JP2001186489A - 通信制御装置およびその方法 - Google Patents

通信制御装置およびその方法

Info

Publication number
JP2001186489A
JP2001186489A JP37141199A JP37141199A JP2001186489A JP 2001186489 A JP2001186489 A JP 2001186489A JP 37141199 A JP37141199 A JP 37141199A JP 37141199 A JP37141199 A JP 37141199A JP 2001186489 A JP2001186489 A JP 2001186489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
user
communication control
control device
server device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP37141199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3927744B2 (ja
Inventor
Masami Kato
政美 加藤
Ken Sakakibara
憲 榊原
Yoshihisa Tadokoro
善久 田處
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP37141199A priority Critical patent/JP3927744B2/ja
Publication of JP2001186489A publication Critical patent/JP2001186489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3927744B2 publication Critical patent/JP3927744B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散業務を考慮せずに開発された機器および
通信アプリケーションソフトウェアを利用しただけて
は、集合勤務の場合と同様のスムーズなコミュニケーシ
ョンは期待できず、分散業務の効率を悪化させる。 【解決手段】 分散業務を行う複数の勤務者それぞれに
対応して設置される端末装置は、勤務者の画像を取得し
(S101)、取得した画像をサーバ装置へ送信するとともに
(S104)、取得した画像に基づき勤務者の勤務状況を認識
して(S102)、その認識結果に応じた指示をサーバ装置へ
送信する(S105)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信制御装置および
その方法に関し、例えば、通信網を介して接続される複
数の端末装置およびサーバ装置によりバーチャルオフィ
スを構築するための通信制御装置およびその方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】企業、団体および公共機関などの各組織
体は、事務作業、営業業務、および、大きな設備を必要
としない技術業務などに従事させる雇用労働者(以下
「勤務者」という)らの勤務場所であるオフィススペー
スを自らの所有不動産として、または、賃貸借契約によ
って確保している。そして、勤務者は、通常、公共交通
機関や自家用車などを利用して就業開始時刻までにオフ
ィスに到着、集合して、決められた就業時間内に集合勤
務を行うことが一般的である。そして、オフィスには、
電話機、複写機、ファクシミリ装置、並びに、コンピュ
ータおよびコンピュータネットワークを設備すること
で、各種業務の効率化が図られている。
【0003】集合勤務は、人類史上、産業革命以降に工
場を効率的に運営するために採用された比較的新しい慣
習である。しかし、近年、所謂通勤地獄や、自家用車の
増加による大気汚染など、集合勤務に起因する弊害が顕
著になるとともに、インターネットなどの通信インフラ
ストラクチャや、各種通信技術の利用が可能になった結
果、組織およびその勤務者にとって集合勤務は必然的な
勤務形態ではなく、むしろ、同一の組織体に所属する勤
務者に、その自宅や好みの場所で働いてもらい、全体と
して組織の目的業務を遂行する、分散勤務の考え方が注
目されるている。
【0004】企業などの組織体は、分散勤務を実施する
ために、次のような処置をとるのが一般的である。つま
り、勤務者の自宅などの一室が勤務スペースとして使用
され(ホームオフィス)、遠隔地に分散する複数のホー
ムオフィス間は通信回線で結ばれ、電話機やファクシミ
リ装置などの宅内通信端末機器および通信アプリケーシ
ョンソフトウェアを用いて勤務者間に必要な連絡が行わ
れる。この通信回線には、加入電話網、ISDN網または専
用回線などが用いられる。通信アプリケーションには、
電子メール、WWW(World Wide Web)およびテレビ会議な
どが用いられる。
【0005】また、ホームオフィスではなく、所属組織
や地方自治体などが用意するサテライトオフィスやテレ
コテージなどが利用されたり、営業業務や保守業務の場
合は、顧客訪問に用いる自家用車や公共交通機関の座席
などが一時的な勤務場所(モバイルオフィス)として利
用される場合もある。
【0006】図1はホームオフィスの構成例を示すブロ
ック図である。
【0007】ホームオフィス101は、一般に、勤務者の
自宅の一室あるいはその一部スペースであり、そこにパ
ーソナルコンピュータ102、電話機105、ファクシミリ装
置106、ISDNターミナルアダプタ104、DSU(回線終端装
置)107などが設置される。
【0008】パーソナルコンピュータ102は、そのシリ
アル通信ポートなどを介してISDNターミナルアダプタ10
4のデータポートに接続され、電話機105およびファクシ
ミリ装置106はそれぞれISDNターミナルアダプタ104のア
ナログポートに接続される。ISDNターミナルアダプタ10
4は、DSU107を介してISDN108などの通信網に接続され、
この通信網を利用してメインオフィス109、他のホーム
オフィス110および/またはモバイルオフィス111と通信
を行う。
【0009】なお、ISDN108の代わりに一般加入電話網
を用いることもできる。その場合、パーソナルコンピュ
ータ102は、ISDNターミナルアダプタ104の代わりに、MO
DEM(変復調装置)を介して通信網に接続される。ま
た、電話機105およびファクシミリ装置106は、別の一般
加入電話回線を用いて一般加入電話網に接続されたり、
もしくは、回線切替器などを利用してMODEMと同じ一般
加入電話回線に接続される。勿論、電話機105およびフ
ァクシミリ装置106は別製品ではなく、ファクシミリ機
能を内蔵した電話機が用いられることが多い。
【0010】パーソナルコンピュータ102には、通信ア
プリケーションソフトウェア103が予めインストールさ
れていて、この通信アプリケーションソフトウェア103
の機能によりメインオフィス109、他のホームオフィス1
10および/またはモバイルオフィス111との連絡が行われ
る。
【0011】図2はパーソナルコンピュータ102にインス
トールされる代表的な通信アプリケーションソフトウェ
アを示す図である。
【0012】電子メール・クライアントソフトウェア21
は、メインオフィス109、他のホームオフィス110および
/またはモバイルオフィス111に所在する他の勤務者との
電子メールのやり取りに用いられ、電子メールの作成、
送受信および受信メールの内容表示などの機能を有にす
る。グループスケジュール管理ソフトウェア22は、勤務
者自身の勤務スケジュールの登録および確認、他の勤務
者の勤務スケジュールの確認などの機能を有する。WWW
ブラウザソフトウェア23は、主に勤務者が所属する組織
によって作成されたウェブサイトの情報や、そのウェブ
サイトに掲示された組織メンバ用の掲示板などを閲覧す
るための機能を有する。
【0013】テレビ会議ソフトウェア24は、打ち合わせ
または会議を行うため、他の勤務者との間で音声を含む
サウンド、並びに、静止画像および動画像を含む画像を
交換し、ホームオフィス101からの外出、他の場所への
移動などを必要とせずに、通信網108を用いた会議を提
供するものである。
【0014】コラボレーションソフトウェア25は、他の
勤務者との間で、それぞれのパーソナルコンピュータ10
2のディスプレイ上に共有のホワイトボードや同一アプ
リケーションソフトウェアのウィンドウを開き、その上
で共同作業を行うためのものである。なお、コラボレー
ションソフトウェア25は、テレビ会議ソフトウェア24に
含まれる場合がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ホーム
オフィス101に所在する勤務者は、電話機105、ファクシ
ミリ装置106、パーソナルコンピュータ102およびそれに
インストールされた各種通信アプリケーションソフトウ
ェア103を用いて、所在地が異なる他の勤務者と連絡を
とり、業務を遂行することになる。
【0016】しかしながら、ホームオフィス101で利用
される上記の機器および通信アプリケーションソフトウ
ェア103は、本来、分散業務を支援するために開発され
たものではなく、汎用性を重視して開発されたか、集合
勤務の事務所を前提に、あるいは、そのような事務所に
おける勤務形態を前提に開発されたものであり、効率の
よい分散勤務を実現するためには適切とは言えない。ま
た、集合勤務に最適化された組織内コミュニケーション
の形態および量を保ちながら、分散勤務を実施すること
は不可能である。これらは、分散勤務の普及を妨げ、集
合勤務から分散勤務への移行を困難にする原因になって
いる。
【0017】以下、上記の機器および通信アプリケーシ
ョンソフトウェア103などを用いた場合の問題点を具体
的に説明する。
【0018】図3は五名の勤務者で構成される組織体の
一部門が、分散勤務を行う場合のオフィスの構成例を模
式的に示す図である。五名の勤務者のうち、勤務者A、B
およびCの三名が上述した構成を有するホームオフィス1
01で勤務し、勤務者Dはメインオフィス109で、勤務者E
はモバイルオフィス111で勤務しているとする。
【0019】このような組織が分散勤務を開始する以前
の勤務形態は、図4に示すような集合勤務であろう。つ
まり、勤務者AからEの勤務(作業)スペースは、一つの
オフィスに隣接して並べられた事務机である。従って、
勤務者Aは、勤務者Bらの勤務状況を視覚的に(聴覚的に
も)容易に捉えることができ、勤務者Bが忙しくなさそ
うな状況を把握して適切なタイミングで勤務者Bに話し
掛けることができた。
【0020】一方、図3に示すような分散勤務の場合、
勤務者Aが勤務者Bに質問する行為自体は、図1に示す電
話機105または図2に示すテレビ会議ソフトウェア24を用
いて行うことができる。しかし、勤務者Aが、電話機105
またはテレビ会議ソフトウェア24を用いて勤務者Bに話
し掛けようとしても、事前に勤務者Bの勤務状況を確認
することかできない。そのため、勤務者Bが他から電話
に応答して話中であったり、あるいは、休憩中であれ
ば、勤務者Aが勤務者Bに話し掛けようとすること自体が
無駄になり、業務効率を悪化させる原因になる。
【0021】勿論、勤務者Aは、電子メール・クライア
ントソフトウェア21を使用して、勤務者Bに電子メール
で質問を送ることができる。しかしこの方法も、至急回
答を必要とする質問であってもその回答がいつ勤務者B
から得られるかは不明であり、そのような場合は勤務者
Aの業務遂行を阻害することになりかねない。
【0022】当然、勤務者Aは、グループスケジュール
管理ソフトウェア22を用いて、勤務者Bの予定を確認す
ることができるが、通常、グループスケジュール管理ソ
フトウェア22に登録される内容は、一時間単位の行動計
画や作業予定などに限られ、休憩時間など細部について
は登録されない。また、作業予定などもあくまで予定で
あり、現時点での実際の勤務状況が反映されるていると
は限らない。従って、突然、至急の用件で電話連絡やテ
レビ会議を行おうとしても相手の勤務状況を確認するた
めの手段にはなり得ず、いつ電子メールの返信をもらえ
るかを判断するための手段にもなり得ない。
【0023】これらの問題に対処するため、パーソナル
コンピュータ102上で動作するテレビ会議ソフトウェア2
4を用いて、複数の勤務者の勤務状況を示す画像を連結
し、お互いに、勤務状況を示す画像がみえるようにする
試みもある。この例として、米国White Pine Software
Inc.が開発販売するEnhanced CU-SeeMeおよびReflector
(Enhanced CU-SeeMe用のサーバソフトウェア)を用い
る場合を説明する。
【0024】図5は勤務者のパーソナルコンピュータ102
の画面を示す図である。ここに示されるように、勤務時
間中は、他の勤務者の勤務状況を示す画像が、会議中に
限らず、継続的に表示される。この表示を基に、他の勤
務者がホームオフィス101に存在するか否か、あるい
は、電話中であるか否かなどを確認することができる。
【0025】しかし、テレビ会議ソフトウェア24を利用
して双方向のアウェアネス(awareness)システムを実現
しようとすれば、画像データを表す所定符号量のデータ
が一方的に配信され、ユーザとサーバ(例えば上述した
Reflectorが稼動するコンピュータ)とを結ぶ通信回線
の帯域を常に消費することになるし、プライバシ侵害も
懸念される。
【0026】このように、分散業務を考慮せずに開発さ
れた機器および通信アプリケーションソフトウェアを利
用しただけては、集合勤務の場合と同様のスムーズなコ
ミュニケーションは期待できず、分散業務の効率を悪化
させる。さらに、その結果、勤務者が相互にコミュニケ
ーションすることを躊躇し、コミュニケーション自体が
減少する問題が発生する。コミュニケーションの減少
は、必然的に組織の一体感に支障を生じさせ、勤務者に
は孤立感や疎外感を感じさせることになる。これらの問
題は、集合勤務から分散勤務へ移行する場合の大きな障
壁になる。
【0027】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、分散業務を考慮した通信制御装置およびその
方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0029】本発明にかかる通信制御装置は、複数の端
末装置、および、前記端末装置へ通信回線を介して接続
されるサーバ装置がそれぞれ備える通信制御装置であっ
て、前記端末装置の通信制御装置は、ユーザの画像を取
得し、取得した画像を送出するとともに、取得した画像
に基づきユーザの状況を認識して、その認識結果に応じ
た指示を送出する、および、受信される他のユーザに関
する画像の表示を制御する、並びに、前記サーバ装置の
通信制御装置は、前記複数の端末装置から画像および前
記指示を受信し、受信される前記端末ごとの指示に従い
受信される他のユーザの画像を処理して、処理した画像
を前記端末装置に配信することで、前記端末装置に他の
ユーザに関する画像を表示するための通信を制御するこ
とを特徴とする。
【0030】また、複数の通信回線を介して複数の端末
と通信を行うサーバ装置へ接続される端末装置が備える
通信制御装置であって、前記端末のユーザの画像を取得
する取得手段と、取得された画像に基づきユーザの状況
を認識する認識手段と、その認識結果に応じた処理を、
取得された画像に施す処理手段と、処理された画像を前
記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置か
ら受信される他のユーザに関する画像の表示を制御する
表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0031】また、複数の端末装置と、通信回線を介し
て接続されるサーバ装置が備える通信制御装置であっ
て、前記複数の端末装置からユーザの画像を受信する受
信手段と、受信された画像に基づきユーザの状況を認識
する認識手段と、その認識結果に応じた処理を、受信さ
れた他のユーザの画像に施す処理手段と、処理された画
像を前記端末装置へ配信する配信手段とを有することを
特徴とする。
【0032】本発明にかかる制御方法は、複数の端末装
置、および、前記端末装置と通信回線を介して接続され
るサーバ装置の制御方法であって、前記端末装置におい
ては、ユーザの画像を取得し、取得した画像を送出する
とともに、取得した画像に基づきユーザの状況を認識し
て、その認識結果に応じた指示を送出する、および、受
信される他のユーザに関する画像の表示を制御する、並
びに、前記サーバ装置においては、前記複数の端末装置
から画像および前記指示を受信し、受信される前記端末
ごとの指示に従い受信される他のユーザの画像を処理し
て、処理した画像を前記端末装置に配信することで、前
記端末装置に他のユーザに関する画像を表示するための
通信を制御する。
【0033】また、複数の通信回線を介して複数の端末
と通信を行うサーバ装置へ接続される端末装置の制御方
法であって、前記端末のユーザの画像を取得し、取得さ
れた画像に基づきユーザの状況を認識し、その認識結果
に応じた処理を、取得された画像に施し、処理された画
像を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から受信
される他のユーザに関する画像の表示を制御することを
特徴とする。
【0034】また、複数の端末装置と、通信回線を介し
て接続されるサーバ装置の制御方法であって、前記複数
の端末装置からユーザの画像を受信し、受信された画像
に基づきユーザの状況を認識し、その認識結果に応じた
処理を、受信されたユーザの画像に施し、処理された画
像を前記端末装置へ配信することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
のバーチャルオフィスシステムの映像配信制御装置を図
面を参照して詳細に説明する。以下で説明するバーチャ
ルオフィスシステムとは、通信網を介して、複数のユー
ザ端末装置が同時にホストサーバ装置にアクセスするこ
とにより、バーチャルオフィスを実現するシステムのこ
とである。
【0036】
【第1実施形態】[構成]図6はバーチャルオフィスシス
テムの構成例を示す図である。図6において、11はホス
トサーバ装置で、メインオフィス、つまり分散オフィス
を導入する企業など各種の組織体の本社事業所などに設
置され、メインオフィス内のLAN(Local Area Network)1
2に接続されている。
【0037】13および14はメインオフィスで勤務する勤
務者用のユーザ端末装置で、本実施形態では、パーソナ
ルコンピュータ18、ユーザ端末装置用ソフトウェア19、
電話機20、ビデオカメラ23およびその他の機器を組み合
わせて実現される。このうち、電話機20は、PSTN回線
(一般加入電話回線)またはISDN回線を介してホストサ
ーバ装置11に接続され、パーソナルコンピュータ18はLA
N12を介してホストサーバ装置11に接続されている。
【0038】15から17は、メインオフィスに対して遠隔
地に存在するホームオフィスで勤務する勤務者用のユー
ザ端末装置で、詳細は後述するバーチャルオフィスをす
るための表示装置24、パーソナルコンピュータ18、ユー
ザ端末装置用ソフトウェア19、ビデオカメラ23、電話機
20およびその他の機器を組み合わせて実現される。この
うち、電話機20はPSTN回線またはISDN回線を介してホス
トサーバ装置11に接続され、パーソナルコンピュータ18
はインターネット21を介してホストサーバ装置11に接続
される。なお、バーチャルオフィスするための表示装置
24は、パーソナルコンピュータ18に接続されているもの
とする。
【0039】●ホストサーバ装置の構成 図7はホストサーバ装置11のハードウェア構成例を示す
図である。BP(Basic Platform)31はPCサーバ装置であ
る。SPU(Signal Processing Unit)32は、高性能DSP(Dig
ital Signal Processor)などから構成される信号処理カ
ードである。BP31は、EthernetカードなどのLANカード
を介してメインオフィス内のLAN12に接続されている。
【0040】図8はホストサーバ装置11のソフトウェア
構成例を示す図である。ホストサーバ装置11に含まれる
ソフトウェアは、C++言語などを用いて開発されたソフ
トウェアプログラムおよび既存のソフトウェアプログラ
ムを含み、OS(Operating System)としては例えばWindow
s NT(マイクロソフト社の登録商標)を採用している。
【0041】図8において、41はサーバマネージャ部、4
3はSPUアクセスライブラリ部、45および48はドライバ
部、46はメール送信部、47はDLL(Dynamic Link Librar
y)部、49は動的Webサーバ部、50はデータベースコネク
タ部、51はOS、53はデータベース部である。
【0042】●ユーザ端末装置の構成 図9はユーザ端末装置13から17それぞれのハードウェア
構成例を示す図である。ユーザ端末装置13から17の主な
構成機器としては、パーソナルコンピュータ18、ユーザ
末装置用ソフトウェア19および電話機20などがあり、詳
細は後述するバーチャルオフィスを表示するための表示
装置24およびビデオカメラ23はパーソナルコンピュータ
(PC)本体61に接続される。さらに、ディスプレイ64、キ
ーボード63、マウス62、一対のスピーカ67およびマイク
68などは、それぞれパーソナルコンピュータ本体61に備
わっている各機器に対応する入出力端子に接続される。
表示装置24は、OS(例えばWindows 98、マイクロソフト
社の登録商標)の機能を利用してディスプレイ64ととも
にマルチモニタシステムを構成する。
【0043】図10はホームオフィスに図9に示される機
器が設置された状況を示す図である。バーチャルオフィ
スを表示するための表示装置24は、勤務者が業務(作
業)に使用するパーソナルコンピュータ18のディスプレ
イ64とは異なる位置に設置される。
【0044】[映像配信制御]次に、バーチャルオフィ
スシステムの映像配信制御装置の動作について説明す
る。ただし、説明を簡略化するために、各勤務者は、そ
れぞれのユーザ端末装置とホストサーバ装置11との接続
を完了し、既に勤務を開始しているものとする。
【0045】図11は表示装置24に表示される画面の一例
を示す図である。81は他の勤務者の勤務状況を示す画像
である。82は画像81の勤務者の勤務状況を示す文字情報
が表示される勤務状況表示部である。画像82および勤務
状況表示部83は、その勤務者のバーチャルオフィススペ
ースである枠83の中に配置されている。つまり、この三
つの要素81から83を合わせたものが、各勤務者のバーチ
ャルオフィスである。
【0046】なお、図11には、同一画面上に九つのバー
チャルオフィスを表示する例を示したが、バーチャルオ
フィスの数はこれより多くても少なくても構わない。そ
して、複数のバーチャルオフィスが表示された領域84を
「バーチャルオフィスエリア」と呼ぶ。また、バーチャ
ルオフィスと隣接するバーチャルオフィスとの間のスペ
ースはバーチャルオフィスにおける廊下部分である。
【0047】バーチャルオフィスの一部として表示され
ている勤務者の勤務状況を示す画像81は、その勤務者が
使用するユーザ端末装置18に備わるビデオカメラ23によ
り撮像された画像である。
【0048】図12Aおよび12Bは映像配信制御に関する処
理を説明するためのフローチャートで、図12Aはクライ
アントであるユーザ端末装置の処理を説明するためのフ
ローチャート、図12Bはホストサーバ装置11の処理を説
明するためのフローチャートである。なお、図12Aにお
いて、送受信処理を1つのフローチャートで示している
が、送信処理と受信処理とが別々のフローチャートで表
されてもよいことはもちろんである。
【0049】図12Aにおいて、ビデオカメラ23により撮
像される画像は、パーソナルコンピュータ本体61に備わ
るビデオ入力インタフェイスを介してパーソナルコンピ
ュータ18に入力される(ステップS101)。具体的には、
撮像される画像はQCIF(Quater Common Intermediate fo
rmat, 176×144 pixels)のディジタル画像データとして
パーソナルコンピュータ18に入力される。
【0050】取り込まれた画像データから、まず、勤務
者の姿勢、とくに顔の向きが認識される(ステップS10
2)。姿勢の認識は、例えば、萩原らの提案(横尾、萩
原「遺伝的アルゴリズムを用いた自然画像からの複数顔
領域抽出」電学論117-C、9、1245-1252頁、1997)を用
いて顔の領域を検出して切り出し、切り出された顔領域
からニューラルネットワークなどにより顔の向きを判断
することで、実現可能である。なお、顔の向きの検出な
どについては、末永「人物像を読む−ヒューマンインタ
フェイスのためのコンピュータビジョン−」(電子情報
通信学会誌、800-804頁、1995/8)などにも紹介されて
いる。
【0051】入力された画像データは、さらにJPEGやH.
263などの画像符号化方式より圧縮符号化され(ステッ
プS103)、ネットワークを介してホストサーバ装置11に
速やかに転送される(ステップS104)。画像転送ととも
に、姿勢の認識結果から得られる情報を基に、ホストサ
ーバ装置11に対して当該ユーザ端末装置に対する配信画
像のフレームレートが指示される(ステップS105)。具
体的には、勤務者が表示装置24の方向を向いていないと
判断される場合、画像のフレームレートを標準(または
通常)の例えば1/10に設定するように指示する。
【0052】ユーザ端末装置は、指示したフレームレー
トでホストサーバ装置11から配信される他の勤務者の勤
務状況を示す圧縮された画像を受信し(ステップS10
6)、受信画像を伸長して(ステップS107)、表示装置2
3に表示する(ステップS108)。
【0053】ステップS109の判断により、ユーザ端末装
置の終了が指示されるまで、以上の処理を繰り返すこと
で、画像の送受信およびホストサーバ装置11への指示が
順次行われる。
【0054】次に、ホストサーバ装置11の処理について
説明する。図12Bにおいて、ホストサーバ装置11は、各
ユーザ端末装置が送信する圧縮された画像を受信し(ス
テップS111)、受信画像を他のユーザ端末装置へ配信す
るための準備を開始する(ステップS112)。
【0055】次に、配信先のユーザ端末装置から指示さ
れた画像配信に関する指示内容を解析し(ステップS11
3)、その解析結果からフレームレートが指定された場
合などのように画像の変換処理が必要か否かを判定し
(ステップS114)、変換処理が必要であれば当該ユーザ
端末装置へ配信する画像に指示内容に応じた所定の変換
処理を施す(ステップS115)。この変換処理が実行され
る場合、画像はSPU32に転送されてDSPにより高速に処理
される。SPU32により変換処理された画像は、配信先で
あるユーザ端末装置へ送信される(ステップS116)。な
お、ステップS115の処理には、圧縮された受信画像の伸
長処理および変換処理された画像の圧縮処理が含まれ
る。
【0056】以上の処理は、配信先であるユーザ端末装
置ごとにそれぞれ実行される。また、ステップS117の判
断により、以上の処理はバーチャルオフィスシステムが
稼働している間繰り返される。
【0057】以上の処理により、ユーザ端末装置には、
その勤務者が表示装置24の方を向いている場合に限って
標準(または高)フレームレートの画像が配信される。
【0058】なお、上記では、勤務者の姿勢に対応して
配信画像のフレームレートを制御する例を説明したが、
フレームレートに限らず、画像の解像度あるいは画像圧
縮時の量子化係数を制御する方法、さらにそれらの組み
合わせでもよい。要は、ユーザ端末装置の勤務者が表示
装置24の方を向いている場合は、通信回線の帯域を消費
することになるが、他の勤務者の勤務状況を示す詳細な
(高画質、標準または高フレームレートの)画像を提供
すればよい。一方、勤務者が表示装置24の方を向いてい
ない場合は、通信回線の帯域消費を抑えるために、他の
勤務者の勤務状況を概略的に示す画像、フレームが間引
かれた画像、および/または、低解像度(低画質)の画
像が提供されればよく、極端な場合は画像の配信を行わ
なくてもよい。
【0059】なお、解像度を制御する場合は、勤務者が
表示装置24の方向を向いていない場合にはホストサーバ
装置11に対して配信画像の解像度を下げるように指示す
る。この指示を受けたホストサーバ装置11は、具体的に
は、QCIFフォーマットの画像をさらに主走査、副走査方
向ともに1/2に縮小変換する。受信側のユーザ端末装置
は、受信画像を主走査、副走査ともに二倍に拡大して画
像を表示する。
【0060】また、量子化係数を制御する場合は、勤務
者が表示装置24の方向を向いていない場合にはホストサ
ーバ装置11に対して配信画像の量子化ステップ幅を大き
くするように指示する。この指示を受けたホストサーバ
装置11は、ステップS115の変換処理において、圧縮され
た画像を一旦伸長し、ステップ幅の大きい量子化係数で
再度圧縮した画像をユーザ端末装置へ配信する。
【0061】このように、第1実施形態によれば、他の
勤務者の勤務状況を知るために、勤務者が表示装置24の
方向を向いた場合に限り、標準(または高)フレームレ
ート、高解像度、および/または、高画質の画像がその
ユーザ端末装置へ配信される。他の業務(作業)を行っ
ているなど、勤務者が表示装置24の方向を向いていない
場合は、低フレームレート、低解像度、および/また
は、低画質の画像がそのユーザ端末装置へ配信されるの
で、そのユーザ端末装置とホストサーバ装置との間で通
信される画像の符号量を大幅に削減することが可能にな
る。言い換えれば、極めて自然なインタフェイスを用い
て、通信回線やネットワークの帯域を有効に利用するこ
とができ、画像(映像)を用いるアウェアネスシステム
の問題点である、通信回線やネットワークを利用する他
の通信アプリケーションソフトウェアへの影響を回避ま
たは少なくとも低減することができる。
【0062】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態のバ
ーチャルオフィスシステムの映像配信制御について説明
する。なお、本実施形態において、第1実施形態と略同
様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明
を省略する。
【0063】図13Aおよび13Bは映像配信制御に関する処
理を説明するためのフローチャートで、図13Aはクライ
アントであるユーザ端末装置の処理を説明するためのフ
ローチャート、図13Bはホストサーバ装置11の処理を説
明するためのフローチャートである。なお、図13Aにお
いて、端末側の送受信処理を1つのフローチャートで示
しているが、送信処理と受信処理とが別々のフローチャ
ートで表されてもよいことはもちろんである。
【0064】図13Aにおいて、ビデオカメラ23により撮
像される画像は、パーソナルコンピュータ本体61に備わ
るビデオ入力インタフェイスを介してパーソナルコンピ
ュータ18に入力される(ステップS201)。具体的には、
撮像される画像はQCIFのディジタル画像データとしてパ
ーソナルコンピュータ18に入力される。取り込まれた画
像データから、まず、勤務者の姿勢(顔の向き)が認識
される(ステップS202)。
【0065】姿勢の認識結果から、勤務者が表示装置24
の方向を向いていないと判断される場合(ステップS20
3)、画像のフレームを間引くなど、入力画像に変換処
理を施した後に圧縮する(ステップS204)。一方、勤務
者が表示装置24の方向を向いている場合、入力画像は変
換処理されずに圧縮される(ステップS205)。なお、こ
の圧縮符号化は、JPEGやH.263などの画像符号化方式よ
り実行される。そして、圧縮された画像は、ネットワー
クを介してホストサーバ装置11に速やかに転送される
(ステップS206)。
【0066】圧縮画像の送信とともに、ホストサーバ装
置11から配信される他の勤務者の勤務状況を示す圧縮さ
れた画像を受信し(ステップS207)、受信画像を伸長し
て(ステップS208)、表示装置24に表示する(ステップ
S209)。
【0067】ステップS210の判断により、ユーザ端末装
置の終了が指示されるまで、以上の処理を繰り返すこと
で、画像の送受信が順次行われる。
【0068】次に、ホストサーバ装置11の処理について
説明する。図13Bにおいて、ホストサーバ装置11は、各
ユーザ端末装置が送信する圧縮された画像を受信し(ス
テップS211)、受信画像を他のユーザ端末装置へ配信す
るための準備を開始し(ステップS212)。配信先である
ユーザ端末装置に画像を配信する(ステップS213)。
【0069】以上の処理は、配信先であるユーザ端末装
置ごとにそれぞれ実行される。また、ステップS214の判
断により、以上の処理はバーチャルオフィスシステムが
稼働している間繰り返される。
【0070】以上の処理により、ユーザ端末装置は、そ
の勤務者が表示装置24の方を向いている場合に限って標
準(または高)フレームレートの画像を送信する。
【0071】なお、上記では、勤務者の姿勢に対応して
送信画像のフレームレートを制御する例を説明したが、
フレームレートに限らず、画像の解像度あるいは画像圧
縮時の量子化係数を制御する方法、さらにそれらの組み
合わせでもよい。要は、ユーザ端末装置の勤務者が表示
装置24の方を向いている場合は、通信回線の帯域を消費
することになるが、その勤務者の勤務状況を示す詳細な
(高画質、標準または高フレームレートの)画像を提供
すればよい。一方、勤務者が表示装置24の方を向いてい
ない場合は、通信回線の帯域消費を抑えるために、その
勤務者の勤務状況を概略的に示す画像、フレームが間引
かれた画像、および/または、低解像度(低画質)の画
像が提供されればよく、極端な場合は画像の配信を行わ
なくてもよい。
【0072】解像度および/または量子化係数を制御す
る処理は、ホストサーバ装置11が行うか、ユーザ端末装
置が行うかの違いを除き、第1実施形態と同じであるか
ら、その詳細説明を省略する。
【0073】このように、第2実施形態によれば、勤務
者の勤務状況を知らせるために、勤務者が表示装置24の
方向を向いた場合に限り、標準(または高)フレームレ
ート、高解像度、および/または、高画質の画像がホス
トサーバ装置11へ送信される。他の業務(作業)を行っ
ているなど、勤務者が表示装置24の方向を向いていない
場合は、低フレームレート、低解像度、および/また
は、低画質の画像がホストサーバ装置11へ送信されるの
で、第1実施形態と同様に、そのユーザ端末装置とホス
トサーバ装置との間で通信される画像の符号量を大幅に
削減することが可能になる。言い換えれば、極めて自然
なインタフェイスを用いて、通信回線やネットワークの
帯域を有効に利用することができ、画像(映像)を用い
るアウェアネスシステムの問題点である、通信回線やネ
ットワークを利用する他の通信アプリケーションソフト
ウェアへの影響を回避または少なくとも低減することが
できる。また、本実施の形態では、クライアントの処理
は増加するが、クライアントからホストへ送信されるデ
ータ量を調整でき、回線をより有効に使うことができ
る。
【0074】
【第3実施形態】以下、本発明にかかる第3実施形態のバ
ーチャルオフィスシステムの映像配信制御について説明
する。なお、本実施形態において、第1実施形態と略同
様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明
を省略する。
【0075】図14Aおよび14Bは映像配信制御に関する処
理を説明するためのフローチャートで、図14Aはクライ
アントであるユーザ端末装置の処理を説明するためのフ
ローチャート、図14Bはホストサーバ装置11の処理を説
明するためのフローチャートである。なお、図14Aにお
いて、端末側の送受信処理を1つのフローチャートで示
しているが、送信処理と受信処理とが別々のフローチャ
ートで表されてもよいことはもちろんである。
【0076】図14Aにおいて、ビデオカメラ23により撮
像される画像は、パーソナルコンピュータ本体61に備わ
るビデオ入力インタフェイスを介してパーソナルコンピ
ュータ18に入力される(ステップS301)。具体的には、
撮像される画像はQCIF(Quater Common Intermediate fo
rmat, 176×144 pixels)のディジタル画像データとして
パーソナルコンピュータ18に入力される。
【0077】入力された画像データは、JPEGやH.263な
どの画像符号化方式より圧縮符号化され(ステップS30
2)、ネットワークを介してホストサーバ装置11に速や
かに転送される(ステップS303)。
【0078】圧縮画像の送信とともに、ホストサーバ装
置11から配信される他の勤務者の勤務状況を示す圧縮さ
れた画像を受信し(ステップS304)、受信画像を伸長し
て(ステップS305)、表示装置24に表示する(ステップ
S306)。
【0079】ステップS307の判断により、ユーザ端末装
置の終了が指示されるまで、以上の処理を繰り返すこと
で、画像の送受信が順次行われる。
【0080】次に、ホストサーバ装置11の処理について
説明する。図14Bにおいて、ホストサーバ装置11は、各
ユーザ端末装置が送信する圧縮された画像を受信し(ス
テップS311)、受信画像を他のユーザ端末装置へ配信す
るための準備を開始し(ステップS312)、受信画像を伸
長して、その画像が示す勤務者の勤務状況を認識する
(ステップS313)。
【0081】そして、勤務状況の認識結果から、勤務者
が表示装置24の方向を向いていないと判断される場合
(ステップS314)、画像のフレームを間引くなどの変換
処理を入力画像に施した後に再び圧縮する(ステップS3
15)。一方、勤務者が表示装置24の方向を向いている場
合、入力画像は変換処理されない。なお、この変換処理
が実行される場合、画像はSPU32に転送されてDSPにより
高速に処理される。また、圧縮符号化は、JPEGやH.263
などの画像符号化方式より実行される。
【0082】次に、配信先であるユーザ端末装置に圧縮
された画像が配信される(ステップS316)。
【0083】以上の処理は、配信先であるユーザ端末装
置ごとにそれぞれ実行される。また、ステップS317の判
断により、以上の処理はバーチャルオフィスシステムが
稼働している間繰り返される。
【0084】以上の処理により、ホストサーバ装置11
は、各ユーザ端末装置の勤務者が表示装置24の方を向い
ている場合に限って標準(または高)フレームレートの
画像を配信する。
【0085】なお、上記では、勤務者の姿勢に対応して
送信画像のフレームレートを制御する例を説明したが、
フレームレートに限らず、画像の解像度あるいは画像圧
縮時の量子化係数を制御する方法、さらにそれらの組み
合わせでもよい。要は、ユーザ端末装置の勤務者が表示
装置24の方を向いている場合は、通信回線の帯域を消費
することになるが、その勤務者の勤務状況を示す詳細な
(高画質、標準または高フレームレートの)画像を提供
すればよい。一方、勤務者が表示装置24の方を向いてい
ない場合は、通信回線の帯域消費を抑えるために、その
勤務者の勤務状況を概略的に示す画像、フレームが間引
かれた画像、および/または、低解像度(低画質)の画
像が提供されればよく、極端な場合は画像の配信を行わ
なくてもよい。
【0086】解像度および/または量子化係数を制御す
る処理は第1実施形態と同じであるから、その詳細説明
を省略する。
【0087】このように、第3実施形態によれば、勤務
者の勤務状況を知らせるために、勤務者が表示装置24の
方向を向いた場合に限り、標準(または高)フレームレ
ート、高解像度、および/または、高画質の画像がホス
トサーバ装置11から配信される。他の業務(作業)を行
っているなど、勤務者が表示装置24の方向を向いていな
い場合は、低フレームレート、低解像度、および/また
は、低画質の画像がホストサーバ装置11から配信される
ので、第1実施形態と同様に、ユーザ端末装置とホスト
サーバ装置との間で通信される画像の符号量を大幅に削
減することが可能になる。言い換えれば、極めて自然な
インタフェイスを用いて、通信回線やネットワークの帯
域を有効に利用することができ、画像(映像)を用いる
アウェアネスシステムの問題点である、通信回線やネッ
トワークを利用する他の通信アプリケーションソフトウ
ェアへの影響を回避または少なくとも低減することがで
きる。
【0088】さらに、第3実施形態によれば、勤務者の
勤務状況の認識および画像の変換処理は、すべてホスト
サーバ装置11により行われるため、他の実施形態に比べ
て、ユーザ端末装置の処理負荷を軽減することができ
る。また、クライアント側の装置では、あまり特別な処
理を行わないので、クライアントの設備を簡単にするこ
とができる。
【0089】
【変形例1】上記の各実施形態においては、勤務者の姿
勢(顔の向き)を認識することで、画像の配信制御を行
う例を説明したが、勤務者の作業集中度を認識すること
で画像の配信制御を行うこともできる。つまり、勤務者
の姿勢を認識する処理において、その勤務者の一連の複
数のフレームを参照して、勤務者の体の動きの度合を認
識する。具体的には、一連の複数のフレーム間の差分を
集積し、集積値が予め設定された値以下の場合、当該勤
務者は作業に集中していると判断される。そして、勤務
者が作業に集中していると判断された場合、上述した画
像品位を低下させるなどの画像の変換処理により符号量
を削減する。
【0090】このようにすれば、符号量を低減し通信回
線の帯域を有効活用することができるとともに、表示装
置24の画面が頻繁に更新されることで、作業に集中して
いる勤務者の集中を妨げるという問題を軽減する効果が
ある。
【0091】
【変形例2】また、ユーザ端末装置の近傍に勤務者が存
在するか否かを認識することで画像の配信制御を行うこ
ともできる。つまり、勤務者の姿勢を認識する処理にお
いて、勤務者の存在するか否かを認識する。具体的に
は、予め登録された勤務者が存在しない参照用画像と、
現在の画像とを比較することで勤務者の存在を検出す
る。そして、勤務者が存在しないと判断された場合、上
述した画像品位を低下させるなどの画像の変換処理によ
り符号量を削減する。また、勤務者が存在しないと判断
される場合は、当該ユーザ端末装置の画像の配信を停止
(つまりフレームレートを0に指示する)して、図15に
一例を示すように、不在であることを示す画像を表示す
ることもできる。
【0092】本実施形態によれば、ユーザ存在しない場
合、送信画像或いは配信画像のフレームレートを低減さ
せることにより符号量を低減し通信回線の帯域を有効活
用することができるとともに
【0093】このようにすれば、勤務者が存在しない場
合は、その符号量を低減し通信回線の帯域を有効活用す
ることができるとともに、ホストサーバ装置11の処理負
荷を軽減することができる。
【0094】
【変形例3】また、ユーザ端末装置の近傍に存在する人
間の数を認識することで画像の配信制御を行うこともで
きる。つまり、つまり、勤務者の姿勢を認識する処理に
おいて、ユーザ端末装置の近傍に存在する人間の数を認
識する。人数は、上述したような顔領域の認識技術を利
用することで、認識することが可能である。そして、ユ
ーザ端末装置の近傍に二人以上の人間が存在すると判断
された場合、上述した画像品位を低下させるなどの画像
の変換処理により符号量を削減する。また、勤務者が存
在しないと(零人)判断される場合は、当該ユーザ端末
装置の画像の配信を停止(つまりフレームレートを0に
指示する)して、図15に一例を示すように、不在である
ことを示す画像を表示することもできる。
【0095】このようにすれば、複数の人間の存在が検
出される場合、配信される画像の品質を低減して、他の
勤務者に明瞭な画像を提供しないようにできる。とく
に、在宅勤務などの環境においては、突然の訪問者が訪
れた場合などに、他の勤務者が訪問者の容姿を認識でき
ないようにすることで、プライバシ侵害を未然に防ぐこ
とができる。
【0096】勿論、音声を利用して人数の判定を行うこ
とも可能である。この場合、ユーザ端末装置の音声入力
手段を利用して、他の人物と会話中であるとなどと判断
される場合、上記のように画像品位を低下させること
で、同様な効果を得ることができる。
【0097】
【その他の変形例】上記の各実施形態においては、表示
装置24はパーソナルコンピュータ18に接続される第二の
ディスプレイとして構成し、ユーザ端末装置の動作はパ
ーソナルコンピュータ18上で稼動するソフトウェアで実
現される場合を説明した。本発明は、これに限定される
わけではなく、表示装置24を自立型の専用端末として構
成し、独自にネットワークに接続するように構成しても
よい。その場合、ビデオカメラ23は、その専用端末に直
結され、各種の信号処理および通信処理はすべてその端
末装置で処理される。
【0098】人物の姿勢認識の手法は、実施形態で説明
したような顔の向きから判断するだけでなく、人物の上
体全体を判断する方式など様々な方法を利用することが
可能である。
【0099】画像の変換処理は、各種空間フィルタ処理
により行うこともできる。その場合、解像度や量子化係
数を制御する方法に比べて、画像品質の劣化を押さえる
ことが可能である。また、変形例3に適用する場合、よ
り確実にプライバシ侵害を防ぐことが可能になる。
【0100】フレームレートの制御には、フレームレー
トを0に設定する場合も含まれる。例えば、第1実施形態
に適用する場合、勤務者が表示装置24の方向を向いた場
合にのみ画像の配信を受けることになり、通信回線の使
用帯域をより一層削減することができる。
【0101】また、画像の圧縮符号化方式は、JPEGなど
の静止画像符号化方式でも、H.263などの動画像符号化
方式でも、どのような方式でも構わない。
【0102】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0103】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることはいうまでもない。
【0104】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
【0105】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分散業務を考慮した通信制御装置およびその方法を提供
することができる。
【0107】従って、例えば、異なる場所に設置された
複数の端末装置、および、サーバ装置を通信網を介して
接続して、地理的に分散して存在する勤務者間に円滑な
コミニュケーションを提供するバーチャルオフィスを実
現することができる。さらに、自然なインタフェイス
で、効率的かつ適切な映像を含む画像の配信制御を実現
することができる。また、回線の有効利用にも有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホームオフィスの構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示すパーソナルコンピュータにインスト
ールされる代表的な通信アプリケーションソフトウェア
を示す図、
【図3】組織体の一部門が、分散勤務を行う場合のオフ
ィスの構成例を模式的に示す図、
【図4】分散勤務を開始する以前の勤務形態を示す図、
【図5】勤務者のパーソナルコンピュータの画面を示す
図、
【図6】バーチャルオフィスシステムの構成例を示す
図、
【図7】図6に示すホストサーバ装置のハードウェア構
成例を示す図、
【図8】図6に示すホストサーバ装置のソフトウェア構
成例を示す図、
【図9】ユーザ端末装置それぞれのハードウェア構成例
を示す図、
【図10】ホームオフィスに機器が設置された状況を示
す図、
【図11】ユーザ端末装置の表示装置に表示される画面
の一例を示す図、
【図12A】映像配信制御に関する処理を説明するため
のフローチャート、
【図12B】映像配信制御に関する処理を説明するため
のフローチャート、
【図13A】映像配信制御に関する処理を説明するため
のフローチャート、
【図13B】映像配信制御に関する処理を説明するため
のフローチャート、
【図14A】映像配信制御に関する処理を説明するため
のフローチャート、
【図14B】映像配信制御に関する処理を説明するため
のフローチャート、
【図15】勤務者が不在であることを示す画像例であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田處 善久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 CC00 DD01 FF01 GG02 5C064 AA02 AB03 AB04 AC04 AC06 AC12 AC16 AD02 AD07 AD08 AD09 AD13 AD14

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置、および、前記端末装置
    へ通信回線を介して接続されるサーバ装置がそれぞれ備
    える通信制御装置であって、 前記端末装置の通信制御装置は、ユーザの画像を取得
    し、取得した画像を送出するとともに、取得した画像に
    基づきユーザの状況を認識して、その認識結果に応じた
    指示を送出する、および、受信される他のユーザに関す
    る画像の表示を制御する、並びに、 前記サーバ装置の通信制御装置は、前記複数の端末装置
    から画像および前記指示を受信し、受信される前記端末
    ごとの指示に従い受信される他のユーザの画像を処理し
    て、処理した画像を前記端末装置に配信することで、前
    記端末装置に他のユーザに関する画像を表示するための
    通信を制御することを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記指示に従い、受信画像の画像品位を
    制御する処理手段を有することを特徴とする請求項1に
    記載された通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記画像品位は画像のフレームレートで
    あることを特徴とする請求項2に記載された通信制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像品位は画像の解像度であること
    を特徴とする請求項2に記載された通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記画像品位は、画像を符号化する際の
    量子化ステップにより制御されることを特徴とする請求
    項2に記載された通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記指示に従い、受信画像の符号量を制
    御する処理手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載された通信制御装置。
  7. 【請求項7】 前記符号量は、画像のフレームレートに
    より制御されることを特徴とする請求項6に記載された
    通信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記符号量は、画像の解像度により制御
    されることを特徴とする請求項6に記載された通信制御
    装置。
  9. 【請求項9】 前記符号量は、画像を符号化する際の量
    子化ステップにより制御されることを特徴とする請求項
    6に記載された通信制御装置。
  10. 【請求項10】 複数の通信回線を介して複数の端末と
    通信を行うサーバ装置へ接続される端末装置が備える通
    信制御装置であって、 前記端末のユーザの画像を取得する取得手段と、 取得された画像に基づきユーザの状況を認識する認識手
    段と、 その認識結果に応じた処理を、取得された画像に施す処
    理手段と、 処理された画像を前記サーバ装置へ送信する送信手段
    と、 前記サーバ装置から受信される他のユーザに関する画像
    の表示を制御する表示制御手段とを有することを特徴と
    する通信制御装置。
  11. 【請求項11】 複数の端末装置と、通信回線を介して
    接続されるサーバ装置が備える通信制御装置であって、 前記複数の端末装置からユーザの画像を受信する受信手
    段と、 受信された画像に基づきユーザの状況を認識する認識手
    段と、 その認識結果に応じた処理を、受信された他のユーザの
    画像に施す処理手段と、 処理された画像を前記端末装置へ配信する配信手段とを
    有することを特徴とする通信制御装置。
  12. 【請求項12】 前記処理手段は画像の画像品位を制御
    することを特徴とする請求項10または請求項11に記載さ
    れた通信制御装置。
  13. 【請求項13】 前記画像品位は画像のフレームレート
    であることを特徴とする請求項12に記載された通信制御
    装置。
  14. 【請求項14】 前記画像品位は画像の解像度であるこ
    とを特徴とする請求項12に記載された通信制御装置。
  15. 【請求項15】 前記画像品位は、画像を符号化する際
    の量子化ステップにより制御されることを特徴とする請
    求項12に記載された通信制御装置。
  16. 【請求項16】 前記処理手段は画像の符号量を制御す
    ることを特徴とする請求項10または請求項11に記載され
    た通信制御装置。
  17. 【請求項17】 前記符号量は、画像のフレームレート
    により制御されることを特徴とする請求項16に記載され
    た通信制御装置。
  18. 【請求項18】 前記符号量は、画像の解像度により制
    御されることを特徴とする請求項16に記載された通信制
    御装置。
  19. 【請求項19】 前記符号量は、画像を符号化する際の
    量子化ステップにより制御されることを特徴とする請求
    項16に記載された通信制御装置。
  20. 【請求項20】 前記ユーザの状況とは、前記ユーザの
    姿勢であることを特徴とする請求項1から請求項19の何
    れかに記載された通信制御装置。
  21. 【請求項21】 前記ユーザの状況とは、前記ユーザの
    顔の向きであることを特徴とする請求項1から請求項19
    の何れかに記載された通信制御装置。
  22. 【請求項22】 前記ユーザの状況とは、前記ユーザの
    存在であることを特徴とする請求項1から請求項19の何
    れかに記載された通信制御装置。
  23. 【請求項23】 前記ユーザの状況とは、前記ユーザの
    作業集中度であることを特徴とする請求項1から請求項1
    9の何れかに記載された通信制御装置。
  24. 【請求項24】 前記ユーザの状況とは、前記端末装置
    近傍に存在する人間の数であることを特徴とする請求項
    1から請求項19の何れかに記載された通信制御装置。
  25. 【請求項25】 複数の端末装置、および、前記端末装
    置と通信回線を介して接続されるサーバ装置の制御方法
    であって、 前記端末装置においては、ユーザの画像を取得し、取得
    した画像を送出するとともに、取得した画像に基づきユ
    ーザの状況を認識して、その認識結果に応じた指示を送
    出する、並びに、受信される他のユーザに関する画像の
    表示を制御する、 前記サーバ装置においては、前記複数の端末装置から画
    像および前記指示を受信し、受信される前記端末ごとの
    指示に従い受信される他のユーザの画像を処理して、処
    理した画像を他の端末装置に配信することで、前記端末
    装置に他のユーザに関する画像を表示するための通信を
    制御することを特徴とする制御方法。
  26. 【請求項26】 複数の通信回線を介して複数の端末と
    通信を行うサーバ装置へ接続される端末装置の制御方法
    であって、 前記端末のユーザの画像を取得し、 取得された画像に基づきユーザの状況を認識し、 その認識結果に応じた処理を、取得された画像に施し、 処理された画像を前記サーバ装置へ送信し、 前記サーバ装置から受信される他のユーザに関する画像
    の表示を制御することを特徴とする制御方法。
  27. 【請求項27】 複数の端末装置と、通信回線を介して
    接続されるサーバ装置の制御方法であって、 前記複数の端末装置からユーザの画像を受信し、 受信された画像に基づきユーザの状況を認識し、 その認識結果に応じた処理を、受信された他のユーザの
    画像に施し、 処理された画像を前記端末装置へ配信することを特徴と
    する制御方法。
  28. 【請求項28】 複数の端末装置、および、前記端末装
    置と通信回線を介して接続されるサーバ装置を制御する
    プログラムコードが記録された記録媒体であって、前記
    プログラムコードは少なくとも、 前記端末装置において、ユーザの画像を取得し、取得し
    た画像を送出するとともに、取得した画像に基づきユー
    ザの状況を認識して、その認識結果に応じた指示を送出
    する、並びに、受信される他のユーザに関する画像の表
    示を制御する各ステップのコードと、 前記サーバ装置において、前記複数の端末装置から画像
    および前記指示を受信し、受信される前記端末ごとの指
    示に従い受信される他のユーザの画像を処理して、処理
    した画像を前記端末装置に配信することで、前記端末装
    置に他のユーザに関する画像を表示するための通信を制
    御する各ステップのコードとを有することを特徴とする
    記録媒体。
  29. 【請求項29】 複数の通信回線を介して複数の端末と
    通信を行うサーバ装置へ接続される端末装置を制御する
    プログラムコードが記録された記録媒体であって、前記
    プログラムコードは少なくとも、 前記端末のユーザの画像を取得するステップのコード
    と、 取得された画像に基づきユーザの状況を認識するステッ
    プのコードと、 その認識結果に応じた処理を、取得された画像に施すス
    テップのコードと、 処理された画像を前記サーバ装置へ送信するステップの
    コードと、 前記サーバ装置から受信される他のユーザに関する画像
    の表示を制御するステップのコードとを有することを特
    徴とする記録媒体。
  30. 【請求項30】 複数の端末装置と、通信回線を介して
    接続されるサーバ装置を制御するプログラムコードが記
    録された記録媒体であって、前記プログラムコードは少
    なくとも、 前記複数の端末装置からユーザの画像を受信するステッ
    プのコードと、 受信された画像に基づきユーザの状況を認識するステッ
    プのコードと、 その認識結果に応じた処理を、受信された他のユーザの
    画像に施すステップのコードと、 処理された画像を前記端末装置へ配信するステップのコ
    ードとを有することを特徴とする記録媒体。
JP37141199A 1999-12-27 1999-12-27 通信制御装置およびその方法 Expired - Fee Related JP3927744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37141199A JP3927744B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 通信制御装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37141199A JP3927744B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 通信制御装置およびその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001186489A true JP2001186489A (ja) 2001-07-06
JP3927744B2 JP3927744B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=18498671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37141199A Expired - Fee Related JP3927744B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 通信制御装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3927744B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262411A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声映像通信システム
JP2007020033A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Nikon Corp 電子カメラおよび画像処理プログラム
JP2014075765A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視装置及び監視方法
JP2015170166A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社Hde プログラム、及び勤務管理システム
JP2018160279A (ja) * 2018-07-12 2018-10-11 株式会社Hde プログラム、及び勤務管理システム
WO2019198541A1 (ja) * 2018-04-13 2019-10-17 ソニー株式会社 空間情報共有装置、空間情報共有方法、およびプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0793228A (ja) * 1993-04-26 1995-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 通信装置
JPH08289274A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Ricoh Co Ltd テレビ会議通信端末装置の制御方法
JPH0951519A (ja) * 1995-08-08 1997-02-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報提供方法及び情報提供装置並びに課金方法
JPH09200716A (ja) * 1995-11-15 1997-07-31 Fujitsu Ltd 仮想近接サービス制御システム
JPH09307868A (ja) * 1996-03-15 1997-11-28 Toshiba Corp コミュニケーション装置及びコミュニケーション方法
JPH1070716A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Toyo Commun Equip Co Ltd 動画像圧縮装置
JPH10254851A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Atsushi Matsushita メンバの集中度と気配の伝達に着目した仮想オフィスシステム
JPH10304335A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Fujitsu Ltd 情報伝送装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0793228A (ja) * 1993-04-26 1995-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 通信装置
JPH08289274A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Ricoh Co Ltd テレビ会議通信端末装置の制御方法
JPH0951519A (ja) * 1995-08-08 1997-02-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報提供方法及び情報提供装置並びに課金方法
JPH09200716A (ja) * 1995-11-15 1997-07-31 Fujitsu Ltd 仮想近接サービス制御システム
JPH09307868A (ja) * 1996-03-15 1997-11-28 Toshiba Corp コミュニケーション装置及びコミュニケーション方法
JPH1070716A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Toyo Commun Equip Co Ltd 動画像圧縮装置
JPH10254851A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Atsushi Matsushita メンバの集中度と気配の伝達に着目した仮想オフィスシステム
JPH10304335A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Fujitsu Ltd 情報伝送装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262411A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声映像通信システム
JP2007020033A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Nikon Corp 電子カメラおよび画像処理プログラム
JP2014075765A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視装置及び監視方法
JP2015170166A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社Hde プログラム、及び勤務管理システム
WO2019198541A1 (ja) * 2018-04-13 2019-10-17 ソニー株式会社 空間情報共有装置、空間情報共有方法、およびプログラム
US11418565B2 (en) 2018-04-13 2022-08-16 Sony Corporation Space information sharing apparatus, space information sharing method, and program
JP2018160279A (ja) * 2018-07-12 2018-10-11 株式会社Hde プログラム、及び勤務管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3927744B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7111045B2 (en) Image distribution system, and image distribution method and program therefor
US7116284B2 (en) Control apparatus of virtual common space using communication line
US20020015003A1 (en) Virtual space system structured by plural user terminals and server device
CA2865545C (en) Communication control system and control device
US20020161590A1 (en) Distributed office system and management method thereof
RU2534951C2 (ru) Устройство для совместного использования вычерчиваемого изображения на множестве рабочих мест, система совместного использования вычерчиваемого изображения на множестве рабочих мест, способ, выполняемый посредством устройства совместного использования вычерчиваемого изображения на множестве рабочих мест, программа и носитель записи
US7899902B2 (en) Distributed system control method and information processing apparatus
US20020049709A1 (en) Status information sharing system and user terminal device for sharing status information of user handling plurality of user terminal devices, and server device for managing user terminal devices, as well as control method thereof and storage medium storing program for method
JP3869989B2 (ja) 分散システム、その表示方法および記憶媒体
JP2001186489A (ja) 通信制御装置およびその方法
CN108616711A (zh) 一种基于视频信号解决信息网络隔离的交互方法
JP2002149580A (ja) サーバ装置、ユーザ端末装置、仮想空間システム、ユーザ情報配信方法、ユーザ情報表示方法、ユーザ情報配信表示方法、及び記憶媒体
JP2000057374A (ja) 共有仮想画面による情報伝達方法及びシステム及び共有仮想画面による情報伝達プログラムを格納した記憶媒体
JPH08263398A (ja) 通信サービス方法及びシステム
JP2001344389A (ja) 状況情報共有システム、状況情報共有方法および記憶媒体
JP2002135753A (ja) 分散システム、その表示制御方法および記憶媒体
JP2002034009A (ja) 双方向認知システム及び方法並びに記憶媒体
JP2003230116A (ja) 対人通信装置、対人通信システム、プログラムおよび記録媒体
JP2004221628A (ja) 分散システム制御装置、分散システム制御方法及び分散システム制御プログラムを記憶した媒体
KR102391898B1 (ko) 영상 데이터 전송을 위한 원격 접속 시스템 및 이의 실행 방법
JP2003108793A (ja) 仮想空間システム
JPH11136368A (ja) 電子会議システム
KR100347386B1 (ko) 데이터가 수반되는 온라인 상 회의 방법
JP2003044447A (ja) サーバ装置及びその制御方法、分散オフィスシステム、端末装置、プログラム並びに記憶媒体
JP2005215792A (ja) 電子オフィスサービスシステム、電子オフィスサーバ及び電子オフィスサービス方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040608

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20040608

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees