JP4964602B2 - キャップ式筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具の軸筒に、合成樹脂製からなるキャップを着脱自在に装着するキャップ式筆記具に関する。
従来から、筆記具の軸筒に、合成樹脂製からなるキャップを着脱自在に装着するキャップ式筆記具はよく知られている。こうした筆記具のキャップは、筆記具の軸筒に着脱自在に装着するため、軸筒の外壁面とキャップの内壁との乗り越し嵌合、凹凸嵌合等によって装着されている。
軸筒とキャップ本体を凹凸嵌合や乗り越し嵌合とすることは、キャップを容易に着脱できるので、利便性は高いが、繰り返しの使用や経時によって、嵌合力が低下する。そのため、軸筒とキャップの初期の嵌合力を高くする必要があるが、キャップを軸筒から着脱し難くなるという問題があった。
また、キャップが透明又は半透明の場合には、軸筒との凹凸嵌合や乗り越し嵌合時に当接し擦れる嵌合部等が、経時によって白化し、見栄えが悪くなるという問題があった。
こうした問題を鑑みて、特開平09−66694号公報「筆記具のキャップ」に、特殊な樹脂材料を用いることによって、耐衝撃性や耐摩耗性に優れた筆記具のキャップが開示されている。
ところで、特開2001−328392号「筆記具」に、軸筒の把持部に弾性体を装着し、この弾性体を被覆するようにキャップ本体を装着してなるキャップ式筆記具が開示されている。
こうしたキャップ式筆記具は、軸筒とキャップを乗り越し嵌合するだけでなく、軸筒の把持部に装着した弾性体より後端側の軸筒に、段部や突起部を形成し、この段部や突起部の外径を、キャップの開口部の内径より大きくして、圧入嵌合することにより、キャップが軸筒に対して横ぶれを起こさないようにするとともに、軸筒とキャップ本体の乗り越し嵌合の補助的な役割も果たしている。また、段部や突起部が周状に連続的に形成してあれば、キャップ内の気密性も確保できる効果を奏する。
「特開2001−328392号公報」 「特開平09−66694号公報」
しかしながら、特殊な材料を用いることは、製品コストが高騰し、低価格品には不向きであるとともに、成形条件変更による寸法精度のバラツキや経時試験等の新たな課題が発生する。
また、従来の低価格のキャップ式筆記具は、軸筒及び/又はキャップを樹脂材料で形成しているため、繰り返しキャップの着脱を行うため、経時によって、軸筒の外壁に形成した突部と、キャップ本体の内壁に形成した凸部が擦り減る等、寸法変化が生じやすく、その結果、軸筒とキャップの嵌合力の低下してしまう恐れがあった。同様に、キャップの内壁及び軸筒の突起部も経時により寸法変化が生じ、圧入力も低下するため、嵌合力の低下を防止しにくく、気密性も低下する。
そのため、軸筒とキャップが圧入力を増加するため、ラップする部分を多く設定し、経時による寸法変化が起こっても、キャップ内部の気密性を確保することも考えらるが、初期の軸筒へのキャップの装着性が著しく低下するとともに、酷い場合には、軸筒及び/又はキャップにひび割れが発生してしまう恐れがあった。
本発明の目的は、軸筒に、キャップを容易に着脱自在に装着でき、キャップ内の気密性が低下しにくいキャップ式筆記具を提供するものである。
本発明は前記目的を達成するために、軸筒の先端部に、合成樹脂製からなるキャップを着脱自在に装着するキャップ式筆記具であって、前記キャップが、キャップ本体の外壁の後端部に、弾性体からなる滑り止め部を周設するとともに、前記キャップ本体を軸筒に装着した状態で、前記滑り止め部が前記軸筒の先端部に周接し、キャップ本体内を気密にしたことを特徴とする。
また、前記キャップ本体の後端面が、滑り止め部であることを特徴とする請求項1に記載のキャップ式筆記具。
また、前記キャップ本体が、透明又は半透明の合成樹脂からなるとともに、前記滑り止め部が半透明又は不透明の弾性体からなり、前記滑り止め部を周設した部分のキャップ本体の内壁面に、筆記具本体と嵌合する嵌合部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ式筆記具。
本発明の弾性体は、弾性変形可能なシリコーンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル樹脂、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、ポリエチレン樹脂、その他合成ゴム、熱可塑性エラストマー等、筆記具のグリップ部材として一般的に知られている弾性体のなかから適宜選定すればよい。
本発明の筆記具は前述したような構造なので、軸筒に、キャップを容易に着脱自在に装着でき、キャップ内の気密性が低下しにくいキャップ式筆記具を提供することができた。
本発明の実施例を図面を用いて説明する。同じ部材、同じ箇所を示すものは同じ符号を付す。
図1から図4に示す実施例1のキャップ式筆記具1は、前軸2と後軸3とを連結した軸筒本体内に、筆記具用インキ(図示せず)を直詰めしたインキ収容筒10の先端に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップ12を、チップホルダー11を介して装着したボールペンレフィルを配設した筆記具本体と、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)で射出成形にて形成した透明のキャップ本体4とを、前軸2の外壁に形成した嵌合凸部2aと、キャップ本体4の内壁に形成した嵌合突部4aの乗り越し嵌合によって、着脱自在に装着して、キャップ式筆記具1を得ている。また、前軸2の把持部にはグリップ部材13を装着してある。
また、キャップ4は、キャップ本体5の外壁に、転がり防止用突起7を一体に成形し、キャップ本体5の内部にペン先部を密閉するシール部材9を付設するとともに、キャップ本体4の後端部には熱可塑性エラストマーからなる弾性体を二色成形し、滑り止め部6を周状に設けてある転がり防止用突起には、紐などを挿通するための貫通穴8を形成してある。
また、キャップ4は、滑り止め部6の後端面6aの位置Lがキャップ本体5の後端面5bの位置Mよりも後方に位置するように装着してある。この滑り止め部6の先端面は波形状に形成してある。
また、キャップ4を前軸2に装着した状態で、前軸2の鍔部2bの先端面と滑り止め部6の後端面6aが周接し、滑り止め部6が弾性変形することによってキャップ本体5内を気密にしてある。弾性体の滑り止め部6が前軸2に周接することで、キャップ4内を気密にしているため、経時によって寸法変化が生じ難く、弾性変形によって確実にキャップ4内を気密することができる。
キャップ本体5と前軸2との装着方法は、着脱自在に装着してあれば、ネジ嵌合、凹凸嵌合、乗り越し嵌合等、特に限定されるものではないが、キャップ本体5の後端部の外壁に、弾性体によって手で掴んだ時の滑り止め部6を形成することによって、キャップ本体の軸心方向や回転方向へ移動し易くなるため、キャップ4の着脱が容易になる。特に、凹凸嵌合や乗り越し嵌合の場合は、繰り返しの使用や経時によって、嵌合力が低下する恐れがあるため、初期の嵌合力を高くする必要があるため、本願発明の効果は顕著である。
また、半透明又は不透明の滑り止め部6を装着した場合には、この滑り止め部6の内壁面に、前軸2と嵌合する嵌合凸部5aを形成することによって、キャップ本体5を透明又は半透明で形成してあっても、前軸2との凹凸嵌合や乗り越し嵌合時に当接し擦れる部分が、経時によって白化しても、滑り止め部6によって内部が視認し難いため、見栄えが悪くなることはないので好ましい。
図5から図7に示す実施例2のキャップ式筆記具21は、滑り止め部26の後端部に鍔部26bを形成し、前軸22の鍔部22bに突部22cを形成した以外は、実施例1と同様にしてキャップ式筆記具21を得ている。
キャップ24を前軸22に装着した状態で、前軸22の鍔部2bの先端面に形成した突部22cとキャップ本体25に周設した滑り止め部26に形成した鍔部26bの後端面26aが周接し、キャップ24内を気密にしてある。
キャップ内を気密にする構造は、キャップ本体に形成した滑り止め部と軸筒が周接していれば特に限定されるものではないが、滑り止め部の後端面を軸筒に当接して気密にする構造が経時による劣化がなく最も好ましい。また、滑り止め部に鍔部を形成することによって、肉厚が厚くなり軸筒に周接し易くなるので好ましい。更にまた、滑り止め部の後端面がキャップ本体の後端面よりも後方に位置する構造及び/又は軸筒の鍔部に突部を形成したりすることよって、軸筒と滑り止め部が確実に周接するため好ましい。
本実施例では、便宜上、筆記具のキャップ本体をポリカーボネート(PC樹脂)で形成してあるが、AS樹脂やPP樹脂等の合成樹脂材料など、筆記具用キャップ本体して一般的に用いられる合成樹脂材料のなかから適宜選定すればよいが、筆記具用キャップ本体を透明又は半透明に形成することによって、滑り止め部と色彩の変化が大きく、装飾効果が向上するので好ましい。
本発明のキャップ式筆記具は、キャップ本体を着脱自在に装着したキャップ式筆記具であれば、ボールペンやマーカーなど、インキの種類やペン先形状等、筆記体や、軸筒等の形状や内部構造等、筆記具本体に限定されることなく実施することができる。
実施例1のキャップ式筆記具を示す縦断面図である。 図1におけるキャップ本体の縦断面図である。 図1における筆記具本体の縦断面図である。 図1におけるキャップ本体の外観図 実施例2のキャップ式筆記具を示す縦断面図である。 図5におけるキャップ本体の縦断面図である。 図5における筆記具本体の縦断面図である。
符号の説明
1、21 キャップ式筆記具
2、22 前軸
2a、22a 嵌合凸部
2b、22b 鍔部
22c 突部
3、23 後軸
4、24 キャップ
5、25 キャップ本体
5a、25a 嵌合突部
6、26 滑り止め部
6a、26a 後端面
26b 鍔部
10 インキ収容筒
11 チップホルダー
12 ボールペンチップ

Claims (4)

  1. 軸筒の先端部に、合成樹脂製からなるキャップを着脱自在に装着するキャップ式筆記具であって、前記キャップが、キャップ本体の外壁の後端部に、弾性体からなる滑り止め部を周設するとともに、前記キャップ本体を軸筒に装着した状態で、前記滑り止め部が前記軸筒の先端部に周接し、キャップ本体内を気密にしたことを特徴とするキャップ式筆記具。
  2. 前記滑り止め部の後端面が、キャップ本体の後端面よりも後方に位置することを特徴とする請求項1に記載のキャップ式筆記具。
  3. 前記滑り止め部の後端部に鍔部を形成し、該鍔部と軸筒が周設していることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ式筆記具。
  4. 前記キャップ本体が、透明又は半透明の合成樹脂からなるとともに、前記滑り止め部が半透明又は不透明の弾性体からなり、前記滑り止め部を周設した部分のキャップ本体の内壁面に、筆記具本体と嵌合する嵌合部を形成したことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のキャップ式筆記具。
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