JP2014075765A - 監視装置及び監視方法 - Google Patents

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知浩 松本
Atsushi Kuroda
淳 黒田
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雅人 宅原
Shigetoshi Kameo
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Abstract

【課題】3次元で撮像された監視対象をその他の物体と誤認することを防止する、ことを目的とする。
【解決手段】監視装置10は、被写体を3次元の画像情報として取得する3次元撮像装置12と、3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報に基づいて画像を表示するモニタ20を備える。そして監視装置10は、3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報から人を検知し、検知した人の姿勢を判定し、検知した人を人として判定し易い表示方向を、判定した姿勢に基づいて決定し、決定した表示方向からの画像を、3次元画像情報に基づいて生成してモニタ20に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視装置及び監視方法に関するものである。
被写体を3次元で撮像して人等を監視する種々の監視装置が開発されている。例えば、高密度で照射した複数のレーザで各々被写体までの距離を高精度に計測する撮像手段であるフラッシュ式レーザレーダを用いることで、遠方にある被写体の3次元形状を精密に得ることができ、遠方の人を検知し、人の動きの解析を高精度で行うことが可能である。
特許文献1には、被写体上の各点を立体視してその3次元座標を計測し、3次元座標が所定の禁止領域、すなわち進入禁止領域を規定するデータ領域に含まれるか否かを判別し、進入禁止領域へ人間が進入したか否かを明確に判定する監視ロボット用視覚認識装置が開示されている。
特開昭62−264390号公報
しかしながら、例えば監視対象を人とし、3次元座標で検知された人をモニタに表示させ監視員に確認させる際、検知された人の向きや姿勢に応じては視認性が悪い。例えば、監視装置に人が頭を向けて寝そべっているような場合、監視員はその人を道路にある石などと誤認する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、3次元で撮像された監視対象をその他の物体と誤認することを防止できる、監視装置及び監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の監視装置及び監視方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る監視装置は、被写体を3次元の画像情報として取得する3次元撮像手段と、前記3次元撮像手段によって取得された画像情報に基づいて画像を表示する表示手段と、前記3次元撮像手段によって取得された前記画像情報から監視対象を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された前記監視対象の姿勢を判定する姿勢判定手段と、前記検知手段によって検知された前記監視対象を前記監視対象として判定し易い方向を、前記姿勢判定手段によって判定された姿勢に基づいて決定する表示方向決定手段と、を備える。
本構成によれば、3次元撮像手段によって被写体が3次元の画像情報として取得され、表示手段に表示される。3次元撮像手段は、例えば、高密度で照射した複数のレーザで各々被写体までの距離を高精度に計測する撮像手段(フラッシュ式レーザレーダ)である。
しかしながら、3次元撮像手段によって取得された画像を表示手段に表示させる際、監視対象の姿勢によっては視認性が悪い場合がある。
そこで、本構成は、検知手段によって、3次元撮像手段で取得された画像情報から監視対象が検知され、検知された監視対象の姿勢が姿勢判定手段によって判定される。3次元撮像手段によって取得された画像情報は、幅及び高さの他に奥行きの情報を有している。このため、検知された監視対象の姿勢を画像情報に基づいて判定することが可能である。なお、監視対象は、例えば人や自動車である。監視対象を自動車とした場合、姿勢とは自動車の向きである。
そして、検知された監視対象を監視対象として判定し易い方向が、姿勢判定手段で判定された姿勢に基づいて表示方向決定手段によって決定される。監視対象として判定し易い方向とは、すなわち監視対象として視認し易い方向である。
このように、本構成は、3次元撮像手段によって被写体を撮像し、検知された監視対象を監視対象として判定し易い方向から表示手段に表示させるので、3次元で撮像された監視対象をその他の物体と誤認することを防止できる。
上記第一態様では、前記監視対象は人であり、前記表示方向決定手段によって決定された方向からの画像を、前記画像情報に基づいて生成して前記表示手段に表示させる3次元画像処理手段を備えることが好ましい。
3次元撮像手段によって取得された画像情報は、奥行き、幅、及び高さの情報を有しているため、一方向から取得された画像情報に基づいて、被写体を他方向から撮像した場合の画像を得ることが可能である。そこで、本構成は、人として判定し難い方向から撮像された3次元画像情報に基づいて、人として判定し易い画像を生成して表示手段に表示させる。なお、人として判定し易い方向は、人の姿勢に応じて予め定められている。
従って、本構成は、3次元で撮像された監視対象をその他の物体と誤認することを防止できる。
上記第一態様では、前記姿勢判定手段が、前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さに基づいて、人の姿勢を判定することが好ましい。
本構成によれば、画像の基準面からの高さから人の姿勢を判定するので、簡易に人の姿勢を判定できる。
上記第一態様では、前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さが、人が伏せているとされる第1の高さの場合、前記3次元画像処理手段は、人の上から鉛直下向きへの画像を前記画像情報に基づいて生成し、前記表示手段に表示させることが好ましい。
本構成によれば、検知された人が伏せている場合であっても、監視員の誤認識を抑制することができる。
上記第一態様では、前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さが、前記第1の高さよりも高く人が座っているとされる第2の高さの場合、前記3次元画像処理手段は、人の側面からの画像を前記画像情報に基づいて生成し、前記表示手段に表示させることが好ましい。
本構成によれば、検知された人が座っている場合であっても、監視員の誤認識を抑制することができる。
上記第一態様では、前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さが、前記第2の高さよりも高い第3の高さの場合、前記3次元画像処理手段は、人の正面又は背面からの画像を前記画像情報に基づいて生成し、前記表示手段に表示させることが好ましい。
本構成によれば、検知された人が正面を向いてない場合であっても、監視員の誤認識を抑制することができる。
上記第一態様では、複数の撮像手段を備え、前記表示方向決定手段によって決定された前記監視対象として判定し易い方向に基づいて、検知された前記監視対象を撮像する前記撮像手段を決定し、決定した前記撮像手段で取得した画像を前記表示手段に表示させることが好ましい。
本構成によれば、検知された監視対象を判定し易い方向から撮像可能な撮像手段が決定され、該撮像手段によって撮像された画像が表示手段に表示されるので、3次元で撮像された監視対象をその他の物体と誤認することを防止できる。
本発明の第二態様に係る監視方法は、被写体を3次元の画像情報として取得する3次元撮像手段と、前記3次元撮像手段によって取得された画像情報に基づいて画像を表示する表示手段と、を備える監視装置による監視方法であって、前記3次元撮像手段によって取得された前記画像情報から監視対象を検知する第1工程と、検知した前記監視対象の姿勢を判定する第2工程と、検知した前記監視対象を前記監視対象として判定し易い方向を、判定した姿勢に基づいて決定する第3工程と、を含む。
本発明によれば、3次元で撮像された監視対象をその他の物体と誤認することを防止できる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る監視装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る3次元画像表示処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る人の表示角度の決定の説明に要する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る伏せた状態の人の画像を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る伏せた状態の人を上方から表示した場合の画像を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る座った状態の人の画像を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る座った状態の人を側面から表示した場合の画像を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る立った状態の人の画像を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る立った状態の人を正面から表示した場合の画像を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る監視装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る3次元画像表示処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る監視装置及び監視方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態に係る監視装置10の電気的構成を示すブロック図である。本第1実施形態に係る監視装置10は、一例として人を監視対象とする。
監視装置10は、3次元撮像装置12、複数のカメラ14、画像処理装置16、カメラ選択部18、及びモニタ20を備える。
3次元撮像装置12は、被写体を3次元の画像情報(以下、「3次元画像情報」という。)として取得する。3次元撮像装置12は、例えば、高密度で照射した複数のレーザで各々被写体までの距離を高精度に計測し、被写体の3次元座標を3次元画像情報として取得する撮像手段(以下、「フラッシュ式レーザレーダ」という。)である。なお、フラッシュ式レーザレーダは、一般に高価で1システムに複数導入することは困難であり、画角(レーザ照射角度)が小さいこともあり、一つのみでは広範囲の監視には向かない。このため、従来、広角のカメラやレーザレーダにより、ある程度広範囲を撮像可能とする一方、誤検知を許容して監視対象を検知し、監視対象を検知した方向にフラッシュ式レーザレーダを向けて監視対象の検知の高精度化を図ることが行われている。
なお、3次元撮像装置12は、フラッシュ式レーザレーダに限らず、詳細を後述するように被写体を幅、高さ、及び奥行きで撮像できる撮像手段であれば、ステレオカメラ等他の撮像手段を用いてもよい。
複数のカメラ14は、例えばCCDカメラであり、被写体を2次元で撮像する撮像手段である。
画像処理装置16は、3次元撮像装置12で取得された3次元画像情報に対して各種画像処理を行う。なお、画像処理装置16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
画像処理装置16は、人検知部22、姿勢判定部24、表示方向決定部26、及び3次元画像処理部28を備える。
人検知部22は、3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報から監視対象である人を検知する。
姿勢判定部24は、人検知部22によって検知された人の姿勢を判定する。
表示方向決定部26は、人検知部22によって検知された人を人として判定し易い方向を、姿勢判定部24によって判定された姿勢に基づいて決定する。人として判定し易い方向とは、すなわち人として視認し易い方向である。
3次元画像処理部28は、姿勢判定部24によって判定された姿勢に基づいた人として判定し易い方向からの画像を、3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報に基づいて生成してモニタ20に表示させる。
カメラ選択部18は、3次元撮像装置12から出力される画像、画像処理装置16から出力される画像、及びカメラ14から出力される画像の何れか少なくとも1つがモニタ20に表示されるように画像を切り替える。
モニタ20は、3次元撮像装置12や複数のモニタ20で撮像された画像を表示する。なお、モニタ20は、一つの画像を表示してもよいし、複数の画像を表示してもよい。
ここで、3次元撮像装置12によって撮像された画像をモニタ20に表示させる際、監視対象とされる人の姿勢によっては視認性が悪い場合がある。
そこで、本第1実施形態に係る監視装置10は、図2のフローチャートに示される3次元画像表示処理を行う。3次元画像表示処理は、監視装置10による監視が開始されると共に画像処理装置16によって開始される。
まず、ステップ100では、3次元撮像装置12から3次元画像情報が入力されたか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ102へ移行し、否定判定の場合は待ち状態となる。
ステップ102では、入力された3次元画像情報に人が含まれているか否かを検知する人検知処理を行う。なお、人検知処理は、パターンマッチング処理等の既知の方法を用いて行われる。
次のステップ104では、ステップ102によって人が検知されたか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ106へ移行し、否定判定の場合はステップ100へ戻る。なお、人検知処理によって人が検知された場合は、検知された人の中心座標(x,y,z)及びサイズ(l,w,h)が3次元画像情報から人画像情報として抽出される。サイズとは、奥行きl、幅w、高さhである。
ステップ106では、検知された人の姿勢を判定する姿勢判定処理を行う。
3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報は、上述したように幅w及び高さhの他に奥行きlの情報を有している。このため、検知された人の姿勢を3次元画像情報に基づいて判定することが可能である。
なお、姿勢判定処理は、人検知処理によって人として検知された画像の基準面からの高さhに基づいて、人の姿勢を判定する。なお、基準面は、例えば地面や床面である。
下記表1は、検知された人のサイズ(幅w、高さh)と人の姿勢及び撮像方向との関係の一例である。なお、表1に示される関係は、テーブルデータとして画像処理装置16に予め記憶されている。
Figure 2014075765
表1における「伏」は、人が地面等に伏せている状態を示している。また、「座」は、人が地面等に座っている状態を示している。また、「立」は、人が立っている状態を示している。また、「腰」は、人が何かに腰かけている状態を示している。
表1に示されるように姿勢判定処理は、検知された人のサイズのうち、人画像情報により示される高さhによって人の姿勢を判定し、人画像情報により示される幅wによって検知された人を撮像した方向を判定する。このように、姿勢判定処理は、画像の基準面からの高さhに基づいて人の姿勢を判定するので、簡易に人の姿勢を判定できる。
次のステップ108では、ステップ106によって判定された姿勢に基づいて、検知された人を人として判定し易い表示方向を決定する。
下記表2は、人として判定し易い表示方向と人の姿勢との関係を示した表である。表2に示されるように、人として判定し易い表示方向は、人の姿勢に応じて予め定められている。なお、表2に示される関係は、テーブルデータとして画像処理装置16に予め記憶されている。
Figure 2014075765
本ステップ108では、表2に示される関係を用いて、人として判定し易い表示方向を決定する。
次のステップ110では、検知された人の表示角度を決定する。
本ステップ110では、図3に示されるように人画像情報の座標系の原点と3次元画像情報の座標系の原点とを一致させ、撮像した方向と決定した表示方向との角度差(θx,θy,θz)を表示角度として算出する。
次のステップ112では、ステップ108で決定した表示方向からの画像を、3次元画像情報に基づいて生成してモニタ20に表示させる。
3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報は、奥行きl、幅w、及び高さhの情報を有しているため、一方向から取得された3次元画像情報に基づいて、被写体を他方向から撮像した場合の画像を得ることが可能である。そこで、本ステップ112では、人として判定し難い方向から撮像された3次元画像情報に基づいて、人として判定し易い表示方向からの画像を生成し、人として判定し易い画像をモニタ20に表示させる。人として判定し易い表示方向からの画像は、ステップ110で決定された表示角度で3次元画像情報に基づく画像を回転処理させることで得られる。
なお、このとき例えば不図示のスピーカーから予め定められた音を発生させる等によって、監視員に対して人が検知されたことが報知される。また、画像処理装置16から出力された画像がモニタ20に表示されていない場合は、モニタ20に表示される画像が、カメラ選択部18によって画像処理装置16から出力された画像に切り替えられる。
ステップ112の処理が終了すると、ステップ100へ戻り、3次元画像情報が新たに入力された場合に、ステップ102からステップ112の処理が繰り替えされる。
なお、上述した3次元画像表示処理のうち、ステップ100からステップ104は人検知部22で行われ、ステップ106は姿勢判定部24で行われ、ステップ108からステップ112は3次元画像処理部28で行われる。
次に、3次元画像表示処理の結果を、図4から図9を参照して説明する。
図4は、3次元撮像装置12によって撮像された伏せた状態の人の画像を示す模式図である。図4に示される画像は頭から撮像されてモニタ20に表示された場合を示しており、中心領域の頭が手前となり、その両側の肩から腕にかけてより奥となる。
そして、図4に示される様な伏せた状態の人が検知された場合は、表2に示されるように人の上から鉛直下向きが人として判定し易い方向、すなわち表示方向として決定される。図5は、図4の画像を示す3次元画像情報に基づいて生成された人の上から鉛直下向きの画像であり、人の上から鉛直下向きの画像がモニタ20に表示されることで、3次元撮像装置12によって検知された人が人として認識し易くなる。なお、元となる3次元画像情報は人の頭部側から撮像されたものであるため、人の胴体及び足の情報は含まれていない。このため、画像処理装置16は、胴体及び足の情報として一般的な情報を予め記憶し、この情報を合成することによって図5のような画像をモニタ20に表示させる。
このように、3次元画像表示処理では、検知された人が伏せている場合であっても、監視員の誤認識を抑制することができる。
図6は、3次元撮像装置12によって撮像された座った状態の人の画像を示す模式図である。図6に示される画像は正面から撮像されてモニタ20に表示された場合を示しており、下側の足先が手前となり、その上部の胴体から頭が奥となる。
そして、図6に示される様な座った状態の人が検知された場合、表2に示されるように人の側面方向が人として判定し易い方向、すなわち表示方向として決定される。図7は、図6の画像を示す3次元画像情報に基づいて生成された側面の画像であり、人の側面からの画像がモニタ20に表示されることで、3次元撮像装置12によって検知された人が人として認識し易くなる。
このように、3次元画像表示処理では、検知された人が座っている場合であっても、監視員の誤認識を抑制することができる。
図8は、3次元撮像装置12によって撮像された立った状態の人の画像を示す模式図である。図8に示される画像は側面から撮像されてモニタ20に表示された場合を示しており、中心領域の腕及び上部領域の頭が手前となり、足等が奥となる。
そして、図8に示される様な立った状態の人が検知された場合、表2に示されるように人の正面方向が人として判定し易い方向、すなわち表示方向として決定される。図9は、図8の画像を示す3次元画像情報に基づいて生成された側面の画像であり、人の側面からの画像がモニタ20に表示されることで、3次元撮像装置12によって検知された人が人として認識し易くなる。なお、元の3次元画像情報は人の側面から撮像されたものであるため、人の胴体の情報が不十分である。このため、図9の例では、胴体部分の画像が欠けている。
このように、3次元画像表示処理では、検知された人が正面を向いてない場合であっても、監視員の誤認識を抑制することができる。
以上説明したように、本第1実施形態に係る監視装置10は、被写体を3次元の画像情報として取得する3次元撮像装置12と、3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報に基づいて画像を表示するモニタ20を備える。そして監視装置10は、3次元撮像装置12によって取得された3次元画像情報から人を検知し、検知した人の姿勢を判定し、検知した人を人として判定し易い表示方向を、判定した姿勢に基づいて決定し、決定した表示方向からの画像を、3次元画像情報に基づいて生成してモニタ20に表示させる。
従って、監視装置10は、3次元で撮像された人をその他の物体と誤認することを防止できる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
図10は、本第2実施形態に係る監視装置10の構成を示す。なお、図10における図1と同一の構成部分については図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本第2実施形態に係る監視装置10は、カメラ決定部30を備える。
カメラ決定部30は、表示方向決定部26によって決定された人として判定し易い方向に基づいて、検知された人を撮像するカメラ14を決定する。
図11は、本第2実施形態に係る3次元画像処理の流れを示すフローチャートである。なお、図11における図2と同一のステップについては図2と同一の符号を付して、その説明を一部又は全部省略する。
ステップ110で表示角度を決定したら、ステップ114へ移行する。
ステップ114では、検知された人を撮像するカメラ14を決定する最適カメラ決定処理を行う。
最適カメラ決定処理は、ステップ110で決定された表示角度の方向に位置するカメラ14を複数のカメラ14から、人として検知された被写体の撮像に最適なカメラ14として決定する。
具体的には、カメラ14の位置と検知された人の中心座標(x,y,z)との角度が表示角度(θx,θy,θz)に最も近い(例えば、角度の差の二乗和が最も小さい)カメラ14が、最適なカメラ14として決定される。決定されたカメラ14が、固定カメラであって、該カメラ14と検知された人との間に建物があり、カメラ14が人を撮像できない場合は、次に表示角度(θx,θy,θz)に近いカメラ14が最適なカメラ14として決定される。なお、各カメラ14と建物の波位置関係は予め情報として画像処理装置16に記憶されている。
次のステップ116では、ステップ114で決定された最適なカメラ14による人と検知された被写体の撮像を行う。カメラ14がパンチルト機能を有している場合、カメラ14の光軸が検知された人の中心座標(x,y,z)を向くようにカメラ14の向きが変えられる。
次のステップ118では、最適なカメラ14で撮像された画像をモニタ20に表示させる。
なお、このとき例えば不図示のスピーカーから予め定められた音を発生させる等によって、監視員に対して人が検知されたことが報知される。また、最適なカメラ14で撮像された画像がモニタ20に表示されていない場合は、モニタ20に表示される画像が、カメラ選択部18によって最適なカメラ14で撮像された画像に切り替えられる。
以上説明したように、本第2実施形態に係る監視装置10は、人として判定し易い方向で検知された人を撮像可能なカメラ14が決定され、該カメラ14によって撮像された画像がモニタ20に表示されるので、3次元で撮像された人をその他の物体と誤認することを防止できる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、監視対象として人を検知する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、監視対象として自動車を検知する形態としてもよい。監視対象として自動車を検知する場合、姿勢判定部24は、自動車の姿勢として前面(後面)又は側面、すなわち自動車の向きを判定する。
例えば、上記各実施形態では、監視装置10が3次元撮像装置12を一つ備える形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、監視装置10が3次元撮像装置12を複数備える形態としてもよい。
また、上記各実施形態で説明した3次元画像処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 監視装置
12 3次元撮像装置
14 カメラ
20 モニタ
22 人検知部
24 姿勢判定部
26 表示方向決定部
28 3次元画像処理部

Claims (8)

  1. 被写体を3次元の画像情報として取得する3次元撮像手段と、
    前記3次元撮像手段によって取得された画像情報に基づいて画像を表示する表示手段と、
    前記3次元撮像手段によって取得された前記画像情報から監視対象を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記監視対象の姿勢を判定する姿勢判定手段と、
    前記検知手段によって検知された前記監視対象を前記監視対象として判定し易い方向を、前記姿勢判定手段によって判定された姿勢に基づいて決定する表示方向決定手段と、
    を備える監視装置。
  2. 前記監視対象は人であり、
    前記表示方向決定手段によって決定された方向からの画像を、前記画像情報に基づいて生成して前記表示手段に表示させる3次元画像処理手段を備える請求項1記載の監視装置。
  3. 前記姿勢判定手段は、前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さに基づいて、人の姿勢を判定する請求項2記載の監視装置。
  4. 前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さが、人が伏せているとされる第1の高さの場合、前記3次元画像処理手段は、人の上から鉛直下向きへの画像を前記画像情報に基づいて生成し、前記表示手段に表示させる請求項3記載の監視装置。
  5. 前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さが、前記第1の高さよりも高く人が座っているとされる第2の高さの場合、前記3次元画像処理手段は、人の側面からの画像を前記画像情報に基づいて生成し、前記表示手段に表示させる請求項4記載の監視装置。
  6. 前記検知手段によって人として検知された画像の基準面からの高さが、前記第2の高さよりも高い第3の高さの場合、前記3次元画像処理手段は、人の正面又は背面からの画像を前記画像情報に基づいて生成し、前記表示手段に表示させる請求項5記載の監視装置。
  7. 複数の撮像手段を備え、
    前記表示方向決定手段によって決定された前記監視対象として判定し易い方向に基づいて、検知された前記監視対象を撮像する前記撮像手段を決定し、決定した前記撮像手段で取得した画像を前記表示手段に表示させる請求項1から請求項6の何れか1項記載の監視装置。
  8. 被写体を3次元の画像情報として取得する3次元撮像手段と、前記3次元撮像手段によって取得された画像情報に基づいて画像を表示する表示手段と、を備える監視装置による監視方法であって、
    前記3次元撮像手段によって取得された前記画像情報から監視対象を検知する第1工程と、
    検知した前記監視対象の姿勢を判定する第2工程と、
    検知した前記監視対象を前記監視対象として判定し易い方向を、判定した姿勢に基づいて決定する第3工程と、
    を含む監視方法。
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