JP2001191593A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001191593A
JP2001191593A JP2000007142A JP2000007142A JP2001191593A JP 2001191593 A JP2001191593 A JP 2001191593A JP 2000007142 A JP2000007142 A JP 2000007142A JP 2000007142 A JP2000007142 A JP 2000007142A JP 2001191593 A JP2001191593 A JP 2001191593A
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Yasuhiro Hattori
康広 服部
Michio Doke
教夫 道家
Takao Okamura
隆生 岡村
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像形成装置の構成を全く変更することな
く、付加情報に固有な情報を記憶し、この情報を利用し
て保存された付加情報の信頼性を向上させることができ
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 入力された1以上の画像信号を記憶する
ための1次記憶部661、および1次記憶部に入力され
た画像信号を保存するための2次記憶部662と、画像
入力手段651により入力された画像信号と、第2の画
像信号との画像合成652を行なう画像形成装置におい
て、第2の画像信号として画像入力手段より入力された
画像信号、もしくはメモリカード等の外部記憶手段より
読み出した画像信号を前記記憶装置に保存して使用可能
な記憶制御手段と、入力された第2の画像信号と、保存
後の第2の画像信号との比較(ベリファイ)、もしく
は、入力データに対応した固有な情報を比較を行い、入
力された第2の画像信号が正常に保存されたか否かを判
別する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される複数の
画像信号を記憶し、記憶した画像信号から所望の画像信
号を選択して出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、コピー機能、プリンタ機能、スキ
ャン画像データの蓄積および印刷機能、ファクシミリ機
能などを複合的に備えた所謂デジタル複写機とも称され
る画像形成装置が普及してきている。この種の装置で
は、入力された画像情報を一旦メモリに格納し、読み出
し要求に応じて読み出して所定もしくは所望の画像形成
を行うようになっている。
【0003】入力された複数の画像データを保存し、入
力の順番とは異なる順序で複数組みの出力を行う(ソー
ト動作)、もしくは複数の入力データを1回の画像出力
で(集約して)出力するような機能を有する画像形成装
置においては、画像データの保存を行うための記憶手段
に要求される記憶容量は処理を行う画像データの量に応
じて増大する。
【0004】複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャ
ナ等の画像入出力機能を備えた複合機においては、プリ
ンタの画像信号の出力中にファクシミリの送信を同時に
行う等、複数の画像信号の入出力を同時に実行すると言
った並行動作も要求される。このような並行動作を実現
する場合、従来ではそれぞれの画像信号の入出力を制御
する手段に記憶手段を設けることにより動作を達成して
いることが多い。しかし、記憶手段に要求される記憶容
量が増大すると、それぞれの画像信号の入出力を制御す
る手段に記憶手段の記憶容量が大きくなり、かつ記憶装
置の制御も複雑になってしまう。そこで、単一の記憶手
段に複数の画像入出力を行う構成にすることにより、記
憶手段の制御を一元化して複合機能の画像の入出力を行
うことが必須となる。
【0005】なお、関連する発明として、例えば、特開
昭52−108822号公報および特開昭55−137
540号公報記載のものが公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】入力された複数の画像
データを保存し、入力の順番とは異なる順序で複数組み
の出力を行う(ソート動作)、もしくは複数の入力デー
タを1回の画像出力で(集約して)出力するような機能
を有する画像形成装置においては、画像データの保存を
行うための記憶手段に要求される記憶容量は処理を行う
画像データの量に応じて増大する。
【0007】複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャ
ナ等の画像入出力機能を備えた複合機においては、プリ
ンタの画像信号の出力中にファクシミリの送信を同時に
行う等、複数の画像信号の入出力を同時に実行すると言
った並行動作も要求される。このような並行動作を実現
する場合、従来ではそれぞれの画像信号の入出力を制御
する手段に記憶手段を設けることにより動作を達成して
いることが多い。前述のように記憶手段に要求される記
憶容量が増大すると、それぞれの画像信号の入出力を制
御する手段に記憶手段の記憶容量が大きくなり、かつ記
憶装置の制御も複雑になってしまう。そこで、単一の記
憶手段に複数の画像入出力を行う構成にすることによ
り、記憶手段の制御を一元化して複合機能の画像の入出
力を行うことが必須となる。
【0008】一方、入力された画像信号に対して、日付
やページ等のキャラクタデータ、さらには操作者が要求
する任意の付加情報(社印、住所、電話番号、レターヘ
ッド等)といった付加的な画像信号を合成して出力する
機能を実現する場合には、付加情報を記憶装置に保存し
ておき、必要に応じてこれを読み出して入力画像信号と
の合成を行う手段が用いられる。これは、記憶手段以外
に付加情報を保存するための装置が不要であり、付加情
報の管理に関しても、入力画像信号と同じ記憶手段に保
存し、管理することで、入力画像信号の管理と同様の処
理が可能になるため、特別な処理を追加することなく簡
易な方式で機能を実現することができるからである。通
常、画像入力手段から入力された画像信号は、ソート動
作を実行するために一時的に記憶装置に保存され、画像
出力が完了すると保存した画像信号は破棄される。これ
に対し、付加情報を記憶装置に保存する場合には、保存
された付加情報の画像信号は、長期間保持されることが
多い。
【0009】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、画像形成装置の構成を全
く変更することなく、付加情報に固有な情報を記憶し、
この情報を利用して保存された付加情報の信頼性を向上
させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、入力された画像信号に基づいて作像手段
により画像を形成する画像形成装置において、画像入力
手段から入力された1以上の画像信号を記憶するための
1次記憶部、および1次記憶部に入力された画像信号を
保存するための2次記憶部を含む記憶装置を有する記憶
手段と、第2の画像信号として画像入力手段より入力さ
れた画像信号、もしくは画像形成装置本体に接続可能な
メモリカード等の外部記憶手段より読み出した画像信号
を前記記憶装置に保存して使用可能な記憶制御手段と、
入力された第2の画像信号と、保存後の第2の画像信号
との比較(ベリファイ)、もしくは、(たとえばデータ
のチェックサム値など)の入力データに対応した固有な
情報を比較を行うことにより、入力された第2の画像信
号が正常に保存されたか否かを判別する手段とを備えた
構成とした。
【0011】この場合、第2の画像信号として画像形成
装置に接続可能なメモリカード等の外部記憶手段より読
み出した画像信号を前記記憶装置に保存してする場合に
は、外部記憶手段に画像信号に対応した固有な情報を入
力しておき、画像形成装置の記憶手段に保存された画像
信号との比較を行うようにする。
【0012】また、入力データに対応した固有な情報を
画像形成装置内部に記憶する手段を設けるとよい。
【0013】さらに、画像形成装置内部に記憶した入力
データに対応した固有な情報に基づいて、定期的に記憶
手段に保存された第2の画像信号が正常に保存されてい
るか否かを判別する手段を設けるとよい。
【0014】なお、後述の実施形態では、前記1次記憶
部は1次記憶部661、2次記憶部は2次記憶部66
2、記憶装置は第1の記憶装置800aおよび第2の記
憶装置800bに、記憶手段は画像メモリ66に、記憶
制御手段はメモリコントローラ65もしくはデータ入出
力制御部650、判別する手段はCPU68にそれぞれ
対応している。
【0015】なお、ここで、「第2の画像信号」とを称
しているのは、入力された単数もしくは複数の画像信号
のうち比較対象として特定された画像信号を他の画像信
号と区別するためであり、第1の画像信号との対比で第
2の画像信号と称しているわけではない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】図1はこの実施形態に係る画像形成装置を
示す概略構成図である。同図に示すように自動原稿送り
装置(以下、「ADF」と称する。)1の原稿台2に原
稿の画像面を下にして置かれた原稿束は、操作部30
(図2)上のプリントキー(スタートキー)34が押下
されると、最下位の原稿から給送ローラ3および給送ベ
ルト4によってコンタクトガラス6上の所定の読み取り
位置に給送される。読み取りユニット50によってコン
タクトガラス6上の原稿の画像データを読み取った後、
読み取りが終了した原稿は給送ベルト4および排送ロー
ラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知セン
サ7によって原稿台2に次の原稿があることを検知した
場合、次原稿は前原稿と同様にコンタクトガラス6上に
給送される。給送ローラ3、給送ベルト4および排送ロ
ーラ5は図4に示す搬送モータ26によって駆動され
る。
【0018】第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ
10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第
2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、
縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置
まで搬送される。読み取りユニット50によって読み取
られた画像データは、書き込みユニット57からのレー
ザ光によって感光体15に書き込まれ、現像ユニット2
7を通過することによってトナー像が形成される。転写
紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって
搬送されながら感光体15上のトナーが転写される。そ
の後、定着ユニット17によって転写紙に画像を定着さ
せ、排紙ユニット18によってフィニッシャ(後処理装
置)100のスタッカ・トレイ103あるいはステープ
ル・トレイ108上に排出される。
【0019】フィニシャ100は、本体の排紙ユニット
18によって搬送された転写紙を、スタッカ搬送(通常
排紙)ローラ102方向あるいはステープル処理部方向
へ任意に導くことができる。すなわち、分岐偏向板10
1を切り換え、上側の経路を開放することにより、スタ
ッカ搬送ローラ102およびスタッカ排紙ローラ103
を経由してスタッカ・トレイ104側に転写紙を排紙す
ることができる。また、分岐偏向板101を切り換えて
下側の経路を開放することによって、ステープラ搬送ロ
ーラ105およびステープラ排紙ローラ107を経由し
て、ステープル・トレイ108に転写紙を搬送すること
ができる。ステープル・トレイ108に積載された転写
紙は、1枚排紙されるごとに図示しない紙揃え用のジョ
ガーによって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と
共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ
106で綴じられた転写紙群は落下ストッパ109によ
って搬送方向後端部の転写紙の位置が規制され、位置決
めされている。そこで、この落下ストッパ109を開放
すると、転写紙群の自重によって落下し、落下トレイ1
10に収納される。
【0020】一方、通常の排紙トレイとして機能するス
タッカ・トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイで
あり、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティ
ングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出
されてくるコピー紙を仕分ける機能を備えている。
【0021】転写紙の両面に画像を形成する場合には、
各給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙
をフィニッシャ100側に導かないで、経路切り換えの
ための分岐爪112を上側にセットすることによって一
旦両面給紙ユニット111に送り、当該ユニット111
にストックする。その後、両面給紙ユニット111にス
トックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナ
ー画像を転写するために両面給紙ユニット111から縦
搬送ユニット14に送られて再給紙され、転写紙の裏面
に画像を形成した後、反転爪112を下側にセットし、
フィニッシャ100側に導く。このように転写紙の両面
に画像を形成する場合に、両面給紙ユニット111は使
用される。
【0022】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18および現像ユニット27はメ
インモータ25(図4)によって駆動され、各給紙ユニ
ット11〜13はメインモータ25の駆動力を各々給紙
クラッチ22,23,24によって伝達制御される。縦
搬送ユニット14はメインモータ25の駆動力を中間ク
ラッチ21によって伝達制御される。
【0023】図2は操作部30を示す図である。同図に
おいて、操作部30には、液晶タッチパネル(ディスプ
レイ)31、テンキー32、クリア/ストップキー3
3、プリントキー34、モードクリアキー35および初
期設定キー38が設けられており、液晶タッチパネル3
1にはモード設定用機能キー37、部数および画像形成
装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0024】図3は操作部30の液晶タッチパネル31
の表示の一例を示す図である。同図からわかるようにオ
ペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタ
ッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転
する。また、例えば変倍を行うときの変倍値などのよう
に機能の詳細を指定しなければならない場合は、キーに
タッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。こ
のように液晶タッチパネルは、ドット表示装置を使用し
ているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行
うことが可能になっている。
【0025】図4はメインコントローラを中心に制御装
置を示したものである。同図においてメインコントロー
ラ20は画像形成装置全体を制御するもので、メインコ
ントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレ
ータからの機能設定入力制御を行うための操作部30、
スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制
御、および画像メモリからの作像を行う制御などを行う
画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置
(ADF)1などの分散制御装置が接続されている。各
分散制御装置とメインコントローラ20とは、必要に応
じて機械の状態、動作指令のやり取りを行っている。ま
た、紙搬送等に必要なメインモータ25および搬送モー
タ26、並びに各種クラッチ21〜24も接続されてい
る。
【0026】以下、大略前述のように構成された画像形
成装置における画像を読み取って感光体の記録面上に潜
像を形成するまでの動作について説明する。なお、ここ
でいう潜像とは、感光体面上に画像を光情報に変換して
照射することによって生じる電位分布のことである。
【0027】読み取りユニット50は、図1に示すよう
に原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構
成され、光学走査系は露光ランプ51、第1ミラー5
2、レンズ53、CCDイメージセンサ54、第2ミラ
ー55および第3ミラー56などからなっている。露光
ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャ
リッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー
56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿を読み取る際には、光路長が変化しないように第1
キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機
械的に走査される。この光学走査系は図示しないスキャ
ナ駆動モータによって駆動される。
【0028】原稿画像はCCDイメージセンサ54によ
って読み取られ、光信号から電気信号に変換されて処理
される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を
図1において左右方向に移動させると画像倍率を変化さ
せることができる。すなわち、指定された倍率に対応し
てレンズ53およびCCDイメージセンサ54の図にお
いて左右方向の位置が設定される。
【0029】書き込みユニット57は、図1に示すよう
に レーザ出力ユニット58、結像レンズ59およびミ
ラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部に
は、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータに
よって高速で定速回転するポリゴンミラーが設けられて
いる。
【0030】レーザ出力ユニット58から照射されるレ
ーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって偏
向され、結像レンズ59を通ってミラー60で折り返さ
れ、感光体15面上に集光されて結像する。偏向された
レーザ光は感光体15が回転する方向と直交する所謂主
走査方向に露光走査され、後述する画像処理部のセレク
タ64によって出力された画像信号のライン単位の記録
を行う。そして、感光体15の回転速度と記録密度に対
応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって感光
体15面上に画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0031】このように書き込みユニット57から出力
されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射され
るが、図示しない感光体15の一端近傍のレーザ光の照
射位置に主走査同期信号を発生するビームセンサが配さ
れている。このビームセンサから出力される主走査同期
信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制
御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生
成が行われる。
【0032】画像処理ユニット(IPU)49の構成に
ついて図5を参照して説明する。
【0033】露光ランプ51から照射された照明光は原
稿面に照射されて原稿面で反射する。その反射光は図示
しない結像レンズによって結像され、CCDイメージセ
ンサ54の受光面に入射して光電変換され、A/Dコン
バータ61によってディジタル信号に変換される。ディ
ジタル信号に変換された画像信号はシェーディング補正
部62でシェーディング補正がなされた後、画像処理部
63においてMTF補正、γ補正などが行われる。画像
処理部63から画像処理された信号がセレクタ64に送
られ、セレクタ64によって変倍部61か画像メモリコ
ントローラ65のいずれかが選択される。変倍部71側
に送られた画像信号は、変倍率に合わせて拡大縮小さ
れ、書き込みユニット57に送られる。
【0034】画像メモリコントローラ65とセレクタ6
4間は双方向に画像信号を入出力可能な構成となってい
る。図5には明示していないが、画像処理ユニット49
には、読み取り部50から入力される画像データ以外に
も外部から供給される画像データも処理できるように複
数のデータの入出力の選択を行う機能も設けられてい
る。なお、前記外部から供給される画像データとは、例
えばパーソナルコンピュータなどのデータ処理装置出力
されるデータである。したがって、入力信号としてはス
キャナで読み取ったものの他に、外部機器からの入力信
号も含まれる。また、画像処理ユニット49は画像メモ
リコントローラ65などへの設定や、読み取り部50お
よび書き込み部57の制御を行うCPU68や、CPU
68のプログラムやデータを格納するROM69および
ダイナミックなデータを記憶するとともに、CPU68
のワークエリアとしても機能するRAM70を備えてい
る。なお、CPU68は画像メモリコントローラ65を
介して画像メモリ66のデータの書き込みおよび読み出
しを行うことができる。また、これらの各部はI/Oポ
ート67を介して外部との通信を行うようになってお
り、画像データの入出力はI/Oポート67を介して行
われる。
【0035】ここで、図6のタイミングチャートを参照
して、セレクタ64における1ページ分の画像信号につ
いて説明する。
【0036】/FGATEは1ページの画像データの副
走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは1ラ
イン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がっ
た後の所定クロックで画像信号が有効となる。/LGA
TEは、主走査方向の画像信号が有効であることを示す
信号である。これらの信号は画素クロックVCLKに同
期しており、VCLKの1周期に対して1画素のデータ
が送られてくる。IPU49は、画像入力、画像出力の
それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、
/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、読み
取った画像の直接出力を行う場合などの位相調整などを
行うことにより、様々な画像入出力の組み合わせが実現
可能となる。
【0037】図7は図5におけるメモリコントローラ6
5と画像メモリ66の内部構成を詳細に示すブロック図
であり、本発明における記憶手段の個々の記憶部(記憶
装置)の詳細を示している。同図において、メモリコン
トローラ65のデータ入出力制御部650は、入力デー
タセレクタ651、画像合成部652、1次圧縮/伸張
部653、出力データセクタ654、及び2次圧縮/伸
張部655を備えている。これらの各部への制御データ
の設定はCPU68によって行われる。図5におけるア
ドレス及びデータは画像データに対するものを示してお
り、CPU68に接続されるデータ及びアドレスは図示
していない。
【0038】画像メモリ66は1次及び2次記憶部66
1,662からなる。1次記憶部661はメモリの指定
した領域へのデータ書き込みまたは画像出力時のメモリ
の指定した領域からのデータ読み出しが画像データの入
力/出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行
えるようにDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを
使用する。また、1次記憶部661は処理を行う画像デ
ータの大きさにより複数のエリアに分割して画像データ
の入出力を同時に実行可能なようにメモリコントローラ
20とのインターフェイス部を備えている。
【0039】2次記憶部662は大容量の不揮発メモリ
であり、入力された画像の合成やソーティング、及びデ
ータ蓄積に用いられる。1次記憶部661が画像データ
の処理を行うために十分な容量を有し、かつ、不揮発性
のものであれば2次記憶部662へのデータの入出力は
行う必要がない。また、2次記憶部662が画像入出力
時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書
き込み/読み出しが可能であれば、2次記憶部662へ
の直接のデータの書き込み/読み出しは可能である。こ
のような場合には、1次、2次の区別なくデータの処理
を行うことが可能となる。
【0040】2次記憶部662が画像入出力時に要求さ
れるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読
み出しが可能でない場合、例えば2次記憶部662にハ
ードディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体を使用した
場合でも、2次記憶部662へのデータの入出力につい
ては1次記憶部661を介在させることによって2次記
憶部662のデータ転送能力に応じて処理することが可
能になる。
【0041】このような構成により、画像形成装置の画
像データ処理速度に応じて記憶素子を選択でき、また、
圧縮率、伸張率が画像データによって異なる方式、すな
わち、データの種類によってメモリへのデータアクセス
速度が異なるような方式を採用しても対応可能となる。
【0042】メモリコントローラ65の動作としては、
例えば以下のようになる。なお、ここでは、2次記憶部
662が画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略
同期してデータの書き込み/読み出しができない場合の
例である。
【0043】(1)画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ651は複数のデータのうちから、
画像メモリ66(1次記憶部661)への書き込みを行
う画像データの選択を行う。入力データセレクタ651
によって選択された画像データは画像合成部652に供
給され、必要に応じて画像合成が行われる。画像合成部
652で処理された画像データは、1次圧縮/伸張部6
53でデータ圧縮され、圧縮後のデータが1次記憶部6
61に書き込まれる。1次記憶部661に書き込まれた
データは必要に応じて2次圧縮/伸張部655でさらに
圧縮された後、2次記憶部662に保存される。
【0044】(2)画像出力(画像メモリーからの読み
出し) 画像出力時は、1次記憶部661に記憶されている画像
データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記
憶部661に格納されている場合には、1次圧縮/伸張
部653で1次記憶部661の画像データの伸張を行
い、伸張後のデータ、もしくは伸張後のデータと入力デ
ータとの画像合成を行った後のデータを出力データセレ
クタ654で選択し、出力する。
【0045】画像合成部652は、1次記憶部661の
データと、入力データとの合成(画像データの位相調整
機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像
出力、1次記憶部661へのライトバック、両方の出力
先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0046】出力対象となる画像が1次記憶部661に
格納されていない場合には、2次記憶部662に格納さ
れている出力対象画像データを2次圧縮/伸張部655
で伸張を行い、伸張後のデータを1次記憶部661に書
き込んでから、前述の画像出力動作を行う。
【0047】以下、各請求項に対応した記憶手段の動作
について説明する。
【0048】図8は請求項1に対応した実施形態におけ
る記憶手段の1つの構成例を示すブロック図、図9は画
像信号を記憶手段に入力する場合のタイミングチャート
である。
【0049】請求項1に対応した記憶手段は、第1、第
2の2個の記憶装置(データ入出力制御部803a,8
03bと、画像メモリ804a,804bの組)800
a,800bを有する構成になっている。各記憶装置8
00a,800bのデータ入出力制御部803a,80
3bは図7のデータ入出力制御部650に対応する。2
個の記憶装置800a,800bの入出力データは、入
力データセレクタ801に入力データ、出力データセレ
クタ802に出力データが接続される。さらに入力デー
タセレクタ801には記憶手段の外部入力データ1,2
が接続されており、記憶装置800a,800bからの
入力データを含めた4入力を記憶装置1,2へ選択して
出力する4入力2出力のセレクタになっている。また、
入力データセレクタ801に第1および第2の記憶装置
800a,800bの出力データが接続されているの
で、第1の記憶装置800aのデータを第2の記憶装置
800bへ出力するなどの記憶装置間のデータ入出力が
可能である。
【0050】一方、出力データセレクタ802は第1お
よび第2の記憶装置800a,800bの出力データを
外部への出力データ1,2に選択的に出力できる2入力
2出力のセレクタである。
【0051】このように、記憶手段(画像メモリ66)
に複数の記憶装置を設けることで、複数の画像信号の入
出力を同時に行うことができる。図9は複数の画像信号
を記憶手段(画像メモリ66)に入力する場合に、記憶
装置が1個のときの動作(図9(a))と、2個の場合
の動作(図9(b))のタイミングチャートである。図
9(a)において、データ入力1の1番目のデータ入力
と、データ入力2の1番目のデータ入力の要求が同時に
発生しても、記憶装置が1個のため、2個の要求に対し
ていずれか一方のデータ入力しか行えない(図9(a)
ではデータ入力1)ため、同時に発生したデータ入力2
の要求に対して実際に入力動作を実行するタイミングは
図9(a)の“タイミング1”になってしまう。以下、
続けてデータ入力1の2番目の画像入力の要求に対して
もデータ入力2の動作が終了するまではデータ入力動作
を開始できない。これに対し、本実施形態の記憶手段の
様に記憶装置を複数設ければ図9(b)に示す通りデー
タ入力1に対しては第1の記憶装置800aを、データ
入力2に対しては第2の記憶装置800bへデータを入
力することで、同時に2個のデータ入力が行われ、動作
終了までの時間も大幅に短縮できる。
【0052】入力データセレクタ801、および出力デ
ータセレクタ802の前段には画像合成部(不図示)が
配置され、記憶装置に入力された画像信号、第1の記憶
装置800a、および第2の記憶装置800bに保存さ
れた画像信号の合成を行う。画像合成には以下のような
動作が可能である。
【0053】1)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部(1次記憶部661、以下、同様)に
保存された画像信号とを合成し、出力する。
【0054】2)入力画像信号と、第2の記憶装置80
0bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、出
力する。
【0055】3)第1の記憶装置800aに保存された
画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画像
信号とを合成し、出力する。
【0056】4)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
1の記憶装置800aの1次記憶部のすでに保存された
画像信号とは異なる領域に保存する。
【0057】5)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
1の記憶装置800aの1次記憶部のすでに保存された
画像信号と同一の領域に保存(上書き)する。
【0058】6)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
2の記憶装置800bの1次記憶部に保存する。
【0059】7)第1の記憶装置800aに保存された
画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画像
信号とを合成し、第1の記憶装置800aの1次記憶部
のすでに保存された画像信号とは異なる領域に保存す
る。
【0060】8)第1の記憶装置800aに保存された
画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画像
信号とを合成し、第1の記憶装置800aの1次記憶部
のすでに保存された画像信号と同一の領域に保存(上書
き)する。
【0061】9)入力画像信号と、第2の記憶装置80
0bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
2の記憶装置800bの1次記憶部のすでに保存された
画像信号とは異なる領域に保存する。
【0062】10)入力画像信号と、第2の記憶装置8
00bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、
第2の記憶装置800bの1次記憶部のすでに保存され
た画像信号と同一の領域に保存(上書き)する。
【0063】11)入力画像信号と、第2の記憶装置8
00bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、
第1の記憶装置800aの1次記憶部に保存する。
【0064】12)第1の記憶装置800aに保存され
た画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画
像信号とを合成し、第2の記憶装置800bの1次記憶
部のすでに保存された画像信号とは異なる領域に保存す
る。
【0065】13)第1の記憶装置800aに保存され
た画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画
像信号とを合成し、第2の記憶装置800bの1次記憶
部のすでに保存された画像信号と同一の領域に保存(上
書き)する。
【0066】図10は、本発明の請求項1に対応する動
作の制御手順を示すフローチャートである。以下、図1
0を用いて、請求項1におけるメモリカード等の外部記
憶手段より読み出した画像信号を記憶装置に保存する動
作について説明する。
【0067】この制御では、処理が開始されると、まず
接続された複数の記憶装置の中から第2の画像信号の入
力を行う記憶装置を指定する(ステップ101)。処理の
開始時には、いずれの記憶装置にも入力対象となる第2
の画像信号が存在しないので、記憶装置を選択する順序
は特に指定はない。ただし、本実施形態では明記しない
が、画像信号の入出力を実行中の記憶装置を避けて指定
する手段を設けることも可能である。
【0068】ステップ101で記憶装置の指定を行った
後は、指定した記憶装置に対して第2の画像信号の入力
要求通知を行う(ステップ102)。そして、指定された
記憶装置に対し第2の画像信号の入力要求に基づいて外
部記憶手段に記憶されている第2の画像信号を読み出
し、保存するためのパラメータを設定する(ステップ1
03)。次に外部記憶装置から読み出した第2の画像信
号値を加算する手段の加算値を初期化する(ステップ1
04)。この加算手段は読み出した第2の画像信号の値
を数値として単純に加算していくものである。
【0069】ステップ104で入力準備が完了したら、
外部記憶手段から第2の画像信号を読み出し、記憶装置
に保存し、同時に加算手段の加算値を加算していく(ス
テップ105)。その後、1つの第2の画像信号に対し
読み取り終了したかどうかを判断し(ステップ106)、
終了していない場合は読み出しアドレスをインクリメン
トしてステップ105に戻り、第2の画像信号の入力処
理を続行する。終了した場合は加算手段で加算した値を
保存する(ステップ107)。その後、記憶装置内に保存
した第2の画像信号を外部記憶手段から読み取った処理
と同様に読み取り、加算手段によって加算していく(ス
テップ108)。全て読み取り終了したかどうかを判断
し(ステップ109)、終了していない場合は読み出しア
ドレスをインクリメントしてステップ108に戻り、続
行する。これに対し、読み取り終了した場合は外部記憶
手段から読み取ったときの加算値と記憶装置内に保存し
た第2の画像信号を読み取ったときの加算値を比較する
(ステップ110)。そして、ステップ111で比較した
結果を判断し、加算値が異なった場合は、保存失敗と判
断し再度ステップ104に戻り、処理を繰り返す。ただ
し、本実施形態では明記しないが、保存失敗が繰り返さ
れた場合は、保存処理に誤りがあるか、記憶装置に問題
があると判断し処理を終了する手段を設けることも可能
である。
【0070】一方、ステップ111の判定で一致した場
合は保存成功と判断し、次の第2の画像信号があるかど
うか判断する(ステップ112)。検出の結果をステップ
113で判断し、次の第2の画像信号がある場合は入力
要求を検出した次の第2の画像信号に変更して(ステッ
プ114)、ステップ103に戻り、保存処理を続行す
る。そして、全ての第2の画像信号を保存したら(ステ
ップ103ないしステップ113)、他に第2の画像信
号の入力を行っていない記憶装置がないかどうかを検出
する(ステップ115)。
【0071】ステップ116で、ステップ115の検出
の結果を判断し、未入力の装置がある場合には、検出し
た未入力の記憶装置を次の入力対象の記憶装置に指定し
(ステップ117)、(ステップ103)に戻り第2の画像
信号の保存処理を続行する。未入力の記憶装置が存在し
なければ、そこで処理を終了する。
【0072】以上のような動作により、外部記憶手段か
ら読み取った第2の画像信号を正確に記憶装置に保存さ
せることが可能となる。また、第2の画像信号の入力元
が画像入力手段の場合はプログラムで加算せず、記憶装
置のデータ入出力制御部(図8)に加算器を設け、入力
完了後に記憶装置に保存された第2の画像信号を加算器
と同様のアルゴリズムでプログラム加算し、比較するこ
とにより可能となる。
【0073】以上のように、この請求項1に対応する実
施形態によれば、例えば社印や、レターヘッド等のよう
に固定的に使用する画像情報を保存する際に、それが正
常に保存されたか否かを判定するするので、半永久的に
保持される画像情報の信頼性を向上することが可能とな
る。
【0074】図11は本発明の請求項2に対応する動作
の制御手順を示すフローチャートである。以下、図11
を用いて、請求項2におけるメモリカード等の外部記憶
手段から読み出した画像信号を記憶装置に保存する動作
を説明する。
【0075】この制御では、処理が開始されると、まず
接続された複数の記憶装置の中から第2の画像信号の入
力を行う記憶装置を指定する(ステップ201)。処理の
開始時には、いずれの記憶装置にも入力対象となる第2
の画像信号が存在しないので、記憶装置を選択する順序
は特に指定はない。ただし、本実施例では明記しない
が、画像信号の入出力を実行中の記憶装置を避けて指定
する手段を設けることも可能である。
【0076】ステップ201で記憶装置の指定を行った
後は、指定した記憶装置に対して第2の画像信号の入力
要求通知を行う(ステップ202)。指定された記憶装置
は第2の画像信号の入力要求を元に外部記憶手段に記憶
されている第2の画像信号を読み出し保存するためのパ
ラメータを設定する(ステップ203)。
【0077】ステップ203で入力準備が完了したら外
部記憶手段から第2の画像信号を読み出し、記憶装置に
保存していく(ステップ204)。その後読み取り終了し
たかどうかを判断し(ステップ205)、終了していない
場合はステップ204に戻り、第2の画像信号の入力処
理を続行する。終了した場合は外部記憶手段から第2の
画像信号の加算値を取得し保存する(ステップ206)。
次に加算手段の加算値を初期化し(ステップ207)、記
憶装置内に保存した第2の画像信号を読み取り、その値
を加算手段によって加算していく(ステップ208)。こ
の加算手段は外部記憶装置に入力されている加算値と同
様の加算手段である。そして、ステップ209で全て読
み取り終了したかどうかを判断し、終了するまです20
8の処理を繰り返し、読み取りを終了した時点で、外部
記憶手段の加算値と記憶装置内で加算した加算値を比較
する(ステップ210)。ステップ211では、ステップ
210のサブルーチンでの比較結果を判定し、加算値が
異なった場合は、保存失敗と判断し再度ステップ204
まで戻って、以降の処理を繰り返す。ただし、本実施形
態では明記しないが、保存失敗が繰り返された場合は、
保存処理に誤りがあるか、記憶装置に問題があると判断
し処理を終了する手段を設けることも可能である。
【0078】ステップ211の判定で、ステップ210
での加算値の比較で一致した場合は保存成功と判断し、
次の第2の画像信号があるかどうか判断する(ステップ
212)。ステップ213では、ステップ212におけ
る検出の結果を判断し、次の第2の画像信号がある場合
は入力要求を検出した次の第2の画像信号に変更して
(ステップ214)、ステップ203に戻り保存処理を続
行する。一方、全ての第2の画像信号を保存したら他に
第2の画像信号の入力を行っていない記憶装置の有無を
検出する(ステップ215)。
【0079】そして、ステップ216で検出の結果を判
断し、未入力の装置がある場合には、検出した未入力の
記憶装置を次の入力対象の記憶装置に指定し(ステップ
217)、ステップ203に戻って、第2の画像信号の
保存処理を続行する。未入力の記憶装置が存在しなけれ
ば、そこで処理を終了する。
【0080】以上のような動作により、外部記憶手段の
第2の画像信号と記憶装置に保存した第2の画像信号を
完全一致させることが可能となる。
【0081】このように本発明の請求項2に対応する実
施形態によれば、第2の画像信号が正常に保存されたか
否かを判定するための情報(比較データ)をあらかじめ
外部記憶装置に記録しておくことにより、判定に要する
時間を大幅に短縮することが可能となる。結果的に画像
形成装置の画像形成の準備に必要な時間が少なくて済む
ため、使用時にのみ画像形成装置の電源を投入するよう
な場合にも操作者を待たせることなく、機能を提供する
ことができる。
【0082】図12は本発明の請求項3に対応する動作
の制御手順を示すフローチャートである。以下、請求項
3における画像入力手段から第2の画像信号を入力して
記憶装置に保存する動作について説明する。
【0083】この制御では、処理が開始されると、まず
接続された複数の記憶装置の中から第2の画像信号の入
力を行う記憶装置を指定する(ステップ301)。処理の
開始時には、いずれの記憶装置にも入力対象となる第2
の画像信号が存在しないので、記憶装置を選択する順序
は特に指定はない。ただし、この場合でも、画像信号の
入出力を実行中の記憶装置を避けて指定する手段を設け
ることも可能である。
【0084】ステップ301で記憶装置の指定を行った
後は、指定した記憶装置に対して第2の画像信号の入力
要求通知を行う(ステップ302)。画像入力処理を行う
手段からは、ステップ302で通知した入力要求通知に
基づきデータ入力準備完了の通知が行われる。ステップ
303では画像入力処理を行う手段から通知されるデー
タ入力準備完了の通知の有無を検出し、その結果に基づ
いて実行可能かどうかを判定する(ステップ304)。ス
テップ304の判定で、通知があればデータ入力実行要
求の通知を行い(ステップ305)、なければ再度ステッ
プ303に戻り画像入力処理を行う手段から通知される
データ入力準備完了の通知を待つ。
【0085】ステップ305でデータ入力実行要求の通
知を行った後は、第2の画像信号の入力が完了するまで
次の処理を実行せずに待機する。データ入力準備時と同
様、第2の画像信号の入力が完了すると画像入力処理を
行う手段からデータ入力終了の通知があるので、ステッ
プ306で通知の有無を検出しその結果によって、待機
するか(通知が無い場合)、次ステップの処理に移行す
るかを判定する(ステップ307)。
【0086】第2の画像信号入力処理が終了したら、加
算手段の加算値を初期化(ステップ308)し、記憶装置
に保存した第2の画像信号を加算手段にて加算していく
(ステップ309)。この加算手段は前記図10のフロー
チャートで説明した加算手段と同等である。ステップ3
10では、ステップ309での加算処理が終了したかど
うかを判断し、終了した時点で加算を保存する(ステッ
プ311)。そして、ステップ312で他に第2の画像
信号の入力を行っていない記憶装置がないかを検出する
(ステップ312)。次いで、ステップ313で検出の結
果を判断し、未入力の装置がある場合には、検出した未
入力の記憶装置を次の入力対象の記憶装置に指定し(ス
テップ314)、ステップ303に戻って第2の画像信
号の入力を続行する。未入力の記憶装置が存在しなけれ
ば、そこで処理を終了する。
【0087】このように本発明の請求項3に対応する実
施形態によれば、第2の画像情報を画像形成装置内部に
保存した後でも、第2の画像信号が正常に保存されてい
るか否かを判定するために要する時間を維持することが
できる。また、記憶装置の故障等、経時的な要因で保存
された第2の画像情報に異常が発生したことを検出する
ことが可能となり、その復旧、もしくは再入力(保存)
の処理を行うこと、すなわち、画像形成装置内部で自動
的に行ったり、操作者に異常を通知して復旧の処理を促
すことが可能となる。
【0088】なお、定期的なベリファイ手段として、第
2の画像信号を画像合成手段に転送する際に記憶装置内
でまず加算手段を用いて加算して加算値を出力させ、そ
の値と予め画像形成装置内に保存した加算値とを比較す
るようにすると、画像信号の一致性を保証することが可
能となる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第2の画像信号として画像入力手段から入力され
た画像信号、もしくは画像形成装置に接続可能な外部記
憶手段から読み出した画像信号を前記記憶装置に保存
し、読み出して使用する記憶制御手段と、入力された第
2の画像信号と、保存後の第2の画像信号との比較、も
しくは、入力された第2の画像信号に対応した固有な情
報との比較を行うことにより、入力された第2の画像信
号が正常に保存されたか否かを判別する判別手段とを備
えているので、半永久的に保持される付加情報の信頼性
を向上させることが可能となる。
【0090】請求項2記載の発明によれば、第2の画像
信号として画像形成装置に接続可能な外部記憶手段から
読み出した画像信号を前記記憶装置に保存する場合に
は、外部記憶手段に画像信号に対応した固有な情報を入
力しておき、画像形成装置の記憶手段に保存された画像
信号との比較を行うので、請求項1記載の発明の効果に
加え判定に要する時間を大幅に短縮することが可能とな
る。また、結果的に画像形成装置の画像形成の準備に必
要な時間が少なくて済むため、使用時にのみ画像形成装
置の電源を投入するような場合にも操作者を待たせるこ
となく、記憶手段を使用した機能を利用できる。
【0091】請求項3記載の発明によれば、入力データ
に対応した固有な情報を画像形成装置内部に記憶する手
段をさらに備えているので、請求項1記載の発明の効果
に加え、第2の画像情報を画像形成装置内部に保存した
後でも、第2の画像信号が正常に保存されているか否か
を判定することができる。
【0092】請求項4記載の発明によれば、画像形成装
置内部に記憶した入力データに対応した固有な情報に基
づいて、定期的に記憶手段に保存された第2の画像信号
が正常に保存されているか否かを判別する手段を備えて
いるので、請求項1記載の発明の効果に加え、記憶装置
の故障等、経時的な要因で保存された第2の画像情報に
異常が発生したことを検出することが可能となり、その
復旧、もしくは再入力の処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の操作部を示す図である。
【図3】図2の操作部の液晶タッチパネルの表示状態を
示す図である。
【図4】図1の画像処理装置の制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】図4の画像処理ユニットの詳細を示すブロック
図である。
【図6】、図5のセレクタにおける1ページ分の画像信
号の出力タイミングを示すフローチャートである。
【図7】図5におけるメモリコントローラと画像メモリ
のシステム構成を詳細に示すブロック図である。
【図8】請求項1に対応した実施形態における記憶手段
の1つの構成例を示すブロック図である。
【図9】請求項1に対応した実施形態における画像信号
を記憶手段に入力する場合のタイミングチャートであ
る。
【図10】本発明の請求項1に対応する動作の制御手順
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の請求項2に対応する動作の制御手順
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の請求項3に対応する動作の制御手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 メインコントローラ 30 操作部 49 画像処理ユニット(IPU) 63 画像処理部 65 メモリコントローラ 66 画像メモリ 68 CPU 69 ROM 70 RAM 600 記憶装置 650 データ入出力制御部 651,801 入力データセレクタ 652 画像合成部 653 1次圧縮/伸張部 654,802 出力データセレクタ 655 2次圧縮/伸張部 661 1次記憶部 662 2次記憶部 800a 第1の記憶装置 800b 第2の記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 (72)発明者 岡村 隆生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C087 AA03 AA13 AC08 BB10 BB16 BC02 BD07 BD40 CA13 CB03 2H027 EC19 EE08 FD01 FD03 FD08 FD10 5B018 GA03 HA01 HA13 HA32 NA02 RA11 5B021 DD12 DD20 5C073 AB04 BA01 BA06 BB03 BB07 9A001 BB03 HH28 HH34 JJ35 KK42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号に基づいて作像手段
    により画像を形成する画像形成装置において、 画像入力手段から入力された1以上の画像信号を記憶す
    るための1次記憶部、および1次記憶部に入力された画
    像信号を保存する2次記憶部を含む記憶装置を有する記
    憶手段と、 第2の画像信号として画像入力手段から入力された画像
    信号、もしくは外部記憶手段から読み出した画像信号を
    前記記憶装置に保存し、読み出して使用する記憶制御手
    段と、 入力された第2の画像信号と、保存後の第2の画像信号
    との比較、もしくは、入力された第2の画像信号に対応
    した固有な情報との比較を行うことにより、入力された
    第2の画像信号が正常に保存されたか否かを判別する判
    別手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記第2の画像信号と
    して前記外部記憶手段から読み出した画像信号を前記記
    憶装置に保存する場合には、前記外部記憶手段に画像信
    号に対応した固有な情報を入力しておき、前記記憶手段
    に保存された画像信号との比較を行うことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 入力データに対応した固有な情報を記憶
    する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1
    または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶する手段に記憶された固有な情
    報に基づいて、定期的に記憶手段に保存された第2の画
    像信号が正常に保存されているか否かを判別する手段を
    さらに備えていることを特徴とする請求項1または2記
    載の画像形成装置。
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