JP2004291377A - 筆記具用クリップ - Google Patents

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JP2004291377A JP2003086665A JP2003086665A JP2004291377A JP 2004291377 A JP2004291377 A JP 2004291377A JP 2003086665 A JP2003086665 A JP 2003086665A JP 2003086665 A JP2003086665 A JP 2003086665A JP 2004291377 A JP2004291377 A JP 2004291377A
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Yoichi Iwabuchi
陽一 岩渕
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Abstract

【課題】立体感があり、従来とは違った斬新な装飾効果を醸し出し、ソフトな感触が得られ、滑り止め機能を有し、かつ製造コストが安価にできる筆記具用クリップを提供する。
【解決手段】1次成形で、硬質樹脂部材で軸筒又は筒体とクリップを一体に形成する。クリップ片の表面の略全域に渡って前記硬質樹脂部材とは異なった色彩の軟質弾性樹脂部材からなる軟質表面部を2色成形により配設する。該軟質表面部に凹状又は凸状の表示体を形成する。または、クリップ片の硬質樹脂部材の縁部に硬質樹脂部材とは異なった色彩の軟質弾性樹脂部材からなる保護部材を2色成形により配設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2色成形による筆記具用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
筆記具において、看者の目を引く重要な部分としてクリップ部分が挙げられる。より看者の目を引きつけさせるために、クリップ形状を特異な形状にしたり、材質を変えたり、クリップ片に装飾部を設けるなど種々の手段が講じられている。しかし、軸筒又は筒体と一体成形した筆記具用クリップにおいては、クリップと軸筒等の色彩は同様となってしまい、またクリップ形状も射出成形により形成するため形状に制限が生じ、看者の目を引きつけるようにするには何かと難しい点がある。
【0003】
こうした中、看者の目を引きつけるために、従来のものとは違った装飾性を筆記具用キャップに施すことを狙って、クリップを2色成形により形成する技術が、本出願人の先の出願である特開平11−342697号「2色成形による筆記具用キャップ」の公報により提案されている。本技術は、単に筒体と一体に1次成形により形成したクリップの脚部の外周面及びクリップ片の側面に、2次成形により形成した外キャップを被覆するものである
【0004】
また従来、軸筒又は筒体と一体成形した筆記具用クリップにおいては、軸筒又は筒体の機能面から硬質樹脂部材で形成されるものがほとんどであり、クリップのクリップ片に指等が触れた際に硬さを感じるものであった。この点を改良するものとして、ソフトな感触が得られ、滑り止め機能を向上させることを目的として、クリップ片の表面に架橋型樹脂及び発砲剤の混合物である発砲樹脂層を設ける技術が実公平5−24559号公報により開示されている。
【特許文献1】
特開平11−342697号公報
【特許文献2】
実公平5−24559号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に開示された技術は、結果的にはクリップ自体も装飾効果が生じるが、筆記具用キャップ全体において斬新な装飾効果をかもしだすものであり、キャップを有さない筆記具のクリップに採用することはできない。また、前記特許文献2に開示された技術では、筆記具外装部品の材質にそれぞれ適した洗浄を行い、乾燥し、塗料もしくは印刷用インキを用いてそのような面に発泡性樹脂層を設ける必要があり、工程数の増加に伴い製造コストが高くつき、安価な筆記具のクリップに採用するにはコストの面で満足できないという問題がある。従来、軸筒又は筒体と一体成形した筆記具用クリップにおいて、立体感があり、従来とは違った斬新な装飾効果を醸し出し、ソフトな感触が得られ、滑り止め機能を有し、かつ製造コストが安価にできるものはなかった。本発明の目的は、前記課題を達成するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒又は筒体に一体に形成してなる硬質樹脂部材製の筆記具用クリップにおいて、クリップ片の表面の略全域に渡って前記硬質樹脂部材とは異なった色彩の軟質弾性樹脂部材からなる軟質表面部を2色成形により配設し、該軟質表面部に凹状又は凸状の表示体を形成したことを特徴とする筆記具用クリップである。
【0007】
または、軸筒又は筒体に一体に形成してなる硬質樹脂部材製の筆記具用クリップにおいて、クリップ片の硬質樹脂部材の縁部に前記硬質樹脂部材とは異なった色彩の軟質弾性樹脂部材からなる保護部材を2色成形により配設したことを特徴とする筆記具用クリップである。
【0008】
さらには、クリップ片の裏面に突出した玉部を前記軟質弾性樹脂部材で形成してなる、筆記具用クリップである。
【0009】
本発明におけるクリップを一体に成形した軸筒又は筒体とは、例えばボールペン等の、前軸と後軸とで構成される軸筒や、1つの長手方向に延びた軸筒や、筆記具用キャップ等のことである。
【0010】
前記したようにクリップは看者の目を引く重要な部分であり、通常、クリップ片の表面部分に商品名等を印刷したりしているものがほとんどである。しかし、クリップ片の表面の略全域に渡って前記硬質樹脂部材上に軟質弾性樹脂部材からなる軟質表面部を配設して、該軟質表面部に印刷を施したり、シール等を貼ろうとしても接着性が悪く剥がれやすいという問題がある。そのために、軟質表面部に印刷やシール等を施すのではなく、直に凹状又は凸状の表示体を2色成形で形成するか、あるいは、クリップ片の硬質表面部の周りに軟質表面部を配設することにより、従来と同様に、印刷やシール等を施すための硬質表面部を確保するようにして前記問題を解決している。
【0011】
硬質樹脂部材のクリップの脚部やクリップ片の縁部に軟質弾性樹脂部材からなる保護部材を配設するが、クリップ片の玉部の全表面を被覆して配設することにより、ポケット等に挿着してクリップの玉部で布地を挟持する際に、軟質弾性樹脂部材は硬質樹脂部材より滑り難く、キャップや軸筒がポケット等から脱落し難いという作用・効果が得られる。
【0012】
本発明における硬質樹脂部材としては、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS樹脂)等が挙げられる。軟質弾性樹脂部材としては、ポリオレフィン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーや熱接着性エラストマー(熱融着性エラストマー)等が挙げられるが、周状に連続しない凹溝に軟質樹脂部材を成形するには、熱接着性エラストマー(熱融着性エラストマー)を用いるほうが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。請求項1における発明の実施の形態を示す筆記具用クリップ1は、図1及び図2に示すように、ノック体2をノック操作することで、内部に配設したボールペンレフィール(図示せず)の筆記芯を出没させる、従来から良く知られている構造のノック式筆記具の軸筒3と一体に形成したものである。軸筒3はポリカーボネート等の硬質樹脂部材で形成してあり、前方側に位置する凹溝からなるグリップ部4にはシリコーンゴムで形成した弾性グリップ5を装着してある。後端3aはノック体2を配設するために開口している。
【0014】
筆記具用クリップ1は、クリップ片6が軸筒に連接した形状としてある。クリップ片表面6aには、略全域に渡ってクリップ片6の色彩と異なった色彩を有するポリエステル系エラストマー等の軟質弾性樹脂部材からなる軟質表面部7を2色成形により設けてある。軟質表面部7には、商品名等を表示した凸状の表示体8を形成してある。
【0015】
図3〜図7に示す、請求項2における発明の実施の形態を示す筆記具用クリップ21は、前記実施の形態と同様に、ノック式筆記具の軸筒23と一体に形成したものであり、硬質樹脂部材で形成した軸筒23のグリップ部24にはシリコーンゴムで形成した弾性グリップ25を装着してある。符号22はノック体である。
【0016】
筆記具用クリップ21は脚部27とクリップ片26からなる形状としてある。図7又は図6に示すように、脚部27の縁部27aとクリップ片26の縁部26aには、クリップ片26の色彩と異なった色彩を有する軟質弾性樹脂部材からなる保護部材28を配設してあり、クリップ片26の裏面26bや図示していないが脚部27の裏面を被覆してある。また、クリップ片の玉部29は、前記軟質弾性樹脂部材で形成してある。
【0017】
【発明の効果】
本発明は前述したような構成の筆記具用クリップなので、クリップに、立体感があり、従来とは違った斬新な装飾効果を醸し出し、ソフトな感触が得られ、滑り止め機能を有し、かつ製造コストが安価にでき、請求項1の発明においては、クリップのクリップ片の軟質表面部に凹凸状の商品名等の表示体を付すことにより、従来のように印刷や箔押しにより商品名等の表示体を付したものと同じような作用・効果が得られる。また、請求項2の発明においては、クリップ片の表面部に従来と同様の硬質樹脂部材の表面部を有しているので、従来のように印刷や箔押しにより商品名等の表示体を付すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1における発明の実施の形態を示す、筆記具用クリップを備えたノック式筆記具の軸筒のクリップ部分の平面図である。
【図2】前記ノック式筆記具の軸筒のクリップ部分の縦断面図である。
【図3】請求項2における発明の実施の形態を示す、筆記具用クリップを備えたノック式筆記具の軸筒のクリップ部分の平面図である。
【図4】前記ノック式筆記具の軸筒のクリップ部分の側面図である。
【図5】図4におけるA−A線部分の横断面である。
【図6】図4におけるB−B線部分の横断面である。
【図7】図4におけるC−C線部分の横断面である。
【符号の説明】
1、21 筆記具用クリップ
2、23 軸筒
7 軟質表面部
8 表示体
28 保護部材
29 玉部

Claims (3)

  1. 軸筒又は筒体に一体に形成してなる硬質樹脂部材製の筆記具用クリップにおいて、クリップ片の表面の略全域に渡って前記硬質樹脂部材とは異なった色彩の軟質弾性樹脂部材からなる軟質表面部を2色成形により配設し、該軟質表面部に凹状又は凸状の表示体を形成したことを特徴とする筆記具用クリップ。
  2. 軸筒又は筒体に一体に形成してなる硬質樹脂部材製の筆記具用クリップにおいて、クリップ片の硬質樹脂部材の縁部に前記硬質樹脂部材とは異なった色彩の軟質弾性樹脂部材からなる保護部材を2色成形により配設したことを特徴とする筆記具用クリップ。
  3. クリップ片の裏面に突出した玉部を前記軟質弾性樹脂部材で形成してなる、請求項2に記載の筆記具用クリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302675A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Zebra Pen Corp 複合筆記具

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