JP2001198056A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2001198056A
JP2001198056A JP2000012220A JP2000012220A JP2001198056A JP 2001198056 A JP2001198056 A JP 2001198056A JP 2000012220 A JP2000012220 A JP 2000012220A JP 2000012220 A JP2000012220 A JP 2000012220A JP 2001198056 A JP2001198056 A JP 2001198056A
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hose
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pipe
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Sadao Fukushima
定男 福島
Jun Yoshida
潤 吉田
Akihiro Morita
明宏 森田
Hirotaka Kano
裕隆 鹿野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L5/00Structural features of suction cleaners
    • A47L5/12Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum
    • A47L5/14Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum cleaning by blowing-off, also combined with suction cleaning

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、簡単な構成により還流させる排気が
本体ケース外に漏れることを防止することができる電気
掃除機を提供することを課題とする。 【解決手段】電動送風機6からの排気をホース24を介し
て床用吸込具54に還流させる電気掃除機において、掃除
機本体1に配設され、電動送風機6の排気をホース24に
還流させる排気ガイド100を一部品により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機本体に内蔵
した電動送風機からの排気をホースやパイプを介して床
用吸込具に還流するようにした排気還流(循環)式の電
気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、掃除機本体に内蔵された
電動送風機からの排気を、本体ケース下部に配設された
カバー等の複数の部品の組み合わせにより形成された排
気通路を介して回転ブラシを有する床用吸込具へ還流さ
せる還流路を形成し、床用吸込具内で排気を回転ブラシ
に案内することにより回転ブラシを回転させながら被掃
除面の塵埃を浮き上がらせて吸い込むように構成した電
気掃除機を特願平11−163986号にて提案した。
【0003】しかしながら、排気通路を流れる排気の空
気圧は、大気圧より高くなっているため、カバー等の排
気通路を構成する部品間の隙間から排気が漏れ、漏れた
風により床面や絨毯上の塵埃が舞い上がって拡散するな
どして不衛生になる欠点があると共に、回転ブラシに案
内される排気量が減少して回転ブラシの回転力が不足し
清掃効率が低下する欠点があった。
【0004】上記問題を解決するために、カバー等の排
気通路を構成する部品にパッキン等のシール手段を設け
て排気の漏れを防止する構成が考えられるが、シール手
段を装着する作業が必要となり、組立作業性が低下する
と共に、経年変化等によりカバー等の排気通路を構成す
る部品の寸法が変化し、排気通路に隙間が生じて排気が
漏れる虞がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点に鑑
みなされたもので、簡単な構成により還流させる排気が
本体ケース外に漏れることを防止することができる電気
掃除機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該掃除機本体に接
続される可撓性ホースと、該ホースに選択的に接続され
る延長パイプと、該延長パイプに接続される床用吸込具
と、前記電動送風機の排気を床用吸込具に還流させる還
流路とを備え、排気ガイドを筒状に一体形成し、前記排
気ガイドの一方を、電動送風機を収納する電動送風機収
納室に形成された開口に接続すると共に、排気ガイドの
他方を、掃除機本体に形成され、ホースに形成された還
流路に連通する連通口に接続したことを特徴とする。
【0007】本発明の第1の手段において、前記排気ガ
イドに可撓性を具備させると共に、前記開口及び連通口
に、排気ガイドに形成された接続部を嵌合させることが
好ましい。
【0008】本発明の第2の手段は、電動送風機を内蔵
する掃除機本体と、該掃除機本体に接続される可撓性ホ
ースと、該ホースに選択的に接続される延長パイプと、
該延長パイプに接続される床用吸込具と、前記電動送風
機の排気を床用吸込具に還流させる還流路とを備え、前
記電動送風機を囲繞するモータケースの一部とホースに
形成された還流路に連通する連通口に接続される排気ガ
イドとを一体形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態を図1乃
至図20に基づいて以下に詳述する。
【0010】1は掃除機本体で、本体ケース2、該本体
ケース2外底部に取り付けられるカバー16(後述)、前
記本体ケース2前部に取り付けられるフロントカバー18
(後述)とから構成されており、前記本体ケース2の前
壁に吸気口3を有すると共に、該本体ケース2前方か
ら、前記吸気口3に連通させた状態で紙パック4を内蔵
する集塵室5、電動送風機6を収納する電動送風機収納
室7、コードリール8を内蔵するコードリール室9を順
次備えている。
【0011】前記電動送風機6は、モーターカバー10に
て覆われており、該モーターカバー10には、前記電動送
風機6の送風機に対応する位置に第1開口11、電動送風
機6の電動機に対応する位置に第2開口12が形成されて
いる。13は前記第2開口12に配設されるフィルターで、
前記電動送風機6の排気の一部が電動機を通過した後、
該フィルター13を介して本体ケース2側方に配設された
車輪14の軸部分から排出されるようになっている。
【0012】15は前記本体ケース2の電動送風機収納室
7底面に、電動送風機6を覆うモーターカバー10の第1
開口11に対応して形成された戻り口である。
【0013】100はブロー成型により、薄肉の筒状に形
成された排気ガイドで、一方に前記戻り口15より大径に
形成された第1開口部101を有すると共に、他方に後述
する連通口23より大径に形成された第2開口部102(本
実施の形態においては2カ所)を有している。103は前
記排気ガイド100の第1開口部101近傍に形成された第1
嵌合部で、前記戻り口15より小径に形成されている。10
4は前記排気ガイド100の第2開口部102近傍に形成され
た第2嵌合部で、後述する連通口23より小径に形成され
ている。
【0014】前記第1嵌合部103を戻り口15に嵌合させ
ると共に、第2嵌合部104を連通口23に嵌合させること
により、電動送風機6からの排気が戻り口15から排気ガ
イド100を介して連通口23に排出されるようになってい
る。
【0015】前記排気ガイド100は薄肉に形成されてお
り可撓性を有しているため、第1開口部101及び第2開
口部102を内側へ変形させ、戻り口15及び連通口23に挿
入し第1嵌合部103及び第2嵌合部104を戻り口15及び連
通口23に嵌合させる作業を容易に行うことができ、組立
作業性を向上することができる。
【0016】また、内側へ変形させた第1開口部101及
び第2開口部102が復元力により外側へ拡がって元の状
態に戻ることにより、排気ガイド100が戻り口15及び連
通口23から外れることが防止されると共に、戻り口15及
び連通口23のシール性を向上させることができるように
なっている。16は前記排気ガイド100を覆うと共に、前
記本体ケース2外底面に取り付けられるカバーである。
【0017】18は前記本体ケース2の前部に取り付けら
れ、前記本体ケース2との間に排気空間19を形成するフ
ロントカバーで、後述するホース24の第1接続部材27が
挿入されるホース接続筒部20を形成しており、該ホース
接続筒部20の開口は前記本体ケース2の吸気口3に一致
するようになっている。21は前記ホース接続筒部20の一
部に形成され、前記排気空間19とホース接続筒部20内と
を連通する連通口である。
【0018】22は前記本体ケース2前壁下部に前方に向
かって形成される区画壁、23は該区画壁22に形成された
連通孔で、該連通口23により排気ガイド100と排気空間1
9とを連通するようになっている。
【0019】24は一端側を前記掃除機本体1に着脱自在
に接続されるホースで、可撓性を有する小径の内側ホー
ス25と該内側ホース25よりも大径の外側ホース26とによ
り2重構造となっており、内側ホース25内を吸気路、連
通口21を介して排気空間19と連通する内側ホース25と外
側ホース26との間を排気路としている。また、外側ホー
ス26には導電性及び保形性を有するコイル線が内装され
ている。
【0020】上記ホース24において、内側ホース25はコ
イル線等が内装されておらず、誤って使用者がホース24
を踏んだ場合でも、内側ホース25の変形は復元するた
め、外側ホース26が変形していなければ内側ホース25が
変形していることはなく、従って塵埃が内側ホース25内
に詰まることはなく、また、外側ホース26が変形してい
れば内側ホース25も潰れていることを認識でき、内側ホ
ース25の異常に気づかずに塵埃が詰まるなどの不都合が
防止される。
【0021】また、前記ホース24は、本実施の形態で
は、内側ホース25を着色した樹脂製、外側ホース26を半
透明な樹脂にて形成している。
【0022】30は前記ホース24の他端部に配設される接
続部材で、前記内側ホース25が接続される内部材31と、
前記外側ホース26が接続される外部材32とから構成され
ている。
【0023】33は上面にグリップ部34を一体的に形成し
た把手管で、該把手管33に、前記ホース24を接続した接
続部材30が回転自在かつ電気的に接続されている。前記
把手管33は、前記接続部材30の内部材31に一致する吸気
路となる断面略円形の内側筒状部35と、該内側筒状部35
の下側(前記グリップ部34の反対側)を覆うように形成
されて前記第2接続部材30の外部材32に連通し排気路と
なる外側筒状部36とから構成されている。
【0024】37は前記把手管33に揺動自在に内蔵された
クランプで、一端に形成された押圧部38を把手管33の上
面に露出すると共に、他端に形成されたフック39を、内
側筒状部35に形成した図示しない開口を介して内側筒状
部35内に出没自在に臨ませるようになっている。
【0025】40、41は前記把手管33に着脱自在に取り付
けられる第1、第2延長パイプで、前記把手管33の形状
に対応して、各々前記内側筒状部35に一致する断面略円
形の吸気筒部42、43と、前記外側筒状部36に一致して該
吸気筒部42、43の下方を覆うように形成された断面略三
日月形状の排気筒部44、45とから構成されている。
【0026】前記第1延長パイプ40の他端部(第2延長
パイプ41の接続側)には、前記吸気筒部42側の外面に一
体的に取り付けられたカバー40aとの間に、前記把手管3
3のクランプ37と同様のクランプ46が配設されており、
一端に形成された押圧部47をカバー40a上面に露出する
と共に、他端に形成されたフック48を、前記第1延長パ
イプ40の吸気筒部42に形成した開口49を介して吸気筒部
42内に出没自在に臨ませるようになっている。
【0027】前記第1、第2延長パイプ40、41の一端部
(把手管33接続側)には、各々前記把手管33及び第1延
長パイプ41の他端部に挿入される挿入筒部50、51が形成
されており、該吸気筒部42、43の挿入筒部50、51外周に
はシールパッキン52が配設されている。53は前記挿入筒
部50、51の吸気筒部42、43側上面に形成された係合凹部
で、前記クランプ46のフック48が係合するようになって
いる。
【0028】ここでは第1延長パイプ40と第2延長パイ
プ41との接続部分について図示して詳述したが、第2延
長パイプ41と後述する床用吸込具54の接続管79との接続
部分についても同様であり、説明及び詳細な図は省略し
ている。
【0029】54は前記第2延長パイプ41の他端部に着脱
自在に接続される床用吸込具で、上ケース55、下ケース
56、及び上下ケース55、56に係脱自在に係合する蓋体68
(後述)からなる吸込具本体57と、前記上下ケース55、
56に挟持されて吸込具本体57に対して上下動自在に配設
される回動管75(後述)、該回動管75に周方向に回転自
在に配設される接続管79(後述)とから構成されてい
る。
【0030】58は前記吸込具本体57の底面に形成された
吸込口、59は前記吸込具本体57内に形成された回転ブラ
シ収納室で、回転ブラシ60を前記吸込口58に臨ませた状
態で回転自在に収納している。
【0031】前記回転ブラシ60は、芯体61と、この芯体
61に形成された螺旋状の溝に基部を挿入して装着される
一対のブラシ体62と、同じく芯体61の螺旋状の溝に基部
を挿入して装着される一対のブレード63とから構成され
ている。前記ブレード63はナイロンやポリエチレン樹脂
等により湾曲形状に成形されている。
【0032】64は前記下ケース56の吸込口58前部に、略
水平方向に形成された案内部、65は後述する蓋体68の下
部材70に連続的に配設されたガイド部材で、前記下ケー
ス56の前壁との間、及び前記案内部64との間に各々間隔
を有した状態に配設されており、後述する通路72からの
排気を前記案内部64に向かって案内するようになってい
る。
【0033】また、還流路(後述する通路72)の吐出開
口となる前記ガイド部材65の下端は案内部64に臨ませ、
被掃除面に近接させており、還流路(通路72)からの排
気を被掃除面に近接した位置から吐出させることによ
り、被掃除面の塵埃を巻き込みやすく、清掃効率を向上
できるようになっている。
【0034】前記案内部64に衝突した排気は、その方向
を変えられて前記回転ブラシ60側へ案内されるようにな
っており、絨毯等を掃除中に回転ブラシ60のブレード63
及びブラシ体62が絨毯に引っかかって回転力が低下する
のを防止するようになっている。
【0035】66は前記上下ケース55、56の後方中央部に
形成された軸支部で、後述する回動管75の中空軸78を回
動自在に軸支するようになっている。67は前記軸支部66
に連続的に形成された排気空間で、後述する回動管75の
中空軸78を介して電動送風機6の排気が案内されるよう
になっている。
【0036】68は前記上下ケース55、56に着脱自在に取
り付けられ、前記回転ブラシ収納室59の天面を構成する
蓋体で、上部材69及び下部材70とから構成されている。
71は前記上部材69の長手方向の両端部近傍、即ち前記回
転ブラシ60の両端部分に対応する位置に、該上部材69の
短手方向の全幅にわたって上方に突出形成された一対の
膨出部で、該膨出部71と下部材70との間に、前記排気空
間67からの排気が通過する通路72が形成されているとと
もに、該通路72の前方開口を排気の吐出口としている。
【0037】前記下部材70の通路72、72間に対応する部
分には多数の小孔73が形成されており、回転ブラシ収納
室59内の空気流による騒音を低減させるようになってい
る。
【0038】74は前記回転ブラシ60の両端部分に対応す
る膨出部71前方に形成された案内口で、前記通路72に連
通しており、前記案内口74から取り入れられた外気が、
前記通路72からの排気と共に、案内部64を介して回転ブ
ラシ60に向かって案内され、回転ブラシ60を回転させる
ようになっている。
【0039】75は前記吸込具本体57に対して上下動自在
に配設される回動管で、後述する接続管79が接続される
一端側から吸込具本体57に挟持される他端側に連続する
吸気管部76を形成すると共に、該回動管75の一端側の吸
気管部76の外周部には、後述する接続管79の排気路81に
一致する排気流路77が形成されている。
【0040】78は前記回動管75の他端側に形成され、前
記排気流路77に連通する中空の軸で、該軸78が前記上下
ケース55、56の軸支部66、66にて回動自在に軸支される
ことにより、回動管75の排気流路77と吸込具本体57の排
気空間67とが連通するようになっている。
【0041】79は前記回動管75に周方向に回動可能に接
続される接続管で、前記回動管75の吸気管部76に連通す
る吸気路80と、該吸気路80の外周部に一体形成されて前
記第2延長パイプ41の排気筒部45に連通する排気路81
と、該排気路81の一部を構成するカバー部材82とから構
成されている。
【0042】前記接続管79の排気路81は、第2延長パイ
プ41側においては、第2延長パイプ41の排気筒部45に一
致する断面三日月形状となっていると共に、該接続管79
の回動管75接続側においては、前記吸気管部76の外周全
周にわたって形成されている。
【0043】前記接続管79の第2延長パイプ41側には、
上記第2延長パイプ41の第1延長パイプ40側端部、及び
第1延長パイプ40の把手管33接続側端部と同様に挿入筒
部84が形成されており、該挿入筒部84には、前記クラン
プ46のフック48が係合する係合凹部85が形成されてい
る。
【0044】86は前記回動管75の一端側に取り付けられ
る支持カバーで、上下支持部材87、88からなり、前記回
動管75の一端側との間で接続管79の排気路81開口縁に形
成された鍔部89を挟持して回動管75と接続管79とを回動
自在に支持するようになっている。
【0045】前記回動管75は、吸込具本体57に対して略
垂直な位置まで回動させることができるようになってい
るとともに、接続管79は回動管75に対して左右方向に、
床面と略水平な位置まで回動させることができるように
なっており、回動管75を垂直まで回動させるとともに接
続管79を左右いずれかの方向に略水平位置まで回動させ
ることにより、吸込具本体57に対して第1、第2延長パ
イプ40、41がほぼ平行となり、家具等の隙間に吸込具本
体57を侵入させて掃除が可能となる。
【0046】而して、本実施の形態において、電動送風
機6を駆動させると、床用吸込具54の吸込口58及び案内
口74から吸い込まれた空気が塵埃を含んだ状態で回動管
75の吸気管部76、接続管79の吸気路80、第1、第2延長
パイプ40、41の吸気筒部42、43、把手管33の内側筒状部
35、第2接続部材30の内部材31及び内側ホース25、第1
接続部材27の内部材28を介して集塵室5に流入する。
【0047】そして、吸気に含まれる塵埃を紙パック4
にて濾過した後、吸気の大部分は、電動送風機6の送風
機部分から、モーターカバー10の第1開口11及び電動送
風機収納室底面の戻り口15を介して排気として排気ガイ
ド100に還流されると共に、吸気の一部分は、電動送風
機6の電動機部分からモーターカバー10の第2開口12及
びフィルター13を介して車輪14の軸部分から排気され
る。
【0048】排気ガイド100に還流された排気は、本体
ケース2の区画壁22に形成された連通孔23に流入する。
排気ガイド100は一体に形成されているため、還流した
排気が排気圧により掃除機本体1から漏れることを防い
で、漏れた風により床面や絨毯上の塵埃が舞い上がって
拡散するなどして不衛生になることが防止できるように
なっている。
【0049】連通口23に流入した排気は、本体ケース2
とフロントカバー18との間の排気空間19、フロントカバ
ー18のホース接続筒部20に形成した連通口21を介して内
側ホース25と外側ホース26との間に形成された排気路を
通過した後、接続部材30の内部材31と外部材32との間を
介して把手管33の外側筒状部36内に流入し、さらに第
1、第2延長パイプ40、41の排気筒部44、45を介して床
用吸込具54の接続管79の排気路81に流入する。
【0050】接続管79の排気路81に流入した排気は、回
動管75の排気流路77から中空軸78を介して吸込具本体57
の排気空間67を通って、蓋体68の膨出部71に形成された
通路72を介して案内部64に衝突し、回転ブラシ60に向か
って吹き付けて回転ブラシ60を回転させる。
【0051】この時、吸込具本体57の案内口74からも外
気が流入するため、通路72から還流した排気に加えて風
量が大きくなり回転ブラシ60の回転力が向上する。ま
た、通路72を構成する蓋体68の下部材70に連続して案内
部64に近接させてガイド部材65が配設されているため、
通路72からの排気が回転ブラシ収納室59内に拡散するの
を防止して、より確実に回転ブラシ60に案内され、回転
ブラシ60の回転力が効率よく得られる。
【0052】把手管33と第1延長パイプ40、第1延長パ
イプ40と第2延長パイプ41、及び第2延長パイプ41と床
用吸込具54の接続管79との接続部に各々配設されたクラ
ンプ46は、いずれも床用吸込具54から掃除機本体1への
吸気通路側に設けられているため、クランプ46の押圧部
が臨む孔を介して空気が大気側へ流出することがなく、
使用者の不快感を生じることがない。
【0053】即ち、たとえば第1延長パイプ40及び第2
延長パイプ41との接続部分を例に説明すると、仮に、ク
ランプ46の押圧部47を排気筒部44側に配設した場合、ク
ランプ46のフック48を臨ませる開口49を介して、排気筒
部44内を流れる排気が第1延長パイプ40の外側へ漏れ、
使用者が違和感を覚えるおそれがあるが、本実施の形態
のごとく、クランプ46を床用吸込具54から掃除機本体1
への吸気通路側である吸気筒部42側に配設することによ
り、電動送風機6に吸引されて流れる吸気筒部42内の吸
気流により、クランプ46のフック48を臨ませる開口49を
介して、外気が吸気筒部42内へ引き込まれる方向に流
れ、第1延長パイプ40からの空気漏れを防止でき、使用
者の違和感を生じさせることがない。
【0054】上記構成によると、電動送風機6からの排
気を床用吸込具54に還流させることにより掃除機の排気
を低減すると共に、この排気を利用して回転ブラシ60の
回転トルクを得ることができ、衛生的で清掃効率の良い
電気掃除機を得ることができる。
【0055】また、電動送風機6から床用吸込具54に還
流した排気は、吸込具本体57の案内部54により回転ブラ
シ60に向かって方向を変えられて案内されるため、床面
に向かって排気が吹け付けることがなく、掃除中に床用
吸込具54を持ち上げた場合に排気により被掃除面の塵埃
を拡散させるのを防止できる。
【0056】さらに、還流した排気と共に、案内口74か
ら外気が流入することにより、回転ブラシ60の回転力を
十分に得ることができ、清掃効率を向上することができ
る。
【0057】蓋体68の通路72及び案内口74は、回転ブラ
シ60の両端部に対応する位置に形成されているため、通
路72に還流する排気及び案内口74からの外気が、案内部
64を介して主として回転ブラシ60の両端部に吹き付けら
れる。
【0058】掃除機の吸込力は、吸込具本体57の後方中
央部に接続された回動管75の吸気管部76に対応して、吸
込口58中央部がもっとも強いが、本実施の形態では上述
の通り回転ブラシ60の両端部に排気が吹き付けられるた
め、吸込口58の中央部に比較して吸込力が弱い回転ブラ
シ60両端部の塵埃を確実に掻き上げることができる。
【0059】また、仮に案内口74や通路72が回転ブラシ
60の全幅にわたって形成されている場合では、案内口74
から取り込まれる外気及び通路72からの排気の風量が低
下し、回転ブラシ60の回転力を効率よく得ることができ
ないが、本実施の形態の如く、案内口74及び通路72を回
転ブラシ60の両端部に対応させて形成することにより、
外気の風速を落とすことなく回転ブラシ60に案内し、回
転力を効率よく得ることができ、より清掃効率を向上で
きる。
【0060】また、通路72の吐出口は床用吸込具54の前
方(即ち回転ブラシ収納室59の前方側)に形成されてい
るため、床用吸込具54の後方側から前方に流れる排気
を、回転ブラシ収納室59前方から下方を回って後方に向
かってスムーズに案内することができ、従って風速の低
下を防止して深部吸込力を向上できる。
【0061】さらに、案内口74も床用吸込具54の前方の
通路72に連通して形成しているため、風量を増大させて
より深部吸込力を向上できる。
【0062】通路72の吐出口にはガイド部材65が設けら
れており、通路72からの排気の吐出開口が被掃除面に近
接しているため、通路72からの排気が整流されて案内部
64に吹き付け、風速の低下を防止して確実に回転ブラシ
60の回転トルクを得ることができると共に、被掃除面の
塵埃を巻き込んで吸込性能を向上できる。
【0063】図21は第2実施の形態を示している。
【0064】第1実施に形態において、電動送風機6を
覆うモータカバー10の戻り口15に対応する位置に設けら
れた第1開口11に、一体に形成された排気ガイド100を
接続することにより、還流する排気が掃除機本体1から
漏れることを確実に防止したが、モータカバー10と排気
ガイド100を一体に形成した排気ガイド部105を配設する
と共に、カバー16を廃止した構成としている。
【0065】この構成とすることにより、還流する排気
が掃除機本体1から漏れることをよりより確実に防止す
ることができると共に、構成を簡素化して組み立て作業
性を向上することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の構成によると、
排気ガイドを筒状に一体形成し、排気ガイドの一方を、
電動送風機を収納する電動送風機収納室に形成された開
口に接続すると共に、排気ガイドの他方を、掃除機本体
に形成され、ホースに形成された還流路に連通する連通
口に接続したことにより、還流する排気の掃除機本体か
らの漏れを確実に防ぐことができ、漏れた風により床面
や絨毯上の塵埃が舞い上がって拡散するなどして不衛生
になることを防止することができる等の効果を奏する。
【0067】本発明の請求項2記載の構成によると、排
気ガイドに可撓性を具備させたことにより、排気ガイド
の装着作業性を向上させることができると共に、排気ガ
イドの接続部のシール性を向上させることができる等の
効果を奏する。
【0068】本発明の請求項3記載の構成によると、電
動送風機を囲繞するモータケースの一部とホースに形成
された還流路に連通する連通口に接続される排気ガイド
とを一体形成したことにより、構成を簡素化して掃除機
本体の組立作業性を向上させることができると共に、還
流する排気の掃除機本体からの漏れを確実に防ぐことが
でき、漏れた風により床面や絨毯上の塵埃が舞い上がっ
て拡散するなどして不衛生になることを防止することが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の掃除機本体の断面図
である。
【図2】同排気ガイドの斜視図である。
【図3】同可撓性ホースの把手管から床用吸込具までの
断面図である。
【図4】同床用吸込具の上面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同床用吸込具の上ケース及び蓋体を取り外した
状態の上面図である。
【図8】同床用吸込具の断面図である。
【図9】同図3におけるA−A断面矢視図である。
【図10】同回動管及び接続管の正面図である。
【図11】同側面図である。
【図12】同回動管及び接続管を接続した状態の後面
と、回動管の裏面を同時に示した図である。
【図13】同回動管及び接続管の断面図である。
【図14】同図12におけるB−B断面矢視図である。
【図15】同図12におけるC−C断面矢視図である。
【図16】同図12におけるD−D断面矢視図で、回動
管を取り外した図である。
【図17】同接続管の上面図である。
【図18】同接続管の底面図である。
【図19】同第1延長パイプ及び第2延長パイプの接続
部分の断面図である。
【図20】同図18におけるE−E断面矢視図である。
【図21】本発明の第2実施の形態の掃除機本体の断面
図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 24 ホース 25 内側ホース 26 外側ホース 40 第1延長パイプ 41 第2延長パイプ 42 吸気筒部 43 吸気筒部 44 排気筒部(還流路) 45 排気筒部(還流路) 54 床用吸込具 60 回転ブラシ 64 案内部 65 ガイド部材 67 排気空間(還流路) 72 通路(還流路) 74 案内口 75 回動管 76 吸気管部 77 排気流路(還流路) 78 中空軸(還流路) 79 接続管 80 吸気路 81 排気路(還流路) 100 排気ガイド 105 排気ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 明宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 鹿野 裕隆 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B006 BA05 BA07 FA02 3B057 BA04 BA24 BA25 3B061 AH02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該
    掃除機本体に接続される可撓性ホースと、該ホースに選
    択的に接続される延長パイプと、該延長パイプに接続さ
    れる床用吸込具と、前記電動送風機の排気を床用吸込具
    に還流させる還流路とを備え、排気ガイドを筒状に一体
    形成し、前記排気ガイドの一方を、電動送風機を収納す
    る電動送風機収納室に形成された開口に接続すると共
    に、排気ガイドの他方を、掃除機本体に形成され、ホー
    スに形成された還流路に連通する連通口に接続したこと
    を特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記排気ガイドに可撓性を具備させると
    共に、前記開口及び連通口に、排気ガイドに形成された
    接続部を嵌合させたことを特徴とする請求項1記載の電
    気掃除機。
  3. 【請求項3】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、該
    掃除機本体に接続される可撓性ホースと、該ホースに選
    択的に接続される延長パイプと、該延長パイプに接続さ
    れる床用吸込具と、前記電動送風機の排気を床用吸込具
    に還流させる還流路とを備え、前記電動送風機を囲繞す
    るモータケースの一部とホースに形成された還流路に連
    通する連通口に接続される排気ガイドとを一体形成した
    ことを特徴とする電気掃除機。
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