JP2001154079A - 撮影鏡筒および撮影装置 - Google Patents

撮影鏡筒および撮影装置

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JP2001154079A
JP2001154079A JP33935099A JP33935099A JP2001154079A JP 2001154079 A JP2001154079 A JP 2001154079A JP 33935099 A JP33935099 A JP 33935099A JP 33935099 A JP33935099 A JP 33935099A JP 2001154079 A JP2001154079 A JP 2001154079A
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electric circuit
axis direction
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Kiyomitsu Furuyama
古山  清光
Jun Sugita
杉田  潤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略円環状の電気回路基板の外径を大きくせず
に、マイコンなどの大型部品の実装スペースを確保する
のが難しい。 【解決手段】 撮影光学系15の外周を囲むように配置
される略円環形状の電気回路基板23を有する撮影鏡筒
において、電気回路基板の外周形状の中心O2を光軸O
上に位置させるとともに、電気回路基板の内周形状を、
外周形状に対して偏心させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系の外周
を取り囲むように配置される電気回路基板を有する撮影
鏡筒および撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一眼レフカメラなどの撮影装置
は、オートフォーカス(AF)、自動露出(AE)、さ
らには手振れ補正機能などのエレクトロニクスを駆使し
た技術が搭載されている。このような機能を実現するた
めには、マイコンをはじめとする数多くの電気回路や素
子を用いて制御回路を形成し、撮影装置内部に効率的に
収める必要がある。
【0003】一眼レフカメラ用交換レンズ内の電気回路
基板の典型的なタイプとしては、撮影光学系の外周を取
り囲むように円環状の配置したものがある。このような
円環形状基板では、内周の開口部分は撮影光学系のレン
ズやレンズ保持枠(保持鏡筒)と干渉しないような形状
になっており、また外径側の形状は交換レンズの外装よ
りも内側に収まるようになっている。
【0004】従来の円環形状基板の形状およびその取り
付け方法について、図6および図7を用いて説明する。
図6は、一眼レフカメラ用交換レンズのマウント部近傍
の構成を示しており、図7は基板の形状を示している。
【0005】図6において、101はレンズ100を保
持するレンズ保持枠、103はプリント基板106を固
定保持するする固定筒、104は交換レンズの外装筒、
105はこの交換レンズとカメラとの接続部となるマウ
ントを示す。
【0006】図7に示すように、基板106は、内周と
外周とが同心円状となった円環形状に形成されており、
内周半径r1は、レンズ保持枠101の最大外周半径R
1よりも大きい寸法を有する。また、外周半径r2は、
外装筒104の内周半径R2よりも小さい寸法を有す
る。そして、この基板106の内外周の半径差r2−r
1の幅に制御用マイコン107やIC、コネクタ、素子
などが実装されている。
【0007】このように形成された基板106は、レン
ズ鏡筒枠101と固定筒103とが組み立てられた状態
で、レンズ保持枠101の外周に沿ってそのマウント側
端から光軸方向中間位置まで移動され、固定筒103に
固定される。その後、外装筒104をマウント側から固
定筒103の外周に固定し、続いてマウント105を外
装筒104によりビス止めする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】つまり、基板106の
内周半径r1は、この基板106を上記固定位置まで移
動させるために、レンズ保持枠101の最大外径部を通
過可能な程度に設定される必要がある。また、基板10
6の外周半径r2は、固定筒103に対して組み付けら
れる外装筒104が通過可能な程度に設定されている必
要がある。
【0009】従って、図6に示すように、レンズ保持枠
101の光軸方向端部に比べて、光軸方向中間位置(基
板106の組み込み位置)の外周半径が小さい場合に
は、組み込み位置では基板106の幅(内外周の半径差
r2−r1)を大きくとることは可能であるが、実際に
は組み込めなくなってしまうために、基板106の内周
半径r1を大きくする必要があり、結果的に基板106
の幅(部品実装可能な領域)が狭くなってしまう。
【0010】しかしながら、近年、交換レンズ自体が軽
量小径化する傾向にあるため、基板の外径も小さくせざ
るを得ない。一方、電気回路はAF,AE,防振機能な
ど多機能化し、実装部品点数が多くなる傾向にあるため
に、基板上の部品実装面積を減少させるわけにはいかな
い。
【0011】さらには、複雑な制御を行うためにピン数
の多い大きなパッケージのICを搭載する必要が生じて
おり、特に、制御用マイコンなどの大きな寸法を有する
電気部品の実装スペース幅を基板上にいかに確保するか
が非常に重要な問題になっている。
【0012】そこで、本発明は、略円環状の電気回路基
板を用いる場合に、マイコンなどの大型部品の実装スペ
ースを、基板外径を大きくすることなく確保できるよう
にした撮影鏡筒および撮影装置を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、撮影光学系の外周を囲むように配置
される略円環形状の電気回路基板を有する撮影鏡筒にお
いて、電気回路基板の外周形状の中心を光軸上に位置さ
せるとともに、電気回路基板の内周形状を、外周形状に
対して偏心させている。
【0014】これにより、電気回路基板自体および撮影
鏡筒の外径を従来に比べて大きくしなくても、電気回路
基板上に大型電気部品の実装に必要な幅(内外周の差)
を確保することが可能になる。
【0015】具体的には、電気回路基板の外径をD、内
径をd、外周形状に対する内周形状の偏心量をe、電気
部品の基板径方向寸法をBとしたときに、 e≧B−(D−d)/2 但し、B>(D−d)/2 を満たすように偏心量を設定すればよい。
【0016】なお、この電気回路基板を、少なくとも、
撮影光学系の外周に沿って光軸方向端から光軸方向中間
位置まで移動させた後、光軸直交方向に(偏心量分)移
動させて撮影鏡筒内に組み込むことにより、偏心形状を
有する電気回路基板の組み込みをスムーズに行うことが
可能となる。
【0017】さらに、電気回路基板の組み込みに際し
て、基板保持部材に設けたガイド部によって電気回路基
板を光軸方向および光軸直交方向にガイドするようにし
て、組み込み作業をより容易かつ正確に行えるようにす
るのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態であ
る一眼レフカメラ(撮影装置)用の交換レンズ(撮影鏡
筒)の全体構成を示している。本交換レンズは、1群レ
ンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3および4群
レンズL4からなる4群構成のレンズを有する単焦点レ
ンズである。
【0019】1群レンズL1は固定されており、2群レ
ンズL2、3群レンズL3および4群レンズL4を光軸
方向に移動させることでフォーカスを行う。
【0020】これらレンズ群L2〜L4を移動させるフ
ォーカス機構について詳しく説明する。マウント1は、
外装筒2に固定されていて、この外装筒2の内側に固定
筒3(基板保持部材)、案内筒4が固定されている。案
内筒4の前端側には、1群レンズ保持枠5、フィルター
枠6が一体的に固定されている。また固定筒3には、フ
ォーカスユニット7が取り付けられている。
【0021】フォーカスユニット7には、フォーカス駆
動力を発生する振動型モータ30が組み込まれている。
このフォーカスユニット7内のコロニング8には、フォ
ーカスキー11が取り付けられており、マニュアルリン
グ12の回転を減速してカム環9に伝達するとともに、
振動型モータ30のロータ10の回転を減速してカム環
9に伝達する機構が構成されている。フォーカスキー1
1からの駆動力によりカム環9は光軸回りで回転運動を
する。
【0022】2群レンズL2を保持している2群レンズ
保持枠13には、案内筒4に形成された2群直進溝とカ
ム環9に形成された2群カム溝とに係合する2群コロ1
4が取り付けられている。
【0023】従って、カム環9が回転すると、2群レン
ズ保持枠13は、2群コロ14と2群カム溝との係合作
用によって決まる位置に、2群直進溝にガイドされなが
ら光軸方向に進退する。
【0024】4群レンズL4を保持する4群レンズ保持
枠15には、カム環9に形成された4群直線溝と案内筒
9に形成された4群カム溝とに係合する4群コロ16が
取り付けられている。
【0025】従って、カム環9が回転すると、4群レン
ズ保持枠15は、光軸回りで回転しながら4群コロ16
と4群カム溝との係合作用によって決まる位置に光軸方
向に進退する。
【0026】また、3群レンズL3を保持する3群レン
ズ保持枠17には、4群レンズ保持枠15に形成された
3群カム溝と案内筒4に形成された3群直線溝とに係合
する3群コロ19が取り付けられている。
【0027】従って、カム環9が回転すると、3群レン
ズ保持枠17は、3群コロ19と3群カム溝との係合作
用によって決まる位置に、3群直線溝にガイドされなが
ら光軸方向に進退する。
【0028】このように、カム環9を回転駆動すること
によって、2群レンズL2、3群レンズL3および4群
レンズL4を適切な位置に駆動してフォーカシングを行
うことができる。
【0029】本交換レンズでは、フォーカスレンズ群の
位置に応じて絞りの開放径が異なるタイプのレンズであ
る。このため、本実施形態の交換レンズには、ステッピ
ングモータを組込んだ電磁駆動絞り部31とフォーカス
レンズ群の位置に応じて絞りの開放径を決める副絞り部
32とを一体にした絞りユニットが組み込まれている。
【0030】副絞り部32は、絞りレバー20の回転力
によって絞り羽根を動かすことで被写体の位置に応じた
開放径の調整を行う。絞りレバー20には、絞りカム溝
が形成されており、フォーカシングのために光軸方向に
進退移動する3群レンズ保持枠17の動きに連動して光
軸回りで回転する。そして、撮影時には、電磁駆動絞り
部31によって適正露出となるように絞り調整が行われ
る。
【0031】次に、本実施形態の交換レンズにおける電
気回路およびその実装形態について説明する。本交換レ
ンズでは、メイン基板23上に交換レンズの制御を行う
ための電気回路が設けられている。この制御回路は、マ
ウント1に設けられた接点ブロック21およびマウント
用フレキシブルプリント基板22を通じて、カメラとの
通信や電源のやり取りなどを行う。
【0032】また、振動型モータ30や電磁駆動絞り3
1とはそれぞれ、フレキシブルプリント基板を介して電
気的に接続されており、制御回路からこれらモータ等へ
の駆動信号の供給や各センサーからの信号の受信などが
可能となっている。このような構成のもと、制御回路
は、カメラ側からの指示に応じてAFやAEを行うため
に、振動型モータ30や電磁駆動絞り31の制御を行
う。
【0033】このような制御回路が構成されているメイ
ン基板23は、光軸直交面内に広がる略円環形状を有し
ており、撮影光学系に含まれる4群レンズ保持枠15の
外周を取り囲むように、かつ外装筒2内に収まるように
交換レンズ内に配置される。
【0034】図2には、メイン基板23の形状および固
定筒3との取付部の構造を示している。メイン基板23
上には、マイコン、コネクタ及び電子部品が実装されて
いるが、本図では最も実装面積を必要とするマイコン2
4のみを図示する。
【0035】メイン基板23の外周のうち4箇所には、
固定筒3に形成されたガイド部3a,3b,3c,3d
に対して係合可能な係合部23a,23b,23c,2
3dが切り欠き形成されている。
【0036】このメイン基板23の内周は、半径r1の
円形状に形成されている。また、メイン基板23のうち
マイコン24が実装されている領域の外周は、半径r2
の円弧形状に形成されている。
【0037】そして、内周の中心O1は、外周(マイコ
ン24の実装領域の外周その他の円弧形状の外周)の中
心O2に対して偏心量eだけずれて位置する。これによ
り、マイコン24の実装領域の面積(特に、基板径方向
幅)が広く取れるようになっている。逆に、マイコン2
4の実装領域とは反対側の部分の面積はその分だけ狭く
なっている。
【0038】このことを模式的に図3に示す。図3
(a)に示すように、内周中心と外周中心とが同心で、
内径d(d=2×r1)および外径D(D=2×r2)
を有する円環状に形成された従来の基板では、基板径方
向幅Bの部品を実装するにあたり、 B>(D−d)/2 となるときには部品を実装することはできない。
【0039】これに対し、図3(b)に示す本実施形態
のように、内周中心O1を外周中心O2に対して偏心量
eだけずらした上で、内径dおよび外径Dを有する基板
とした場合、 e≧B―(D−d)/2 を少なくとも満たす範囲で偏心量eを設定することで、
幅Bを有する部品を実装することが可能になる。
【0040】実際のメイン基板23の内周形状および外
周形状は完全な円形ではなく、複雑な形状を有する場合
もあるが、少なくとも部品を実装する領域の内径dと外
径Dから偏心量を決めて、内周中心が外周中心を挟んだ
径方向反対側にずれるよう基板形状を定めれば、幅Bを
有する部品を実装することができる。
【0041】このように本実施形態では、基板の内周形
状を外周形状に対して偏心させることで、基板の外径を
大きくすることなく、基板の一部の径方向幅を大きく
し、マイコン24の実装を可能としている。
【0042】なお、メイン基板23を、内周および外周
に多少の凹凸を有するに過ぎない略円環形状とすること
により、このメイン基板23を型を用いて加工する際の
加工性および型寿命を向上させることができる。
【0043】次に、このメイン基板23の交換レンズ内
への組み込み方法について、図4および図5を用いて説
明する。
【0044】図5(a)には、メイン基板23を組み込
む最初の段階を示しており、メイン基板23を、その内
周中心O1と光軸Oとを略一致させるようにして、4群
レンズ保持枠15の外周に沿って光軸方向後端から光軸
方向中間位置まで前方に移動させる。4群レンズ保持枠
15は、その光軸方向後端部の外径が光軸方向中間部の
外径よりも大きくなるように形成されているが、メイン
基板の内周半径r1は、4群レンズ保持枠15の光軸方
向後端部の外周半径R1よりもやや大きく設定されてい
るため、干渉することはない。
【0045】このとき、固定筒3に形成されたガイド部
3a〜3dとメイン基板23に形成された係合部23a
〜23dとの関係は、図4(a)に示すようになってい
る。メイン基板23の内周側と4群レンズ保持枠15と
の干渉を避けつつ、メイン基板23を4群レンズ保持枠
15の外周に沿って光軸方向後端から光軸方向中間位置
まで移動させる間、メイン基板23は、係合部23a〜
23dがガイド部3a〜3dに片当たりした状態で光軸
方向にガイドされる。
【0046】このままメイン基板23を光軸方向に移動
させていくと、固定筒3に光軸方向後方に突出するよう
に形成された位置決めピン3iの後端面にメイン基板2
3が突き当たるため、それ以上メイン基板23を光軸方
向前方に進めることができなくなる。
【0047】このような状態になった後、図5(b)に
示すように、メイン基板23を光軸直交方向のうち外周
中心O2を光軸Oに合わせる方向にスライドさせる。
【0048】ここで、メイン基板23の内周側に位置す
る4群レンズ保持枠15の光軸方向中間部の外径は、光
軸方向後端部の外周半径R1よりも小さな値(R3)に
なっている。なお、4群レンズ保持枠15の光軸方向中
間部の外周には、前方ほど径が小さくなるように若干の
傾斜が付けられており、メイン基板23はこの4群レン
ズ保持枠15の光軸方向中間部のうち最大外周半径R3
を有する位置付近で光軸直交方向にスライドされる。
【0049】このため、偏心量eが、メイン基板23の
内周半径r1(内径dの1/2)と4群レンズ保持枠1
5の光軸方向中間部の最大外周半径R3との差以下に設
定されていれば、メイン基板23を上記偏心量eの分だ
け光軸直交方向に移動させて、外周中心O2を光軸Oに
一致させることができる。
【0050】さらに言えば、偏心量eが、メイン基板2
3の内周半径r1(内径dの1/2)と4群レンズ保持
枠15の光軸方向中間部の最大外周半径R3との差とほ
ぼ同じに設定されていれば、メイン基板23の外周中心
O2を光軸Oに一致させるとともに、メイン基板23に
おけるマイコン実装領域の径方向幅を最大にすることが
できる。
【0051】図4(b)には、メイン基板23をスライ
ドさせた状態の各部の位置関係を示している。メイン基
板23は、光軸直交方向にスライドする間、係合部23
a〜23dとガイド部3a〜3dとの係合作用によっ
て、メイン基板23に形成された位置決め穴23eが固
定筒3に形成された位置決めピン3iの位置に光軸方向
にて重なるようにガイドされる。
【0052】そして、この状態から、図5(c)に示す
ように、メイン基板23を再び光軸方向前方に移動させ
ることにより(この間も、メイン基板23はガイド部3
a〜3dによって光軸方向にガイドされる)、位置決め
穴23e内に位置決めピン3iが挿入され、メイン基板
23の光軸直交方向の位置決めがなされる。また、メイ
ン基板23の前面が、固定筒3におけるガイド部3a〜
3dの根本周辺に形成された突き当て部3e〜3hに突
き当たり、ここに接着又はビス止めされることにより、
メイン基板23の光軸方向位置決めがなされる。
【0053】このようにメイン基板23は、組み込みの
最初の段階から位置決めが終了するまでの間、常にガイ
ド部3a〜3bによってガイドされるため、メイン基板
23の組み込みおよび位置決め作業を容易に行うことが
できる。
【0054】位置決めされた状態のメイン基板23の内
周は、4群レンズ保持枠15の光軸方向中間部のうち外
径が小さくなった部分から若干離れた近接状態にある。
このため、光軸回りで回転する4群レンズ保持枠15の
外周にメイン基板23の内周が干渉することはない。
【0055】なお、上記実施形態では、回転する4群レ
ンズ保持枠15の外周にメイン基板23の内周が当接し
ないように配置した場合について説明したが、メイン基
板を回転しないレンズ保持枠等の外周を取り囲むように
配置する場合には、電気回路基板の内周を上記レンズ保
持枠等の外周に当接させても問題はない。これにより、
電気回路基板のうち内周中心の偏心側とは反対側の部分
の径方向幅をより大きくすることが可能である。
【0056】また、本発明は、いわゆる銀塩カメラ用の
みならず、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ用の交
換レンズ等の撮影鏡筒にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影光学系の外周を囲むように配置される略円環形状の
電気回路基板の外周形状の中心を光軸上に位置させると
ともに、内周形状を外周形状に対して偏心させているの
で、電気回路基板自体および撮影鏡筒の外径を従来に比
べて大きくしなくても、電気回路基板上に大型電気部品
の実装に必要な幅(内外周の差)を確保することができ
る。
【0058】なお、この電気回路基板を、少なくとも、
撮影光学系の外周に沿って光軸方向端から光軸方向中間
位置まで移動させた後、光軸直交方向に移動させて配置
するようにすれば、上記のような偏心形状を有する電気
回路基板の組み込みをスムーズに行うことができる。
【0059】さらに、電気回路基板の組み込みに際し
て、基板保持部材に設けたガイド部によって電気回路基
板を光軸方向および光軸直交方向にガイドするようにす
れば、組み込み作業をより容易かつ正確に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である交換レンズの断面図で
ある。
【図2】上記交換レンズに内蔵されるメイン基板と固定
筒の分解斜視図である。
【図3】上記メイン基板の形状を模式的に示す図であ
る。
【図4】上記メイン基板の組み込み時における固定筒と
の位置関係を示す図である。
【図5】上記メイン基板の組み込み方法の説明図であ
る。
【図6】従来の交換レンズの部分断面図である。
【図7】従来の基板の形状を示す図である。
【符号の説明】
1 マウント 3 固定筒 3a〜3d ガイド部 3e〜3h 突き当て部 3i 位置決めピン 4 案内筒 9 カム環 15 4群レンズ保持枠 23 メイン基板 23a〜23d 係合部 O 光軸 O1(メイン基板の)内周中心 O2(メイン基板の)外周中心 e (メイン基板の内周形状の外周形状に対する)偏心

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系の外周を囲むように配置され
    る略円環形状の電気回路基板を有する撮影鏡筒におい
    て、 前記電気回路基板の外周形状の中心が光軸上に位置する
    とともに、 前記電気回路基板の内周形状が、外周形状に対して偏心
    していることを特徴とする撮影鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記電気回路基板の外径をD、内径を
    d、外周形状に対する内周形状の偏心量をe、前記電気
    回路基板に実装される電気部品の基板径方向寸法をBと
    したときに、 e≧B−(D−d)/2 但し、B>(D−d)/2 を満たすことを特徴とする請求項1に記載の撮影鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記電気回路基板を、少なくとも、前記
    撮影光学系の外周に沿って光軸方向端から光軸方向中間
    位置まで移動させた後、光軸直交方向に移動させて配置
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影鏡
    筒。
  4. 【請求項4】 前記撮影光学系における光軸方向端部の
    外径が光軸方向中間部の外径より大きく、かつ前記電気
    回路基板の内径が前記撮影光学系における光軸方向端部
    の外径よりも大きくなっており、 前記電気回路基板の外周形状に対する内周形状の偏心量
    を、前記電気回路基板の内径と前記撮影光学系における
    光軸方向中間部の外径との差の1/2以下の量に設定
    し、 前記電気回路基板を、少なくとも、前記撮影光学系の外
    周に沿って光軸方向端から光軸方向中間位置まで移動さ
    せた後、前記電気回路基板のうち前記内周中心の偏心側
    とは反対側の内周が前記撮影光学系の外周に当接又は近
    接する位置まで前記電気回路基板を光軸直交方向に移動
    させて配置したことを特徴とする請求項3に記載の撮影
    鏡筒。
  5. 【請求項5】 前記電気回路基板を保持する基板保持部
    材を有しており、 この基板保持部材に、前記電気回路基板を光軸方向およ
    び光軸直交方向にガイドするガイド部を設けたことを特
    徴とする請求項3又は4に記載の撮影鏡筒。
  6. 【請求項6】 前記電気回路基板を、前記撮影光学系の
    外周に沿って光軸方向端から光軸方向中間位置まで移動
    させた後、光軸直交方向に移動させ、さらに光軸方向に
    移動させて位置決めしたことを特徴とする請求項3から
    5のいずれかに記載の撮影鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の撮影
    鏡筒を備えたことを特徴とする撮影装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007018008A (ja) * 2006-09-25 2007-01-25 Nikon Corp レンズ鏡筒
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