JP2001191681A - 筆記具用グリップ - Google Patents

筆記具用グリップ

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JP2001191681A
JP2001191681A JP2000001476A JP2000001476A JP2001191681A JP 2001191681 A JP2001191681 A JP 2001191681A JP 2000001476 A JP2000001476 A JP 2000001476A JP 2000001476 A JP2000001476 A JP 2000001476A JP 2001191681 A JP2001191681 A JP 2001191681A
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JP
Japan
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grip
writing instrument
diameter portion
present
cylindrical
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JP2000001476A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Nagakita
信行 永喜多
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Taisei Purasu Co Ltd
Original Assignee
Taisei Purasu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】握り感に優れた筆記具用グリップを提供する。 【解決手段】筆記具1の握り部分11に装着される筒状
のグリップ2であって、相対的に高硬度の第1の材料か
らなる最内層21と、第1の材料よりも低高度の第2の
材料からなる中間層22と、第1の材料からなる最外層
23とを有する。第1の材料および第2の材料は、合成
樹脂、合成ゴムまたは天然ゴムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャープペンシ
ル、ボールペン、鉛筆等の筆記具の握り部分に装着され
るグリップに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
種のグリップとして、ゴムを円筒形状に成形してシャー
プペンシルの握り部分に装着したものが知られている。
また、使用者に応じた握り易さおよびグリップ感をより
高めるために硬度が異なる2種類の材料を部分的に融合
させたものも知られている(たとえば、特開平9−16
9194号公報参照)。
【0003】しかしながら、後者のものであっても使用
者の好みの構造を特定できなければそれに応じた2種類
の材料の配置を特定することができない。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、握り感に優れた筆記具用グ
リップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明の第1の観点によれば、筆記具の握り
部分に装着される筒状のグリップであって、相対的に高
硬度の第1の材料からなる最内層と、前記第1の材料よ
りも低高度の第2の材料からなる中間層と、前記第1の
材料からなる最外層とを有する筆記具用グリップが提供
される。
【0006】本発明において、前記第1の材料および前
記第2の材料は、合成樹脂、合成ゴムまたは天然ゴムで
あることがより好ましい。
【0007】本発明において、前記グリップを最内層、
中間層および最外層の3層構造とするには、前記最内層
を構成する小径部と前記最外層を構成する大径部とが一
体的に形成された筒状体の、前記小径部の外側に、前記
中間層を設置したのち、前記大径部を前記小径部側へ折
り返し、当該小径部と大径部とで前記中間層を挟み込ん
で構成することができる。
【0008】また、これに代えて、前記第1の材料から
なる筒状の最内層と前記第1の材料からなる筒状の最外
層との間に、前記第2の材料からなる中間層を挟み込ん
で構成することもできる。
【0009】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明の第2の観点によれば、筒状のグリップ本体と、
前記グリップ本体の外表面から突出して文字、図形、記
号を構成する、前記グリップ本体と同一硬度の材料から
なる突出部と、を有する筆記具用グリップが提供され
る。
【0010】なお、本明細書でいう筒状とは、円筒状の
他に多角形筒状のものも含まれる趣旨である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の筆記具用グリップの
実施形態を示す半断面図、図2は図1に示すグリップの
拡大断面図である。
【0012】本実施形態のグリップ2は、シャープペン
シル1などの筆記具の握り部分11に挿入することで装
着されるもので、シャーペン本体12の先端に螺合され
たキャップ13を取り外すことで、当該シャーペン本体
12の先端から挿入することができる。そのための段部
14が当該シャーペン本体12の先端に形成されてい
る。
【0013】なお、以下の実施形態では、筆記具として
シャープペンシル1を一例として挙げて本発明のグリッ
プ2を説明するが、本発明のグリップ2は、シャープペ
ンシル1に何ら限定されず、ボールペン、万年筆、イン
クペン、鉛筆等々、全ての筆記具に適用することができ
る。
【0014】本実施形態のグリップ2は、図2に示すよ
うに三層構造とされており、シャープペンシル1の本体
12の外表面に当接する最内層21と、この最内層21
の外表面に形成された中間層22と、この中間層22の
外表面に形成された最外層23とからなる。なお、以下
の実施形態では、こうした3層構造を例に挙げて本発明
を説明するが、本発明の筆記具用グリップ2は、3層構
造に限定されず4層以上の構造としても良い。
【0015】本例のグリップ2は、最内層21と最外層
23とが同一硬度の材質(以下、第1の材料ともい
う。)とされ、これに対して中間層22がこれより低高
度の材質(以下、第2の材料ともいう。)とされてい
る。これら第1の材料と第2の材料とは、異種材質であ
る必要はなく、同一材質で硬度を相違させても良い。第
1の材料および第2の材料としては、天然ゴム、合成ゴ
ム、各種合成樹脂を用いることができる。
【0016】比較的高硬度の最内層21を設けることで
シャーペン本体12への装着作業性が高くなる。すなわ
ち、キャップ13が取り外されたシャーペン本体12の
先端からグリップ2を挿入する際において、当該グリッ
プ2の内面が柔らかいと挿入するにつれグリップ2の先
頭端が内側に巻き込んだりするおそれがあるが、本実施
形態のように最内層21を高硬度の材料で形成すること
で剛性が高まり、こうした巻き込みを防止することがで
きる。
【0017】しかも、中間層22は低硬度の材料から構
成されているので、ペンを強く握りがちな人でも握り感
が向上し、疲れを軽減することができる。さらに最外層
23は高硬度の材料から構成されているので、低硬度の
材料から構成した場合に比べてブヨブヨすることがな
く、指の触感が高まる。
【0018】このような握り感に優れた本発明のグリッ
プは以下のようにして製造することができる。図3
(A)乃至(C)は本発明の筆記具用グリップの製造方
法を示す断面図、図4は他の製造方法を示す断面図であ
る。
【0019】まず、図3に示す製造方法の実施形態で
は、相対的に高硬度の第1の材料により同図(A)に示
す筒状体26を成形する。この筒状体26は、最終的に
最内層21を構成する小径部24と、最終的に最外層2
3を構成する大径部25とが同図に示すように一体的に
形成されてなる。また、最終的に中間層22を構成する
部材27を別途成形しておき、同図(B)に示すように
筒状体26の小径部24に部材27を挿入または巻き、
次いで同図に示すように大径部25の右端を小径部24
側へ折り返すことで、同図(C)に示すように小径部2
4と大径部25との間に部材27を挟み込む。その後、
熱融着、超音波接着、接着剤による接着、あるいはゴム
材料であれば二次加硫を行ったり、または別パーツにて
接合したりする。これにより、最内層21、中間層22
および最外層23の三層構造とされたグリップ2を得る
ことができる。
【0020】これに対して、図4に示す製造方法の実施
形態では、最終的に最内層21を構成する筒状体28
と、同じく最終的に最外層23を構成する筒状体29
と、最終的に中間層22を構成する部材27(図3に示
すものと同様のもので良い。)とをそれぞれ成形してお
き、これらを互いに挿入して組み立て、その後、熱融
着、超音波接着、接着剤による接着、あるいはゴム材料
であれば二次加硫を行ったり、または別パーツにて接合
したりする。これにより容易に本発明のグリップ2を得
ることができる。
【0021】このように、本実施形態のグリップは、握
り感に優れるだけでなく、その製造もきわめて容易であ
り、したがって廉価なグリップを提供することができ
る。
【0022】なお、中間層22は筒状体に限定されず、
握り感に応じて部分的に中間層を設けても良い。この場
合には最内層21および/または最外層23が部分的に
(中間層22が存在しない部分)接合することになるの
で、これら最内層21や最外層23の肉厚を部分的に相
違させておくことが望ましい。
【0023】次に第2の発明に係る筆記具用グリップに
ついて説明する。図5(A)は第2の発明に係る筆記具
用グリップの実施形態を示す斜視図、同図(B)はB−
B線に沿う断面図である。
【0024】本実施形態のグリップ2は、円筒状に成形
されたグリップ本体2aと、このグリップ本体2aの外
表面に設けられた突出部2bとから構成されている。グ
リップ本体2aは、たとえばゴムや合成樹脂から成形さ
れ、突出部2bもゴムや合成樹脂から成形されている。
これらグリップ本体2aと突出部2bとをそれぞれ構成
する材料は、同一またはほぼ同一の硬度とされている。
【0025】本実施形態の突出部2bは、文字、図形ま
たは記号で構成されて、意匠的または商標的なものとし
て機能すると同時に、突出部2bがグリップ本体2aの
外表面から突出しているので、使用者が握ったときに当
該突出部2bが引っ掛かりとなって滑り止め効果をも発
揮する。
【0026】ちなみに、こうしたグリップ2の製造方法
の一例として、まず突出部2bに相当する凹型にゴム材
料を流し込み、その表面をスキージにより平坦化したの
ち、この上からグリップ本体2aに相当する型にゴム材
料を流し込み、グリップ本体2aと突出部2bとを同時
に加硫する。
【0027】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0028】
【発明の効果】第1の発明によれば、握り感が向上して
疲れを軽減できるとともに指の触感も向上する。これに
加えて、筆記具への装着作業性も著しく向上する。
【0029】また第2の発明によれば、意匠的または商
標的な機能と滑り止め機能とが発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆記具用グリップの実施形態を示す半
断面図である。
【図2】図1に示すグリップの拡大断面図である。
【図3】本発明の筆記具用グリップの製造方法を示す断
面図である。
【図4】本発明の筆記具用グリップの他の製造方法を示
す断面図である。
【図5】本発明の筆記具用グリップの他の実施形態を示
す(A)斜視図および(B)断面図である。
【符号の説明】
1…シャープペンシル(筆記具) 11…握り部分 2…グリップ 21…最内層 22…中間層 23…最外層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記具の握り部分に装着される筒状のグリ
    ップであって、相対的に高硬度の第1の材料からなる最
    内層と、前記第1の材料よりも低高度の第2の材料から
    なる中間層と、前記第1の材料からなる最外層とを有す
    る筆記具用グリップ。
  2. 【請求項2】前記第1の材料および前記第2の材料は、
    合成樹脂、合成ゴムまたは天然ゴムである請求項1記載
    の筆記具用グリップ。
  3. 【請求項3】前記グリップは、前記最内層を構成する小
    径部と前記最外層を構成する大径部とが一体的に形成さ
    れた筒状体の、前記小径部の外側に、前記中間層を設置
    したのち、前記大径部を前記小径部側へ折り返し、当該
    小径部と大径部とで前記中間層を挟み込んでなる請求項
    1または2記載の筆記具用グリップ。
  4. 【請求項4】前記グリップは、前記第1の材料からなる
    筒状の最内層と前記第1の材料からなる筒状の最外層と
    の間に、前記第2の材料からなる中間層を挟み込んでな
    る請求項1または2記載の筆記具用グリップ。
  5. 【請求項5】筒状のグリップ本体と、前記グリップ本体
    の外表面から突出して文字、図形、記号を構成する、前
    記グリップ本体と同一硬度の材料からなる突出部と、を
    有する筆記具用グリップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005000600A1 (ja) 2003-06-26 2005-01-06 Kabushiki Kaisha Pilot Corporation 筆記具の軸筒
JP2006181681A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Pentel Corp 軸体

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