JP2001203877A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001203877A
JP2001203877A JP2000012301A JP2000012301A JP2001203877A JP 2001203877 A JP2001203877 A JP 2001203877A JP 2000012301 A JP2000012301 A JP 2000012301A JP 2000012301 A JP2000012301 A JP 2000012301A JP 2001203877 A JP2001203877 A JP 2001203877A
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Michio Doke
教夫 道家
Yasuhiro Hattori
康広 服部
Takao Okamura
隆生 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に入力される複数の解像度の画
像全てに対して付加情報画像の合成を行うことができる
とともに、付加情報画像の管理(変倍等の処理も含む)
が可能な画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】1以上の画像入力手段と、画像入力手段か
ら入力された1以上の画像信号を記憶する1次記憶部、
及びこの1次記憶部に入力された画像信号を保存する2
次記憶部を含む記憶装置を有する記憶手段と、画像入力
手段から入力された画像信号、もしくは記憶装置に保存
された画像信号を外部装置へ出力可能な1以上の画像出
力手段と、画像入力手段により入力された画像信号と、
第2の画像信号との画像合成を行なう手段と、前記記憶
手段に保存された画像信号と、第2の画像信号との画像
合成を行なう手段とを備え、画像出力手段および画像入
力手段は、複数の解像度の画像信号の入出力が可能であ
って、画像入力時もしくは画像出力時の画像信号の解像
度に応じた画像合成を行い、作像手段から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される複数の
画像信号を記憶し、記憶した画像信号から所望の画像信
号を選択して出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、コピー機能、プリンタ機能、スキ
ャン画像データの蓄積および印刷機能、ファクシミリ機
能などを複合的に備えた所謂デジタル複写器とも称され
る画像形成装置が普及してきている。この種の装置で
は、入力された画像情報を一旦メモリに格納し、読み出
し要求に応じて読み出して所定もしくは所望の画像形成
を行うようになっている。
【0003】このようにメモリに画像情報を一旦格納
し、読み出して使用することから、共有資源たるメモリ
を複数のアプリケーションで同時に使用することもあ
る。このような場合のメモリ管理方法として例えば特開
平10−74163号公報、特開平7−175916号
公報、あるいは特開平7−273957号公報などに開
示された技術が公知である。
【0004】このうち、特開平10−74163号公報
には、コピーアプリケーションに加え、プリンタアプリ
ケーションやFAXアプリケーションなどの複数のアプ
リケーションと、複写機を構成する各部を機能単位で共
有資源として管理し、1つの共有資源を複数のアプリケ
ーションで同時に使用する際の調停を行うシステムコン
トローラ部とを有するデジタル複写機において、共有資
源の1つとして配置されたメモリユニットとメモリユニ
ットに対する入出力制御を行うメモリコントローラを備
え、システムコントローラが複数のアプリケーションで
メモリコントローラ及びメモリユニットを同時に使用す
るときに調停を行うように構成されている。これによ
り、メモリユニットを共有資源として扱えるようにし
て、装置のコスト低減及びメモリの有効利用を図ること
ができるという効果を得ている。
【0005】また、特開平7−175916号公報に
は、該当する機能が必要とするメモリ容量と現在のメモ
リの空き容量とを比較し、前者の方が大きい場合、未使
用機能のファイルを一時的に外部記憶装置に退避させる
ことによって機能実行のためにメモリ容量を大幅に増や
すことなく各機能を並行して処理できるようにした技術
が開示されている。
【0006】さらに、特開平7−273957号公報に
は、FAX送受信機能、LAN送受信機能、電子ソート
複写機能、画像登録及び画像検索機能毎にページメモリ
部の記憶容量を配分した記憶エリアを設定し、各機能毎
の記憶エリアの使用情況を記憶して、使用情況に応じて
各機能毎の記憶容量の配分内容を変更するようにした技
術が開示されている。この技術によれば、種々の機能に
対してページメモリ部を共有して使用する場合、各機能
の利用情況に応じてページメモリの利用領域を変更する
ことが可能となりページメモリの有効利用が図られると
いう効果を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】入力された複数の画像
データを保存し、入力の順番とは異なる順序で複数組み
の出力を行う(ソート動作)、もしくは複数の入力デー
タを1回の画像出力で(集約して)出力するような機能
を有する画像形成装置においては、画像データの保存を
行うための記憶手段に要求される記憶容量は処理を行う
画像データの量に応じて増大する。
【0008】複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャ
ナ等の画像入出力機能を備えた複合機においては、プリ
ンタの画像信号の出力中にファクシミリの送信を同時に
行う等、複数の画像信号の入出力を同時に実行すると言
った並行動作も要求される。このような並行動作を実現
する場合、従来ではそれぞれの画像信号の入出力を制御
する手段に記憶手段を設けることにより動作を達成して
いることが多い。前述のように記憶手段に要求される記
憶容量が増大すると、それぞれの画像信号の入出力を制
御する手段に記憶手段の記憶容量が大きくなり、かつ記
憶装置の制御も複雑になってしまう。そこで、単一の記
憶手段に複数の画像入出力を行う構成にすることによ
り、記憶手段の制御を一元化して複合機能の画像の入出
力を行うことが必須となる。
【0009】入力された画像信号に対して、日付やペー
ジ等のキャラクタデータ、さらには操作者が要求する任
意の付加情報(社印、住所、電話番号、レターヘッド
等)といった付加的な画像信号を合成して出力する機能
を実現する場合には、付加情報を記憶装置に保存してお
き、必要に応じてこれを読み出して入力画像信号との合
成を行う手段が用いられる。これは、記憶手段以外に付
加情報を保存するための装置が不要であり、付加情報の
管理に関しても、入力画像信号と同じ記憶手段に保存
し、管理することで、入力画像信号の管理と同様の処理
が可能になるため、特別な処理を追加することなく簡易
な方式で機能を実現することができる。なお、本明細書
で第2の画像情報と特定している画像情報は、前記任意
の付加情報に対応している。
【0010】ファクシミリ、プリンタ等の画像入出力機
器が接続された場合には、各々入力される画像情報の解
像度が異なるため、付加情報画像の合成を行う際に入力
画像信号の解像度に応じた付加情報画像信号が必要にな
る。
【0011】本発明の第1の目的は、画像形成装置に入
力される複数の解像度の画像全てに対して付加情報画像
の合成を行うことができるとともに、付加情報画像の管
理(変倍等の処理も含む)が可能な画像形成装置を提供
することにある。
【0012】一方、画像信号を保存する場合、画像信号
固有の属性情報、記憶された領域の情報(先頭アドレス
等)等の管理データを作成し、保存する必要がある。管
理データの保存を画像信号と同じ記憶手段に行う場合、
例えば記憶手段にHDD等の記憶媒体を使用すると、半
導体メモリ等の記憶素子と比較してデータの書込み/読
み出しの速度が遅く、また画像信号の入出力動作と、管
理データの処理が同時に発生すると、管理データの処理
に要する時間が余分かかり、記憶手段全体の処理効率が
低下してしまう。
【0013】そこで、画像信号の管理データを記憶手段
外部のメモリに保存し、記憶手段への画像信号の処理と
は独立して管理データの処理を行う構成をとることで、
処理速度の向上を図る方式が採用されてることがある。
【0014】この方式によれば、記憶手段の利用効率は
大幅に向上するが、記憶手段の故障、もしくは交換等に
より管理データの不一致が生じる可能性があるため、画
像信号と管理データの整合を検査する必要が生じる。
【0015】本発明の第2の目的は、記憶手段の処理速
度の向上を図るとともに、画像情報の管理が可能な画像
形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、第1の手段に係る画像形成装置は、1以上の画
像入力手段と、画像入力手段から入力された1以上の画
像信号を記憶する1次記憶部、及びこの1次記憶部に入
力された画像信号を保存する2次記憶部を含む記憶装置
を有する記憶手段と、画像入力手段により入力された画
像信号、もしくは記憶装置に保存された画像信号を記録
面上に顕像化し出力する作像手段と、画像入力手段から
入力された画像信号、もしくは記憶装置に保存された画
像信号を外部装置へ出力可能な1以上の画像出力手段
と、画像入力手段により入力された画像信号と、第2の
画像信号との画像合成を行なう手段と、前記記憶手段に
保存された画像信号と、第2の画像信号との画像合成を
行なう手段とを備え、前記画像出力手段および画像入力
手段は、複数の解像度の画像信号の入出力が可能であっ
て、画像入力時、もしくは画像出力時の画像信号の解像
度に応じた画像合成を行うことを特徴とする。
【0017】第2の手段は、第1の手段において、入出
力可能な全ての解像度に対して、画像合成を行うための
第2の画像信号を保存する手段を有し、 画像入力時、
もしくは画像出力時の画像信号の解像度に応じて、画像
合成を行う第2の画像信号を選択することを特徴とす
る。
【0018】第3の手段は、第1の手段において、入出
力可能な全ての解像度に応じて、画像合成を行うための
第2の画像信号の変倍を行う手段を有し、画像入力時、
もしくは画像出力時の画像信号の解像度に応じて、変倍
後の第2の画像信号との画像合成を行うことを特徴とす
る。
【0019】第4の手段は、第3の手段おいて、画像合
成を行うための第2の画像信号の変倍を行う手段が、画
像信号の拡大のみ可能であることを特徴とする。
【0020】第2の目的を達成するため、第5の手段に
係る画像形成装置は、1以上の画像入力手段と、画像入
力手段から入力された1以上の画像信号を記憶する1次
記憶部、及びこの1次記憶部に入力された画像信号を保
存する2次記憶部を含む記憶装置を有する記憶手段と、
画像入力手段により入力された画像信号、もしくは記憶
装置に保存された画像信号を記録面上に顕像化し出力す
る作像手段と、画像入力手段により入力された画像信
号、もしくは記憶装置に保存された画像信号を外部装置
へ出力可能な1以上の画像出力手段と、画像入力手段に
より入力された画像信号と、第2の画像信号との画像合
成を行なう手段と、第2の画像信号を保存し、管理する
ために必要な情報を記憶手段の内部に保存する手段と、
第2の画像信号を保存し、管理するために必要な情報
を記憶手段外部の不揮発メモリに保存する手段とを備え
たことを特徴とする。
【0021】第6の手段は、第5の手段において、記憶
手段と、この記憶手段外部の不揮発メモリに保存された
第2の画像信号を保存し、管理するために必要な情報と
の比較を行う手段を有し、比較の結果、記憶手段と、前
記不揮発メモリに保存された情報とが一致しない場合に
は、記憶手段に保存された第2の画像情報と、管理する
ために必要な情報とを消去することを特徴とする。
【0022】第7の手段は、第5の手段において 記憶
手段と、この記憶手段外部の不揮発メモリに保存された
第2の画像信号を保存し、管理するために必要な情報と
の比較を行う手段を有し、 比較の結果、記憶手段と、
前記不揮発メモリに保存された情報とが一致しない場合
には、記憶手段に保存された第2の画像信号を保存し、
管理するために必要な情報を読み出し、前記不揮発メモ
リに保存することを特徴とする。
【0023】第8の手段は、第6及び第7の手段におい
て、比較の結果、記憶手段と、記憶手段外部の画像形成
装置内部の不揮発メモリに保存された情報とが一致しな
い場合に、記憶手段に保存された第2の画像情報の消去
を行うか、記憶手段に保存された第2の画像信号を保存
し、管理するために必要な情報を読み出し、前記不揮発
メモリに保存するかが選択可能であることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0025】<第1の実施形態>図1は本発明の第1の
実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
なお、前記請求項1ないし4に係る発明がこの第1の実
施形態に対応している。
【0026】図1に示すように自動原稿送り装置(以
下、「ADF」と称する。)1の原稿台2に原稿の画像
面を下にして置かれた原稿束は、操作部30(図2)上
のプリントキー(スタートキー)34が押下されると、
最下位の原稿から給送ローラ3および給送ベルト4によ
ってコンタクトガラス6上の所定の読み取り位置に給送
される。読み取りユニット50によってコンタクトガラ
ス6上の原稿の画像データを読み取った後、読み取りが
終了した原稿は給送ベルト4および排送ローラ5によっ
て排出される。さらに、原稿セット検知センサ7によっ
て原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、次原
稿は前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送され
る。給送ローラ3、給送ベルト4および排送ローラ5は
図4に示す搬送モータ26によって駆動される。
【0027】第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ
10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第
2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、
縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置
まで搬送される。読み取りユニット50によって読み取
られた画像データは、書き込みユニット57からのレー
ザ光によって感光体15に書き込まれ、現像ユニット2
7を通過することによってトナー像が形成される。転写
紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって
搬送されながら感光体15上のトナーが転写される。そ
の後、定着ユニット17によって転写紙に画像を定着さ
せ、排紙ユニット18によってフィニッシャ(後処理装
置)100のスタッカ・トレイ103あるいはステープ
ル・トレイ108上に排出される。
【0028】フィニシャ100は、本体の排紙ユニット
18によって搬送された転写紙を、スタッカ搬送(通常
排紙)ローラ102方向あるいはステープル処理部方向
へ任意に導くことができる。すなわち、分岐偏向板10
1を切り換え、上側の経路を開放することにより、スタ
ッカ搬送ローラ102およびスタッカ排紙ローラ103
を経由してスタッカ・トレイ104側に転写紙を排紙す
ることができる。また、分岐偏向板101を切り換えて
下側の経路を開放することによって、ステープラ搬送ロ
ーラ105およびステープラ排紙ローラ107を経由し
て、ステープル・トレイ108に転写紙を搬送すること
ができる。ステープル・トレイ108に積載された転写
紙は、1枚排紙されるごとに図示しない紙揃え用のジョ
ガーによって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と
共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ
106で綴じられた転写紙群は落下ストッパ109によ
って搬送方向後端部の転写紙の位置が規制され、位置決
めされている。そこで、この落下ストッパ109を開放
すると、転写紙群の自重によって落下し、落下トレイ1
10に収納される。
【0029】一方、通常の排紙トレイとして機能するス
タッカ・トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイで
あり、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティ
ングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出
されてくるコピー紙を仕分ける機能を備えている。
【0030】転写紙の両面に画像を形成する場合には、
各給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙
をフィニッシャ100側に導かないで、経路切り換えの
ための分岐爪112を上側にセットすることによって一
旦両面給紙ユニット111に送り、当該ユニット111
にストックする。その後、両面給紙ユニット111にス
トックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナ
ー画像を転写するために両面給紙ユニット111から縦
搬送ユニット14に送られて再給紙され、転写紙の裏面
に画像を形成した後、反転爪112を下側にセットし、
フィニッシャ100側に導く。このように転写紙の両面
に画像を形成する場合に、両面給紙ユニット111は使
用される。
【0031】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18および現像ユニット27はメ
インモータ25(図4)によって駆動され、各給紙ユニ
ット11〜13はメインモータ25の駆動力を各々給紙
クラッチ22,23,24によって伝達制御される。縦
搬送ユニット14はメインモータ25の駆動力を中間ク
ラッチ21によって伝達制御される。
【0032】図2は操作部30を示す図である。同図に
おいて、操作部30には、液晶タッチパネル(ディスプ
レイ)31、テンキー32、クリア/ストップキー3
3、プリントキー34、モードクリアキー35および初
期設定キー38が設けられており、液晶タッチパネル3
1にはモード設定用機能キー37、部数および画像形成
装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0033】図3は操作部30の液晶タッチパネル31
の表示の一例を示す図である。同図からわかるようにオ
ペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタ
ッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転
する。また、例えば変倍を行うときの変倍値などのよう
に機能の詳細を指定しなければならない場合は、キーに
タッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。こ
のように液晶タッチパネルは、ドット表示装置を使用し
ているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行
うことが可能になっている。
【0034】図4はメインコントローラを中心に制御装
置を示したものである。同図においてメインコントロー
ラ20は画像形成装置全体を制御するもので、メインコ
ントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレ
ータからの機能設定入力制御を行うための操作部30、
スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制
御、および画像メモリからの作像を行う制御などを行う
画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置
(ADF)1などの分散制御装置が接続されている。各
分散制御装置とメインコントローラ20とは、必要に応
じて機械の状態、動作指令のやり取りを行っている。ま
た、紙搬送等に必要なメインモータ25および搬送モー
タ26、並びに各種クラッチ21〜24も接続されてい
る。
【0035】以下、大略前述のように構成された画像形
成装置における画像を読み取って感光体の記録面上に潜
像を形成するまでの動作について説明する。なお、ここ
でいう潜像とは、感光体面上に画像を光情報に変換して
照射することによって生じる電位分布のことである。
【0036】読み取りユニット50は、図1に示すよう
に原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構
成され、光学走査系は露光ランプ51、第1ミラー5
2、レンズ53、CCDイメージセンサ54、第2ミラ
ー55および第3ミラー56などからなっている。露光
ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャ
リッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー
56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿を読み取る際には、光路長が変化しないように第1
キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機
械的に走査される。この光学走査系は図示しないスキャ
ナ駆動モータによって駆動される。
【0037】原稿画像はCCDイメージセンサ54によ
って読み取られ、光信号から電気信号に変換されて処理
される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を
図1において左右方向に移動させると画像倍率を変化さ
せることができる。すなわち、指定された倍率に対応し
てレンズ53およびCCDイメージセンサ54の図にお
いて左右方向の位置が設定される。
【0038】書き込みユニット57は、図1に示すよう
に レーザ出力ユニット58、結像レンズ59およびミ
ラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部に
は、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータに
よって高速で定速回転するポリゴンミラーが設けられて
いる。
【0039】レーザ出力ユニット58から照射されるレ
ーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって偏
向され、結像レンズ59を通ってミラー60で折り返さ
れ、感光体15面上に集光されて結像する。偏向された
レーザ光は感光体15が回転する方向と直交する所謂主
走査方向に露光走査され、後述する画像処理部のセレク
タ64によって出力された画像信号のライン単位の記録
を行う。そして、感光体15の回転速度と記録密度に対
応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって感光
体15面上に画像、すなわち静電潜像が形成される。
【0040】このように書き込みユニット57から出力
されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射され
るが、図示しない感光体15の一端近傍のレーザ光の照
射位置に主走査同期信号を発生するビームセンサが配さ
れている。このビームセンサから出力される主走査同期
信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制
御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生
成が行われる。
【0041】画像処理ユニット(IPU)49の構成に
ついて図5を参照して説明する。
【0042】露光ランプ51から照射された照明光は原
稿面に照射されて原稿面で反射する。その反射光は図示
しない結像レンズによって結像され、CCDイメージセ
ンサ54の受光面に入射して光電変換され、A/Dコン
バータ61によってディジタル信号に変換される。ディ
ジタル信号に変換された画像信号はシェーディング補正
部62でシェーディング補正がなされた後、画像処理部
63においてMTF補正、γ補正などが行われる。画像
処理部63から画像処理された信号がセレクタ64に送
られ、セレクタ64によって変倍部61か画像メモリコ
ントローラ65のいずれかが選択される。変倍部71側
に送られた画像信号は、変倍率に合わせて拡大縮小さ
れ、書き込みユニット57に送られる。
【0043】画像メモリコントローラ65とセレクタ6
4間は双方向に画像信号を入出力可能な構成となってい
る。図5には明示していないが、画像処理ユニット49
には、読み取り部50から入力される画像データ以外に
も外部から供給される画像データも処理できるように複
数のデータの入出力の選択を行う機能も設けられてい
る。なお、前記外部から供給される画像データとは、例
えばパーソナルコンピュータなどのデータ処理装置出力
されるデータである。したがって、入力信号としてはス
キャナで読み取ったものの他に、外部機器からの入力信
号も含まれる。また、画像処理ユニット49は画像メモ
リコントローラ65などへの設定や、読み取り部50お
よび書き込み部57の制御を行うCPU68や、CPU
68のプログラムやデータを格納するROM69および
ダイナミックなデータを記憶するとともに、CPU68
のワークエリアとしても機能するRAM70を備えてい
る。なお、CPU68は画像メモリコントローラ65を
介して画像メモリ66のデータの書き込みおよび読み出
しを行うことができる。また、これらの各部はI/Oポ
ート67を介して外部との通信を行うようになってお
り、画像データの入出力はI/Oポート67を介して行
われる。
【0044】ここで、図6のタイミングチャートを参照
して、セレクタ64における1ページ分の画像信号につ
いて説明する。
【0045】/FGATEは1ページの画像データの副
走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは1ラ
イン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がっ
た後の所定クロックで画像信号が有効となる。/LGA
TEは、主走査方向の画像信号が有効であることを示す
信号である。これらの信号は画素クロックVCLKに同
期しており、VCLKの1周期に対して1画素のデータ
が送られてくる。IPU49は、画像入力、画像出力の
それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、
/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、読み
取った画像の直接出力を行う場合などの位相調整などを
行うことにより、様々な画像入出力の組み合わせが実現
可能となる。
【0046】図7は図5におけるメモリコントローラ6
5と画像メモリ66の内部構成を詳細に示すブロック図
であり、本発明における記憶手段の個々の記憶部(記憶
装置)の詳細を示している。同図において、メモリコン
トローラ65のデータ入出力制御部650は、入力デー
タセレクタ651、画像合成部652、1次圧縮/伸張
部653、出力データセクタ654、及び2次圧縮/伸
張部655を備えている。これらの各部への制御データ
の設定はCPU68によって行われる。図5におけるア
ドレス及びデータは画像データに対するものを示してお
り、CPU68に接続されるデータ及びアドレスは図示
していない。
【0047】画像メモリ66は1次及び2次記憶部66
1,662からなる。1次記憶部661はメモリの指定
した領域へのデータ書き込みまたは画像出力時のメモリ
の指定した領域からのデータ読み出しが画像データの入
力/出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行
えるようにDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを
使用する。また、1次記憶部661は処理を行う画像デ
ータの大きさにより複数のエリアに分割して画像データ
の入出力を同時に実行可能なようにメモリコントローラ
20とのインターフェイス部を備えている。
【0048】2次記憶部662は大容量の不揮発メモリ
であり、入力された画像の合成やソーティング、及びデ
ータ蓄積に用いられる。1次記憶部661が画像データ
の処理を行うために十分な容量を有し、かつ、不揮発性
のものであれば2次記憶部662へのデータの入出力は
行う必要がない。また、2次記憶部662が画像入出力
時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書
き込み/読み出しが可能であれば、2次記憶部662へ
の直接のデータの書き込み/読み出しは可能である。こ
のような場合には、1次、2次の区別なくデータの処理
を行うことが可能となる。
【0049】2次記憶部662が画像入出力時に要求さ
れるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読
み出しが可能でない場合、例えば2次記憶部662にハ
ードディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体を使用した
場合でも、2次記憶部662へのデータの入出力につい
ては1次記憶部661を介在させることによって2次記
憶部662のデータ転送能力に応じて処理することが可
能になる。
【0050】このような構成により、画像形成装置の画
像データ処理速度に応じて記憶素子を選択でき、また、
圧縮率、伸張率が画像データによって異なる方式、すな
わち、データの種類によってメモリへのデータアクセス
速度が異なるような方式を採用しても対応可能となる。
【0051】メモリコントローラ65の動作としては、
例えば以下のようになる。なお、ここでは、2次記憶部
662が画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略
同期してデータの書き込み/読み出しができない場合の
例である。
【0052】(1)画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ651は複数のデータのうちから、
画像メモリ66(1次記憶部661)への書き込みを行
う画像データの選択を行う。入力データセレクタ651
によって選択された画像データは画像合成部652に供
給され、必要に応じて画像合成が行われる。画像合成部
652で処理された画像データは、1次圧縮/伸張部6
53でデータ圧縮され、圧縮後のデータが1次記憶部6
61に書き込まれる。1次記憶部661に書き込まれた
データは必要に応じて2次圧縮/伸張部655でさらに
圧縮された後、2次記憶部662に保存される。
【0053】(2)画像出力(画像メモリーからの読み
出し) 画像出力時は、1次記憶部661に記憶されている画像
データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記
憶部661に格納されている場合には、1次圧縮/伸張
部653で1次記憶部661の画像データの伸張を行
い、伸張後のデータ、もしくは伸張後のデータと入力デ
ータとの画像合成を行った後のデータを出力データセレ
クタ654で選択し、出力する。
【0054】画像合成部652は、1次記憶部661の
データと、入力データとの合成(画像データの位相調整
機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像
出力、1次記憶部661へのライトバック、両方の出力
先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0055】出力対象となる画像が1次記憶部661に
格納されていない場合には、2次記憶部662に格納さ
れている出力対象画像データを2次圧縮/伸張部655
で伸張を行い、伸張後のデータを1次記憶部661に書
き込んでから、前述の画像出力動作を行う。
【0056】図8はこの第1の実施形態における記憶手
段の1つの構成例を示すブロック図、図9は画像信号を
記憶手段に入力する場合のタイミングチャートである。
【0057】前記記憶手段は、第1、第2の2個の記憶
装置(データ入出力制御部803a,803bと、画像
メモリ804a,804bの組)800a,800bを
有する構成になっている。各記憶装置800a,800
bのデータ入出力制御部803a,803bは図7のデ
ータ入出力制御部650に対応する。2個の記憶装置8
00a,800bの入出力データは、入力データセレク
タ801に入力データ、出力データセレクタ802に出
力データが接続される。さらに入力データセレクタ80
1には記憶手段の外部入力データ1,2が接続されてお
り、記憶装置800a,800bからの入力データを含
めた4入力を記憶装置1,2へ選択して出力する4入力
2出力のセレクタになっている。また、入力データセレ
クタ801に第1および第2の記憶装置800a,80
0bの出力データが接続されているので、第1の記憶装
置800aのデータを第2の記憶装置800bへ出力す
るなどの記憶装置間のデータ入出力が可能である。
【0058】一方、出力データセレクタ802は第1お
よび第2の記憶装置800a,800bの出力データを
外部への出力データ1,2に選択的に出力できる2入力
2出力のセレクタである。
【0059】このように、記憶手段(画像メモリ66)
に複数の記憶装置を設けることで、複数の画像信号の入
出力を同時に行うことができる。図9は複数の画像信号
を記憶手段(画像メモリ66)に入力する場合に、記憶
装置が1個のときの動作(図9(a))と、2個の場合
の動作(図9(b))のタイミングチャートである。図
9(a)において、データ入力1の1番目のデータ入力
と、データ入力2の1番目のデータ入力の要求が同時に
発生しても、記憶装置が1個のため、2個の要求に対し
ていずれか一方のデータ入力しか行えない(図9(a)
ではデータ入力1)ため、同時に発生したデータ入力2
の要求に対して実際に入力動作を実行するタイミングは
図9(a)の”タイミング1”になってしまう。以下、
続けてデータ入力1の2番目の画像入力の要求に対して
もデータ入力2の動作が終了するまではデータ入力動作
を開始できない。これに対し、本実施形態の記憶手段の
様に記憶装置を複数設ければ図9(b)に示す通りデー
タ入力1に対しては第1の記憶装置800aを、データ
入力2に対しては第2の記憶装置800bへデータを入
力することで、同時に2個のデータ入力が行われ、動作
終了までの時間も大幅に短縮できる。
【0060】入力データセレクタ801、および出力デ
ータセレクタ802の前段には画像合成部(不図示)が
配置され、記憶装置に入力された画像信号、第1の記憶
装置800a、および第2の記憶装置800bに保存さ
れた画像信号の合成を行う。画像合成には以下のような
動作が可能である。
【0061】1)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部(1次記憶部661、以下、同様)に
保存された画像信号とを合成し、出力する。
【0062】2)入力画像信号と、第2の記憶装置80
0bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、出
力する。
【0063】3)第1の記憶装置800aに保存された
画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画像
信号とを合成し、出力する。
【0064】4)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
1の記憶装置800aの1次記憶部のすでに保存された
画像信号とは異なる領域に保存する。
【0065】5)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
1の記憶装置800aの1次記憶部のすでに保存された
画像信号と同一の領域に保存(上書き)する。
【0066】6)入力画像信号と、第1の記憶装置80
0aの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
2の記憶装置800bの1次記憶部に保存する。
【0067】7)第1の記憶装置800aに保存された
画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画像
信号とを合成し、第1の記憶装置800aの1次記憶部
のすでに保存された画像信号とは異なる領域に保存す
る。
【0068】8)第1の記憶装置800aに保存された
画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画像
信号とを合成し、第1の記憶装置800aの1次記憶部
のすでに保存された画像信号と同一の領域に保存(上書
き)する。
【0069】9)入力画像信号と、第2の記憶装置80
0bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、第
2の記憶装置800bの1次記憶部のすでに保存された
画像信号とは異なる領域に保存する。
【0070】10)入力画像信号と、第2の記憶装置8
00bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、
第2の記憶装置800bの1次記憶部のすでに保存され
た画像信号と同一の領域に保存(上書き)する。
【0071】11)入力画像信号と、第2の記憶装置8
00bの1次記憶部に保存された画像信号とを合成し、
第1の記憶装置800aの1次記憶部に保存する。
【0072】12)第1の記憶装置800aに保存され
た画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画
像信号とを合成し、第2の記憶装置800bの1次記憶
部のすでに保存された画像信号とは異なる領域に保存す
る。
【0073】13)第1の記憶装置800aに保存され
た画像信号と、第2の記憶装置800bに保存された画
像信号とを合成し、第2の記憶装置800bの1次記憶
部のすでに保存された画像信号と同一の領域に保存(上
書き)する。
【0074】図10はCPU68bによって制御される
この実施形態における画像信号入力動作の詳細を示すフ
ローチャートである。
【0075】図10のフローチャートを用いて第1の実
施形態における画像入力手段からの画像信号と画像合成
手段に記憶された第2の画像信号と合成させた画像信号
を記憶手段へ入力する動作を説明する。
【0076】この入力動作では、処理が開始されると、
まず、記憶手段へのデータ入力要求があるか否かを判別
する(ステップ101)。
【0077】データ入力要求がない場合にはその後の処
理をスキップして終了する。データ入力要求がある場合
には要求されたパラメータを分析し記憶手段の制御方法
を決定する(ステップ102)。制御方法はパラメータ
中のデータサイズ、モード、保存の必要性等から記憶装
置内のリソースをどのように使用すれば良いかを決定す
る。このとき記憶装置内の第2の画像信号と合成を行う
場合は画像合成手段も取得リソース対象としておく。
【0078】ステップ102で記憶手段の制御方法が決
定したら、その結果に基づいて選択された記憶装置と画
像合成手段の状態を検出する(ステップ103)。状態
の検出は、指定された記憶装置に対しては画像入力が可
能か否かを行う。具体的には記憶装置が未使用の状態で
あれば実行可能と判断し、使用中であれば、実行不可能
と判断する。画像合成手段に対しては合成が可能か否か
を行う。具体的には画像合成手段が未使用の状態であれ
ば実行可能と判断し、使用中であれば、実行不可能と判
断する。
【0079】そして、ステップ103の結果を元に実行
可能かを判定する(ステップ104)。実行不可能なら
ば再度、ステップ103へ戻り、再度記憶装置と画像合
成手段の状態を検出する。本実施形態では特に明記しな
いが、一定期間記憶装置と画像合成手段の状態を検出し
ても常に実行不可能である場合には、その後の処理をス
キップして終了するような処理を行うことも可能であ
る。
【0080】ステップ104において前記画像信号の入
力動作が実行可能と判断したら、選択した記憶装置と画
像合成手段を取得する(ステップ105)。取得するこ
とにより選択された記憶装置と画像合成手段の状態は使
用中となり、画像信号の入力が完了するか、中断される
までは他の画像信号の入出力の処理と画像合成処理は禁
止される。
【0081】記憶装置と画像合成手段を取得したら、前
記画像信号の入力動作を実行するための前処理としてま
ず、画像入力手段(CCD54)から入力される画像信
号と画像合成手段にて画像合成するための第2の画像信
号を、選択された記憶装置から画像合成手段に転送す
る。このとき画像入力手段では複数の解像度の画像入力
が可能なため第2の画像信号も同じ解像度の画像信号を
準備しておく(ステップ106)。準備完了後、転送す
るためのパラメータを画像合成手段と記憶装置に設定
し、第2の画像信号の転送を行う(ステップ107)。
最後に記憶装置には通常のデータ入力用のパラメータを
設定を行い、画像合成手段には画像入力手段から入力さ
れる画像信号と画像合成手段内に記憶された第2の画像
信号を合成させるためのパラメータを設定(ステップ1
08)し、全ての準備が完了したら、データ入力実行準
備完了通知を行なう(ステップ109)。データ入力実
行準備完了の通知後は、要求元からのデータ入力実行要
求を待つ(ステップ110)。実行要求がある場合に
は、データ入力動作を実行する(ステップ111)。な
い場合にはデータ入力実行要求があるまで監視を継続す
る。
【0082】次にデータ入力実行状態を監視し(ステッ
プ112)、終了したら後処理として記憶装置と画像合
成手段の解放を行ない(ステップ113)、最後にデー
タ入力実行完了通知を行なって(ステップ114)処理
を終了する。
【0083】なお、この図10のフローチャートに示し
た処理(動作)は、請求項1に対応している。
【0084】図11は第1の実施形態における他の処理
手順を示すフローチャートで、画像入力手段から入出力
可能な全ての解像度の第2の画像信号を入力して記憶装
置に保存する動作について、この図11を参照して説明
する。
【0085】処理が開始されると、まず接続された複数
の記憶装置の中から第2の画像信号の入力を行う記憶装
置を指定する(ステップ201)。処理の開始時には、
いずれの記憶装置にも入力対象となる第2の画像信号が
存在しないので、記憶装置を選択する順序は特に指定は
ない。ただし、本実施形態では明記しないが、画像信号
の入出力を実行中の記憶装置を避けて指定する手段を設
けることも可能である。
【0086】ステップ201で記憶装置の指定を行った
後は、指定した記憶装置に対して第2の画像信号の入力
要求通知を行う(ステップ202)。画像入力処理を行
う手段(CPU68−詳細は図10で説明)からは、ス
テップ202で通知した入力要求通知に基づきデータ入
力準備完了の通知が行われる。ステップ203では画像
入力処理を行う手段から通知されるデータ入力準備完了
の通知の有無を検出し、その結果を元にデータ入力が実
行可能かどうかを判定する(ステップ204)。通知が
あった場合にはデータ入力実行要求の通知を行い(ステ
ップ205)、なければ再度(ステップ203)に戻り
画像入力処理を行う手段から通知されるデータ入力準備
完了の通知を待つ。
【0087】ステップ205でデータ入力実行要求の通
知を行った後は、第2の画像信号の入力が完了するまで
次の処理を実行せずに待機する。データ入力準備時と同
様、第2の画像信号の入力が完了すると画像入力処理を
行う手段からデータ入力終了の通知があるので、ステッ
プ206で通知の有無を検出し、その結果によって、待
機するか(通知が無い場合)、次ステップの処理に移行
するかを判定する(ステップ207)。
【0088】第2の画像信号入力処理が終了したら、他
に入出力可能な解像度がないかどうかを検出する(ステ
ップ208)。検出の結果を判断し(ステップ20
9)、未入力の解像度がある場合には、検出した未入力
の解像度を指定して(ステップ212)、ステップ20
2に戻り、ステップ202以降の処理を実行し、第2の
画像信号の入力を続行する。そして、 全ての解像度の
第2の画像信号入力処理が終了したら、他に第2の画像
信号の入力を行っていない記憶装置が無いかどうかを検
出する(ステップ210)。次いで、検出の結果を判断
し(ステップ211)、未入力の装置がある場合には、
検出した未入力の記憶装置を次の入力対象の記憶装置に
指定して(ステップ213)、ステップ202に戻り第
2の画像信号の入力を続行する。ステップ211で、
未入力の記憶装置が存在しなければ、そこで処理を終了
する。
【0089】本実施形態では明記しないが、本手順では
1つの記憶装置に対して入出力可能な全ての解像度の第
2の画像信号を連続的に保存していったが、1つの解像
度の第2の画像信号を複数の記憶装置に保存し終わるま
で次の解像度の第2の画像信号の保存処理を行わないよ
うにすることも可能である。
【0090】以上のような動作により、画像入力手段か
らの画像信号と画像合成手段にて合成する際に同じ解像
度の第2の画像信号を準備することが可能となる。ま
た、画像形成装置に接続された全ての記憶装置に対し
て、同一の第2の画像信号の保存が可能になり、第2の
画像信号との合成を行う場合に、各記憶装置で独立に第
2の画像信号の読み出しや合成の処理を行うことが可能
になる。また、第2の画像信号の入力を実行している最
中でも、入力動作を行っている記憶装置以外の記憶装置
に対しては画像信号の入出力ができるため、通常の画像
入出力の処理が可能になるという利点もある。
【0091】なお、この図11の処理を実行する構成が
請求項2に対応している。
【0092】図11の処理では 請求項2では第2の画
像信号を記憶装置に保存する際、画像入力手段から入力
される全ての解像度別の第2の画像信号を保存していた
が、保存する際の第2の画像信号は1種類とし記憶装置
内部で変倍するように構成することもできる。これによ
り第2の画像信号を記憶する処理時間の短縮化と記憶領
域の縮小化が可能となる。なお、この構成は、請求項3
に対応している。
【0093】また、保存した第2の画像信号の解像度を
画像入力手段から入力される最も低い解像度で記憶し、
一致しない場合は記憶装置内で拡大するように構成する
こともできる。これにより画像記憶装置内に保存する第
2の画像信号は最小サイズになるためより多くの第2の
画像信号を保存することが可能となる。なお、この構成
は、請求項4に対応している。
【0094】本実施形態によれば、複数の異なる解像度
の画像信号に対して付加情報画像を合成する手段をによ
り、例えばコピー画像と、プリンタ出力画像などの画像
を混在させ、これにページを付加して製本する場合など
の冗長な作業と、資源を削減することが可能になる。従
来ならば個別に出力した原稿(紙)を作成する必要があ
ったが、本発明によって、画像形成装置に保存された全
ての画像情報を、その解像度等に関係なく画像形成装置
の内部で自動的に付加情報(画像信号)を合成して最終
形態の生成物を作成することが可能となる。
【0095】また、本実施形態によれば、対応する全て
の解像度に対して個別に最適な付加情報の画像信号(た
とえば、文字(フォント)データ等)を保存し、選択す
る手段を設けることで、低い解像度の画像に対して付加
情報を合成する場合でも、画像品質の劣化を最小限に抑
え、高品位な画像合成を行うことが可能になる。
【0096】また、本実施形態によれば、対応する解像
度に応じて付加情報の画像信号を変倍して合成する手段
を設けることにより、付加情報の画像信号の容量を少な
くすることが可能になる。さらに、画像形成装置で処理
可能な解像度が変更された場合でも、画像信号の内容を
変更する必要がないため、汎用性の高い機能を提供する
ことができる。
【0097】また、本実施形態によれば、付加情報の画
像信号を拡大して合成することで、付加情報の画像信号
の容量を削減することが可能となる。さらに、画像形成
装置における、付加情報を保存するためのメモリ等の記
憶媒体の構成(容量)上の制約がある場合にも、機能の
低下を招くことがない。
【0098】<第2の実施形態>図12はメモリカード
等の外部記憶手段より読み出した画像信号を記憶手段に
保存する第2の実施形態における動作を説明するための
フローチャートである。なお、この第2の実施形態にお
いても、第1の実施形態における図1ないし図9の構成
と同等に構成されているので、説明は省略し、動作に関
連する事項についてのみ説明する。
【0099】この第2の実施形態では、処理が開始され
ると、まず接続された複数の記憶手段の中から第2の画
像信号の入力を行う記憶装置を指定する(ステップ30
1)。処理の開始時には、いずれの記憶手段にも入力対
象となる第2の画像信号が存在しないので、記憶装置を
選択する順序は特に指定はない。ただし、本実施形態で
は明記しないが、画像信号の入出力を実行中の記憶手段
を避けて指定する手段を設けることも可能である。
【0100】ステップ301で記憶装置の指定を行った
後は、指定した記憶装置に対して第2の画像信号の入力
要求通知を行う(ステップ302)。指定された記憶装
置に対し第2の画像信号の入力要求を元に外部記憶手段
に記憶されている第2の画像信号を読み出して保存する
ためのパラメータを設定する(ステップ303)。次
に、外部記憶手段から読み出した第2の画像信号を管理
するための管理データテーブルを作成する(ステップ3
04)。この管理データテーブルには第2の画像信号を
記憶装置の2次記憶部に保存するした際の開始アドレ
ス、最終アドレス、解像度、回転角度、画像信号サイズ
等をパラメータとしたものである。管理データテーブル
は複数の第2の画像信号を記憶可能とするために配列化
し記憶装置の2次記憶部と記憶装置以外の画像形成装置
内部にある不揮発メモリに各々同じテーブル数分領域を
確保する。第2の画像信号の登録はこの管理データテー
ブルが空いていれば登録可能だが満杯の場合は次の第2
の画像信号を保存しようとしても拒絶させ、必要なら現
在管理している第2の画像信号を管理データテーブルか
ら消去し上書きすることで新規の第2の画像信号を登録
することが可能となる。
【0101】次いで、ステップ304において作成した
管理データテーブルに空きがあるかどうか検出し(ステ
ップ305)、空きがなければ管理データテーブルはフ
ルであるとして登録を拒絶し処理を終了する。空きがあ
れば、外部記憶手段から第2の画像信号を読み出し、記
憶装置に保存する(ステップ306)。この保存の終了
を検出したら(ステップ307:YES)、管理データ
テーブルを記憶装置と記憶装置以外の画像形成装置内部
にある不揮発メモリに保存する(ステップ308)。保
存する際、記憶装置の2次記憶部と記憶装置以外の画像
形成装置内部にある不揮発メモリの両管理データテーブ
ルとも配列中同じ配列番号に蓄積することで処理を単純
化させる。
【0102】ステップ308で管理データテーブルの保
存が終了したら、次の第2の画像信号の有無を検出し
(ステップ309)、検出の結果を判断する(ステップ
310)。そして、次の第2の画像信号がある場合は入
力要求を検出した次の第2の画像信号に変更し(ステッ
プ311)、ステップ303に戻って保存処理を続行す
る。全ての第2の画像信号を保存したら他に第2の画像
信号の入力を行っていない記憶装置が無いかどうかを検
出する(ステップ312)。
【0103】そして、検出の結果を判断し(ステップ3
13)、未入力の装置がある場合には、検出した未入力
の記憶手段を次の入力対象の記憶手段に指定し(ステッ
プ314)、ステップ303に戻って第2の画像信号の
保存処理を続行する。もし、ステップ313で未入力の
記憶手段が存在しなければ、そこで処理を終了する。
【0104】以上のような動作により、外部記憶手段か
ら読み取った第2の画像信号を正確に記憶装置に保存さ
せることが可能となる。
【0105】なお、図12に示した処理は、請求項5に
対応している。
【0106】図13は、メモリカード等の外部記憶手段
より読み出した第2の画像信号を記憶手段の第2の記憶
部に保存した第2の画像信号を管理するための管理デー
タテーブルと記憶手段外部の画像形成装置内部にある不
揮発メモリに保存した第2の画像信号を管理するための
管理データテーブルの比較を行う動作の処理手順を示す
フローチャートである。
【0107】この処理では、電源投入時、まず接続され
た複数の記憶手段の中から記憶手段を指定する(ステッ
プ401)。処理の開始時には、いずれの記憶手段にも
入力対象となる第2の画像信号が存在しないので、記憶
手段を選択する順序は特に指定はない。ただし、本実施
形態では明記しないが、画像信号の入出力を実行中の記
憶手段を避けて指定する手段を設けることも可能であ
る。
【0108】ステップ401で記憶手段の指定を行った
後は、指定した記憶手段に対して記憶手段の2次記憶部
に保存した第2の画像信号を管理するための管理データ
テーブルと記憶手段外部の画像形成装置内部にある不揮
発メモリに保存した第2の画像信号を管理するための管
理データテーブルの比較要求通知を行う(ステップ40
2)。そして、指定された記憶手段に対し第2の画像信
号を管理するための管理データテーブルを取得する(ス
テップ403)。次いで、取得終了を検出し、取得が終
了したかどうかを判断する(ステップ404,40
5)。取得が終了すると、記憶手段外部の画像形成装置
内部にある不揮発メモリに保存した第2の画像信号を管
理するための管理データテーブルとのパラメータの内容
を比較する(ステップ406)。比較した結果(ステッ
プ407)、ひとつでも一致しない場合はエラーを通知
する(ステップ408)。一致している場合は次に他に
管理データテーブルの比較を行っていない記憶手段がな
いかどうかを検出する(ステップ409)。そして、第
2の画像信号がみ入力の記憶装置の有無を検出し(ステ
ップ410)、未比較の装置がある場合には、検出した
未比較の記憶手段を次の比較対象の記憶手段に指定(ス
テップ412)して、ステップ403に戻り記憶手段の
第2の画像信号を管理するための管理データテーブルと
記憶手段外部の画像形成装置内部にある不揮発メモリの
第2の画像信号を管理するための管理テーブルの比較処
理を続行する。
【0109】未比較の記憶手段が存在しなければ、そこ
で処理を終了する。その際、CPU68に全て一致して
いることを通知してから処理を終了する。
【0110】以上のような動作により、記憶手段の第2
の画像信号を管理するための管理データテーブルと記憶
手段外部の画像形成装置内部にある不揮発メモリの第2
の画像信号を管理するための管理データテーブルを比較
することが可能となる。なお、この図13の処理は請求
項6に対応している。
【0111】また、図13の処理で記憶手段に保存した
第2の画像信号を管理するための管理データテーブルと
記憶手段外部の画像形成装置内部にある不揮発メモリに
保存した第2の画像信号を管理するための管理データテ
ーブルとを比較し、一致しない場合は、記憶装置外部の
画像形成装置内部にある不揮発メモリの第2の画像信号
を管理するための管理データテーブルを記憶手段に保存
した第2の画像信号を管理するための管理データテーブ
ルの値に置き換えるようにすることもできる。この処理
を図14のフローチャートに示す。
【0112】このフローチャートは図13のフローチャ
ートにおけるステップ408の処理に代えて、ステップ
406で記憶手段外部の画像形成装置内部にある不揮発
メモリに保存した第2の画像信号を管理するための管理
データテーブルとのパラメータの内容を比較し、ステッ
プ407で比較した結果、ひとつでも一致しない場合
は、記憶手段の第2の画像信号を管理するための管理デ
ータテーブルの値を記憶手段外部の画像形成装置内部に
ある不揮発メモリの第2の画像信号を管理するための管
理データテーブルへ複写するようにしたものである(ス
テップ408’)。
【0113】その他の処理は、全て図13の各処理を同
じなので、重複する説明は省略する。なお、この処理
は、請求項7に対応している。
【0114】また、図13のフローチャートで示した処
理では、記憶手段にある第2の画像信号を管理するため
の管理データテーブルと記憶手段外部の画像形成装置内
部にある不揮発メモリの第2の画像信号を管理するため
の管理データテーブルとを比較した結果、一致しない場
合は、記憶手段に保存された第2の画像信号は存在しな
い可能性があるため記憶手段の管理データテーブルを消
去するか、記憶手段に保存された第2の画像信号が正し
いと判断し、記憶手段にある第2の画像信号を管理する
ための管理データテーブルを記憶手段外部の画像形成装
置内部にある不揮発メモリの第2の画像信号を管理する
ための管理データテーブルへ複写することのいずれかを
選択できるようにしてもよい。この選択は、例えば図1
4におけるステップ410の処理ステップで行うように
することができる。
【0115】本実施形態によれば、画像形成装置に接続
されたNVRAM等の不揮発メモリに付加情報画像の管理デ
ータ(データサイズ、保存領域等)を保存しておくこと
により、たとえば記憶手段にHDD等のデータ転送速度
の遅い記憶媒体を利用した場合でも。付加画像情報の合
成を行うために必要な処理を高速に行うことが可能とな
る。結果的に記憶手段の占有時間が短縮されるので、同
時に複数の画像信号の入出力が発生しても、処理効率を
向上させることができる。
【0116】また、付加情報画像の管理データを記憶装
置内部と外部の両方に保存しておくことにより、管理デ
ータを多重化することで保存されたデータの比較が可能
となり、付加画像情報の経時的な信頼性を維持すること
ができる。
【0117】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、画像入力手段から入力された画像信号、もしくは
記憶装置に保存された画像信号を外部装置へ出力可能な
1以上の画像出力手段と、 画像入力手段により入力さ
れた画像信号と、第2の画像信号との画像合成を行なう
手段と、前記記憶手段に保存された画像信号と、第2の
画像信号との画像合成を行なう手段とを備え、画像出力
手段および画像入力手段は、複数の解像度の画像信号の
入出力が可能であって、画像入力時、もしくは画像出力
時の画像信号の解像度に応じた画像合成を行うので、入
力される複数の解像度の画像全てに対して付加情報画像
の合成を行うことができるとともに、付加情報画像の管
理が可能な画像形成装置を提供することができる。
【0118】請求項2記載の発明によれば、入出力可能
な全ての解像度に対して、画像合成を行うための第2の
画像信号を保存する手段を有し、画像入力時、もしくは
画像出力時の画像信号の解像度に応じて、画像合成を行
う第2の画像信号を選択するので、対応する全ての解像
度に対して個別に最適な付加情報の画像信号を保存し、
選択することで、低い解像度の画像に対して付加情報を
合成する場合でも、画像品質の劣化を最小限に抑え、高
品位な画像合成を行うことが可能になる。
【0119】請求項3記載の発明によれば、入出力可能
な全ての解像度に応じて、画像合成を行うための第2の
画像信号の変倍を行う手段を有し、 画像入力時、もし
くは画像出力時の画像信号の解像度に応じて、変倍後の
第2の画像信号との画像合成を行うので、対応する解像
度に応じて付加情報の画像信号を変倍して合成すること
により、付加情報の画像信号の容量を少なくすることが
可能になる。さらに、画像形成装置で処理可能な解像度
が変更された場合でも、画像信号の内容を変更する必要
がないため、汎用性の高い機能を提供することができ
る。
【0120】請求項4記載の発明によれば画像合成を行
うための第2の画像信号の変倍を行う手段が、画像信号
の拡大のみ可能なので、付加情報の画像信号を拡大して
合成することで、付加情報の画像信号の容量を削減する
ことができる。このため、画像形成装置における、付加
情報を保存するためのメモリ等の記憶媒体の容量上の制
約がある場合にも、機能の低下を招くことがない。
【0121】請求項5記載の発明によれば、画像入力手
段により入力された画像信号、もしくは記憶装置に保存
された画像信号を外部装置へ出力可能な1以上の画像出
力手段と、画像入力手段により入力された画像信号と、
第2の画像信号との画像合成を行なう手段と、第2の画
像信号を保存し、管理するために必要な情報を記憶手段
の内部に保存する手段と、第2の画像信号を保存し、管
理するために必要な情報を記憶手段外部の不揮発メモリ
に保存する手段とを備えているので、画像形成装置に接
続されたNVRAM等の不揮発メモリに付加情報画像の管理
データ(データサイズ、保存領域等)を保存しておくこ
とにより、たとえば記憶手段にHDD等のデータ転送速
度の遅い記憶媒体を利用した場合でも。付加画像情報の
合成を行うために必要な処理を高速に行うことが可能と
なる。
【0122】また、結果的に記憶手段の占有時間が短縮
されるので、同時に複数の画像信号の入出力が発生して
も、処理効率を向上させることができる。
【0123】さらに、付加情報画像の管理データを記憶
装置内部と外部の両方に保存しておくことにより、管理
データを多重化することで保存されたデータの比較が可
能となり、付加画像情報の経時的な信頼性を維持するこ
とができる。
【0124】請求項6記載の発明によれば、記憶手段
と、この記憶手段外部の不揮発メモリに保存された第2
の画像信号を保存し、管理するために必要な情報との比
較を行う手段を有し、比較の結果、記憶手段と、前記不
揮発メモリに保存された情報とが一致しない場合には、
記憶手段に保存された第2の画像情報と、管理するため
に必要な情報とを消去するので、故障等が発生した際に
付加画像情報の内容が破壊されたときに画像合成の結果
が異常となることを防止することができる。
【0125】請求項7記載の発明によれば、記憶手段
と、この記憶手段外部の不揮発メモリに保存された第2
の画像信号を保存し、管理するために必要な情報との比
較を行う手段を有し、 比較の結果、記憶手段と、前記
不揮発メモリに保存された情報とが一致しない場合に
は、記憶手段に保存された第2の画像信号を保存し、管
理するために必要な情報を読み出し、前記不揮発メモリ
に保存するので、たとえば、故障の原因が記憶手段以外
であることが明確な場合には、記憶手段の画像情報およ
び管理データが正常であるため、これを記憶手段外部の
メモリに復帰する手段を設けることで、付加画像情報の
維持が可能となる。よって、付加画像情報の再入力が不
要になるため、異常発生時の操作者の復旧作業が軽減さ
れる。
【0126】請求項8記載の発明によれば、比較の結
果、記憶手段と、記憶手段外部の画像形成装置内部の不
揮発メモリに保存された情報とが一致しない場合に、記
憶手段に保存された第2の画像情報の消去を行うか、記
憶手段に保存された第2の画像信号を保存し、管理する
ために必要な情報を読み出し、前記不揮発メモリに保存
するかが選択可能なので、異常が発生した際に、その状
況に応じて選択的に付加画像情報の処理を行うことによ
り、可能な限り異常発生前の状態を復旧することも、復
旧不可能な場合において成果物(出力画像)が異常にな
ることを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の操作部を示す図である。
【図3】図2の操作部の液晶タッチパネルの表示状態を
示す図である。
【図4】図1の画像形成装置の制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】図4の画像処理ユニットの詳細を示すブロック
図である。
【図6】図5のセレクタにおける1ページ分の画像信号
の出力の状態を示すタイミングチャートである。
【図7】図5におけるメモリコントローラと画像メモリ
のシステム構成を詳細に示すブロック図である。
【図8】複数の記憶装置を使用する場合の画像メモリの
システム構成を示すブロック図である。
【図9】画像信号を記憶手段に入力する場合のタイミン
グチャートである。
【図10】第1の実施形態における画像入力手段からの
画像信号と画像合成手段に記憶された第2の画像信号と
合成させた画像信号を記憶手段へ入力する動作順を示す
フローチャートである。
【図11】第1の実施形態における他の処理手順を示す
フローチャートで、画像入力手段から入出力可能な全て
の解像度の第2の画像信号を入力して記憶装置に保存す
る動作手順を示す。
【図12】メモリカード等の外部記憶手段より読み出し
た画像信号を記憶手段に保存する第2の実施形態におけ
る動作手順を示すフローチャートである。
【図13】メモリカード等の外部記憶手段より読み出し
た第2の画像信号を記憶手段の第2の記憶部に保存した
第2の画像信号を管理するための管理データテーブルと
不揮発メモリに保存した第2の画像信号を管理するため
の管理データテーブルの比較を行う動作の処理手順を示
すフローチャートである。
【図14】図13の処理において、管理データテーブル
とを比較し、一致しない場合の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
20 メインコントローラ 30 操作部 49 画像処理ユニット(IPU) 63 画像処理部 65 メモリコントローラ 66 画像メモリ 68 CPU 69 ROM 70 RAM 600 記憶装置 650 データ入出力制御部 651,801 入力データセレクタ 652 画像合成部 653 1次圧縮/伸張部 654,802 出力データセレクタ 655 2次圧縮/伸張部 661 1次記憶装置 662 2次記憶装置 800a 第1の記憶装置 800b 第2の記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/21 G06F 15/66 450 5C076 (72)発明者 岡村 隆生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AC08 BA03 BA05 BB10 BB15 BC02 BC07 BD06 BD07 BD40 BD53 CA13 CB12 2H027 DB01 DB03 ED19 ED29 EE08 EE10 EH03 EJ08 FA06 FA20 FA21 FA22 FA33 FA35 FA37 FC04 FD00 FD01 FD08 FD10 GA20 GA23 GA42 GA54 GA56 ZA07 ZA09 5B057 AA11 BA11 CA12 CA16 CA19 CB12 CB16 CD05 CE08 CH11 5C062 AA05 AB10 AB11 AB17 AB22 AB42 AC08 AC22 AC23 AC24 BA04 5C073 AA03 BA06 BB09 BD03 CE04 5C076 AA14 AA19 AA21 BA03 BA04 BA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の画像入力手段と、 画像入力手段から入力された1以上の画像信号を記憶す
    る1次記憶部、及びこの1次記憶部に入力された画像信
    号を保存する2次記憶部を含む記憶装置を有する記憶手
    段と、 画像入力手段により入力された画像信号、もしくは記憶
    装置に保存された画像信号を記録面上に顕像化し出力す
    る作像手段と、 画像入力手段から入力された画像信号、もしくは記憶装
    置に保存された画像信号を外部装置へ出力可能な1以上
    の画像出力手段と、 画像入力手段により入力された画像信号と、第2の画像
    信号との画像合成を行なう手段と、 前記記憶手段に保存された画像信号と、第2の画像信号
    との画像合成を行なう手段と、を備え、前記画像出力手
    段および画像入力手段は、複数の解像度の画像信号の入
    出力が可能であって、画像入力時、もしくは画像出力時
    の画像信号の解像度に応じた画像合成を行うことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 入出力可能な全ての解像度に対して、画像合成を行うた
    めの第2の画像信号を保存する手段を有し、 画像入力時、もしくは画像出力時の画像信号の解像度に
    応じて、画像合成を行う第2の画像信号を選択すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 入出力可能な全ての解像度に応じて、画像合成を行うた
    めの第2の画像信号の変倍を行う手段を有し、 画像入力時、もしくは画像出力時の画像信号の解像度に
    応じて、変倍後の第2の画像信号との画像合成を行うこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、 画像合成を行うための第2の画像信号の変倍を行う手段
    が、画像信号の拡大のみ可能であることを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 1つ以上の画像入力手段と、 画像入力手段から入力された1以上の画像信号を記憶す
    る1次記憶部、及びこの1次記憶部に入力された画像信
    号を保存する2次記憶部を含む記憶装置を有する記憶手
    段と、 画像入力手段により入力された画像信号、もしくは記憶
    装置に保存された画像信号を記録面上に顕像化し出力す
    る作像手段と、 画像入力手段により入力された画像信号、もしくは記憶
    装置に保存された画像信号を外部装置へ出力可能な1以
    上の画像出力手段と、 画像入力手段により入力された画像信号と、第2の画像
    信号との画像合成を行なう手段と、 第2の画像信号を保存し、管理するために必要な情報を
    記憶手段の内部に保存する手段と、 第2の画像信号を保存し、管理するために必要な情報を
    記憶手段外部の不揮発メモリに保存する手段と、を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、 記憶手段と、 この記憶手段外部の不揮発メモリに保存された第2の画
    像信号を保存し、管理するために必要な情報との比較を
    行う手段を有し、 比較の結果、記憶手段と、前記不揮発メモリに保存され
    た情報とが一致しない場合には、記憶手段に保存された
    第2の画像情報と、管理するために必要な情報とを消去
    することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像形成装置において、 記憶手段と、 この記憶手段外部の不揮発メモリに保存された第2の画
    像信号を保存し、管理するために必要な情報との比較を
    行う手段を有し、 比較の結果、記憶手段と、前記不揮発メモリに保存され
    た情報とが一致しない場合には、記憶手段に保存された
    第2の画像信号を保存し、管理するために必要な情報を
    読み出し、前記不揮発メモリに保存することを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の画像形成装置
    において、 比較の結果、記憶手段と、記憶手段外部の画像形成装置
    内部の不揮発メモリに保存された情報とが一致しない場
    合に、記憶手段に保存された第2の画像情報の消去を行
    うか、記憶手段に保存された第2の画像信号を保存し、
    管理するために必要な情報を読み出し、前記不揮発メモ
    リに保存するかが選択可能であることを特徴とする画像
    形成装置。
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