JP3077016U - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JP3077016U JP3077016U JP2000007379U JP2000007379U JP3077016U JP 3077016 U JP3077016 U JP 3077016U JP 2000007379 U JP2000007379 U JP 2000007379U JP 2000007379 U JP2000007379 U JP 2000007379U JP 3077016 U JP3077016 U JP 3077016U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- writing
- base
- main body
- writing implement
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 筆記時に指先が当ることもなく、グリップが
前方に移動することもない使用しやすいグリップ付の筆
記具を提供する。 【解決手段】 硬質のベ−ス部(17)とその表面に形成さ
れる軟質のグリップ部(18)を、2色成形あるいはインサ
−ト成形の要領で一体的に成形したグリップ筒(16)を形
成する。このグリップ筒(16)を筆記具本体(10)の先部か
ら挿入し、筆記具本体の握り部に取り付ける。口金(11)
は、上記グリップ筒(16)により殆んど覆われ、筆記時に
指先が当らない。
前方に移動することもない使用しやすいグリップ付の筆
記具を提供する。 【解決手段】 硬質のベ−ス部(17)とその表面に形成さ
れる軟質のグリップ部(18)を、2色成形あるいはインサ
−ト成形の要領で一体的に成形したグリップ筒(16)を形
成する。このグリップ筒(16)を筆記具本体(10)の先部か
ら挿入し、筆記具本体の握り部に取り付ける。口金(11)
は、上記グリップ筒(16)により殆んど覆われ、筆記時に
指先が当らない。
Description
【0001】
本考案は、シャ−プペンシル、ボ−ルペン等の筆記具に関し、特に握り部に有 弾性のグリップを有する筆記具に係るものである。
【0002】
グリップ付の筆記具は、種々知られているが、一般に用いられているものは、 筒状のグリップ筒を軟質樹脂材料等で形成し、このグリップ筒(3)を筆記具本 体(1)の小径の握り部(2)に嵌め込み、前端を口金(4)で固定しているも のが多い(図5(A))。この構造のグリップは、グリップ筒を構成する樹脂材 料として比較的軟らかなゴム状樹脂材料を用いると、筆記時に硬質の口金(4) の角部(段差部)に指が当って違和感があり、指先が痛くなったりすることがあ る。そのため、角部に当らないようグリップ筒(3)が口金(4)に当接する先 端部(5)を肉厚に形成しなければならない。また、肉厚を変えずに指先が当ら ないようにするには、口金(4)の長さを短くし、グリップ筒(3)の先端部( 5)が筆記具本体の最先端近くに位置するように構成してもよいが、そうすると 、筆記時の筆圧によって上記グリップ筒(3)の先端部(5)が口金(4)の後 端を乗り越えて前方に移動し該グリップ筒が本体から簡単に外れるおそれがある 。
【0003】 上述のような理由で、上記グリップ筒は簡単に変形しないようある程度硬めの ゴム状樹脂材料で形成しなければならなかったので、筆記時の触感が充分良いと は言えないものもあった。なお、図5(B)に示すように、硬質のベ−ス筒(6 )と軟質の表皮筒(7)でグリップ筒(3)を形成して筆記具本体(1)に挿入 し、口金(4)で固定するものも知られているが、上記表皮筒(7)を比較的軟 らかくすると、上記筆記具と同様に筆記時に口金(4)の角部や段差部に指先が 当って筆記しずらい、という問題を生じていた。
【0004】 また、筆記具本体の握り部に段差を設けて2色成形により一体的に軟質のグリ ップ(皮質部)を形成したものも知られているが、段差部分では上記と同じよう な問題があり、その上グリップを透明にすると、該グリップの色は本体の色と同 じ色になり、色の変化をもたせようとしたら、軟らかいグリップ部分だけに着色 を施さなければならないので、色のバリエ−ションが限定されてしまう。
【0005】
本考案の解決課題は、軟質のグリップ部を有する筆記具において、該グリップ 部を軟らかい材料で形成しても筆記時に該グリップ部分が移動することがなく、 また指先が口金の硬質部分に当って違和感を生じることもなく、グリップ部の色 も種々に変化させることができるようにした筆記具を提供することである。
【0006】
本考案によれば、硬質樹脂材料でベ−ス部を形成しその表面に2色成形または インサ−ト成形の要領により軟質樹脂材料でグリップ部を一体的に形成したグリ ップ筒を設け、該グリップ筒を筆記具本体の口金部を覆って握り部に装着し該筆 記具本体に取り付けた筆記具が提供され、上記課題が解決される。
【0007】 上記グリップ筒は、筆記具本体の握り部から口金部の角部を覆う位置まで設け られ、該グリップ筒の先部をもって筆記してもグリップ部は滑らず、移動を生じ ることもなく、硬質の口金の角部に指先が当らないので、触感が良く、筆記時の 違和感もない筆記具が提供される。
【0008】
本考案はシャ−プペンシルやボ−ルペン等の筆記具に適用することができるが 、図においてはボ−ルペンに本考案を適用した実施例が示されている。図1にお いて、筆記具本体(10)は、先端に口金(11)を取外可能に設けてあり、内部には、 ノック操作等により該口金(11)から出没するようボ−ルペンレフィル(12)が設け られている。上記口金(11)は、上記筆記具本体(10)の握り部を構成する小径部(1 3)とほぼ同じ外径の基部(14)を有し、上記筆記具本体と別に成形してから該筆記 具本体(10)にねじ着、圧入、凹凸係合等により取付けられているが、図2に示す ように上記小径部(13)と一体的に形成してもよい。なお、筆記具本体(10)は、上 記小径部を構成する前部とその後方の大径の後部に2分し、段部(15)部分で接続 するようにすることもできる。
【0009】 上記口金(11)の少なくとも角部を覆い握り部に達する長さのグリップ筒(16)が 設けられている。該グリップ筒(16)は、ポリカ−ボネ−ト、ABS樹脂その他の 適宜の硬質合成樹脂材料で作られたベ−ス部(17)と、該ベ−ス部(17)の表面に2 色成形またはインサ−ト成形の要領により一体形成される軟質のグリップ部(18) を有する。軟質の樹脂材料としては各種のエラストマ−、シリコン樹脂その他の 適宜の合成樹脂材料を用いることができ、これらの樹脂材料のなかから上記硬質 の合成樹脂材料と接着性、密着性に優れた材料を組み合せて使用すればよい。
【0010】 上記グリップ筒(16)は、上記筆記具本体の段部(15)に当る位置まで挿入したと き、該本体の外周とほぼ連なる太さに形成され、また内部に該本体に係合する係 合部が形成されている。図においては、該係合部として、ベ−ス部(17)の基端側 に肉厚部(19)を形成し、該肉厚部に雌ねじ(20)を設け、該雌ねじ(20)を筆記具本 体(10)に設けた雄ねじ(21)にねじ着しているが、グリップ筒(16)と筆記具本体(1 0)に凹凸係合部を形成して互いに係合するようにしたり、圧入部を設けて圧入し てもよい(図示略)。
【0011】 上記の構成により上記グリップ筒(16)を筆記具本体(10)の先部から該本体(10) に挿入すると、該グリップ筒(16)は口金(11)を殆んど覆った状態で握り部に取り 付けられる。
【0012】 上記実施例において、口金の周面は連続的なテ−パ−に構成されているが、図 3、図4に示すように口金(11)の周面に段部(22)を形成してもよい。この場合に は、上記グリップ筒(16)のベ−ス部(17)にも内段部(23)を形成してあり、該グリ ップ筒(16)を筆記具本体(10)に取り付けた際該内段部(23)は上記段部(22)に対向 する。なお、該内段部(23)が上記段部(22)に当接するようにしてもよい。
【0013】
本考案は、上記のように構成され、硬質のベ−ス部と該ベ−ス部に2色成形あ るいはインサ−ト成形の要領で軟質のグリップ部を一体的に形成したグリップ筒 を設け、該グリップ筒を筆記具本体の口金部を覆って握り部に装着して該筆記具 本体に取り付けたから、筆記具本体の先部をもって筆記しても上記グリップ部に より滑ることもなく筆記でき、この際硬質のベ−ス部で該グリップ部が支持され ているので、該グリップ部が前方へ移動することもないし、口金の少なくとも角 部が覆われているから従来のように口金の角部に指先が当って筆記しにくくなる こともない。
【0014】 また、ベ−ス部を硬質材料で形成したので、軟らかいグリップ部は、それ程の 肉厚を必要とせず、そのため筆記具の先端近くまでグリップ部を形成することが できる。その上、上記筆記具本体とグリップ筒は別体に形成されているから、グ リップ筒の硬質のベ−ス部と軟質のグリップ部に筆記具本体と別の着色を施すこ とができ、色のバリエ−ションを増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(A)はグリップ筒
を断面した状態の半断面図、(B)はその拡大図であ
る。
を断面した状態の半断面図、(B)はその拡大図であ
る。
【図2】図1に示す筆記具の口金を筆記具本体と一体に
形成した実施例を示し、(A)はグリップ筒を断面した
状態の半断面図、(B)はその拡大図である。
形成した実施例を示し、(A)はグリップ筒を断面した
状態の半断面図、(B)はその拡大図である。
【図3】本考案の他の実施例を示し、(A)はグリップ
筒を断面した状態の半断面図、(B)はその拡大図であ
る。
筒を断面した状態の半断面図、(B)はその拡大図であ
る。
【図4】図3に示す筆記具の口金を筆記具本体と一体に
形成した実施例を示し、(A)はグリップ筒を断面した
状態の半断面図、(B)はその拡大図である。
形成した実施例を示し、(A)はグリップ筒を断面した
状態の半断面図、(B)はその拡大図である。
【図5】(A),(B)はそれぞれグリップの従来例を示
し、グリップ部分を断面した半断面図である。
し、グリップ部分を断面した半断面図である。
10 筆記具本体 11 口金 16 グリップ筒 17 ベ−ス部 18 グリップ部
Claims (7)
- 【請求項1】 硬質樹脂材料でベ−ス部を形成しその表
面に2色成形またはインサ−ト成形の要領により軟質樹
脂材料でグリップ部を一体的に形成したグリップ筒を設
け、該グリップ筒を筆記具本体の口金部を覆って握り部
に装着して該筆記具本体に取り付けた筆記具。 - 【請求項2】 上記グリップ筒には、上記筆記具本体に
係合する係合部が形成されている請求項1に記載の筆記
具。 - 【請求項3】 上記係合部はねじ部である請求項2に記
載の筆記具。 - 【請求項4】 上記係合部は凹凸係合部である請求項2
に記載の筆記具。 - 【請求項5】 上記係合部は圧入部である請求項2に記
載の筆記具。 - 【請求項6】 上記口金は、筆記具本体に取外可能に接
続されている請求項1ないし5に記載の筆記具。 - 【請求項7】 上記口金は、筆記具本体と一体に形成さ
れている請求項1ないし5に記載の筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007379U JP3077016U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007379U JP3077016U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3077016U true JP3077016U (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=43210047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007379U Expired - Lifetime JP3077016U (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077016U (ja) |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000007379U patent/JP3077016U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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