JP2001344389A - 状況情報共有システム、状況情報共有方法および記憶媒体 - Google Patents

状況情報共有システム、状況情報共有方法および記憶媒体

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JP2001344389A
JP2001344389A JP2000166054A JP2000166054A JP2001344389A JP 2001344389 A JP2001344389 A JP 2001344389A JP 2000166054 A JP2000166054 A JP 2000166054A JP 2000166054 A JP2000166054 A JP 2000166054A JP 2001344389 A JP2001344389 A JP 2001344389A
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JP2000166054A
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Kishiki Miyazaki
貴識 宮崎
Yoshihisa Tadokoro
善久 田處
Ken Sakakibara
憲 榊原
Masami Kato
政美 加藤
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の利用者の状況情報を正確に提供できる状
況情報共有システムを実現する。 【解決手段】 通信回線を介してホストサーバ装置11
に接続された各ユーザ端末装置15の画面上に他のユー
ザの状況情報を表示する際、ホストサーバ装置11内の
スケジュール情報記憶部701にユーザのスケジュール
情報を記憶しておき、また、状況情報学習部710によ
り学習された状況情報を学習データとして学習データ記
憶部711に記憶しておき、さらに、状況情報生成部7
03により各ユーザの状況を認識して状況情報を生成
し、これらの記憶されたスケジュール情報および学習デ
ータと、生成された現在のユーザの状況情報とを基に、
ユーザ端末装置15の画面上に表示される状況情報を更
新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線網を介し
て、例えば、複数のユーザ端末装置および1台のホスト
サーバ装置を接続し、オフィス(事務所)スペースを開
設するのと同等の効果をもつ仮想的なオフィススペース
をネットワーク上に構築する仮想オフィスシステム等に
利用される状況情報共有システム、状況情報共有方法お
よび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業や団体、公共機関などの各組
織体は、事務作業、営業業務や大きな設備を必要としな
い技術業務などに従事させる雇用労働者(以下、勤務者
とする)の勤務場所として、オフィススペースを自らの
所有不動産として、または賃貸借契約によって確保し、
勤務者は通常、公共交通機関や自家用車などを利用して
就業開始時刻までにオフィススペースに到着・集合し、
決められた就業時間内に集合勤務を行うことが一般的で
あった。
【0003】そして、オフィススペースでは、電話機、
複写機、ファクシミリ、コンピュータおよびコンピュー
タネットワークなどを装備することにより、各種業務の
効率化を達成してきた。
【0004】この集合勤務の慣習は、人類の歴史におい
ては産業革命以降に工場の効率運営のために採用される
ようになった比較的新しい現象であるが、近年になって
通勤地獄や自家用車の増加による大気汚染など集合勤務
を起因とする弊害が顕著になるとともに、インターネッ
トなどの通信インフラストラクチャや各種通信技術を利
用できるようになってきた結果、組織とその勤務者にと
って集合勤務は必ずしも必然的な勤務形態ではなく、む
しろ同一の組織体に所属する勤務者をその自宅や好みの
場所において働かせ、全体として組織の目的業務を遂行
するための、分散勤務の考え方が注目されるようになっ
てきた。
【0005】一般に、企業などの組織体において分散勤
務を実施するためには、各勤務者の自宅の一部屋を勤務
スペースとして使い(これをホームオフィスと呼ぶ)、
遠隔地に分散する複数のホームオフィスを通信回線で結
び、電話機やファクシミリなどの宅内通信端末機器およ
び通信アプリケーションを用いることにより、各勤務者
間で必要な連絡を行うことが一般的である。
【0006】通信回線としては、加入電話網、ISDN
網、インターネット専用回線などが用いられ、通信アプ
リケーションシステムとしては、電子メールシステム、
WWW(World Wide Web)システム、テ
レビ会議システムなどが用いられる。また、勤務者は、
ホームオフイスではなく、所属組織や地方自治体等が用
意するサテライトオフィスやテレコテージなど、また営
業業務や保守業務の場合においては、顧客訪問に用いる
自家用車や公共交通機関の座席などを一時的な勤務場所
(モバイルオフィス)として用いる場合もある。
【0007】近年、ネットワークの発達によって、分散
勤務における各勤務者の各端末間で情報共有化できる環
境が整備され、このネットワーク環境において、通信相
手の状況を確認したいというニーズが高まっており、各
利用者が端末を通じて他の利用者の状況情報を共有化す
ることで、作業の効率化が図られている。
【0008】この状況情報としてオフィスにおける勤務
状況情報を考えてみると、ネットワークを利用して各ク
ライアント端末のユーザの勤務状況情報をサーバで管理
し、各クライアント端末においてこの勤務状況情報を表
示することにより、他の利用者の勤務状況を確認できる
勤務状況情報管理システムが提案されている。
【0009】このような状況情報共有システムの一例が
特開平8−87685号公報に開示されている。このシ
ステムはネットワークに接続された複数のクライアント
端末とサーバとから構成され、サーバは各利用者の行き
先情報からなる状況情報を管理していた。サーバ上の状
況情報は、各クライアント端末の利用者からの入力、ま
たは各クライアント端末の使用状況、各利用者の個人ス
ケジュール等によって変更され、接続している全クライ
アント端末に対して、その利用者の状況情報が配信され
る。
【0010】また、ユーザの状況を認識するものとし
て、特開平8−336122号公報では、取得したユー
ザ画像の動きを検出することで、ユーザの在席状況の認
識を行い、特開平9−307868号公報では、取得し
たユーザ画像から画像処理を施して画像認識を行うこと
で、ユーザの状況の認識を行っている。
【0011】さらに、通信回線網を介して、例えば、複
数のユーザ端末装置および1台のホストサーバ装置を接
続し、オフィス(事務所)スペースを開設するのと同等
の効果をもつ仮想的なオフィススペースをネットワーク
上に構築するこによって、遠隔地に分散して存在する勤
務者のグループであっても、良好なグループ内コミュニ
ケーションを維持しながらチームワークを活かして勤務
することができ、また、その地理的分散勤務を長時間継
続しても疎外感や孤独感をメンバーに生じさせず、さら
に、組織体としても一体感を維持した良好な管理を行う
ことができる分散オフィスシステムとして、更新頻度の
設定を各ユーザが個別に行う分散オフィスシステムが提
案されている(特願平10−297606号参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、以下に掲げる点においてより一層の
改善が要望されていた。すなわち、ユーザ間で共用され
るユーザの状況情報は、ユーザ自身で入力しなければな
らず、使い勝手が不便であった。
【0013】また、利用者が個人スケジュールに記載さ
れていない、休憩などの僅かの用事を行う場合、その都
度、この利用者が自身の状況情報を変更する必要があ
り、利用者に煩雑な手順を強いるだけでなく、状況情報
の変更を忘れがちであった。
【0014】このように、利用者が状況情報の変更を忘
れて席を外した場合、他の利用者はこの利用者が不在で
あるか否か、また、不在である場合、いつ戻るか等の状
況を判断することができなかった。
【0015】また、上記従来例では、キーボードやマウ
ス等の入力装置からの入力状況を監視することで入力状
況を認識し、その結果をユーザの状況情報として共有す
るものが知られているが、この利用者が在席しているか
不在であるかは、必ずしも入力装置への入力状況だけで
は判断できず、ユーザ端末前で思考している場合、不在
と認識されてしまう場合があった。
【0016】さらに、画像認識を用いてユーザ状況を認
識するものとして、画像の動き検出を行うことにより、
ユーザの離席を判断するものが知られているが、画像の
動き検出だけでユーザの状況を認識する場合、このユー
ザの背景の動きに反応してしまうことや、画像を取得す
るカメラのパン、チルト、ズーム等の動きにも反応して
しまう等、ユーザ状況認識としては不正確であった。
【0017】さらに、画像認識を用いてユーザ状況を認
識するものとして、パターンマッチング等の多様な画像
認識を行うことにより、ユーザの状況を判断するものが
検討されるが、画像認識を行うときに用いるパラメータ
の設定は複雑であり、使用する環境によっても認識率が
左右されていた。
【0018】また、ユーザの状況を認識するものとし
て、あまり一般的でない特殊センサ類を使用するものが
検討されるが、そのようなセンサは高価であり、各ユー
ザ端末に取り付けることは不可能であった。
【0019】さらに、上記従来例では、画像の更新頻度
の設定を勤務状況に応じて変更しようとした場合、各ユ
ーザが自分自身で設定しなければならないという問題が
あった。
【0020】また、更新頻度の変更を行わない場合、更
新頻度が休憩中でも勤務中でも一定で休憩中に端末装置
上でWWWブラウザやゲーム等を行う場合、分散オフィ
スシステムを起動していると、回線の負荷や端末装置の
負荷が大きくなり、ユーザの作業に支障が生じるという
問題があった。
【0021】そこで、本発明は、他の利用者の状況情報
を正確に提供できる状況情報共有システム、状況情報共
有方法および記憶媒体を提供することを目的とする。
【0022】また、本発明は、ユーザの状況情報を正確
に認識し、かつ使用する程、認識率を向上させ、この状
況情報をリアルタイムに交換することで円滑なコミュニ
ケーション機会の支援を実現できる状況情報共有システ
ム、状況情報共有方法および記憶媒体を提供することを
他の目的とする。
【0023】さらに、本発明は、ユーザのスケジュール
に合わせた画像データの配信制御を行うことができ、ユ
ーザが使用している端末のトラフィックの負荷または端
末処理能力の負荷を軽減することができる状況情報共有
システム、状況情報共有方法および記憶媒体を提供する
ことを他の目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の状況情報共有システム
は、複数のユーザの各々に設置されたユーザ端末装置
と、該ユーザ端末装置と通信回線を介して接続されたサ
ーバ装置とを備え、前記ユーザ端末装置の画面上に、他
のユーザの状況情報を表示する状況情報共有システムに
おいて、前記サーバ装置および前記ユーザ端末装置の少
なくとも一方に、前記各ユーザの状況を認識して前記状
況情報を生成するユーザ状況認識手段を備えると共に、
前記サーバ装置は、前記ユーザに関するスケジュール情
報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、前記ユーザ
の状況情報を学習する状況情報学習手段と、該学習され
た状況情報を学習データとして記憶する学習データ記憶
手段と、前記スケジュール情報記憶手段に記憶されたス
ケジュール情報、前記学習データ記憶手段に記憶された
学習データ、および前記ユーザ状況認識手段により生成
された現在のユーザの状況情報を基に、前記ユーザ端末
装置に表示される状況情報を更新する状況情報更新手段
とを備えたことを特徴とする。
【0025】前記状況情報学習手段は、前記スケジュー
ル情報記憶手段に記憶されたスケジュール情報、および
受信した現在のユーザの状況情報を基に、前記学習デー
タ記憶手段に存在しない状況情報を生成し、該生成され
た状況情報を前記学習データとして前記学習データ記憶
手段に登録することが好ましい。
【0026】前記状況情報学習手段は、前記状況情報更
新手段からの要求に従い、前記学習データ記憶手段に登
録された学習データを基に、要求されたユーザの状況情
報を推論することが好ましい。
【0027】前記状況情報更新手段は、前記スケジュー
ル情報記憶手段にユーザの現在のスケジュール情報が存
在せず、受信したユーザの状況情報における在席状況が
ユーザの不在を示す場合、前記状況情報学習手段により
推論された現在のユーザの状況情報を状況情報として更
新することが好ましい。
【0028】前記状況情報更新手段は、前記スケジュー
ル情報記憶手段にユーザの現在のスケジュール情報が存
在せず、受信した前記ユーザの状況情報が不在を示す場
合、前記状況情報学習手段により推論された複数の現在
のユーザの状況情報と、該推論されたユーザの状況情報
の信頼度とを状況情報として更新することが好ましい。
【0029】前記状況情報学習手段により推論された現
在のユーザの状況情報への変更を、設定により行わない
ことが好ましい。
【0030】前記状況情報学習手段により推論されたユ
ーザの状況情報をユーザ毎あるいはグループ毎に表示あ
るいは非表示に設定可能であることが好ましい。
【0031】請求項8に記載の状況情報共有方法は、複
数のユーザの各々に設置され、通信回線を介してサーバ
装置に接続されたユーザ端末装置の画面上に、他のユー
ザの状況情報を表示する状況情報共有方法において、前
記各ユーザの状況を認識して前記状況情報を生成する工
程と、前記ユーザに関するスケジュール情報を記憶する
工程と、前記ユーザの状況情報を学習する工程と、該学
習された状況情報を学習データとして記憶する工程と、
前記記憶されたスケジュール情報、前記記憶された学習
データ、および前記生成された現在のユーザの状況情報
を基に、前記ユーザ端末装置に表示される状況情報を更
新する工程とを有することを特徴とする。
【0032】請求項9に記載の記憶媒体は、複数のユー
ザの各々に設置されたユーザ端末装置と通信回線を介し
て接続されたサーバ装置によって実行され、前記ユーザ
端末装置の画面上に、他のユーザの状況情報を表示する
プログラムが格納された記憶媒体において、前記プログ
ラムは、前記各ユーザの状況を認識して前記状況情報を
生成する手順と、前記ユーザに関するスケジュール情報
を記憶する手順と、前記ユーザの状況情報を学習する手
順と、該学習された状況情報を学習データとして記憶す
る手順と、前記記憶されたスケジュール情報、前記記憶
された学習データ、および前記生成された現在のユーザ
の状況情報を基に、前記ユーザ端末装置に表示される状
況情報を更新する手順とを含むことを特徴とする。
【0033】請求項10に記載の状況情報共有システム
は、複数のユーザの各々に設置されたユーザ端末装置が
通信回線を介して接続される状況情報共有システムにお
いて、前記ユーザ端末装置は、前記ユーザ端末装置への
入力状況を取得する入力状況取得手段と、前記ユーザ端
末装置の動作状況を取得する端末動作取得手段と、前記
ユーザの映像データを取得する映像取得手段と、前記入
力状況および動作状況を基に、前記ユーザの状況を認識
して状況情報を生成するユーザ状況認識手段と、前記取
得された映像データおよび前記生成された状況情報を他
のユーザのユーザ端末装置に送信する状況情報送信手段
と、前記他のユーザの映像データおよび状況情報を受信
する状況情報受信手段と、該受信した他のユーザの映像
データおよび状況情報を表示する状況情報表示手段とを
備えたことを特徴とする。
【0034】前記ユーザ状況認識手段は、前記入力状況
取得手段により取得された前記ユーザ端末装置への入力
状況を認識する入力状況認識手段と、前記端末動作取得
手段により取得された前記ユーザ端末装置の動作状況を
認識する端末動作認識手段と、前記映像取得手段により
取得された映像データを認識する画像認識手段とを備
え、前記各認識結果を組み合わせて前記ユーザの状況を
認識して前記状況情報を生成することが好ましい。
【0035】前記画像認識手段は、前記ユーザが直接指
示した状況情報に応じて、画像認識方法を変更すること
が好ましい。
【0036】前記画像認識手段は、前記ユーザが直接指
示した状況情報に応じて、前記映像取得手段により取得
された映像データを画像認識に用いるテンプレート画像
として保持することが好ましい。
【0037】前記画像認識手段は、前記入力状況認識手
段により認識された入力状況の認識結果に応じて、前記
映像取得手段により取得された映像データを画像認識に
用いるテンプレート画像として保持することが好まし
い。
【0038】前記画像認識手段は、前記入力状況認識手
段により認識された入力状況の認識結果、および前記端
末動作認識手段により認識された前記ユーザ端末装置の
動作状況を基に、前記ユーザが前記ユーザ端末装置の表
示部を見ているか否かを判断することが好ましい。
【0039】前記画像認識手段は、前記ユーザが前記ユ
ーザ端末装置の表示部を見ていると判断した場合、前記
映像取得手段により取得された映像データを画像認識に
用いるテンプレート画像として保持することが好まし
い。
【0040】請求項17に記載の状況情報共有方法は、
複数のユーザの各々に設置され、通信回線を介して接続
されたユーザ端末装置の画面上に、他のユーザの状況情
報を表示する状況情報共有方法において、前記ユーザ端
末装置への入力状況を取得する工程と、前記ユーザ端末
装置の動作状況を取得する工程と、前記ユーザの映像デ
ータを取得する工程と、前記入力状況および動作状況を
基に、前記ユーザの状況を認識して状況情報を生成する
工程と、前記取得された映像データおよび前記生成され
た状況情報を他のユーザのユーザ端末装置に送信する工
程と、前記他のユーザの映像データおよび状況情報を受
信する工程と、該受信した他のユーザの映像データおよ
び状況情報を表示する工程とを有することを特徴とす
る。
【0041】請求項18に記載の記憶媒体は、複数のユ
ーザの各々に設置され、通信回線を介して接続されたユ
ーザ端末装置の画面上に、他のユーザの状況情報を表示
するプログラムが格納された記憶媒体において、前記プ
ログラムは、前記ユーザ端末装置への入力状況を取得す
る手順と、前記ユーザ端末装置の動作状況を取得する手
順と、前記ユーザの映像データを取得する手順と、前記
入力状況および動作状況を基に、前記ユーザの状況を認
識して状況情報を生成する手順と、前記取得された映像
データおよび前記生成された状況情報を他のユーザのユ
ーザ端末装置に送信する手順と、前記他のユーザの映像
データおよび状況情報を受信する手順と、該受信した他
のユーザの映像データおよび状況情報を表示する手順と
を含むことを特徴とする。
【0042】請求項19に記載の状況情報共有システム
は、複数のユーザの各々に設置されたユーザ端末装置
と、該ユーザ端末装置と通信回線を介して接続されたサ
ーバ装置とを備え、前記ユーザ端末装置の画面上に、他
のユーザに関する情報として、前記他のユーザ端末装置
に備わるカメラで撮像された前記他のユーザの勤務状況
の画像を受信して表示する状況情報共有システムにおい
て、前記ユーザの勤務状況に関するスケジュール情報を
記憶するスケジュール情報記憶手段と、該記憶されたス
ケジュール情報を基に、前記サーバ装置から前記ユーザ
端末装置に送信される画像の更新頻度を制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0043】前記制御手段は、予め設定された情報を基
に、前記更新頻度を制御することが好ましい。
【0044】前記制御手段は、前記ユーザが設定した情
報を基に、前記更新頻度を制御することが好ましい。
【0045】前記スケジュール情報記憶手段は、前記ス
ケジュール情報に該スケジュール情報の更新日時を記憶
しておき、前記スケジュール情報が同一時間に複数存在
する場合、前記制御手段は、前記更新日時が最新のスケ
ジュール情報を基に、前記更新頻度を制御することが好
ましい。
【0046】請求項23に記載の状況情報共有システム
は、複数のユーザの各々に設置されたユーザ端末装置
と、該ユーザ端末装置と通信回線を介して接続されたサ
ーバ装置とを備え、前記ユーザ端末装置の画面上に、他
のユーザに関する情報として、前記他のユーザ端末装置
に備わるカメラで撮像された前記他のユーザの勤務状況
の画像を受信して表示する状況情報共有システムにおい
て、前記ユーザ毎に勤務形態情報を記憶する勤務形態情
報記憶手段と、該記憶された勤務形態情報を基に、前記
サーバ装置から前記ユーザ端末装置に送信される画像の
更新頻度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0047】前記制御手段は、前記ユーザのスケジュー
ル情報が存在しない場合、前記勤務形態情報を基に前記
更新頻度を制御することが好ましい。
【0048】請求項25に記載の状況情報共有方法は、
複数のユーザの各々に設置され、通信回線を介してサー
バ装置に接続されたユーザ端末装置の画面上に、他のユ
ーザに関する情報として、前記他のユーザ端末装置に備
わるカメラで撮像された前記他のユーザの勤務状況の画
像を受信して表示する状況情報共有方法において、前記
ユーザの勤務状況に関するスケジュール情報を記憶する
工程と、該記憶されたスケジュール情報を基に、前記サ
ーバ装置から前記ユーザ端末装置に送信される画像の更
新頻度を制御する工程とを有することを特徴とする。
【0049】請求項26に記載の状況情報共有方法は、
複数のユーザの各々に設置され、通信回線を介してサー
バ装置に接続されたユーザ端末装置の画面上に、他のユ
ーザに関する情報として、前記他のユーザ端末装置に備
わるカメラで撮像された前記他のユーザの勤務状況の画
像を受信して表示する状況情報共有方法において、前記
ユーザ毎に勤務形態情報を記憶する工程と、該記憶され
た勤務形態情報を基に、前記サーバ装置から前記ユーザ
端末装置に送信される画像の更新頻度を制御する工程と
を有することを特徴とする。
【0050】請求項27に記載の記憶媒体は、複数のユ
ーザの各々に設置されたユーザ端末装置と通信回線を介
して接続されたサーバ装置によって実行され、前記ユー
ザ端末装置の画面上に、他のユーザに関する情報とし
て、前記他のユーザ端末装置に備わるカメラで撮像され
た前記他のユーザの勤務状況の画像を受信して表示する
プログラムが格納された記憶媒体において、前記プログ
ラムは、前記ユーザの勤務状況に関するスケジュール情
報を記憶する手順と、該記憶されたスケジュール情報を
基に、前記サーバ装置から前記ユーザ端末装置に送信さ
れる画像の更新頻度を制御する手順とを含むことを特徴
とする。
【0051】請求項28に記載の記憶媒体は、複数のユ
ーザの各々に設置されたユーザ端末装置と通信回線を介
して接続されたサーバ装置によって実行され、前記ユー
ザ端末装置の画面上に、他のユーザに関する情報とし
て、前記他のユーザ端末装置に備わるカメラで撮像され
た前記他のユーザの勤務状況の画像を受信して表示する
プログラムが格納された記憶媒体において、前記プログ
ラムは、前記ユーザ毎に勤務形態情報を記憶する手順
と、該記憶された勤務形態情報を基に、前記サーバ装置
から前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を
制御する手順とを含むことを特徴とする。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明の状況情報共有システム、
状況情報共有方法および記憶媒体の実施の形態について
説明する。本実施形態における状況情報共有システム
は、複数のユーザ端末装置が通信回線網を介して同時に
ホストサーバ装置に接続されることにより構築される仮
想的な分散オフィスシステムの中の1つの機能として実
現される。
【0053】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
における分散オフィスシステムの構成を示す図である。
この分散オフィスシステムでは、通信機能を備えたワー
クステーションやパーソナルコンピュータ等からなる複
数のユーザ端末装置およびホストサーバ装置は、ネット
ワークに接続されて相互に通信可能である。図におい
て、11はホストサーバ装置であり、メインオフィス
(分散オフィスを導入する企業など各種組織体の本社事
業所など)に設置されており、メインオフィス内のLA
N(LocalArea Network)12に接続
されている。
【0054】このネットワークは、ユーザ端末装置とサ
ーバ装置が同一のオフィス内において構築される場合、
ユーザ端末装置とホストサーバ装置が地理的に離れた場
所において構築される場合がある。
【0055】ホストサーバ装置11は、状況情報をユー
ザ間で共有するためのサーバプロセス(以下、サーバと
いう)Sを搭載しており、このサーバSは常時動作する
ように設定されている。一方、複数のユーザ端末装置に
は、各ユーザの状況情報を共有するためのクライアント
プロセス(以下、クライアントという)として、クライ
アント1、クライアント2、…、クライアントNがそれ
ぞれ搭載されており、ユーザは自分の端末でクライアン
トX(ここで、0<X<N+1)を起動し、サーバ装置
のサーバSと接続する。尚、サーバSに搭載されている
端末に、あるユーザに係わるクライアントXを搭載して
もよい。
【0056】サーバS2は、状況情報を共有するため
に、利用する各ユーザについての状況情報が関連して格
納されている。このような状況情報が格納されているテ
ーブルを状況情報テーブルと呼ぶことにする。尚、本実
施形態では、ユーザの在席状況等を認識するユーザ状況
認識部をユーザ端末側に持つものとする。また、状況情
報には、ユーザの名前、在席状況、作業状況、アドレ
ス、所在地、連絡先、連絡可/不可、入力装置への入力
状況、起動しているアプリケーション名、映像、音声等
のユーザの状況を示す情報が含まれるものとする。
【0057】13、14はメインオフィスで勤務する勤
務者用のユーザ端末装置であり、本実施形態では、パー
ソナルコンピュータ18、ユーザ端末装置用ソフトウェ
ア19および電話機20からなる3種類の機器、および
その他の機器を組み合わせて実現される。このうち、電
話機20はPSTN回線(一般加入電話回線)またはI
SDN回線を通じてホストサーバ装置11と接続されて
おり、パーソナルコンピュータ18はLAN12を通じ
てホストサーバ装置11と接続されている。
【0058】15はホームオフィスで勤務するユーザ用
のユーザ端末装置であり、本実施形態では、ユーザ端末
装置13と同様、パーソナルコンピュータ18、ユーザ
端末装置用ソフトウェア19、電話機20からなる3種
類の機器、およびその他の機器を組み合わせて実現され
ている。このうち、電話機20はPSTN回線(一般加
入電話回線)またはISDN回線を通じてホストサーバ
装置11と接続されており、パーソナルコンピュータ1
8はインターネット21を通じてホストサーバ装置11
と接続されている。
【0059】16はモバイルオフィスで勤務するユーザ
用の携帯型ユーザ端末装置であり、本実施形態では、ユ
ーザ端末装置14と同様、携帯用パーソナルコンピュー
タ22、ユーザ端末装置用ソフトウェア19および携帯
電話機23からなる3種類の機器、およびその他の機器
を組み合わせて実現されている。このうち、携帯電話機
23は移動体通信網およびPSTN回線(一般加入電話
回線)またはISDN回線を通じてホストサーバ装置1
1と接続されており、パーソナルコンピュータ22はイ
ンターネット21を通じてホストサーバ装置11と接続
されている。
【0060】17はモバイルオフィスで勤務するユーザ
用の別の携帯型ユーザ端末装置であり、汎用の携帯用情
報端末(World Wide Webブラウザ内蔵
型)24および携帯電話機23の2種類の機器を組み合
わせて使用している。このうち、携帯電話機23は移動
体通信網およびPSTN回線(一般加入電話回線)また
はISDN回線を通じてホストサーバ装置11と接続さ
れており、携帯用情報端末(World Wide W
ebブラウザ内蔵型)24はインターネット21を通じ
てホストサーバ装置11と接続されている。
【0061】図2はホストサーバ装置11のハードウェ
ア構成を示す図である。BP(Basic Platf
orm)31はPCサーバ装置である。SPU(Sig
nal Processing Unit)32はパラ
レルDSP(DigitalSignal Proce
ssor)信号処理ボードである。CU(CallUn
it)33は電話回線ボード(Computer Te
lephonyBoard)である。BP31はLAN
ネットワークボードを通じてメインオフィス内のLAN
に接続されており、CU33はPSTN回線またはIS
DN回線に接続されている。
【0062】図3はホストサーバ装置11のソフトウェ
ア構成を示す図である。本ホストサーバ装置11に含ま
れるソフトウェアは、C++言語などを用いて開発され
たソフトウェアプログラムおよび既存のソフトウェアプ
ログラムを含み、OS(Operating Syst
em)としてWindowsNT(米国マイクロソフト
社の登録商標)を採用している。図において、41はサ
ーバーマネージャ部、42はCUアクセスライブラリ
部、43はSPUアクセスライブラリ部、44、45、
48はドライバ部、46はメール送信部、47はDLL
(DynamicLink Library)部、49
は動的Webサーバ部、50はデータベースコネクタ
部、51はWindows NT(米国マイクロソフト
社の登録商標)、53はデータベース部である。
【0063】図4はユーザ端末装置13、15のハード
ウェア構成を示す図である。ユーザ端末装置の主な構成
機器としては、パーソナルコンピュータ18、端末装置
用ソフトウェア19および電話機20の3種類である
が、これらに加え、2種類(後方用、正面用)のビデオ
カメラ65、66がパーソナルコンピュータ本体61に
備わっているビデオ入力端子に接続される。ただし、ビ
デオカメラはどちらかの1台だけの場合もある。また、
ディスプレイ64、キーボード63、マウス62、スピ
ーカ67、マイク68等はそれぞれパーソナルコンピュ
ータ本体61に備わっている各機器に対応する入出力端
子に接続される。図5はユーザが勤務するホームオフィ
スで実際に図4に示される機器が設置された状況を示す
図である。
【0064】図6はユーザ端末装置用ソフトウェアの構
成を示す図である。このユーザ端末装置用ソフトウェア
は、C++言語などを用いて開発されたソフトウェアプ
ログラムおよび既存のソフトウェアプログラムを含み、
OS(OperatingSystem)としてWin
dows95(米国マイクロソフト社の登録商標)を採
用している。図において、72はWindow/Dia
log部、73はプログラムコンポーネント部、74は
信号線、75はHTML部、76はWebBrowse
r(コンポーネント)部である。
【0065】つぎに、分散オフィスシステムにおける各
種機能の動作について示す。説明を簡略化するために、
既に各ユーザがそれぞれのユーザ端末装置を用いてホス
トサーバ装置への接続を完了し、勤務を開始しているも
のとする。
【0066】図7は仮想的な分散オフィスシステム上で
状況情報共有システム機能を実現する画面(以下、オフ
ィスビューという)を示す図である。81は他のユーザ
の勤務状況の画像である。82はそのユーザの勤務状況
データである文字情報が表示される勤務状況データ表示
部である。勤務状況データ表示部82には、ユーザの行
き先や予定などが表示される。83はそのユーザの仮想
的な個室オフィススペースであることを示す図形画像で
ある。この3つを合わせたものが、このユーザの仮想的
な個室オフィスである。
【0067】尚、本実施形態では、同一の画面上に9つ
の個室オフィスを表示しているが、個室オフィスの数は
これより多くても少なくてもよい。そして、全体の表示
スペース84を個室オフィスエリア(仮想的なオフィス
領域)とする。また、個室オフィスと隣の個室オフィス
との間の空白のスペースは仮想的な廊下部分である。
【0068】個室オフィスの一部として表示されている
ユーザの勤務状況の画像81は、そのユーザが使用する
ユーザ端末装置に備わっている後方用カメラ65または
正面用カメラ66で撮像された画像である。
【0069】通常、ユーザが勤務中である場合、ユーザ
の存在位置はこのオフィスビュー内にあり、ユーザの使
用するパーソナルコンピュータ上には、図7に示すオフ
ィスビューが表示されている。
【0070】この画像の処理動作について示す。撮像さ
れた画像は各カメラからパーソナルコンピュータ本体6
1のビデオ入力端子を通じてパーソナルコンピュータ1
8に入力され、プログラムコンポーネント部73の画像
圧縮送信プログラムコンポーネントによってQCIFフ
ォーマット(176×144pixels)の圧縮画像
として圧縮符号化され、信号線74(図6参照)を介し
てホストサーバ装置11に速やかに転送される。
【0071】ホストサーバ装置11は、圧縮画像を受信
すると、その画像をサーバーマネージャ部41、SPU
アクセスライブラリ部43およびドライバ部45の各ソ
フトウェアの動作によりSPU32に転送する。
【0072】SPU32は、SPU32に備わっている
画像処理ファンクションプログラム格納部にあらかじめ
記憶されている圧縮画像縮小処理機能ソフトウェアプロ
グラムを用い、この圧縮画像に対して縦横ともそれぞれ
2分の1に縮小する画像処理を行い、88×72pix
elsの縮小圧縮画像を生成し、この縮小圧縮画像をサ
ーバーマネージャ部41を介して、この画像を撮像した
ユーザ端末装置以外のすべてのユーザ端末装置に送信す
る。
【0073】これらのユーザ端末装置は受信した縮小圧
縮画像をプログラムコンポーネント部73の画像伸長表
示プログラムコンポーネントを用いてそれぞれの画面上
の個室オフィスの勤務状況の画像として表示する。
【0074】このように、ホストサーバ装置11のSP
U32を用いてオリジナル圧縮画像を基に縮小圧縮画像
を生成し、それを他のユーザ端末装置に送信することに
より、各ユーザ端末装置の画面上の各個室オフィスに表
示される各ユーザの勤務状況の画像の更新頻度(フレー
ムレート)を高速化することが実現されている。すなわ
ち、このSPU32における縮小圧縮画像生成処理が行
われない場合、個室オフィスに表示する画像のフレーム
レートが、例えば1fps(frame per se
cond)であったものが、この縮小画像生成処理によ
って4fps程度まで高速化することが可能である。但
し、実際のフレームレートは使用するインターネットの
伝送速度などさまざまな要因によって左右される。
【0075】図8はサーバSの機能的構成を示すブロッ
ク図である。サーバSは、ネットワークに接続されてい
る全ユーザ端末、あるいは一部のグループの状況情報を
一括管理し、クライアントに最新情報を伝送するもので
あり、スケジュール情報記憶部701、スケジュール情
報管理部702、状況情報生成部703、状況情報更新
部704、状況情報テーブル705、状況情報入力部7
06、状況情報表示部707、状況情報送信部708、
状況情報受信部709、状況情報学習部710および学
習データ記憶部711から構成される。
【0076】スケジュール情報記憶部701は、各ユー
ザの予定を記憶するものであり、スケジュール情報管理
部702からの要求に従い、ユーザのスケジュール情報
を書き込んだり読み出したりする。
【0077】スケジュール情報管理部702は、スケジ
ュール情報記憶部を操作・管理するものであり、状況情
報更新部704からの要求に従い、受け取った状況情報
に基づいてユーザのスケジュール情報をスケジュール情
報記憶部701に書き込み、また、スケジュール情報を
削除し、あるいはユーザのスケジュール情報をスケジュ
ール情報記憶部701から読み出し、状況情報に変換す
る。
【0078】状況情報生成部703は、状況情報入力部
706から入力された状況情報及びスケジュール情報を
操作するためのコマンド、およびサーバを操作するため
のコマンドなどから構成される状況情報操作コマンド
と、入力されたユーザの状況情報より構成される状況情
報信号を生成する。
【0079】状況情報更新部704は、状況情報生成部
703、状況情報受信部709あるいは状況情報学習部
710から受け取ったユーザの状況情報信号に基づいた
処理を行う。例えば、受け取った状況情報信号に状況情
報操作コマンドとして状況情報更新コマンドが含まれる
場合、受け取った状況情報信号に含まれる状況情報に基
づいて状況情報テーブル705の格納情報を更新する。
このとき、スケジュール情報管理部702に対し、この
ユーザに現在のスケジュール情報が存在しているか否か
を確認する。そして、このスケジュール情報の有無と受
け取った状況情報信号の在席情報にしたがって、スケジ
ュール情報管理部702、状況情報テーブル705およ
び状況情報学習部710に対して処理を行い、状況情報
を更新する。
【0080】このユーザの現在のスケジュール情報が存
在せず、このユーザの在席状況が不在である場合、状況
情報更新部704は、自動的にこのユーザの現在の状況
情報をユーザの以前の行動パターンから推論させる学習
データ操作コマンドを状況情報学習部710に受け渡
し、状況情報学習部710が推論した状況情報を状況情
報として状況情報テーブル705を更新する。この場
合、設定に応じて状況情報を推論し、状況情報の変更を
自動的に行わないことも可能である。
【0081】そして、更新された状況情報をユーザ端末
装置に送信するために、更新された状況情報と配信先な
どを含む送信命令を状況情報送信部708に送る。ま
た、受け取った状況情報信号に状況情報操作コマンドと
して状況情報取得コマンドが含まれる場合、受け取った
状況情報取得コマンドにしたがって、状況情報テーブル
705の最新情報を指定されたユーザ端末装置に送信す
ることを指示する。
【0082】ここで、状況情報更新部704が現在のス
ケジュール情報の有無と受け取った状況情報信号の在席
情報にしたがって動作するようにしたのは、以下の理由
による。
【0083】例えば、あるユーザの現在のスケジュール
情報は、スケジュール情報記憶部701に保存されてい
ないが、このユーザは毎週この時間には会議に出席して
いるか、あるいは外出している等の過去のユーザの行動
パターンを示す学習データが学習データ記憶部711に
保存されている場合、そのユーザは過去の行動パターン
から会議に出席しているか、あるいは外出していると考
えられる。
【0084】そこで、あるユーザの現在のスケジュール
情報が存在せず、このユーザの在席状況が不在である場
合、状況情報更新部704は自動的に状況情報学習部7
10にユーザの現在の状況情報を推論させ、状況情報学
習部710は過去のユーザの行動パターンを示す学習デ
ータの有無にしたがって動作を変化させる。この場合、
仮に過去のユーザの行動パターンを示す学習データが存
在する場合、この学習データより推論された状況情報を
状況情報として状況情報テーブル705を更新すること
によって、このユーザのより正確な状況情報を他のユー
ザに提供することが可能である。
【0085】また、過去のユーザの行動パターンから複
数の状況情報が推論された場合、推論された複数の状況
情報とその信頼度を加えて、状況情報テーブル705を
更新するようにしたので、他のユーザはこのユーザの状
況と、どのくらいで席に戻るかを予測でき、このユーザ
が僅かの用事で席を外す度にユーザが手動でスケジュー
ル情報の変更を行う手間を省くことが可能である。一
方、過去のユーザの行動パターンを示す学習データが存
在しない場合、その状況情報あるいはスケジュール情報
を学習データ記憶部711に登録し、状況情報を推論す
るための学習データとする。
【0086】状況情報テーブル705は、各ユーザの名
前、在席状況、作業状況、アドレス、所在地、連絡先、
連絡可/不可、入力装置への入力状況、起動しているア
プリケーション名、映画、音声等のユーザの状況情報に
関連した個人情報データを記録したテーブルを有し、状
況情報を表示するために格納された状況情報を状況情報
表示部707に送り、各ユーザ端末装置に各ユーザの状
況情報を配信するために格納された状況情報を、配信先
等を含む送信命令と共に状況情報送信部708に送る。
この状況情報テーブル705の格納情報は、状況情報更
新部704によって適宜更新可能である。
【0087】状況情報入力部706は、ユーザの状況や
コマンドを入力するものであり、状況情報テーブル70
5とスケジュール情報記憶部701の内容を操作するた
めに入力したコマンド、サーバを操作するために入力さ
れたコマンド、および入力されたユーザの状況情報を状
況情報生成部703に送る。
【0088】状況情報表示部707は、状況情報テーブ
ル705に格納されたユーザの状況情報を表示する。状
況情報送信部708は、指定されたユーザ端末装置に状
況情報を送信するものであり、状況情報更新部704お
よび状況情報テーブル705から送られてきた送信命令
にしたがって、状況情報を送信する。
【0089】状況情報受信部709は、ユーザ端末装置
から送信された状況情報信号を受信するものであり、受
信した状況情報信号を状況情報更新部704に送る。状
況情報学習部710は、学習データ記憶部711を操作
・管理するものであり、状況情報更新部704からの要
求に従い、受け取った状況情報に基づいてユーザの学習
データを学習データ記憶部711に書き込み、学習デー
タを削除し、あるいはユーザの学習データを学習データ
記憶部711から読み出し、このユーザの状況情報を推
論し、状況情報に変換する。
【0090】例えば、学習データ記憶部711の学習デ
ータより、毎週火曜日の10:00〜11:00まで会
議に出席しているというユーザの行動パターンが見つか
ると、状況情報学習部710は、その学習データより、
本日(火曜日)10:00〜11:00まで会議に出席
していると推測し、状況情報に変換する。図9は学習デ
ータ記憶部711に格納された学習データを示すテーブ
ルである。状況情報更新部704から受け取った状況情
報やスケジュール情報が学習データ記憶部711に存在
しない場合、その状況情報あるいはスケジュール情報を
学習データ記憶部711に登録し、状況情報を推論する
ための学習データとする。
【0091】学習データ記憶部711は、各ユーザの行
動パターンを記憶するものであり、状況情報学習部71
0からの要求にしたがって、ユーザの学習データを書き
込んだり、読み出したりする。
【0092】つぎに、上記機能を有するサーバSによっ
て情報が提供されるクライアントXについて示す。クラ
イアントXは、状況情報を表示するインターフェースを
有し、クライアントXを操作するユーザと他のユーザに
関する最新の状況情報を表示すると共に、このユーザの
状況情報の変更指示に応じて、状況情報の更新を行う。
【0093】図10はクライアントXの機能的構成を示
すブロック図である。このクライアントXは、状況取得
部801、ユーザ状況認識部802、状況情報生成部8
03、状況情報更新部804、状況情報テーブル80
5、状況情報入力部806、状況情報表示部807、状
況情報送信部808および状況情報受信部809から構
成される。
【0094】状況取得部801はユーザの状況を取得す
るものであり、このユーザの状況を取得するためのカメ
ラ、このユーザのユーザ端末装置への作業状況を取得す
るための使用アプリケーション調査ツール、このユーザ
のキーボード等の入力装置への入力状況を取得するため
の入力状況調査ツールから構成され、映像や入力状況な
ど、取得したこのユーザに関する各種状況をユーザ状況
認識部802に受け渡す。
【0095】ユーザ状況認識部802は、このユーザの
状況を取得するために、定期的にあるいは状況情報生成
部803の指示により、状況取得部801を起動するも
のであり、状況取得部801から受け取ったこのユーザ
に関する各種状況より、ユーザの在席状況等の状況情報
を認識する。例えば、状況取得部801からユーザの画
像あるいは動画像を受け取った場合、画像認識によって
このユーザがユーザ端末装置周辺に在席しているか否
か、このユーザの作業状況、このユーザの煩忙状況等を
認識する。また、状況取得部801からユーザのキーボ
ード等の入力装置への入力状況を受け取った場合、入力
状況に応じて在席状況、煩忙状況等の状況情報を認識す
る。さらに、状況取得部801からユーザの使用アプリ
ケーション名を受け取った場合、使用アプリケーション
名に応じてこのユーザの作業状況、このユーザの煩忙状
況等の状況情報を認識する。
【0096】尚、状況取得部801から受け取った画
像、動画像、入力状況などの各種状況を考慮し、このユ
ーザの在席状況、煩忙状況などの状況情報を認識しても
よい。認識した状況情報は状況情報生成部803に送ら
れる。
【0097】状況情報生成部803は、状況情報入力部
806から入力された状況情報およびスケジュール情報
を操作するためのコマンド、サーバを操作するためのコ
マンド等から構成される状況情報操作コマンドと、入力
されたユーザの状況情報、ユーザ状況認識部802から
受け取ったユーザの状況情報とから構成される状況情報
信号を生成するものである。生成された状況情報信号
は、サーバに送信するために、状況情報送信部808に
送られる。生成された状況情報信号に含まれる状況情報
に変化があった場合、状況情報を更新するために生成さ
れた状況情報信号は、情報更新部804に送られる。
【0098】状況情報更新部804は、状況情報生成部
803あるいは状況情報受信部809から受け取ったユ
ーザの状況情報信号に基づいて処理を行う。例えば、受
け取った状況情報信号に状況情報操作コマンドとして状
況情報更新コマンドが含まれる場合、受け取った状況情
報信号に含まれる状況情報に基づいて状況情報テーブル
805の格納情報を更新する。
【0099】状況情報テーブル805は、各ユーザの名
前、在席状況、作業状況、アドレス、所在地、連絡先、
連絡可/不可、入力装置への入力状況、起動しているア
プリケーション名、映像、音声等のユーザの状況情報に
関連した個人情報データを記録したテーブルであり、常
に、サーバSの状況情報テーブル705と内容が等しく
なるように同期がとられている。状況情報を表示するた
めに、格納された状況情報は、状況情報表示部807に
送られる。この状況情報テーブル805の格納情報は、
状況情報更新部804によって適宜、更新可能である。
【0100】状況情報入力部806は、ユーザの状況や
コマンドを入力するものであり、状況情報テーブル80
5とスケジュール情報記憶部701の内容を操作するた
めに入力したコマンド、サーバを操作するために入力さ
れたコマンド、および入力されたユーザの状況情報を状
況情報生成部803に送る。
【0101】状況情報表示部807は、状況情報テーブ
ル805に格納されたユーザの状況情報を表示する。状
況情報送信部808は、状況情報生成部803から受け
取った状況情報信号をサーバSに送信する。状況情報受
信部809は、サーバSから状況情報を受信するもので
あり、受信した状況情報を状況情報テーブル805に反
映するために、状況情報更新部804に送る。
【0102】上記機能を有するサーバSおよびクライア
ントXによって、ユーザ間での状況情報の共有が実現さ
れる。図11はサーバSにおける状況情報共有動作処理
手順を示すフローチャートである。図12はクライアン
トXにおける状況情報共有動作処理手順を示すフローチ
ャートである。これらの処理プログラムは、それぞれホ
ストサーバ装置11、ユーザ端末装置内の記憶媒体に格
納されており、各CPUによって実行される。
【0103】まず、サーバSはクライアントXから状況
情報信号が送信されてきたか否かを判別し(ステップS
1)、状況情報信号が送信されてきた場合、状況情報受
信部709が状況情報信号を受信する(ステップS
2)。
【0104】受信した状況情報信号の状況情報やスケジ
ュール情報が学習データ記憶部711に存在しない場
合、その状況情報やスケジュール情報を学習データ記憶
部711に登録し、状況情報を推論するための学習デー
タとする(ステップS3、710、711)。ここで、
ステップS3の後に表記される「710、711」は、
このステップS3の処理に係わる図8の各部の符号を示
している。以後の表記においても、同様である。
【0105】受信した状況情報信号に状況情報操作コマ
ンドとして状況情報更新コマンドが含まれているか否か
を判別し(ステップS4、704)、状況情報更新コマ
ンドが含まれている場合、スケジュール情報管理部70
2に問い合わせた結果、スケジュール情報記憶部701
にクライアントXを扱うユーザの現在のスケジュール情
報が存在するか否かを判別する(ステップS5、70
4)。現在のスケジュール情報が存在する場合、受信し
た状況情報信号に含まれる状況情報に基づいて状況情報
テーブル705の格納情報を更新する(ステップS9、
704、705)。
【0106】一方、ステップS5で現在のスケジュール
情報が存在しない場合、受信したユーザの状況情報信号
に基づき、受信した状況情報信号に含まれる在席状況が
このユーザの不在を示すか否かを判別する(ステップS
6)。ユーザの不在を示す場合、状況情報更新部704
は、自動的にこのユーザの現在の状況情報をユーザの以
前の行動パターンから推論させる学習データ操作コマン
ドを状況情報学習部710に受け渡し、状況情報学習部
710が推論した状況情報を状況情報として状況情報テ
ーブル705を更新する(ステップS7、S9、70
4、705、710)。
【0107】例えば、学習データ記憶部711の学習デ
ータより、毎週火曜日の10:00〜11:00まで会
議に出席しているというユーザの行動パターンが見つか
った場合、状況情報学習部710はその学習データより
「本日(火曜日)10:00〜11:00まで会議に出
席している」と推測し、推論された状況情報を状況情報
として状況情報テーブル705を更新する(図9参
照)。
【0108】また、状況情報学習部710は、状況情報
として、受信した現在使用しているアプリケーション名
および端末の動作状況と学習データ記憶部711の学習
データより、「現在特許執筆中」、「現在特許調査
中」、「現在○△□プロジェクトに関するプログラミン
グ中」などと推測し、推論された状況情報を状況情報と
して状況情報テーブル705を更新する。
【0109】この場合、設定に応じて状況情報を推論さ
せ、状況情報の変更を自動的に行わないことも可能であ
る。また、過去のユーザの行動パターンから複数の状況
情報が推論された場合、推論された複数の状況情報とそ
の信頼度を加えて、状況情報テーブル705を更新する
ことも可能である。図13は複数の状況情報とその信頼
度を加えた状況情報テーブルを示す図である。そして、
このように更新された最新の状況情報テーブル705の
内容を各ユーザ端末装置に送信する(ステップS10、
704、705、708)。
【0110】一方、ステップS4で受信した状況情報信
号に状況情報操作コマンドとして状況情報更新コマンド
が含まれていない場合、受信した状況情報信号に状況情
報操作コマンドとして状況情報取得コマンドが含まれて
いるか否かを判別し(ステップS8、704)、状況情
報取得コマンドが含まれていない場合、ステップS1の
処理に戻り、状況情報取得コマンドが含まれている場
合、受け取った状況情報取得コマンドにしたがって、状
況情報テーブル705の最新情報を指定されたユーザ端
末装置に送信する(ステップS10、704、705、
708)。
【0111】一方、クライアントXはつぎのような動作
を行う。まず、クライアントXは、サーバSから状況情
報信号が送信されてきたか否かを判別する(ステップS
11)。サーバSから状況情報信号が送信されてきた場
合、状況情報受信部809は状況情報信号を受信する
(ステップS16、809)。サーバSから受信した状
況情報信号に状況情報操作コマンドとして状況情報更新
コマンドが含まれているか否かを判別する(ステップS
17、804)。状況情報更新コマンドが含まれている
場合、受け取った状況情報信号に含まれる状況情報に基
づいて状況情報テーブル805の格納情報を更新する
(ステップS18、804、805)。この後、ステッ
プS12の処理に移行する。一方、状況情報更新コマン
ドが含まれていない場合、そのままステップS12の処
理に移行する。このように、サーバSからの状況情報信
号を処理する。
【0112】一方、ステップS11でサーバSから状況
情報信号が送信されていない場合、ユーザが状況情報入
力部806に対して状況情報を入力したか否かを判別す
る(ステップS12、806)。状況情報を入力した場
合、状況情報生成部803は、入力された状況情報操作
コマンドとこのユーザの状況情報を読み込み、状況情報
操作コマンドおよびこのユーザの状況情報から構成され
る状況情報信号を生成する(ステップS21、80
3)。この後、ステップS19の処理に移行する。
【0113】一方、ステップS12でユーザが状況情報
入力部806に対して状況情報を入力しない場合、状況
情報生成部803は、このユーザの状況を取得するため
に、定期的に状況取得部801を起動させる(ステップ
S13、801、802、803、806)。これによ
り、状況取得部801は、カメラによりこのユーザの画
像を取得し、使用アプリケーション調査ツールによりこ
のユーザのユーザ端末装置へ作業状況を取得し、入力状
況調査ツールによりこのユーザのキーボード等の入力装
置への入力状況を取得する。映像や入力状況等、取得し
たユーザに関する各種状況をユーザ状況認識部802に
受け渡す(ステップS14、801)。
【0114】状況取得部801から受け取ったこのユー
ザに関する各種状況より、ユーザ状況認識部802は、
ユーザの在席状況などの状況情報を認識する(ステップ
S15、802)。例えば、状況取得部801からユー
ザの画像あるいは動画像を受け取った場合、画像認識に
よってこのユーザがユーザ端末装置周辺に在席している
か否か、このユーザの作業状況、このユーザの煩忙状況
などを認識する。あるいは状況取得部801からユーザ
のキーボード等の入力装置への入力状況を受け取った場
合、入力状況に応じて在席状況、煩忙状況などの状況情
報を認識する。
【0115】あるいは状況情報取得部801からユーザ
の使用アプリケーション名を受け取った場合、使用アプ
リケーション名に応じてこのユーザの作業状況、このユ
ーザの煩忙状況などの状況情報を認識する。
【0116】尚、状況取得部801から受け取った画像
あるいは動画像や入力状況などの各種状況からこのユー
ザの在席状況、煩忙状況などの状況情報を認識してもよ
い。認識した状況情報は、状況情報生成部803に送ら
れ、状況情報操作コマンドおよびこのユーザの状況情報
から構成される状況情報信号を生成する(ステップS1
5、803)。
【0117】このように生成された状況情報信号によ
り、状況情報更新部804は、状況情報信号に含まれる
状況情報に基づいて状況情報テーブル805の格納情報
を更新する(ステップS19、804、805)。そし
て、このように更新されたクライアントXの状況情報テ
ーブル805の変更内容を状況情報送信部808により
サーバSに送信する(ステップS20、804、80
5、808)。
【0118】このように、サーバSの処理、各クライア
ントXの状況情報テーブル805に格納されている状況
情報が、サーバSの状況情報テーブル705に格納され
ている状況情報に一致するように逐次更新され、クライ
アントXを搭載しているユーザ端末装置におけるディス
プレイ上の各ユーザの状況情報が逐次更新される。
【0119】以上示した第1の実施形態では、ユーザが
入力した状況情報を共有し、各ユーザに表示するだけで
なく、ユーザの現在のスケジュール情報が存在せず、こ
のユーザの在席状況が不在である場合、状況情報更新部
704は自動的に状況情報学習部710にユーザの現在
の状況情報を推論させるようにしたので、ユーザのスケ
ジュール情報が存在せず、ユーザが不在だとしても、正
確な状況を他のユーザに提供することができ、ユーザが
手動でスケジュール情報の変更を行う手間を省くことが
できる状況情報共有システムを実現できる。
【0120】また、過去のユーザの行動パターンから複
数の状況情報が推論された場合、推論された複数の状況
情報とその信頼度を提示するため、他のユーザはこのユ
ーザの状態を予測でき、このユーザとコミュニケーショ
ンをとる計画を立てやすくすることができ、このユーザ
は僅かの用事で席を外す度にユーザが手動でスケジュー
ル情報の変更を行う手間を省くことができる状況情報共
有システムを実現できる。
【0121】[第2の実施形態]つぎに、複数のユーザ
端末装置が通信回線網を介してサーバ装置に接続された
第2の実施形態の状況情報共有システムを示す。図14
は第2の実施形態における状況情報共有システムの構成
を示す図である。
【0122】この状況情報共有システムでは、複数のユ
ーザ端末装置1303〜1306、サーバ装置1301
および学習データ記憶装置1302がネットワークに接
続されており、相互に通信可能である。ユーザ端末装置
およびサーバ装置は通信機能を備えたワークステーショ
ンやパーソナルコンピュータ等から構成される。また、
ネットワークは、ユーザ端末装置、サーバ装置および学
習データ記憶装置が同一のオフィス内に構築される場
合、地理的に離れた場所に構築される場合である。
【0123】サーバ装置1301には、状況情報をユー
ザ間で共有するためのサーバプロセス(以下、サーバと
いう)Sが搭載されている。尚、本実施形態では、ユー
ザの在席状況等を認識するユーザ状況認識部はユーザ端
末側に設けられている。
【0124】図15はサーバSの機能的構成を示すブロ
ック図である。サーバSは、ネットワークに接続されて
いる全ユーザあるいは一部のグループの状況情報を一括
管理し、クライアントに最新情報を伝送するものであ
り、スケジュール情報記憶部1401、スケジュール情
報管理部1402、状況情報生成部1403、状況情報
更新部1404、状況情報テーブル1405、状況情報
入力部1406、状況情報表示部1407、状況情報送
信部1408、状況情報受信部1409、状況情報学習
部1410、学習データ受信部1411aおよび学習デ
ータ送信部1411bから構成される。
【0125】状況情報学習部1410は、ネットワーク
上の学習データ記憶装置1302を操作・管理するもの
であり、状況情報更新部1404からの要求に従い、受
け取った状況情報に基づいてユーザの学習データを学習
データ記憶装置1302に書き込み、学習データを削除
し、あるいはユーザの学習データを学習データ記憶装置
1302から読み出し、このユーザの状況情報を推論
し、状況情報に変換するために、学習データ受信部14
11aおよび学習データ送信部1411bの制御を行
う。
【0126】学習データ受信部1411aは、学習デー
タ記憶装置1302から送信された学習データを受信す
るものであり、受信した学習データを状況情報学習部1
410に送る。また、学習データ送信部1411bは学
習データ記憶装置1302に学習データ操作コマンドを
送信する。
【0127】第2の実施形態では、サーバ装置1301
に対し、学習データ記憶装置1302を別の装置として
設けることによって、このサーバ装置1301の負荷を
減らすことができる状況情報共有システムを実現でき
る。
【0128】尚、前記第1の実施形態では、ユーザの在
席状況を認識するユーザ状況認識部をユーザ端末側に設
け、各ユーザのスケジュール情報を記憶するスケジュー
ル情報記憶部をサーバ装置内に設けたが、ユーザの在席
状況等を認識するユーザ状況認識部をサーバ装置内に設
け、こユーザから送信された各種状況からこのユーザの
状況をサーバ側で認識させてもよい。この場合、クライ
アント端末装置の処理を軽減することが可能である。
【0129】また、状況情報表示部に表示される、状況
情報学習部により推論されたユーザの状況情報は、ユー
ザ毎あるいはグループ毎に表示/非表示を利用者が設定
するようにしてもよく、表示しないユーザに関する状況
情報については、サーバ装置と通信しなくてもよい。こ
の場合、利用者に必要な情報のみを表示することが可能
であり、サーバ装置との通信を減らすことができる。
【0130】さらに、状況情報学習部がユーザの状況情
報を学習し、推論する方法として、ニューラルネットワ
ークを用いることも可能である。また、前記第1および
第2の実施形態を適宜、組み合わせて利用、あるいは一
部だけを利用することも可能である。
【0131】[第3の実施形態]第3の実施形態のサー
バSは、図8に示した前記第1の実施形態と比べ、状況
情報学習部710および学習データ記憶部711を有し
ていない点を除き、同様の構成を有する。同様の構成に
ついては、同一の符号を付すことによりその説明を省略
する。図16は第3の実施形態におけるサーバSの機能
的構成を示すブロック図である。また、クライアントX
は図10に示した前記第1の実施形態と同様の機能的構
成を有する。同様の構成については、同一の符号を付す
ことによりその説明を省略する。状況情報更新部704
は、状況情報生成部703または状況情報受信部709
から受け取ったユーザの状況情報信号に基づいて処理を
行う。
【0132】図17はクライアントXにおける状況取得
部801およびユーザ状況認識部802の構成を示すブ
ロック図である。状況情報取得部801は、ユーザの状
況を取得するものであり、このユーザのキーボード等の
入力装置への入力状況を取得するための入力状況取得部
901、このユーザのユーザ端末装置への作業状況を取
得するために使用アプリケーション等を調査する端末動
作取得部902、およびこのユーザの映像データを取得
するためのカメラ等からなる映像取得部903から構成
され、入力状況、端末動作、映像など、取得したこのユ
ーザに関する各種状況をそれぞれユーザ状況認識部80
2内の入力状況認識部904、端末動作認識部905、
画像認識部906に受け渡す。
【0133】ユーザ状況認識部802は、このユーザの
状況を取得するために、定期的にあるいは状況情報生成
部803の指示により状況取得部801を起動するもの
であり、状況取得部801から受け取ったこのユーザに
関する各種状況より、ユーザの在席状況などの状況情報
を認識する。それぞれの認識部904、905、906
の認識結果は、ユーザ状況認識部907に送られ、この
認識結果からユーザ状況を認識する。
【0134】例えば、入力状況取得部901からユーザ
のキーボード等の入力装置への入力状況を受け取った場
合、入力状況認識部904によって入力状況に応じた在
席状況、煩忙状況等の状況情報を認識する。また、端末
動作取得部902からユーザの使用アプリケーション名
および端末の動作状況を受け取った場合、端末動作認識
部905により使用アプリケーション名および端末の動
作状況に応じてこのユーザの作業状況、このユーザの煩
忙状況等の状況情報を認識する。さらに、映像取得部9
03からユーザの画像または動画像を受け取った場合、
画像認識部906によってこのユーザがユーザ端末装置
周辺に在席しているか否か、このユーザの作業状況、こ
のユーザの煩忙状況等を認識する。
【0135】そして、これらの認識結果より、ユーザ状
況認識部907は、このユーザの在席状況、煩忙状況等
の状況情報を認識する。認識した状況情報は状況情報生
成部803に送られる。
【0136】上記機能を有するサーバSおよびクライア
ントXによって、ユーザ間での状況情報の共有が実現さ
れる。以下に、状況情報共有システムの動作について示
すが、説明を簡略化するために、既に各ユーザがそれぞ
れのユーザ端末装置を用いてホストサーバ装置への接続
を完了し、利用を開始しているものとする。また、仮想
的な分散オフィスシステム上で状況情報共有システム機
能を実現する画面(以下、オフィスビューという)は、
図7に示した前記第1の実施形態と同様である。
【0137】図18はサーバSにおける状況情報共有動
作処理手順を示すフローチャートである。また、クライ
アントXにおける状況情報共有動作処理手順を示すフロ
ーチャートは、図12に示した前記第1の実施形態と同
じである。これらの処理プログラムは、それぞれサーバ
装置11内の記憶媒体に格納されており、CPUによっ
て実行される。
【0138】まず、サーバSはクライアントXから状況
情報信号が送信されてきたか否かを判別し(ステップS
31)、状況情報信号が送信されてきた場合、状況情報
受信部709が状況情報信号を受信する(ステップS3
2、709)。
【0139】受信した状況情報信号に状況情報操作コマ
ンドとして状況情報更新コマンドが含まれているか否か
を判別し(ステップS33、704)、状況情報更新コ
マンドが含まれている場合、受信した状況情報信号に含
まれる状況情報に基づいて状況情報テーブル705の格
納情報を更新する(ステップS34、704、70
5)。
【0140】このように更新された最新の状況情報テー
ブル705の内容を各ユーザ端末装置に送信する(ステ
ップS36、704、705、708)。この後、ステ
ップS31の処理に戻る。
【0141】一方、ステップS33で受信した状況情報
信号に状況情報操作コマンドとして状況情報更新コマン
ドが含まれない場合、受信した状況情報信号に状況情報
操作コマンドとして状況情報取得コマンドが含まれるか
否かを判別し(ステップS35、704)、状況情報取
得コマンドが含まれる場合、受け取った状況情報取得コ
マンドにしたがって状況情報テーブル705の最新情報
が指定されたユーザ端末装置に送信する(ステップS3
6、704、705、708)。この後、ステップS3
1の処理に戻る。また、ステップS35で状況情報取得
コマンドが含まれない場合、そのままステップS31の
処理に戻る。
【0142】一方、クライアントXはつぎのような動作
を行う。まず、クライアントXは、サーバSから状況情
報信号が送信されてきたか否かを判別する(ステップS
11)。サーバSから状況情報信号が送信されてきた場
合、状況情報受信部809は状況情報信号を受信する
(ステップS16、809)。サーバSから受信した状
況情報信号に状況情報操作コマンドとして状況情報更新
コマンドが含まれているか否かを判別する(ステップS
17、804)。状況情報更新コマンドが含まれている
場合、受け取った状況情報信号に含まれる状況情報に基
づいて状況情報テーブル805の格納情報を更新する
(ステップS18、804、805)。この後、ステッ
プS12の処理に移行する。一方、状況情報更新コマン
ドが含まれていない場合、そのままステップS12の処
理に移行する。このように、サーバSからの状況情報信
号を処理する。
【0143】一方、ステップS11でサーバSから状況
情報信号が送信されていない場合、ユーザが状況情報入
力部806に対して状況情報を入力したか否かを判別す
る(ステップS12、806)。状況情報を入力した場
合、状況情報生成部803は、入力された状況情報操作
コマンドとこのユーザの状況情報を読み込み、状況情報
操作コマンドおよびこのユーザの状況情報から構成され
る状況情報信号を生成する(ステップS21、80
3)。この後、ステップS19の処理に移行する。
【0144】一方、ステップS12でユーザが状況情報
入力部806に対して状況情報を入力しない場合、状況
情報生成部803は、このユーザの状況を取得するため
に、定期的に状況取得部801を起動させる(ステップ
S13、801、802、803、806)。これによ
り、状況取得部801は、例えば、入力状況取得部90
1からユーザのキーボード等の入力装置への入力状況を
取得し、また、端末動作取得部902からユーザの使用
アプリケーション名および端末の動作状況を取得し、ま
た、映像取得部903からユーザの画像または動画像を
取得し、それらの取得したこのユーザに関する各種状況
をユーザ状況認識部802に受け渡す(ステップS1
4、801)。
【0145】状況取得部801から受け取ったこのユー
ザに関する各種状況より、ユーザ状況認識部802は、
ユーザの在席状況などの状況情報を認識する(ステップ
S15、802)。例えば、入力状況取得部901から
ユーザのキーボード等の入力装置への入力状況を受け取
った場合、入力状況認識部904によって入力状況に応
じて在席状況、煩忙状況等の状況情報を認識する。ま
た、端末動作取得部902からユーザの使用アプリケー
ション名および端末の動作状況を受け取った場合、端末
動作認識部905により使用アプリケーション名および
端末の動作状況に応じてこのユーザの作業状況、このユ
ーザの煩忙状況等の状況情報を認識する。また、映像取
得部903からユーザの画像または動画像を受け取った
場合、画像認識部906によってこのユーザがユーザ端
末装置周辺に在席しているか否か、このユーザの作業状
況、このユーザの煩忙状況等の状況情報を認識する。認
識した状況情報は、状況情報生成部803に送られ、状
況情報操作コマンドおよびこのユーザの状況情報から構
成される状況情報信号を生成する(ステップS15、8
03)。
【0146】このように生成された状況情報信号によ
り、状況情報更新部804は、状況情報信号に含まれる
状況情報に基づいて状況情報テーブル805の格納情報
を更新する(ステップS19、804、805)。そし
て、このように更新されたクライアントXの状況情報テ
ーブル805の変更内容を状況情報送信部808により
サーバSに送信する(ステップS20、804、80
5、808)。
【0147】このように、サーバSの処理、各クライア
ントXの状況情報テーブル805に格納されている状況
情報が、サーバSの状況情報テーブル705に格納され
ている状況情報に一致するように逐次更新され、クライ
アントXを搭載しているユーザ端末装置におけるディス
プレイ上の各ユーザの状況情報が逐次更新される。
【0148】図19はユーザ状況認識部802によるユ
ーザの在席あるい不在を認識する動作処理手順を示すフ
ローチャートである。まず、ユーザのユーザ端末のキー
ボード、マウス等の入力装置への入力状況を取得する
(ステップS51、901)。取得された入力状況は、
入力状況認識部904により、入力装置がユーザにより
人為的に操作されたのか、あるいは人為的でなく、振動
などにより偶然に入力装置への入力が行われたかを判別
し、このユーザが在席しているか、不在であるかを認識
する(ステップS52)。
【0149】入力状況認識部904によってユーザが在
席しているか否かを判別し(ステップS53)、ユーザ
が在席していると判別された場合、ユーザ状況認識部8
02としてユーザが在席していると判定し(ステップS
57)、処理を終了する。
【0150】一方、ステップS53で入力状況認識部9
04によってユーザが不在であると判別された場合、映
像取得部903を起動してユーザの映像を取得する(ス
テップS54、903)。取得した映像に対し、画像認
識部906によって画像認識を行い、このユーザが在席
しているか不在であるかを認識する(ステップS5
5)。画像認識部906によってユーザが在席している
か否かを判別し(ステップS56)、ユーザが在席して
いると判別された場合、ユーザ状況認識部802として
ユーザが在席していると判定し(ステップS57)、一
方、ユーザが不在であると判別された場合、ユーザ状況
認識部802としてユーザが不在であると判定し(ステ
ップS58)、処理を終了する。
【0151】図20は画像認識部906によるユーザの
在席あるいは不在を認識する動作処理手順を示すフロー
チャートである。まず、映像取得部903により取得さ
れたユーザ画像をQCIFフォーマット(176×14
4pixels)のデジタル画像として取り込む(ステ
ップS61)。この取り込まれたQCIFフォーマット
のデジタル画像を、画像処理の高速化のために、4×4
pixelsでモザイク化して44×36pixels
の画像に変換して圧縮する(ステップS62)。
【0152】モザイク化されかつ縮小された画像の輪郭
(エッジ)を検出し(ステップS63)、画像中の動く
物体を検出するために、前登録画像(エッジ画像)との
差分(エッジ差分画像)を取得する(ステップS6
4)。そして、エッジ差分があるか否かを判別し(ステ
ップS65)、エッジ差分がある場合、現在のフレーム
(エッジ画像)を登録画像として登録する(ステップ6
6)。
【0153】そして、この後、あるいはステップS65
でエッジ差分がない場合、ステップS62でモザイク化
されかつ縮小された画像に対し、照明の影響を減少させ
るために、輝度調整を施し、画素中から肌色の画素を検
出する(ステップS67)。この肌色を検出した画像に
対し、ノイズの影響を減少させるために、ノイズ除去お
よび膨張処理を施す(ステップS68)。ここで、ノイ
ズ除去および膨張処理が施された画像を肌色画像とい
う。
【0154】このようにして得られたエッジ差分画像と
肌色画像を加算し(ステップS69)、得られた画像の
「0」より大きい画素値を持つ画素数が所定値より多い
か否かを判別する(ステップS70)。「0」より大き
い画素値を持つ画素数が所定値を上回った場合、動く肌
色があると判断され、ユーザが在席している判断する
(ステップS71)。一方、「0」より大きい画素値を
持つ画素数が所定値以下である場合、動く肌色がないと
判断し、この動く肌色が検出されない時間が所定時間以
上経過したか否かを判別する(ステップS72)。所定
時間以上、動く肌色が検出されなかった場合、ユーザが
不在であると判断する(ステップS73)。一方、所定
時間に達していない場合、ステップS71の処理に移行
する。ステップS71、S72の処理の後、本処理を終
了する。尚、画像認識部906はパターンマッチングを
用いることでユーザの状況認識を行うことも可能であ
る。
【0155】図21は画像認識部906によるユーザの
在席あるいは不在を認識する方法を変更する動作処理手
順を示すフローチャートである。まず、ユーザは、ユー
ザ自身が在席していることを状況情報入力部806に入
力した時、画像認識部906による認識結果は、ユーザ
により入力された状況情報と一致しなければならない。
【0156】したがって、ユーザが状況情報入力部80
6に対して入力した状況情報(ステップS81)と画像
認識により認識された状況情報(ステップS82)とが
一致するか否かを判別し(ステップS83)、一致した
場合、正確に画像認識が行われたことになるので、現在
の画像認識に用いるパラメータの値を認識率が向上する
ように変更する(ステップS84)。この画像認識に用
いられるパラメータの値を変更する場合、ニューラルネ
ットワークにおける強化学習や遺伝的アルゴリズムによ
ってパラメータの値を変更してもよい。
【0157】一方、ステップS83で、ユーザが状況情
報入力部806に対して入力した状況情報と画像認識に
より認識された状況情報とが一致しなかった場合、不正
確に画像認識が行われたことになるので、現在の画像認
識に用いているパラメータの値を正しく画像認識が行わ
れるまで変更する(ステップS85、S86)。そし
て、ステップS86でユーザが在席していると判別され
た後、処理を終了する。
【0158】尚、ステップS85で、この画像認識に用
いられるパラメータの値を変更する場合、ニューラルネ
ットワークにおける強化学習や遺伝的アルゴリズムによ
ってパラメータの値を変更してもよい。また、ユーザが
映像取得部903による撮影可能範囲から外れてしまっ
ている可能性もあるので、このとき、ユーザに撮影可能
範囲から外れていないか確認を求めてもよい。
【0159】以上示したように、第3の実施形態では、
ユーザが入力した状況情報を共有し、各ユーザに表示す
るだけでなく、状況情報を認識し、状況情報として更新
するので、僅かの状況情報の変化の度にユーザが手動で
状況情報の変更を行う手間を省くことができ、会議の延
長などで物理的にスケジュール情報の変更が不可能な場
合にも対応でき、ユーザのユーザ端末装置の入力装置へ
の入力状況やユーザ画像データから状況情報を認識する
ので、高い認識精度の状況情報を共有することができ、
また、適応的に画像認識におけるパラメータをより高い
認識精度になるような値へと自動的に変更することがで
きる状況情報共有システムを実現できる。
【0160】[第4の実施形態]図22は第4の実施形
態におけるユーザ状況認識部802によるユーザの在席
あるいは不在を認識する動作処理手順を示すフローチャ
ートである。状況情報生成部803によってこのユーザ
の状況を取得するために起動された状況取得部801
は、まず、ユーザからのユーザ端末のキーボード、マウ
ス等の入力装置への入力状況を取得する(ステップS1
01、901)。
【0161】取得された入力状況は、入力状況認識部9
04により入力装置がユーザにより人為的に操作された
のか、あるいは人為的でなく、振動などにより偶然に入
力装置に入力が行われたのかを認識し(ステップS10
2)、このユーザが在席しているか不在であるかを判別
する(ステップS103)。
【0162】入力状況認識部904によってユーザが在
席していると判別された場合、端末動作取得部902を
起動し、使用中のアプリケーション名およびその動作状
況を取得する(ステップS107、902)。取得され
た端末動作状況を基に、端末動作認識部905によって
入力装置に対して人為的にかつ端末を操作する意図をも
って入力されたか否かを判定し、このユーザが在席して
いるのか不在であるのかを認識する(ステップS10
8)。
【0163】端末動作認識部905によってユーザが在
席しているか否かを判別し(ステップS109)、在席
していると判別された場合、ユーザ状況認識部802と
してユーザが在席していると判定し(ステップS11
0)、処理を終了する。
【0164】一方、ステップS103で入力状況認識部
904によってユーザが不在であると判別された場合、
あるいはステップS109で端末動作認識部902によ
ってユーザが不在であると判別された場合、映像取得部
903を起動してユーザの映像を取得する(ステップS
104、903)。取得された映像を基に、画像認識部
906によって画像認識を行い、このユーザが在席して
いるのか不在であるのかを認識する(ステップS10
5)。
【0165】画像認識部906によってユーザが在席し
ているか否かを判別し(ステップS106)、ユーザが
在席していると判別された場合、ユーザ状況認識部80
2としてユーザが在席していると判定し(ステップS1
10)、処理を終了する。一方、ユーザが不在であると
判別された場合、ユーザ状況認識部802としてユーザ
が不在であると判定し(ステップS111)、処理を終
了する。
【0166】以上示したように、第4の実施形態では、
ユーザが入力装置に対し、人為的にかつ端末を操作する
意図をもって入力を行ったか否かを認識でき、より精度
の高い認識を行うことができる状況情報共有システムを
実現できる。
【0167】[第5の実施形態]図23は第5の実施形
態におけるユーザの在席あるいは不在を認識する際の画
像認識に用いるテンプレート画像の保持・破棄動作処理
手順を示すフローチャートである。第5の実施形態で
は、画像認識部906が映像取得部903によって取得
されたユーザ画像データを画像認識に用いるテンプレー
ト画像として保持あるいは破棄する動作を行う。
【0168】ユーザは、ユーザ自身が在席していること
を状況情報入力部806に入力した時、画像認識部90
6による認識結果はユーザにより入力された状況情報と
一致しなければならない。したがって、ユーザが状況情
報入力部806に対して入力した状況情報(ステップS
121)と、パターンマッチングによる画像認識により
認識された状況情報(ステップS122)とが一致した
か否かを判別する(ステップS123)。入力した状況
情報と認識された状況情報とが一致した場合、正確に画
像認識が行われたことになるので、現在取得したユーザ
画像をパターンマッチングによる画像認識に用いるテン
プレートとして保持すると共に、この画像に対応する状
況情報も併せて保持し(ステップS124)、処理を終
了する。
【0169】一方、入力した状況情報と認識された状況
情報とが一致しなかった場合、不正確に画像認識が行わ
れたことになるので、パターンマッチングによる画像認
識に用いて誤認識してしまったテンプレート画像とそれ
に対応する状況情報を併せて破棄し(ステップS12
5)、処理を終了する。尚、ユーザが映像取得部903
の撮影可能範囲から外れてしまっている可能性もあるの
で、このとき、ユーザに撮影可能範囲から外れていない
かの確認を求めてもよい。
【0170】第3の実施形態では、パターンマッチング
による画像認識に用いるテンプレート画像を適応的に追
加・破棄することが可能であるので、より精度の高い画
像認識を行うことができ、今後、類似した画像が取得さ
れた場合、パターンマッチングにより即座に画像認識を
行うことができる状況情報共有システムを実現できる。
【0171】[第6の実施形態]図24は第6の実施形
態における画像認識部906によるユーザの在席あるい
は不在を認識する動作処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、入力状況認識部904により入力状況を基
にユーザが在席しているか否かを認識する(ステップS
131、S132)。ユーザが在席していないと判別さ
れた場合、そのまま処理を終了する。一方、ユーザが在
席している認識された場合、画像認識部906による認
識の結果、ユーザが在席しているか否かを判別する(ス
テップS133、S134)。
【0172】ここで、入力状況認識部904により在席
していると認識された場合、ユーザが在席している可能
性が極めて高いので、画像認識部906による認識結果
も、また入力状況認識部による認識結果と同じく在席と
認識されなければならない。
【0173】したがって、入力状況認識部904により
在席と認識された時に画像認識部906により在席と認
識された場合、正確に画像認識が行われた可能性が高い
ので、現在の画像認識に用いているパラメータの値を認
識率が向上するように変更する(ステップS135)。
この後、処理を終了する。この画像認識に用いられるパ
ラメータの値を変更する場合、ニューラルネットワーク
における強化学習や遺伝的アルゴリズムによってパラメ
ータの値を変更してもよい。
【0174】一方、ステップS134で、入力状況認識
部904により在席と認識された時に画像認識部906
により不在と認識された場合、不正確に画像認識が行わ
れた可能性が高いので、現在の画像認識に用いられてい
るパラメータの値を正しく画像認識が行われるまで、つ
まり在席と認識されるまで変更する(ステップS13
6、S137)。この後、処理を終了する。この画像認
識に用いられているパラメータの値を変更する場合、ニ
ューラルネットワークにおける強化学習や遺伝的アルゴ
リズムによってパラメータの値を変更してもよい。ま
た、ユーザが映像取得部903による撮影可能範囲から
外れてしまっている可能性もあるので、このとき、ユー
ザに撮影可能性範囲から外れていないかの確認を求めて
もよい。
【0175】第6の実施形態では、適応的に画像認識に
おけるパラメータをより高い認識精度になるような値へ
と自動的に変更できる状況情報共有システムを実現でき
る。
【0176】[第7の実施形態]図25は第7の実施形
態におけるユーザの在席あるいは不在を認識する際の画
像認識に用いるテンプレート画像の保持・破棄動作処理
手順を示すフローチャートである。この処理では、画像
認識部906が映像取得部903によって取得されたユ
ーザ画像データを画像認識に用いるテンプレート画像と
して保持・破棄する動作を示す。
【0177】まず、入力状況認識部904により入力状
況を基にユーザが在席しているか否かを認識する(ステ
ップS141、S142)。ユーザが在席していないと
判別された場合、そのまま処理を終了する。一方、ユー
ザが在席していると認識された場合、画像認識部906
による認識の結果、ユーザが在席しているか否かを判別
する(ステップS143、S144)。
【0178】ここで、入力状況認識部904により在席
していると認識された場合、ユーザが在席している可能
性が極めて高いので、画像認識部906による認識結果
も、また入力状況認識部による認識結果と同じく在席と
認識されなければならない。
【0179】したがって、入力状況認識部904により
在席と認識された時に画像認識部906により在席と認
識された場合、正確に画像認識が行われた可能性が高い
ので、現在、取得したユーザ画像をパターンマッチング
による画像認識に用いるテンプレート画像として保持
し、この画像に対応する状況情報も併せて保持する(ス
テップS145)。この後、処理を終了する。
【0180】一方、ステップS144で、入力状況認識
部904により在席と認識された時に画像認識部906
により不在と認識された場合、不正確に画像認識が行わ
れた可能性が高いので、パターンマッチングによる画像
認識に用いて誤認識してしまったテンプレート画像とそ
れに対応する状況情報も併せて破棄する(ステップS1
46)。この後、処理を終了する。また、ユーザが映像
取得部903による撮影可能範囲から外れてしまってい
る可能性もあるので、このとき、ユーザに撮影可能性範
囲から外れていないかの確認を求めてもよい。
【0181】第7の実施形態では、画像認識結果に応じ
てパターンマッチングによる画像認識に用いるテンプレ
ート画像を適応的に追加・破棄することが可能であるの
で、より精度の高い画像認識を行うことができ、今後、
類似した画像が取得された時にはパターンマッチングに
より即座に画像認識を行うことができる状況情報共有シ
ステムを実現できる。
【0182】[第8の実施形態]図26は第8の実施形
態におけるユーザの在席あるいは不在を認識する際の画
像認識に用いるテンプレート画像の保持・破棄動作処理
手順を示すフローチャートである。画像認識部906が
入力状況認識部904による入力状況認識結果と、端末
動作認識部905によるユーザ端末装置の動作状況に応
じて、ユーザがユーザ端末装置の表示部を見ているか否
かを判断し、表示部を見ていると判断した時に映像取得
部903によって得られた映像データを画像認識に用い
るテンプレート画像として保持する動作を行う。
【0183】まず、ユーザが端末装置の入力装置を用い
て、端末装置を操作する場合、ユーザは端末装置の表示
部を見ながら入力装置を使用し、例えばマウスを動かし
て表示部(画面上)のボタンやアイコンを押して端末装
置を動作させる。これにより、入力装置が連続的かつ人
為的に操作され、かつその操作に対して端末装置が正常
に動作した場合、ユーザが端末装置の表示部を見ている
可能性が極めて高い。
【0184】そこで、入力状況取得部901により入力
装置への操作が取得され、取得された入力状況が入力状
況認識部904によって連続的かつ人為的なものかを認
識する(ステップS151)。
【0185】現在のユーザ端末の動作状況を端末動作状
況取得部902により取得し、取得された端末動作状況
は端末動作認識部905によって正常に動作したものか
を認識する(ステップS152)。
【0186】入力装置が連続的かつ人為的に操作され、
かつその操作に対して端末装置が正常に動作しているか
を判定し(ステップS153)、ユーザはユーザ端末装
置の表示部を見ていると認識されたか否かを判別する
(ステップS154)。表示部を見ていると認識されな
い場合、そのまま処理を終了する。
【0187】一方、表示部を見ていると認識された場
合、パターンマッチングにより画像認識を行い(ステッ
プS155)、パターンマッチングによる画像認識によ
りユーザはユーザ端末装置の表示部を見ていると認識さ
れたか否かを判別する(ステップS156)。
【0188】ユーザはユーザ端末装置の表示部を見てい
ると認識された場合、正確に画像認識が行われた可能性
が高いので、現在、取得したユーザ画像をパターンマッ
チングによる画像認識に用いるために、ユーザがユーザ
端末装置の表示部を見ているテンプレート画像として保
持し、この画像に対応する状況情報も併せて保持する
(ステップS157)。この後、処理を終了する。
【0189】一方、ユーザがユーザ端末装置の表示部を
見ていると認識された時に、パターンマッチングによる
画像認識によりユーザはユーザ端末装置の表示部を見て
いないと認識された場合、不正確に画像認識が行われた
可能性が高いので、パターンマッチングによる画像認識
に用いて誤認識してしまった、ユーザがユーザ端末装置
の表示部を見ているテンプレート画像とそれに対応する
状況情報も併せて破棄する(ステップS158)。この
後、処理を終了する。尚、ユーザが映像取得部903の
撮影可能範囲から外れてしまっている可能性もあるの
で、このとき、ユーザに撮影可能範囲から外れていない
かの確認を求めてもよい。
【0190】第8の実施形態では、入力状況認識部90
4による入力状況認識結果と、端末動作認識部905に
よるユーザ端末装置の動作状況に応じて、ユーザがユー
ザ端末装置の表示部を見ているか否かを判断することが
でき、カメラ等の映像取得部903を持たないユーザ端
末装置においても、ユーザ端末装置の表示部を見ている
か否かを判断することができる。また、ユーザが表示部
を見ていると判断されたときのユーザ画像をパターンマ
ッチングによる画像認識によるテンプレート画像を適応
的に追加・破棄することが可能であるので、ユーザが入
力装置によりユーザ端末装置を操作していない時にもユ
ーザが表示部を見ているか否かをパターンマッチングに
よる画像認識により認識することができる。さらに、表
示部を見ているかをより高い精度で認識することがで
き、今後、類似した画像が取得された時にはパターンマ
ッチングにより即座に表示部を見ているかを認識するこ
とができる状況情報共有システムを実現できる。
【0191】尚、前記第3〜第8の実施形態では、ユー
ザの状況認識する例として、ユーザの在席あるいは不在
を認識させたが、認識する状況情報は、ユーザの在席情
報に限定されるものではなく、作業状況や煩忙状況等を
認識させることも可能である。
【0192】また、前記第3の実施形態では、ユーザの
在席状況などを認識するユーザ状況認識部802をユー
ザ端末側に設けた場合を示したが、ユーザの在席状況等
を認識するユーザ状況認識部802をサーバ装置内に設
け、ユーザから送信された各種状況からこのユーザの状
況をサーバ側で認識させてもよい。この場合、クライア
ント端末装置の処理を軽減することが可能である。さら
に、前記第3〜第8の実施形態を適宜、組み合わせて利
用あるいはその一部を利用することも可能である。
【0193】[第9の実施形態]第9の実施形態におけ
る分散オフィスシステムの構成は前記第1の実施形態と
同様であるので、その説明を省略する。
【0194】図27は第9の実施形態における図3に示
したデータベース部53に保存されているスケジュール
情報のフォーマットを示すテーブルである。このテーブ
ルにおいて、F81はスケジュールレコードの通番、F
82はスケジュール情報のタイトル、F83は内容、F
84はスケジュールの開始日時、F85はスケジュール
の終了日時、F86はスケジュールレコードの最終更新
日時である。
【0195】図28は図3に示したデータベース部53
に保存されている勤務種別に対する更新頻度が設定され
たテーブルである。このテーブルにおいて、F91は通
番、F92は勤務種別情報、F93は更新頻度情報であ
る。このテーブルは、このシステムに登録されているユ
ーザ数と同じ数だけ存在し、各ユーザ毎に設定変更可能
である。
【0196】図29は図3に示したデータベース部53
に保存されている勤務形態に関する情報を示すテーブル
である。このテーブルにおいて、F1001は通番、F
1002は勤務形態情報、F1003は始業時間情報、
F1004は就業時間情報、F1005はコアタイム開
始時間情報、F1006はコアタイム終了時間情報、F
1007は昼休み開始時刻、F1008は昼休み終了時
間情報である。
【0197】図30は更新頻度の設定画面を示す図であ
る。図中、1101は表示装置64に表示される更新頻
度(フレームレート)設定画面である。1102は通常
勤務時の更新頻度入力フィールド、1103は休憩中の
更新頻度入力フィールド、1104は会議中の更新頻度
入力フィールド、1105はOKボタン、1106はキ
ャンセルボタンである。この設定画面で設定された情報
は、図28のテーブルに反映される。また、この設定画
面で入力されていない場合、システム側で各ユーザに対
して同一の値がデフォルトで設定されている。
【0198】図31はサーバ装置の動作処理手順を示す
フローチャートである。この処理プログラムは、サーバ
装置内の記憶媒体に格納されており、CPUによって実
行される。まず、開始後、クライアント(ユーザ)端末
装置から画像を受信するまで待機する(ステップS20
2)。クライアント端末装置から画像を受信すると(ス
テップS203)、サーバマネージャ部41(図3参
照)で保持されている同一オフィス内の1ユーザの情報
を送信先ユーザ情報として取得する(ステップS20
4)。
【0199】送信先ユーザ情報からデータベース部53
に登録されているユーザのスケジュール情報(図27参
照)に現時刻のスケジュールの有無を判別する(ステッ
プS205)。現時刻のスケジュールがある場合、現時
刻のスケジュール情報が1つかあるいは複数であるかを
判別する(ステップS206)。
【0200】複数である場合、スケジュール情報(図2
7参照)の更新日時情報F86より最新のものを現時刻
のスケジュール情報として選択し(ステップS20
7)、選択されたスケジュール情報からタイトルF82
を勤務情報として取得する(ステップS208)。一
方、ステップS206で現時刻のスケジュール情報が1
つである場合、そのままステップS208の処理に移行
する。
【0201】勤務情報を勤務種別として勤務種別に対す
る更新頻度が設定されているテーブル(図28参照)よ
り勤務種別に対応する更新頻度情報である更新頻度間隔
SA1(秒)を取得する(ステップS209)。さら
に、サーバマネージャ部41に保持されている前回更新
日時情報と現在の時刻との差分を経過時間情報SA2と
して取得する(ステップS210)。
【0202】更新頻度間隔SA1と経過時間情報SA2
とを比較し(ステップS211)、SA1<SA2であ
る場合、送信先ユーザに画像を送信し(ステップS21
2)、サーバマネージャ部41で保持されている前回更
新日時情報を現在の時刻に更新する(ステップS21
3)。
【0203】サーバマネジャー部41の情報を基に、他
の送信先ユーザの有無を判別する(ステップS21
4)。他の送信先ユーザがある場合、ステップS204
の処理に戻り、他の送信先ユーザがない場合、処理を終
了する。一方、ステップS211でSA1≧SA2であ
る場合、そのままステップS214の処理に移行する。
【0204】また一方、ステップS205で現時刻のス
ケジュール情報がない場合、図29の勤務形態に関する
情報テーブルより現時刻の情報とユーザの勤務形態を基
に、現時刻の勤務情報を取得し(ステップS215)、
ステップS209の処理に移行する。
【0205】第9の実施形態では、ユーザのスケジュー
ルに合わせた画像データの配信制御を行うことができ、
ユーザが使用している端末のトラフィックの負荷あるい
は端末処理能力の負荷を軽減することができる。
【0206】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるも
のではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施
の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどの
ようなものであっても適用可能である。
【0207】また、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記録媒体を、システムあるいは装置にプログラムを供給
することによって達成される場合にも適用できることは
いうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出された
プログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現する
ことになり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0208】上記実施形態の各フローチャートに示され
たプログラムコードは記憶媒体に格納されている。プロ
グラムコードを供給する記憶媒体としては、例えばフロ
ッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、RO
M、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカードな
どを用いることができる。
【0209】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0210】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0211】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザのスケジュール
情報が存在せず、ユーザが不在だとしても、正確な状況
を他のユーザに提供することができ、ユーザが手動でス
ケジュール情報の変更を行う手間を省くことができる。
【0212】また、ユーザが僅かの用事で状況情報を変
更せずに席を外したとしても、他のユーザはこのユーザ
の状態を予測でき、このユーザとコミュニケーションを
とる計画を立て易くすることができ、僅かの用事で席を
外す度にユーザが手動でスケジュール情報の変更を行う
手間を省くことができる。
【0213】また、本発明によれば、高い認識精度の状
況情報を共有することができ、また、適応的に画像認識
におけるパラメータをより高い認識精度になるような値
に自動的に変更することができる。
【0214】さらに、ユーザが入力装置に対し、人為的
にかつ端末を操作する意図をもって入力を行ったか否か
を認識でき、より精度の高い認識を行うことができる。
【0215】また、より精度の高い画像認識を行うこと
ができ、今後、類似した画像が取得された場合、パター
ンマッチングにより素早く画像認識を行うことができ
る。
【0216】さらに、ユーザが入力装置によりユーザ端
末装置を操作していない時にも、ユーザが表示部を見て
いるか否かをパターンマッチングによる画像認識により
認識することができ、さらに表示部を見ているかをより
高い精度で認識することができ、今後、類似した画像が
取得された場合、パターンマッチングにより素早く表示
部を見ているか否かを認識できる。
【0217】このように、ユーザの状況情報を正確に認
識し、かつ使用する程、認識率を向上させ、この状況情
報をリアルタイムに交換することで円滑なコミュニケー
ション機会の支援を実現できる。
【0218】さらに、本発明によれば、ユーザのスケジ
ュールに合わせた画像データの配信制御を行うことがで
き、ユーザが使用している端末のトラフィックの負荷ま
たは端末処理能力の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における分散オフィスシステム
の構成を示す図である。
【図2】ホストサーバ装置11のハードウェア構成を示
す図である。
【図3】ホストサーバ装置11のソフトウェア構成を示
す図である。
【図4】ユーザ端末装置13、15のハードウェア構成
を示す図である。
【図5】ユーザが勤務するホームオフィスで実際に図4
に示される機器が設置された状況を示す図である。
【図6】ユーザ端末装置用ソフトウェアの構成を示す図
である。
【図7】仮想的な分散オフィスシステム上で状況情報共
有システム機能を実現する画面を示す図である。
【図8】サーバSの機能的構成を示すブロック図であ
る。
【図9】学習データ記憶部711に格納された学習デー
タを示すテーブルである。
【図10】クライアントXの機能的構成を示すブロック
図である。
【図11】サーバSにおける状況情報共有動作処理手順
を示すフローチャートである。
【図12】クライアントXにおける状況情報共有動作処
理手順を示すフローチャートである。
【図13】複数の状況情報とその信頼度を加えた状況情
報テーブルを示す図である。
【図14】第2の実施形態における状況情報共有システ
ムの構成を示す図である。
【図15】サーバSの機能的構成を示すブロック図であ
る。
【図16】第3の実施形態におけるサーバSの機能的構
成を示すブロック図である。
【図17】クライアントXにおける状況取得部801お
よびユーザ状況認識部802の構成を示すブロック図で
ある。
【図18】サーバSにおける状況情報共有動作処理手順
を示すフローチャートである。
【図19】ユーザ状況認識部802によるユーザの在席
あるい不在を認識する動作処理手順を示すフローチャー
トである。
【図20】画像認識部906によるユーザの在席あるい
は不在を認識する動作処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図21】画像認識部906によるユーザの在席あるい
は不在を認識する方法を変更する動作処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図22】第4の実施形態におけるユーザ状況認識部8
02によるユーザの在席あるいは不在を認識する動作処
理手順を示すフローチャートである。
【図23】第5の実施形態におけるユーザの在席あるい
は不在を認識する際の画像認識に用いるテンプレート画
像の保持・破棄動作処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図24】第6の実施形態における画像認識部906に
よるユーザの在席あるいは不在を認識する動作処理手順
を示すフローチャートである。
【図25】第7の実施形態におけるユーザの在席あるい
は不在を認識する際の画像認識に用いるテンプレート画
像の保持・破棄動作処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図26】第8の実施形態におけるユーザの在席あるい
は不在を認識する際の画像認識に用いるテンプレート画
像の保持・破棄動作処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図27】第9の実施形態における図3に示したデータ
ベース部53に保存されているスケジュール情報のフォ
ーマットを示すテーブルである。
【図28】図3に示したデータベース部53に保存され
ている勤務種別に対する更新頻度が設定されたテーブル
である。
【図29】図3に示したデータベース部53に保存され
ている勤務形態に関する情報を示すテーブルである。
【図30】更新頻度の設定画面を示す図である。
【図31】サーバ装置の動作処理手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
11 ホストサーバ装置 13、14、15 ユーザ端末装置 701 スケジュール情報記憶部 703、803 状況情報生成部 704、804 状況情報更新部 706、806 状況情報入力部 710 状況情報学習部 711 学習データ記憶部 707、807 状況情報表示部 802 ユーザ状況認識部
フロントページの続き (72)発明者 榊原 憲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 政美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 CC32 DD00 EE07 EE12 FF03 GG04 GG07

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザの各々に設置されたユーザ
    端末装置と、該ユーザ端末装置と通信回線を介して接続
    されたサーバ装置とを備え、前記ユーザ端末装置の画面
    上に、他のユーザの状況情報を表示する状況情報共有シ
    ステムにおいて、 前記サーバ装置および前記ユーザ端末装置の少なくとも
    一方に、前記各ユーザの状況を認識して前記状況情報を
    生成するユーザ状況認識手段を備えると共に、 前記サーバ装置は、 前記ユーザに関するスケジュール情報を記憶するスケジ
    ュール情報記憶手段と、 前記ユーザの状況情報を学習する状況情報学習手段と、 該学習された状況情報を学習データとして記憶する学習
    データ記憶手段と、 前記スケジュール情報記憶手段に記憶されたスケジュー
    ル情報、前記学習データ記憶手段に記憶された学習デー
    タ、および前記ユーザ状況認識手段により生成された現
    在のユーザの状況情報を基に、前記ユーザ端末装置に表
    示される状況情報を更新する状況情報更新手段とを備え
    たことを特徴とする状況情報共有システム。
  2. 【請求項2】 前記状況情報学習手段は、前記スケジュ
    ール情報記憶手段に記憶されたスケジュール情報、およ
    び受信した現在のユーザの状況情報を基に、前記学習デ
    ータ記憶手段に存在しない状況情報を生成し、該生成さ
    れた状況情報を前記学習データとして前記学習データ記
    憶手段に登録することを特徴とする請求項1記載の状況
    情報共有システム。
  3. 【請求項3】 前記状況情報学習手段は、前記状況情報
    更新手段からの要求に従い、前記学習データ記憶手段に
    登録された学習データを基に、要求されたユーザの状況
    情報を推論することを特徴とする請求項1記載の状況情
    報共有システム。
  4. 【請求項4】 前記状況情報更新手段は、前記スケジュ
    ール情報記憶手段にユーザの現在のスケジュール情報が
    存在せず、受信したユーザの状況情報における在席状況
    がユーザの不在を示す場合、前記状況情報学習手段によ
    り推論された現在のユーザの状況情報を状況情報として
    更新することを特徴とする請求項3記載の状況情報共有
    システム。
  5. 【請求項5】 前記状況情報更新手段は、前記スケジュ
    ール情報記憶手段にユーザの現在のスケジュール情報が
    存在せず、受信した前記ユーザの状況情報が不在を示す
    場合、前記状況情報学習手段により推論された複数の現
    在のユーザの状況情報と、該推論されたユーザの状況情
    報の信頼度とを状況情報として更新することを特徴とす
    る請求項3記載の状況情報共有システム。
  6. 【請求項6】 前記状況情報学習手段により推論された
    現在のユーザの状況情報への変更を、設定により行わな
    いことを特徴とする請求項3記載の状況情報共有システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記状況情報学習手段により推論された
    ユーザの状況情報をユーザ毎あるいはグループ毎に表示
    あるいは非表示に設定可能であることを特徴とする請求
    項3記載の状況情報共有システム。
  8. 【請求項8】 複数のユーザの各々に設置され、通信回
    線を介してサーバ装置に接続されたユーザ端末装置の画
    面上に、他のユーザの状況情報を表示する状況情報共有
    方法において、 前記各ユーザの状況を認識して前記状況情報を生成する
    工程と、 前記ユーザに関するスケジュール情報を記憶する工程
    と、 前記ユーザの状況情報を学習する工程と、 該学習された状況情報を学習データとして記憶する工程
    と、 前記記憶されたスケジュール情報、前記記憶された学習
    データ、および前記生成された現在のユーザの状況情報
    を基に、前記ユーザ端末装置に表示される状況情報を更
    新する工程とを有することを特徴とする状況情報共有方
    法。
  9. 【請求項9】 複数のユーザの各々に設置されたユーザ
    端末装置と通信回線を介して接続されたサーバ装置によ
    って実行され、前記ユーザ端末装置の画面上に、他のユ
    ーザの状況情報を表示するプログラムが格納された記憶
    媒体において、 前記プログラムは、 前記各ユーザの状況を認識して前記状況情報を生成する
    手順と、 前記ユーザに関するスケジュール情報を記憶する手順
    と、 前記ユーザの状況情報を学習する手順と、 該学習された状況情報を学習データとして記憶する手順
    と、 前記記憶されたスケジュール情報、前記記憶された学習
    データ、および前記生成された現在のユーザの状況情報
    を基に、前記ユーザ端末装置に表示される状況情報を更
    新する手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 複数のユーザの各々に設置されたユー
    ザ端末装置が通信回線を介して接続される状況情報共有
    システムにおいて、 前記ユーザ端末装置は、 前記ユーザ端末装置への入力状況を取得する入力状況取
    得手段と、 前記ユーザ端末装置の動作状況を取得する端末動作取得
    手段と、 前記ユーザの映像データを取得する映像取得手段と、 前記入力状況および動作状況を基に、前記ユーザの状況
    を認識して状況情報を生成するユーザ状況認識手段と、 前記取得された映像データおよび前記生成された状況情
    報を他のユーザのユーザ端末装置に送信する状況情報送
    信手段と、 前記他のユーザの映像データおよび状況情報を受信する
    状況情報受信手段と、 該受信した他のユーザの映像データおよび状況情報を表
    示する状況情報表示手段とを備えたことを特徴とする状
    況情報共有システム。
  11. 【請求項11】 前記ユーザ状況認識手段は、 前記入力状況取得手段により取得された前記ユーザ端末
    装置への入力状況を認識する入力状況認識手段と、 前記端末動作取得手段により取得された前記ユーザ端末
    装置の動作状況を認識する端末動作認識手段と、 前記映像取得手段により取得された映像データを認識す
    る画像認識手段とを備え、 前記各認識結果を組み合わせて前記ユーザの状況を認識
    して前記状況情報を生成することを特徴とする請求項1
    0記載の状況情報共有システム。
  12. 【請求項12】 前記画像認識手段は、前記ユーザが直
    接指示した状況情報に応じて、画像認識方法を変更する
    ことを特徴とする請求項11記載の状況情報共有システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記画像認識手段は、前記ユーザが直
    接指示した状況情報に応じて、前記映像取得手段により
    取得された映像データを画像認識に用いるテンプレート
    画像として保持することを特徴とする請求項11記載の
    状況情報共有システム。
  14. 【請求項14】 前記画像認識手段は、前記入力状況認
    識手段により認識された入力状況の認識結果に応じて、
    前記映像取得手段により取得された映像データを画像認
    識に用いるテンプレート画像として保持することを特徴
    とする請求項11記載の状況情報共有システム。
  15. 【請求項15】 前記画像認識手段は、前記入力状況認
    識手段により認識された入力状況の認識結果、および前
    記端末動作認識手段により認識された前記ユーザ端末装
    置の動作状況を基に、前記ユーザが前記ユーザ端末装置
    の表示部を見ているか否かを判断することを特徴とする
    請求項11記載の状況情報共有システム。
  16. 【請求項16】 前記画像認識手段は、前記ユーザが前
    記ユーザ端末装置の表示部を見ていると判断した場合、
    前記映像取得手段により取得された映像データを画像認
    識に用いるテンプレート画像として保持することを特徴
    とする請求項15記載の状況情報共有システム。
  17. 【請求項17】 複数のユーザの各々に設置され、通信
    回線を介して接続されたユーザ端末装置の画面上に、他
    のユーザの状況情報を表示する状況情報共有方法におい
    て、 前記ユーザ端末装置への入力状況を取得する工程と、 前記ユーザ端末装置の動作状況を取得する工程と、 前記ユーザの映像データを取得する工程と、 前記入力状況および動作状況を基に、前記ユーザの状況
    を認識して状況情報を生成する工程と、 前記取得された映像データおよび前記生成された状況情
    報を他のユーザのユーザ端末装置に送信する工程と、 前記他のユーザの映像データおよび状況情報を受信する
    工程と、 該受信した他のユーザの映像データおよび状況情報を表
    示する工程とを有することを特徴とする状況情報方法。
  18. 【請求項18】 複数のユーザの各々に設置され、通信
    回線を介して接続されたユーザ端末装置の画面上に、他
    のユーザの状況情報を表示するプログラムが格納された
    記憶媒体において、 前記プログラムは、 前記ユーザ端末装置への入力状況を取得する手順と、 前記ユーザ端末装置の動作状況を取得する手順と、 前記ユーザの映像データを取得する手順と、 前記入力状況および動作状況を基に、前記ユーザの状況
    を認識して状況情報を生成する手順と、 前記取得された映像データおよび前記生成された状況情
    報を他のユーザのユーザ端末装置に送信する手順と、 前記他のユーザの映像データおよび状況情報を受信する
    手順と、 該受信した他のユーザの映像データおよび状況情報を表
    示する手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 複数のユーザの各々に設置されたユー
    ザ端末装置と、該ユーザ端末装置と通信回線を介して接
    続されたサーバ装置とを備え、前記ユーザ端末装置の画
    面上に、他のユーザに関する情報として、前記他のユー
    ザ端末装置に備わるカメラで撮像された前記他のユーザ
    の勤務状況の画像を受信して表示する状況情報共有シス
    テムにおいて、 前記ユーザの勤務状況に関するスケジュール情報を記憶
    するスケジュール情報記憶手段と、 該記憶されたスケジュール情報を基に、前記サーバ装置
    から前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする状況情報
    共有システム。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、予め設定された情報
    を基に、前記更新頻度を制御することを特徴とする請求
    項19記載の状況情報共有システム。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記ユーザが設定し
    た情報を基に、前記更新頻度を制御することを特徴とす
    る請求項19記載の状況情報共有システム。
  22. 【請求項22】 前記スケジュール情報記憶手段は、前
    記スケジュール情報に該スケジュール情報の更新日時を
    記憶しておき、前記スケジュール情報が同一時間に複数
    存在する場合、前記制御手段は、前記更新日時が最新の
    スケジュール情報を基に、前記更新頻度を制御すること
    を特徴とする請求項19記載の状況情報共有システム。
  23. 【請求項23】 複数のユーザの各々に設置されたユー
    ザ端末装置と、該ユーザ端末装置と通信回線を介して接
    続されたサーバ装置とを備え、前記ユーザ端末装置の画
    面上に、他のユーザに関する情報として、前記他のユー
    ザ端末装置に備わるカメラで撮像された前記他のユーザ
    の勤務状況の画像を受信して表示する状況情報共有シス
    テムにおいて、 前記ユーザ毎に勤務形態情報を記憶する勤務形態情報記
    憶手段と、 該記憶された勤務形態情報を基に、前記サーバ装置から
    前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする状況情報共有
    システム。
  24. 【請求項24】 前記制御手段は、前記ユーザのスケジ
    ュール情報が存在しない場合、前記勤務形態情報を基に
    前記更新頻度を制御することを特徴とする請求項23記
    載の状況情報共有システム。
  25. 【請求項25】 複数のユーザの各々に設置され、通信
    回線を介してサーバ装置に接続されたユーザ端末装置の
    画面上に、他のユーザに関する情報として、前記他のユ
    ーザ端末装置に備わるカメラで撮像された前記他のユー
    ザの勤務状況の画像を受信して表示する状況情報共有方
    法において、 前記ユーザの勤務状況に関するスケジュール情報を記憶
    する工程と、 該記憶されたスケジュール情報を基に、前記サーバ装置
    から前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を
    制御する工程とを有することを特徴とする状況情報共有
    方法。
  26. 【請求項26】 複数のユーザの各々に設置され、通信
    回線を介してサーバ装置に接続されたユーザ端末装置の
    画面上に、他のユーザに関する情報として、前記他のユ
    ーザ端末装置に備わるカメラで撮像された前記他のユー
    ザの勤務状況の画像を受信して表示する状況情報共有方
    法において、 前記ユーザ毎に勤務形態情報を記憶する工程と、 該記憶された勤務形態情報を基に、前記サーバ装置から
    前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を制御
    する工程とを有することを特徴とする状況情報共有方
    法。
  27. 【請求項27】 複数のユーザの各々に設置されたユー
    ザ端末装置と通信回線を介して接続されたサーバ装置に
    よって実行され、前記ユーザ端末装置の画面上に、他の
    ユーザに関する情報として、前記他のユーザ端末装置に
    備わるカメラで撮像された前記他のユーザの勤務状況の
    画像を受信して表示するプログラムが格納された記憶媒
    体において、 前記プログラムは、 前記ユーザの勤務状況に関するスケジュール情報を記憶
    する手順と、 該記憶されたスケジュール情報を基に、前記サーバ装置
    から前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を
    制御する手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
  28. 【請求項28】 複数のユーザの各々に設置されたユー
    ザ端末装置と通信回線を介して接続されたサーバ装置に
    よって実行され、前記ユーザ端末装置の画面上に、他の
    ユーザに関する情報として、前記他のユーザ端末装置に
    備わるカメラで撮像された前記他のユーザの勤務状況の
    画像を受信して表示するプログラムが格納された記憶媒
    体において、 前記プログラムは、 前記ユーザ毎に勤務形態情報を記憶する手順と、 該記憶された勤務形態情報を基に、前記サーバ装置から
    前記ユーザ端末装置に送信される画像の更新頻度を制御
    する手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
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