JP2001193818A - 特に自動車用のロックアップクラッチ - Google Patents

特に自動車用のロックアップクラッチ

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JP2001193818A JP2000376494A JP2000376494A JP2001193818A JP 2001193818 A JP2001193818 A JP 2001193818A JP 2000376494 A JP2000376494 A JP 2000376494A JP 2000376494 A JP2000376494 A JP 2000376494A JP 2001193818 A JP2001193818 A JP 2001193818A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0205Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type two chamber system, i.e. without a separated, closed chamber specially adapted for actuating a lock-up clutch

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックアップクラッチのピストンを簡単かつ
安価に製造する。 【解決手段】 ロックアップクラッチは、弾性部材
(6)のための少なくとも1つのガイド要素(8)を備
えたピストン(4)を有し、前記ガイド要素は弾性部材
(6)を取り付けるように、ピストンに向かって軸方向
に開口する溝(80)の形態をした周辺部分を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックアップクラ
ッチに関し、特に自動車用ロックアップクラッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる自動車用ロックアップクラッチは
ケーシングと、入力要素を有する液圧結合装置のタービ
ンホイールとの間で作動でき、ケーシングに係脱自在に
接続できるピストンを含む入力要素と、タービンホイー
ルに固定できる出力要素と、前記入力要素と前記出力要
素との間で円周方向に作用する弾性部材とを有し、前記
ピストンが前記弾性部材を囲み、軸方向に向いた環状フ
ランジを有し、他方、前記出力要素が前記ピストンに向
かって軸方向に向き、前記弾性部材の円周方向の端部に
当接するよう、前記ピストンのフランジよりも径方向内
側に位置する支持ラグを有し、前記入力要素が一方で前
記弾性部材を径方向内側に保持するよう、前記ピストン
に固定された少なくとも1つのガイド要素を有し、他方
で、前記弾性部材の円周方向の端部に当接するよう、前
記支持ラグの各側で径方向に配置された第1当接部およ
び第2当接部を支持している。かかるクラッチはフラン
ス国特許公開第2721084号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなクラッチに
おいて、ピストンの外周部、特にそのフランジは硬化処
理されており、ピストンのフランジへの弾性部材が埋没
する現象を防止し、前記ピストンの摩耗を低減するよう
になっており、例えばピストンは浸炭窒化処理を施す。
このような処理のためにピストンのコストが高くなって
いる。本発明の目的はかかる欠点を低減することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記タ
イプのロックアップクラッチは、前記ガイド要素が前記
ピストンの前記環状フランジの径方向内側の外周部にお
いて、前記ピストンに向かって軸方向に開口する軸方向
溝の形状をしており、底部を有する周辺の環状部分を有
し、前記環状部分が弾性部材を円周方向にガイドし、底
部によって前記ピストンと反対方向に前記弾性部材を軸
方向に保持するようになっており、溝の前記底部が関連
する支持ラグが貫通できるよう、円周方向に横長状の開
口部を有することを特徴とする。
【0005】本発明によれば、ピストンを処理する必要
はない。その理由は、弾性部材はガイド要素内の溝によ
って形成されたポケット内に収容されるので、ピストン
フランジと接触せず、よってピストンは板金をプレス加
工することによって簡単かつ経済的に製造でき、これに
よってタービンホイールのできるだけ近くに接近するよ
うな、必要な形状とすることが可能であるからである。
従って、一実施例におけるピストンはブレードをタービ
ンホイール上の外側の半トーラス部にブレードをクラン
プするための少なくとも1つのラグと干渉しないよう
に、ボスによって製造された少なくとも1つのレリーフ
をその内周部に有する。
【0006】更に、ピストンおよび出力要素は関連する
支持ラグを貫通させるよう、ガイド要素の底部に製造さ
れた開口部により従来技術と同じ形状を維持している。
【0007】従って、ピストンと弾性部材とガイド要素
からなるサブアセンブリを製造することが容易であるこ
とが理解できよう。組み立ては、まずガイド要素に弾性
部材を取り付け、次に弾性部材が設けられたガイド要素
をピストンに固定することによって行われる。このよう
に捕捉可能な弾性部材を含む、操作自在で、かつ運搬自
在なサブアセンブリが得られる。弾性部材の取り付けを
容易にし、こすとお手い言するために、ガイド要素を環
状ガイドセクターに分割することが好ましい。
【0008】好ましくは、分割された溝の径方向の状態
は、軸方向に向いた環状外側部品と、軸方向に向いた環
状内側部品とによって画定され、これら部品は底部で共
に一体に接続される。
【0009】これら外側部品および内側部品の少なくと
も一部に第1支持体および第2支持体が形成され、これ
ら部品は弾性部材を径方向に係止する。外側部品はピス
トンフランジに当接することが好ましい。溝の底部はで
きるだけタービンホイールに接近するような形状とされ
ている。
【0010】外側部品が一実施例において弾性部材を軸
方向に係止するための少なくとも1つの突起をその自由
端に有する。このような構造により、あらかじめガイド
要素内に捕捉した状態に弾性部材を取り付けることが可
能となっている。更にこれにより、弾性部材とピストン
とが接触することも防止できる。
【0011】上記のように、ガイド要素は環状ガイドセ
クターとなるように分割することが好ましい。開口部の
形状は弾性部材の長さに応じて決まり、一実施例におけ
るこれら開口部はガイドセクターの底部に形成された、
閉じたスロットとなっているので、単一ガイドセクター
内に1つの弾性部材しか取り付けできず、よってこの単
一ガイドセクターは強力となっている。
【0012】変形例では、開口部をセクターの軸方向端
部の各々における閉じたスロットとするように、弾性部
材をより長くし、2つのガイドセクター内に取り付けて
いる。
【0013】周辺部分の溝はピストンに接触する固定部
分に接続されている。一実施例では、この部分から引き
出された、盛り上がったクランピングラグにより、この
部分にそれぞれスナップ嵌合させることによって、バラ
ンスウェイトが取り付けられている。
【0014】次の説明は添付図面を参照して本発明を説
明するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】添付図面において、オイルのよう
な流体で満たされた液密ケーシングを含む液圧結合装置
のためのロックアップクラッチは、番号1で示されてい
る。このケーシングは従来通りフランジにより駆動シャ
フトと共に回転するよう、この駆動シャフトに対して固
定されるようになっており、この固定のためにフランジ
に対する固定手段を備えた、ほぼ横方向に向いた環状壁
を有する。
【0016】この壁は第1部品に対してシールされた状
態で固定された第2部品が設けられた、ケーシングの第
1部品に属す。この結合装置は回転軸線を構成する対称
軸方向軸線を有する。ケーシング内にはロックアップク
ラッチ1だけでなく、ブレード付きインペラーホイール
も収納されており、このインペラーホイールはハブに固
定されたブレード付きタービンホイールに向いた、ケー
シングの第2部品に固定されており、ハブによりブレー
ド付きタービンホイールは中心に流体供給チャンネルが
設けられた被動シャフトと共に回転するように、この被
動シャフトに固定されるようになっている。この固定の
ために、被動シャフトに回転結合するよう、ハブの内部
にフルート溝が設けられている。タービンホイール、イ
ンペラーホイールと反作用ホイールとの組がトルクコン
バータを構成するように、従来通り反作用ホイールも設
けられている。
【0017】クラッチ1はほぼ横方向に向いた環状形状
をしたピストンを有し、クラッチのようなこのピストン
はタービンホイールとケーシングの横方向壁との間で軸
方向に位置しており、ケーシングの横方向壁に接触する
ようになっている。この接触は直接接触とすることがで
きる。ケーシングのピストン−壁要素の一方に固定され
た環状面には、従来通り摩擦ライニングが固定されてお
り、ケーシング/ピストンの壁要素の他方に固定された
環状摩擦面に接触するようになっている。
【0018】これら表面は横方向に向いているが、ピス
トンおよびケーシングの壁の外周部で互いに対向してい
る。従って、ピストンの各側への圧力を変えることによ
ってピストンはケーシングの壁の方向へ軸方向に移動
し、ライニングをクランプするか、または摩擦ライニン
グを解放するようにタービンホイール側に移動する。摩
擦ライニングをクランプする場合、クラッチ1が係合す
るが、後者のタービンホイール側に移動する場合にはク
ラッチの係合は解除、すなわちクラッチは切られる。
【0019】このような動作は、ピストンと、ケーシン
グの壁と、摩擦ライニングによって境界が定められた制
御チャンバと称されるチャンバ内の圧力を変えることに
よって行われる。このチャンバは被動シャフトの供給チ
ャンバと連通しており、自動車に使用されている場合に
は、この被動シャフトは運動伝達ボックスの入力シャフ
トであり、一方、駆動シャフトは自動車のエンジンの出
力シャフトであり、このエンジンの出力シャフトのクラ
ンクシャフトには壁、従ってケーシングと駆動シャフト
とを結合するための上記フランジが固定されている。
【0020】公知のように、自動車が始動されると、ハ
ブを介し、被動シャフトと共に回転するように、この被
動シャフトに固定されたタービンホイールのブレード
と、ケーシングの第2部分を介し被動シャフトと共に回
転するように固定されたインペラーホイールのブレード
との間のオイルの循環によって、被動シャフトは駆動シ
ャフトによって回転される。次にクラッチが切られる。
自動車の燃費を少なくするために、被動シャフトがロッ
クアップクラッチ1を介して被動シャフトによって直接
回転されるように、その後、クラッチは係合される。
【0021】より詳細には、自動車のエンジンが発生す
る振動を取り除くために、タービンホイール/ハブアセ
ンブリにはピストンが回転自在に弾性結合されており、
従って、ピストンとタービンホイール/ハブアセンブリ
との間でトーションダンパーが作用するようになってい
る。以下、このアセンブリを出力アセンブリと称す。
【0022】従って、ピストンは出力要素がタービンホ
イール/ハブ要素、すなわち出力アセンブリのうちの1
つの要素に固定されているトーションダンパーの入力要
素に属す。
【0023】出力要素を弾性的にピストンに結合するよ
う、円周方向に作用する弾性部材がピストンとトーショ
ンダンパーの出力要素との間で働くようになっている。
【0024】図1において、符合1はロックアップクラ
ッチを示し、2はタービンホイールを示し、3はハブを
示し、このハブの横方向フランジの一部は点線で示され
ている。4はピストンを示し、5はケーシング15の横
方向壁の一部を点線で示し、番号60はピストン4に固
定された横方向表面61と壁5に固定された横方向表面
62との間で作用する摩擦ライニングを示し、6は円周
方向に作用する弾性部材を示し、7は出力アセンブリ
2、3に固定されたトーションダンパーの出力要素を示
す。
【0025】ピストン4は、その外周部に軸方向に配置
された環状フランジ40を有し、この環状フランジ40
は、タービンホイール2に軸方向に向いている。ピスト
ン4には少なくとも1つのガイド要素8が固定されてお
り、半トーラス形状をした、タービンホイール2の外周
部に設けられた複数のコイルスプリングから成る弾性部
材6の内部に向かって径方向に係止されるようになって
いる。これらスプリング6は実施例では同心状のスプリ
ングの対として取り付けられている。
【0026】ピストン4はハブ3の上のガイド表面(符
合なし)に沿って軸方向にスライドするよう、シールさ
れた状態で取り付けられており、このピストン4は内周
部が波形形状になっており、タービンホイールに接近す
ると共に、ブレード(図示せず)のタービンホイールの
外側トーラス部に固定するためのクランプ(図示せず)
の間の干渉を防止している。従って、ピストン4は、上
記クランプとの干渉を防止するための間隙ボス41を有
する。
【0027】このピストンの内側には、スリーブ42が
設けられており、このスリーブ42は、ハブの横方向フ
ランジ3にリベット締めにより固定するために内周部に
タービンホイール2が有する内側環状部に向いている。
このピストン4は、板金をプレス加工することによって
製造されている。ピストンのフランジ40にスプリング
6が取り付けられているので、スプリングは遠心力の作
用によりフランジ40の内周部に接触するという問題が
ある。従って、注意を払わなければこれらスプリング6
はフランジ内に埋め込むことができる。
【0028】一般的に、これらスプリングはピストン4
の外周部2を摩耗し得る。
【0029】このような理由から、ガイド要素内のポケ
ット80内に弾性部材を収納することが提案されてい
る。これらポケットはフランジとの接触を防止するため
に弾性部材6とフランジ40との間に挟まれており、よ
って従来の解決案とは異なり、ピストン4を硬化させる
処理は不要となっている。従って、例えば浸炭窒化処理
は不要である。
【0030】図1を見ると、この図の左側部分を前方と
見なし、右側部分を後方と見なす。ポケット80は、ピ
ストン4およびガイド要素8によって境界が定められて
いるケージ内に取り付けられた弾性部材6を、前方およ
び後方に向かって軸方向に係止している。より詳細に
は、タービンホイールのブレードと同時に、例えば溶接
またはクランプによりタービンホイール2の外周部に直
接固定された状態で、タービン2に出力要素7が固定さ
れている。
【0031】出力要素7は、弾性部材6の周方向端部の
ための複数の支持ラグ77を有する。これらラグ77は
ピストン4に対して軸方向に向いている。従って、出力
要素は、タービンホイール2の外側半トーラス部に固定
するための環状部分を備えたクシ状となっている。この
固定部分は、本例では連続状となっている。
【0032】変形例として、この固定部分を分割するこ
ともできる。固定部分は、タービンホイールの形状に一
致するように湾曲した形状となっている。ラグ77は、
クロッピング加工および曲げ加工によって得られる。ロ
ックアップクラッチの入力要素はピストン4と、後述す
るように、本例ではリベット締めにより、変形例では溶
接、接着または他の任意の手段によりピストン4に固定
されたガイド要素8とを含む。
【0033】この入力要素は、第1当接部181および
第2当接部182を支持しており、これら当接部は、弾
性部材の周方向端部に当接するように、支持ラグ77の
各側に径方向に配置されている。上記のようにクラッチ
1を係合したり、切ったりすることができるので、この
入力要素4、8は摩擦ライニング60を支持しているピ
ストン4によりケーシング15に係脱自在に接続でき
る。すなわちより詳細には、ケーシング15のほぼ横方
向の壁5に接続できる。
【0034】入力要素4、8と出力要素7とが相対的に
移動する間、ラグ77は当接部181、182に対して
相対的に移動し、よって弾性部材6は圧縮される。
【0035】ポケット80は溝80によって形成されて
おり、ガイド要素8は、本例では環状ガイドセクタ90
に分割されている。変形例では、このガイド要素8は連
続的となっている。いずれのケースにおいても、本発明
によれば、ガイド要素8はピストン4の環状フランジ4
0の径方向内側にて、その外周部に周辺部分80を有す
る。この周辺部分80はピストン4に向かって軸方向、
すなわち図1において後方に向かって開口する軸方向溝
として形成されている。この溝8は、底部85、86を
有する。この溝は、円周方向に弾性部材6をガイドし、
その底部85、86により、ピストン4と反対方向、す
なわち図1の前方に向かって弾性部材6を軸方向に係止
する。これら底部85、86は、関連するラグを通過さ
せるための円周方向に横長状の開口部87を有する。こ
れら溝80は部材6を径方向内外に係止する。
【0036】本例において、溝80はフランジ40の内
周部に接触しながら、ピストン4のフランジ40に隣接
する径方向外側部品83によって一方の径方向の境界が
定められており、径方向内側部品84によって他方の径
方向の境界が定められている。これら部品83、84は
ピストン4に対して軸方向に向いている。これらは互い
に平行であり、かつピストン4のフランジ40と平行な
状態で軸方向に配置されている。
【0037】これら部品83、84は、フランジ40に
対して逆方向に軸方向に向いている。一般的に、ガイド
要素8のほうがピストンよりも薄くなっている。径方向
外側部品83は、その自由端に少なくとも1つの突起8
8、好ましくは少なくとも2つの径方向に開口する突起
88を有し、弾性部材6を図1の後方に向けて、すなわ
ちピストン4に向かって弾性部材6を軸方向に係止する
ようになっている。
【0038】このような構造により、弾性部材6とピス
トン4との間の干渉が防止される。これにより、予めピ
ストン4に弾性部材6を取り付けることが容易となって
いる。弾性部材6は溝80内にスナップ嵌合することに
よって容易に取り付けることができる。溝80は、ガイ
ド要素が環状ガイドセクター90に分割されているの
で、環状セクターに分割されている。
【0039】図面において、各セクター90はリップ状
をした突起88を有する。このリップの外側部分の自由
端は内側に向かって傾斜している。変形例では突起80
はリムから成る。当然ながら、ガイド要素8、従ってセ
クター90にはコイルスプリングから成る部材6の摩耗
を防止する保護手段が設けられている。各セクターは浸
炭窒化処理または窒化処理をすることもできるし、他の
別の硬化処理をすることができる。変形例として、各セ
クターは摩耗防止材料の層によって被覆されている。要
素8をセクター90に分割することによって多数の部品
を同時に処理できるので、コストを低減することが可能
である。
【0040】セクター90の各周辺部分80の内側は、
固定部分81に接続されており、この固定部分81は、
本例では平らな形状をしており、ピストン4、より詳細
にはピストン4の横方向部分に接触するようになってい
る。ピストンに対するセクター90の固定は、摩擦ライ
ニング60の径方向下方に延びる固定部分81につき、
2つまでのリベット82を使ったリベット締めにより行
われる。これらリベット82は、セクター90の周方向
端部の近くに位置する。
【0041】このようにするために、各セクターは、リ
ベット82がピストン4も貫通できるようにするための
2つの貫通孔828を有する。当然ながら、変形例では
リベット82および孔282の数は3つ以上とすること
ができ、この数は応用例に応じて決める。変形例では、
リベット82は部分81と一体の部品を押し出し成形に
よって得たリベットである。各固定部分81において、
部分81の中心に位置する盛り上がったクランプラグ2
84を形成するために、2つの孔282の間の自由空間
を活用している。
【0042】各ラグ284は、閉じた開口部285をク
ロップ加工し、曲げ加工することによって形成される。
半落ち込みボス状をした各ラグ284は波形領域を有
し、この領域を根元部としてほぼ横方向に向いた端部領
域が延びており、この端部領域は部分81とほぼ平行で
ある。従って、ラグ284は、溝80の底部85、86
の軸方向に端部領域がずれた、突出するラグとなってい
る。これらラグ284には周辺部分80と反対方向に横
方向に延びている端部領域が設けられている。
【0043】このような構造によって、スナップ嵌合に
より各ラグ284にバランス先端部283を取り付ける
ことが可能となっている。各先端部283は、本例では
台形であり、開口部286を有し、この開口部は、小さ
いベースにある頂部部分がバチ形状となっている。これ
ら先端部283は、それらの長い方の底部が閉じた開口
部285よりも広くなっている。先端部283は、ラグ
284の下方で横方向にスリップさせ、押し込むことに
より取り付けられる。ラグ284の端部領域の自由端は
若干湾曲しており、変形例ではこれを破壊できるように
面取りされている。
【0044】従って、ラグ284の下に取り付け運動し
ている間、先端部283は若干ラグ284を持ち上げ、
クランプ作用を加える。従って、取り付けは部分81に
先端部283を強制スナップ嵌合することによって行わ
れ、ラグ284は開口部286の底部の高さで先端部に
接触する。
【0045】変形例として、より多数のラグ284を設
けることができる。例えば1つの先端部283につき2
つのラグを設けることができる。
【0046】当然ながら、一部のセクター90に先端部
283を設けることができ、これらセクター30は全体
のバランスをダイナミックに取るために、ガイド要素8
と、ピストン4と、スプリング6から成るアセンブリ上
で検出されるアンバランス状態に従って取り付けられ
る。開口部286は先端部283の短い方の底部の高さ
で開口する。開口部283の境界を定める傾斜したエッ
ジは、ラグ284の強力な根元領域の側方エッジに係合
するので、先端部283は戻ることができない。
【0047】その理由は、先端部283は根元領域のエ
ッジに接触し、クランプ作用をしているラグ284によ
り部分81に接触した状態に押圧されているからであ
る。従って、各先端部283は強制的に取り付けられ
る。プレート283の形状は当然ながら応用例に応じて
決まる。
【0048】バランス作用が最も好ましい、ピストン4
の外周部にバランス先端部283が設けられていること
が理解できよう。当然ながら、このタイプの取り付けは
シールが破壊されない、ピストン4に固定部分81を有
する任意のタイプのガイド要素に適用できる。従って、
ラグ284は本例ではセクター90と一体部品となって
いるので、部品の数を増すことなく、ガイド要素8を活
用できる。従って、プレート283を固定するには、リ
ベットのような別の固定部材を使用しなくてもよい。従
って、別に先端部283だけを保管しておけばよい。
【0049】ラグ284は所定の弾性度を有し、この弾
性度により製造公差を吸収することが可能となってい
る。
【0050】図では、スプリング6は略図で示されてい
る。スプリング6の周方向端部の各々にカップ61が取
り付けられている。これらカップ61の各々は、スプリ
ング6に係合する円筒形スタッド(符合なし)を公知の
態様で有する。従って、スプリング6は内側部品84に
形成された第1当接部181および外側部品83に形成
された第2当接部182にこれらカップ61により間接
的に当接している。
【0051】図3および図4では、より良好に判るよう
に、スプリング6は湾曲した形状となっており、自由状
態においてスプリング6を予め湾曲させることができ
る。図1〜図4の実施例では、スプリング6は比較的短
く、環状ガイドセクター90ごとに1つのスプリング6
しか取り付けられていない。このケースでは、スプリン
グ6を自由状態で直線状とすることができる。スプリン
グ6の円周方向の長さは、セクター90内で溝状をした
周辺部分80の円周方向長さにほぼ等しくなっている。
【0052】実際には当接部181、182は周辺部分
80の円周方向端部に製造される。これら当接部18
1、182は、溝の底部85、86内の中心に形成され
た開口部87の各側で延びている。これら当接部は、内
側部品84および外側部品83にそれぞれほぼ垂直にな
っている。
【0053】より詳細には、周辺部分80の円周方向端
部は、ほぼ90度に折り曲げられており、開口部83の
各側で延びるパーティションを形成し、当接部181、
182を形成しているので、開口部87の各側で部品8
4、83だけでなく、底部85、86に影響を与えてい
る。開口部87は円周方向に横長となっており、本例で
は部分80の対応する円周方向端部で開口する環状形状
をした盲スロットとなっている。
【0054】これらスロット87は、支持ラグ77の厚
みよりも若干大きい高さを有し、支持ラグ77は平ら
で、かつ薄い形状をしており、すなわち円周方向の幅よ
りも小さい高さを有する。従って、これらラグ77は、
ほぼ長方形の横断面を有し、環状のスロット87を貫通
している。スロット87の円周方向の長さは、ラグ77
とピストン4との間の相対的な回転角方向の間隙に応じ
て決まる。従って、ラグ77は各々が異なるセクター9
0に属す2つの連続するスロット87に進入できる。
【0055】ガイド要素は、セクター90に分割されて
いるので、円周方向の端部が閉じており、中間部がカッ
トされた単一のスロットが設けられているかのように、
すべてのことが起きる。従って、各セクターには円周方
向に逆方向に向いた2つの盲孔が設けられており、各部
分の底部の中心領域の材料は連続した状態となってい
る。ピストンのフランジ40は、連続材料のバンド状を
した局部的な変形部41を有し、従って、フランジ40
に2つの端部の根元領域とこれら根元領域を接続する中
心領域を有する。従って、これら変形部41は落ち込み
ボスから成る。
【0056】変形部が根元領域から構成された、変形部
41の円周方向端部は、当接部182に対するカウンタ
当接部を形成している。従って、2つの変形部41の間
には、少なくとも1つのスプリング6を備えた各セクタ
ー90が取り付けられており、従って、これら当接部1
82は補強されている。
【0057】当然ながら、図5〜図8から判るように、
各部分80には関連する支持ラグ77のための単一貫通
開口部を設けることができる。
【0058】図1〜図4の開口部87と同じように、円
周方向に横長状の開口部187は、環状の閉じたスロッ
トの形態をしている。このスロット187の底部、すな
わち円周方向端部と周辺部分80の円周方向端部との間
には材料が存在する。従って、この材料は図1〜図4の
材料と比較して異なるように分散されている。溝80の
底部85、86は、円周方向端部よりも強力である。溝
80の内側部品84内に形成された第1当接部381お
よびこの溝の外側部品に形成された第2当接部382
は、部品84、83内の中心にカットされた傾斜したラ
グによって形成されている。
【0059】セクターごとに4つの傾斜したラグ38
1、382が設けられている。これら2つのラグ381
は、外側部品83に向いたまま円周方向の反対方向に傾
斜している。同じように、2つのラグ382も、内側部
品84に向いたまま、円周方向の逆方向に傾斜してい
る。先端部283を固定するためのラグ284の各側に
はラグ381が配置されており、同じことがラグ382
の径方向外側に位置するラグ382についても当てはま
り、ラグ381自身もラグ284の径方向外側に位置し
ている。
【0060】ラグ381、382は、スロット187に
向いた2対のラグ381、382を構成する。従って、
一対のラグ381、382の端部は、図1〜図4に示さ
れているように、スプリング6の対応する円周方向端部
に取り付けられているカップ61に対する第1当接部お
よび第2当接部を構成する。
【0061】従って、各スプリングは、2つのセクター
90の間に延びており、よって、より長くすることがで
きる。
【0062】ラグ77は、セクター90の中心を延びて
いるが、他方図1〜図4のラグ77は、2つのセクター
の間を延びている。いずれの図においても、底部は外部
部品83に接続された横方向部分86を有する。スロッ
ト87、187は、この部分に製造されている。底部8
6、85は、内側部分84に接続するための傾斜した部
分85も有する。このような構造によって、周辺部分の
嵩を縮小することが可能となっており、この周辺部分
は、傾斜した部分よりスプリング6を妨害することな
く、タービンホイール2に、できるだけ接近することが
可能となっている。
【0063】変形例として、溝80がU字形の横断面を
有するように底部を半円形とすることができる。また、
変形例としてタービンホイールの内周部に固定されたダ
ンパープレートに支持ラグ87を固定できるが、これに
より嵩が増加する。タービンホイール2のハブおよびタ
ービンホイール2の形状に一致するような形状のダンパ
ープレートへの固定を同じリベットを使って公知の態様
で行うことができる。
【0064】図5〜図8では、ピストン4上のフランジ
40はカウンタ当接部を有しておらず、ラグ381と3
82は互いに軸方向にずれており、ラグ382のほうが
底部85、86により接近していることが理解できよ
う。
【0065】カップ61の間で作用する移動スプリング
の端部を構成するよう、またはより多くのトルクを伝達
するようにスプリング6の内部に内側スプリング6’を
収納できることが、図から理解できよう。必ずしもスプ
リング6全てを内側全て6’に連動させる必要はない。
【0066】当然ながら、ラグ381を底部85、86
の傾斜した部分85から部分的に引き出すこともでき
る。変形例では、第1および第2当接部は内側部品84
および外側部品83のみから引き出しできる。
【0067】従って、図9ではこれら第1および第2当
接部は、符合481および482でそれぞれ示されてお
り、それぞれ内側部品84および外側部品83の周方向
の端部をほぼ90度に折り曲げることによって製造する
ことができる。
【0068】従って、これら当接部481および482
はスロット87の各側に配置されたタングから成り、タ
ング481のほうが軸方向により短くなっている。同じ
対内の傾斜したラグ381または382は、第1または
第2当接部が落ち込みボスから形成できるように、互い
に接続することができる。
【0069】これら実施例は、ガイド要素8が単一部品
内に設けられている場合にも適用できる。これら当接部
がタングから成る場合にも同じことが言える。
【0070】ピストン4の軸方向の運動は部分85が出
力要素7の固定部分に当接することにより制限されてお
り、一方、図1ではタービンホイール、より詳細にはタ
ービンホイールをハブ3に固定するための環状部に当接
するのは、スリーブ状をした、ピストン4の内周部であ
る。ピストン4のスリーブ(番号なし)はハブから引き
出されたガイド部品に沿って軸方向にスライドするよう
になっている。
【0071】従って、部分85は二重の機能、すなわち
軸方向の嵩を縮小する機能と、ピストンの軸方向の移動
を制限するストッパー機能の双方を有する。
【0072】当然ながら、当接部は部分80に取り付け
できる。例えば図1〜図4内のパーティション181、
182は、溶接によりセクター90の円周方向の端部に
取り付けられている。変形例では、要素8は単一部品内
にあり、溶接により溝80内にパーティションが取り付
けられている。このことは、タング481、482にも
当てはまる。当接部は部分80にクランプされたヘアピ
ンのアームによって形成できる。ピストン4上にスカー
トを形成するフランジ40にバランス先端部を取り付け
できる。
【0073】ピストン4のフランジ40、すなわち横方
向部分にはセクター90を係止するためのラグまたは落
ち込みボスを設けることができる。例えばラグはセクタ
ーを軸方向に固定するように、フランジ40の自由端に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロックアップクラッチを備えた
液圧結合装置の部分半断面図である。
【図2】図1のピストンおよび分割されたガイド要素の
斜視図である。
【図3】横方向壁およびタービンホイールがない状態
の、図1内の矢印3の方向から見た部分図である。
【図4】横方向壁およびタービンホイールがない状態
の、図1内の矢印4の方向から見た部分図である。
【図5】別の実施例を示す、図1に類似した図である。
【図6】別の実施例を示す、図2に類似した図である。
【図7】別の実施例を示す、図3に類似した図である。
【図8】別の実施例を示す、図4に類似した図である。
【図9】第2実施例を示す、図1に類似した図である。
【符号の説明】
1 ロックアップクラッチ 2 タービンホイール 3 ハブ 4 ピストン 5 横方向壁部分 6 円周方向に作用する弾性部材 7 トーションダンパーの出力要素 8 ガイド要素 15 ケーシング 40 環状フランジ 41 ボス 42 スリーブ 60 摩擦ライニング 61、62 横方向表面 77 支持ラグ 80 ポケット 181 第1当接部 182 第2当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/134 F16F 15/134 A

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(15)に係脱自在に接続で
    きるピストン(4)を含む入力要素(4、8)と、ター
    ビンホイールに固定できる出力要素(7)と、前記入力
    要素(4、8)と前記出力要素(7)との間で円周方向
    に作用する弾性部材(6)とを有し、前記ピストン
    (4)が前記弾性部材(6)を囲み、軸方向に向いた環
    状フランジ(40)を有し、他方、前記出力要素(7)
    が前記ピストン(4)に向かって軸方向に向き、前記弾
    性部材(6)の円周方向の端部に当接するよう、前記ピ
    ストン(4)のフランジ(40)よりも径方向内側に位
    置する支持ラグ(77)を有し、前記入力要素(4、
    8)が一方で前記弾性部材(6)を径方向内側に保持す
    るよう、前記ピストン(4)に固定された少なくとも1
    つのガイド要素(8)を有し、他方で、前記弾性部材
    (6)の円周方向の端部に当接するよう、前記支持ラグ
    (77)の各側で径方向に配置された第1当接部(18
    1、381、481)および第2当接部(182、38
    2、482)を支持している、液圧結合装置のケーシン
    グ(15)とタービンホイール(2)との間で作用でき
    る、特に自動車用のロックアップクラッチにおいて、 前記ガイド要素(8)が前記ピストン(4)の前記環状
    フランジ(40)の径方向内側の外周部において、前記
    ピストン(4)に向かって軸方向に開口する軸方向溝の
    形状をしており、底部(85、86)を有する周辺の環
    状部分(80)を有し、前記環状部分(80)が弾性部
    材を円周方向にガイドし、底部(85、86)によって
    前記ピストン(4)と反対方向に前記弾性部材(6)を
    軸方向に保持するようになっており、溝の前記底部(8
    5、86)が関連する支持ラグ(77)が貫通できるよ
    う、円周方向に横長の開口部(87、187)を有する
    ことを特徴とするロックアップクラッチ。
  2. 【請求項2】 前記溝(80)の径方向の境界が、前記
    ピストン(4)上の前記フランジ(40)に隣接する一
    方の径方向外側部品(83)、および他方の径方向内側
    部品(84)によって定められており、前記底部(8
    5、86)が外側部品(83)と内側部品(84)を共
    に接続し、外側部品(83)と内側部品(84)とがほ
    ぼ軸方向に向いていることを特徴とする、請求項1記載
    のクラッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1当接部(181、381、48
    1)の少なくとも一部が、径方向内側部品(84)から
    引き出され、第2当接部(182、382、482)が
    径方向外側部品(83)から引き出されていることを特
    徴とする、請求項2記載のクラッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1当接部(181)が前記溝(8
    0)の前記底部(85、86)からも引き出されている
    ことを特徴とする、請求項3記載のクラッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1当接部(381、481)およ
    び第2当接部(382、482)がそれぞれ外側部品
    (83)および内側部品(84)のみから引き出されて
    いることを特徴とする、請求項3記載のクラッチ。
  6. 【請求項6】 前記当接部(381)および前記第2当
    接部(382)が傾斜したラグから成ることを特徴とす
    る、請求項3記載のクラッチ。
  7. 【請求項7】 前記当接部(381)および前記第2当
    接部(382)が落ち込みボスから成ることを特徴とす
    る、請求項3記載のクラッチ。
  8. 【請求項8】 前記開口部(187)が環状の閉じたス
    ロットから成ることを特徴とする、請求項1〜7のいず
    れかに記載のクラッチ。
  9. 【請求項9】 前記ガイド要素(8)が環状のガイドセ
    クター(90)に分割されていることを特徴とする、請
    求項1〜8のいずれかに記載のクラッチ。
  10. 【請求項10】 前記第1当接部(181)および前記
    第2当接部(182)が、径方向外側部品(83)およ
    び内側部品(84)を曲げることにより、ガイドセクタ
    ーの円周方向端部に形成されたパーティションから成る
    ことを特徴とする、請求項9と組み合わせた請求項2〜
    5のいずれかに記載のクラッチ。
  11. 【請求項11】 前記開口部(87)がガイドセクター
    (90)の円周方向の端部の一方の高さで開口する盲ス
    ロットから成ることを特徴とする、請求項10記載のク
    ラッチ。
  12. 【請求項12】 各ガイドセクターからガイドセクター
    (90)の円周方向の端部の各々でそれぞれ開口する2
    つの盲スロット(87)を有し、前記周辺部分(80)
    の底部(85、86)の材料のストリップによりスロッ
    ト(87)が互いに分離されていることを特徴とする、
    請求項11記載のクラッチ。
  13. 【請求項13】 前記第1当接部(381)および第2
    当接部(382)の少なくとも一方が、前記内側部品
    (84)および外側内側部品(83)の円周方向端部を
    曲げることにより得られたパーティションから成ること
    を特徴とする、請求項12記載のクラッチ。
  14. 【請求項14】 前記周辺環状部分(80)が前記ピス
    トン(4)に固定するための部分(81)に内側で接続
    されており、盛り上げられたクランピングラグ(28
    4)の下方のバランス先端部(283)の必要な取り付
    けをするための固定部分から、該クランピングラグ(2
    84)が引き出されていることを特徴とする、請求項1
    〜13のいずれかに記載のクラッチ。
  15. 【請求項15】 前記クランピングラグ(284)が得
    られた固定部分に根元部分を有する領域と、前記周辺部
    分(84)の底部(85、86)の方向に、前記固定部
    分(71)に対して軸方向にずれた端部領域を有するこ
    とを特徴とする、請求項14記載のクラッチ。
  16. 【請求項16】 前記先端部(283)が前記ラグ(2
    84)の下方で、この先端部を導入するように開口する
    開口部(286)を有することを特徴とする、請求項1
    5記載のクラッチ。
  17. 【請求項17】 前記開口部(286)がバチ形状とな
    っており、前記開口部(286)の傾斜したエッジの端
    部が、ラグの根元部が設けられている領域のエッジと協
    働するようになっており、一方、前記クランピングラグ
    (284)が前記開口部(286)の底部の近くで前記
    先端部に当接するようになっていることを特徴とする、
    請求項16記載のクラッチ。
  18. 【請求項18】 前記弾性部材(6)がコイルスプリン
    グから成り、これらスプリング(6)の円周方向端部に
    支持カップ(61)が設けられており、この支持カップ
    が支持ラグ(77)および第1当接部(181、38
    1、481)および第2当接部(182、382、48
    2)に係合するようになっていることを特徴とする、請
    求項1〜17のいずれかに記載のクラッチ。
  19. 【請求項19】 前記外側部品(83)が前記弾性部材
    を軸方向に係止するための少なくとも1つの突起(8
    8)をその自由端部に有することを特徴とする、請求項
    2と組み合わせた請求項1〜18のいずれかに記載のク
    ラッチ。
  20. 【請求項20】 前記突起(88)が内側部品(84)
    に向かって傾斜したリップから成ることを特徴とする、
    請求項19記載のクラッチ。
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