JP2001183565A - レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ保持部材を光軸と直交する方向から鏡
筒本体に取り付けると、モータ保持部材を光軸から離す
必要が生じ、モータ保持部材を内包するように配置され
るカム筒の径を大きくしなければならずレンズ鏡筒が大
型化する。 【解決手段】 レンズ105,123を光軸方向に駆動
する送りネジ部128およびこの送りネジ部を電磁駆動
する駆動部127aを有するモータ127と、送りネジ
部および駆動部を保持し、鏡筒本体101に取り付けら
れるモータ保持部材129とを有して構成されるレンズ
鏡筒において、モータ保持部材における上記駆動部の近
傍に、このモータ保持部材を鏡筒本体に対して光軸方向
から取り付けるための鏡筒取付部129aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ、
ビデオカメラ、銀塩カメラ等の光学機器に用いられ、送
りネジ部を有するモータをモータ保持部材を介して鏡筒
本体に取り付けるようにしたレンズ鏡筒に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラに使用するレンズ鏡筒とし
ては、図6に示すものがある。このレンズ鏡筒は、レン
ズを光軸方向に駆動する送りネジを有するステッピング
モータ602をモータ保持板603により保持し、この
モータ保持板603の鏡筒取付部を鏡筒本体601に対
して光軸に直交する方向からビス等により取り付けるよ
うにして組み立てられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズ鏡筒では、モータ保持板603を光軸と直
交する方向から鏡筒本体601に取り付けるため、この
モータ保持板603の鏡筒取付部がレンズと干渉しない
ようにモータ保持板603を光軸から離して配置する必
要がある。
【0004】このため、モータ保持板603を内包する
ように配置されるカム筒により他のレンズを駆動しよう
とする場合、カム筒の径を大きくしなければならず、レ
ンズ鏡筒を小型化(小径化)できないという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、特にカム筒の内側にモ
ータ(ないしモータ保持部材)を配置しつつ、小型化で
きるようにしたレンズ鏡筒を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、レンズを光軸方向に駆動する送りネ
ジ部およびこの送りネジ部を電磁駆動する駆動部を有す
るモータと、送りネジ部および駆動部を保持し、鏡筒本
体に取り付けられるモータ保持部材とを有して構成され
るレンズ鏡筒において、モータ保持部材における上記駆
動部の近傍に、このモータ保持部材を鏡筒本体に対して
光軸方向から取り付けるための鏡筒取付部を形成してい
る。
【0007】より具体的には、例えば、モータ保持部材
における送りネジ部および駆動部を保持する本体部から
延長した部分を光軸直交方向に立ち曲げて鏡筒取付部を
形成する。
【0008】これにより、モータ保持部材の鏡筒取付部
を、送りネジ部に噛み合うラックやこのラックが取り付
けられているレンズ保持枠および他のレンズ保持枠等に
対して光軸方向にずらすことが可能となり、モータ保持
部材のラック等との干渉を避けつつ、モータおよびモー
タ保持部材を光軸側に寄せて配置することが可能とな
る。このため、モータおよびモータ保持部材を内包する
ようにこれらの外側に配置されるカム筒を用いる場合で
も、カム筒の径が小さくて済み、レンズ鏡筒の小型化
(小径化)を図ることが可能になる。
【0009】なお、モータおよびモータ保持部材を、光
軸に対してこのレンズ鏡筒により形成される像画面の短
辺方向に配置することにより、長辺方向に配置する場合
に比べてモータおよびモータ保持部材をより光軸側に寄
せることができ、さらなるレンズ鏡筒の小型化を図るこ
とが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1から図5に
は、本発明の実施形態であるビデオカメラ用レンズ鏡筒
の構成を示している。なお、図1には上記レンズ鏡筒を
分解して示しており、図2には上記レンズ鏡筒の沈胴状
態を示している。また、図3には上記レンズ鏡筒のワイ
ドズーム状態を示しており、図4には上記レンズ鏡筒の
テレズーム状態を示している。また、図5には、上記レ
ンズ鏡筒を光軸方向後方から見た構成を示している。
【0011】これらの図において、101はレンズ鏡筒
全体を支え、その光軸方向後端にCCD取付け部111
aを有する本体(鏡筒本体)である。なお、以下に説明
する各構成部品は、段ギヤ132を除き、全て本体10
1内に収容される。
【0012】102は第1の移動レンズ、103は第2
の移動レンズ、104は第3の移動レンズ、105は第
4の移動レンズである。
【0013】また、106は本体101に固定された固
定枠である。107は固定枠106の外周に回転可能に
嵌合し、固定枠106の突き当て部106aと突起部1
06bとに内径リブ107aが挟み込まれて光軸方向移
動が阻止されているカム環(カム筒)である。
【0014】108は第1の移動レンズ102を保持す
る第1レンズ枠である。この第1レンズ枠108の外周
には、本体101に形成された直進溝101aに嵌合す
る突起108aが設けられているとともに、内周には、
カム環107の外周に形成されたカム溝107cに係合
するテーパーコロ109が取り付けられている。
【0015】110は第1のレンズ枠109に固定さ
れ、レンズ名称などを表示したシートである。
【0016】111、112、113、114は本体1
01と固定枠106に両端を固定され光軸に平行に保持
されたバーである。
【0017】115は第2のレンズ103を保持する第
2レンズ枠である。この第2レンズ枠115に形成され
たスリーブ115aはバー111に光軸方向に移動可能
に嵌合しており、U溝部115bがバー112に光軸方
向に移動可能に嵌合することによりバー111を中心と
した第2レンズ枠115の回転が阻止される。
【0018】116は第2レンズ枠115に固定され、
カム環107の内周に形成されたカム溝107dに係合
するテーパーコロである。
【0019】117は内径側が若干小径の略円筒形状に
形成された円筒コロである。この円筒コロ117は、沈
胴状態ではカム環107の外周に形成された溝107f
の間に位置し、ズーム領域ではカム環107の外周側に
ある光軸にほぼ垂直な面107gと若干の隙間のある位
置に配置される。
【0020】第1の移動レンズ102や第1レンズ枠1
08やシート110に光軸方向に外力がかかると、テー
パーコロ116はカム溝107dに沿って外周側にたわ
み、光軸方向に移動すると円筒コロ117が光軸にほぼ
垂直な面107gに突き当たり外力を受けることによっ
て、テーパーコロ116が大きく変形することが防止さ
れる。また、カム溝107bにおけるテーパーコロ11
6の当たった位置に傷が付くことも防止できる。
【0021】118は第3のレンズ104を保持する第
3レンズ枠である。この第3レンズ枠118に形成され
たスリーブ118aはバー113に光軸方向に移動可能
に嵌合しており、U溝部118bがバー114に光軸方
向に移動可能に嵌合することによりバー113を中心と
した第3レンズ枠118の回転が阻止される。
【0022】119は第3レンズ枠118に取り付け
れ、カム環107の内径に形成されたカム溝107eに
係合するテーパーコロである。
【0023】120は第3レンズ枠118に取り付けら
れ、第3レンズ枠118とともに光軸方向に移動する絞
り装置である。
【0024】また、121は光軸に対してこのレンズ鏡
筒によって形成されるCCD撮像画面の長方形状の長辺
方向に配置され、絞り装置120を駆動する絞りモータ
である。また、122は絞りモータ121に駆動信号を
伝達するとともに、絞り装置120の光軸方向移動に伴
って曲げ部122aが変形する絞りFPC(フレキシブ
ルプリント基板)である。
【0025】123は、図2〜図4に示すように、第4
の移動レンズ105をレンズ保持板124とで挟み込み
保持する第4レンズ枠である。この第4レンズ枠123
に形成されたスリーブ123aはバー113に光軸方向
に移動可能に嵌合しており、U溝部123bがバー11
4に光軸方向に移動可能に嵌合することによってバー1
13を中心とした第4レンズ枠123の回転が阻止され
る。
【0026】この第4レンズ枠123は、第3レンズ保
持枠118と同じバー113,114に嵌合しているた
め、バー113とバー114との位置ずれや傾きに対し
て第3の移動レンズ104と第4の移動レンズ105は
同様に位置ずれや傾きを生じるが、逆に言えば、第3の
移動レンズ104と第4の移動レンズ105の相対的な
位置ずれや傾きは少なくすることができる。
【0027】126は第4レンズ枠123に取り付けら
れたラックであり、このラック126はコイルばね12
5によって第4レンズ枠123に対して光軸方向に片寄
せされている。
【0028】127は上記撮像画面の短辺方向に配置さ
れ、第4の移動レンズ105を光軸方向に駆動するステ
ッピングモータ(請求の範囲にいうモータ)である。こ
のステッピングモータ127は、出力軸として形成され
た送りネジ部128と、この送りネジ部128に一体的
に構成されたマグネットロータとこのロータを電磁駆動
するコイルとを収容した駆動部127aとから構成され
ている。
【0029】送りネジ部128には、上記ラック126
が噛み合う。このため、ステッピングモータ127が作
動して送りネジ部128が回転すると、この送りネジ部
128とラック126との噛合い作用によって第4レン
ズ枠123が光軸方向に移動する。
【0030】129はステッピングモータ127を保持
するモータ保持部材である。このモータ保持部材129
は、所要の抜き形状を有する金属板が折り曲げ加工され
ることによって製作されたものであり、送りネジ部12
8を回転可能に保持するとともに駆動部127aが固定
される、光軸方向に長い略U字形状を有する本体部12
9bと、この本体部129bから駆動部127aの近傍
まで延長された部分の先端側を光軸直交方向に立ち曲げ
て形成された鏡筒取付部129aとを有して構成されて
いる。
【0031】このモータ保持部材129およびこれに保
持されたモータ127は、本体101内に光軸方向後方
(CCD側)から挿入され、鏡筒取付部129aが本体
101の後端面(図示せず)に当接した位置で光軸方向
について位置決めされる。そして、鏡筒取付部129a
は本体101の後端面にビスにより固定される。
【0032】このように、モータ保持部材129におけ
る駆動部127aの近傍に鏡筒取付部129aを形成し
たことにより、鏡筒取付部129aは、送りネジ128
に噛み合うラック126や第4レンズ枠123とは光軸
方向にずれて配置される。このため、モータ保持部材1
29を、ラック126や第4レンズ枠123との干渉さ
せることなく、光軸側に寄せた位置にて固定できる。
【0033】また、モータ保持部材129およびモータ
127をCCD側から組み込めるので、固定枠106、
第2レンズ枠115、第3レンズ枠118および第4レ
ンズ枠123を本体101内に組み込んだ後に、本体1
01の外周側に切り欠き等を設けることなく容易に組み
込むことができる。
【0034】さらに、本実施形態では、図5に示すよう
に、光軸に対して撮像画面の短辺方向Tにモータ保持部
材129およびモータ127を配置しているので、光軸
に対して撮像画面の長辺方向に配置する場合に比べてよ
りこれらモータ127等を光軸に寄せて配置することが
できる。このため、モータ保持部材129およびモータ
127を内包するように配置されたカム環107を小径
化することができ、レンズ鏡筒全体を小型化(小径化)
することができる。
【0035】130は本体101に取り付けられた減速
機付きのステッピングモータで、光軸に対して撮影画面
のステッピングモータ127とは反対側の短辺方向に配
置されている。これにより、このステッピングモータ1
30も光軸側に寄せて配置することができ、モータ13
0の外側に配置されているカム環107を小径化して、
レンズ鏡筒を小型化することができる。
【0036】131は本体101に回転可能に取り付け
られ、ステッピングモータ130の出力ギヤと噛み合う
ギヤである。
【0037】132はギヤ131と大ギヤ部132aで
噛み合い、カム環107の外周ギヤ部107iと小ギヤ
部132bで噛み合う段ギヤである。
【0038】133は本体101に固定されたストッパ
ーであり、段ギヤ132の光軸方向移動を阻止するとと
もに、回転ストッパー部133aがカム環107の突起
部107hに回転方向にて突き当たることによりカム環
107の回転を阻止する。
【0039】カム溝107c、カム溝107d、カム溝
107eおよび垂直な面107gは、このレンズ鏡筒が
テレ状態から撮影範囲外状態となる位置まで延長され、
この延長された位置からテーパーコロ109、テーパー
コロ116、テーパーコロ119および円筒コロ117
を組み込むことができるようになっている。そして、回
転ストッパー部133aは、これらコロの組み込み後に
カム環107を回転させ、レンズ鏡筒を撮影範囲内状態
とした後に、カム環107が再び撮影範囲外のコロ組み
込み位置まで回転してコロが外れてしまうことがないよ
うに、カム環107の回転を阻止する。
【0040】134はカム環107の突起部107hが
センサーの間に挿入されることによりカム環107の回
転位置を検出するカム環回転位置検出装置である。
【0041】135は第4レンズ枠123の遮光突起1
23cがセンサーの間に挿入されることにより、第4レ
ンズ枠123の光軸方向の位置を検出する第4レンズ位
置検出装置である。
【0042】136はステッピングモータ127、ステ
ッピングモータ130、カム環回転位置検出装置134
および第4レンズ位置検出装置135に信号を伝達する
FPCである。
【0043】上記構成において、レンズ鏡筒を沈胴状態
からワイド状態にする際の動作を説明する。図2の状態
でFPC136よりステッピングモータ130に沈胴状
態から撮影状態になるように回転信号が伝達されると、
ステッピングモータ130が回転する。このステッピン
グモータ130の出力は、ギヤ131と段ギヤ132に
よりカム環107の外周ギヤ部107iに伝達される。
【0044】カム環107が回転すると、第1レンズ枠
108は突起108aにより回転が阻止されているの
で、第1レンズ枠108の内周に取り付けられたテーパ
ーコロ109とカム環107の外周に形成されたカム溝
107cとのカム作用により光軸方向へ移動する。ま
た、第2レンズ枠115は、バー111とバー112と
により回転が阻止されているので、第2レンズ枠115
の外周に取り付けられたテーパーコロ116とカム環1
07の内周に形成されたカム溝107dとのカム作用に
より光軸方向に移動する。
【0045】さらに、第3レンズ枠118は、バー11
3とバー114により回転が阻止されているので、第3
レンズ枠118の外周に取り付けられたテーパーコロ1
19とカム環107の内周に形成されたカム溝107e
とのカム作用により光軸方向に移動する。
【0046】さらに、カム環107が回転すると、カム
環107の突起107hがカム環回転位置検出装置13
4のセンサー隙間に入り込み、カム環107の回転位置
が検出される。この回転位置が検出された位置からステ
ッピングモータ130に所要の数の駆動パルスを入力す
ることにより、カム環107を図3のワイド状態まで回
転させる。
【0047】また、ステッピングモータ127に回転信
号を伝達し、第4レンズ位置検出装置135の信号によ
り第4レンズ枠123の位置検出を行い、この位置検出
された位置からステッピングモータ127に所要の数の
駆動パルスを入力することにより、第4レンズ枠123
を図3のワイド状態に移動させる。
【0048】次に、レンズ鏡筒を撮影状態から沈胴状態
にする場合の動作を説明する。ステッピングモータ12
7に回転信号を伝達して、沈胴状態で他のレンズ枠と干
渉しない位置に第4レンズ枠123を移動させる。そし
て、ステッピングモータ130を沈胴状態から撮影状態
にするときとは反対方向に回転させ、沈胴状態に対応す
る回転位置までカム環107を回転させる。
【0049】カム環107が回転することにより、この
カム環107の各カム溝107c,107d,107e
と第1〜第3レンズ枠108,115,118に取り付
けられたコロ109,116,119とのカム作用によ
って第1〜第3レンズ枠108,115,118は光軸
方向に移動し、沈胴状態となる。
【0050】次に、ズーム動作について説明する。ステ
ッピングモータ130に回転信号を伝達し、カム環10
7を回転させると、カム環107の各カム溝107c,
107d,107eとコロ109,116,119との
カム作用によって第1〜第3レンズ枠108,115,
118が光軸方向に移動する。
【0051】また、これら第1〜第3レンズ枠108,
115,118の光軸方向の移動に合わせて、ステッピ
ングモータ127に回転信号を伝達することにより、第
4レンズ枠123も光軸方向に移動する。これにより、
ズーミングが行われる。
【0052】なお、本発明を適用できるレンズ鏡筒の構
成は以上説明した実施形態のものに限られるものではな
く、ステッピングモータを保持するモータ保持部材に、
これを鏡筒本体に対して光軸方向から取り付けるための
鏡筒取付部が設けられているレンズ鏡筒であればよい。
【0053】また、本実施形態では、ビデオカメラ用レ
ンズ鏡筒について説明したが、本発明は、デジタルカメ
ラ、銀塩カメラ等といった他の光学機器にも適用するこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータ保持部材におけるモータの駆動部の近傍に形成し
た鏡筒取付部を鏡筒本体に対して光軸方向から取り付け
るようにしているので、鏡筒取付部をモータの送りネジ
部に噛み合うラックやこのラックが取り付けられている
レンズ保持枠および他のレンズ保持枠等に対して光軸方
向にずらすことができる。このため、モータ保持部材の
ラック等との干渉を避けつつ、モータおよびモータ保持
部材を光軸側に寄せて配置することができる。したがっ
て、モータおよびモータ保持部材を内包するようにこれ
らの外側に配置されるカム筒を用いる場合でも、カム筒
の径が小さくて済み、レンズ鏡筒の小型化(小径化)を
図ることができる。
【0055】なお、モータおよびモータ保持部材を、光
軸に対してこのレンズ鏡筒により形成される像画面の短
辺方向に配置すれば、長辺方向に配置する場合に比べて
モータおよびモータ保持部材をより光軸側に寄せること
ができ、さらなるレンズ鏡筒の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒の構成を説
明する分解斜視図である。
【図2】上記レンズ鏡筒の沈胴状態を説明する断面図で
ある。
【図3】上記レンズ鏡筒のワイド状態を説明する断面図
である。
【図4】上記レンズ鏡筒のテレ状態を説明する断面図で
ある。
【図5】上記レンズ鏡筒を光軸方向後方から見た図であ
る。
【図6】従来のレンズ鏡筒の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
101…本体 102…第1の移動レンズ 103…第2の移動レンズ 104…第3の移動レンズ 105…第4の移動レンズ 106…固定枠 106a…突き当て部 106b…突起部 107…カム環 107a…内径リブ 107c,107d,107e…カム溝 107f…溝 107g…垂直な面 107h…突起部 107i…外周ギヤ部 108…第1レンズ枠 109,116,119…テーパーコロ 110…シート 111,112,113,114…バー 115…第2レンズ枠 117…円筒コロ 118…第3レンズ枠 118a…スリーブ 118b…U溝部 120…絞り装置 121…絞りモータ 122…絞りFPC 123…第4レンズ枠 123a…スリーブ 123b…U溝部 123c…遮光突起 124…レンズ保持板 125…コイルばね 126…ラック 127…ステッピングモータ 127a…駆動部 128…送りネジ部 129…モータ保持部材 129a…鏡筒取付部 130…ステッピングモータ 131…ギヤ 132…段ギヤ 133…ストッパー 133a…回転ストッパー部 134…カム環回転位置検出装置 135…第4レンズ位置検出装置 136…FPC T…撮像画面の短辺方向

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを光軸方向に駆動する送りネジ部
    およびこの送りネジ部を電磁駆動する駆動部を有するモ
    ータと、前記送りネジ部および前記駆動部を保持し、鏡
    筒本体に取り付けられるモータ保持部材とを有して構成
    されるレンズ鏡筒において、 前記モータ保持部材における前記駆動部の近傍に、この
    モータ保持部材を前記鏡筒本体に対して光軸方向から取
    り付けるための鏡筒取付部を形成したことを特徴とする
    レンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記鏡筒取付部は、前記モータ保持部材
    における前記送りネジ部および前記駆動部を保持する本
    体部から延長され、光軸直交方向に立ち曲げられるよう
    に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ
    鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記モータおよびモータ保持部材の少な
    くとも一部が前記鏡筒本体の径方向内側に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡
    筒。
  4. 【請求項4】 前記モータ保持部材は、前記鏡筒本体に
    対して光軸方向後方から取り付けられることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 前記モータおよび前記モータ保持部材
    が、光軸に対してこのレンズ鏡筒により形成される像画
    面の短辺方向に配置されていることを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 回転することによりレンズをカム駆動す
    るカム筒を有しており、 前記モータおよび前記モータ保持部材のうち少なくとも
    一部が前記カム筒の径方向内側に配置されていることを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレンズ鏡
    筒。
  7. 【請求項7】 前記カム筒が前記鏡筒本体の径方向内側
    に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のレ
    ンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のレン
    ズ鏡筒を備えたことを特徴とする光学機器。
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