JPS59209132A - サンドイツチ構造曲面パネルの接着成形用型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、サンドインチ構造曲面パネルの接着成形用型
に関する。

従来、例えば、ハニカム材等を芯材としたサンドイッチ
構造曲面パネルを接着成形する場合には、一般に、予め
略所定曲面にそれぞれ形成した芯材および表面板を接着
剤を塗布して仮組みした後、例えば、金属製等の雄型、
雌型からなる一対の接着成形用型を用いて、加圧、加熱
してサンドインチ構造曲面パネルを接着成形していた。

したがって、面精度、強度等に優れた高品質のサンドイ
ンチ構造曲面パネルを接着成形するためには、優れた型
面精度等を有する精密な一対の接着成形用型を必要とす
るので、特に、接着成形されるサンドイッチ構造曲面パ
ネルが大形で、がっ、その曲面が特殊なものの場合には
接着成形用型が極めて高価となり、それ故に、係る特殊
曲面を有する大形サンドインチ構造曲面パネルを少量生
産する場合には、そのパネルが非常にコスト高となると
いう雌点があった。

本発明は上述の事情に鑑みなされたもので、所定曲面形
状の型面を備えた公知の構成よりなる一方の型と、接着
成形されるサンドインチ構造曲面パネルを構成する芯材
および表面板の曲げ抵抗力より座屈せしめた後の圧縮強
度が大なるハニカム祠の一方のセル端面に、前記一方の
型の型面に対応する部位に位置する各セル壁をセル軸方
向に所定圧力をかけてその一部を座屈せしめることによ
り形成された、前記一方の型の型面と合致する型面を備
えたハニカム材製型とにより、一対の接着成形用型を構
成せしめることによって、高品質のサンドイッチ構造曲
面パネルを接着成形することのできる接着成形用型を廉
価に提供することを可能とし、以て、特に、特殊曲面を
有づる大形サンドイッチ構造曲面パネルを少量生産する
場合であっても、係るパネルを低コストで生産すること
を可能とするを目的としたものである。

以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図および第２図において、１は一方の型であり、こ
の一方の型１は、例えば、金属、木材、プラスチック等
の適宜素材により形成された公知の構成よりなり、その
表面には所定曲面形状の型面２が形成されている。３は
一方の型１と対をなすハニカム材製型であり、このハニ
カム材製型３は以下の如く構成されている。ずなわち、
４はハニカム材製型３の本体を形成する所定厚さを有し
、かつ、接着成形される例えばハニカム材、プラスチッ
クフオーム等を芯材７ａとしたサンドイッチ構造曲面パ
ネル７の表面板７ｂ　、７ｂと芯材７ａの曲げ抵抗ノ〕
より後述の座屈後における圧縮強度が大であると共に、
また座屈以前の圧縮強度が一方の型１のそれより小さい
ハニカム材であり、その平滑底面側セル端面には底板５
が接着されている。６はハニカム材４の型面側セル端面
に形成された上述の一方の型１の型面２に合致する形状
の型面で、この型面６は、一方の型１の型面２に対応す
る部位に位置する各セル４ａを形成するセル壁４ｂをセ
ル４ａの軸方向に所定圧力をかけてセル壁４ｂの一部を
座屈せしめることによって形成されている。

以上説明した如く、本発明に係るサンドイッチ構造曲面
パネルの接着成形用型は、公知の構成の一方の型と、所
定の圧縮強度を有するハニカム材４の一方のセル端面に
セル壁４ｂの一部を座屈せしめることによって形成した
所定曲面形状の型面６を有するハニカム材製型３とによ
って構成されているのである。

次に、上記構成よりなるハニカム材製型３の製造工程の
主な工程の一例を、第３図ａ、ｂによって説明する。　
第３図ａは、型面側セル端面に所定曲面形状の型面６を
形成する以前のハニカム材製型３の状態を示す断面図で
あり、所定の厚さに形成された所定の圧縮強度を有する
ハニカム材４の底面側セル端面には底板５が接着されて
いる。

この状態にあるハニカム材製型３の型面側セル端面を一
方の型１の型面２に対応させ、ハニカム材４のセル４ａ
の軸方向にハニカム材４の圧縮強度より大なる所定の圧
力Ｐをが番プて型面側セル端面を一方の型１の型面２に
圧接することにより、第３図すに示す如く、ハニカム材
製型３の型面側セル端面のセル壁４ｂは型面２によって
座屈され、型面側セル端面には型面２と合致した所定曲
面形状の型面６が形成される。

上記方法によって形成されたハニカム材製型３は、その
圧縮強度が接着成形されるサンドインチ構造曲面パネル
７の曲げ抵抗力よりも大きく、がっ、その型面６は一方
の型１の型面２と完全に一致していると共に、また、そ
の型面６は座屈により押し潰された一定幅を有するセル
Ｗ４ｂの連続によって形成されているので、接触面積が
大きく、被成形物に面接触するため、接着成形されるサ
ンドインチ構造曲面パネル７を均一的に加圧することが
可能であると共に、パネル７の表面板７ｂを傷つけるこ
ともない。故に、面精度、強度等に優れた高品質のサン
ドイッチ構造曲面パネル７を接着成形することができる
。

なお、接着成形されるサンドインチ構造曲面パネル７に
使用される表面板７ｂが極薄材の場合、或いは軟質材等
の場合であって、特に、表面板７ｂの平滑性等の品質に
高い精度を要求される場合には、接着成形時、型面６と
表面板７ｂ間に、例えば、予め所定の型曲面に形成した
型面板等を介して接着成形するか、若しくは、ハニカム
材製型３の構成を型面６に型面板を接着等により添着ず
るようすればよい。

以上、詳述した如く本発明に係るサンドインチ構造曲面
パネルの接着成形用型は、所定曲面形状の型面を備えた
公知の構成よりなる一方の型と、型本体を形成する所定
の圧縮強度を有するハニカム材の型面側セル壁の一部を
一方の型の型面に圧接することにより座屈せしめて形成
した、一方の型の型面と合致した型面を備えたハニカム
材製型とによって構成されているので、互の型面の完全
に一致した一対のサンドインチ構造曲面パネルの接着成
形用型を容易に製作することができるため、面精度、強
度等に優れた高品質のサンドインチ構造曲面パネルを接
着成形するための型を極めて低廉に提供することが可能
となり、以って、特に、特殊曲面を有する大形サンドイ
ンチ構造曲面パネルを少量生産する場合にも、係るパネ
ルを低コストで生産することが可能となる等、本発明の
有する効果は顕著にして大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はサンド
インチ構造曲面パネルの接着成形４大態を示す断面図、
第２図はハニカム材製型の要部の斜視説明図、第３図ａ
、ｂはそれぞれノ＼ニカム々オ製型の主な製造工程を順
次に示す断面図である。 図中１は一方の型、２は型面、３（まＡ二）ＪＡＵ製型
、４はハニカム材、４ａ４よセル、４１１よセル壁、５
は底板、６は型面、７【よりンドイツチ構造和面パネル
、７ａは芯材、７ｂｆよ表面板である。 特許出願人　　　昭和飛行機工業株式会社代理人　　　
　　　鴨　下　正　己 鎮３図 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定曲面形状の型面を備えた公知の構成よりなる一方の
   型と、接着成形されるサンドイッチ構造曲面パネルを構
   成する芯材および表面板の曲げ抵抗力より座屈せしめた
   後の圧縮強度が大なるハニカム材の一方のセル端面に、
   前記一方の型の型面に対応する部位に位置する各セル壁
   をセル軸方向に所定圧力をかけてその一部を座屈せしめ
   ることにより形成された、前記一方の型の型面と合致す
   る型面を備えたハニカム材製型とによって、一対の型を
   構成してなることを特徴とするサンドイッチ構造曲面パ
   ネルの接着成形用型。