JP2008230180A - グリップを有した筆記具 - Google Patents

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JP2008230180A JP2007076682A JP2007076682A JP2008230180A JP 2008230180 A JP2008230180 A JP 2008230180A JP 2007076682 A JP2007076682 A JP 2007076682A JP 2007076682 A JP2007076682 A JP 2007076682A JP 2008230180 A JP2008230180 A JP 2008230180A
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Kumiko Yagyu
久美子 柳生
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Abstract

【課題】グリップに装飾的な効果を与えると共に、グリップを把持した指に固いものが当接して不快に感じることがなく、またグリップにゴミやホコリが溜まることのない構造とすることを目的とする。
【解決手段】軸筒の把持部にグリップを有した筆記具であって、前記グリップを、前記軸筒の把持部の表面色と異なる色で軟質材からなる内グリップと、該内グリップに被覆した透明性を有する軟質材からなる外グリップとの二重構造とし、前記内グリップの側面に形成した貫通孔より前記軸筒の把持部の表面色を視認可能としたことを特徴とするグリップを有した筆記具。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸筒の把持部にグリップを有した筆記具に関するもので、さらに詳しくは、グリップが軟質材からなる外グリップと内グリップとの二重構造であるものに関する。
従来より筆記具では、軸筒の把持部に滑り止め部材(グリップ)を配することで、筆記時の操作性や握った時の感触を向上させた構造が多く採用されている。また、そのグリップの側面に貫通孔を設け、軸筒の表面に形成した突状部を前記グリップの貫通孔に挿通して、グリップの色と軸筒の突状部の色との違いにより、装飾効果を得られる構造としたものがある(特許文献1参照)。また、前記の軸筒に形成した突状部をグリップの側面に形成した貫通孔に対して、該突状部の表面をグリップの表面より凹んだ状態に配することで、装飾効果の増大と、グリップを指で握った時の滑り止め効果が得られる構造としたものもある(特許文献2参照)。
「実公平5−45509号公報」 「特開平11−208176号公報」
しかしながら、特許文献1に記載されている内容のものでは、軸筒に形成した突状部がグリップの表面と同一面であることから、グリップを握った指に突状部の表面が接触して感触が悪くなる場合があった。特にグリップが軟質材からなる場合には、グリップに指がめり込み、結果的に硬い軸筒の突状部に指が当接して不快に感じるという問題が発生しやすい。また、特許文献2に記載されている内容のものでは、グリップの表面から軸筒の突状部の表面までの深さが浅い場合には、前述の特許文献1と同じくグリップを握った指に軸筒の突状部が触れて不快に感じるという問題があり、また、グリップの表面から軸筒の突状部の表面までの深さが深い場合には、グリップにおける凹んだ部分にゴミやホコリが溜まりやすいという別の問題が発生した。
本発明はこうした問題を鑑みて、グリップに装飾的な効果を与えると共に、グリップを把持した指に固いものが当接して不快に感じることがなく、またグリップにゴミやホコリが溜まることのない構造とすることを目的とする。
本発明は、
「1.軸筒の把持部にグリップを有した筆記具であって、前記グリップを、前記軸筒の把持部の表面色と異なる色で軟質材からなる内グリップと、該内グリップに被覆した透明性を有する軟質材からなる外グリップとの二重構造とし、前記内グリップの側面に形成した貫通孔より前記軸筒の把持部の表面色を視認可能としたことを特徴とするグリップを有した筆記具。
2.前記軸筒の把持部と前記内グリップと外グリップとを互いの接触面において密着させ、前記内グリップに形成した貫通孔を、前記軸筒の把持部の表面と前記外グリップの裏面とで密封したことを特徴とする1項に記載のグリップを有した筆記具。
3.前記内グリップを前記軸筒の把持部に対して回転可能に配設し、該軸筒の把持部に複数の表面色を設けたことを特徴とする1項または2項に記載のグリップを有した筆記具。」である。
本発明の軟質材とは、弾性変形可能なシリコンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル樹脂、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、ポリエチレン樹脂、その他合成ゴム、熱可塑性エラストマー等、筆記具のグリップとして一般的に知られている弾性体の中から適宜選定すればよい。また、内グリップおよび外グリップは、同一の種類でも異なる種類の軟質材であってもよく、硬度も内グリップと外グリップを同一硬度、または異なる硬度としてもよいが、低硬度のグリップは、経時によって膨潤しやすいので、指で直接握られる外グリップではなく内グリップの硬度を低くすることが好ましい。また2項における構造では、軸筒の把持部と内グリップおよび外グリップとの密着性をよくするために、内グリップの内径は軸筒の把持部の外径と、外グリップの内径は内グリップの外径と等しいか若干小さくするとよい。また3項における構造では、軸筒の把持部に例えば複数色からなる縞模様や格子模様あるいは水玉模様などを設けることができる。
本発明では、内グリップに形成した貫通孔から露出される軸筒の把持部の表面色を、透明な外グリップを透して見ることができ、内グリップの表面色とその奥にある軸筒の把持部の表面色の違いで、内グリップに形成した貫通孔の外形形状で奥行きを有する模様として構成することができ、且つ内グリップの貫通孔が外グリップに被覆されることから、貫通孔内にゴミやホコリが溜まることがない。また、外グリップが軟質材であることから、グリップを握った際に外グリップが内グリップの貫通孔の内側へ撓むことで、さらなる滑り止めとしての効果を持たせることができる。さらに貫通孔を気密空間とすることにより、グリップを握った指が貫通孔内の空気を圧縮するので、グリップに別の感触の変化を持たせることも可能となる。さらに軸筒の把持部に複数の表面色を設け、内グリップを回転させることで、内グリップの貫通孔から露出される色の変化を楽しむことができるものとなる。
次に図面を参照しながら、本発明のグリップを有した筆記具の実施例の説明を行うが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。図中の同じ部材、同じ部品については、同じ符号としてある。
図1は本実施例におけるボールペンの全体図である。ボールペン1は軸筒2の把持部3にグリップ4を配してある。グリップ4は、透明な軟質シリコンゴムからなる筒状の外グリップ5と、白色の軟質シリコンゴムからなる筒状の内グリップ6との二重構造としてある。グリップ4の前方には口金7を配し、後方には透明な後軸8と該後軸8に内在する内筒9とを配し、口金7と内筒9とは内グリップ6に挿通した連結筒10で連結してある。また内グリップ6の側面には、縦方向に連続する3つのハート形状の貫通孔6aを形成してあり、貫通孔6aから連結筒10の表面10aを露出させている。図示しないがハート形状の貫通孔6aは軸対象に裏側にも設けてある。
図2は図1の前方部の分解図である。連結筒10は、後方に大径部10bを有し、該大径部10bを二分する位置に鍔部10cを形成し、大径部10bの前方に小径部10dを設けてある。図に示す通り、連結筒10の小径部10dは内グリップ6に挿通し、内グリップ6は外グリップ5に挿通させている。尚、軸筒2の後端部には筆記先端11の出没を行うためのノック体12を配設してある。また、本実施例では、連結筒10の小径部10dの表面10aに、軸心に沿った方向に色分けした赤色部分13と青色部分14とを着色してあり、図中においては模式的にハッチングで色の領域を区画してある。図1に示す状態のボールペン1では、ハート形状の貫通孔6aから連結筒10の赤色部分13が露出され、白地に赤色のハート形状の模様が透明な外グリップ5を透して見ることができた。また、白色の内筒9には赤色の4つのハート形状の印刷部9aを設けてあり、透明な後軸8を透して見ることができる。尚、貫通孔6aから見える赤色のハートは、内グリップ6の側壁の肉厚分だけ奥行きを持っている。図3は内グリップ6を回転させた状態の図である。内グリップ6を矢印A方向に回転させることで、ハート形状の貫通孔6aを連結筒10の青色部分14の位置まで回して、白地に青色のハート形状を見ることができた。
図4は本実施例の要部断面図である。本実施例では、外グリップ5と内グリップ6と連結筒10との接触面を互いに密着させており、貫通孔6a内を気密空間とし、グリップ4を握った指が貫通孔6a内の空気を圧縮する構造としてある。また、前記各部材の密着性を向上させるために、内グリップ6の内径は連結筒10の小径部10dの外径より若干小さくし、外グリップ5の内径は内グリップ6の外径より若干小さくし、さらに口金7の雌螺子部7aに連結筒10の先端の雄螺子部10eを螺合させることで、連結筒10の鍔部10cと口金7とでグリップ4を挟持して気密性を向上させている。本実施例ではグリップ4を指で握った際に、外グリップ5が内側に撓んで貫通孔6aの部分が凹む構造である。また図5に示すように口金7を連結筒10から螺脱させると、内グリップ6を回転しやすくなる。
本願発明によるグリップを有した筆記具は、筆記具以外にも化粧具や塗布具等の構造に用いることが可能である。
本実施例におけるボールペンの全体図である。 図1の前方部の分解図である。 内グリップを回転させた状態の図である。 本実施例の要部断面図である。 口金を連結筒から螺脱した状態を示す図である。
符号の説明
1…ボールペン、2…軸筒、3…把持部、4…グリップ、5…外グリップ、
6…内グリップ、6a…貫通孔、7…口金、7a…雌螺子部、
8…後軸、9…内筒、9a…印刷部、
10…連結筒、10a…表面、10b…大径部、10c…鍔部、10d…小径部、
10e…雄螺子部、11…筆記先端、12…ノック体、
13…赤色部分、14…青色部分。

Claims (3)

  1. 軸筒の把持部にグリップを有した筆記具であって、前記グリップを、前記軸筒の把持部の表面色と異なる色で軟質材からなる内グリップと、該内グリップに被覆した透明性を有する軟質材からなる外グリップとの二重構造とし、前記内グリップの側面に形成した貫通孔より前記軸筒の把持部の表面色を視認可能としたことを特徴とするグリップを有した筆記具。
  2. 前記軸筒の把持部と前記内グリップと外グリップとを互いの接触面において密着させ、前記内グリップに形成した貫通孔を、前記軸筒の把持部の表面と前記外グリップの裏面とで密封したことを特徴とする請求項1に記載のグリップを有した筆記具。
  3. 前記内グリップを前記軸筒の把持部に対して回転可能に配設し、該軸筒の把持部に複数の表面色を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のグリップを有した筆記具。
JP2007076682A 2007-03-23 2007-03-23 グリップを有した筆記具 Pending JP2008230180A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013001011A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Pilot Corporation 筆記具の軸筒
JP2014079911A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Pilot Corporation 筆記具の軸筒
JP2016034761A (ja) * 2015-11-10 2016-03-17 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具の軸筒
US11845298B2 (en) 2022-03-17 2023-12-19 Micro Co., Ltd. Writing instrument having color indication-changeable grip

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