲン化反応を実施するに際
し、特に原料のメチル化芳香族化合物が反応温度におい
て液体の場合、無溶媒条件で反応しても良いが、より円
滑に反応を進行させるために必要に応じて反応に溶媒を
用いることが出来る。溶媒の具体例として例えば、クロ
ロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、
ニトロベンゼン等のメチル基を有しない芳香族化合物
や、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−ペンタン等の飽
和脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘプタン、
シクロペンタン等の環状炭化水素、n−プロピルブロマ
イド、n−ブチルクロライド、n−ブチルブロマイド、
ジクロロメタン、ジブロモメタン、ジクロロプロパン、
ジブロモプロパン、ジクロロエタン、ジブロモエタン、
ジクロロプロパン、ジブロモプロパン、ジクロロブタ
ン、クロロホルム、ブロモホルム、四塩化炭素、四臭化
炭素、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、ペンタ
クロロエタン等の飽和脂肪族ハロゲン化炭化水素、クロ
ロシクロヘキサン、クロロシクロペンタン、ブロモシク
ロペンタン等のハロゲン化環状炭化水素、酢酸エチル、
酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロ
ピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸
ブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪酸
ブチル等のエステル、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトンをあげることが出来
る。これらの溶媒は単独でも2種以上混合して用いても
良い。
【0013】本発明において用いられるラジカル開始剤
としては、過酸化ジアルキル、過酸化ジアシル及びアゾ
化合物からなる群より選ばれた1種または2種以上をあ
げることが出来る。過酸化ジアルキルの具体例として
は、過酸化ジ−t−ブチル、過酸化ジクミル、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオ
キシ−i−プロピル)ベンゼン、過酸化−t−ブチルク
ミル、トリス−(t−ブチルパーオキシ)トリアジン、
1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサン、1,1−ジ−t−ブチルパーオ
キシシクロヘキサン、2,2−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、4,4−ジ−t−ブチルパーオキシ吉草酸
ブチルエステル、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチ
ルパーオキシシクロヘキシル)プロパン等をあげること
が出来る。過酸化ジアシルの具体例としては、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化2,4−ジクロロベンゾイル、過酸化
o−クロロベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化アセ
チル、過酸化イソブチリル、過酸化ビス−3,5,5−
トリメチルヘキサノイル等をあげることが出来る。
【0014】一方、アゾ化合物としてはアゾニトリルや
アルキルアゾ等をあげることができ、具体的には2,
2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニト
リル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2−フェニルアゾ−4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾビス
(2−メチルプロパン)、ジメチル−2,2’−アゾビ
ス(2−メチルプロピオネート)等をあげることが出来
る。
【0015】これらのラジカル開始剤は単独でも2種以
上混合して使っても良く、その添加量は原料のメチル化
芳香族化合物1モルに対して0.1〜50.0モルが好
ましく、さらに好ましくは2.0〜20.0モルの割合
である。また、ラジカル開始剤は反応開始時に全量添加
しても良いが、一部を反応開始後に添加するか、もしく
は少量ずつ連続して添加しても良い。反応開始後に添加
する場合には、固体のラジカル開始剤をそのまま加えて
も良いが、先にあげた溶媒を用いて溶液として添加する
ことも操作の簡便化がはかれるために好ましい。
【0016】本発明において、ハロゲン化剤としては、
2(Xはハロゲン原子を示す)、N−ハロゲノサクシ
ンイミド、及び1,3−ジハロゲノ−5,5−ジメチル
ヒダントインの1種または2種以上が用いられる。ハロ
ゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、
またはヨウ素原子を挙げることができ、中でも臭素原子
が好ましい。その添加量は、メチル化芳香族化合物1モ
ルに対してX2またはN−ハロゲノサクシンイミドでは
0.5〜10.0モルが好ましく、1,3−ジハロゲノ
−5,5−ジメチルヒダントインでは0.25〜5.0
モルが好ましい。さらに好ましくはX2またはとN−ハ
ロゲノサクシンイミドでは1.0〜2.0モルであり、
1,3−ジハロゲノ−5,5−ジメチルヒダントインで
は0.5〜1.0モルである。
【0017】ハロゲン化剤として臭素などのX2を単独
で用いる時は水存在下に反応を行っても良い。用いられ
る水の量は原料のメチル化芳香族化合物100gあたり
1000g以内、好ましくは50〜200gの範囲であ
る。
【0018】本発明では、芳香環へのハロゲン化反応を
抑制する必要がある。そのため一般式[I]で示される
メチル化芳香族化合物に対してハロゲン化剤は、ラジカ
ル開始剤と同時に添加するか、またはラジカル開始剤の
一部または全量を先に添加し、その存在下に後からハロ
ゲン化剤を添加することが必要である。また、本発明に
おいてハロゲン化剤を反応系に一度に加えると求電子反
応が競合するため、芳香環のハロゲン化が起こる場合が
ある。そのため、ハロゲン化剤は2回以上に分けて添加
するか、または少量ずつ連続して添加することが必要で
ある。なお臭素などのX2は先にあげた溶媒を用いて溶
液として、添加することも可能である。
【0019】本発明においてハロゲン化剤を添加するの
に要する時間は、任意に選択出来るが、好ましくは3時
間以上である。
【0020】本発明のハロゲン化反応を実施するに際
し、反応温度を0〜200℃の範囲で実施するのが好ま
しい。さらに好ましくは、40〜100℃の範囲であ
る。
【0021】上記で詳細に説明した本発明によるハロゲ
ン化によって、芳香環への求電子反応に高い反応性を有
するメチル化芳香族化合物であっても、芳香環に直結し
たメチル基を選択的に臭素化することができる。特に2
−メチルナフタレンにおいては、これまで困難であった
芳香環への臭素化の抑制に成功し、驚くべきことに、高
濃度条件においても芳香環へ臭素化した副生成物の発生
を1%以下に抑えることが出来た。
【0022】次に芳香族アルデヒドの製造方法について
説明する。
【0023】本発明において用いられるソムレー試薬
は、ハロゲノメチル化芳香族化合物から芳香族アルデヒ
ドを製造するソムレー反応で用いられる試薬であれば特
に限定はなく、具体的にはヘキサメチレンテトラミンや
ホルムアルデヒド−アンモニア混合物等をあげることが
出来る。好ましくは、ヘキサメチレンテトラミンをあげ
ることが出来る。その添加量は例えば一般式[II]で
示されるハロゲノメチル化芳香族化合物1モルに対し、
ヘキサメチレンテトラミンなどのソムレー試薬では0.
1〜10.0モルが好ましく、さらに好ましくは、1.
0〜3.0モルである。本発明では、ソムレー試薬を用
いてソムレー反応を行うことにより、芳香族アルデヒド
を製造するものである。
【0024】本発明のソムレー反応を実施するに際し、
無溶媒条件で反応させても良いが、より円滑に反応を進
行させるために必要に応じて反応系に溶媒を添加するこ
とが出来る。溶媒の具体例として例えば、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸等の低級脂肪族カルボン酸や、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、t
−ブタノール等の低級脂肪族アルコールをあげることが
出来る。好ましくはギ酸、酢酸、プロピオン酸等の低級
脂肪族カルボン酸をあげることが出来、さらに好ましく
は酢酸である。これらの溶媒は単独でも2種以上混合し
て用いても良い。
【0025】本発明のソムレー反応の反応温度は50〜
150℃が好ましく、さらに好ましくは、80〜110
℃である。また、反応時間は数分〜1日が好ましく、さ
らに好ましくは、2〜10時間である。
【0026】本発明のソムレー反応が工業的に有利な点
として、上記で説明した方法により製造した一般式[I
I]で表されるハロゲノメチル化芳香族化合物は、反応
の後処理や必要に応じて行われる溶媒留去の後、精製操
作を行わずに次の芳香族アルデヒドの製造に用いること
が出来る点を挙げることができる。特に、ハロゲン化剤
として臭素を水存在下で用いた場合には、反応の後処理
後に水層を取り除き、また溶媒を使用している場合には
溶媒を留去し、得られるブロモメチル化芳香族化合物を
ソムレー反応に用いることが出来る。従って、本発明に
よれば一般式[I]で表されるメチル化芳香族化合物を
原料として一般式[III]で表される芳香族アルデヒ
ドを製造する方法において、ハロゲン化反応とソムレー
反応との2工程を別の容器で独立して行うことも可能で
あるが、同一の容器内で2工程を実施して芳香族アルデ
ヒドを製造することも可能である。
【0027】さらに工業的に有利な点としては、前記の
ハロゲン化反応の副反応により生成する前記一般式[I
V]で示されるジハロゲノメチル化芳香族化合物の混入
があっても、一般式[II]で示されるハロゲノメチル
化芳香族化合物のソムレー反応には悪影響を及ぼすこと
がない点があげられる。一般式[IV]で表されるジハ
ロゲノメチル化芳香族化合物はソムレー反応を阻害しな
いだけでなく、それ自身が加水分解によって前記一般式
[III]で示される芳香族アルデヒドとなるので、一
般式[I]で示されるメチル化芳香族化合物を基準とし
た反応収率をさらに高くすることに貢献している。一般
式[IV]で表されるジハロゲノメチル化芳香族化合物
の加水分解には特に限定はなく、例えば酸による加水分
解を挙げることができる。なおソムレー反応の溶媒とし
て低級脂肪族カルボン酸などを用いた場合には、その酸
により、一般式[IV]で表されるジハロゲノメチル化
芳香族化合物の加水分解をも併せて行うことができる。
【0028】本発明により製造された一般式[III]
で表される芳香族アルデヒドは、それが含まれる反応混
合物を40℃以下に冷却して固体として析出・単離させ
ることにより精製することができる。これは芳香族アル
デヒドが50℃以下で固体である場合には好ましい方法
である。さらに好ましくは、反応混合物が凍結しない温
度範囲で30℃以下に冷却することが望ましい。析出し
た固体は、吸引濾過や遠心濾過等の方法により反応溶液
と分離して取り出すことが出来る。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法によれば、反応性の高い芳
香環をもつメチル化芳香族化合物のメチル基を選択的に
ハロゲン化し、次いで、ソムレー反応を行うことにより
簡便に芳香族アルデヒドを製造出来るので、反応性の高
い芳香環をもつ芳香族アルデヒドの工業的製造方法とし
て有利である。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例によって詳細に説明する
が、本発明はこの実施例によって限定されるものではな
い。
【0031】実施例1 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル6.59gをク
ロロベンゼン150mLに溶解してラジカル開始剤溶液
155mLを調製し、臭素90.0gをクロロベンゼン
400mLに溶解して臭素溶液を調製した。次に、2−
メチルナフタレン56.9gをクロロベンゼン200m
Lに溶解し水60mLを加えた。アルゴン雰囲気下、こ
の混合物を攪拌しつつ、85℃のオイルバスで加熱し、
先に調製したラジカル開始剤溶液75mLを加えた。続
いて、臭素溶液を7.5時間かけて滴下した。臭素滴下
中に、滴下開始後2.5時間及び5時間経過したところ
で、ラジカル開始剤溶液40mLずつを加えた。滴下終
了後1時間加熱を続けた。反応終了後、反応混合物を放
冷し、ヘキサン800mLと水500mLを加えた。こ
の混合物から水層を除き、有機層は水100mLで2回
洗浄し、さらに飽和食塩水100mLで洗浄した。有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し
た。得られた残渣は、2−(ブロモメチル)ナフタレン
74%、2−(ジブロモメチル)ナフタレン14%を含
み、芳香環が臭素化された化合物は1%以下であった。
【0032】先の残渣にヘキサメチレンテトラミン12
1g、酢酸200mL、水200mLを加え、攪拌しつ
つ還流した。6時間後、加熱を停止し、放冷した。加熱
停止後18時間で、反応混合物中に析出した固体を吸引
濾過で取りだし、45℃の真空乾燥機で乾燥させた。固
体は2−ナフトアルデヒドで、収量50.4g、2−メ
チルナフタレン基準の収率81%、純度98%であっ
た。
【0033】以上に示したように、2−メチルナフタレ
ンのメチル基を高い選択性で臭素化することによって、
収率良く2−ナフトアルデヒドを製造することが出来
た。
【0034】実施例2 2−メチルナフタレン56.8gと2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル6.57gを酢酸エチル400mL
に溶解し、アルゴン雰囲気下、加熱還流した。1,3−
ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン80.3gを
少量ずつ連続して添加し、5.5時間で全量を添加し
た。添加終了後、30分で加熱を中止し放冷した。室温
になった反応混合物にヘキサン200mLを加え、沈殿
を吸引濾過し、沈殿をヘキサン100mLで4回洗浄し
た。濾液より溶媒を留去すると黄褐色固体82.6gが
得られた。得られた固体をGC−MSで分析すると、2
−(ブロモメチル)ナフタレン81%、2−(ジブロモ
メチル)ナフタレン14%を含み、芳香環が臭素化され
た化合物は1%以下であった。このように、高い選択性
でメチル基を臭素化出来、またこの生成物を用いた場合
に収率良く2−ナフトアルデヒドを製造することが出来
る。
【0035】比較例1 2−メチルナフタレン7.14gに水7.0mLを加
え、110℃のオイルバスで加熱した。そこへ6時間か
けて臭素18.2gを滴下した。滴下終了後、さらに
1.5時間加熱を続けた。反応混合物を放冷後ジクロロ
メタン100mLと水50mLを加え、水層を分離後、
飽和食塩水50mLで有機層を洗浄した。有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥後、GC−MSで分析すると、2−
(ジブロモメチル)ナフタレンを27%、1−ブロモー
2−メチルナフタレンを15%含み、また、1−ブロモ
ー2−メチルナフタレンの芳香環が更に1箇所臭素化さ
れた化合物を36%含んでいた。このように、臭素化に
おける選択性が低く、またこの生成物を用いて2−ナフ
トアルデヒドを製造した場合に収率と純度が低下する。
【0036】比較例2 2−メチルナフタレン1.43g、1,3−ジブロモ−
5,5−ジメチルヒダントイン2.86g、2,2’−
アゾビスイソブチロニトリル18.8mgをクロロホル
ム10mLに溶解し、アルゴン雰囲気下、加熱還流し
た。3時間で加熱を停止後、放冷しGC−MSで分析す
ると、2−(ブロモメチル)ナフタレン42%、2−
(ジブロモメチル)ナフタレン5%、1−ブロモ−2−
メチルナフタレン26%、1−ブロモ−2−(ブロモメ
チル)ナフタレン22%を含んでいた。このように、臭
素化における選択性が低く、またこの生成物を用いて2
−ナフトアルデヒドを製造した場合に収率と純度が低下
する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 大江 正剛 神奈川県座間市東原4−4−10−403 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AC45 BA50 BA51 BA93 BC19 BD21 BD70 BE53 BE60 EA21 4H039 CA50 CD10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[I] ArCH3 [I] (式中、Arは置換もしくは無置換のナフチル基、また
    は、低級アルキル基、水酸基、シリル基、低級アルコキ
    シ基、フェニル基、及びジメチルアミノ基からなる群の
    いずれか1つ以上で置換されたフェニル基)で示される
    メチル化芳香族化合物をハロゲン化するに際し、一般式
    [I]で表されるメチル化芳香族化合物に、過酸化ジア
    ルキル、過酸化ジアシル及びアゾ化合物からなる群より
    選ばれた一種または二種以上のラジカル開始剤と同時ま
    たはその存在下にX2(ただしXはハロゲン原子を表
    す)、N−ハロゲノサクシンイミド、及び1,3−ジハ
    ロゲノ−5,5−ジメチルヒダントインからなるハロゲ
    ン化剤の1種または2種以上を、2回以上に分けて添加
    するか、または少量ずつ連続して添加することを特徴と
    する、下記一般式[II] ArCH2X [II] (式中、ArおよびXは前記と同様)で示されるハロゲ
    ノメチル化芳香族化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】3時間以上かけてハロゲン化剤を添加する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】一般式[I]及び一般式[II]のAr
    が、置換または無置換のナフチル基であることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】一般式[I]及び一般式[II]のAr
    が、2−ナフチル基であることを特徴とする、請求項1
    〜3いずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4いずれかに記載の方法によっ
    て得られた下記一般式[II] ArCH2X [II] (式中、Arは置換もしくは無置換のナフチル基、また
    は、低級アルキル基、水酸基、シリル基、低級アルコキ
    シ基、フェニル基、及びジメチルアミノ基からなる群の
    いずれか1つ以上で置換されたフェニル基を表し、Xは
    ハロゲン原子を表す)で示されるハロゲノメチル化芳香
    族化合物を水及びソムレー試薬と反応させることを特徴
    とする、下記一般式[III] ArCHO [III] (式中、Arは前記と同様)で示される芳香族アルデヒ
    ドの製造方法。
  6. 【請求項6】ソムレー試薬がヘキサメチレンテトラミン
    であることを特徴とする、請求項5に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】低級カルボン酸存在下に反応を行うことを
    特徴とする、請求項5または6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】一般式[II]で示されるハロゲノメチル
    化芳香族化合物と、下記一般式[IV] ArCHX2 [IV] (式中、Ar及びXは前記と同様)で示されるジハロゲ
    ノメチル化芳香族化合物が混在する場合に、当該ジハロ
    ゲノメチル化芳香族化合物を加水分解して、一般式[I
    II]で表される芳香族アルデヒドを生成させることを
    特徴とする、請求項5〜7いずれかに記載の製造方法。
  9. 【請求項9】一般式[II]、一般式[III]、及び
    一般式[IV]のArが置換または無置換のナフチル基
    であることを特徴とする、請求項5〜8いずれかに記載
    の製造方法。
  10. 【請求項10】一般式[II]、一般式[III]、及
    び一般式[IV]のArが2−ナフチルであることを特
    徴とする、請求項5〜9いずれかに記載の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項5〜10いずれかに記載の方法で
    製造された下記一般式[III] ArCHO [III] (式中、Arは置換もしくは無置換のナフチル基、また
    は、低級アルキル基、水酸基、シリル基、低級アルコキ
    シ基、フェニル基、及びジメチルアミノ基からなる群の
    いずれか1つ以上で置換されたフェニル基)で示される
    芳香族アルデヒドが含まれる反応混合物を40℃以下に
    冷却し、芳香族アルデヒドを析出・単離させることを特
    徴とする、芳香族アルデヒドの精製方法。
  12. 【請求項12】一般式[III]のArが置換または無
    置換のナフチル基であることを特徴とする、請求項11
    に記載の精製方法。
  13. 【請求項13】一般式[III]のArが2−ナフチル
    であることを特徴とする、請求項11または12に記載
    の精製方法。
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