JP2001198960A - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
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Abstract
して、製品部の品質を保持し得る射出成形機を提供す
る。 【解決手段】 可動型2の型開動作により製品部および
これに一体化するスプール部が固定型1から離脱する。
固定型1のスプール開口4aにエアを噴射するエアブロ
ー装置10を備え、スプール部のランナ側端部がスプー
ル開口4aを通過する際エアブロー装置10からエアを
噴射してスプール部の糸引きを切断する。スプール開口
4aの近接位置にエアノズル11を配置し、エアノズル
11から所定タイミイングでエアを噴射する。エアノズ
ル11にエアを供給するエアバルブ13が可動型2の所
定の型開位置で作動し、この作動タイミイングでエアノ
ズル11からエアを噴射する。
Description
より各種機械部品を成形する射出成形機に係り、特にそ
の成形型に関する。
している。この成形型は固定型1と可動型2を備え、可
動型2が固定型1に対して進退移動することにより成形
型が開閉するようになっており、型閉して内部のキャビ
ティ内に溶融樹脂材料を流し込んで、固化させることに
より、型開した成形型から製品が取り出される。
ナノズル3とスプールブッシュ4が連設配置されてお
り、これらにより斜線で示すような溶融樹脂材料の流路
が形成される。なお、このような流路に近接した位置に
は冷却管5が配置されている。成形型を型開する場合、
流し込まれた溶融樹脂材料のうちスプールブッシュ4に
充填された部分(スプール部)P1 は、図7に示される
ように可動型2の型開動作によりランナ部P2 と分離さ
れ、製品部Pと一体化するかたちで固定型から離脱す
る。
動型2が型開すると、図7のようにスプール部P1 のホ
ットランナノズル3側端部にいわゆる糸引きP3 が形成
される。この糸引きP3は、破断して点線のように固定
型1側に垂れ下がる(点線図示)。このように糸引きP
3 がそままま残存すると、図8のように製品部Pに糸引
きP3 が転写され、このままでは製品部Pの品質を損な
うことになる。
ンナノズル3の温度を下げ、あるいは成形品の冷却時間
の延長などの対策を行っていた。さらに、スプール先端
径の縮小化等で対策していたが、成形サイクルが長くな
り、また不良率を改善するのが難しかった。
をなくして、製品部の品質を確保し得る射出成形機を提
供することを目的とする。
開動作により製品部およびこれに一体化するスプール部
が固定型から離脱するようにした射出成形機であって、
固定型のスプール開口にエアを噴射するエアブロー装置
を備え、スプール部のランナ側端部がスプール開口を通
過する際エアブロー装置からエアを噴射してスプール部
の糸引きを切断するようにしたことを特徴とする。
ロー装置は、スプール開口の至近位置にエアノズルを有
していて、このエアノズルから所定タイミイングでエア
を噴射するように構成し得る。この発明の射出成形機に
おいて、前記エアノズルにエアを供給するエアバルブ
は、可動型の所定の型開位置で作動し、この作動タイミ
イングでエアノズルからエアを噴射するように構成し得
る。この発明の射出成形機において、好ましくは、前記
スプール部のランナ側端部がスプール開口を通過すると
き、エアバルブが作動するようにその作動タイミイング
が設定されている。また、本発明の射出成形機におい
て、前記エアバルブは、好ましくは、可動型に一体的に
設けたドックによって作動する。
端部がスプール開口を通過する際エアブロー装置からエ
アを噴射する。このように適切なタイミングでエアブロ
ーすることにより、スプール部の糸引きを適正かつ完全
に切断することができる。
例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用
いて、この発明による射出成形機の好適な実施の形態を
説明する。図1はこの実施形態における成形型の構成例
を示している。この成形型は固定型1及び可動型2を備
え、可動型2が固定型1に対して進退移動することによ
り成形型が開閉するようになっている。そして、型閉し
て内部のキャビティ内に溶融樹脂材料を流し込んで、固
化させることにより、型開した成形型から製品が取り出
されるようになっている。このような構成は、実質的に
従来例の場合と同様である。
用いて説明したように、ホットランナノズル3とスプー
ルブッシュ4により溶融樹脂材料の流路が形成される。
流し込まれた溶融樹脂材料のうちスプールブッシュ4に
充填されたスプール部P1 は、可動型2の型開動作によ
りランナ部P2 と分離され、製品部Pと一体化するかた
ちで固定型から離脱する。
ールブッシュ4のスプール開口4aにはエアを噴射する
エアブロー装置10が備えられている。そして、後述す
るようにスプール部P1 のランナ3側端部がスプール開
口4aを通過する際、エアブロー装置10がエアを噴射
してスプール部P1 の糸引きP3 を切断するようになっ
ている。
の近接した位置にエアノズル11が配置されている。エ
アノズル11は固定型1に固定されており、図示のよう
にスプール開口4aと直交方向に配置されている。エア
ノズル11にはエア配管12を介して図示しないエア源
から圧縮エアが供給され、所定のタイミイングでエアを
噴射する。エア配管12の途中には、エアノズル11に
エアを供給するエアバルブ13が設けられている。
置で作動し、この作動タイミイングでエアノズル11か
らエアを噴射するようになっている。すなわち、スプー
ル部P1 のランナ3側端部がスプール開口4aを通過す
るとき、エアバルブ13が作動するようにその作動タイ
ミイングが設定されている。
型2に一体的に設けたドック14によって作動する。ド
ック14は支持桿15を介して、エアバルブ13の対応
位置に支持される。エアバルブ13には、ドック14が
当接することでバルブを切り替えるプランジャ16が設
けられている。
に固定型1と可動型2をぴったりと重合させて、これら
の固定型1および可動型2で形成されるキャビティ1
(図1参照)内に溶融樹脂材料を流し込んで、固化させ
る。このとき、ドック14は、プランジャ16に当接し
ていないため、エアバルブ13は図3のA部で示される
ように閉じたままになっている。
ことでスプール部P1 は、ランナ部P2 と分離される。
また、スプール部P1 のランナ3側端部がスプール開口
4aを通過する際、ドック14がプランジャ16に当接
して、これによりエアバルブ13が図4のB部で示され
るように開き、エア源からエアが供給される。
1にエアが供給され、D部で示されるようにエアノズル
11からスプール部P1 の端部にエアが噴射される。こ
れによりスプール部P1 の糸引きP3 が切断される。そ
の後、スプール部P1 は、可動型2の型開動作により製
品部Pと一体化するかたちで固定型1から離脱する。こ
のようにスプール部P1 のランナ3側端部がスプール開
口4aを通過する瞬間に糸引きP3 を切断することで、
その糸引きP3 が固定型1側に垂れ下がって残存するこ
とはない。
開口4a内に僅かに残るだけで、この残った部分は、図
2(B)のように次回の成形樹脂内に埋没し、廃材とし
て処理される。なお、図2(B)においてスプール部P
1 は、カットラインLにて製品部Pから切断される。
形例もしくは具体例を示している。図において、エア配
管12は、固定型1に取り付けられたエアシリンダ17
に接続される。エアシリンダ17は、型閉時に矢印のよ
うに圧縮され、圧縮空気が溜められる。エア配管12の
途中には逆止弁18が設けられる。
側端部がスプール開口4aを通過する際エアバルブ13
が開き、エアシリンダ17内に溜まった空気がエアノズ
ル11から噴射される。この場合にも糸引きP3 を切断
することで、その糸引きP3が固定型1側に垂れ下がっ
て残存することはない。
プール部のランナ側端部に適切なタイミングでエアブロ
ーすることにより、スプール部の糸引きを適正にかつ完
全に切断することができる。この場合、本発明によれば
安価な装置で実現することができ、低コストで糸引き問
題を解消することができると共に、既存の型設備に対し
ても適用可能である。このように糸引き対策に万全を期
すことで不良率を大幅に低減し、成形サイクルを有効に
短縮することができる等の利点を有している。
示す斜視図である。
その糸引きの処理を説明する図である。
要部平面図である。
要部平面図である。
示す図である。
示す図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 可動型の型開動作により製品部およびこ
れに一体化するスプール部が固定型から離脱するように
した射出成形機であって、 固定型のスプール開口にエアを噴射するエアブロー装置
を備え、スプール部のランナ側端部がスプール開口を通
過する際エアブロー装置からエアを噴射してスプール部
の糸引きを切断するようにしたことを特徴とする射出成
形機。 - 【請求項2】 前記エアブロー装置は、前記スプール開
口の近接位置にエアノズルを有し、このエアノズルから
所定タイミイングでエアを噴射することを特徴とする、
請求項1に記載の射出成形機。 - 【請求項3】 前記エアノズルにエアを供給するエアバ
ルブが、可動型の所定の型開位置で作動し、この作動タ
イミイングでエアノズルからエアを噴射するようにした
ことを特徴とする、請求項2に記載の射出成形機。 - 【請求項4】 前記スプール部のランナ側端部が前記ス
プール開口を通過するとき、前記エアバルブが作動する
ようにその作動タイミイングが設定されていることを特
徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の射出成形
機。 - 【請求項5】 前記エアバルブは、可動型に一体的に設
けたドックによって作動することを特徴とする、請求項
1〜4のいずれかに記載の射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000013517A JP3864389B2 (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000013517A JP3864389B2 (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001198960A true JP2001198960A (ja) | 2001-07-24 |
JP3864389B2 JP3864389B2 (ja) | 2006-12-27 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102785335A (zh) * | 2012-08-17 | 2012-11-21 | 浙江凯华模具有限公司 | 注塑模具浇口拉丝切断机构 |
CN115847730A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-03-28 | 嘉兴乐威欧文科技有限公司 | 一种汽车塑料配件的高效注塑装置及其注塑工艺 |
-
2000
- 2000-01-21 JP JP2000013517A patent/JP3864389B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102785335B (zh) * | 2012-08-17 | 2015-05-27 | 浙江凯华模具有限公司 | 注塑模具浇口拉丝切断机构 |
CN115847730A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-03-28 | 嘉兴乐威欧文科技有限公司 | 一种汽车塑料配件的高效注塑装置及其注塑工艺 |
CN115847730B (zh) * | 2022-11-30 | 2023-08-18 | 嘉兴乐威欧文科技有限公司 | 一种汽车塑料配件的高效注塑装置及其注塑工艺 |
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