JP2001182221A - 鉄筋組立用補助具 - Google Patents

鉄筋組立用補助具

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JP2001182221A
JP2001182221A JP36576199A JP36576199A JP2001182221A JP 2001182221 A JP2001182221 A JP 2001182221A JP 36576199 A JP36576199 A JP 36576199A JP 36576199 A JP36576199 A JP 36576199A JP 2001182221 A JP2001182221 A JP 2001182221A
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Tsutomu Uehara
勉 上原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立壁用の鉄筋組立ユニットを組立てる際に使
用する従来の鉄筋組立用補助具では、1本の線材を屈曲
させて形成されているので、撓み強度が弱く、立筋への
取付作業が難しく、しかも立筋に取付けたときの強度が
弱い。 【解決手段】 直線状で複数本の長尺線材21を1組と
する組線材2と、立筋Aの外側を抱持し得るU形の抱持
部31と延出部32と上向きの立上げ部33を形成して
なる複数個の横筋受材3とで構成され、各横筋受材3を
組線材2の長さ方向に所定等間隔Lを持たせた状態で各
長尺線材21と各抱持部31とを溶接し、各横筋受材3
の立上げ部33側から立筋Aを各抱持部31内まで嵌入
させ得るように構成することにより、撓み強度が強く、
立筋への取付作業が簡単となり、しかも立筋に取付けた
ときの強度が強くなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、鉄筋コンクリー
ト壁(立壁)を構築する際の鉄筋組立用に使用する鉄筋
組立用補助具に関し、特に立筋に取付けることにより横
筋の組付けを容易にし得るようにした鉄筋組立用補助具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート製の立壁を構築する場
合には、図5に示すようにそれぞれ多数本の立筋A,A
・・及び横筋B,B・・を格子状に組付けて鉄筋組立ユ
ニットCを形成する必要がある。尚、以下の説明におい
て、立筋とは立壁用の鉄筋組立ユニットにおいて鉛直方
向に向けて配設される鉄筋であり、横筋とはその各立筋
に対して水平直交方向に向けて配設される鉄筋である。
【0003】そして、従来の一般的な鉄筋組立工法で
は、各立筋A,A・・を左右に所定間隔をもって立設
し、その各立筋A,A・・に上下に所定間隔をもって横
筋B,B・・をあてがい、立筋A,A・・と横筋B,B
・・の交点P,P・・を針金で結束することによって鉄
筋組立ユニットCを形成するようにしている。尚、立筋
と横筋との交点Pは、ハッカと称する工具を使用して針
金(結束線)で結束するが、このハッカ(工具)の使用
にはかなりの熟練を有する。
【0004】ところで、図5に示す従来の鉄筋組立工法
では、 鉄筋組立作業に熟練工が必要であり、 各鉄
筋の平行度や間隔にバラツキが生じ易くなり、 鉄筋
組立に時間がかかる、等の問題があった。
【0005】又、本件出願人は、このような問題を改善
するために、図6〜図9に示すように鉄筋位置決め用線
材5を使用して行う鉄筋組立工法を既に提案している
(例えば特公昭56−44228号公報)。即ち、この
鉄筋組立工法では、図6に示す鉄筋位置決め用線材5を
使用しているが、この鉄筋位置決め用線材5は、1本の
線材を折曲して順次等間隔L(横向きに配設される上下
横筋B,B間の間隔)でU形の鉄筋受部51,51・・
を多数形成している。そして、この鉄筋位置決め用線材
5は、図7に示すように立筋Aに沿わせた状態で所定間
隔をもって適数箇所をスポット溶接(溶接部52)し、
線材付き鉄筋Dとして使用される。
【0006】この線材付き鉄筋Dは、立壁用の鉄筋組立
ユニットの立筋の一部として使用するが、この場合、各
線材付き鉄筋Dは、その鉄筋受部51が上向きに開口す
る状態で立設させる。そして、この各線材付き鉄筋Dの
同高さに位置する各鉄筋受部51内にそれぞれ各横筋
B,B・・を上から落とし込めば、各立筋Aと各横筋B
とを格子状に組付けることができる。このように、鉄筋
位置決め用線材5を取付けた線材付き鉄筋Dを立筋に使
用すると、各段の鉄筋受部51内にそれぞれ横筋Bを落
とし込むだけで立筋に対する横筋の組付けが行えるの
で、鉄筋組立作業が簡単に且つ短時間で行え、しかも各
横筋の上下間隔が一定する(組付け精度が良好となる)
という利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
公知の鉄筋位置決め用線材5は、1本の長尺線材を折曲
して形成されているので非常に撓み易くなっており、運
搬時あるいは鉄筋に組付けるとき等の取り扱いが面倒と
なる。又、この鉄筋位置決め用線材5を鉄筋Aにスポッ
ト溶接(溶接部52)するときに、該線材5の姿勢が不
安定となり、鉄筋受部51部分が例えば図8に鎖線図示
(符号51′)するように鉄筋Aの中心に対して傾斜状
態で取付けられると、その鉄筋受部51′内に横筋Bを
嵌入させることができなくなる。又、この鉄筋位置決め
用線材5では、鉄筋Aに対して直線部の所々をスポット
溶接(溶接部52)して取付けているが、その各溶接部
52,52間の線材部分は鉄筋Aに対して何ら固定され
ていないので、鉄筋受部51内に嵌入させた横筋Bに立
筋Aから離間する方向の力が働くと、該横筋Bが図9に
鎖線図示(符号B′)するように鉄筋受部51″ととも
に立筋Aから離間することがあり、立筋Aと横筋Bの組
付け強度が弱くなる。さらに、このように鉄筋位置決め
用線材5を立筋Aにスポット溶接(溶接部52)したも
のでは、鉄筋受部51内に嵌入させた横筋Bに大きな荷
重がかかると(例えば作業員が横筋B上に載ったと
き)、そのスポット溶接部52が外れる恐れがあり、そ
の場合には立筋Aと横筋Bの組付け強度が一層弱くなる
とともに、ときにはその部分の補修作業を行う必要が生
じる。尚、スポット溶接(溶接部52)の間隔を短くす
ると、鉄筋位置決め用線材5の鉄筋Aに対する取付強度
は強くなるが、その場合には鉄筋Aに対する溶接箇所が
多くなって、鉄筋位置決め用線材5の取付時間が長くな
る。
【0008】本願発明は、上記した従来の問題点に鑑
み、取り扱いが容易で、且つ立筋に対する取付けが簡単
で、しかも立筋と横筋との連結強度を強くし得るように
した鉄筋組立用補助具を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、立壁用の鉄筋組立ユニットを形成するのに
使用され、特に立筋と横筋とを格子状に組付けるのに使
用する鉄筋組立用補助具を対象にしている。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明の鉄筋組立用補助具は、複数本の長
尺線材を1組とする組線材と、その組線材に取付けられ
る複数個の横筋受材とで構成されている。
【0010】長尺線材としては、適宜太さ(例えば直径
が1.5〜2mm程度)の番線が使用される。又、この長
尺線材は、直線状で同長さのものが少なくとも2本使用
される。尚、この長尺線材としては、焼き入れしたバネ
性を有する線材を使用するとよい。
【0011】横筋受材は、立筋の外側を抱持し得るU形
の抱持部と、該抱持部に連続する横向きの延出部と、該
延出部の先端に上向きに折曲した立上げ部とを一体形成
している。この横筋受材は、例えば1本の線材(焼き入
れしたバネ性を有する線材)を折曲して抱持部と延出部
と立上げ部とを形成したものでもよい。立上げ部は、抱
持部の底部から、立筋と横筋の各直径の合計長さよりや
や長い間隔を有している。
【0012】そして、本願請求項1の鉄筋組立用補助具
では、組線材の各長尺線材を立筋の外側面に沿う位置で
平行に配置し、各横筋受材を組線材の長さ方向に所定等
間隔(例えば10〜30cmの範囲の等間隔)を持たせた
状態で各長尺線材と各抱持部とを溶接して、組線材と各
横筋受材とを一体化させている。又、この鉄筋組立用補
助具は、各横筋受材の立上げ部側から立筋を各抱持部内
まで嵌入させ得るように構成している。即ち、この鉄筋
組立用補助具では、各横筋受材の立上げ部側に立筋をU
形の各抱持部内まで嵌入させ得る開放部が形成されてい
る。
【0013】本願請求項1の鉄筋組立用補助具は、次の
ように機能する。まず、この鉄筋組立用補助具は、複数
本(2本以上)の長尺線材を1組としているので、撓み
にくくなって取り扱いが容易となる。又、この鉄筋組立
用補助具を立筋に装着させるには、立筋に対して各横筋
受材の立上げ部側の開放部を嵌合させて、立筋を各抱持
部内まで嵌入させるだけでよく、その装着作業が簡単に
行える。尚、このとき、鉄筋組立用補助具を立筋に対し
て、例えばスポット溶接あるいは針金による結束等によ
って位置決め固定しておくとよい。又、この線材付き鉄
筋は、予め多数組セットしておくが、その場合、立筋に
対して各側の横筋受材が相互に同高さに位置するように
鉄筋組立用補助具を立筋に取付ける。
【0014】そして、この線材付き鉄筋を使用して鉄筋
組立ユニットを形成する場合には、この線材付き鉄筋を
立筋列の例えば2〜3本おきに1本づつの割合で且つ横
筋受材の立上げ部が上向き姿勢となる状態で立設する。
尚、各線材付き鉄筋は、各立上げ部が横筋組付側の側面
に位置する姿勢で設置するが、このとき各線材付き鉄筋
における各段の横筋受材は相互に同高さに揃っている。
次に、各線材付き鉄筋の同高さにある各横筋受材部分に
それぞれ横筋を組付けるが、そのとき横筋を立筋と横筋
受材の立上げ部間の隙間に落とし込むだけで、各立筋
(線材付き鉄筋を含む)と各横筋とを格子状に組付ける
ことができる。
【0015】このように、本願請求項1の鉄筋組立用補
助具を装着した線材付き鉄筋を使用すると、立壁用の鉄
筋組立ユニットを形成する際に、各線材付き鉄筋の同高
さにある横筋受材に横筋を載せ掛けるだけでよいので、
鉄筋組立ユニットの組付け作業が熟練(高技術)を必要
とすることなく簡単に行える。又、この組立て状態で
は、横筋受材のU形抱持部が立筋の反横筋側を抱持して
おり、従って横筋受材に載せ掛けた横筋に対して立筋か
ら離間する方向の荷重がかかっても、該抱持部が立筋に
係止されているので、鉄筋組立用補助具(横筋受材)が
立筋から外れることがない。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、請求項1の鉄筋組立用補助具に
おいて、長尺線材を3本使用して、その1本の長尺線材
を各横筋受材の抱持部の底部に溶接するとともに、他の
2本の長尺線材を抱持部の両側部にそれぞれ溶接したこ
とを特徴としている。
【0016】この請求項2の鉄筋組立用補助具では、3
本の長尺線材が三角形の各頂点部分に位置する状態で配
置されているので、各長尺線材が立体的になり、その
分、撓み強度が格段に強くなる。又、その3本の長尺線
材に対して横筋受材の抱持部が三角形の各頂点部分の位
置でそれぞれ溶接されているので、組線材に対する横筋
受材の取付け姿勢が安定し且つ高強度に固定されるとい
う機能がある。本願請求項3の発明 本願請求項3の発明は、請求項1又は2の鉄筋組立用補
助具において、横筋受材の延出部をU形の抱持部の両側
部からそれぞれ延出させるとともに、各延出部の先端に
それぞれ立上げ部を形成したことを特徴としている。
【0017】この請求項3の鉄筋組立用補助具では、横
筋を載せ掛けする延出部と、横筋の脱落を防止する立上
げ部とをそれぞれ2つ形成しているので、横筋受材によ
る横筋の保持強度が強くなり、例えば横筋上に作業員が
載ったときでも、横筋受材が破損しにくくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本願
実施形態の鉄筋組立用補助具を説明すると、この実施形
態の鉄筋組立用補助具1は、例えば図5に示すような立
壁用の鉄筋組立ユニットを形成する際、即ち多数本の立
筋A,A・・と多数本の横筋B,B・・とを格子状に組
付ける際に使用するものである。
【0019】この実施形態の鉄筋組立用補助具1は、図
1に示すように3本の長尺線材21,21,21を1組
とする組線材2と、その組線材2に取付けられる複数個
の横筋受材3,3・・とで構成されている。
【0020】長尺線材21は、例えば直径が1.5〜2m
m程度の番線(焼き入れされ且つバネ性のあるものが好
ましい)が使用されている。この各長尺線材21は、使
用される立筋Aの全長と同長さのものでもよいが、例え
ば1〜2メートル程度の範囲の定尺寸法のものを使用す
ることもできる。そして、この長尺線材21は、1つの
鉄筋組立用補助具1に3本1組として使用されている。
【0021】横筋受材3は、1本の線材を折曲して形成
したものであり、図2〜図4に示すように、立筋Aの外
側を抱持し得るU形の抱持部31と、該抱持部31の両
側にそれぞれ横向きに連続する各延出部32,32と、
各延出部32,32の先端にそれぞれ上向きに折曲した
各立上げ部33,33とを一体形成している。この実施
形態では、横筋受材3も、例えば直径が1.5〜2mm程
度の番線(焼き入れされ且つバネ性のあるものが好まし
い)を使用している。
【0022】この実施形態では、後述するようにU形の
抱持部31の内側に各長尺線材21,21,21が溶接
される関係上、該抱持部31の内面側の曲率半径は、使
用される立筋Aの半径より長尺線材21の太さ分程度だ
け大きくしている。尚、各長尺線材21,21,21を
それぞれ抱持部31の外側に溶接する場合には、該抱持
部31の内面側の曲率半径を立筋Aの半径よりごく僅か
に大きい程度にするとよい。
【0023】横筋受材3の各延出部32,32は、立筋
Aの直径よりやや大きい間隔をもって平行に延出させて
いる。この各延出部32,32の先端は、それぞれ上向
きに折曲されて立上げ部33,33となっている。この
各立上げ部33,33は、抱持部31の底部31aか
ら、立筋Aと横筋Bの各直径の合計長さよりやや長い間
隔を有している。即ち、図3及び図4に示すように、抱
持部31内に立筋Aを嵌入させ、その立筋Aと各立上げ
部33,33間に横筋Bを落とし込んだ状態で、抱持部
底部31aと立上げ部33,33間で立筋Aと横筋Bと
がほとんどガタつかないような間隔に設計している。
又、各立上げ部33,33間には、立筋Aを抱持部31
側に嵌入させ得る間隔の開放部34が形成されている。
【0024】そして、この実施形態の鉄筋組立用補助具
1は、組線材2と各横筋受材3,3・・とを次のように
組付けて構成されている。まず、組線材2の各長尺線材
21,21,21は、立筋Aの外側面に沿う位置で三角
形の各頂点部分に位置する状態で平行に配置する。次
に、各横筋受材3,3・・を組線材2の長さ方向に所定
等間隔L(例えば10〜30cmの範囲の等間隔)を持た
せた位置において、各横筋受材3を組線材2の外側から
包むようにして嵌合させる。そして、3本の長尺線材2
1,21,21のうちの1本の長尺線材21を横筋受材
3の抱持部31の底部31aにスポット溶接(符号4)
し、他の2本の長尺線材21,21をそれぞれ抱持部3
1の両側部にスポット溶接(符号4)する。尚、各横筋
受材3,3・・は、立上げ部33,33が上下同位置に
位置する状態で、上記同様に等間隔Lをもってそれぞれ
組線材2に組付けられる。
【0025】このようにして形成された鉄筋組立用補助
具1では、上下に所定長さを有し、又各横筋受材3,3
・・の両立上げ部33,33間の開放部34から、立筋
Aを各抱持部31,31・・内まで嵌入させ得る(換言
すれば、鉄筋組立用補助具1を立筋Aに被せ得る)よう
になっている。
【0026】尚、各立筋A及び各横筋Bは、用途によっ
て太さや配置間隔が異なり、従ってこの鉄筋組立用補助
具1の形態も鉄筋の太さや配置間隔に応じて変化させる
必要がある。又、図示例では、立筋A及び横筋Bをそれ
ぞれ外面が平滑な直棒状に表示しているが、この種の鉄
筋は異形鉄筋であり、表面に多数の環状リブが形成され
ている。
【0027】この実施形態の鉄筋組立用補助具1は、3
本の長尺線材21,21,21を1組とし、且つ各長尺
線材21,21,21を三角形の各頂点部分に位置する
状態で配置されているので、例えば図6に示す公知の線
材付き鉄筋Dに比して撓み強度が格段に強くなる。従っ
て、鉄筋組立用補助具1の取り扱いが容易となる。又、
横筋受材3の抱持部31が三角形の各頂点部分の位置で
それぞれ長尺線材21,21,21に溶接されているの
で、組線材2に対する横筋受材3の取付け姿勢が安定
し、且つ高強度に固定されることになる。
【0028】又、この鉄筋組立用補助具1は立筋Aに装
着して線材付き鉄筋Eの状態で使用されるが、その立筋
Aに対する鉄筋組立用補助具1の組付けは、立筋Aを各
横筋受材3,3・・の立上げ部33,33間の開放部3
4に嵌合させて、立筋Aを各抱持部31,31・・内ま
で嵌入させるだけでよい。従って、その装着作業は簡単
である。尚、鉄筋組立用補助具1は、立筋Aに装着した
状態で該立筋Aに対して例えばスポット溶接あるいは針
金による結束等によって位置決め固定しておくとよい。
又、この鉄筋組立用補助具1が立筋Aの全長より短く形
成されているもの(例えば1〜2メートル程度の定尺)
では、該鉄筋組立用補助具1を立筋Aの全長まで継ぎ足
し、余分の長さを切除するとよい。又、この線材付き鉄
筋Eは、予め多数組セットしておくが、その場合、各線
材付き鉄筋Eの各横筋受材3が相互に同高さ(立筋Aの
端部から等距離)に位置するように、鉄筋組立用補助具
1を立筋Aに取付ける。
【0029】そして、この線材付き鉄筋Eを使用して立
筋と横筋とを格子状に組んだ鉄筋組立ユニットを形成す
るが、その場合、この線材付き鉄筋Eを立筋列の例えば
2〜3本おきに1本づつの割合で配設することができる
(尚、この線材付き鉄筋Eは、全部の立筋部分に使用す
ることもできる)。又、各線材付き鉄筋Eは、各立上げ
部33,33が横筋組付側の側面に位置する姿勢で設置
するが、このとき各線材付き鉄筋Eにおける各段の横筋
受材3は相互に同高さに揃うようになる。
【0030】次に、各線材付き鉄筋Eの同高さにある各
横筋受材3部分にそれぞれ横筋Bを組付けるが、そのと
き横筋Bを線材付き鉄筋Eの立筋Aと立上げ部33,3
3間の隙間に落とし込むだけで、各立筋(線材付き鉄筋
を含む)と各横筋とを格子状に組付けることができる。
【0031】このように、本願の鉄筋組立用補助具1を
装着した線材付き鉄筋Eを使用すると、立壁用の鉄筋組
立ユニットを形成する際に、各線材付き鉄筋Eの同高さ
にある横筋受材3に横筋Bを載せ掛けるだけでよいの
で、鉄筋組立ユニットの組付け作業が熟練(高技術)を
必要とすることなく簡単に行える。
【0032】又、この線材付き鉄筋Eを使用した鉄筋組
立状態では、横筋受材3のU形抱持部31が立筋Aの反
横筋側を抱持しており、従って横筋受材3に載せ掛けた
横筋Bに対して立筋Aから離間する方向の荷重がかかっ
ても、該抱持部31が立筋Aに係止されているので、鉄
筋組立用補助具1が立筋Aから外れることがない。
【0033】又、この実施形態の鉄筋組立用補助具1で
は、横筋Bを載せ掛けする延出部32,32と、横筋B
の脱落を防止する立上げ部33,33とをそれぞれ2つ
形成しているので、横筋受材3による横筋Bの保持強度
が強くなり、例えば横筋B上に作業員が載ったときで
も、横筋受材3が破損しにくくなる。
【0034】
【発明の効果】本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の鉄筋組立用補助具は、次のような効果が
ある。 (1) 複数本(2本以上)の長尺線材21を1組とし、且
つ各長尺線材21を横筋受材3の抱持部31部分に溶接
しているので、この鉄筋組立用補助具全体が撓みにくく
なり、取り扱い(例えばこの鉄筋組立用補助具を立筋に
取付ける際の作業)が容易となる。 (2) この鉄筋組立用補助具1を立筋Aに装着させるの
に、各横筋受材3の立上げ部側から立筋Aを各抱持部3
1内まで嵌入させるだけでよく、その装着作業が簡単に
行える。 (3) この鉄筋組立用補助具を装着した線材付き鉄筋Eを
使用すると、横筋Bを横筋受材3の立上げ部33の隙間
に落とし込むだけで、各立筋(線材付き鉄筋を含む)と
各横筋とを格子状に組付けることができ、各横筋Bの組
付け作業が熟練を要することなく簡単に行える。 (4) この鉄筋組立用補助具を使用して立壁用の鉄筋を組
立てた状態では、横筋受材3のU形抱持部31が立筋A
の反横筋側を抱持しているので、横筋受材3に載せ掛け
た横筋Bに対して立筋Aから離間する方向の荷重がかか
っても、横筋受材3部分が立筋Aから外れることがな
い。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明では、請求項1の鉄筋組立用補助具
において、長尺線材21を3本使用して、その1本の長
尺線材21を各横筋受材3の抱持部31の底部31aに
溶接するとともに、他の2本の長尺線材21,21を抱
持部31の両側部にそれぞれ溶接している。
【0035】従って、この請求項2の鉄筋組立用補助具
では、3本の長尺線材21が三角形の各頂点部分に位置
する状態で配置されているので、撓み強度が格段に強く
なるとともに、その3本の長尺線材21に対して横筋受
材3の抱持部31が三角形の各頂点部分の位置でそれぞ
れ溶接されているので、組線材2に対する横筋受材3の
取付け姿勢(取付け強度)が安定するという効果があ
る。本願請求項3の発明の効果 本願請求項3の発明では、請求項1又は2の鉄筋組立用
補助具において、横筋を載せ掛けする延出部32と、横
筋Bの脱落を防止する立上げ部33とをそれぞれ2つ形
成しているので、横筋受材3による横筋Bを保持強度が
強くなり、例えば横筋B上に作業員が載ったときでも、
横筋受材3が破損しにくくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の鉄筋組立用補助具の斜視図であ
る。
【図2】図1の鉄筋組立用補助具の使用状態を示す斜視
図である。
【図3】図2のIII拡大矢視図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【図5】立壁用の鉄筋組立ユニットの説明図である。
【図6】公知の鉄筋組立用補助具の斜視図である。
【図7】図6の鉄筋組立用補助具の使用状態を示す斜視
図である。
【図8】図7のVIII−VIII拡大断面図である。
【図9】図7のIX拡大矢視図である。
【符号の説明】
1は鉄筋組立用補助具、2は組線材、3は横筋受材、2
1は長尺線材、31は抱持部、3aは底部、4は溶接
部、32は延出部、33は立上げ部、34は開放部、A
は立筋、Bは横筋、Eは線材付き鉄筋である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数本の立筋(A)と横筋
    (B)とを格子状に組付けるのに使用する鉄筋組立用補
    助具であって、 直線状で複数本の長尺線材(21)を1組とする組線材
    (2)と、立筋(A)の外側を抱持し得るU形の抱持部
    (31)に連続して該抱持部(31)の底部(31a)
    から立筋(A)と横筋(B)の各直径の合計長さよりや
    や長い延出部(32)を有しさらにその延出部(32)
    の先端に上向きの立上げ部(33)を形成してなる複数
    個の横筋受材(3)とで構成され、 前記組線材(2)の各長尺線材(21)を立筋(A)の
    外側面に沿う位置で平行に配置し、各横筋受材(3)を
    組線材(2)の長さ方向に所定等間隔(L)を持たせた
    状態で各長尺線材(21)と各抱持部(31)とを溶接
    して、組線材(2)と各横筋受材(3)とを一体化させ
    ているとともに、 各横筋受材(3)の立上げ部(33)側から立筋(A)
    を各抱持部(31)内まで嵌入させ得るように構成し
    た、 ことを特徴とする鉄筋組立用補助具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、長尺線材(21)を
    3本使用して、その1本の長尺線材(21)を各横筋受
    材(3)の抱持部(31)の底部(31a)に溶接する
    とともに、他の2本の長尺線材(21)を抱持部(3
    1)の両側部にそれぞれ溶接したことを特徴とする鉄筋
    組立用補助具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、横筋受材
    (3)の延出部(32)はU形の抱持部(31)の両側
    部からそれぞれ延出させるとともに、各延出部(32)
    の先端にそれぞれ立上げ部(33)を形成したことを特
    徴とする鉄筋組立用補助具。
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