JP2001193788A - ダイナミックダンパ用ウエイトの製法 - Google Patents

ダイナミックダンパ用ウエイトの製法

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JP2001193788A
JP2001193788A JP37746199A JP37746199A JP2001193788A JP 2001193788 A JP2001193788 A JP 2001193788A JP 37746199 A JP37746199 A JP 37746199A JP 37746199 A JP37746199 A JP 37746199A JP 2001193788 A JP2001193788 A JP 2001193788A
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Hirokuni Tanaka
博邦 田中
Shujiro Suga
修次郎 菅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来鋳造で成形されていたウエイトを容易かつ
安価に製造する。 【構成】プレス成形により所定形状にカットされた第1
層板材5,第2層板材6及び第3層板材7を上下に積層
する。第1層板材5は左右に分離され、中間に逃げ空間
8を形成する。また、第1層板材5と第3層板材7には
プロジェクション突起を形成し、これらを中間層である
第2層板材6に当接し、全体をプロジェクション溶接に
一体化して所定重量のウエイト1を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダイナミックダン
パ用ウエイトの製法に係り、特に容易かつ安価に製造で
きるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図17に示すものは、従来のダイナミッ
クダンパの一例であり、鋳造等により所定形状のブロッ
ク体として形成されたウエイト1と、これに一体化され
たゴム等の弾性体2と、これらを支持する支持プレート
3から構成され、弾性体2を介してウエイト1を支持プ
レート3にフローティング支持することにより、所定振
動数の振動を吸収するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイナミッ
クダンパは、目的性能を得るためにウエイト1の重量に
対する厳格な精度が要求されるため、上記鋳造により製
造する場合は、極めて高度でかつ厳しい精度管理が要求
され、生産効率を高めにくい。そのうえ、鋳造後の機械
加工が必要となり、このための手間が嵩みコストがアッ
プする。しかも、形状が複雑化するほど機械加工も複雑
になるので、さらに手間がかかりコストがアップする。
また、ウエイト1の厚み等が変化する場合は、形状が一
定でも金型を作り直す必要があるので、機種変更等に対
する汎用性が少なく、金型コストが高額になる。そこで
本願発明は、係る諸問題を解決する事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係るダイナミックダンパ用ウエイトの製法
は、プレス成形により所定形状にカットした板材を形成
し、この板材を複数枚重ねて相互に結合することにより
所定重量のブロック体として形成したことを特徴とす
る。
【0005】このとき、前記ブロック体を構成する前記
各板材をそれぞれ同形状にすることも、形状の異なるも
のを含む組み合わせにすることも、板厚の異なるものを
含む組み合わせにすることもできる。さらに、板材の一
部に端部を略直角に折り曲げた立て壁部を設け、この立
て壁部を利用して他の板材の位置決めとすることもで
き、この立て壁部に少なくとも1枚以上の板材を積層し
て他部材と連結する穴を設けるための肉厚部とすること
もできる。
【0006】また、前記複数の板材の結合を、プロジェ
クション溶接によることも、アーク溶接によることもで
き、さらにはプロジェクション溶接とアーク溶接を併用
することもできる。
【0007】
【発明の効果】本願発明によれば、プレス成形により所
定形状にカットした板材を形成し、この板材を複数枚重
ねて相互に結合することにより所定重量のブロック体と
してウエイトを形成するので、従来の鋳造による場合と
比べて、所定重量を精度よくかつプレス成形により効率
的に製造できる。しかも組立後の機械加工がほとんど不
要になるので、生産効率を著しく向上でき、大幅なコス
トダウンが可能なる。
【0008】また、各板材をそれぞれ同形状にすれば、
共通のプレス用金型でカットできるから金型コストを著
しく節減できる。一方、形状の異なるものを含む組み合
わせにしても、各構成部をプレス成形できることは同じ
であるとともに鋳造した場合において飛躍的に増大する
機械加工を殆ど要しないで済む。さらに、板厚の異なる
ものを含む組み合わせとした場合は、共通のプレス用金
型でカットできる可能性があるとともに、重量の調整を
簡単にできる。
【0009】さらに、板材の一部に端部を略直角に折り
曲げた立て壁部を設けると、この立て壁部を利用して他
の板材の位置決めとすることができるので、組立作業が
容易になる。しかも、この立て壁部に少なくとも1枚以
上の板材を積層して肉厚部とすれば、この肉厚部を利用
して他部材と連結するための穴を容易に設けることもで
きる。
【0010】また、前記複数の板材の結合を、プロジェ
クション溶接によることもでき、この場合は作業効率が
よい。さらにアーク溶接によることもでき、この場合は
積層枚数や異なる板厚の組み合わせ等に制約がなく、組
立構造の自由度を高くできる。そのうえ、プロジェクシ
ョン溶接とアーク溶接を併用すれば、両溶接方法の利点
を同時に利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、実施例を
説明する。図1〜4は第1実施例に係り、図1はウエイ
トの斜視図、図2はその2−2線断面図、図3は組立斜
視図、図4は溶接部を拡大して示す断面図である。これ
らの図において、ウエイト1は、第1層板材5,第2層
板材6及び第3層板材7の3層構造からなり、全体とし
て図17に示したウエイト1と同様形状のブロック体を
なしている。
【0012】第1層板材5はウエイト1の長さ方向両端
側へ分離配置された一対の小片状をなし、両第1層板材
5,5の間に、車体取付時における他部品との干渉を避
けるため等を目的とする逃げ空間8が形成されている。
第2層板材6と第3層板材7はそれぞれ長さと幅を同じ
にした同平面形状の長方形状をなすように形成されてい
る。
【0013】各板材5〜7は、それぞれ鉄(例えばS
P)製の板材を所定寸法及び形状にプレス成形を用いて
カットすることにより得られたものであり、板厚は6m
m以下程度のものが用られ、各板材5〜7を積層合計し
た重量がウエイト1の所定重量となるように各板材5〜
7の平面寸法及び板厚を調整して設計される。
【0014】このウエイト1を組立一体化するには、図
3及び図4に示すように、第1層板材5及び第3層板材
7の第2層板材6に対面する各面接触にプロジェクショ
ン突起5a,7aをプレス成形により形成し、第2層板
材6を間にして第1層板材5と第3層板材7で上下に挟
んで所定の治具上で重ね合わせる。図3等における符号
5b及び7bはプロジェクション突起形成時に反対側面
に形成されるプロジェクション凹部である。
【0015】この状態で、プロジェクション突起5a,
7aを第2層板材6の上下面へ当接させてから電極10
で挟み、プロジェクション突起5a,7aへ大電圧を印
可することにより3部材(第1層板材5,第2層板材
6,第3層板材7)を溶接一体化する。これにより各第
1層板材5,第2層板材6,第3層板材7が一体化した
ブロック体としてのウエイト1が得られる。
【0016】このようにしてウエイト1を構成すると、
板材を所定寸法や形状にプレス成形し、これを複数重ね
てプロジェクション溶接することにより一体化するだけ
で製造できるから、従来の鋳造に比べて極めて効率的に
製造できる。しかも、組立後における機械加工を殆ど省
略でき、これによる工数の大幅な削減を図り、コストを
大きくダウンできる。
【0017】また、各第1層板材5,第2層板材6,第
3層板材7の板厚及び平面形状を正確にカットすること
により、組立てられたウエイト1の重量公差は、鋼板メ
ーカーの出荷時に保証される公差内に納めることがで
き、かつこのように精密なカットはプレス成形の採用に
より容易に可能である。
【0018】さらに、第2層板材6と第3層板材7は同
じ金型を用いたプレス成形によりカットできるので、こ
の点でも金型コストが有利であり、かつプロジェクショ
ン溶接を採用することにより、第1層板材5,第2層板
材6,第3層板材7を積層した状態で一度の通電により
溶接一体化できるので、製造が効率化する。
【0019】図5〜7は、第2実施例に係り、図5は全
体の斜視図、図6はその6−6線断面図、図7は組立て
方を示す断面図である。この例におけるウエイト1は、
やはり第1層板材11,第2層板材12及び第3層板材
13からなる3層構造であり、各第1層板材11,第2
層板材12及び第3層板材13は、それぞれの中央部に
ボルト通し穴14,15,16を同軸上になるように形
成し、同一平面形状及び同一板厚で形成されている。但
し、第1層板材11及び第3層板材13には、それぞれ
第2層板材12に接触する面にプロジェクション突起1
1a,13aを突出形成してある点のみが第2層板材1
2と相違する。
【0020】これらの第1層板材11,第2層板材12
及び第3層板材13をプレス成形してカットし、第1層
板材11及び第3層板材13にプロジェクション突起1
1a,13aを突出形成した後、治具上にて第2層板材
12を間にしてこれら3層を上下に重ね、上下の電極1
0で挟んで通電することにより、プロジェクション溶接
により一体化する。図6中の符号17は取付用のボルト
である。図5等における符号11b及び13bはプロジ
ェクション突起形成時に反対側面に形成されるプロジェ
クション凹部である。
【0021】このようにすると、前実施例の効果に加え
て、第1層板材11,第2層板材12及び第3層板材1
3をそれぞれ同一プレス成型用金型でカットできるの
で、金型コストを極めて低くできる。なお、各板材11
〜13の板厚は一定であったが、所定の重量を得るため
には、一部の板厚を増減調整することは自由にでき、こ
の場合でも、プレス成形の金型を共通にしてコストを低
く維持できることに変わりはない。
【0022】図8及び図9は、第2実施例を利用してよ
り多層化した第3実施例であり、図8は組立て方を示す
斜視図、図9は組立後の状態を示す斜視図である。第2
実施例により形成された3層構造部20に対して、同一
平面形状で板厚の薄い(又は厚い)第4層板材21を重
ね、その辺縁の一部をアーク溶接(本実施例では炭酸ガ
スアーク溶接)により3層構造部20と溶接一体化す
る。符号22はボルト通し穴であり、図6の各ボルト通
し穴14〜16と同軸に設けられている。
【0023】このように構成すると、板厚の異なる第4
層板材21を含む4層構造ものを溶接により簡単に組立
てることができかつ精度よく所定重量を達成できる。し
かも、4層という多層構造及び板厚の異なるものの溶接
という、プロジェクション溶接がやりにくい条件になっ
ても、第4層板材21は第2実施例の3層構造部20と
同一の金型でカットでき、かつ3層構造部20を利用し
て容易に製造できるので、重量が変化する際における設
計変更を容易にでき、このようなウエイト1全体の厚さ
が変化しても金型を作り直すことが不要になり、汎用性
が増す。
【0024】図10はさらに第3実施例と同一の構造を
別の溶接方法により実現した第4実施例に係る製造後の
状態を示す斜視図であり、第1層板材11,第2層板材
12,第3層板材13及び第4層板材21を第3実施例
と同一の平面形状及び同一板厚でそれぞれ同一金型を用
いてプレス成形でカットし、これらを治具上で4層に上
下方向へ重ね、全体を一度に炭酸ガスアーク溶接により
各層の側面を上下に通る溶接ライン24を形成して溶接
する。なお、この溶接ライン24はウエイト1の対称位
置もしくは各4面に対して設ける等、適宜にできる。
【0025】このようにすると、プロジェクション溶接
を省略し、4層を一度に溶接できるので、さらに手間が
少なくなり、よりコストダウン可能となる。したがっ
て、予めプロジェクション溶接された3層構造部20を
利用できない場合に有効な方法となる。しかも、アーク
溶接によれば、板厚の異なる組合せや、4層以上の多数
層の積層体に対しても容易に溶接可能になる。
【0026】図11〜13は第5実施例に係り、図11
は組立後の状態を示す斜視図、図12はその12−12
線断面図、図13は組立時の展開斜視図である。これら
の図において、このウエイト1も第1層板材30,第2
層板材31及び第3層板材32からなる3層の板材を積
層してブロック体としたものである。
【0027】各板材はそれぞれ同一鋼材(SPHC)を
用いて形成され、第1層板材30は板厚6mmの鋼板か
ら重量98.8gとなるようにカットし、第2層板材3
1及び第3層板材32はそれぞれ中間部に逃げ空間33
を形成するように間隔を持って左右一対ずつ対称形に形
成され、第2層板材31は板厚5mmの鋼板を重量3
7.9gとなるようにプレス成形でカットし、第3層板
材32は板厚5mmの鋼板を重量47.7gとなるよう
にプレス成形でカットしたものである。
【0028】第1層板材30,第2層板材31及び第3
層板材32はそれぞれ異なる形状をなし、第2層板材3
1及び第3層板材32はそれぞれ中央部が分断された逃
げ空間33をなしている。第1層板材30は直線部34
と、弧状部35とを有し、直線部34には半円状の逃げ
部36が左右対称に一対で形成され、かつ弧状部35に
沿って所定間隔で計4個のプロジェクション突起30a
が第2層板材31側へ突出形成されている。
【0029】第2層板材31は、弧状部35とほぼ一致
するとともに、長さ方向端部がさらに長く突出する外側
縁部37aと、直線部34よりも第1層板材30の内側
へ後退する内側縁部37bを有する。第3層板材32は
同じく弧状部35とほぼ一致するが、長さ方向端が第2
層板材31よりもさらに長く突出する外側縁部38aと
内側縁部37bとほぼ重なる内側縁部38bを有する。
【0030】左右の第3層板材32にはそれぞれ2個づ
つのプロジェクション突起32aが対応する第2層板材
31側へ突出形成されている。図12等における符号3
0b及び32bはプロジェクション突起形成時に反対側
面に形成されるプロジェクション凹部である。このよう
に構成された各第1層板材30,第2層板材31及び第
3層板材32は、治具を用いて、左右の第2層板材31
及び第3層板材32が逃げ空間33等を形成するよう左
右に分離してそれぞれを所定位置に位置決めして3層を
重ね合わせ、プロジェクション溶接で一体化することに
より図11のウエイト1が得られる。
【0031】このように、各板材第1層板材30,第2
層板材31及び第3層板材32の形状がそれぞれ相違し
ても、これらは全てプレス成形により板材をカットして
形成できるので、正確な重量のウエイト1を容易に製造
できる。しかもこのような複雑形状のウエイト1を鋳造
により整形した場合は、その後における機械加工が飛躍
的に増大しても手間の多い困難なものとなり、コストが
嵩むことになるが、これを全てプレス成形により製造す
ることによりこのような機械加工を殆ど不要として大幅
な工数の削減及びコストダウンを可能にする。
【0032】図14〜16は第6実施例に係り、図14
は組立後の斜視図、図15はその15−15線断面図、
図16は組立て方を示す断面図である。このウエイト1
は総重量が約3kgとなるかなり大型のものであり、略
コ字状に曲げ加工された枠部40を備える。この枠部材
40はその左右に曲げ加工で略90°折り曲げられて形
成された立て壁部41を有する。
【0033】この立て壁部41の内外を当て板42,4
3で挟み、これらをプロジェクション溶接より溶接する
とともに、これら立て壁部41、当て板42,43は中
央にそれぞれ穴44a,44b,44cが形成され、こ
れらの穴が一致して共通のボルト締結用の穴44が貫通
形成されている。
【0034】図16の符号42a及び43aはプロジェ
クション突起であり、42b及び43bはプロジェクシ
ョン突起形成時に反対側面に形成されるプロジェクショ
ン凹部である。枠部40における左右の立て壁部41,
41の内側には6層の板材、すなわち第1層板材46〜
第6層板材51を重ねて収容し、各層の端面をアーク溶
接により上下に通る溶接ライン52で溶接することによ
り全体が一体化されている。
【0035】これら各板材は同じ鋼板(SP材)であ
り、枠部40,当て板42及び43はそれぞれ板厚5m
m、第1層板材46〜第5層板材50はそれぞれ板厚6
mm、第6層板材51は板厚7mmの板材をプレス成形
でカットして形成される。
【0036】また、枠部40を曲げ加工して立て壁部4
1を左右に設けたので、この左右の立て壁部41を利用
してここに溶接した左右当て板43を位置決めとして、
第1層板材46〜第6層板材51を積層できるので、組
立が容易となる。そのうえ、立て壁部41の内外に当て
板42と43を溶接することによりこのウエイト1を弾
性体53へ支持させるためのボルト54を締結する穴4
4を形成する肉厚部を形成できる。
【0037】このようにすると、全体重量が約3kg程
度に達する重量物でも鋳造に比べて極めて安価に製造で
きる。しかも重量が大きくなればなるほど、鋳造の場合
は金型コスト等が上昇するのに対して、本実施例ではこ
のような重量物であっても板材のプレス成形だけで得ら
れ、重量増加による原料代のアップ程度に止まるからコ
ストがより大きく開くことになる。
【0038】なお、本願発明は、上記実施例に限定され
ず、種々に変形や応用が可能であり、例えば板材として
使用する鋼板の規格は仕様に応じて任意に選択でき、か
つ板厚も全体ができるだけ少ない層数で構成できるよう
に設定することが製造効率上好ましい。但し、プレス成
形上の制約や、ウエイトに要求される公差のの範囲内を
保証する公差の製品入手の容易性を考慮して選択する必
要があり、現状ではせいぜい5〜6mm程度までの鋼板
を主体的に使用することが好ましい。また、板材として
使用する金属材料は鋼材に限らず、適宜可能である。ま
た、各層間で異なる材質のものを組み合わせることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るウエイトの斜視図
【図2】その2−2線断面図
【図3】その組立方を示す斜視図
【図4】溶接部を拡大して示す断面図
【図5】第2実施例に係る全体の斜視図
【図6】その6−6線断面図
【図7】その組立て方を示す断面図
【図8】第3実施例に係る組立て方を示す斜視図
【図9】その組立後の状態を示す斜視図
【図10】第4実施例の製造後の状態を示す斜視図
【図11】第5実施例に係る組立後の状態を示す斜視図
【図12】その12−12線断面図
【図13】その組立方を示す展開斜視図
【図14】第6実施例に係る組立後の斜視図
【図15】その15−15線断面図
【図16】その組立て方を示す断面図
【図17】従来例のダイナミックダンパを示す斜視図
【符号の説明】
1:ウエイト、2:弾性体、3:支持プレート、5:第
1層板材、6:第2層板材、7:第3層板材、10:電
極、11:第1層板材、12:第2層板材、13:第3
層板材、20:3層構造部、21:第4層板材、23:
#23#、24:溶接ライン、30:第1層板材、3
1:第2層板材、32:第3層板材、33:逃げ空間、
35:弧状部、40:枠部、41:立て壁部、42:当
て板、43:当て板、44:ボルト通し穴、46:第1
層板材、47:第2層板材、48:第3層板材、49:
第4層板材、50:第5層板材、51:第6層板材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形により所定形状にカットした
    板材を形成し、この板材を複数枚重ねて相互に結合する
    ことにより所定重量のブロック体として形成したことを
    特徴とするダイナミックダンパ用ウエイトの製法。
  2. 【請求項2】 前記ブロック体を構成する前記各板材が
    それぞれ同形状であることを特徴とする請求項1に記載
    したダイナミックダンパ用ウエイトの製法。
  3. 【請求項3】 前記ブロック体を構成する前記複数の板
    材が、形状の異なるものを含む組み合わせからなること
    を特徴とする請求項1に記載したダイナミックダンパ用
    ウエイトの製法。
  4. 【請求項4】 前記ブロック体を構成する前記複数の板
    材が板厚の異なるものを含む組み合わせからなることを
    特徴とする請求項1に記載したダイナミックダンパ用ウ
    エイトの製法。
  5. 【請求項5】 前記複数の板材の一部に端部を略直角に
    折り曲げた立て壁部を設け、この立て壁部を利用して他
    の板材の位置決めとすることを特徴とする請求項1に記
    載したダイナミックダンパ用ウエイトの製法。
  6. 【請求項6】 前記立て壁部に少なくとも1枚以上の板
    材を積層して他部材と連結する穴を設けるための肉厚部
    としたことを特徴とする請求項5に記載したダイナミッ
    クダンパ用ウエイトの製法。
  7. 【請求項7】 前記複数の板材の結合がプロジェクショ
    ン溶接によることを特徴とする請求項1に記載したダイ
    ナミックダンパ用ウエイトの製法。
  8. 【請求項8】 前記複数の板材の結合がアーク溶接によ
    ることを特徴とする請求項1に記載したダイナミックダ
    ンパ用ウエイトの製法。
  9. 【請求項9】 前記複数の板材の結合がプロジェクショ
    ン溶接とアーク溶接の併用によることを特徴とする請求
    項1に記載したダイナミックダンパ用ウエイトの製法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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