JP3955705B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機から排出された排出空気を吸込み口体に戻して循環させながら掃除をする循環式、又は前記排出空気を循環させることなく掃除機本体から直接大気中に放出しながら掃除をする非循環式の電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
掃除機本体とは別の電動送風機カバーで電動送風機の周囲を囲む構成は、循環式又は非循環式の電気掃除機のいずれであっても、前記カバーによる静音化を図ることができる点で優れており、本出願人により提案され既に出願済である。
【0003】
この電動送風機カバーを備える構成において電動送風機は、そのファンカバーの吸気口を電動送風機カバーから露出させて電動送風機カバーに内蔵され、又、前記吸気口を露出させる電動送風機カバーの入口側部分と電動送風機のファンカバーとの間には、環状のサポートゴムが挟設されている。このサポートゴムは、電動送風機の集塵室側を支持する機能と、電動送風機から排出されて電動送風機カバーの内部に充満される排出空気が集塵室側に漏れないようにシールする機能とを担っている。
【0004】
電動送風機カバーを使用する構成では、このカバーを使用しない構成に比較して電動送風機から排出された空気の排気圧が高い。特に、循環式電気掃除機においては排出空気を循環させる関係でより高い排気圧となり、取分け、循環式電気掃除機の中でも、電動送風機から排出される排出空気の全てを循環させる場合や、電動送風機から吸込み口体に至る戻し風路中にフィルタを設ける場合等のように戻し風路抵抗が大きい構成では、前記排気圧がより一層高くなる。そのため、こうした排気圧によって電動送風機カバー内に充満した排出空気が漏れないようにするために高いシール性能が、前記サポートゴムには必要とされる。
【0005】
しかし、従来のサポートゴムは、ファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間に隙間なく詰まる肉厚を有して、これら内外両周面間に嵌合され挟み込まれるように設けられている。
【0006】
このようにサポートゴムのシール性は専らサポートゴムを挟み込む力に依存しているから、急激に排気圧が上昇した場合等に、サポートゴムで閉じられているファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間を通って、電動送風機カバー外にその内部に充満している排出空気が集塵室側に漏れて必要なシール性を確保できないことがあり、そして、漏れ出た空気は再び集塵室から吸込まれるので吸塵性能が低下する。又、同様な理由から、循環式電気掃除機では、排出空気を完全循環させることが困難であり、現状では排出空気の一部を掃除機本体から直接大気中に放出することを余儀なくされており、完全循環式の電気掃除機を提供する上で、前記シール性の改善が望まれている。
【0007】
しかも、サポートゴムはファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間の環状の隙間に圧入するように嵌め込んで取付けられるが、その際に前記構成のサポートゴムの弾性変形が制限され易いので、前記隙間にサポートゴムを容易に取付けることができない。その上、サポートゴムは既述のようにファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間に隙間なく詰められているから、電動送風機の振動がサポートゴムを介して電動送風機カバーひいては掃除機本体側に比較的伝わり易い。しかも、サポートゴムをファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間に隙間なく詰めるために、サポートゴムを構成するゴム材料の使用量が多く、コスト高でかつ重量も重い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、電動送風機のファンカバーと電動送風機カバーの入口側部分との間に配置されるサポートゴムのシール性、防振性、及び取付け性を夫々向上できるとともに、サポートゴムの低コスト化と軽量化とを図ることができ、しかも、静かに掃除ができる電気掃除機を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵された電動送風機と、この電動送風機が備えるファンカバーの吸気口を露出させる入口側部分及び前記電動送風機から排出される空気の出口を有し、前記電動送風機を収容して前記掃除機本体に内蔵された電動送風機カバーと、この電動送風機カバーの入口側部分の内周面と前記ファンカバーの外周面との間に設けられてこれら両周面間の気密を図るサポートゴムとを備え、前記電動送風機カバーを、前記電動送風機の全長と同程度に長い内側円筒部、外側円筒部、及びこれら円筒部をつないだ端壁からなる第1ケース体と、前記内側円筒部を外周側から覆う円筒部分の一端に端壁を設けてなるとともに前記電動送風機から排出された排出空気を前記出口に導く風路を前記第1ケース体との間に形成してこの第1ケース体に連結された第2ケース体とから形成し、前記サポートゴムが、前記ファンカバーの外周面に嵌合する内側筒部、前記電動送風機カバーの入口側部分をなした前記内側円筒部の内周面に嵌合する外側筒部、これら両筒部間の前記集塵室側を閉じる閉塞部を有し、これらにより前記電動送風機から排出された空気の排気圧が作用する環状空洞部を形成するとともに、この空洞部の前記閉塞部と反対側を開放し、前記空洞部に流入する排出空気に対して前記内側筒部の先端を覆う内側防風部を前記ファンカバーに設けるとともに、前記空洞部に流入する排出空気に対して前記外側筒部の先端を覆う外側防風部を前記電動送風機カバーの内側円筒部に設けたことを特徴とする。
【0010】
この発明は循環式電気掃除機又は非循環式電気掃除機に適用できる。又、この発明及び以下の各発明において、サポートゴムの閉塞部は、請求項4の発明のように形成することができ、或は後述の吸込み風路部材には接しないように形成してもよい。
【0011】
又、同様の課題を解決するために、請求項2の発明は、電動送風機の動作により被掃除面の塵埃を吸込み口体から吸込み、前記塵埃をフィルタで捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出される空気を前記吸込み口体に戻して、この戻された空気を回収し循環させながら掃除をする循環式の電気掃除機において、前記フィルタが収容される集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵された前記電動送風機と、この電動送風機が備えるファンカバーの吸気口を露出させる入口側部分及び前記電動送風機から排出される空気の出口を有し、前記電動送風機を収容して前記掃除機本体に内蔵された電動送風機カバーと、この電動送風機カバーの入口側部分の内周面と前記ファンカバーの外周面との間に設けられてこれら両周面間の気密を図るサポートゴムとを備え、前記電動送風機カバーを、前記電動送風機の全長と同程度に長い内側円筒部、外側円筒部、及びこれら円筒部をつないだ端壁からなる第1ケース体と、前記内側円筒部を外周側から覆う円筒部分の一端に端壁を設けてなるとともに前記電動送風機から排出された排出空気を前記出口に導く風路を前記第1ケース体との間に形成してこの第1ケース体に連結された第2ケース体とから形成し、前記サポートゴムが、前記ファンカバーの外周面に嵌合する内側筒部、前記電動送風機カバーの入口側部分をなした前記内側円筒部の内周面に嵌合する外側筒部、これら両筒部間の前記集塵室側を閉じる閉塞部を有し、これらにより前記電動送風機から排出された空気の排気圧が作用する環状空洞部を形成するとともに、この空洞部の前記閉塞部と反対側を開放し、前記空洞部に流入する排出空気に対して前記内側筒部の先端を覆う内側防風部を前記ファンカバーに設けるとともに、前記空洞部に流入する排出空気に対して前記外側筒部の先端を覆う外側防風部を前記電動送風機カバーの内側円筒部に設けたことを特徴とする。
【0012】
この請求項2の発明は、循環される空気のうちの一部を掃除機本体から大気中に放出させながら循環式掃除を行う電気掃除機に適用できるとともに、このような放出を伴わずに電動送風機から排出された空気を完全循環させながら循環式掃除を行う電気掃除機にも適用できる。
【0013】
これら請求項1、2の発明においては、電動送風機の運転により、そのファンカバーの吸気口に吸込まれて電動送風機から排出された空気(排出空気)は、電動送風機カバー内に充満してその出口から流出する。流出した排出空気は、非循環式の電気掃除機では掃除機本体から直接大気中に放出され、循環式の電気掃除機では吸込み口体に戻されるとともにこの口体で回収されて(吸込まれて)、再び集塵室を通って電動送風機に吸込まれて循環される。
【0014】
そして、電動送風機カバー内に充満した排出空気の圧力(排気圧)は、閉塞部で集塵室側が閉じられたサポートゴムの空洞部に波及する。そのため、サポートゴムの内側筒部はそれが嵌合しているファンカバーの外周面に前記排気圧により押付けられて密接し、同様にサポートゴムの外側筒部はそれが嵌合している電動送風機カバーの入口側部分の内周面に前記排気圧により押付けられて密接する。この密接力は、排気圧の変動に応じて増減するもので、例えば排気圧が高まるほど前記内外両筒部の前記内外両周面への密接力が高められて、その密接部でのシール性が向上される。
【0015】
このように請求項1、2の発明においては、排気圧を利用してシール性を発揮させるから、非循環式の電気掃除機にあっても、又、循環式、取分け、完全循環式の電気掃除機にあっても、電動送風機のファンカバーと電動送風機カバーの入口側部分との間に配置されたサポートゴムによるシール性を向上させることができる。
【0016】
更に、請求項1、2の発明においては、サポートゴムが空洞部を有していることにより、電動送風機の運転に伴う振動が内側筒部から外側筒部に直接伝えられることがないとともに、これら両筒部間の振動伝達経路をなす閉塞部は、前記空洞部により容易に弾性変形することができるので、振動吸収性能が高い。しかも、空洞部によって内外両筒部の弾性変形も容易であるから、これら両筒部を、ファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間の環状の隙間に容易に嵌め込むことができる。又、サポートゴムが空洞部を有しているので、このゴムを構成するゴム材料の使用量を少なくできる。
【0017】
なお、これら請求項1、2の発明において、各防風部は、段差、又は凸部、或は当該防風部の先端を包む断面略L字状をなす包囲凸部等で形成することができるとともに、これらの防風部はそれが設けられる電動送風機カバー又はファンカバーと一体であっても別体であってもよい。
【0018】
したがって、請求項1、2の発明においては、例えば電動送風機を始動させた直後等、電動送風機カバー内の排気圧が安定しない時に、サポートゴムの空洞部に流入する排出空気が、サポートゴムの内外両筒部の先端部に作用することを、これら内外両筒部の先端を個別に覆った内外両防風部により夫々妨げることができる。そのため、空洞部に流れ込む排出空気の不安定な挙動によってサポートゴムの内外両筒部が振動することを防止できる。しかも、電動送風機のファンカバー側を第1ケース体の内外両円筒部の二重壁で覆い、かつ、電動送風機のモータ部側を第1ケース体の内側円筒部と第2ケース体の円筒部分とで覆ったため、掃除の際に電動送風機で発生する運転音の周囲への伝播を減衰して、静かに掃除をすることができる。
【0019】
請求項3の発明は、前記外側筒部を前記内側筒部より長くしたことを特徴とする。
【0020】
この発明においては、サポートゴムの外側筒部とこれが嵌合している電動送風機カバーの入口側部分との間のシール性を特に向上できる。
【0021】
請求項4の発明は、前記閉塞部が前記集塵室から前記吸気口に吸込まれる空気を導く吸込み風路部材に当接していることを特徴とする。
【0022】
この発明においては、前記空洞部に作用する排気圧によって集塵室側に押される閉塞部を、吸込み風路部材に押付けて密接させることができるので、サポートゴムと吸込み風路部材との間のシール性を向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0024】
図1〜図3において符号1は一対の車輪2及び図示しない旋回輪により被掃除面上を自在に移動できる掃除機本体である。掃除機本体1には、その前部に設けられた吸塵口3に、可撓性の吸塵ホース4と非可撓性の吸塵パイプ5とを有する吸塵用連通管6の一端部つまり吸塵ホース4に設けた接続筒7が取外し可能に嵌合して接続され、連通管6の他端部つまり吸塵パイプ5には吸込み口体8が接続されている。なお、吸塵口3には図示しないが後述の電動送風機から排出された空気が、吸込まれる吸塵空気と混じることがないように導かれるようになっている。
【0025】
複数の合成樹脂製ケース部材を組合わせて構成された掃除機本体1の前部には、上方を開口した集塵室11が形成されているとともに、この集塵室11の下流側に位置する掃除機本体1の後部には送風機室12が形成されている。集塵室11には、フィルタとしての集塵袋13(図1参照)が出し入れ可能に収容されているとともに、この袋13の後面部を支持する後部フィルターユニット14が送風機室12側に寄せて配置されている。図1に示されるように集塵室11の上面開口は開閉自在なケース蓋15によって気密的に閉じられている。集塵袋13は集塵室11の上面開放を通して任意に着脱可能であり、前記ユニット14も必要に応じて取外し得る。なお、図2及び図3中13aは集塵袋13の厚紙製口枠を示し、この口枠13aは図示しないが実際には吸塵口3に連通する開口を中央部に通している。
【0026】
図3に示すように集塵室11の前壁に形成された吸塵口3にはゴム製のパッキング16が嵌合して取付けられ、このパッキング16は、吸塵口3の内空部を開閉する開閉可能な弁板部と、集塵室11側に突出したシール部とを有している。
【0027】
シール部には前記口枠13aが当接してこれらの間のシール性を図るようになっている。なお、図3中10は掃除機本体1の底壁から一体に突設された下向きの取付け軸で、これには前記図示しない旋回輪が取付けられる。
【0028】
両側部に前記車輪2が回転自在に取付けられた送風機室12には送風ユニット21が内蔵されている。このユニット21は、図3〜図5に示すように電動送風機22と、電動送風機カバー23と、コードリール装置24、第1サポートゴム25と、第2サポートゴム26とを備えて構成されている。
【0029】
電動送風機22は、図5等に示すようにブラシレス型であってかつインバータ制御されるモータ部と、ファン部とを有して構成されている。
【0030】
モータ部は、モータケースと、固定子71と、磁石を有した回転子72と、整流板73とを有している。モータケースは、一端が開口されるとともに内部に固定子71が収容固定された容器状の第1モータケース74に、その一端開口を横断するブリッジ状の第2モータケース75とをねじ止めにより連結して形成されている。図3及び図4に示すように第1モータケース74の第2モータケース75とは反対側の端部周面には、複数の空気排出部82が周方向に間隔的に開けられている。なお、図3〜図5中83は第1モータケース74の端壁中央部に突設された短い円筒形の被支持凸部である。回転子72は、それが有する回転子軸72aを第1、第2のモータケース74、75の夫々に設けた軸受76、77に回転自在に支持されて、固定子72の内側に配置され、回転子軸72aの一端部は軸受77を貫通している。整流板73は、第2モータケース75にねじ止めされて、第1モータケース74の一端開口及び第2モータケース75を覆い隠している。整流板73はその両面にディフューザ機能を得るための複数の整流羽根を有している。
【0031】
前記ファン部は、軸受76を貫通した回転子軸72aの一端部に連結された遠心形のファン78と、このファン78及び整流板73を覆うファンカバー79とを有している。ファン78と対向しているファンカバー79の正面壁には、ファン78の吸込み口に対向する円形の吸気口80が開口されている。ファンカバー79の吸気口80がある側とは反対側に位置する第1モータケース74側の開口端部は、内側防風部としての環状の段差81を設けて径が拡大されている。この拡径端部の内周面を第1モータケース74の開口縁に設けた環状の張出しフランジ74aの外周に圧入気味に嵌合させることにより、ファンカバー79がモータ部に取付けられている。
【0032】
この電動送風機22は、そのモータ部によりファン78を回転駆動することにより送風作動を営む。つまり、回転駆動されるファン78は、吸気口80から集塵室11内の空気を吸込み、その外周から空気を吐出す。こうして吐出された空気は、整流板73のうちでファン78の周囲に位置されている整流羽根に導かれながら静圧化され、この整流羽根とファンカバー79との間の流路を通ってから、整流板73のうちでモータ部側に位置された整流羽根に導かれて更に静圧化されながら、第1モータケース74の開口縁と第2モータケース75とで作られている通気開口を通って第1モータケース74内に流入する。そして、第1モータケース74内に流入した空気は、固定子71及び回転子72等を空冷しながら第1モータケース74内を流通し、その後部の空気排出部82から周囲に排出される。
【0033】
図3〜図5に示すように合成樹脂製の電動送風機カバー23は、第1ケース体31と第2ケース体32とを、複数箇所でねじ止めにより連結して形成されている。なお、図5中符号33は両ケース体31、32の合わせ面間に挟まれた環状のゴムパッキンで、両ケース体31、32間の気密を確保している。
【0034】
第1ケース体31は、電動送風機22の全長と同程度に長い内側円筒部35と、この円筒部35より短い外側円筒部36と、これら両円筒部35、36を一体につないだ端壁37とからなる。内側円筒部35は、ファンカバー79の吸気口80を有した前記正面壁を露出させる電動送風機カバー23の入口側部分をなす第1周壁部35aと、この周壁部35aより少し径が小さい第2周壁部35bと、この周壁部35bに一体に連続した電動機支持部35cとからなる。
【0035】
第1、第2の周壁部35a、35bとの間には外側防風部としての環状をなす段差38が形成され、この段差38を介して第1、第2の周壁部35a、35bは一体に連続している。第1周壁部35aは前記ファンカバー79の軸方向寸法よりも長く、したがって、段差38はファンカバー79の段差81及び前記拡径端部よりも後側に形成されている。電動機支持部35cは、被支持凸部83を有した第1モータケース74の端壁を覆う皿状のブラケット部と、このブラケット部と第2周壁部35bとを一体に接続する複数のブリッジ部(図4に一つのみ図示)とからなり、各ブリッジ部間の通気部によって前記空気排出部82からの空気の排出を可能にしている。
【0036】
外側円筒部36の端壁37と反対側に位置される開口縁部は、既述のように環状パッキン33を介して第2ケース体32の開口縁部に接続されている。図2に示すように外側円筒部36の周面には、電動送風機から排出された空気の出口61が外側に突出して設けられている。この出口61には戻し風路部材62の一端部が接続されている。戻し風路部材62は集塵室11の一側部を迂回して配置され、その他端部は前記吸塵口3の排出空気側通路に接続されている。又、図4、図5に示すように前記端壁37には環状の溝37aが形成されている。
【0037】
図4、図5に示すように前記第2ケース体32は、前記空気排出部82を通って排出された排出空気を出口61に導く風路を第1ケース体31との間に形成するものであって、前記内側円筒部35を外周側から覆う段付きの円筒部分32aの一端に端壁32bを一体に設けている。この端壁32bの中央部外面には外方に突出するリール支持軸34が一体に突設され、かつ端壁32bの中央部内面には電動機支持部35cのブラケット部に当接してこれとの間のシールを図る環状のシール凸部32cが突設されている。
【0038】
前記構成の電動送風機カバー23内には図3〜図5に示すように電動送風機22が支持されている。つまり、前部のファンカバー79側が環状の第1サポートゴム25を介して電動送風機カバー23の第1周壁部35aに防振的に支持されているとともに、第1ケース体31の後端部の被支持凸部83がキャップ状の第2サポートゴム26を介して電動送風機カバー23の電動機支持部35cの内側に防振的に支持されている。このように電動送風機22は第1ケース体31内に防振的に取付けられている。
【0039】
電動送風機22の支持に使用される第1サポートゴム25は、図5に示すように内側筒部25aと、外側筒部25bと、閉塞部25cと、第1正面カバー部25dと、第2正面カバー部25eとを有している。外側筒部25bは内側筒部25aよりも長く形成されている。閉塞部25cは、内側筒部25aと外側筒部25bとの例えば集塵室11側の端を一体につないで、これら両筒部25a、25b間を閉じて設けられている。これら閉塞部25c、両筒部25a、25bにより相互間に環状の空洞部Eが形成されている。第1正面カバー部25dは内側筒部25aの集塵室11側の端部から径方向内側に一体に突出して形成され、第2正面カバー部25eは外側筒部25bの集塵室11側の端部から径方向外側に一体に突出して形成されている。
【0040】
この第1サポートゴム25は、その内側筒部25aをファンカバー79の外周面に嵌合し、外側筒部25bを電動送風機カバー23の第1周壁部35aの内周面に嵌合し、かつ、第1正面カバー部25dをファンカバー79の正面壁にこの壁の吸気口80を露出させた状態に重ねるとともに、第2正面カバー部25dを電動送風機カバー23の端壁37の内周側に重ねるとともに、その裏面の環状凸部を端壁37の溝37aに嵌合させて取付けられている。
【0041】
この取付け状態において、空洞部Eにより互いに離間されている第1、第2の両筒部25a、25bは、ファンカバー79の外周面と電動送風機カバー23の第1周壁部35aの内周面との間を閉鎖してこれらに挟まれるように配置されている。また、内側筒部25aの先端はファンカバー79の段差81で覆われ、同様に外側筒部25bの先端は電動送風機カバー23の段差38で覆われている。
【0042】
図3及び図4に示すように前記コードリール装置24は、巻胴の両端に夫々環状のフランジを起立させて設けたコードリール41と、このリール41の軸方向一端部に寄せてその内側に一体に設けられたベース壁42とを有している。これらコードリール41とベース壁42とによって前記第2ケース体32を収容する凹部が形成されている。コードリール41の巻溝には、掃除機本体1外に引出された先端に差込みプラグ44a(図1に示す。)を有した電源コード44が巻き付けられるようになっている。ベース壁42には前記端壁32bと近接して対向する円板45が取付けられ、これとベース壁42との間には巻き戻し用の渦巻ばね46(図4参照)が配置されている。
【0043】
ベース壁42及び円板45の夫々はリール支持軸34に回転可能に支持されており、それにより、コードリール装置24は、その凹部内に電動送風機カバー23の後部、つまり、第2ケース体32を収めた状態で、その一端部が電動送風機カバー23に支持されている。なお、この取付けにおいて渦巻ばね46の中心側端部はリール支持軸34に連結され、又、外周側端部はベース壁42等に連結される。
【0044】
円板45と前記端壁32bとの間には電源コード44に電気的に接続される図示しないスリップリング機構が形成されて、この機構を介して電動送風機22への給電が行われるようになっている。なお、図2〜図4中47は支持軸34の先端部に回転不能に連結された外れ止めであり、コードリール装置24をリール支持軸34から外れ止めをしている。
【0045】
第2ケース体32の円筒部分32aを覆っているコードリール41の開口端側、つまり、コードリール装置24のベース壁42とは反対側端部は、第2ケース体32の外周にこの外周に取付けた図示しない複数のころを介して回転可能に支持されている。
【0046】
以上の構成の送風ユニット21は、図3に示すようにファンカバー79を集塵室11に向けた横置きの姿勢で、掃除機本体1に設けられている各種のリブ(3種類のリブのみを符号55〜57で示す。)を介して送風機室12内に支持固定されている。このユニット21と集塵室11との間には、図3に示すように吸込み風路部材(インデューサ)60が配置されている。この風路部材60は集塵室11を通り抜けた空気を吸気口80に導くガイドとして機能するものである。そして、吸込み風路部材60の吸気口80側の端部は、図5に示されるように第1サポートゴム25の閉塞部25c及び第1正面カバー部25dに密接しており、それにより、これらの間での気密が図られている。
【0047】
前記吸塵ホース4は、例えば同軸構造の2重管であって、その蛇腹状内管の内側空間で作られる通気路には吸込み口体8で吸込まれた吸塵空気が通され、前記内管と蛇腹状外管との間に形成された環状の通気路には戻し風路部材62で導かれた排出空気が通されるようになっている。この吸塵ホース4の先端部にはく字状に形成されるとともに上方に突出する把手63を有した接続筒64が設けられていて、把手63には電動送風機22等に対する各種の運転指示及び運転中止を指示するための手元操作用の制御スイッチ63a(図1参照)が設けられている。
【0048】
接続筒64に着脱可能に接続される吸塵パイプ5は、互いに着脱可能な第1パイプ5aと第2パイプ5bとからなり、これらのパイプ5a、5bは、いずれも合成樹脂製の硬質管からなる同軸構造の内管と外管とを備えて、その内管の内側の通気路は吸塵ホース4の内管に連通され、かつ、内外両管間の環状通気路は吸塵ホース4の環状通路に連通されるようになっている。
【0049】
この吸塵パイプ5の先端に着脱可能に接続される前記吸込み口体8は、吸塵パイプ5に接続するための接続管65を有し、この吸込み口体8の下面には吸込み開口(図示しない)が設けられている。この吸込み口体8には吸込み開口に臨むとともに一部が吸込み開口から突出するように回転清掃体66が内蔵されているとともに、この清掃体66を回転駆動する清掃体モータ67が内蔵されている。清掃体モータ67は吸塵パイプ5にその軸方向に沿って設けた図示しない電線を介して制御スイッチ63aに接続されている。
【0050】
吸込み口体8の内部は、その内部に導入された前記電動送風機22の排出空気を前記吸込み開口に導いて戻す戻し風路と、この風路とは区画されて前記吸込み開口から被掃除面の塵埃を吸込むとともに、吸込む開口に戻された排出空気を吸込んで回収する回収風路とが形成されている。戻し風路は吸塵パイプ5の環状通気路に連通され、回収風路は吸塵パイプ5の内管内の通気路に連通されている。
【0051】
前記構成の循環式の電気掃除機は、電源コード44を引出してコンセントに接続した状態で制御スイッチ63aを操作して使用される。つまり、制御スイッチ63aの操作指令に応じて電動送風機22が駆動されると、この電動送風機22の送風作用によって集塵室11が負圧となる。この結果、吸込み口体8の吸込み開口の部分の空気が、図1中点線矢印に示すように連通管6の内管を通って集塵室11内の集塵袋13内に吸込まれ、この吸込み気流中に含まれる塵埃は集塵袋13によって除去される。
【0052】
そして、以上のように吸込まれた空気は、集塵室11の下流側に配置された電動送風機22内を既述のように流通して、排出空気風として前記モータ部の空気排出部82から電動送風機カバー23内に排出される。電動送風機カバー23内に排出された空気は、図4及び図5中矢印Aに示すように電動送風機カバー23の第1ケース体31の内側円筒部35の外周面に案内され、したがって、前方へ方向変換して第1ケース体31の内側に流動した後(言い換えれば、吸込み気流の流れ方向とは逆に電動送風機22の周囲をその後側から前側に流動した後)、出口61を通って電動送風機カバー23外に排出される。
【0053】
更に、こうしてカバー23外に導出された排出空気は、戻し風路部材62から吸塵口3を経由した後、連通管6の環状通気路を通って吸込み口体8の吸込み開口に戻される。なお、この排出空気の流れは図1中実線の矢印で示される。そして、戻された排出空気は、再び図1中点線矢印で示す経路で集塵室11に吸込まれて循環するものである。又、こうした空気循環において、制御スイッチ63aの操作で必要により清掃体モータ67を運転して回転清掃体66を回転駆動することにより、被掃除面の塵埃をかき上げながら吸込むことができる。
【0054】
以上のように電動送風機22からの排出空気を吸込み口体8に戻して吸込みつつ完全循環させながら、この循環空気流で吸込み口体8の吸込み開口に臨んだ被掃除面の塵埃を吸込んで、その塵埃を吸気経路中の集塵袋13で除去して、空気循環式の掃除をすることができる。このように空気を循環させながら行なう掃除によれば、電動送風機22の駆動音が外部に漏れることが抑制されることに加えて、電動送風機カバー23の採用による後述の駆動音減衰作用により静かに掃除ができるとともに、吸込み開口に被掃除面が吸付くことを抑制しつつ、吸込み口体8を軽く動かしながら掃除することができる。
【0055】
電動送風機22の周囲は、電動送風機カバー23で囲まれているともに、このカバー23の第2ケース体32の周囲もコードリール装置24で囲まれている。言い換えれば、電動送風機22の周囲は互いに離間した複数の壁で囲まれている。この場合、ファンカバー79側は第1ケース体31の内外両円筒部35、36の二重壁で覆われ、かつ、前記モータ部側は内側円筒部35の第2周壁部35bと、第2ケース体32の円筒部分32aと、コードリール41との三重壁で覆われている。そのため、掃除の際に電動送風機22で発生する運転音の周囲への伝播を、前記多重壁によって減衰でき、静かに掃除をすることができる。しかも、減音材として使用される電動送風機カバー23及びコードリール装置24を電動送風機22の排出空気が通り抜けることはないので、電動送風機22のバックプレッシャが上がることがなく、そのため、吸込み性能が低下することも抑制できる。
【0056】
又、前記空気循環式の掃除において、電動送風機22から排出された排出空気は、電動送風機カバー23内に充満して既述のように図5中矢印Aで示す経路を経て流通するので、この排出空気の圧力(排気圧)は、第1サポートゴム25の空洞部Eに波及する。そのため、第1サポートゴム25の内側筒部25aは、それが嵌合しているファンカバー79の外周面に前記排気圧により押付けられて、密接度が高められる。同様に、第1サポートゴム25の外側筒部25bは、それが嵌合している電動送風機カバー23の入口側部分をなしている第1周壁部35aの内周面に前記排気圧により押付けられて、密接度が高められる。この場合、排気圧の変動に応じて、例えば吸込み口体8の吸込み開口が閉じられたり、集塵室11内の塵埃量が多くなった場合等、それに付随して排気圧が高まるほど、内外両筒部25a、25bの前記内外両周面への密接力が高められる。
【0057】
したがって、非循環式電気掃除機に比較して循環式電気掃除機の排気圧が高いにも拘らず、その排気圧を利用して既述のようにファンカバー79と電動送風機カバー23との間をシールする第1サポートゴム25によるシール性を向上させることができる。そのため、外側筒部25bと第1周壁部35aとの間を通って送風ユニット21から排出空気が漏れることがなくなるとともに、内側筒部25aとファンカバー79との間を通って送風ユニット21から排出空気が漏れて吸気口80に吸込まれることがなくなる。この場合、第1サポートゴム25の外側筒部25bを内側筒部25aより長くしたから、外側筒部25bとこれが嵌合している電動送風機カバー23の第1周壁部35aとの間のシール性を特に向上できる。したがって、吸塵性能及び排出空気の循環性能が損なわれることがない。
【0058】
更に、例えば電動送風機を始動させた直後等には図4及び図5中矢印Bで示すように排出空気の一部が、第1サポートゴム25の閉塞部25cに向けて空洞部Eに流れ込む。しかし、前記矢印Bで示す空洞部Eへの流入空気に対してファンカバー79の段差81が内側筒部25aの先端を覆っているとともに、同様に、空洞部Eへの流入空気に対して電動送風機カバー23の段差38が外側筒部25bの先端を覆っているので、これらの段差81、38によって、前記矢印Bで示した挙動の不安定な空洞部Eへの流入空気に第1サポートゴム25の内外両筒部25a、25bが晒されることを防止できる。したがって、内外両筒部25a、25bの特に先端側部分が振動することを防止できから、内外両筒部25a、25bが振動することに伴う騒音の発生を防止できるとともに、第1サポートゴム25のシール性の低下も防止できる。
【0059】
その上、第1サポートゴム25の閉塞部25cが、集塵室11からファンカバー79の吸気口80に吸込まれる吸引空気を導く吸込み風路部材60に当接しているから、前記空洞部Eに作用した排気圧によって、閉塞部25cを集塵室11側に押して吸込み風路部材60に密接させることができる。そのため、第1サポートゴム25と吸込み風路部材60との間でのシール性を向上できる。
【0060】
又、電動送風機22の運転に伴い、これが振動することは妨げることができない。しかし、第1サポートゴム25が空洞部Eを有していることにより、振動源である電動送風機22に接している内側筒部25aから外側筒部25bに電動送風機22の振動が直接伝えられることがなくなる。しかも、内外両筒部25a、25b間の振動伝達経路をなす閉塞部25cは、空洞部Eにより容易に弾性変形することができるため、その弾性変形により振動を吸収して、外側筒部25b及びこれに嵌合している電動送風機カバー23への振動伝達を防止できる。したがって、空洞部Eを有した第1サポートゴム25による電動送風機22の防振的支持性能を向上できる
そして、第1サポートゴム25の内外両筒部25a、25bは、空洞部E側への弾性変形を容易に行えるから、これら両筒部25a、25bをファンカバー79の外周面と電動送風機カバー23の第1周壁部35aの内周面との間の環状の隙間に容易に嵌め込んで取付けることができる。すなわち、ファンカバー79の外周面と第1周壁部35aの内周面との間への第1サポートゴム25の取付け性を向上できる。
【0061】
更に、既述のように第1サポートゴム25が空洞部Eを有していることにより、空洞部Eに相当する分に応じて、第1サポートゴム25を構成するゴム材料の使用量を少なくできる。したがって、第1サポートゴム25の材料コストの低減と軽量化とが可能である。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0063】
請求項1及び2の発明によれば、電動送風機のファンカバーと電動送風機カバーの入口側部分との間に配置されるサポートゴムが、電動送風機カバー内の排気圧を利用してシール性を発揮させる構成であるから、非循環式の電気掃除機にあっても、又、循環式、取分け、完全循環式の電気掃除機にあっても、前記サポートゴムによるシール性を向上させることができる。更に、サポートゴムが空洞部を有していることにより、電動送風機の防振的支持性能を向上できるとともに、ファンカバーの外周面と電動送風機カバーの入口側部分の内周面との間へのサポートゴムの取付け性を向上でき、しかも、サポートゴムを構成するゴム材料の使用量が少なく、コストの低減と軽量化が可能である。その上、電動送風機のファンカバー側を第1ケース体の内外両円筒部の二重壁で覆い、かつ、電動送風機のモータ部側を第1ケース体の内側円筒部と第2ケース体の円筒部分とで覆ったため、掃除の際に電動送風機で発生する運転音の周囲への伝播を減衰して、静かに掃除をすることができる。
【0064】
更に、請求項1、2の発明によれば、電動送風機を始動させた直後等に、空洞部に流れ込む排出空気の不安定な挙動によってサポートゴムの内外両筒部が振動することを防止でき、それに伴う騒音の発生を防止できるとともに、シール性の低下も防止できる。
【0065】
請求項3の発明によれば、サポートゴムの外側筒部とこれが嵌合している電動送風機カバーの入口側部分との間のシール性を特に向上できる。
【0066】
請求項4の発明によれば、サポートゴムの閉塞部とこれが接する吸込み風路部材との間でのシール性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る循環式の電気掃除機全体を示す斜視図。
【図2】図1に示された電気掃除機の掃除機本体の一部を内蔵部品とともに示す斜視図。
【図3】図1に示された電気掃除機の掃除機本体をその一部を断面して内蔵部品とともに示す斜視図。
【図4】図1に示された電気掃除機が備える送風ユニットを断面して示す斜視図。
【図5】図4に示された送風ユニットをそのコードリール装置を取除いて示す縦断側面図。
【符号の説明】
1…掃除機本体
8…吸込み口体
11…集塵室
13…集塵袋(フィルタ)
21…送風ユニット
22…電動送風機
23…電動送風機カバー
25…サポートゴム
25a…サポートゴムの内側筒部
25b…サポートゴムの外側筒部
25c…サポートゴムの閉塞部
E…サポートゴムの空洞部
31…電動送風機カバーの第1ケース体
32…電動送風機カバーの第2ケース体
32a…第2ケース体の円筒部分
32b…第2ケース体の端壁
35…第1ケース体の内側円筒部
35a…内側円筒部35の第1周壁部(電動送風機カバーの入口側部分)
36…第1ケース体の外側円筒部
37…第1ケース体の端壁
38…段差(外側防風部)
61…電動送風機カバーの出口
79…ファンカバー
80…吸気口
81…段差(内側防風部)
82…電動送風機の空気排出部

Claims (4)

  1. 集塵室を有する掃除機本体と、
    前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵された電動送風機と、
    この電動送風機が備えるファンカバーの吸気口を露出させる入口側部分及び前記電動送風機から排出される空気の出口を有し、前記電動送風機を収容して前記掃除機本体に内蔵された電動送風機カバーと、
    この電動送風機カバーの入口側部分の内周面と前記ファンカバーの外周面との間に設けられてこれら両周面間の気密を図るサポートゴムとを備え、
    前記電動送風機カバーを、前記電動送風機の全長と同程度に長い内側円筒部、外側円筒部、及びこれら円筒部をつないだ端壁からなる第1ケース体と、前記内側円筒部を外周側から覆う円筒部分の一端に端壁を設けてなるとともに前記電動送風機から排出された排出空気を前記出口に導く風路を前記第1ケース体との間に形成してこの第1ケース体に連結された第2ケース体とから形成し、
    前記サポートゴムが、前記ファンカバーの外周面に嵌合する内側筒部、前記電動送風機カバーの入口側部分をなした前記内側円筒部の内周面に嵌合する外側筒部、これら両筒部間の前記集塵室側を閉じる閉塞部を有し、これらにより前記電動送風機から排出された空気の排気圧が作用する環状空洞部を形成するとともに、この空洞部の前記閉塞部と反対側を開放し、
    前記空洞部に流入する排出空気に対して前記内側筒部の先端を覆う内側防風部を前記ファンカバーに設けるとともに、前記空洞部に流入する排出空気に対して前記外側筒部の先端を覆う外側防風部を前記電動送風機カバーの内側円筒部に設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 電動送風機の動作により被掃除面の塵埃を吸込み口体から吸込み、前記塵埃をフィルタで捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出される空気を前記吸込み口体に戻して、この戻された空気を回収し循環させながら掃除をする循環式の電気掃除機において、
    前記フィルタが収容される集塵室を有する掃除機本体と、
    前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵された前記電動送風機と、
    この電動送風機が備えるファンカバーの吸気口を露出させる入口側部分及び前記電動送風機から排出される空気の出口を有し、前記電動送風機を収容して前記掃除機本体に内蔵された電動送風機カバーと、
    この電動送風機カバーの入口側部分の内周面と前記ファンカバーの外周面との間に設けられてこれら両周面間の気密を図るサポートゴムとを備え、
    前記電動送風機カバーを、前記電動送風機の全長と同程度に長い内側円筒部、外側円筒部、及びこれら円筒部をつないだ端壁からなる第1ケース体と、前記内側円筒部を外周側から覆う円筒部分の一端に端壁を設けてなるとともに前記電動送風機から排出された排出空気を前記出口に導く風路を前記第1ケース体との間に形成してこの第1ケース体に連結された第2ケース体とから形成し、
    前記サポートゴムが、前記ファンカバーの外周面に嵌合する内側筒部、前記電動送風機カバーの入口側部分をなした前記内側円筒部の内周面に嵌合する外側筒部、これら両筒部間の前記集塵室側を閉じる閉塞部を有し、これらにより前記電動送風機から排出された空気の排気圧が作用する環状空洞部を形成するとともに、この空洞部の前記閉塞部と反対側を開放し、
    前記空洞部に流入する排出空気に対して前記内側筒部の先端を覆う内側防風部を前記ファンカバーに設けるとともに、前記空洞部に流入する排出空気に対して前記外側筒部の先端を覆う外側防風部を前記電動送風機カバーの内側円筒部に設けたことを特徴とする循環式の電気掃除機。
  3. 前記外側筒部を前記内側筒部より長くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 前記閉塞部が前記集塵室から前記吸気口に吸込まれる空気を導く吸込み風路部材に当接していることを特徴とする1〜3のうちのいずれか1項に記載の電気掃除機。
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