JPH11301513A - 車体のピラー構造 - Google Patents

車体のピラー構造

Info

Publication number
JPH11301513A
JPH11301513A JP10959198A JP10959198A JPH11301513A JP H11301513 A JPH11301513 A JP H11301513A JP 10959198 A JP10959198 A JP 10959198A JP 10959198 A JP10959198 A JP 10959198A JP H11301513 A JPH11301513 A JP H11301513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillar
cross
harness
space
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10959198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Teramae
英樹 寺前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP10959198A priority Critical patent/JPH11301513A/ja
Publication of JPH11301513A publication Critical patent/JPH11301513A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクト部材を配設する凹部を形成したピラー
の断面性能の低下を抑制し、また車室空間を狭くせずに
ハーネスの配設空間を確保し、シートベルト用アンカー
の取付強度も高くする。 【解決手段】 凹部9の長手方向に沿って凹部壁面に凹
溝状の補強ビード10を形成して断面性能の低下を抑制
し、補強ビード10内にスイッチ用のハーネス11を配
設してハーネス11の配設空間を確保するために車室空
間が狭くなるのを防止し、またピラー3のシートベルト
用のアンカー12の取付部において、ピラー3内にその
断面を横断するように配設された補強プレート13と補
強ビード10の底壁を重合させて互いにスポット溶接1
5にて一体結合してアンカー12の取付強度を高くし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体のピラー構造に
関し、特に空調ダクトやハーネスをそれに沿って配設す
るようにしたピラー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車室内全体の空調を効果的に
行うために、図5に示すように、車体後部に空調ユニッ
ト21を配設したものは知られている。その場合、リア
ドア開口とクォータウインドとの間のクォータピラー2
3に沿って空調エアを通すエアダクト22が配設されて
いる。このクォータピラー23においては、エアダクト
22の配設によってピラー部の内装材24が車室内に大
きく張り出すのを防止するため、図6に示すように、エ
アダクト22の配設空間を構成するための凹部25がそ
の長手方向に沿って形成されている。また、シートベル
ト用のショルダーアンカー26の取付部では、補強プレ
ート27がクォータピラー23のボックス断面内を横断
するように配設されるとともに、その補強プレート27
には凹部25の壁面との干渉を避けるように適当な隙間
が形成されるように屈曲部28が設けられている。
【0003】また、エアダクト22に沿って空調ユニッ
ト21のスイッチ用のハーネス29が配設されるが、そ
のためエアダクト22には凹部25の壁面との間にハー
ネス29の配設空間を形成するように凹部30が形成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、クォータピラー23にエアダクト22を配設
するために凹部25を形成しているので、クォータピラ
ー23の断面性能が低下し、車体の剛性が低下するとと
もにシートベルト用のショルダーアンカー26の取付強
度も低下するという問題があった。
【0005】また、ハーネス29を配設するためにダク
ト22に凹部30を形成しているため、ダクト22の断
面積を確保するために、その分ダクト22が車室側に張
り出すことによって車室空間が狭くなるという問題があ
った。
【0006】なお、実開昭63−32967号公報に
は、アンカー取付部の補強プレートをクォータピラーの
インナープレートに固着するとともに、その補強プレー
トに補強ビードを形成したものが開示され、また特開平
8−40306号公報には、ピラーに沿ってエネルギー
吸収体としてのダクト部材を配設し、そのためピラーに
凹部を形成したものが開示されているが、何れも上記問
題を解決するものではない。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ダク
ト部材を配設する凹部を形成したピラーの断面性能の低
下を抑制でき、またハーネスの配設空間を確保するため
に車室空間が狭くなるということがなく、さらにシート
ベルト用アンカーの取付強度も高くできる車体のピラー
構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車体のピラー構
造は、ピラーの長手方向に沿ってダクト部材を配設して
なる車体のピラー構造において、ピラーにダクト部材の
配設空間を構成する凹部を形成するとともに、凹部の長
手方向に沿って凹部壁面に凹溝状の補強ビードを形成し
たものであり、凹部にダクト部材を配設することによっ
て車室空間を狭くすることなくダクト部材を配設するこ
とができ、かつ凹部の形成によるピラーの断面性能の低
下に対して、凹部壁面の凹溝状の補強ビードによってス
ペースを取らずに断面性能の低下を抑制でき、車体の剛
性を確保することができる。
【0009】また、ダクト部材が空調エアを通すエアダ
クトで、補強ビード内にスイッチ用のハーネスを配設す
ると、補強ビード内の空間をハーネスの配設空間として
利用することにより、ハーネスの配設空間を確保するた
めに車室空間が狭くなるのを防止できる。
【0010】また、ピラーのシートベルト用アンカーの
取付部において、ピラー内にその断面を横断するように
補強プレートを配設し、かつ補強ビードの底壁を補強プ
レートに重合させて互いに溶接すると、補強プレートと
補強ビードが力学的に結合されることによってシートベ
ルト用アンカーの取付強度と車体の剛性を共に高くする
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車体のピラー構造
の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明す
る。
【0012】図4において、1は車体、2はルーフ、3
はリヤドア開口4とクォータウインド5との間のクォー
タピラーで、本実施形態の適用対象のピラーである。
【0013】図1において、車体1の後部のクォータウ
インド5の下部位置に空調ユニット6が配設され、空調
ユニット6から送出された空調エアを通すエアダクト7
がクォータピラー3の車室内側に配設されている。
【0014】クォータピラー3においては、図1〜図3
に示すように、エアダクト7の配設によってピラー部の
内装材8が車室内に大きく張り出すのを防止するため、
エアダクト7の配設空間を構成するための凹部9がその
長手方向に沿って形成されている。さらに、凹部9の壁
面にはその長手方向に沿って凹溝状の補強ビード10が
形成され、この補強ビード10内に空調ユニット6のス
イッチ用のハーネス11が配設されている。補強ビード
10の底面には、適当間隔置きに装着凹部16が形成さ
れ、この装着凹部16の底面に形成された装着穴16a
に装着固定されたクリップ17にてハーネス11が補強
ビード10内に配設された状態で固定されている。
【0015】また、クォータピラー3におけるシートベ
ルトのショルダーアンカー12の取付部においては、ク
ォータピラー3内にその断面を横断するように補強プレ
ート13が配設されている。補強プレート13には適当
な隙間をあけた状態で凹部9の壁面に沿うように屈曲部
14が形成されており、かつ補強ビード10の底壁がこ
の補強プレート13に重合されてスポット溶接15にて
互いに一体結合されている。
【0016】また、本実施形態のクォータピラー3にお
いては、図2に示すように、その上部ではエアダクト7
の断面形状をクォータピラー3の後側縁よりも後方に延
出して後側縁を覆うような断面形状に形成することによ
って、エアダクト7がクォータピラー3の内側面よりも
車室内に張り出さないようにしながら必要な断面積を確
保している。それに伴ってクォータウインド5のガラス
5aの前端部に不透明部5bが形成されている。
【0017】一方、クォータピラー3の下部において
は、図3に示すように、エアダクト7の断面形状は略直
方体状とされ、クォータピラー3より後方への突出を少
なくしている。その分クォータピラー3の下部ではエア
ダクト7が上部よりも多少車室内に張り出している。し
かし、車体1の全体形状は下部に行く程車幅が広くなっ
ているので、クォータピラー3の下部では車室内に多少
張り出しても車室が狭くなることはない。
【0018】以上の構成においては、クォータピラー3
に形成した凹部9にエアダクト7を配設しているので、
車室空間を狭くすることなくエアダクト7を配設するこ
とができ、しかも凹部9の形成によるクォータピラー3
の断面性能の低下に対して、凹部9の壁面に凹溝状の補
強ビード10を形成したことによってスペースを取らず
に断面性能の低下を抑制でき、車体1の剛性を確保する
ことができる。
【0019】さらに、補強ビード10内の空間を利用し
て空調ユニット6のスイッチ用のハーネス11を配設し
ているので、ハーネス11の配設空間を確保するために
エアダクト7が車室側に張り出して車室空間が狭くなる
ということもない。
【0020】また、クォータピラー3のシートベルト用
のショルダーアンカー12の取付部において、クォータ
ピラー3内にその断面を横断するように配設した補強プ
レート13に補強ビード10の底壁を重合させて互いに
スポット溶接15にて一体結合しているので、補強プレ
ート13と補強ビード10が力学的に結合され、ショル
ダーアンカー12の取付強度と車体1の剛性を共に高く
することができる。
【0021】なお、上記実施形態ではクォータピラー3
にエアダクト7を配設する場合について説明したが、本
発明はその他のピラーに種々の機能のダクト部材を配設
する場合にも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の車体のピラー構造によれば、以
上のようにピラーにダクト部材の配設空間を構成する凹
部を形成するとともに、凹部の長手方向に沿って凹部壁
面に凹溝状の補強ビードを形成したので、車室空間を狭
くすることなくダクト部材を配設することができ、しか
も凹部壁面の凹溝状の補強ビードによってスペースを取
らずに断面性能の低下を抑制でき、車体の剛性を確保す
ることができる。
【0023】また、ダクト部材が空調エアを通すエアダ
クトで、補強ビード内にスイッチ用のハーネスを配設す
ると、補強ビード内の空間をハーネスの配設空間として
利用することにより、ハーネスの配設空間を確保するた
めに車室空間が狭くなるのを防止できる。
【0024】また、ピラーのシートベルト用アンカーの
取付部において、ピラー内にその断面を横断するように
補強プレートを配設し、かつ補強ビードの底壁を補強プ
レートに重合させて互いに溶接すると、補強プレートと
補強ビードが力学的に結合されることによってシートベ
ルト用アンカーの取付強度と車体の剛性を共に高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体のピラー構造の一実施形態の正面
図である。
【図2】図1のA−A矢視横断面図である。
【図3】図1のB−B矢視横断面図である。
【図4】車体の部分斜視図である。
【図5】従来例のクォータピラーのピラー構造の正面図
である。
【図6】図5のC−C矢視横断面図である。
【符号の説明】
1 車体 3 クォータピラー 7 エアダクト 9 凹部 10 補強ビード 11 ハーネス 12 ショルダーアンカー 13 補強プレート 15 スポット溶接

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラーの長手方向に沿ってダクト部材を
    配設してなる車体のピラー構造において、ピラーにダク
    ト部材の配設空間を構成する凹部を形成するとともに、
    凹部の長手方向に沿って凹部壁面に凹溝状の補強ビード
    を形成したことを特徴とする車体のピラー構造。
  2. 【請求項2】 ダクト部材が空調エアを通すエアダクト
    で、補強ビード内にスイッチ用のハーネスを配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車体のピラー構造。
  3. 【請求項3】 ピラーのシートベルト用アンカーの取付
    部において、ピラー内にその断面を横断するように補強
    プレートを配設し、かつ補強ビードの底壁を補強プレー
    トに重合させて互いに溶接したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の車体のピラー構造。
JP10959198A 1998-04-20 1998-04-20 車体のピラー構造 Pending JPH11301513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10959198A JPH11301513A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 車体のピラー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10959198A JPH11301513A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 車体のピラー構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11301513A true JPH11301513A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14514157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10959198A Pending JPH11301513A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 車体のピラー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11301513A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100355606C (zh) * 2003-10-17 2007-12-19 三菱自动车工业株式会社 车体结构
JP2008247238A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mazda Motor Corp 車両用ハーネス配設構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100355606C (zh) * 2003-10-17 2007-12-19 三菱自动车工业株式会社 车体结构
JP2008247238A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mazda Motor Corp 車両用ハーネス配設構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0930452A (ja) 自動車用サイドシル補強構造
JP4314991B2 (ja) 車体後部構造
JPH08113163A (ja) 自動車の車体後部構造
JP2003118371A (ja) 車両のドアサッシュ構造
JPH11301513A (ja) 車体のピラー構造
JPH11208520A (ja) 自動車の車体におけるフロアクロスメンバ補強構造
JPH11115810A (ja) 自動車の前部車体構造
JP4503776B2 (ja) 車両の側部構造
JPS61282172A (ja) 自動車の後部車体構造
JP2019188860A (ja) 車両用リアバンパ構造
JP2000038166A (ja) 自動車の車体下側部補強構造
JP4004202B2 (ja) トラックのキャブ
JPS60255578A (ja) ハ−ドトツプ型車のセンタ−ピラ−補強構造
JP2000108932A (ja) 空調ダクト配管用クォーターピラー構造
JP3775140B2 (ja) 自動車の換気構造
JPH08268329A (ja) 自動車の上部車体構造
JP4341289B2 (ja) サンルーフ車側部車体構造
JPH049270Y2 (ja)
JPH0650291Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP2001191956A (ja) 前部車体構造
JPH09240509A (ja) 車両におけるエアダクトの取付構造
JPS6322146Y2 (ja)
JP2024041346A (ja) 車両側部構造
JPH04228380A (ja) 車両の組立方法
JP3263003B2 (ja) 車体の後席用エアコンユニット収容部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203