JPH067863A - ハニカム構造体並びにハニカムパネルおよび曲面ハニカムパネルの製造方法 - Google Patents

ハニカム構造体並びにハニカムパネルおよび曲面ハニカムパネルの製造方法

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JPH067863A
JPH067863A JP12204492A JP12204492A JPH067863A JP H067863 A JPH067863 A JP H067863A JP 12204492 A JP12204492 A JP 12204492A JP 12204492 A JP12204492 A JP 12204492A JP H067863 A JPH067863 A JP H067863A
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宜正 魚住
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続的な非支持領域を解消して剛性並びに強
度を向上させた曲面ハニカムパネルを提供する。 【構成】 二次曲面状の下側面板112上にハニカムコ
ア部材114および補強コア部材116を、交互に並置
し、さらに上側面板118をハニカムコア部材114お
よび補強コア部材116上に載置する。その後、下側面
板112、上側面板118、ハニカムコア部材114お
よび補強コア部材116をろう付けする。隣接するハニ
カムコア部材114間に補強コア部材116を挿入した
構造の曲面ハニカムパネル100が得られる。凸となる
上側面板118側では互いに接合されないハニカムコア
部材114間で、補強コア部材116が上側面板118
を支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハニカム構造体並びに
ハニカムパネルおよび曲面ハニカムパネルの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のハニカムコアを並置し
て、断面が正六角形あるいは長方形などのハニカムセル
を密に形成し、その表裏面を面板で覆ったハニカムパネ
ルが知られている。ハニカムパネルは、使用目的や使用
箇所に応じて平板状や曲面状のものが用いられており、
それらの形状のハニカムパネルを得る手段も種々のもの
が知られている。
【0003】特に、曲面ハニカムパネルを得る方法とし
ては、(1)平板状のハニカムパネルに曲げ加工を施し
て曲面状とする方法や、(2)曲面に沿って変形しやす
い特殊な形状のハニカムコアを、曲面状の面板で挟みつ
けるようにして曲面ハニカムパネルを得る方法が知られ
ている。
【0004】上記(1)は、最も手軽な方法であるが、
曲率が大きくなるとハニカムコアに座屈を生じる等の不
具合が発生するため、曲率が大きいハニカムパネルを得
るのは困難であった。また、例えば波形状に曲率を変化
させることも困難で、曲げ加工における自由度が低かっ
た。(2)は、ハニカムコア部材の製造やハニカムコア
部材同士の接合が複雑であったり、セルサイズが大きく
なるとハニカムコア部材の製造が困難になる等の問題が
あった。
【0005】これらの技術における上記の問題点を解決
するものとして、(3)2次元曲面状の第1の面板上
に、曲率と垂直な方向に沿ってハニカムコア部材を並置
し、次いで並置したハニカムコア部材上に第1の面板と
整合する曲面状の第2の面板を載置して、ハニカムコア
部材と面板とを接合する方法が提案されている。この方
法で製造した曲面ハニカムパネルの例を図8に示した。
【0006】ところが(3)の方法では、曲面ハニカム
パネル300の凸面側において、隣接するハニカムコア
部材310同士が接合されない部分を生ずる。このた
め、面板330がハニカムコア部材310によって支持
されない領域(以下、非支持領域という、図中ハッチン
グを施した)が、ハニカムコア部材310の長手方向に
沿って連続的に形成される。
【0007】この非支持領域は部分的にハニカムパネル
の強度が劣る部分となり、例えば繰り返し曲げ荷重など
の応力が、非支持領域と交差する方向に沿って負荷され
ると、非支持領域の面板330が破断したり、あるいは
破断に至らないまでも、面板330やハニカムコア部材
310の弾性変形により曲面ハニカムパネル300の剛
性が低下するおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
(3)の方法を改善して、連続的な非支持領域がなく、
部分的な剛性並びに強度の低下を生じることがない曲面
ハニカムパネルとその製造方法を提供することを目的と
する。併せて剛性および強度を向上させたハニカム構造
体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するための手段として次の構成を採用した。即ち、
第1の発明であるハニカム構造体は、凹凸部を備えたハ
ニカムコア部材を互いに近接させて複数枚並置して、前
記凹凸部の形状に応じた形状のハニカムセルを形成した
ハニカム構造体において、隣接する前記ハニカムコア部
材間に補強コア部材を設けたことを特徴とする。
【0010】第2の発明であるハニカムパネルは、第1
の発明のハニカム構造体の表面および裏面に前記ハニカ
ムセルの軸方向と略直交して配された一対の面板を設け
たことを特徴とする。さらに第3の発明である曲面ハニ
カムパネルの製造方法は、直交する二方向のうち一方向
が直線状をなし、他方向が曲線状をなす二次曲面に成形
した成形型に、平板または予め二次曲面に成形した第1
の面板を載置し、該第1の面板を前記成形型の二次曲面
に沿った形状とし、前記第1の面板上に、所定形状の複
数枚のハニカムコア部材を、相互に位置決めし、かつ、
前記第1の面板の曲面の直線方向に沿って並置するとと
もに、隣接する前記ハニカムコア部材間に補強コア部材
を配置し、平板または予め前記第1の面板の曲面形状に
応じた二次曲面に成形した第2の面板を前記ハニカムコ
ア部材並びに補強コア部材に載置した後、前記第1の面
板、ハニカムコア部材、補強コア部材および第2の面板
を、前記第1および第2の面板の外側から加圧するとと
もに、前記第1および第2の面板と前記ハニカムコア部
材および補強コア部材とを接合することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明のハニカム構造体によれば、隣接す
るハニカムコア部材間に補強コア部材を設けたので強度
が向上する。このため、セルサイズを縮小してハニカム
セル密度を高めたり、ハニカムコア部材の板厚を大きく
することなく、高い耐荷重性が得られる。
【0012】第2の発明のハニカムパネルでは、第1の
発明のハニカム構造体をハニカムコアとしているので、
耐荷重性に優れている。特に、二次曲面の面板を用いた
場合においては、凸面側で隣接するハニカムコア部材同
士が接合されない部分を生じて面板に非支持領域が形成
されても、隣接するハニカムコア部材間に設けられた補
強コア部材が非支持領域を支持するので、非支持領域の
強度低下は防止される。したがって、例えば繰り返し曲
げ荷重などの応力が、非支持領域と交差する方向に沿っ
て負荷されても、非支持領域における面板の破断は生じ
ない。また面板やハニカムコアの弾性変形によるハニカ
ムパネルの剛性の低下も防止される。
【0013】さらに第3の発明である曲面ハニカムパネ
ルの製造方法によれば、まず二次曲面に成形した成形型
に、平板または予め二次曲面に成形した第1の面板を載
置して成形型の二次曲面に沿った形状とするので、第1
の面板に正確な二次曲面を付与できる。
【0014】成形型に載置された第1の面板上に、ハニ
カムコア部材を相互に位置決めしつつ並置するととも
に、隣接するハニカムコア部材間に補強コア部材を配置
するので、ハニカムコア部材および補強コア部材の配設
は容易である。しかも第1の面板が成形型に載置されて
いるので、ハニカムコア部材および補強コア部材の配設
作業において第1の面板が変形することはない。
【0015】平板または二次曲面に成形した第2の面板
をハニカムコア部材並びに補強コア部材に載置するの
で、第1の面板、ハニカムコア部材並びに補強コア部材
および第2の面板が、相対位置を正確に保持したまま、
成形型の曲面に応じた積層構造となる。
【0016】積層構造とした後、前記第1および第2の
面板の外側から加圧するとともに、前記第1および第2
の面板と前記ハニカムコア部材および補強コア部材とを
接合して、曲面ハニカムパネルを得る。こうして得られ
た曲面ハニカムパネルでは、第2の面板側で隣接するハ
ニカムコア部材同士が接合されない部分を生じて、第2
の面板に非支持領域が形成されても、隣接するハニカム
コア部材間に設けられた補強コア部材が非支持領域を支
持するので、非支持領域の強度低下は防止される。した
がって、例えば繰り返し曲げ荷重などの応力が、非支持
領域と交差する方向に沿って負荷されても、非支持領域
における面板の破断は生じない。また面板やハニカムコ
アの弾性変形による曲面ハニカムパネルの剛性の低下も
防止される。
【0017】
【実施例】以下に好適な実施例をあげて第1〜第3の発
明を詳細に説明する。 (実施例1)図1に示したハニカム構造体10は、ハニ
カムコア部材11と補強コア部材13とを交互に積層し
た形状をしている。
【0018】ハニカムコア部材11は、台形状の凹凸部
11a、11bを備えている。凹凸部11a、11bの
各辺の長さは互いに等しく、隣接するハニカムコア部材
11の凹凸部11a、11bを対置して六角形のハニカ
ムセル15を形成している。補強コア部材13は平板部
13aと波形部13bとから構成されている。補強コア
部材13は、波形部13bをハニカムセル15に収納さ
れるようにして、一対のハニカムコア部材11に挟持さ
れた状態で、相互に接合されている。
【0019】六角形のハニカムセル15が密に連なる形
状で、しかもハニカムセル15内には補強コア部材13
の波形部13bが収納されているので耐荷重性に優れて
いる。特に、ハニカムセル15の軸方向からの荷重に対
して優れた耐荷重性を有する。
【0020】なお、平板部13aに開口を設けて補強コ
ア部材13を軽量化することも可能である。図2は補強
コア部材13の平板部13aに孔17を設けた例を示
す。また図3は補強コア部材13の平板部13aに門形
の切り欠き19を設けた例を示す。平板部13aに孔1
7や切り欠き19を形成しても、ハニカム構造体10の
耐荷重性はほとんど低下しない。 (実施例2)図4に示すように、ハニカム構造体20の
ハニカムコア部材21は、台形状の凹凸部21a、21
bを備えていて、隣接するハニカムコア部材21の凹凸
部21a、21bを対置して六角形のハニカムセル25
を形成している。
【0021】隣接するハニカムコア部材21間には補強
コア部材27が挿入されて、両者は互いに接合されてい
る。補強コア部材27は、平板部29と波形部31とが
交互に設けられている。平板部29の長さは、凹凸部2
1a、21bの1辺の長さに対応している。
【0022】波形部31は、2箇所の短斜辺部31a、
1箇所の長斜辺部31bおよび2箇所の頂部31cで構
成されている。短斜辺部31aおよび頂部31cの長さ
は等しく、長斜辺部の長さはそれらの2倍の長さであ
る。2箇所の短斜辺部31a間の距離はハニカムセル2
5の対辺間の距離よりもわずかに短かく、短斜辺部31
aとこれに接するハニカムセル25の一対の対辺とは密
に接している。
【0023】波形部31を上記の形状としたので、ハニ
カム構造体20を製造する際の組み付け作業において、
ハニカムセル25と波形部31との相対位置は容易に決
定される。したがって、ハニカムコア部材21と補強コ
ア部材27との相対位置が容易に決定されるので、組み
付け時の作業性が向上する。
【0024】六角形のハニカムセル25が密に連なる形
状で、しかもハニカムセル25内には補強コア部材27
の波形部31が収納されているので耐荷重性に優れてい
る。特に、ハニカムセル25の軸方向からの荷重に対し
て優れた耐荷重性を有する。なお、補強コア部材27を
一連のものとせずに、例えば波形部31に相当する部分
のみとして、これを各ハニカムセル25内にそれぞれ1
個挿入した構造としてもよい。こうすると、ハニカムコ
ア部材21を組み付けた後に、補強コア部材を各ハニカ
ムセル25内に挿入して、ハニカム構造体20を組み付
けることができるので、組み付け作業におけるハニカム
コア部材21と補強コア部材との位置決めは事実上不要
となり、作業性は向上する。 (実施例3)次に図5〜図7を参照して、第3の発明に
より曲面ハニカムパネル100を製造する例について説
明する。
【0025】図5にて矢印Wに沿った方向に、二次曲面
の載置面を設けた成形型110の上に、片面にろう材を
クラッドしたアルミニウム合金の下側面板112を、ク
ラッド側を上にして載置する。成形型110に設けた載
置面の曲率半径が大きいので、下側面板112は自重で
たわんで成形型110の載置面の形状に応じた曲面状と
なる。なお、下側面板112を予め成形型110に応じ
た二次曲面状に成形しておいてもよい。
【0026】続いて下側面板112上に、いずれもろう
材をクラッドしたアルミニウム合金のハニカムコア部材
114および補強コア部材116を、矢印L方向を長手
方向として、下側面板112と略直交するように交互に
並べる。ハニカムコア部材114および補強コア部材1
16は、上記実施例2に記載したと同様の形状である。
図5にてはその一部分のみを示したが、ハニカムコア部
材114および補強コア部材116は、下側面板112
の矢印W方向の幅を満たすように複数枚並置される。ま
たハニカムコア部材114および補強コア部材116の
長さは、下側面板112の矢印L方向長さに応じてい
る。
【0027】下側面板112上がハニカムコア部材11
4および補強コア部材116で満たされた後、ハニカム
コア部材114および補強コア部材116上に、ろう材
をクラッドしたアルミニウム合金の上側面板118をク
ラッド側を下にして載置する。上側面板118も下側面
板112と同様に、自重でたわんでハニカムコア部材1
14および補強コア部材116の縁が形成する擬似曲面
に応じた形状となる。なお、上側面板118を予め二次
曲面状に成形しておいてもよい。
【0028】その後、治具にて上側面板118を覆っ
て、該治具と成形型110とで下側面板112、上側面
板118、ハニカムコア部材114および補強コア部材
116を加圧するとともに加熱する。該加熱により下側
面板112、上側面板118、ハニカムコア部材114
および補強コア部材116にクラッドされていたろう材
が溶融して、前記各者の接触部の間隙に流入する。この
状態で冷却し、ろう材を凝固させると、下側面板11
2、上側面板118、ハニカムコア部材114および補
強コア部材116は、その接触部にて互いに接合され
る。こうして曲面ハニカムパネル100を得る。
【0029】この曲面ハニカムパネル100は、上側面
板118側においてハニカムコア部材114同士が接合
されない非支持領域が形成されるが、隣接するハニカム
コア部材114間に補強コア部材116を設けたので、
前記非支持領域は補強コア部材116によって分断され
る。
【0030】したがって、曲面ハニカムパネル100に
は、非支持領域が連続することによる部分的な剛性並び
に強度の低い部分は生じない。また、補強コア部材11
6がハニカムコア部材114と同様に、支持体として作
用するので、曲面ハニカムパネル100は耐荷重性に優
れたものとなる。
【0031】補強コア部材116を設けたことにより曲
面ハニカムパネル100の強度が実質的に向上するの
で、ハニカムセルのサイズを大きくしたり、ハニカムコ
ア部材114、補強コア部材116を薄肉化することも
可能である。補強コア部材116に、図2、図3(イ)
に示した例のように孔や切り欠きを設ければ、一層の軽
量化が可能である。また、切り欠きを設けた場合は、図
3(ロ)に示すように、ハニカムコア部材114同士の
距離を短縮できるので、非支持領域の幅が狭まり、この
部分のパネル強度が向上する。
【0032】さらに、図8に示すように、補強コア部材
116を、隣接するハニカムコア部材114間に、ハニ
カムコア部材114の長手方向と交差する方向に沿って
設けてもよい。このようにすると、各補強コア部材11
6によって非支持領域が細かく分断されるので、曲面ハ
ニカムパネル100の強度は向上する。
【0033】また、本発明の方法によれば、成形型11
0の曲面形状に応じた曲面ハニカムパネル100が得ら
れるので、標準化が可能となる。以上3件の実施例を挙
げて説明したが、第1〜第3の発明において使用するハ
ニカムコア部材および面板の材質には特に限定はなく、
例えばアルミニウムやアルミニウム合金等の金属、プラ
スチック、積層材等が使用できる。
【0034】ハニカムコア部材の形状は特に限定されな
いが、例えば台形状の凹凸を備えて隣接するハニカムコ
ア部材とで六角形のハニカムセルを形成する形状のもの
や、方形の凹凸を備えた形状で方形のハニカムセルを形
成する形状のものであると、ハニカムコアの成形、面板
上への配設が簡単である。
【0035】補強コア部材の材質にも特に限定はなく、
例えば、上記のハニカムコア部材や面板と同様に、アル
ミニウムやアルミニウム合金等の金属、プラスチック、
積層材等が使用できる。アルミニウムやアルミニウム合
金等の金属を使用してろう付け加工する場合に、ハニカ
ムコア部材および面板にろう材がクラッドされていれ
ば、補強コア部材は裸材でもよい。
【0036】補強コア部材の形状は波形部を有するもの
や平板状のもの等を用いることができ、ハニカムコア部
材間に設置可能な形状であれば特に制限はない。複数の
ハニカムセルにわたって長手方向に連なる一体型や各ハ
ニカムセルあるいは隣接するハニカムコア部材の接合部
ごとに複数部分に分離して設置する型など、種々の形式
が採用可能である。
【0037】ハニカムコア部材、面板および補強コア部
材は同一材質とする必要はなく、ハニカムパネルの用途
などに応じて適宜の材質を組み合わせることが可能であ
る。もちろん前記二者あるいは三者を同一材質とするこ
ともできる。また、これら三者を接合する手段も特に限
定されない。実施例で示したろう付けの他に、接着剤に
よる方法や機械的な「かしめ」なども採用可能である。
【0038】
【発明の効果】上述のように、本発明の曲面ハニカムパ
ネルは、連続的な非支持領域がなく、部分的な剛性並び
に強度の低下を生じることがない。また、本発明のハニ
カム構造体は、剛性および強度が高い。このハニカム構
造体を使用すれば耐荷重性に優れたハニカムパネルを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のハニカム構造体の説明図である。
【図2】 実施例1のハニカム構造体の補強コア部材に
孔を形成した例の説明図である。
【図3】 実施例1のハニカム構造体の補強コア部材に
切り欠きを形成した例の説明図である。
【図4】 実施例2のハニカム構造体の説明図である。
【図5】 実施例3の曲面ハニカムパネルの構造の説明
図である。
【図6】 実施例3の曲面ハニカムパネルのハニカムセ
ル部分の断面図である。
【図7】 実施例3の曲面ハニカムパネルのハニカムコ
ア部材と補強コア部材との接合部の断面図である。
【図8】 ハニカムコア部材の長手方向と交差する方向
に沿って補強コア部材を設けた例の説明図である。
【図9】 従来技術の曲面ハニカムパネルの説明図であ
る。
【符号の説明】
10、20・・・ハニカム構造体、11、21・・・ハ
ニカムコア部材、13、27・・・補強コア部材、13
b、31・・・波形部、15、25・・・ハニカムセ
ル、100・・・曲面ハニカムパネル、110・・・成
形型、112・・・下側面板、114・・・ハニカムコ
ア部材、116・・・補強コア部材、118・・・上側
面板。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸部を備えたハニカムコア部材を互い
    に近接させて複数枚並置して、前記凹凸部の形状に応じ
    た形状のハニカムセルを形成したハニカム構造体におい
    て、 隣接する前記ハニカムコア部材間に補強コア部材を設け
    たことを特徴とするハニカム構造体。
  2. 【請求項2】 前記補強コア部材を前記ハニカムコア部
    材の長手方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1
    記載のハニカム構造体。
  3. 【請求項3】 前記補強コア部材を前記ハニカムコア部
    材の長手方向と交差する方向に沿って設けたことを特徴
    とする請求項1記載のハニカム構造体。
  4. 【請求項4】 前記補強コア部材に波形部を設けたこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のハニカ
    ム構造体。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載のハニ
    カム構造体の表面および裏面に前記ハニカムセルの軸方
    向と略直交して配された一対の面板を設けたことを特徴
    とするハニカムパネル。
  6. 【請求項6】 前記一対の面板を、直交する二方向のう
    ち一方向が直線状をなし他方向が曲線状をなす二次曲面
    を有する一対の面板としたことを特徴とする請求項5記
    載のハニカムパネル。
  7. 【請求項7】 直交する二方向のうち一方向が直線状を
    なし、他方向が曲線状をなす二次曲面に成形した成形型
    に、平板または予め二次曲面に成形した第1の面板を載
    置し、該第1の面板を前記成形型の二次曲面に沿った形
    状とし、 前記第1の面板上に、所定形状の複数枚のハニカムコア
    部材を、相互に位置決めし、かつ、前記第1の面板の曲
    面の直線方向に沿って並置するとともに、隣接する前記
    ハニカムコア部材間に補強コア部材を配置し、 平板または予め前記第1の面板の曲面形状に応じた二次
    曲面に成形した第2の面板を前記ハニカムコア部材並び
    に補強コア部材に載置した後、 前記第1の面板、ハニカムコア部材、補強コア部材およ
    び第2の面板を、前記第1および第2の面板の外側から
    加圧するとともに、前記第1および第2の面板と前記ハ
    ニカムコア部材および補強コア部材とを接合することを
    特徴とする曲面ハニカムパネルの製造方法。
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