JP2001187551A - 自動車の車体におけるバンパの支持部構造 - Google Patents

自動車の車体におけるバンパの支持部構造

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JP2001187551A
JP2001187551A JP37483199A JP37483199A JP2001187551A JP 2001187551 A JP2001187551 A JP 2001187551A JP 37483199 A JP37483199 A JP 37483199A JP 37483199 A JP37483199 A JP 37483199A JP 2001187551 A JP2001187551 A JP 2001187551A
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projection
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Mitsunori Yoshimi
光憲 吉見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体本体にバンパを支持させた場合における
車体の構成をより簡単にさせるようにする。 【解決手段】 車体本体6の前、後端部のうち少なくと
もいずれか一方の端部に、この車体本体6の内外を連通
させる作業用の開口21を形成する。この開口21を車
体本体6の外方から覆うと共に上記車体本体6に支持さ
れるバンパ24を備える。上記バンパ24の裏面に上記
開口21に緊密に嵌脱自在に嵌入される突起30を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車体本体に作業用
の開口が形成され、この開口を車体本体の外方から覆う
と共に上記車体本体に支持されるバンパが設けられた自
動車の車体におけるバンパの支持部構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記自動車の車体におけるバンパの支持
部構造には、第1の従来の技術として、実開平5‐76
903号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体の車体本体
の前端部にバンパ支持部材が取り付けられ、このバンパ
支持部材に支持孔が形成されている。
【0004】一方、上記バンパ支持部材を上記支持孔と
共に車体本体の外方から覆うバンパが設けられ、このバ
ンパの裏面に上記支持孔に嵌脱自在に嵌入される支持突
起が形成されている。
【0005】上記車体本体の前端部にバンパを支持させ
ようとするときには、まず、上記バンパを持ち上げて、
上記支持突起を上記支持孔に嵌入させると、上記バンパ
は車体本体の前端部に仮支持される。次に、上記支持孔
に対し上記支持突起を所定位置まで嵌入させれば、上記
車体本体の前端部の所定位置に上記バンパが位置決めさ
れる。この状態で、上記車体本体の前端部に上記バンパ
を締結具などにより固着させれば、車体本体へのバンパ
の支持作業が終了する。
【0006】また、第2の従来の技術として、次のよう
に構成されたものがある。
【0007】即ち、車体本体の前、後端部のうち少なく
ともいずれか一方の端部に、この車体本体の内外を連通
させる作業用の開口が形成され、この開口を車体本体の
外方から覆うと共に上記車体本体に支持されるバンパが
備えられ、また、この場合、車体の外部の雨水が上記開
口を通して車室側に入り込まないよう上記開口を開閉自
在に閉じるカバー体が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1の
従来の技術では、車体本体の端部へバンパを支持させる
構成として、支持孔を有するバンパ支持部材と、上記バ
ンパの裏面に突設され上記支持孔に嵌入される支持突起
とが設けられていて、上記バンパの支持部における部品
点数が多いことから、その構成が複雑となっている。
【0009】一方、前記第2の従来の技術では、開口を
閉じるカバー体が別途に設けられており、このため、車
体の端部における部品点数が多くなって、その構成が複
雑になっている。
【0010】また、上記車体本体に形成される車室の圧
力を常に大気圧に保つようにさせるため、通常、車室側
と車体の外部とを連通させて空気の流通を可能とさせる
連通路が車体に成形されるが、この連通路を成形した車
体の部分では、上記連通路の存在によって剛性が低下し
がちとなり、これが振動騒音の発生原因となるおそれが
ある。
【0011】また、従来、上記連通路を通し車室の空気
を車体の外部に向って流出可能とさせる一方、上記車体
の外部から上記連通路内に雨水が浸入しようとすること
を防止する開閉弁が車体に取り付けられることがある
が、この場合、上記開閉弁の車体への取り付け作業は、
狭い作業空間で行うこととされていて、この作業が煩雑
となっている。
【0012】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体本体にバンパを支持させた場合にお
けるこの車体の構成をより簡単にさせるようにすること
を課題とする。
【0013】また、車体本体に形成される車室と車体本
体の外部とを連通させる連通路を成形した場合、この連
通路の成形部分にも、良好な剛性が保持されるようにす
ることを課題とする。
【0014】更に、上記連通路を通し車室の空気を車体
の外部に向かって流出可能とさせる開閉弁を上記車体に
取り付ける場合に、上記開閉弁の車体への取り付け作業
が容易にできるようにすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体におけるバンパの支持部構造
は、次の如くである。
【0016】請求項1の発明は、車体本体6の前、後端
部のうち少なくともいずれか一方の端部に、この車体本
体6の内外を連通させる作業用の開口21を形成し、こ
の開口21を車体本体6の外方から覆うと共に上記車体
本体6に支持されるバンパ24を備えた自動車の車体に
おいて、
【0017】上記バンパ24の裏面に上記開口21に緊
密に嵌脱自在に嵌入される突起30を形成したものであ
る。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記車体本体6に形成される車室11側と車体2の
外部とを連通させて空気の流通を可能とさせる連通路3
6を上記突起30に成形したものである。
【0019】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記車体2の外部に向って開口する上記連通路36
の開口39を上記車体2の外方から開閉自在に覆う開閉
弁41を設け、この開閉弁41を上記突起30に取り付
けたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0021】図中符号1はバックドアを備えたツーボッ
クスタイプの自動車で、矢印Frはその前方を示してい
る。
【0022】上記自動車1の車体2は前、後車輪3によ
って走行路面4上に支持されている。上記車体2の車体
本体6は板金製で、その左右各外側部を構成する左右一
対の側壁7,7と、上記車体本体6の下端部を構成して
上記各側壁7,7の下端部に架設されるフロアパネル8
と、上記車体本体6の上端部を構成して上記各側壁7,
7の上端部に架設される不図示のルーフパネルと、上記
各側壁7,7の後下端部に架設されると共に上記フロア
パネル8の後端部と結合されるロアバックパネル9とを
備えている。
【0023】上記各側壁7、フロアパネル8、およびル
ーフパネルで囲まれた車体本体6の内部空間が車体本体
6に形成される車室11とされ、この車室11には乗員
乗客用のシート12が配設されている。
【0024】上記車体2はその後端部にバックドア装置
14を備えている。このバックドア装置14は、上記車
体本体6の後端部に形成されたドア開口15と、このド
ア開口15を開閉自在に閉じるバックドア16とを備
え、上記各側壁7の後端部とロアバックパネル9とは、
上記ドア開口15の開口縁を形成している。
【0025】上記ロアバックパネル9は、車体2の前後
方向で対面すると共に、その上、下下端部同士が互いに
結合させられたアウタパネル18とインナパネル19と
を備えている。これら両パネル18,19の間には閉じ
られた空間20が形成され、つまり、上記ロアバックパ
ネル9は側面断面視が剛性の高い閉断面形状とされてい
る。
【0026】車体2の車体本体6の後端部を構成する上
記ロアバックパネル9のアウタパネル18には、車体本
体6の内外、つまり、ロアバックパネル9の内外を連通
させる左右一対の作業用の矩形の開口21,21が形成
されている。これら各開口21は、上記ロアバックパネ
ル9を側壁7やフロアパネル8にスポット溶接させる際
に、溶接ガンを挿入するために用いられる。
【0027】上記各開口21,21を上記車体本体6の
外方である後方から覆うと共に、上記車体本体6のロア
バックパネル9に締結具23,23による締結によって
着脱自在に固着される樹脂製のリヤバンパ24が設けら
れている。このバンパ24は、車体2の後端部における
外面部の一部分を構成する一つの車体構成部品25とさ
れている。
【0028】上記バンパ24は、車体本体6の後端部の
ロアバックパネル9の外面に沿って車体2の幅方向に延
びるバンパ本体27と、このバンパ本体27の長手方向
の各端部から車体2の前後方向で上記車体本体6側(前
方)に向うと共にこの車体本体6の外側面に沿って一体
的に延びる左右一対のバンパ側部28,28とを備えて
いる。上記バンパ本体27の端部から各バンパ側部28
への遷移部が屈曲部29,29とされている。上記バン
パ24は、車体2の平面視で前方に向って開くほぼコの
字形状とされ、かつ、その長手方向の各部の横断面は、
車体本体6側に向って開くほぼコの字形状とされてい
る。
【0029】上記バンパ24のバンパ本体27の裏面
(前面)には、上記各開口21にそれぞれがたつきなく
緊密に嵌脱自在に嵌入される左右一対の突起30,30
が前方に向って突設され、これら各突起30は上記バン
パ本体27に一体成形されている。
【0030】上記各開口21の開口縁にはそれぞれ環形
状で弾性のシール体32が取り付けられ、上記各突起3
0はその外面が上記シール体32の内周面に圧接した状
態で、上記各開口21に嵌入させられている。上記各開
口21への突起30の嵌入により、上記車体本体6のロ
アバックパネル9に対する車体2の幅方向および上下方
向でのバンパ24の位置決めがなされると共に、前記各
締結具23に加え上記各突起30によっても上記車体本
体6にバンパ24が支持される。また、上記シール体3
2によって上記開口21の開口縁と突起30との間がシ
ールされている。
【0031】また、上記各突起30の外周面には環形状
の位置決め突起33が突設され、この位置決め突起33
は上記シール体32を介し上記開口21の開口縁に当接
させられている。この当接により、上記車体本体6のロ
アバックパネル9に対するバンパ24の前後方向の位置
決めがなされている。
【0032】上記車体本体6に形成される車室11側
と、上記車体2の外部とを連通させて空気の流通を可能
とさせる連通路36が上記突起30に形成されている。
【0033】より具体的には、上記ロアバックパネル9
のインナパネル19に、上記ロアバックパネル9の空間
20と車室11とを連通させる連通孔37が形成されて
いる。また、上記突起30は軸心が前後方向に延びる角
筒形状とされ、その内部が内孔38とされている。この
内孔38の上記ロアバックパネル9側の端部は、このロ
アバックパネル9の空間20に開口させられている。ま
た、上記内孔38の上記バンパ24側の端部は、車体2
の幅方向で上記バンパ側部28とは反対側の上記突起3
0の側壁30aに形成された複数の開口39により車体
2の外部に開口させられている。即ち、上記連通路36
は、内孔38と開口39とで構成され、上記連通孔37
を通して、車室11側と車外とが連通させられている。
【0034】上記連通路36の車体2の外部側端の開口
39をその車体2の外部から開閉自在に覆う開閉弁41
が設けられている。この開閉弁41は弾性、可撓性を有
するゴム製板で、その上端が側壁30aに固着され、下
端部側が自由端とされて、その自由状態で上記開口39
をその車外側から覆っている。
【0035】上記車室11側である連通路36内の空気
圧が高くなって、その空気が上記開口39を通り車体2
の外部に流動しようとするとき、上記開閉弁41の下端
部側が車体2の外部側に撓んで(図4中一点鎖線)、上
記流動が直ちに許容され、もって、車室11が大気圧に
保たれる。
【0036】車体2の外部の空気が上記開口39を通っ
て連通路36内に流動しようとするとき、上記開閉弁4
1の下端部側はその自重で上記開口39を閉じて、自由
な流動を規制し、上記開閉弁41により、車体2の外部
の雨水が上記開口39と連通路36を通り車室11側に
向おうとすることが防止される。
【0037】上記車体2は、その外面部の一部分を構成
する車体構成部品25(バンパ24)に加えて、上記車
体2の外面に沿った方向で上記車体構成部品25(バン
パ24)に隣接して上記外面部の他部分を構成する左右
一対のランプ43,43群とを備えている。
【0038】より具体的には、上記各ランプ43群は上
記車体2の左右各側部を構成し、上記バンパ24の左右
各屈曲部29の上方に隣接して配置されている。
【0039】上記各ランプ43はそれぞれその外殻を構
成するハウジング44を備え、このハウジング44は、
車体2の前後方向でその外方に向って開口する樹脂製で
椀形状のハウジング本体45と、このハウジング本体4
5の開口を車外側から開閉自在に閉じる樹脂製で透明な
レンズ46と、上記ハウジング本体45の内底部に取り
付けられてその点灯で上記レンズ46を通し車体2の外
部を照射可能とするバルブ47と、上記ハウジング本体
45の内面にめっき(真空蒸着)されるアルミ金属製の
ランプリフレクタ48とを備えている。また、上記車体
本体6の後端部に対しその後方から上記ハウジング本体
45を係脱自在に係止させる係止手段49が設けられて
いる。
【0040】上記各ランプ43群は、それぞれその上部
にテールランプ43(A)とストップランプ43(B)
とが配置され、上下方向の中途部にターンシグナルラン
プ43(C)が配置され、下部にバックアップランプ4
3(D)が配置されている。上記テールランプ43
(A)とストップランプ43(B)の各ハウジング本体
45は互いに共用され、このハウジング本体45と、上
記ターンシグナルランプ43(C)およびバックアップ
ランプ43(D)の各ハウジング本体45とが一体成形
され、これらハウジング本体45群は上記バンパ24の
左右各屈曲部29の上面部に一体成形されている。ま
た、上記各ランプ43群のレンズ46もそれぞれ互いに
一体成形されている。
【0041】上記車体本体6に支持され、上記各ランプ
43にバッテリ等電源50からの電力を選択的に供給可
能とするスイッチ手段51が備えられている。
【0042】上記の車体本体6のロアバックパネル9に
バンパ24を支持させる場合には、まず、上記バンパ2
4に開閉弁41を取り付ける一方、開口21の開口縁に
シール体32を取り付ける。また、上記バンパ24に一
体成形された各ランプ43のハウジング本体45にバル
ブ47を取り付けると共に、レンズ46を取り付け、か
つ、上記各ランプ43にワイヤハーネス53〜58を結
線する。
【0043】次に、上記バンパ24を持ち上げて各突起
30の突出端をそれぞれ上記各開口21に嵌入させる。
すると、上記バンパ24と各ランプ43が上記ロアバッ
クパネル9に仮支持される。次に、上記開口21に対し
上記突起30を所定位置まで嵌入させれば、上記ロアバ
ックパネル9の所定位置に上記バンパ24と各ランプ4
3が位置決めされる。この状態で、上記ロアバックパネ
ル9に上記バンパ24を各締結具23で固着させ、か
つ、上記係止手段49でハウジング本体45を車体本体
6の後端部に係止させれば、上記車体本体6へのバンパ
24と各ランプ43の支持作業が終了する。
【0044】なお、以上は図示の例によるが、開口21
を車体本体6の前端部に形成し、上記バンパ24を車体
本体6の前端部に支持されるフロントバンパとしてもよ
い。また、上記自動車1はその車体2の後部にトランク
を備えたスリーボックスタイプのものであってもよい。
【0045】上記構成によれば、車体本体6の前、後端
部のうち少なくともいずれか一方の端部に、この車体本
体6の内外を連通させる作業用の開口21を形成し、こ
の開口21を車体本体6の外方から覆うと共に上記車体
本体6に支持されるバンパ24を備えた自動車の車体に
おいて、
【0046】上記バンパ24の裏面に上記開口21に緊
密に嵌脱自在に嵌入される突起30を形成してある。
【0047】このため、上記車体本体6の前、後いずれ
かの端部へのバンパ24の支持に、作業用の開口21が
利用されたことから、この利用の分、バンパ24の支持
部の構成が簡単となる。
【0048】また、従来、上記開口21を閉じるカバー
体が別途に設けられていたが、上記構成によれば、開口
21にバンパ24の支持用の突起30が嵌入されてこれ
が上記カバー体を兼用することから、この兼用の分、車
体2の端部における部品点数が少なくなって、その構成
が簡単になる。
【0049】また、上記バンパ24は、その平面視で、
前方もしくは後方に向って開くほぼコの字形状とされ、
上記各突起30も上記前後方向でその突出方向に向って
開く筒形状にされると共に、各ハウジング本体45も上
記前後方向に向って開く椀形状とされて、これらの組み
合せ体に係る車体2の構成部品(24,30,45)
は、互いに一体成形されている。
【0050】このため、上記構成部品(24,30,4
5)は、その射出成形において、主に前、後型だけを用
いることによって、成形をすることができ、よって、こ
の構成部品(24,30,45)の成形は容易にでき
る。
【0051】また、前記したように、車体本体6に形成
される車室11側と車体2の外部とを連通させて空気の
流通を可能とさせる連通路36を上記突起30に成形し
てある。
【0052】ここで、上記開口21は、作業用のもので
あることから、その断面形状は大きいものであり、この
ため、この開口21に緊密に嵌入される上記突起30の
断面積も大きくなる。
【0053】よって、上記したように、突起30に連通
路36を成形しても、上記突起30には良好な剛性が保
持され、このため、車体本体6へのバンパ24の支持は
上記突起30によって強固になされる。
【0054】また、前記したように、車体2の外部に向
って開口する上記連通路36の開口39を上記車体2の
外方から開閉自在に覆う開閉弁41を設け、この開閉弁
41を上記突起30に取り付けてある。
【0055】このため、上記車室11側の空気圧が高く
なったときには、その空気が上記連通路36と開口39
を通り車体本体6の外部に流動して、上記車室11が大
気圧に保たれる。一方、車体2の外部の雨水が上記開口
39と連通路36を通り車室11側に向おうとすること
は、上記開閉弁41により防止される。
【0056】上記の場合、開閉弁41は、上記突起30
に取り付けられているため、上記バンパ24を車体本体
6に支持させる以前に、この車体本体6に影響されない
広い作業空間で、予め、上記突起30に開閉弁41を取
り付け、その後、上記バンパ24を車体本体6に支持さ
せれば、上記開閉弁41は自動的に上記車体2の所定位
置に取り付けられることとなる。
【0057】よって、車体本体6にバンパ24を支持さ
せた後、上記車体2に開閉弁41を取り付けるというこ
とに比べて、上記車体2への開閉弁41の取り付け作業
は容易にできる。
【0058】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0059】請求項1の発明は、車体本体の前、後端部
のうち少なくともいずれか一方の端部に、この車体本体
の内外を連通させる作業用の開口を形成し、この開口を
車体本体の外方から覆うと共に上記車体本体に支持され
るバンパを備えた自動車の車体において、
【0060】上記バンパの裏面に上記開口に緊密に嵌脱
自在に嵌入される突起を形成してある。
【0061】このため、上記車体本体の前、後いずれか
の端部へのバンパの支持に、作業用の開口が利用された
ことから、この利用の分、バンパの支持部の構成が簡単
となる。
【0062】また、従来、上記開口を閉じるカバー体が
別途に設けられていたが、上記発明によれば、開口にバ
ンパの支持用の突起が嵌入されてこれが上記カバー体を
兼用することから、この兼用の分、車体の端部における
部品点数が少なくなって、その構成が簡単になる。
【0063】請求項2の発明は、上記車体本体に形成さ
れる車室側と車体の外部とを連通させて空気の流通を可
能とさせる連通路を上記突起に成形してある。
【0064】ここで、上記開口は、作業用のものである
ことから、その断面形状は大きいものであり、このた
め、この開口に緊密に嵌入される上記突起の断面積も大
きくなる。
【0065】よって、上記したように、突起に連通路を
成形しても、上記突起には良好な剛性が保持され、この
ため、車体本体へのバンパの支持は上記突起によって強
固になされる。
【0066】請求項3の発明は、上記車体の外部に向っ
て開口する上記連通路の開口を上記車体の外方から開閉
自在に覆う開閉弁を設け、この開閉弁を上記突起に取り
付けてある。
【0067】このため、上記車室側の空気圧が高くなっ
たときには、その空気が上記連通路と開口を通り車体本
体の外部に流動して、上記車室が大気圧に保たれる。一
方、車体の外部の雨水が上記開口と連通路を通り車室側
に向おうとすることは、上記開閉弁により防止される。
【0068】上記の場合、開閉弁は、上記突起に取り付
けられているため、上記バンパを車体本体に支持させる
以前に、この車体本体に影響されない広い作業空間で、
予め、上記突起に開閉弁を取り付け、その後、上記バン
パを車体本体に支持させれば、上記開閉弁は自動的に上
記車体の所定位置に取り付けられることとなる。
【0069】よって、車体本体にバンパを支持させた
後、上記車体に開閉弁を取り付けるということに比べ
て、上記車体への開閉弁の取り付け作業は容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体とバンパの側面断面図である。
【図2】車体後部の斜視展開図である。
【図3】バンパをその裏面側からみた斜視図である。
【図4】バンパの突起の正面断面図である。
【図5】ランプ群の側面断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 6 車体本体 9 ロアバックパネル 11 車室 21 開口 24 バンパ 25 車体構成部品 27 バンパ本体 28 バンパ側部 29 屈曲部 30 突起 30a 側壁 36 連通路 38 内孔 39 開口 41 開閉弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体本体の前、後端部のうち少なくとも
    いずれか一方の端部に、この車体本体の内外を連通させ
    る作業用の開口を形成し、この開口を車体本体の外方か
    ら覆うと共に上記車体本体に支持されるバンパを備えた
    自動車の車体において、 上記バンパの裏面に上記開口に緊密に嵌脱自在に嵌入さ
    れる突起を形成した自動車の車体におけるバンパの支持
    部構造。
  2. 【請求項2】 上記車体本体に形成される車室側と車体
    の外部とを連通させて空気の流通を可能とさせる連通路
    を上記突起に成形した請求項1に記載の自動車の車体に
    おけるバンパの支持部構造。
  3. 【請求項3】 上記車体の外部に向って開口する上記連
    通路の開口を上記車体の外方から開閉自在に覆う開閉弁
    を設け、この開閉弁を上記突起に取り付けた請求項2に
    記載の自動車の車体におけるバンパの支持部構造。
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