JP2001187546A - 自動車の車体構成部品とランプとの関連構造 - Google Patents

自動車の車体構成部品とランプとの関連構造

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JP2001187546A
JP2001187546A JP37483099A JP37483099A JP2001187546A JP 2001187546 A JP2001187546 A JP 2001187546A JP 37483099 A JP37483099 A JP 37483099A JP 37483099 A JP37483099 A JP 37483099A JP 2001187546 A JP2001187546 A JP 2001187546A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の構成部品の点数を少なくさせることに
よって、車体の構成を簡単にさせると共に、車体の見栄
えを向上させるようにし、かつ、このようにした場合で
も、上記構成部品に良好な寸法精度が確保されるように
する。 【解決手段】 車体2が、その外面部の一部分を構成す
る車体構成部品25と、上記車体2の外面に沿った方向
で上記車体構成部品25に隣接して上記外面部の他部分
を構成するランプ43とを備える。上記車体構成部品2
5が屈曲部29を有している。上記車体構成部品25の
屈曲部29と上記ランプ43のハウジング44とを互い
に一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車の車体の外
面部を構成し、この車体の外面に沿った方向で互いに隣
り合うバンパ等の車体構成部品と、ランプとの関連構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車の車体構成部品とランプとの
関連構造には、従来、特開平5‐42850号公報で示
されたものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体は、その外
面部の一部分を構成するバンパと、上記車体の外面に沿
った方向で上記バンパの上方に隣接して上記外面部の他
部分を構成する左右一対のヘッドランプとを備えてい
る。
【0004】また、上記ランプは、通常、バルブを支持
するハウジング本体と、このハウジング本体の内面にめ
っきされるランプリフレクタとを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、バンパと、ランプとは互いに個別に成形され
ているため、車体の部品点数が多くなって、車体の構成
が複雑になるという問題点がある。
【0006】また、上記バンパとランプとは、車体の外
面部を構成するものであることから、上記両者の間に生
じる隙間が外観上容易に見えることとなり、これは車体
の見栄えを低下させるという他の問題点もある。
【0007】そこで、上記バンパの上面部にランプのハ
ウジング本体の下端部を一体的に結合させるよう、上記
バンパとハウジング本体とを一体成形させることが考え
られる。このようにすれば、上記バンパとハウジング本
体とはほとんど形状が変化しないため、これらバンパと
ランプの各機能がそれぞれ損なわれない状態で、前記し
た諸問題が回避される、と考えられる。
【0008】しかし、上記したように一体成形すると、
ハウジング本体はバンパの上面部から突出して片持ち支
持構造となるため、上記バンパに対するハウジング本体
の支持剛性が不十分となって、これらの相対的な寸法に
大きな誤差が生じるおそれがあり、つまり、上記バンパ
とハウジング本体の組み合せ体に係る車体の構成部品
に、大きい寸法誤差が生じるおそれがある。
【0009】一方、前記したようにハウジング本体の内
面には、ランプリフレクタがめっきされるが、ランプは
左右一対設けられていて、互いに個別のものとされてい
るため、ランプの数が多い分、そのハウジング本体にめ
っき作業をするための作業工数が多くなり、よって、上
記ランプの成形作業が煩雑となっている。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体の構成部品の点数を少なくさせるこ
とによって、車体の構成を簡単にさせると共に、車体の
見栄えを向上させるようにし、かつ、このようにした場
合でも、上記構成部品に良好な寸法精度が確保されるよ
うにすることを課題とする。
【0011】また、車体を構成するランプ等の構成部品
の成形作業が容易にできるようにすることを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体構成部品とランプとの関連構造
は、次の如くである。
【0013】請求項1の発明は、車体2が、その外面部
の一部分を構成する車体構成部品25と、上記車体2の
外面に沿った方向で上記車体構成部品25に隣接して上
記外面部の他部分を構成するランプ43とを備え、上記
車体構成部品25が屈曲部29を有した自動車の車体構
成部品とランプとの関連構造において、
【0014】上記車体構成部品25の屈曲部29と上記
ランプ43のハウジング44とを互いに一体成形したも
のである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記車体構成部品25を、車体2の前後方向におけ
る車体本体6の端部に支持されるバンパ24とし、この
バンパ24が上記車体本体6の端部外面に沿って車体2
の幅方向に延びるバンパ本体27と、このバンパ本体2
7の各端部から車体2の前後方向で車体本体6側に向う
と共にこの車体本体6の外側面に沿って一体的に延びる
左右一対のバンパ側部28,28とを備え、上記バンパ
本体27の端部から各バンパ側部28への遷移部を上記
屈曲部29とし、一方、上記ランプ43を左右一対設
け、これら各ランプ43のハウジング44が車体2の前
後方向でその外方に向って開口する椀形状のハウジング
本体45と、このハウジング本体45の開口を車体2の
外部側から開閉自在に閉じるレンズ46とを備えた自動
車において、
【0016】上記各屈曲部29とこれに対応する上記各
ランプ43のハウジング本体45とを互いに一体成形し
たものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記各ランプ43が、そのハウジング本体45の内
面にめっきされるランプリフレクタ48を備えたもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0019】図中符号1はバックドアを備えたツーボッ
クスタイプの自動車で、矢印Frはその前方を示してい
る。
【0020】上記自動車1の車体2は前、後車輪3によ
って走行路面4上に支持されている。上記車体2の車体
本体6は板金製で、その左右各外側部を構成する左右一
対の側壁7,7と、上記車体本体6の下端部を構成して
上記各側壁7,7の下端部に架設されるフロアパネル8
と、上記車体本体6の上端部を構成して上記各側壁7,
7の上端部に架設される不図示のルーフパネルと、上記
各側壁7,7の後下端部に架設されると共に上記フロア
パネル8の後端部と結合されるロアバックパネル9とを
備えている。
【0021】上記各側壁7、フロアパネル8、およびル
ーフパネルで囲まれた車体本体6の内部空間が車体本体
6に形成される車室11とされ、この車室11には乗員
乗客用のシート12が配設されている。
【0022】上記車体2はその後端部にバックドア装置
14を備えている。このバックドア装置14は、上記車
体本体6の後端部に形成されたドア開口15と、このド
ア開口15を開閉自在に閉じるバックドア16とを備
え、上記各側壁7の後端部とロアバックパネル9とは、
上記ドア開口15の開口縁を形成している。
【0023】上記ロアバックパネル9は、車体2の前後
方向で対面すると共に、その上、下下端部同士が互いに
結合させられたアウタパネル18とインナパネル19と
を備えている。これら両パネル18,19の間には閉じ
られた空間20が形成され、つまり、上記ロアバックパ
ネル9は側面断面視が剛性の高い閉断面形状とされてい
る。
【0024】車体2の車体本体6の後端部を構成する上
記ロアバックパネル9のアウタパネル18には、車体本
体6の内外、つまり、ロアバックパネル9の内外を連通
させる左右一対の作業用の矩形の開口21,21が形成
されている。これら各開口21は、上記ロアバックパネ
ル9を側壁7やフロアパネル8にスポット溶接させる際
に、溶接ガンを挿入するために用いられる。
【0025】上記各開口21,21を上記車体本体6の
外方である後方から覆うと共に、上記車体本体6のロア
バックパネル9に締結具23,23による締結によって
着脱自在に固着される樹脂製のリヤバンパ24が設けら
れている。このバンパ24は、車体2の後端部における
外面部の一部分を構成する一つの車体構成部品25とさ
れている。
【0026】上記バンパ24は、車体本体6の後端部の
ロアバックパネル9の外面に沿って車体2の幅方向に延
びるバンパ本体27と、このバンパ本体27の長手方向
の各端部から車体2の前後方向で上記車体本体6側(前
方)に向うと共にこの車体本体6の外側面に沿って一体
的に延びる左右一対のバンパ側部28,28とを備えて
いる。上記バンパ本体27の端部から各バンパ側部28
への遷移部が屈曲部29,29とされている。上記バン
パ24は、車体2の平面視で前方に向って開くほぼコの
字形状とされ、かつ、その長手方向の各部の横断面は、
車体本体6側に向って開くほぼコの字形状とされてい
る。
【0027】上記バンパ24のバンパ本体27の裏面
(前面)には、上記各開口21にそれぞれがたつきなく
緊密に嵌脱自在に嵌入される左右一対の突起30,30
が前方に向って突設され、これら各突起30は上記バン
パ本体27に一体成形されている。
【0028】上記各開口21の開口縁にはそれぞれ環形
状で弾性のシール体32が取り付けられ、上記各突起3
0はその外面が上記シール体32の内周面に圧接した状
態で、上記各開口21に嵌入させられている。上記各開
口21への突起30の嵌入により、上記車体本体6のロ
アバックパネル9に対する車体2の幅方向および上下方
向でのバンパ24の位置決めがなされると共に、前記各
締結具23に加え上記各突起30によっても上記車体本
体6にバンパ24が支持される。また、上記シール体3
2によって上記開口21の開口縁と突起30との間がシ
ールされている。
【0029】また、上記各突起30の外周面には環形状
の位置決め突起33が突設され、この位置決め突起33
は上記シール体32を介し上記開口21の開口縁に当接
させられている。この当接により、上記車体本体6のロ
アバックパネル9に対するバンパ24の前後方向の位置
決めがなされている。
【0030】上記車体本体6に形成される車室11側
と、上記車体2の外部とを連通させて空気の流通を可能
とさせる連通路36が上記突起30に形成されている。
【0031】より具体的には、上記ロアバックパネル9
のインナパネル19に、上記ロアバックパネル9の空間
20と車室11とを連通させる連通孔37が形成されて
いる。また、上記突起30は軸心が前後方向に延びる角
筒形状とされ、その内部が内孔38とされている。この
内孔38の上記ロアバックパネル9側の端部は、このロ
アバックパネル9の空間20に開口させられている。ま
た、上記内孔38の上記バンパ24側の端部は、車体2
の幅方向で上記バンパ側部28とは反対側の上記突起3
0の側壁30aに形成された複数の開口39により車体
2の外部に開口させられている。即ち、上記連通路36
は、内孔38と開口39とで構成され、上記連通孔37
を通して、車室11側と車外とが連通させられている。
【0032】上記連通路36の車体2の外部側端の開口
39をその車体2の外部から開閉自在に覆う開閉弁41
が設けられている。この開閉弁41は弾性、可撓性を有
するゴム製板で、その上端が側壁30aに固着され、下
端部側が自由端とされて、その自由状態で上記開口39
をその車外側から覆っている。
【0033】上記車室11側である連通路36内の空気
圧が高くなって、その空気が上記開口39を通り車体2
の外部に流動しようとするとき、上記開閉弁41の下端
部側が車体2の外部側に撓んで(図4中一点鎖線)、上
記流動が直ちに許容され、もって、車室11が大気圧に
保たれる。
【0034】車体2の外部の空気が上記開口39を通っ
て連通路36内に流動しようとするとき、上記開閉弁4
1の下端部側はその自重で上記開口39を閉じて、自由
な流動を規制し、上記開閉弁41により、車体2の外部
の雨水が上記開口39と連通路36を通り車室11側に
向おうとすることが防止される。
【0035】上記車体2は、その外面部の一部分を構成
する車体構成部品25(バンパ24)に加えて、上記車
体2の外面に沿った方向で上記車体構成部品25(バン
パ24)に隣接して上記外面部の他部分を構成する左右
一対のランプ43,43群とを備えている。
【0036】より具体的には、上記各ランプ43群は上
記車体2の左右各側部を構成し、上記バンパ24の左右
各屈曲部29の上方に隣接して配置されている。
【0037】上記各ランプ43はそれぞれその外殻を構
成するハウジング44を備え、このハウジング44は、
車体2の前後方向でその外方に向って開口する樹脂製で
椀形状のハウジング本体45と、このハウジング本体4
5の開口を車外側から開閉自在に閉じる樹脂製で透明な
レンズ46と、上記ハウジング本体45の内底部に取り
付けられてその点灯で上記レンズ46を通し車体2の外
部を照射可能とするバルブ47と、上記ハウジング本体
45の内面にめっき(真空蒸着)されるアルミ金属製の
ランプリフレクタ48とを備えている。また、上記車体
本体6の後端部に対しその後方から上記ハウジング本体
45を係脱自在に係止させる係止手段49が設けられて
いる。
【0038】上記各ランプ43群は、それぞれその上部
にテールランプ43(A)とストップランプ43(B)
とが配置され、上下方向の中途部にターンシグナルラン
プ43(C)が配置され、下部にバックアップランプ4
3(D)が配置されている。上記テールランプ43
(A)とストップランプ43(B)の各ハウジング本体
45は互いに共用され、このハウジング本体45と、上
記ターンシグナルランプ43(C)およびバックアップ
ランプ43(D)の各ハウジング本体45とが一体成形
され、これらハウジング本体45群の下端部は上記バン
パ24の左右各屈曲部29の上面部にそれぞれ一体成形
されている。また、上記各ランプ43群のレンズ46も
それぞれ互いに一体成形されている。
【0039】上記車体本体6に支持され、上記各ランプ
43にバッテリ等電源50からの電力を選択的に供給可
能とするスイッチ手段51が備えられている。
【0040】上記の車体本体6のロアバックパネル9に
バンパ24を支持させる場合には、まず、上記バンパ2
4に開閉弁41を取り付ける一方、開口21の開口縁に
シール体32を取り付ける。また、上記バンパ24に一
体成形された各ランプ43のハウジング本体45にバル
ブ47を取り付けると共に、レンズ46を取り付け、か
つ、上記各ランプ43にワイヤハーネス53〜58を結
線する。
【0041】次に、上記バンパ24を持ち上げて各突起
30の突出端をそれぞれ上記各開口21に嵌入させる。
すると、上記バンパ24と各ランプ43が上記ロアバッ
クパネル9に仮支持される。次に、上記開口21に対し
上記突起30を所定位置まで嵌入させれば、上記ロアバ
ックパネル9の所定位置に上記バンパ24と各ランプ4
3が位置決めされる。この状態で、上記ロアバックパネ
ル9に上記バンパ24を各締結具23で固着させ、か
つ、上記係止手段49でハウジング本体45を車体本体
6の後端部に係止させれば、上記車体本体6へのバンパ
24と各ランプ43の支持作業が終了する。
【0042】なお、以上は図示の例によるが、開口21
を車体本体6の前端部に形成し、上記バンパ24を車体
本体6の前端部に支持されるフロントバンパとしてもよ
い。また、上記ランプ43は車体本体6の前端部に支持
されるヘッドランプであってもよい。更に、上記車体構
成部品25はリヤフェンダやフロントフェンダ、また、
バックドア16の一部分であってもよい。また、上記自
動車1はその車体2の後部にトランクを備えたスリーボ
ックスタイプのものであってもよい。
【0043】上記構成によれば、車体本体6の前、後端
部のうち少なくともいずれか一方の端部に、この車体本
体6の内外を連通させる作業用の開口21を形成し、こ
の開口21を車体本体6の外方から覆うと共に上記車体
本体6に支持されるバンパ24を備えた自動車の車体に
おいて、
【0044】上記バンパ24の裏面に上記開口21に緊
密に嵌脱自在に嵌入される突起30を形成してある。
【0045】このため、上記車体本体6の前、後いずれ
かの端部へのバンパ24の支持に、作業用の開口21が
利用されたことから、この利用の分、バンパ24の支持
部の構成が簡単となる。
【0046】また、従来、上記開口21を閉じるカバー
体が別途に設けられていたが、上記構成によれば、開口
21にバンパ24の支持用の突起30が嵌入されてこれ
が上記カバー体を兼用することから、この兼用の分、車
体2の端部における部品点数が少なくなって、その構成
が簡単になる。
【0047】また、前記したように、車体構成部品25
であるバンパ24には突起30が一体成形されると共
に、各ランプ43のハウジング44のハウジング本体4
5が一体成形されている。
【0048】このため、上記車体構成部品25(バンパ
24)、突起30、およびハウジング44のハウジング
本体45を互いに個別に成形することに比べて、車体2
の部品点数が少なくなり、車体2の構成が簡単になる。
また、上記したように車体構成部品25(バンパ24)
とハウジング本体45とは互いに一体成形されていて、
これら車体構成部品25(バンパ24)とハウジング本
体45との間に隙間が生じないことから、この隙間が外
観上見えない分、車体2の外観上の見栄えが向上する。
【0049】また、上記の場合、車体構成部品25(バ
ンパ24)の屈曲部29とハウジング44のハウジング
本体45とが互いに一体成形されている。
【0050】このため、上記ハウジング本体45は車体
構成部品25(バンパ24)の上面部から突出して片持
ち支持構造となっているが、上記屈曲部29は単に直線
的に延びている部分に比べて剛性が大きいことから、上
記車体構成部品25(バンパ24)に対するハウジング
本体45の支持剛性は十分に確保される。
【0051】よって、上記車体構成部品25(バンパ2
4)とハウジング本体45の相対的な寸法に誤差の生じ
ることが抑制されて、これらの組み合せ体に係る車体2
の構成部品(車体構成部品25(バンパ24)、ハウジ
ング本体45)に良好な寸法精度が確保される。
【0052】また、前記したように、各屈曲部29とこ
れに対応する上記各ランプ43のハウジング本体45と
を互いに一体成形してある。
【0053】このため、上記バンパ24は、その平面視
で、前方もしくは後方に向って開くほぼコの字形状とさ
れ、上記各突起30も上記前後方向でその突出方向に向
ってその内孔が開く筒形状にされると共に、各ハウジン
グ本体45も上記前後方向に向って開く椀形状とされ
て、これらの組み合せ体に係る車体2の構成部品(2
4,30,45)は、互いに一体成形されている。
【0054】このため、上記構成部品(24,30,4
5)は、その射出成形において、主に前、後型を用い、
前後に離型させることによって、成形をすることがで
き、よって、この構成部品(24,30,45)の成形
は容易にできる。
【0055】また、前記したように、上記各ランプ43
が、そのハウジング本体45の内面にめっきされるラン
プリフレクタ48を備えている。
【0056】ここで、前記したように各ランプ43のハ
ウジング本体45はそれぞれバンパ24に一体成形され
ているため、上記各ハウジング本体45の内面にめっき
をしようとして、例えば、上記バンパ24をめっき設備
の固定側に支持させると、これに伴い、上記両ハウジン
グ本体45,45が上記固定側に共に支持されることと
なる。
【0057】よって、ハウジング本体45に対し個別に
めっき作業をする必要があった従来に比べて、上記めっ
き作業が容易になり、つまり、ランプ43の成形作業が
容易にできることとなる。
【0058】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0059】請求項1の発明は、車体が、その外面部の
一部分を構成する車体構成部品と、上記車体の外面に沿
った方向で上記車体構成部品に隣接して上記外面部の他
部分を構成するランプとを備え、上記車体構成部品が屈
曲部を有した自動車の車体構成部品とランプとの関連構
造において、
【0060】上記車体構成部品の屈曲部と上記ランプの
ハウジングとを互いに一体成形してある。
【0061】このため、上記車体構成部品、およびハウ
ジングを互いに個別に成形することに比べて、車体の部
品点数が少なくなり、車体の構成が簡単になる。また、
上記したように車体構成部品とハウジングとは互いに一
体成形されていて、これら車体構成部品とハウジングと
の間に隙間が生じないことから、この隙間が外観上見え
ない分、車体の外観上の見栄えが向上する。
【0062】また、上記の場合、車体構成部品の屈曲部
とハウジングとが互いに一体成形されている。
【0063】このため、上記ハウジングは車体構成部品
の上面部から突出して片持ち支持構造となっているが、
上記屈曲部は単に直線的に延びている部分に比べて剛性
が大きいことから、上記車体構成部品に対するハウジン
グの支持剛性は十分に確保される。
【0064】よって、上記車体構成部品とハウジングの
相対的な寸法に誤差の生じることが抑制されて、これら
の組み合せ体に係る車体の構成部品に良好な寸法精度が
確保される。
【0065】請求項2の発明は、上記車体構成部品を、
車体の前後方向における車体本体の端部に支持されるバ
ンパとし、このバンパが上記車体本体の端部外面に沿っ
て車体の幅方向に延びるバンパ本体と、このバンパ本体
の各端部から車体の前後方向で車体本体側に向うと共に
この車体本体の外側面に沿って一体的に延びる左右一対
のバンパ側部とを備え、上記バンパ本体の端部から各バ
ンパ側部への遷移部を上記屈曲部とし、一方、上記ラン
プを左右一対設け、これら各ランプのハウジングが車体
の前後方向でその外方に向って開口する椀形状のハウジ
ング本体と、このハウジング本体の開口を車体の外部側
から開閉自在に閉じるレンズとを備えた自動車におい
て、
【0066】上記各屈曲部とこれに対応する上記各ラン
プのハウジング本体とを互いに一体成形してある。
【0067】このため、上記バンパは、その平面視で、
前方もしくは後方に向って開くほぼコの字形状とされ、
上記各ハウジング本体も上記前後方向に向って開く椀形
状とされて、これらの組み合せ体に係る車体の構成部品
は、互いに一体成形されている。
【0068】このため、上記構成部品は、その射出成形
において、主に前、後型を用い、前後に離型させること
によって、成形をすることができ、よって、この構成部
品の成形は容易にできる。
【0069】請求項3の発明は、上記各ランプが、その
ハウジング本体の内面にめっきされるランプリフレクタ
を備えている。
【0070】ここで、前記したように各ランプのハウジ
ング本体はそれぞれバンパに一体成形されているため、
上記各ハウジング本体の内面にめっきをしようとして、
例えば、上記バンパをめっき設備の固定側に支持させる
と、これに伴い、上記両ハウジング本体が上記固定側に
共に支持されることとなる。
【0071】よって、ハウジング本体に対し個別にめっ
き作業をする必要があった従来に比べて、上記めっき作
業が容易になり、つまり、ランプの成形作業が容易にで
きることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパをその裏面側からみた斜視図である。
【図2】車体後部の斜視展開図である。
【図3】車体とバンパの側面断面図である。
【図4】バンパの突起の正面断面図である。
【図5】ランプ群の側面断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 6 車体本体 24 バンパ 25 車体構成部品 27 バンパ本体 28 バンパ側部 29 屈曲部 30 突起 36 連通路 39 開口 41 開閉弁 43 ランプ 44 ハウジング 45 ハウジング本体 46 レンズ 47 バルブ 48 ランプリフレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体が、その外面部の一部分を構成する
    車体構成部品と、上記車体の外面に沿った方向で上記車
    体構成部品に隣接して上記外面部の他部分を構成するラ
    ンプとを備え、上記車体構成部品が屈曲部を有した自動
    車の車体構成部品とランプとの関連構造において、 上記車体構成部品の屈曲部と上記ランプのハウジングと
    を互いに一体成形した自動車の車体構成部品とランプと
    の関連構造。
  2. 【請求項2】 上記車体構成部品を、車体の前後方向に
    おける車体本体の端部に支持されるバンパとし、このバ
    ンパが上記車体本体の端部外面に沿って車体の幅方向に
    延びるバンパ本体と、このバンパ本体の各端部から車体
    の前後方向で車体本体側に向うと共にこの車体本体の外
    側面に沿って一体的に延びる左右一対のバンパ側部とを
    備え、上記バンパ本体の端部から各バンパ側部への遷移
    部を上記屈曲部とし、一方、上記ランプを左右一対設
    け、これら各ランプのハウジングが車体の前後方向でそ
    の外方に向って開口する椀形状のハウジング本体と、こ
    のハウジング本体の開口を車体の外部側から開閉自在に
    閉じるレンズとを備えた自動車において、 上記各屈曲部とこれに対応する上記各ランプのハウジン
    グ本体とを互いに一体成形した請求項1に記載の自動車
    の車体構成部品とランプとの関連構造。
  3. 【請求項3】 上記各ランプが、そのハウジング本体の
    内面にめっきされるランプリフレクタを備えた請求項2
    に記載の自動車の車体構成部品とランプとの関連構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6915751B1 (ja) * 2019-10-10 2021-08-04 昭和電工マテリアルズ株式会社 射出成形品及びその製造方法

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