JP2001191969A - ドアヒンジ仮止め方法 - Google Patents

ドアヒンジ仮止め方法

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JP2001191969A
JP2001191969A JP2000006082A JP2000006082A JP2001191969A JP 2001191969 A JP2001191969 A JP 2001191969A JP 2000006082 A JP2000006082 A JP 2000006082A JP 2000006082 A JP2000006082 A JP 2000006082A JP 2001191969 A JP2001191969 A JP 2001191969A
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JP
Japan
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door
vehicle body
bolts
hinge
side mounting
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JP2000006082A
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English (en)
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Tomomi Sasaki
知美 佐々木
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な作業を軽減して作業工数を削減できる
簡素な構造のドアヒンジ仮止め方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 少なくとも複数のヒンジ部材1、2にて
車体と結合される車両のドアの仮止め方法において、前
記各ヒンジ部材1、2は一対のボルトにて車体またはド
ア20のいずれか一方(車体)に結合され、車体または
ドア20のいずれか他方(20)に結合される各ヒンジ
部材1、2における一対のボルトのうちの1つを位置決
め用のピン部材(ロケートピン)13、15の挿入によ
り結合することを特徴とするもので、締結ボルトのうち
のいくつかを単に挿入係止するだけで螺合する必要のな
いロケートピンによって係止結合して、ドアの車体への
仮止め結合作業および車体からの一時的なドアの取外し
作業が簡素化されて作業時間が大幅に短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車製造の艤装
工程におけるドアの取外し作業を迅速に行うために施さ
れるドアヒンジ仮止め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車製造は、多数の鋼板部材か
らスポット溶接等によって車体が組み立てられ、ボンネ
ットやトランクおよびドアがヒンジ部材により車体に結
合され、歪みの修正等がなされた後、塗装、乾燥工程を
経て艤装工程に移り、その後、仕上げ工程を経て試験、
検査の後、製造が完了する。このような製造工程にあっ
て、塗装工程まではドア等の開閉部については使用状態
と同様に全てのヒンジ部におけるボルトを締結して車体
に結合されてライン上を流されて諸工程がなされる。そ
して、艤装工程では、ドア開口部を通じてシートやイン
ストルメントパネル等の比較的大きな部品がロボット等
によって室内部に艤装されるため、この艤装工程の間、
一旦ドアを取り外しておく必要があった。
【0003】図2は、前述のような艤装工程中に取り外
されたドアを示す従来のドアヒンジ部の構成例である。
この例では、ドア30は上下のヒンジ部材21および2
2によって図示省略の車体に結合されるもので、各ヒン
ジ部材21および22はそれぞれ車体側取付板とドア側
取付板とから構成され、各ドア側取付板はそれぞれ一対
のボルト・ナット31、32および33、34によって
ドア30に結合され、各車体側取付板はそれぞれ一対の
ボルト孔35、36および37、38に挿入締結される
各一対のボルト・ナット(図示省略)によって車体に結
合される。その状態にて艤装工程まで流れてきて、本例
では車体側の全てのボルト・ナットがボルト孔35、3
6および37、38から取り外すことによってドア30
が車体から取り外されることになる。すなわち、上下の
ヒンジ部材21および22はドア30側に結合されたま
まで車体から取り外された状態にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この図2の状態にてド
ア30が車体から取り外されて、車体の艤装工程が進行
し、艤装工程が完了すると、ドア30は再び上下のヒン
ジ部材21および22によって車体側に結合される。こ
のとき、各ヒンジ部材21および22における車体側取
付板の各ボルト孔35、36、37および38からは全
てのボルト・ナットが取り外されていたために、これら
の全てのボルト・ナット(図示の例では4本)を各ボル
ト孔35、36、37および38に挿入して締結しなけ
ればならなかった。このように、艤装工程中における従
来のドアの車体への結合方法では、ヒンジ部材における
ドア側あるいは車体側のいずれか一方のうちの全てのボ
ルト・ナットを取り外して、再度取り付ける必要があっ
たことから多大の作業時間を要する上に、ドアと車体と
の間における狭い限られたヒンジ部空間でのボルト・ナ
ットの螺合作業は面倒できわめて煩わしいものであっ
た。
【0005】そこで本発明は、上記従来のドアヒンジ仮
止め方法の課題を解決して、煩雑な作業を軽減して作業
工数を削減できる簡素な構造のドアヒンジ仮止め方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、少な
くとも複数のヒンジ部材にて車体と結合される車両のド
アの仮止め方法において、前記各ヒンジ部材は一対のボ
ルトにて車体またはドアのいずれか一方に結合され、車
体またはドアのいずれか他方に結合される各ヒンジ部材
における一対のボルトのうちの1つを位置決め用のピン
部材の挿入により結合することを特徴とするもので、こ
れを課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明のドアヒンジ仮止め方法の
1実施の形態を示すものである。図1に示すように、本
発明のドアヒンジ仮止め方法は、少なくとも複数のヒン
ジ部材にて車体と結合される車両のドアの仮止め方法に
おいて、前記各ヒンジ部材は一対のボルトにて車体また
はドアのいずれか一方に結合され、車体またはドアのい
ずれか他方に結合される各ヒンジ部材における一対のボ
ルトのうちの1つを位置決め用のピン部材の挿入により
結合することを特徴とする。図1の例ではヒンジ部材は
上下2個から構成され、上部ヒンジ部材1と下部ヒンジ
部材2によりドア20(のインナーパネル)が図示省略
の車体におけるドア開口部に開閉自在にヒンジ結合され
るものである。上下の各ヒンジ部材1および2は、それ
ぞれ車体側取付板3とこれにヒンジ軸7によりヒンジ支
持されたドア側取付板5、および車体側取付板4とこれ
にヒンジ軸8によりヒンジ支持されたドア側取付板6と
から構成される。
【0008】本実施の形態では、車両の製造の全工程を
通じて、上下のヒンジ部材1および2のうちの車体側取
付板3および4を、それぞれにおける一対のボルト孔2
1、22および23、24に挿通した4本のボルト・ナ
ットによって車体に結合される。つまり、艤装工程にお
いて一時的にドア20を車体から取り外す際には、各ヒ
ンジ部材1および2におけるドア側取付板5および6と
ドア20との間を分離する構成が採られる。車体の組立
工程においてドア20を車体にヒンジ結合する際には、
各ヒンジ部材1および2における車体側取付板3および
4をボルト孔21、22および23、24に挿通された
ボルト・ナットにより締結結合するとともに、ドア側取
付板5および6をドア20に仮止めする。
【0009】各ドア側取付板5および6における各一対
のボルト孔のうち1つは通常のボルト・ナット9、10
および11、12によって締結するが、各一対のボルト
孔のうち残りの1つをロケートピン13および15等の
位置決め用のピン部材にて係止結合するものである。ロ
ケートピン13および15はドア側取付板5および6に
おける各ボルト孔に挿入するだけでよく、ドア20のイ
ンナーパネルの内側に固着されたナット14および16
に摩擦係止等により係止結合されるだけで正確な車体に
対するドア20の位置決めがなされる。ドア20の重量
は各ドア側取付板5および6におけるボルト・ナット
9、10および11、12にて充分に受け持つことが可
能なので、艤装工程までの製造工程での諸荷重に充分耐
え得る。
【0010】このように各ヒンジ部材1および2におけ
るドア側取付板5および6の仮止め時に、4本のうちの
半分である2本を、単に挿入係止するだけで螺合する必
要のないロケートピン13および15によって係止結合
するので、ドア20の車体への仮止め結合作業が簡素化
されて作業時間が大幅に短縮される。次いで、艤装工程
に到って、ドア20を車体から一時的に取り外す際に
は、上下のヒンジ部材1および2の各ドア側取付板5お
よび6における各ボルト9、11を緩めて取り除いた
後、各ロケートピン13、15を引き抜くだけで、容易
にドア20を車体から取り外すことができる。艤装工程
が終了した後は、各ドア側取付板5および6における各
4つのボルト孔に、前記ボルト9および11を挿入螺合
して本締結するとともに、前記ロケートピン13、15
の部分には、これらに代えて通常のボルトを挿入螺合し
て本締結してドア20の車体への結合を完了する。
【0011】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ドアの形状および
形式、車体側取付板およびドア側取付板ならびにそれら
の間のヒンジ軸の軸支形態を含めたヒンジ部材の形状お
よび形式、車体側の形状、ボルト孔の数、ボルト・ナッ
トの形状および形式(図示の例のようなナット固着型の
みならずボルト・ナットのいずれもが車体あるいはドア
と別形式体のものでもよい)、ローケートピン等の位置
決め用のピン部材の形状および形式、ロケートピン等が
設置される部位(図示の例の場合の他、ドア側を4本の
ボルト・ナットによる本結合とし、車体側を2本のボル
ト・ナットと2本のローケートピン等の位置決め用のピ
ン部材による係止結合とすることもできる)等について
は適宜選択できる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明
は、少なくとも複数のヒンジ部材にて車体と結合される
車両のドアの仮止め方法において、前記各ヒンジ部材は
一対のボルトにて車体またはドアのいずれか一方に結合
され、車体またはドアのいずれか他方に結合される各ヒ
ンジ部材における一対のボルトのうちの1つを位置決め
用のピン部材の挿入により結合するようにしたので、締
結ボルトのうちのいくつかを単に挿入係止するだけで螺
合する必要のないロケートピンによって係止結合して、
ドアの車体への仮止め結合作業および車体からの一時的
なドアの取外し作業が簡素化されて作業時間が大幅に短
縮される。しかも、これらの作業が簡素化されたにもか
かわらず、位置決め用のピン部材の挿入によって車体に
対してドアが確実に位置決めがなされた上で、残りのボ
ルト・ナットにより艤装工程までの製造工程での諸荷重
に耐え得る充分な強度も確保される。このように本発明
によれば、煩雑な作業を軽減して作業工数を削減できる
簡素な構造のドアヒンジ仮止め方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアヒンジ仮止め方法の1実施の形態
を示す図である。
【図2】従来のドアヒンジ部を示す要部図である。
【符号の説明】
1 上部ヒンジ部材 2 下部ヒンジ部材 3 上部車体側取付板 4 下部車体側取付板 5 上部ドア側取付板 6 下部ドア側取付板 7 上部ヒンジ軸 8 下部ヒンジ軸 9 上部取付ボルト 10 上部取付ナット 11 下部取付ボルト 12 下部取付ナット 13 位置決め用のピン部材(上部ロケートピン) 14 上部ナット 15 位置決め用のピン部材(下部ロケートピン) 16 下部ナット 20 ドア 21〜24 ボルト孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数のヒンジ部材にて車体と
    結合される車両のドアの仮止め方法において、前記各ヒ
    ンジ部材は一対のボルトにて車体またはドアのいずれか
    一方に結合され、車体またはドアのいずれか他方に結合
    される各ヒンジ部材における一対のボルトのうちの1つ
    を位置決め用のピン部材の挿入により結合することを特
    徴とするドアヒンジ仮止め方法。
JP2000006082A 2000-01-11 2000-01-11 ドアヒンジ仮止め方法 Withdrawn JP2001191969A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186146A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Mitsubishi Motors Corp ドア取付用位置決め治具
JP2010036895A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Dr Ing Hcf Porsche Ag ドアのヒンジのための固定装置

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