JP2001180493A - 列車ダイヤ表示装置 - Google Patents

列車ダイヤ表示装置

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JP2001180493A
JP2001180493A JP36624699A JP36624699A JP2001180493A JP 2001180493 A JP2001180493 A JP 2001180493A JP 36624699 A JP36624699 A JP 36624699A JP 36624699 A JP36624699 A JP 36624699A JP 2001180493 A JP2001180493 A JP 2001180493A
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Tatsuhiro Sato
達広 佐藤
Toshiro Sasaki
敏郎 佐々木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、列車の運行の軌跡を、駅を基準としたス
ジをつないだものとして表示していたたため、運転整理
に必要な情報を運転指令員が的確に得ることが困難であ
った。 【解決手段】ダイヤ表示形式を指令員がリアルタイムに
変更可能な柔軟性の高い列車ダイヤ表示装置を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、列車の運行計画
の乱れを回復するための運転整理案を作成する列車運転
整理支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、列車ダイヤ表示装置のハード
ウェア構成図である。電子計算機等で構成されるデータ
処理装置に、カラーグラフィックディスプレイ等のグラ
フィック出力装置と、キーボード、マウス等の入力装置
がケーブルを介して接続される。
【0003】また、データ処理装置は同じくケーブルを
介して運転整理支援装置の本体部と情報の入出力をおこ
なう。
【0004】図14は、従来の列車ダイヤ表示装置の機
能構成図である。図において、4は表示データ作成部
で、駅属性定義テーブル1、ダイヤファイル2、スジ属
性定義テーブル3を用いてダイヤ表示のためのデータを
作成する。表示データ作成部4は、駅名表示軸作成部4
aと駅単位スジ作成部4bからなり、それぞれ駅名表示
軸ファイル5、駅単位スジ表示ファイル6を作成する。
グラフィック出力部8は、それらのファイルデータと表
示領域ファイル7をもとにグラフィック出力装置にダイ
ヤ表示をおこなう。
【0005】このような従来の列車ダイヤ表示装置にお
いては、表示データ作成部4で、横軸に時刻、縦軸に駅
位置を配したグラフにスジ形式でダイヤを表示するため
のデータを作成する。
【0006】すなわち、まず駅属性定義テーブル1をも
とに、駅名を配したグラフの縦軸に対応する駅名表示軸
ファイル5を作成する。そして、駅属性定義テーブル1
およびスジ属性定義テーブル3を用いて、ダイヤファイ
ルの内容から駅間を結ぶ列車スジから構成される駅単位
スジ表示ファイル6を作成する。グラフィック出力部8
では、駅名表示軸ファイル5と駅単位スジ表示ファイル
6に対して、表示領域ファイル7で指定される部分を抽
出し、上記縦軸に駅名を配したグラフにスジ形式で列車
ダイヤを表示する。
【0007】図2に従来装置によるダイヤ表示例を示
す。図内の時刻方向スクロールバーおよび駅方向スクロ
ールバーは、入力装置からの指示に従って表示領域ファ
イル7の内容を変更するためのもので、これを用いてグ
ラフ表示されたダイヤの表示領域を移動させることがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の列
車ダイヤ表示装置は、列車の運行の軌跡を駅を基準とし
たスジをつないだものとして表示していたが、一般的に
列車の運転整理に携わる指令員にとって、このような形
式のダイヤ表示だけでは運転整理に必要な情報を的確に
得ることが困難であった。すなわち、列車運転整理に関
わるダイヤ表示装置としては、 (a)任意の駅における番線使用状況を把握できること。
【0009】(b)任意の区間を省略して、必要な区間の
列車運行状況のみを把握できること(例えば、列車の追
越し関係のみに着目するために追越し不可能駅が続く区
間を省略する等)。
【0010】(c)任意の合流駅において、合流する他線
区の列車運行状況を把握できることの3点を、運転指令
員のリアルタイムな要求に応じて任意の組合せで可能と
する柔軟な列車ダイヤ表示装置の実現が求められる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、出力装置上の第1の軸とそれに垂直に交
わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に列車の運
行時刻を、上記第2の軸に列車の走行位置をそれぞれ配
して得られるグラフ平面上に列車の走行軌跡であるダイ
ヤをスジ形式で表示する列車ダイヤ表示装置において、
(A)番線と、駅と、駅間(連続する複数の駅を集約し
たもの)とを基準要素とし、ダイヤの表示形式を、路線
内の線区単位、線区内の駅単位、駅構内の番線単位、の
それぞれに対して独立に与え、上記第2の座標軸を区切
るために用いる複数の基準要素と、それらの軸上の配置
順序と配置間隔とを格納した走行位置方向基準要素定義
データを、上記3種類のダイヤ表示形式を合成して作成
するダイヤ表示形式合成手段、(B)上記走行位置方向
基準要素定義データから上記第2の座標軸に対する各規
準要素の配置位置を算出し、該配置位置に基準要素を表
すラベルを配した上記第2の座標軸の描画データを作成
する走行位置方向座標軸作成手段、(C)上記走行位置
方向基準要素定義データに含まれる基準要素に対応する
上記第2の座標軸における位置と、該基準要素に列車が
着発する時刻に対応する上記第1の座標軸における位置
とから定まるダイヤ平面上の点を時刻の順に直線で結ん
だ基準要素単位の描画用スジデータを作成する基準要素
単位スジ作成手段、を備えている。
【0012】また、使用者からの入力装置を介した指示
により、上記線区単位ダイヤ表示形式定義テーブルと上
記駅単位ダイヤ表示形式定義テーブルと、上記番線単位
のダイヤ表示形式とを、複数の候補からそれぞれ選択す
るダイヤ表示形式選択手段と、上記ダイヤ表示形式デー
タの内容を修正するダイヤ表示形式編集手段とを備えて
いる。
【0013】また、上記ダイヤ表示形式選択手段におけ
るダイヤ表示形式データの選択と、上記ダイヤ表示形式
編集手段におけるダイヤ表示形式データの編集の候補と
なる複数のダイヤ表示形式データを、それらをノードと
するツリー形式で画面に出力し、使用者からのダイヤ表
示形式データの選択と編集の指示を、上記ツリーに対す
る操作として受け入れるダイヤ表示形式出力部を備えて
いる。
【0014】また、上記ダイヤ表示形式選択手段におい
て新たなダイヤ表示形式データを使用者が選択した場合
に、該ダイヤ表示形式データを利用してダイヤ表示を即
座に更新するようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
である列車ダイヤ表示装置の機能構成図である。図中
2、3、7、8は、図14に示した従来のものと同一ま
たは相当部分である。以下では、まず図3に示す合流の
ない単一線区を例として用いて本装置の動作を説明した
後に線区の合流がある場合の動作を説明する。
【0016】走行位置方向基準要素定義データ(以下で
は基準要素定義データと略す)10は、グラフ平面にお
ける走行位置方向の座標軸を区切るための番線、駅、駅
間(連続する複数の駅を集約したもの)と、それらの軸
上における配置順序・配置間隔を定義するデータであ
る。
【0017】このデータに含まれる番線・駅・駅間を
(走行位置方向)基準要素と呼ぶ。
【0018】この基準要素定義データ10は、ダイヤ表
示形式データ1を入力としてダイヤ表示形式合成部9に
おいて作成される。ダイヤ表示形式データ1は、(1)
ダイヤを表示する線区、およびそれらの表示順序を格納
した線区単位ダイヤ表示形式定義テーブル1c、(2)
在線・通過状況を表示する駅、およびそれらの表示順序
・表示間隔を格納した駅単位ダイヤ表示形式定義テーブ
ル1b、(3)在線・通過状況を表示する番線、および
それらの表示順序・表示間隔を格納した番線単位ダイヤ
表示形式定義テーブル1a、という3種類の独立したデ
ータテーブルから構成される。なお、(2)は各線区毎
に1個づつ、(3)は各線区のさらに各駅毎に1個づつそ
れぞれ与えられる。
【0019】図4に、駅単位ダイヤ表示形式定義テーブ
ルの例を示す。これは大きく4つの項目から構成され
る。1は、どの線区についての定義テーブルであるかを
示す「線区名」項目である。2は、どのような基準要素
をどういった順序で並べるかを指定する「基準要素」項
目である。3は、種類が「駅間」である基準要素につい
て、どの駅を集約したかを表す「構成」項目である。図
の例は、基準要素「DE区間」が「D駅」と「E駅」を
集約したものであることを示している。種類が通常の
「駅」の場合は、「構成」項目の対応部分にヌル値を表
す記号「−−−」を格納する。4は、各規準要素の配置
間隔を設定する「配置間隔」項目である。
【0020】番線単位ダイヤ表示形式定義テーブルと線
区単位ダイヤ表示形式定義テーブルの構造も図4と同様
である。ただし、線区単位ダイヤ定義テーブルは、表示
する線区とその並びを示す「線区」項目を「基準要素」
項目の代わりに含み、「表示間隔」項目を含まない。ま
た、複数の要素を集約した駅間に相当する要素は番線単
位のダイヤ表示形式には存在しないので、番線単位ダイ
ヤ表示形式定義テーブルは「構成」項目を含まない。
【0021】図1に戻り説明を続ける。ダイヤ表示形式
合成部9では、先に示した線区・駅・番線の3種類のダ
イヤ形式定義テーブル(ダイヤ表示形式データ1)を入
力として受け入れ、それらを合成して基準要素定義デー
タ10を作成する。
【0022】例として、駅に関して「駅間の集約なし
(全ての駅の在線・通過状況を表示」、番線に関して、
A〜B駅およびD〜F駅についてそれぞれ「番線表示な
し」、C駅について「全ての番線を表示」、という形式
でダイヤを表示する場合のダイヤ表示形式データと、ダ
イヤ表示形式合成部9の処理結果を図5に示す。
【0023】図5では、説明のわかり易さのために、ダ
イヤ表示形式データ1をグラフ表現してある。
【0024】駅単位ダイヤ表示形式定義テーブルは、線
区名を表すノード(テーブルの「線区名」項目に相当)
と、表示する駅もしくは駅間を表す複数の下位ノード
(同じく「基準要素」項目)とを結んだ巡回グラフとし
て表される。線区ノードを出発して下位ノードを巡回す
る順序が基準要素の表示順序を意味し、下位ノードを結
ぶエッジにつけられた数値が配置間隔を表す。図5には
現れないが、駅間を表す下位ノードには、定義テーブル
の「構成」項目に従って、駅を表すノードがさらにその
下位にリンクされる(図10)。
【0025】番線単位ダイヤ表示形式定義テーブルは、
対象駅を表すノードと表示する番線を表す複数のノード
とを結んだ巡回グラフである。駅ノードを出発して番線
ノードを巡回する順序が番線の表示順序を意味し、各エ
ッジにつけられた数値が配置間隔を表す。
【0026】図5に示すように、ダイヤ形式合成部9の
処理は、駅単位のダイヤ表示形式と番線単位のダイヤ表
示形式とに含まれる同一の駅ノードを重ねあわせて1つ
のグラフにまとめることである。その結果得られるグラ
フを基準要素定義データ10とする。
【0027】基準要素定義データ10は、(1)基準要
素、(2)基準要素の表示順序、(3)基準要素の表示
間隔、の3種類の情報を少なくとも含む。
【0028】例えば、図5に示すデータからは、(1)
基準要素は「A駅、B駅、C駅、(C駅)上り1番線、
(C駅)上り本線、(C駅)下り本線、(C駅)下り1
番線、C駅、D駅、E駅、F駅」、(2)それらの表示
順序は上に記した順序と等しい、(3)基準要素を表示
順序に沿って「10、10、2、2、2、2、2、1
0、10、10」の間隔で表示する、ということがわか
る。
【0029】図1に戻って説明を続ける。表示データ作
成部4は、走行位置方向座標軸作成部4aと基準要素単
位スジ作成部4bとから構成される。まず、走行位置方
向座標軸作成部4aでは、走行位置方向座標軸における
各基準要素の配置位置を上記基準要素定義データ10か
ら取得し、それぞれの位置に各基準要素を表すラベルを
配した走行位置方向座標軸の描画データを作成する。作
成したデータは、走行位置方向座標軸ファイル5に格納
する。
【0030】次に、先の処理で得られた走行位置方向座
標軸ファイル5と、ダイヤファイル2と、スジ属性定義
テーブル3と、基準要素定義データ10とを用い、列車
の走行を基準要素毎に区切った上で、各区間の走行を表
すダイヤ平面上の直線である基準要素単位の描画用スジ
データを基準要素単位スジ作成部4bにおいて作成す
る。
【0031】この処理の概要を図6を用いて説明する。
まず走行位置方向座標軸を縦軸、運行時刻座標軸を横軸
としたグラフ平面を作成する。次に、基準要素定義デー
タ10から基準要素を順次取りだし、列車がその基準要
素に到着する時刻と出発する時刻とをダイヤファイル2
から取得して、先に用意したグラフ平面上に(時刻×位
置)の点をプロットする(図6の×印)。ただし、その
際に、列車が通過しない描画要素は無視する。最後に、
プロットした点を時刻の順序でつないだ直線を作成す
る。この1つ1つの直線が基準要素を単位とした描画用ス
ジデータであり(図6の点線)、これらをまとめて基準
要素単位スジ表示ファイル6に格納する。
【0032】なお、この際に、スジの色や太さなどの外
見を列車種別毎に切換えるためにスジ属性定義テーブル
に格納された情報を利用する。
【0033】その後は、従来装置と同様に、グラフィッ
ク出力部8において、走行位置座標軸ファイル5(従来
装置の駅名表示軸ファイルに相当)と、基準要素単位ス
ジ表示ファイル6(従来装置の駅単位スジ表示ファイル
に相当)とに対して表示領域ファイル7で指定される部
分を抽出し、縦軸に基準要素名を配したグラフにスジ形
式で列車ダイヤを表示する。
【0034】図7に、先に例として用いたダイヤ表示形
式に対する表示結果を示す。なお、図ではスクロールバ
ーや時刻ラベルといった説明に無関係な描画要素は図面
のわかり易さのために省略してある。
【0035】表示画面には、「番線表示形式変更」ボタ
ンおよび「駅表示形式変更」ボタンが配されている。こ
れらのボタンのいずれかを入力装置を介したポインタ操
作で運転指令員が押すことでユーザ介入部11が起動す
る。ユーザ介入部11では、選択・編集の対象となる全
てのダイヤ表示形式データ1をダイヤ表示形式出力部1
1aに入力し、ダイヤ表示形式相互に対してあらかじめ
設定されたリンク関係に従い全てをひとつのツリー構造
にまとめて画面に表示する。
【0036】図8は、C駅の「番線表示形式変更」ボタ
ンを押した場合の表示例である。これは、ダミーノード
である「C駅」をルートとするツリーである。プラス記
号が付されたノードは、別のダイヤ表示形式データがさ
らにその下位にリンク付けされていることを意味する。
入力装置を介したポインタ操作でプラス記号を押すこと
により下位レベルのデータ形式が展開・表示される。そ
れに伴い、プラス記号がマイナス記号に変化して下位レ
ベルの展開が済んだことを表す。
【0037】このツリー構造のダイヤ表示形式データの
集合に対して、入力装置を介したポインタ操作でルート
以外の任意のノードを指定した上でダイヤ表示形式選択
部11bを起動すると、現在のダイヤ表示に用いられて
いるダイヤ形式が指定したノードに該当する表示形式に
リプレースされる。それに伴い、先に説明したダイヤ表
示形式合成部9、表示データ作成部4、グラフィック出
力部8、が再び作動してグラフィック出力装置における
ダイヤ表示が即座に変更される。
【0038】図8では、例として、上り番線のみを表示
する「上り」にC駅の番線表示形式を変更する操作を示
している。ポインタで「上り」ノードを指定して、引き
続き「選択」ボタンを押すことによりダイヤ表示形式選
択部11bが起動する。
【0039】図8では、個々の駅における番線の表示形
式を変更する例を示したが、線区全体の駅に関する表示
形式に対してもこれと同様に全ての候補をツリー構造で
表示し、その中の任意の表示形式を指定することで表示
変更をおこなう。
【0040】表示変更の例として、図7に示すダイヤ表
示状態の下で、前記のツリー形式の表示変更インターフ
ェースを用いて、(1)C駅の番線表示を上りのみに
(図8)、(2)D駅とE駅の駅間を集約、という2点
の変更をおこなった場合の基準要素定義データとダイヤ
表示結果を図10に示す。なお、図10は表示形式変更
ボタンを省略してある。このように、指令員によるツリ
ー操作に従ってダイヤ表示が即座に変更される。
【0041】基準要素定義データを表す図10のグラフ
には、D駅とE駅を集約した駅区間を表す新しいノード
(DE区間ノード)が含まれている。DE区間ノードの
下位には集約されたD駅とE駅のノードが本来の表示順
序でリンクされていることから、DE区間の構成情報を
このグラフから取得することができる。一般的に、ダイ
ヤファイル2には、駅と番線の着発時刻だけが格納され
るため、複数の駅が集約された「DE区間」という新た
な基準要素についての着発時刻をダイヤファイルからは
取得することができない。しかしながら、先に述べたよ
うに区間ノードの構成が基準要素定義のグラフ構造から
わかるので、D駅の着時刻とE駅の発時刻とをDE区間
の着時刻と発時刻としてそれぞれ用いれば良い。こうす
ることで基準要素単位スジ作成部4bにおいてスジデー
タを正しく作成することができる。
【0042】図8に例を示すダイヤ形式のツリー構造表
示に対して、任意のノードを選択した上で、「選択」ボ
タンではなく「編集」ボタンを押すことによりダイヤ表
示形式編集部11cが起動する。ダイヤ表示形式編集部
11cでは、選択したノードに対して、(1)内容の修
正、(2)下位ノードの作成、(3)削除(ルートノー
ド以外)、といった操作をおこなうことができる。例と
して、図8のツリーにおける「全て」ノードの下位レベ
ルに、支線のみを表示するための新たな表示形式(「支
線」ノード)を作成・登録する場合を図11に示す。
【0043】上記したユーザ介入部11における「ツリ
ー表示」・「表示形式選択」・「表示形式編集」の各処
理は、図9に例を示すツリー管理データを利用する。図
9の例は、図8に示すツリーの状態を反映したものとな
っている。
【0044】ツリー管理データは、複数のテーブルデー
タをツリー状にリンクした構造のデータである。図9に
おいて、1はツリーのルートを表すテーブルであり、ツ
リーの名前を示す「ツリー名」項目、下位ノードを展開
したかどうかを示す「展開済」項目、下位テーブルのポ
インタを格納する「下位要素」項目からなる。2は、ル
ートテーブルの下位テーブルである。ルート以外のテー
ブルは全てこれと同じ形式である。「表示形式」項目
は、ツリーの該当位置に表示するダイヤ表示形式定義テ
ーブルを示す。「選択」項目は、入力装置を介したポイ
ンタ操作で該当位置の定義データが選択されたかどうか
を示すフラグである。「展開済」項目は、ルートテーブ
ルと同様に、下位ノードを展開して表示しているかどう
かを示すフラグである。「下位要素」項目は、これもル
ートテーブルと同様に、下位テーブルのポインタを格納
する要素である。下位ノードを持たないテーブルの場
合、「展開済」および「下位要素」項目にはヌル値を意
味する記号「−−−」を格納する。
【0045】次に、線区の合流がある場合の本装置の動
作を図12に示す路線を例として説明する。図12の路
線は3個の線区から構成されており、それらがC駅で合
流している。線区単位ダイヤ表示形式定義テーブル1c
は、これら各線区の表示の可否と表示する際の順序とを
規定する。
【0046】単一線区の場合は、駅単位ダイヤ表示形式
定義テーブル1aと番線単位ダイヤ表示形式定義テーブ
ル1bとだけを用いてダイヤ表示形式合成部9において
基準要素定義データ10を作成する。複数線区が合流す
る場合は、これらに加えて線区単位ダイヤ表示形式定義
テーブル1cをも利用する。すなわち、単一線区の場合
と同一の処理で作成した各線区毎の基準要素定義データ
を線区単位ダイヤ表示形式定義テーブル1cで規定され
た順序でつなぎ合わせたものを最終結果とする(ただし
表示しない線区は除外する)。
【0047】例えば、線区単位の表示形式を、「AC線
区→CE線区の順番で表示し、CG線区は非表示」とし
て、駅単位の表示形式が全て「集約なし」、番線単位の
表示形式が全て「番線表示なし」の場合、合成結果とし
て得られる基準点の並びは、「A駅、B駅、C駅、D
駅、E駅」となる。
【0048】合成結果を利用した表示データ作成部4の
処理とグラフィック出力部8の処理は単一線区の場合と
同様である。
【0049】ユーザ介入部11の動作も単一線区の場合
と同様である。すなわち、画面上に配された特定ボタン
を入力装置を介したポインタ操作で運転指令員が押すこ
とでユーザ介入部11が起動する。ユーザ介入部11で
は、選択・編集の対象となる全てのダイヤ表示形式デー
タ1をダイヤ表示形式出力部11aに入力し、ダイヤ表
示形式相互に対してあらかじめ設定されたリンク関係に
従い全てをひとつのツリー構造にまとめて画面に表示す
る。そして入力装置を介してツリー構造を指令員が操作
することにより表示形式の切換えや設定内容の変更等を
おこなう。
【0050】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0051】ダイヤを表示するグラフ平面における走行
位置方向座標軸を、番線・駅・駅間のいずれかを意味す
る可変の基準要素を用いて複数の区間に分割し、区間毎
の走行を単位としてダイヤを描画するようにしたので、
基準要素を変更するだけでダイヤ表示を容易に変更する
ことができる。
【0052】また、駅構内の番線単位と線区における駅
単位と路線内の線区単位という3種類のダイヤ表示形式
をダイヤ表示の際に合成して基準要素を作成するように
したので、個々の表示形式を他とは独立に定義・編集・
選択することができる。
【0053】また、入力装置を介したポインタ操作によ
りダイヤ表示形式を切換えることができるようにしたの
で、運転指令員が任意のタイミングで表示形式を切換え
て必要な判断を下すのに最適なダイヤ表示を即座に得る
ことができる。
【0054】また、入力装置を介したポインタ操作によ
りダイヤ表示形式を編集することができるようにしたの
で、運転整理における様々な局面に合わせて運転指令員
自身がダイヤ表示形式を直接作成することができる。
【0055】また、選択・編集の対象とする全てのダイ
ヤ表示形式をツリー形式で画面に出力し、運転指令員に
よるダイヤ表示形式の選択および編集の指示を、直感的
にわかりやすい上記ツリーに対する操作として受け入れ
るようにしたので、運転指令員の操作負担を低減し、効
率的でミスの少ない操作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の機能構成図である。
【図2】例として用いる単一線区の説明図である。
【図3】従来の列車ダイヤ表示装置のダイヤ出力結果例
を示す図である。
【図4】駅単位ダイヤ表示形式定義テーブルの例を示す
図である。
【図5】ダイヤ表示形式合成部の処理の説明図である。
【図6】基準要素単位スジ作成部の処理の説明図であ
る。
【図7】実施形態のダイヤ出力結果例を示す図である。
【図8】ダイヤ表示形式出力部の動作および表示内容の
説明図である。
【図9】ユーザ介入部の操作対象であるツリー管理デー
タの例を示す図である。
【図10】ダイヤ表示形式の変更結果の説明図である。
【図11】ダイヤ表示形式編集部の動作および表示内容
の説明図である。
【図12】例として用いる合流線区の説明図である。
【図13】列車ダイヤ表示装置のハードウェア構成図で
ある。
【図14】従来の列車ダイヤ表示装置の機能構成図であ
る。
【符号の説明】
1…ダイヤ表示形式データ、1a…駅単位ダイヤ表示形
式定義テーブル、1b…番線単位ダイヤ表示形式定義テ
ーブル、1c…線区単位ダイヤ表示形式定義テーブル、
2…ダイヤファイル、3…スジ属性定義テーブル、4…
表示データ作成部、4a…走行位置方向座標軸作成部、
4b…基準要素単位スジ作成部、5…走行位置方向座標
軸ファイル、6…基準要素単位スジファイル、7…表示
領域ファイル、8…グラフィック出力部、9…ダイヤ表
示形式合成部、10…走行位置方向基準要素定義デー
タ、11…ユーザ介入部、11a…ダイヤ表示形式出力
部、11b…ダイヤ表示形式選択部、11c…ダイヤ表
示形式編集部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力装置上の第1の軸とそれに垂直に交
    わる第2の軸とを座標軸とし、上記第1の軸に列車の運
    行時刻を、上記第2の軸に列車の走行位置をそれぞれ配
    して得られるグラフ平面上に列車の走行軌跡であるダイ
    ヤをスジ形式で表示する列車ダイヤ表示装置において、
    (A)ダイヤ表示形式データを、(イ)ダイヤを表示す
    る路線内の複数の線区と、それらの表示順序を格納した
    線区単位ダイヤ表示形式定義テーブル、もしくは(ロ)
    列車の在線・通過状況を表示する複数の駅と、それらの
    表示順序と表示間隔とを格納した駅単位ダイヤ表示形式
    定義テーブル、もしくは(ハ)列車の在線・通過状況を
    表示する複数の番線と、それらの表示順序と表示間隔と
    を格納した番線単位ダイヤ表示形式定義テーブルとし、
    上記(イ)、(ロ)、(ハ)を合成して、番線と、駅
    と、路線上の連続する複数の駅を集約した駅間とを基準
    要素とし、上記第2の座標軸を区切るために用いる複数
    の基準要素と、それらの軸上の配置順序と配置間隔とを
    格納した走行位置方向基準要素定義データを作成するダ
    イヤ表示形式合成手段と、(B)上記走行位置方向基準
    要素定義データから上記第2の座標軸に対する各規準要
    素の配置位置を算出し、該配置位置に基準要素を表すラ
    ベルを配した上記第2の座標軸の描画データを作成する
    走行位置方向座標軸作成手段と、(C)上記走行位置方
    向基準要素定義データに含まれる基準要素に対応する上
    記第2の座標軸における位置と、該基準要素に列車が着
    発する時刻に対応する上記第1の座標軸における位置と
    から定まるダイヤ平面上の点を時刻の順に直線で結んだ
    基準要素単位の描画用スジデータを作成する基準要素単
    位スジ作成手段とを備えたことを特徴とする列車ダイヤ
    表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123747A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Hitachi Ltd 実施列車ダイヤ計画支援・出力システム及び出力方法並びに出力プログラム
JP2011230537A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Hitachi Ltd 列車ダイヤ表示処理方法、列車ダイヤ表示処理システム、および列車ダイヤ表示処理プログラム
JP2012201153A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Toshiba Corp ダイヤ作成装置およびダイヤ作成方法
WO2014045313A1 (ja) * 2012-09-18 2014-03-27 株式会社 東芝 ダイヤ作成装置、ダイヤ作成方法およびダイヤ表示プログラム

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