JP2001192182A - 乗客輸送設備 - Google Patents
乗客輸送設備Info
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Abstract
の点検の必要性を明示するが、乗客輸送設備の利用は継
続させることにより利用者の便を損なわないようにし、
また遠隔操作により点検の実施後は、前記明示を解除す
ること。 【解決手段】 エレベータ、エスカレータまたは移動通
路等の乗客輸送設備において、この乗客輸送設備の複数
の点検部位毎の保守点検時期を設定する手段124と、
現在時期を計測する手段123,124と、この現在時
期が前記点検部位毎の保守点検時期を超えているかを判
定する手段122と、前記判定の結果、前記保守点検時
期を超えている場合は、当該乗客輸送設備に備えられる
設備を用いて、各点検部位毎に当該乗客輸送設備の利用
に制約を与える所定の明示動作を与える手段111〜1
13,51〜53,61〜62とを備えたことを特徴と
する。
Description
カレータまたは移動通路等の乗客輸送設備に係わり、特
に、保守点検の必要を明示する機能を備えた乗客輸送設
備に関する。
技術として、特開平7−25558号公報には、法定検
査の有効期限が近づくと、その旨を放送あるいは表示に
よって知らせ、また、法定期限が切れた場合はエレベー
タの運転を休止するようにしたものがある。
して、特開平6−206674号公報には、中央監視セ
ンタからの遠隔操作により制御リレーの接触不良のよう
な軽微な故障原因を解消する技術が開示されている。
−25558号公報のものは、法定点検時期が近づく
と、このことを管理室に設けた音声装置によって放送し
たり、あるいは乗り場や乗りかご内に設けた音声装置に
よって放送したり、さらには、乗り場や乗りかご内に設
けた表示器に表示するため、音声装置や表示装置が必要
となる。また、このような報知手段は、リセットされて
しまうと点検を行うことなく運転されてしまう可能性が
ある。しかし、逆にいきなり運転休止をしてしまう場合
には、エレベータが利用できないこととなり、利用者の
利便性を大きく損なってしまう。特に、保守点検すべき
内容によっては、例えば、利用回数や起動回数のよう
に、それらが所定値以下であることが確認できれば運行
を継続してもよいものもある。
のものは、作業員の手間を省くために中央監視センタか
らの遠隔操作により軽微な故障を復旧させるものである
が、電源の入り切りにより制御リレーの接触不良等を解
消しようとするものにすぎないものである。
合は、乗客輸送設備の保守点検の必要性を明示するが、
乗客輸送設備の利用は継続させることにより利用者の便
を損なわないようにすると共に、遠隔操作により点検の
実施後は、点検の必要性を知らせた明示を解除するよう
にした乗客輸送設備を提供することにある。
の保守点検の必要性を明示する手段として、そのための
特別の装置を付加することなく、乗客輸送設備の保守点
検の必要性を効果的に明示することができ、かつ遠隔操
作によりその明示動作を容易に解除することを可能にし
た乗客輸送設備を提供することにある。
ーの利用回数、起動回数が所定値以下の場合は、遠隔か
らの操作手段によって、保守点検の必要性を知らせる明
示動作を解除できるようにして、保守管理に要する手間
を省きながらよりきめ細かな保守サービスを可能な乗客
輸送設備を提供することにある。
解決するために、次のような手段を採用した。
または移動通路等の乗客輸送設備において、この乗客輸
送設備の複数の点検部位毎の保守点検時期を設定する手
段と、現在時期を計測する手段と、この現在時期が前記
点検部位毎の保守点検時期を超えているかを判定する手
段と、前記判定の結果、前記保守点検時期を超えている
場合は、当該乗客輸送設備に備えられる設備を用いて、
各点検部位毎に当該乗客輸送設備の利用に制約を与える
所定の明示動作を与える手段とを備えたことを特徴とす
る。
または移動通路等の乗客輸送設備において、この乗客輸
送設備の複数の点検部位毎の保守点検期間を設定する手
段と、経過日数を計測する手段と、この経過日数が前記
点検部位毎の保守点検期間を超えているかを判定する手
段と、前記判定の結果、前記保守点検期間を超えている
場合は、当該乗客輸送設備に備えられる設備を用いて、
各点検部位毎に当該乗客輸送設備の利用に制約を与える
所定の明示動作を与える手段とを備えたことを特徴とす
る。
または移動通路等の乗客輸送設備において、この乗客輸
送設備の複数の点検部位毎の複数の保守点検期間を設定
する手段と、経過日数を計測する手段と、この経過日数
が前記点検部位毎の保守点検期間を超えているかを判定
する手段と、前記判定の結果、保守点検期間を超えてい
る場合は、当該乗客輸送設備に備えられる設備を用い
て、各点検部位毎の超えている最長の保守点検期間に相
応する当該乗客輸送設備の利用に制約を与える所定の明
示動作を与える手段とを備えたことを特徴とする。
または移動通路等の乗客輸送設備において、この乗客輸
送設備の複数の点検部位毎の起動回数を設定する手段
と、前記各点検部位毎の起動回数を計測する手段と、こ
の計測された起動回数が前記設定された起動回数を超え
ているかを判定する手段と、前記判定の結果、前記設定
された起動回数を超えている場合は、当該乗客輸送設備
に備えられる設備を用いて、当該乗客輸送設備の利用に
制約を与える所定の明示動作を与える手段とを備えたこ
とを特徴とする。
または移動通路等の乗客輸送設備において、この乗客輸
送設備の複数の点検部位毎の点検部位の物理的変化量を
設定する手段と、前記各点検部位毎の物理的変化量を計
測する手段と、この計測された物理的変化量が前記設定
された物理的変化量を超えているかを判定する手段と、
前記判定の結果、前記設定された物理的変化量を超えて
いる場合は、当該乗客輸送設備に備えられる設備を用い
て、当該乗客輸送設備の利用に制約を与える所定の明示
動作を与える手段とを備えたことを特徴とする。
段のいずれか1つの手段において、前記明示動作とは、
当該乗客輸送設備に備えられる各種の報知手段の本来の
報知態様と異なる報知態様で明示し、または当該乗客輸
送設備の動作の中、利用者乃至管理者が認知し得る動作
を本来の動作と異なる動作によって明示することを特徴
とする。
段のいずれか1つの手段において、当該乗客輸送設備か
ら遠隔の地に配置された乗客輸送設備監視設備または移
動体通信端末間で送受信可能な遠隔通信手段と、前記乗
客輸送設備監視設備または移動体通信端末に前記各点検
部位の稼働状況を伝達する手段と、前記乗客輸送設備監
視設備または移動体通信端末からの指令に応じて、前記
乗客輸送設備の利用に制約を与える前記所定の明示動作
の全てまたは部分的に解除する手段とを備えたことを特
徴とする。
段のいずれか1つの手段において、前記乗客輸送設備監
視設備または移動体通信端末は、前記伝達された点検部
位の稼働状況に基づいて、前記明示動作の解除項目また
は明示動作の解除不可項目を表示することを特徴とす
る。
段のいずれか1つの手段において、前記乗客輸送設備と
前記乗客輸送設備監視設備または前記移動体通信端末間
で送受信される通信データのうち、一方向または両方向
の通信データを暗号化したことを特徴とする。
態を図1乃至図3に従って説明する。
置の全体構成を示す図である。
とって説明するが、エスカレータや移動通路等のその他
の乗客輸送設備についても同様に本発明を適用可能であ
る。
エレベータ制御部11と保守管理部12を備えている。
エレベータ制御部11は、利用者の呼びに対して乗りか
ごをどのように運行させるかを決定する運行制御部11
1と、運行制御部111からの指令によりモータ、ド
ア、その他の機器を駆動する駆動制御部112と、ホー
ルおよび乗りかごの呼びボタン等の情報収集やかご位置
の表示や応答等の制御を行う情報制御部113から構成
される。保守管理部12は、エレベータ制御部11から
エレベータの各点検部位の状況を示す信号を受け取るイ
ンターフェイス部121と、時計123の計時情報とエ
レベータの各点検部位の前回の点検時期を記憶した点検
時期テーブル124とを比較して、点検時期が近いかま
たは過ぎていた場合は、点検時期テーブルに記憶してあ
る各点検部位毎に決められた処理を読み込む期限判定部
122と、遠隔通信部125とから構成される。
においてエレベーターの各点検部位毎の点検時期が超過
しているかを判定し、超過している場合は、取るべき明
示動作指令が、インターフェイス部121を介してエレ
ベータ制御部11に送られる。エレベータ制御部11
は、保守管理部12から送られてきた明示動作指令、即
ち、その指令がエレベータの速度やドアの駆動等に関す
る指令の場合は、駆動制御部112によりエレベータの
速度やドアの駆動等に関する明示動作を実行する。ま
た、明示動作指令が、ホール呼びボタン61、62の応
答灯やかご位置インジケータ51〜53等の乗り場ラン
プに関する明示動作指令の場合は情報制御部113によ
り、乗り場ランプ51〜53や応答灯、ホール呼びボタ
ン61,62を制御する明示動作を行う。
れた箇所の点検時期テ−ブル124を書き換え、さらに
エレベータ制御装置11に信号を送り当該箇所の点検時
期が過ぎていたために行われていた前記の明示動作を解
除する。
レベータ制御部11からの信号により検知してもよく、
また、遠隔通信部125を介して、監視センタ内遠隔制
御装置3や携帯通信制御端末4により点検箇所の点検デ
ータを送信して、監視センタ内遠隔制御装置3や携帯通
信制御端末4に報知乃至表示してもよく、この時、明示
動作の解除可能な項目または不可能な項目を表示するよ
うにしてもよい。もちろん携帯通信制御端末4は、点検
に使用する点検装置と兼用してもよい。
や管理人室等に設置された監視センタ内遠隔制御装置3
または携帯通信制御端末4からの信号を受け取り、前記
点検時期テーブル124を書き換え、さらにエレベータ
制御部11に信号を送り、該当個所の点検時期が過ぎて
いたために行われた明示動作を解除することもできる。
4の一例を示す図である。
4には、各点検部位毎に点検時期とこの点検時期を越え
たら実行すべき明示動作を記憶しておく。
者に所定の制約を与えるような動作を行うことにより、
点検時期を知らしめる当該乗客輸送設備による動作であ
り、例えば、同図に示すように、乗り場のランプやホー
ル呼びボタンに、正規とは異なる態様で点灯や点滅を行
わせることにより、エレベーター利用者や管理者に一定
の制約を与えて点検時期を知らしめるものである。
1における点検時期超過時の明示動作に係わる処理手順
を示すフローチャートである。
作について説明すると、まず、ステップ201で、点検
が行われると、その点検部位の点検時期テーブル124
における点検時期がリセットされ、ステップ202で、
新たな点検時期が書き込まれる。ステップ203では、
時計123の内容を読み出し、ステップ204で、計時
数値と点検時期とが一致しているかどうかを比較する。
ここでステップ203、204の処理は1日1回といっ
た頻度でよい。比較の結果、点検時期が過ぎていなけれ
ばステップ203に戻り、例えば、翌日再びステップ2
03、204の処理を行う。点検時期を過ぎていた場合
は、ステップ205において、それに係る点検部位に対
する明示動作を読み出し、ステップ206で、エレベー
タ制御部11に明示動作の指令を伝送する。エレベータ
制御部11は、運行制御部111においてこれを受け取
り、その明示動作指令に応じて、駆動制御部112およ
び/または情報制御部113に出力する。ステップ20
7で、駆動制御部112および/または情報制御部11
3は明示動作指令に従って、エレベータの速度やドアの
駆動等に関する明示動作や、ホール呼びボタン61、6
2の応答灯、かご位置インジケータ51〜53等の乗り
場ランプに関する明示動作を実行する。ステップ208
において、保守点検が実行され、監視センタ内遠隔監視
装置3または携帯通信制御端末4から明示動作を解除す
るための解除信号が受信されたかを判定し、解除信号が
受信された場合には、ステップ209で明示動作を解除
し、再び、ステップ201からの処理を繰り返す。
られた点検時期に近づいた、または経過したことを検知
して各点検部位毎に異なる明示動作をエレベータ装置に
行わせることが可能になる。また、次の点検時期が各点
検部位毎に記入されているので、次の点検のスケジュー
ル作成が容易になり、そのスケジュールを個別にリセッ
トすることができるので、より効率的な保守が実現可能
となる。
図8に従って説明する。
置の全体構成を示す図である。
す点検時期テーブル124に代えて、保守期間テーブル
126を設けた点で相違する。その他の構成は図1に示
す同符号の構成と同じである。
保守期間テーブル126の例を示す図である。
各点検部位毎に前回の点検時から日々計数される経過日
数と、所定の設定された保守期間と、前記経過日数が前
記保守期間を越えた時実行すべき明示動作が記憶されて
いる。
各点検部位毎に前回の点検時から日々計数される経過日
数と、各点検部位毎に1つまたは複数の所定の設定され
た保守期間と、前記経過日数が前記複数の異なる保守期
間を越える毎に、実行すべき異なる明示動作が記憶され
ている。ここでは、同図に示すように、保守期間が長く
なるに従って、明示動作の内容がより顕示性を強めて、
早めの点検を促すようになっている。
御装置1における保守期間超過時の明示動作に係わる処
理手順を示すフローチャートである。
作について説明すると、まず、ステップ301で、点検
が行われると、その点検部位の保守期間テーブル126
における経過日数がリセットされ、次に、ステップ30
2で、時計123を使用し、1日毎に保守期間テーブル
126の各点検部位の経過日数を増加させる。さらに、
ステップ303で、保守期間テーブル126の各点検部
位の経過日数と設定された保守期間を比較し、過ぎてい
なければステップ302に戻り、過ぎていた場合は、図
5および図6に示すいずれの保守期間テーブル126の
場合も同様に、ステップ205で、過ぎている保守期間
(または過ぎている最長の保守期間)に相応する明示動
作を読み出す。以降の処理は図3に示すものと同じであ
るので、説明を省略する。
26を用いるので、計数を行うためのメモリが必要とな
るが、点検時期テーブル124と異なり、次の点検時期
を入力する必要がなく、自動化が容易になる。
を用いる場合は、経過日数の増大と共に、異なる保守期
間と対比され、各保守期間に相応する明示動作が実行さ
れ、しかもその明示動作の内容は次第に顕示性が強める
ので、点検部位だけでなく、次の点検予定日までどれだ
けの日数があるか、または点検予定日からどれだけの日
数が経過したかが分かり、早めの点検を促すことができ
る。
間が設定されている場合の、保守期間と明示動作との関
係を示す図である。
き、所定の日時以下になるとまずランプの点滅を日に1
度行う、あまり目立たない明示動作を行い、点検時期が
近づいていることを明示する(イ)。次に、保守期間1
(ロ)が過ぎても保守点検が行われなかった場合には、
ホール呼びボタンを押す毎に、その応答ランプの点灯頻
度を増大して目立つ明示動作を行うようにする(ハ)。
また、この動作を各部位毎に変更した場合には、点検が
必要な点検部位を明示することもできる。さらに、その
後も保守点検が行われず、法定保守期間(保守期間2)
を過ぎるころには、全ランプの点灯(ニ)や、乗りかご
の振動等、より目立つ明示動作を行うことにより、法定
点検が必要なことを知らせる。その後、法定保守期間を
過ぎても点検が行われなかったような場合には、エレベ
ータ設備を停止させる他、過ぎている点検内容によって
は、エレベータの速度低下や、ドアの開閉速度低下等に
より、さらに保守点検を促すようにしてもよい(ホ)。
また、遠隔操作による明示動作の解除および保守期間テ
ーブルのリセットが行われた場合は、保守期間の満了を
待たずに、保守期間満了前から法定保守期間の間のどの
時点でも行ってもよい(ヘ)。
示動作を行うとして説明してきたが、もちろん点検部位
が異なっても同じ明示動作を行うようにしてもよい。ま
た、各点検部位毎に保守期間を設けずとも、図6に示す
ように、時間経過と共に、異なる明示動作を割り当てて
おくだけでも、保守期間の期限までどれだけあるかを把
握するには十分である。
とは、保守員到着時にだけ行うようにしてもよい。
図11に従って説明する。
置の全体構成を示す図である。
す点検時期テーブル124に代えて、起動回数計測テー
ブル127を設けた点で相違する。その他の構成は図1
に示す同符号の構成と同じである。
を示す図である。
127には、各点検部位毎に前回の点検時からエレベー
ターが起動する毎に計測される起動回数と、点検基準と
なる設定された起動回数と、前記計測される起動回数が
前記点検基準となる設定された起動回数を越えた時実行
すべき明示動作が記憶されている。
制御装置1における点検基準となる設定された起動回数
超過時の明示動作に係わる処理手順を示すフローチャー
トである。
説明すると、まず、ステップ401で、点検部位につい
て点検が行われると、その点検部位の起動回数計測テー
ブル127における計測される起動回数がリセットさ
れ、次に、ステップ402で、エレベーターが起動され
る毎に各点検部位毎の起動回数が計測されて、起動回数
計測テーブル127に各点検部位の起動回数が記憶され
る。さらに、ステップ403で、起動回数計測テーブル
127の計測された起動回数と基準となる設定された起
動回数を比較し、過ぎていなければステップ402に戻
り、過ぎていた場合は、ステップ205で、図10の起
動回数計測テーブルに示すように、過ぎている点検基準
となる起動回数に相応する明示動作を読み出す。以降の
処理は図3に示すものと同じであるので、説明を省略す
る。
回数を計測し、エレベーターに所定の明示動作を行わせ
ることにより、点検に必要な点検基準となる設定された
起動回数に至ったことを知らせることができる。また、
本実施形態においても、起動回数計測テーブル127を
用いるので、計測を行うためのメモリを必要とするが、
第1の実施形態の点検時期テーブル124のように、点
検時期を入力する必要がなく、自動化が容易になる。
至図14に従って説明する。
装置の全体構成を示す図である。
す点検時期テーブル124に代えて、物理的変化量計測
テーブル128を設けた点で相違する。その他の構成は
図1に示す同符号の構成と同じである。
の例を示す図である。
ブル128には、エレベーターの利用に伴って各点検部
位について計測された消耗等による物理的変化量と、点
検基準となる設定された物理的変化量と、前記計測され
た物理的変化量が点検基準となる設定された物理的変化
量を越えた時実行すべき明示動作が記憶されている。
制御装置1における計測された物理的変化量が点検基準
となる設定された物理的変化量超過時の明示動作に係わ
る処理手順を示すフローチャートである。
説明すると、まず、ステップ501で、点検が行われる
と、その点検部位の物理的変化量計測テーブル128に
おける計測される物理的変化量がリセットされ、次に、
ステップ502で、適当な期間を置いて、各点検部位毎
の物理的変化量が計測され、物理的変化量計測テーブル
128の各点検部位の物理的変化量が増加される。さら
に、ステップ503で、物理的変化量計測計測テーブル
128の各点検部位の物理的変化量と点検基準となる設
定された物理的変化量を比較して、過ぎていなければス
テップ502に戻り、過ぎていた場合は、ステップ20
5で、図13の物理的変化量計測テーブル128に示す
ように、過ぎている点検基準となる設定された物理的変
化量に相応する明示動作を読み出す。以降の処理は図3
に示すものと同じであるので、説明を省略する。
検部位の物理的変化量を計測し、エレベーターに所定の
明示動作を行わせることにより、点検に必要な点検基準
となる物理的変化量に至ったことを知らせることができ
る。また、本実施形態のものも、次の物理的変化量計測
テーブル128に点検時期等を入力する必要がないので
自動化が容易になる。
従って説明する。
装置の全体構成を示す図である。
ものと比べて、図1のエレベーター装置1内部に設けら
れていた保守管理部12をエレベーター装置1の外部に
保守管理装置2として設け点で相違する。その他の構成
は図1等に示したものと同じであるので説明を省略す
る。なお、同図において、点検時期テーブル124を他
の実施形態のテーブルに置き換えることも当然可能であ
る。
置に対しても、保守管理装置2を付加することにより、
本発明を実現することができる。
従って説明する。
装置の全体構成を示す図である。
態と比べて、本発明をエスカレータ等のマンコンベアに
適用した点で相違しており、エレベータ制御装置1の代
わりにマンコンベア装置7が接続される。なお、同図に
おいて、点検時期テーブル124を他の実施形態のテー
ブルに置き換えることも当然可能である。
制約を与える明示動作は、走行速度の低下や、起動時に
踏み板の移動に脈動を与える等が望ましく、これにより
点検時期の接近や保守期間の満了を知らせることができ
る。特にマンコンベアの場合、マンコンベア制御装置7
だけでなく保守管理装置2も運転を休止しなければなら
ない場所に取り付けることが多く、また、マンコンベア
は一つのビル等で多数設置される場合が多いため、遠隔
操作で点検解除できることは多大な労力の低減と利用者
からの強い運転休止時間の短縮要望に答えることができ
る。
各フローチャートにおいて、明示動作の解除の際に受信
される解除信号を暗号化した場合のフローチャートであ
る。
場合は、各実施形態の図3,図7,図11,図14に示
すフローチャートのステップ208とステップ209間
に、ステップ601に示すように、解除信号が正しく暗
号化されていたかを判定する処理を加える。
号を受信する場合について説明したが、解除信号に限ら
ず、稼動状況を送信する信号も暗号化することにより、
部外者に稼動状況を調査できないようにしてもよい。ま
た、解除信号を受信した後、点検個所によって異なる暗
号を入力するようにしてもよい。
ト、解除の権限を確認することができるので、部外者や
権限を持たないものによって誤って解除されることを防
止することができる。
実施形態に適用可能な明示動作の一覧を示す図である。
全部を点滅させる。
全部を点灯させる。
は全部を点滅させる。
は全部を点灯させる。
に応答灯を点滅させる。
点灯を行う。
る。
増大。
点検時期の接近や保守期間の経過、点検必要部位の提示
等を効果的に行うことができる。
実施形態に適用可能な明示動作における表示変更の例を
説明するための図である。
通常は、ホール呼びボタン61,62を押すと、押され
たボタンの応答ランプが点灯する。これが、保守期間が
経過している場合には、右図に示すように、ホール呼び
ボタン61,62を押すと、まず、一定時間だけ上下方
向の応答ランプが交互に点滅し、その後押された方向の
ランプを点灯させ、これによって、保守期間の経過を明
示することができる。また、この上下交互点灯の時間の
長さを保守期間の経過に合わせて延長することにより、
どれだけ保守予定日まで期間があるか、または、どれだ
け経過したかを明示することができる。
示するインジケータ51〜53において、上図に示すよ
うに、通常は、かご位置のランプ(図では4階用)だけ
を点灯しているものを、下図に示すように、一時的に反
転させ、かご位置(4階)以外のランプを点灯させる等
により、保守期限の接近や経過を明示することができ
る。
ば、実際の利用者にも点検時期が迫っていることや保守
期間が過ぎたことを明示することができる。さらに、点
検部位によっては明示動作を切ることにより点検が必要
な点検部位を明示することもでき、さらに遠隔操作によ
り明示動作を解除できるようにしたので、点検業務の労
力低減や運転休止時間の短縮を図ることができる。
継続させた状態で利用者の利便性を大きく損なうことな
く、管理者に乗客輸送設備の点検を促すことができる。
備に新たに特別な装置を付加することもなく、また、エ
レベーターの利用状況の良好な場合には、遠隔操作等に
より点検を促す処置を解除できるので、保守に要する時
間や労力を大幅に低減することができ、さらには乗客輸
送設備の運転休止時間の短縮を図ることができる
構成を示す図である。
す図である。
における点検時期超過時の明示動作に係わる処理手順を
示すフローチャートである。
構成を示す図である。
す図である。
す図である。
における保守期間超過時の明示動作に係わる処理手順を
示すフローチャートである。
いる場合の、保守期間と明示動作の関係を示す図であ
る。
構成を示す図である。
を示す図である。
1における点検基準となる設定された起動回数超過時の
明示動作に係わる処理手順を示すフローチャートであ
る。
体構成を示す図である。
8の例を示す図である。
における点検基準となる設定された物理的変化量超過時
の明示動作に係わる処理手順を示すフローチャートであ
る。
体構成を示す図である。
体構成を示す図である。
ートにおいて、明示動作の解除の際に解除信号に暗号を
用いた場合のフローチャートである。
な明示動作の一覧を示す図である。
な明示動作における表示変更の例を説明するための図で
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 エレベータ、エスカレータまたは移動通
路等の乗客輸送設備において、この乗客輸送設備の複数
の点検部位毎の保守点検時期を設定する手段と、現在時
期を計測する手段と、この現在時期が前記点検部位毎の
保守点検時期を超えているかを判定する手段と、前記判
定の結果、前記保守点検時期を超えている場合は、当該
乗客輸送設備に備えられる設備を用いて、各点検部位毎
に当該乗客輸送設備の利用に制約を与える所定の明示動
作を与える手段とを備えたことを特徴とする乗客輸送設
備。 - 【請求項2】 エレベータ、エスカレータまたは移動通
路等の乗客輸送設備において、この乗客輸送設備の複数
の点検部位毎の保守点検期間を設定する手段と、経過日
数を計測する手段と、この経過日数が前記点検部位毎の
保守点検期間を超えているかを判定する手段と、前記判
定の結果、前記保守点検期間を超えている場合は、当該
乗客輸送設備に備えられる設備を用いて、各点検部位毎
に当該乗客輸送設備の利用に制約を与える所定の明示動
作を与える手段とを備えたことを特徴とする乗客輸送設
備。 - 【請求項3】 エレベータ、エスカレータまたは移動通
路等の乗客輸送設備において、この乗客輸送設備の複数
の点検部位毎の複数の保守点検期間を設定する手段と、
経過日数を計測する手段と、この経過日数が前記点検部
位毎の保守点検期間を超えているかを判定する手段と、
前記判定の結果、保守点検期間を超えている場合は、当
該乗客輸送設備に備えられる設備を用いて、各点検部位
毎の超えている最長の保守点検期間に相応する当該乗客
輸送設備の利用に制約を与える所定の明示動作を与える
手段とを備えたことを特徴とする乗客輸送設備。 - 【請求項4】 エレベータ、エスカレータまたは移動通
路等の乗客輸送設備において、この乗客輸送設備の複数
の点検部位毎の起動回数を設定する手段と、前記各点検
部位毎の起動回数を計測する手段と、この計測された起
動回数が前記設定された起動回数を超えているかを判定
する手段と、前記判定の結果、前記設定された起動回数
を超えている場合は、当該乗客輸送設備に備えられる設
備を用いて、当該乗客輸送設備の利用に制約を与える所
定の明示動作を与える手段とを備えたことを特徴とする
乗客輸送設備。 - 【請求項5】 エレベータ、エスカレータまたは移動通
路等の乗客輸送設備において、この乗客輸送設備の複数
の点検部位毎の点検部位の物理的変化量を設定する手段
と、前記各点検部位毎の物理的変化量を計測する手段
と、この計測された物理的変化量が前記設定された物理
的変化量を超えているかを判定する手段と、前記判定の
結果、前記設定された物理的変化量を超えている場合
は、当該乗客輸送設備に備えられる設備を用いて、当該
乗客輸送設備の利用に制約を与える所定の明示動作を与
える手段とを備えたことを特徴とする乗客輸送設備。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1つ
の請求項において、前記明示動作とは、当該乗客輸送設
備に備えられる各種の報知手段の本来の報知態様と異な
る報知態様で明示し、または当該乗客輸送設備の動作の
中、利用者乃至管理者が認知し得る動作を本来の動作と
異なる動作によって明示することを特徴とする乗客輸送
設備。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1つ
の請求項において、 当該乗客輸送設備から遠隔の地に配置された乗客輸送設
備監視設備または移動体通信端末間で送受信可能な遠隔
通信手段と、前記乗客輸送設備監視設備または移動体通
信端末に前記各点検部位の稼働状況を伝達する手段と、
前記乗客輸送設備監視設備または移動体通信端末からの
指令に応じて、前記乗客輸送設備の利用に制約を与える
前記所定の明示動作の全てまたは部分的に解除する手段
とを備えたことを特徴とする乗客輸送設備。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1つ
の請求項において、 前記乗客輸送設備監視設備または移動体通信端末は、前
記伝達された点検部位の稼働状況に基づいて、前記明示
動作の解除項目または明示動作の解除不可項目を表示す
ることを特徴とする乗客輸送設備。 - 【請求項9】 請求項7ないし請求項8のいずれか1つ
の請求項において、 前記乗客輸送設備と前記乗客輸送設備監視設備または前
記移動体通信端末間で送受信される通信データのうち、
一方向または両方向の通信データを暗号化したことを特
徴とする乗客輸送設備。
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- 2000-01-05 JP JP2000000482A patent/JP3668659B2/ja not_active Expired - Lifetime
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