JP2003307667A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2003307667A
JP2003307667A JP2002114606A JP2002114606A JP2003307667A JP 2003307667 A JP2003307667 A JP 2003307667A JP 2002114606 A JP2002114606 A JP 2002114606A JP 2002114606 A JP2002114606 A JP 2002114606A JP 2003307667 A JP2003307667 A JP 2003307667A
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lens
lens barrel
optical axis
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JP2002114606A
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Tatsuya Sato
佐藤  達也
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に鏡筒本体部分に対して突出・収納可能なレ
ンズ保持部材を有するレンズ鏡筒において、配線スペ−
スを広げることなく組み立てしやすいUタ−ンフレキ構
造を有するレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】複数のレンズ群を有し、第1のレンズ群を
保持し鏡筒本体部分に対して突出・収納移動が可能な第
1のレンズ保持部材と、第2のレンズ群を保持するとと
もに電気接続するフレキシブルプリント配線板を有する
光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部材と、前記フ
レキシブルプリント配線版に前記第2のレンズ保持部材
の移動に応じて曲げ頂点部分が光軸方向に移動するUタ
−ン部を設けたレンズ鏡筒において、前記Uタ−ン移動
を補助する補助部材を一部品のみによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ鏡筒内部に電
気回路実装を持ち、鏡筒本体部分に対して突出・収納可
能なレンズ保持部材を有するレンズ鏡筒に関するもので
あり、特に光軸方向に可動する電磁絞りやフォ−カスモ
−タ等を電気的に接続するフレキシブルプリント配線板
を用いたレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一眼レフカメラ・ビデオカメラ・
デジタルスチ−ルカメラ等は記録媒体に拘わらずオート
フォーカス・自動絞りが主流となり、カメラに取り付け
られるレンズ鏡筒においてもフォーカス用のレンズ群を
駆動するためのモ−タ及びその制御のための電気回路、
自動絞りの実絞りを可変させるためのモ−タ及びその制
御のための電気回路、カメラ側とレンズ側との間で情報
を交換・通信するための電気回路等、様々な制御を行う
ための電気回路が必要となっている。
【0003】また、このようなレンズ鏡筒では、配線ス
ペースの関係から、上述のモ−タ等と実装基板等とを接
続するために、フレキシブルプリント配線版(以下、フ
レキと称す)を用いることが一般的となっている。
【0004】そして、可動レンズ群にモ−タ等が取り付
けられた場合、モ−タから実装基板へ向かうフレキに予
め余裕長さを取り、可動レンズ群の移動をフレキの折れ
曲り・変形により吸収させる方法が一般的に用いられて
きた。特に、光軸方向に曲率を持たせて折り返したUタ
ーン部を持つフレキを配置し、Uターン部の頂点部分の
移動により可動レンズ群の移動を吸収する方法がよく用
いられている。
【0005】上述したレンズ鏡筒としては、例えば図6
(分解斜視図)に示すレンズ鏡筒が知られている。(特
願平2001−152084号公報)図6において、1
01はレンズ鏡筒全体を支え、CCD取付部を有するC
CDホルダー、102は第1レンズ102aと第2レン
ズ102bを有する第1移動レンズ群、103は第2移
動レンズ、104は第3移動レンズである。105はC
CDホルダー101に固定された案内筒である。
【0006】106は案内筒105の外周に回転可能に
嵌合したカム環である。このカム環106は、案内筒1
05の突き当て部105aと突起部105bとに内径リ
ブ106aがバヨネット結合されることによって光軸方
向の動きが阻止されている。108は第1レンズ102
aを保持する第1レンズ枠、109は第2レンズ102
bを保持する第2レンズ枠である。
【0007】107は第1レンズ枠108および第2レ
ンズ枠109を保持する第1レンズ保持筒である。この
第1レンズ保持筒107の外周には、案内筒105に形
成された案内溝部105cに嵌合し、かつカム環106
の内周に形成されたカム溝部106bに係合するテーパ
ーコロ110が固定されている。
【0008】111は第1レンズ保持筒107に固定さ
れた飾り環、112は飾り環111に固定されたレンズ
名称などを表示したシートである。
【0009】113,114は略光軸方向に延びるガイ
ドバーである。これらガイドバー113,114はそれ
ぞれ、光軸方向前端部が第1レンズ保持筒107内に設
けられた片端支持部に固定され、後端部が第1レンズ保
持筒107の後端部に一体的に結合される金属板115
に固定されている。なお、金属板115は、第1レンズ
保持筒107の後端部に設けられた位置決めダボ(不図
示)によって位置決めされている。
【0010】116は第2移動レンズ103を保持する
第2移動レンズ枠である。この第2移動レンズ枠116
に設けられたスリーブ部116aはガイドバー114に
嵌合し、U溝部116bはガイドバー113に係合して
いる。これにより、第2移動レンズ枠116は、スリー
ブ部116aとガイドバー114との嵌合によって光軸
方向に移動ガイドされ、U溝部116bとガイドバー1
13との係合によってガイドバー114を中心とした回
転が阻止される。
【0011】117は第2移動レンズ枠116に固定さ
れ、カム環106の内周に形成されたカム溝部106c
に係合するテーパーコロである。119,120は光軸
方向に延びるガイドバーである。これらガイドバー11
9,120はそれぞれ、光軸方向後端部がCCDホルダ
ー101内に設けられた片端支持部101a,101b
に固定され、前端部がCCDホルダー101の前端部に
一体的に結合された金属板121に固定されている。な
お、金属板121は、CCDホルダー101の前端部に
設けられた位置決めダボ101cにより位置決めされて
いる。
【0012】118は第3移動レンズ104を保持する
第3移動レンズ枠である。この第3移動レンズ枠118
に設けられたスリーブ部118aはガイドバー119に
嵌合し、U溝部118bがガイドバー120に係合して
いる。これにより、第3移動レンズ枠118は、スリー
ブ部118aとガイドバー119との嵌合により光軸方
向に移動ガイドされ、U溝部118bとガイドバー12
0との係合によりガイドバー119を中心とした回転が
阻止される。
【0013】122は第2移動レンズ枠116に取り付
けられてこの第2移動レンズ枠116とともに一体的に
光軸方向に移動する絞り装置、123は絞り装置122
を駆動する絞りモータ、124は絞りモータ123に駆
動信号を伝達し、絞り装置122の移動に伴って曲げ部
124aが光軸方向に移動するUタ−ンフレキ(フレキ
シブルプリント基板)である。
【0014】125は案内筒105に取り付けられ(取
り付け部は不図示)、Uタ−ンフレキ124の曲げ部1
24aの光軸方向へのUターン移動(どの移動位置でも
曲げ部124aの曲率が不変になるように)を、CCD
ホルダ−101に一体的に設けられた光軸と平行な壁1
01fと共に補助するフレキ押え板である。
【0015】126は第3移動レンズ枠118に取り付
けられたラック、127は第3移動レンズ104を光軸
方向に移動させるためのステッピングモータであり、そ
の出力軸として設けられた送りネジ128にラック12
6がかみ合っている。このため、ステッピングモータ1
27が回転すると、送りネジ128とラック126との
かみ合い作用によって第3移動レンズ104が光軸方向
に駆動される。
【0016】129は送りネジ128を保持するモータ
保持部材であり、ステッピングモータ127の駆動部の
近傍に配置されたモータ固定部129aにより光軸方向
からCCDホルダー101に固定されている。ステッピ
ングモ−タ127は、不図示の制御回路からフレキを介
して伝達された駆動信号によって駆動制御される。
【0017】ステッピングモータ127の組み込み方法
としては、ラック126を取り付けた第3移動レンズ枠
118をCCDホルダー101に取り付けたガイドバー
119,120に嵌合させながら、ラック126を送り
ネジ128にはめ込み、モータ固定部129aをCCD
ホルダー101に取り付け、金属板121をCCDホル
ダー101に取り付けるようにすればよい。以上によ
り、不図示のステッピングモータ127用のフレキと共
に、1つのユニット(後側ユニット)として構成するこ
とができる。
【0018】一方、前側のユニットについては、絞りモ
ータ123に半田付けしたUタ−ンフレキ124をフレ
キ押え板125に所定の長さ位置で組み込み、1つのユ
ニットとなった絞り装置122を、テーパーコロ117
を取り付けた第2移動レンズ枠116に取り付け、テー
パーコロ110を取り付けた第1移動レンズ枠107
に、ガイドバー113,114および金属板115とと
もに組み込む。
【0019】テーパーコロ110は案内筒105の案内
溝部105cおよびカム環106のカム溝部106b
に、テーパーコロ117は案内筒105の案内溝部10
5dおよびカム環106のカム溝部106cにそれぞれ
挿入される。また、カム環106の内径リブ106aが
案内筒105の突起部105bにバヨネット結合され、
フレキ押え板125が案内筒105に取り付けられ、1
つのユニットとして構成される。
【0020】CCDホルダー101を含む後側ユニット
と、第1レンズ保持筒107を含む前側ユニットは、C
CDホルダー101内に設けた切り欠き部101eにU
タ−ンフレキ124を挿入した状態で、案内筒105に
設けられたビス穴部105eとCCDホルダー101に
設けられた穴部101fを用いてビス結合される。カム
環106はカム環106内に設けられた切り欠き部10
6eとCCDホルダー101内に設けられた突起部10
1dとにより所定角度以上の回転が阻止されるレンズ鏡
筒が知られている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
レンズ鏡筒では、CCDホルダー101を含む後側ユニ
ットと第1レンズ保持筒107を含む前側ユニットを組
み込む際、CCDホルダー101内に設けた切り欠き部
101eにUタ−ンフレキ124を挿入しながら、か
つ、CCDホルダ−101に一体的に設けられた光軸と
平行な壁101fにUタ−ンフレキ124の曲げ部12
4aをのせなければならないため同時に2つの作業をし
なければならず、多大な工数がかかるという問題があっ
た。
【0022】更には、組み込む際に曲げ部124aが正
規の位置に組み込まれているかどうか確認しながら作業
できないため、誤組の確認ができないという問題があっ
た。後者の場合、CCDホルダ−101内に設けた切り
欠き部101eを大きくすれば、目視による誤組の確認
が出来るが、ゴミが進入しやすくなるという問題があっ
た。
【0023】そこで、本発明は、上記課題を解決し、特
に鏡筒本体部分に対して突出・収納可能なレンズ保持部
材を有するレンズ鏡筒において、配線スペ−スを広げる
ことなく組み立てしやすいUタ−ンフレキ構造を有する
レンズ鏡筒を提供することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、つぎの(1)〜(5)のように構成したレ
ンズ鏡筒を提供するものである。 (1)複数のレンズ群を有し、第1のレンズ群を保持し
鏡筒本体部分に対して突出・収納移動が可能な第1のレ
ンズ保持部材と、第2のレンズ群を保持するとともに電
気接続するフレキシブルプリント配線板を有する光軸方
向に移動可能な第2のレンズ保持部材と、前記フレキシ
ブルプリント配線版に前記第2のレンズ保持部材の移動
に応じて曲げ頂点部分が光軸方向に移動するUタ−ン部
を設けたレンズ鏡筒において、前記Uタ−ン移動を補助
する補助部材が一部品のみで構成されていることを特徴
とするレンズ鏡筒。 (2)複数のレンズ群を有し、第1のレンズ群を保持し
鏡筒本体部分に対して突出・収納移動が可能な第1のレ
ンズ保持部材と、第2のレンズ群を保持するとともに電
気接続するフレキシブルプリント配線板を有する光軸方
向に移動可能な第2のレンズ保持部材と、前記フレキシ
ブルプリント配線版に前記第2のレンズ保持部材の移動
に応じて曲げ頂点部分が光軸方向に移動するUタ−ン部
を設けたレンズ鏡筒において、前記フレキシブルプリン
ト配線版の曲げR(曲率)が前記第2のレンズ保持部材
のどの移動位置でも不変になるようなUタ−ン補助部材
が一部品のみで構成されていることを特徴とするレンズ
鏡筒。 (3)前記補助部材は前記鏡筒本体部分に片持ち構造で
保持されていることを特徴とする上記(1)または上記
(2)に記載のレンズ鏡筒。
【0025】
【発明の実施の形態】図1から図5に、本発明の実施形
態であるデジタルスチルカメラ用レンズ鏡筒の構成を示
す。図3には、上記レンズ鏡筒を分解して示しており、
図1には上記レンズ鏡筒の沈胴状態を示している。ま
た、図2には上記レンズ鏡筒のテレズーム状態を示して
いる。
【0026】図4と図5には、図3A部の拡大図を示
す。これらの図において、1はレンズ鏡筒全体を支え、
CCD取付部1aを有するCCDホルダー、2は第1レ
ンズ2aと第2レンズ2bからなるを有する第1移動レ
ンズ群(第1のレンズ群)、3は第2移動レンズ(第2
のレンズ群)、4は第3移動レンズである。5はCCD
ホルダー1に固定された案内筒である。なお、上記CC
Dホルダー1と案内筒5により請求の範囲にいう鏡筒本
体部分が構成される。
【0027】6は案内筒5の外周に回転可能に嵌合した
カム環である。このカム環6は、案内筒5の突き当て部
5aと突起部5bとに内径リブ6aがバヨネット結合さ
れることによって光軸方向の動きが阻止されている。8
は第1レンズ2aを保持する第1レンズ枠、9は第2レ
ンズ2bを保持する第2レンズ枠である。
【0028】7は第1レンズ枠8および第2レンズ枠9
を保持する第1レンズ保持筒(第1のレンズ保持部材)
である。この第1レンズ保持筒7の外周には、案内筒5
に形成された案内溝部5cに嵌合し、かつカム環6の内
周に形成されたカム溝部6bに係合するテーパーコロ1
0が固定されている。
【0029】11は第1レンズ保持筒7に固定された飾
り環、12は飾り環11に固定されたレンズ名称などを
表示したシートである。13,14は略光軸方向に延び
るガイドバーである。これらガイドバー13,14はそ
れぞれ、光軸方向前端部が第1レンズ保持筒7内に設け
られた片端支持部7a,7bに固定され、後端部が第1
レンズ保持筒7の後端部に一体的に結合された金属板1
5に固定されている。なお、金属板15は、第1レンズ
保持筒7の後端部に設けられた位置決めダボ(不図示)
によって位置決めされている。
【0030】16は第2移動レンズ3を保持する第2移
動レンズ枠(第2のレンズ保持部材)である。この第2
移動レンズ枠16に設けられたスリーブ部16aはガイ
ドバー14に嵌合し、U溝部16bはガイドバー13に
係合している。これにより、第2移動レンズ枠16は、
スリーブ部16aとガイドバー14との嵌合によって光
軸方向に移動ガイドされ、U溝部16bとガイドバー1
3との係合によってガイドバー14を中心とした回転が
阻止される。
【0031】17は第2移動レンズ枠16に固定され、
カム環6の内周に形成されたカム溝部6cに係合するテ
ーパーコロである。19,20は光軸方向に延びるガイ
ドバーである。これらガイドバー19,20はそれぞ
れ、光軸方向後端部がCCDホルダー1内に設けられた
片端支持部1a,1bに固定され、前端部がCCDホル
ダー1の前端部に一体的に結合された金属板21に固定
されている。なお、金属板21は、CCDホルダー1の
前端部に設けられた位置決めダボ1cにより位置決めさ
れている。
【0032】18は第3移動レンズ4を保持する第3移
動レンズ枠である。この第3移動レンズ枠18に設けら
れたスリーブ部18aはガイドバー19に嵌合し、U溝
部18bがガイドバー20に係合している。これによ
り、第3移動レンズ枠18は、スリーブ部18aとガイ
ドバー19との嵌合により光軸方向に移動ガイドされ、
U溝部18bとガイドバー20との係合によりガイドバ
ー19を中心とした回転が阻止される。
【0033】22は第2移動レンズ枠16に取り付けら
れてこの第2移動レンズ枠16とともに一体的に光軸方
向に移動する絞り装置、23は絞り装置22を駆動する
絞りモータ、24は絞りモータ23に駆動信号を伝達
し、絞り装置22の移動に伴って曲げ部24aが光軸方
向に移動するUタ−ンフレキ(フレキシブルプリント基
板)である。
【0034】25は案内筒5に取り付けられ(取り付け
部は不図示)、Uタ−ンフレキ24の曲げ部24aの光
軸方向へのUターン移動(どの移動位置でも曲げ部24
aの曲率が不変になるように)を補助するフレキ押え板
(補助部材)である。26は第3移動レンズ枠18に取
り付けられたラック、27は第3移動レンズ4を光軸方
向に移動させるためのステッピングモータであり、その
出力軸として設けられた送りネジ28にラック26がか
み合っている。このため、ステッピングモータ27が回
転すると、送りネジ28とラック26とのかみ合い作用
によって第3移動レンズ4が光軸方向に駆動される。
【0035】29は送りネジ28を保持するモータ保持
部材であり、ステッピングモータ27の駆動部の近傍に
配置されたモータ固定部29aにより光軸方向からCC
Dホルダー1に固定されている。ステッピングモータ2
7は、不図示の制御回路からフレキを介して伝達された
駆動信号によって駆動制御される。
【0036】ステッピングモータ27の組み込み方法と
しては、ラック26を取り付けた第3移動レンズ枠18
をCCDホルダー1に取り付けたガイドバー19,20
に嵌合させながら、ラック26を送りネジ28にはめ込
み、モータ固定部29aをCCDホルダー1に取り付
け、金属板21をCCDホルダー1に取り付けるように
すればよい。以上により、不図示のステッピングモータ
27用のフレキと共に、1つのユニットとして構成する
ことができる。
【0037】一方、前側のユニットについては、図5に
示すように絞りモータ23に半田付けした(絞りモ−タ
23は不図示)Uタ−ンフレキ24を略コの字形状した
フレキ押え板25に図4の如く所定の長さ位置になるよ
う両面テ−プ等で貼り付け、1つのユニットとなった絞
り装置22を、テーパーコロ17を取り付けた第2移動
レンズ枠16に取り付け、テーパーコロ10を取り付け
た第1移動レンズ枠7に、ガイドバー13,14および
金属板15とともに組み込む。
【0038】テーパーコロ10は案内筒5の案内溝部5
cおよびカム環6のカム溝部6bに挿入され、テーパー
コロ17は案内筒5の案内溝部5dおよびカム環6のカ
ム溝部6cに挿入される。また、カム環6の内径リブ6
aが案内筒5の突起部5bにバヨネット結合され、フレ
キ押え板25が案内筒5に取り付けられ、1つのユニッ
トとして構成される。
【0039】この時、第1レンズ保持筒7を含む前側ユ
ニットは従来とは異なり、略コの字形状をしたフレキ押
え板25により、前側ユニットのみでUタ−ンフレキ2
4の曲げ部24aの移動(いわゆるUタ−ン移動)が可
能になるため、CCDホルダー1内に設けた切り欠き部
1eにUタ−ンフレキ24を通すだけで、従来あった組
みずらさ、あるいは誤組の危険性が解消される。その
後、案内筒5に設けられたビス穴部5eとCCDホルダ
ー1に設けられた穴部1fを用いてビス結合され、カム
環6はカム環6内に設けられた切り欠き部6eとCCD
ホルダー1内に設けられた突起部1dとにより所定角度
以上の回転が阻止される。
【0040】30はBOX内に減速機構が内蔵されたス
テッピングモータである。このステッピングモータ30
は、CCDホルダー1に取り付けられており、出力ギヤ
がカム環6の大ギヤ部6aにかみ合っている。ステッピ
ングモータ30は不図示の制御回路からFPCを介して
伝達された駆動信号によって駆動制御される。
【0041】次に、以上のように構成されたレンズ鏡筒
の動作を説明する。図1の沈胴(収納)状態から(ワイ
ド状態は省略)図2のテレ状態にするために、ステッピ
ングモータ30に駆動信号が伝達されると、ステッピン
グモータ30は回転し、ステッピングモータ30の出力
はカム環6の大ギヤ部6dに伝達される。こうしてカム
環6が回転することにより、第1レンズ保持筒7は、テ
ーパーコロ10と案内溝部5cとの係合によって回転が
阻止されているので、テーパーコロ10とカム溝部6b
との係合作用によって光軸方向に駆動され、沈胴状態か
ら案内筒5の前方に突出した図2の状態に移行する。
【0042】この際、第2レンズ枠16は、ガイドバー
13,14によりガイドおよび回転阻止されながらカム
溝部6cとテーパーコロ17との係合作用によって光軸
方向に駆動される。また、同時に、ステッピングモータ
27にも駆動信号を伝達し、第3移動レンズ枠18を図
2のテレ状態に移動させる。
【0043】なお、本実施形態では、デジタルスチルカ
メラに用いられるレンズ鏡筒について説明したが、本発
明は、ビデオカメラやフィルムカメラといった他の撮影
装置のレンズ鏡筒にも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、第1のレンズ保持部材
を含む前側ユニットの構成のみでUタ−ンフレキ移動を
可能としたため、組み立て途中の組みずらさ、あるいは
Uタ−ンフレキの光路上への飛び出し等の誤組の危険性
が解消される。また、フレキ押え板を略コの字形状の片
持ち構造にしたことにより、フレキ押え板先端近傍に固
定部材がない、いわゆる沈胴タイプのレンズ鏡筒でも組
み立てしやすいUタ−ンフレキ構造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒の沈胴状態
を説明する断面図である。
【図2】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒のテレ状態
を説明する断面図である。
【図3】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒の構成を説
明する分解斜視図である。
【図4】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒のUタ−ン
フレキを説明する拡大分解斜視図である。
【図5】本発明の実施形態であるレンズ鏡筒のUタ−ン
フレキを説明する拡大分解斜視図である。
【図6】従来のレンズ鏡筒を説明する分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 CCDホルダー 2 第1移動レンズ群 3 第2移動レンズ 5 案内筒 6 カム環 7 第1レンズ保持筒 16 第2レンズ保持筒 24 Uタ−ンフレキ 25 フレキ押え板(補助部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレンズ群を有し、第1のレンズ群を
    保持し鏡筒本体部分に対して突出・収納移動が可能な第
    1のレンズ保持部材と、第2のレンズ群を保持するとと
    もに電気接続するフレキシブルプリント配線板を有する
    光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部材と、前記フ
    レキシブルプリント配線版に前記第2のレンズ保持部材
    の移動に応じて曲げ頂点部分が光軸方向に移動するUタ
    −ン部を設けたレンズ鏡筒において、前記Uタ−ン移動
    を補助する補助部材が一部品のみで構成されていること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】複数のレンズ群を有し、第1のレンズ群を
    保持し鏡筒本体部分に対して突出・収納移動が可能な第
    1のレンズ保持部材と、第2のレンズ群を保持するとと
    もに電気接続するフレキシブルプリント配線板を有する
    光軸方向に移動可能な第2のレンズ保持部材と、前記フ
    レキシブルプリント配線版に前記第2のレンズ保持部材
    の移動に応じて曲げ頂点部分が光軸方向に移動するUタ
    −ン部を設けたレンズ鏡筒において、前記フレキシブル
    プリント配線版の曲げR(曲率)が前記第2のレンズ保
    持部材のどの移動位置でも不変になるようなUタ−ン補
    助部材が一部品のみで構成されていることを特徴とする
    レンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】前記補助部材は前記鏡筒本体部分に片持ち
    構造で保持されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
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