JP2001179939A - ローラー装置及びこの装置を有する輪転機 - Google Patents

ローラー装置及びこの装置を有する輪転機

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JP2001179939A JP37274299A JP37274299A JP2001179939A JP 2001179939 A JP2001179939 A JP 2001179939A JP 37274299 A JP37274299 A JP 37274299A JP 37274299 A JP37274299 A JP 37274299A JP 2001179939 A JP2001179939 A JP 2001179939A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエブ紙のインキを乾燥する乾燥用ローラー
装置として用いたときに、乾燥用の気体を無駄なく有効
に使用でき、また走行するウエブ紙をローラー外周面か
ら確実に浮上でき、印刷紙面を汚すことなく乾燥させ
る。 【解決手段】 ウエブ紙Wを案内するローラー外周面3
0に気体供給源に接続された多数の気体吹出し孔33を
有し、かつ回転可能に設けられた気体吹出しローラー3
と、気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しない側に設
けられ、この気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しな
い側の気体吹出し孔から吹き出される気体を回収すると
共に、この回収した気体をローラー外周面に沿って案内
されるウエブ紙のローラー外周面への案内開始位置と案
内終了位置に向けて吹き出すようにした気体回収手段4
とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷装置で印刷
し、印刷後のウエブ紙の印刷面をガイドローラーに巻き
巡らせて走行方向を変えたとき、印刷面を汚すことなく
ウエブ紙を案内するローラー装置と、この装置を有する
輪転機に関し、例えば、複数の印刷部を積み重ねたタワ
ー型多色印刷装置で印刷したウエブ紙上の画像を形成す
るインキを乾燥させる乾燥用ローラー装置として使用可
能なローラー装置と、この装置を有する輪転機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、印刷したウエブ紙をインキ乾
燥手段を経由させてから処理するようにした輪転機は、
特開平10−202839号公報(先行技術1)などに
示されているように多数知られている。また、印刷部の
下流に設け、印刷したウエブ紙の印刷面を汚さないよう
にするウエブ紙の方向転換手段については、特開平11
−207928号公報(先行技術2)及び特開平7−5
3102号公報(先行技術3)及び実開平5−2863
2号公報(先行技術4)に開示されているものがある。
【0003】先行技術1に記載されるものは、従来から
一般に行われていた大量の熱風式乾燥装置に替えて、画
像が印刷されたウエブ紙の走行経路中に加熱ローラーと
冷却ローラーを設けた構成とし、走行するウエブ紙がそ
れらのローラーの外周面の少なくとも4分の1と接触し
て巡るようになっている。そしてこの装置の加熱ローラ
ーは、内部に交流電流が供給されるコイルを内蔵した円
筒体で、ウエブ紙走行速度と相違する周速度で回転駆動
するようになっている。
【0004】また、先行技術2に記載されるものは、印
刷部の下流側の垂直上方に熱風乾燥装置を設けて、その
下流にウエブ紙の走行方向を水平方向へ変える非接触式
ガイドローラーを設け、更にその下流にウエブ紙の走行
方向を垂直下方に変える非接触式ガイドローラーを設
け、この非接触式ガイドローラーでその下方の冷却ロー
ラーによる冷却装置にウエブ紙を導くようになってい
る。そしてこの非接触式ガイドローラーの周速度は、ウ
エブ紙の走行方向にその速度の2分の1以下となるよう
になっている。
【0005】これらの非接触式ガイドローラーの外周面
は、多孔質の材料で形成され、印刷された走行紙の印刷
面が接触しないようにローラーの中空部に送られた空気
がローラー外周面の全面から吹き出るようになってい
る。また、ローラー外周面の全面から吹き出る空気量は
大変多く、かつローラー周速をウエブ紙の走行速度の2
分の1以下で回転させるための駆動機構が必要であっ
た。
【0006】先行技術3に記載されるものは、ウエブ紙
の転換方法が示されている。このウエブ紙の転換方法
は、走行するウエブ紙に対して直角方向に10マイクロ
メートル乃至30マイクロメートルの微細穴を多数有す
る燒結金属からなる中空のローラーであり、この微細穴
から加温された空気を吹き出させ、ローラー表面に空気
層を形成させてウエブ紙を接触させないようにしてい
る。そして、加温された空気をウエブ紙に吹き付けるこ
とによってウエブ紙の乾燥を同時に行うようにしたもの
である。
【0007】前記ローラーのウエブ紙に対向しない側に
関しては、単に「ウエブ紙の通過する領域のみ空気が吹
き出るようにして、その他の領域は空気の吹出しを遮断
するようにすることが好ましい。」とのみ記載されてい
るが、ローラーの全周面から吹き出す空気の処理につい
ては何ら具体的な開示がない。
【0008】先行技術4に記載されるものは、ウエブ紙
の走行経路中に設けたターンバーのウエブ紙に接する外
周面に複数の小穴を設け、その内径部に加圧した空気を
供給し、前記小穴から吹き出してウエブ紙を浮上させる
ようにしたターンバーにおいて、ターンバーのウエブ紙
に接触しない側にノズルが接続されたダクトを設け、タ
ーンバーの外周に巻き付き巻きほぐれるウエブ紙のその
位置に向け、ダクトを経由して供給される空気をダクト
開口部とターンバーの外周で形成されるノズルから吹き
出すようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】先行技術1に示される
ものでは、電流を流して発熱させる加熱ローラーをウエ
ブ紙の走行速度と相違する周速度で駆動し、かつウエブ
紙を加熱ローラーの外周面に少なくとも4分の1と接触
して巡るようになっているので、加熱ローラーの外周面
に接触しているウエブ紙上に形成されている軟化したイ
ンキが、ローラー表面で擦られて紙面を汚しやすいと共
に、その粘着力によって加熱ローラー表面に付着しやす
いという課題があった。また、加熱と冷却による乾燥手
段は、温度制御及び構造上複雑かつ大掛かりな装置であ
った。
【0010】先行技術2に示されるものでは、熱風乾燥
装置及び大径のローラーによる冷却装置と、それらの間
にウエブ紙を案内する多孔質の表面を有する非接触式ガ
イドローラーとがそれぞれ独立して設けられているの
で、前記乾燥装置及び冷却装置は大掛かりな装置とな
り、製造コストやランニングコストも嵩むという課題が
あった。また、非接触式ガイドローラーはウエブ紙の巡
らない部分から多量の無駄な空気が吹き出て、ローラー
を巡るウエブ紙をその外周面から浮上させることが困難
であるという課題があった。更に、ローラー周速度をウ
エブ紙の走行速度の2分の1以下とするために、必然的
にそのための駆動機構を要し、構造が複雑となってコス
ト高になるという課題があった。
【0011】先行技術3に示されるものでは、ガイドロ
ーラーが10マイクロメートル乃至30マイクロメート
ルの微細穴を多数有する燒結金属からなり、前記先行技
術2のガイドローラーと同様なものが示されている。ガ
イドローラの円筒部分が燒結金属で形成されているの
で、金属粒子間の結合力が弱く脆いという欠点を有し、
例えば新聞輪転機のような高速度で走行する幅広のウエ
ブ紙を案内するには、強度が不十分で高速度運転では使
用に耐えないという課題があった。
【0012】また、あたかもフィルターの如き10マイ
クロメートル乃至30マイクロメートルの微細穴から空
気を吹き出すようになっていることから、円筒内部から
微細穴が目詰まりしていくのは必然であった。その対策
のために、大掛かりな濾過装置を用いて清浄な加温空気
をローラーへ送り込むことが必要となるなど、多大のコ
ストが掛かるという問題があった。
【0013】更に、燒結成形によって形成される微細穴
は、ローラー全面にわたって均一にはなりにくく、吹出
し空気量が場所によって不均一になり、ウエブ紙のロー
ラー外周面からの浮上が不安定となってウエブ紙がロー
ラー外周面に接触し、軟化したインキが外周面に付着し
やすく、それがまたローラー外周面の微細穴を目詰まり
させてしまうという課題があった。これらによって清掃
や部材交換など広範囲にわたる大掛かりなメンテナンス
と多大なランニングコストを要するという課題があっ
た。
【0014】先行技術4に示されるものでは、固定され
ているターンバーの内径部に加圧した空気を供給し、ウ
エブ紙が巻き付いている側にのみ設けられた小穴から空
気を吹き出しウエブ紙を浮上させるようにし、ウエブ紙
に接しない側にノズルを設けるようにしていて、このノ
ズルから吹き出す空気を、ノズルに接続されたダクトを
経由してターンバーの内径部へ供給する空気とは別個に
供給するようにしているので、空気供給経路が2系統に
なると共に、ダクト及びその供給配管スペースが嵩むと
いう課題があった。
【0015】この発明は、下記に示すように前記従来の
技術が抱えていた課題を一挙に解決するもので、(1)
構成部材の簡素化と、大幅なコスト低減を図り、(2)
印刷紙面のインキ乾燥を促進してインキの擦れや付着を
なくして損紙を減少できると共に、印刷品質を向上で
き、(3)同一構造の気体吹き出しローラーを用い、熱
風及び冷風の使い分けによって、乾燥及び冷却を行い、
かつローラー外周面にインキが付着しないようにできる
と共に、ウエブ紙の確実な浮上を図ることができ、
(4)気体吹き出しローラーから吹き出される気体が、
加熱または冷却にすべて無駄なく有効に使用できて大幅
なランニングコストの低減を図ることができ、さらに
(5)高速運転に耐え、かつローラーの気体吹き出し孔
の目詰まりがなく、メンテナンスの容易化を図ることが
できるようにしたローラー装置及びこの装置を有する輪
転機を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係かるローラー装置は、ウエブ紙を案内す
るローラー外周面に気体供給源に接続された多数の気体
吹出し孔を有し、かつ回転可能に設けられた気体吹出し
ローラーと、気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しな
い側に設けられ、この気体吹出しローラーのウエブ紙を
案内しない側の気体吹出し孔から吹き出される気体を回
収すると共に、この回収した気体をローラー外周面に沿
って案内されるウエブ紙のローラー外周面への案内開始
位置と案内終了位置に向けて吹き出すようにした気体回
収手段とからなっている。
【0017】そして前記ローラー装置において、気体回
収手段が、気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しない
側でその外周面に沿うと共に、長手方向にわたって形成
された気体回収室と、気体回収室における気体吹出しロ
ーラーの外周面に沿う方向の両縁壁に気体回収室に貫通
して長手方向に多数設けられ、かつローラーの外周面に
沿って案内されるウエブ紙のローラーの外周面への案内
開始位置と案内終了位置に向けて設けられた気体吹出し
孔とを有する構成になっている。
【0018】そして又、前記気体回収手段に設けた気体
吹出し孔に気体吹出し量調整手段が設けられており、更
に前記気体吹出しローラーの外周面に開口した気体吹出
し孔が、気体吹出しローラーの外周面の法線に沿い、又
は法線に対してウエブ紙の案内方向の上流側に傾斜して
いる。
【0019】又、前記したローラー装置を有する輪転機
は、ウエブ紙を供給する供給装置と、ウエブ紙に画像を
印刷する印刷装置と、印刷したウエブ紙を処理する処理
装置とを具備し、更に、ウエブ紙の走行経路の印刷装置
の下流側に、ウエブ紙を案内するローラー外周面に気体
供給源に接続された多数の気体吹出し孔を有し、かつ回
転可能に設けられた気体吹出しローラーと、気体吹出し
ローラーのウエブ紙を案内しない側に設けられ、この気
体吹出しローラーのウエブ紙を案内しない側の気体吹出
し孔から吹き出される気体を回収すると共に、この回収
した気体をローラー外周面に沿って案内されるウエブ紙
のローラー外周面への案内開始位置と案内終了位置に向
けて吹き出すようにした気体回収手段とからなるローラ
ー装置を設け、印刷後のウエブ紙がこのローラー装置を
経由するようにした構成になっている。
【0020】そしてこの輪転機において気体回収手段
が、気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しない側でそ
の外周面に沿うと共に、長手方向にわたって形成された
気体回収室と、気体回収室における気体吹出しローラー
の外周面に沿う方向の両縁壁に気体回収室に貫通して長
手方向に多数設けられ、かつローラー外周面に沿って案
内されるウエブ紙のローラー外周面への案内開始位置と
案内終了位置に向けて設けられた気体吹出し孔とを有す
る構成になっており、又、前記気体回収手段に設けた気
体吹出し孔に気体吹出し量調整手段が設けられており、
更に、気体吹出しローラーの外周面に開口した気体吹出
し孔が、気体吹出しローラーの外周面の法線に沿い、又
は法線に対してウエブ紙の案内方向の上流側に傾斜して
いる。
【0021】
【作 用】この構成によれば、ローラー装置の気体吹
き出しローラーにて走行するウエブ紙が案内される。そ
してこの気体吹き出しローラーの外周面に設けた気体吹
出し孔より加熱又は冷却した空気を吹出すことにより、
気体吹出しローラーに巻き巡らせたウエブ紙の内側に加
熱又は冷却された気体層が形成されてウエブ紙は気体吹
出しローラーの外周面に対して浮き上がった状態で走行
されると共に、この間にウエブ紙に印刷されたインキが
加熱又は冷却されて乾燥される。
【0022】このとき、気体吹出しローラーのウエブ紙
が巡らない部分の外周面から吹き出た気体は気体回収手
段にて回収される。そしてこの回収された気体は気体回
収手段からローラー外周面を巡るウエブ紙の前後に形成
される三角状の空間に向けて送り込まれ、ローラー外周
面とウエブ紙との間に形成された気体層が効果的に閉じ
込められる。
【0023】これらの相乗効果によって供給気体の無駄
を省き、走行するウエブ紙を安定した状態でローラー外
周面から確実に浮上させることができると共に、加熱又
は冷却した気体を供給することによって印刷紙面を汚す
ことなく、乾燥させることができるので、ウエブ紙経路
の下流に設けられた処理装置から印刷品質の向上した印
刷物を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態におけるロ
ーラー装置及びこのローラー装置を有する輪転機につい
て、印刷装置下流のウエブ紙の走行経路に設けたローラ
ー装置、とりわけ乾燥用としてのローラー装置を有する
輪転機を示した図面に従って説明する。
【0025】図1に示す輪転機は、新聞などを印刷する
ことが可能な大型のオフセット輪転機であり、両面4色
印刷が可能な印刷装置11、両面2色印刷が可能な2台
の印刷装置12、これらにそれぞれウエブ紙Wを供給す
る3台の供給装置13及び印刷装置11、12で画像を
印刷された後、合流されたウエブ紙Wを切断して折り畳
み処理をする折畳装置である処理装置14を有し、更
に、各印刷装置11、12で画像を印刷したウエブ紙W
を処理装置14に向けて走行させる走行経路中に、印刷
後のウエブ紙Wの走行方向を変換するガイドローラー装
置と印刷後のウエブ紙Wを乾燥する乾燥用ローラー装置
とを兼ねるローラー装置2を有している。
【0026】このローラー装置2はローラー外周面に設
けた気体吹出し孔より熱風を吹き出すようにした加熱ロ
ーラー装置2aと、ローラー外周面から冷風を吹き出す
ようにした冷却ローラー装置2bからなり、これらを一
方だけ、あるいは双方を走行するウエブ紙の各方向転換
部に用いて印刷後のウエブ紙Wのインキを乾燥するもの
である。
【0027】このローラー装置2は、図2、図3並びに
図4乃至図6に示すように、加熱ローラー装置2a及び
冷却ローラー装置2bに共通する気体吹き出しローラー
3又は7のローラー外周面30又は70を巻き角θにわ
たって巡るウエブ紙Wを、ローラー外周面30又は70
の第1吹き出し孔33、…又は73、…とその周囲に設
けられた気体回収手段4の第2気体吹き出し孔43、…
から、例えば空気のような安全かつ安価な気体を熱風又
は冷風として吹き出して浮上させ、かつウエブ紙Wに転
移しているインキを乾燥させるもので、気体回収手段4
を有する加熱ローラー装置2a、冷却ローラー装置2
b、又はそれらの組合わせで構成される。例えば、その
組合わせは図1に示されるように、両面4色印刷が可能
な印刷装置11で印刷したウエブ紙Wの第1の方向転換
部に加熱ローラー装置2aを、そしてその下流の第2の
方向転換部に冷却ローラー装置2bを配置するように組
み合わされる。
【0028】同様に、両面2色印刷が可能な各印刷装置
12、12で印刷したウエブ紙Wの各第1の方向転換部
に加熱ローラー装置2a、2aを、そしてその下流の各
第2の方向転換部に冷却ローラ装置2b、2bを配置す
るように組み合わされる。
【0029】なお、吹き出される気体は、図示しない気
体供給源から気体吹出しローラー3又は7の中空部32
又は72に供給され、供給管路を通過中に適宜の手段に
より加熱又は冷却されるようになっている。
【0030】ローラー装置2は、ローラー外周面30又
は70を巡って走行するウエブ紙Wと共に回転する気体
吹出しローラー3又は7を有する。加熱ローラー装置2
aは、気体吹出しローラー3又は7のローラー外周面3
0又は70から吹き出す熱風と気体回収手段4によって
回収され吹き出す熱風とによって、ウエブ紙Wを浮上さ
せると共に、効果的に紙面のインキのいわゆる浸透乾燥
及び蒸発乾燥を促進させる。すなわち、ウエブ紙Wに印
刷された画像のインキ、例えば新聞輪転機に用いられる
インキは、顔料、樹脂、溶剤などからなり、特に溶剤と
しては沸点の高い溶剤が多く含まれているので、グラビ
ア用インキのように常温蒸発乾燥が可能なインキとは異
なり、常温では蒸発乾燥させることは期待できない。
【0031】したがって、常温ではウエブ紙Wに印刷さ
れた画像のインキは、インキ成分の溶剤などの低粘度成
分が紙に浸透して顔料などの高粘度成分が表面に残留す
る、いわゆる浸透乾燥によって定着するので、そのまま
ではインキの乾燥に時間がかかる。
【0032】そこで、気体回収手段4を有する加熱ロー
ラー装置2aを用いることによって、ウエブ紙Wに熱風
を効率的に吹き付けてウエブ紙Wとインキを昇温させ、
インキ成分中の樹脂や溶剤などの粘度を下げ、ウエブ紙
Wへの浸透を促進させると共に、常温では蒸発しにくか
った溶剤の蒸発をも促進させることができる。
【0033】一方、加熱ローラー装置2aで昇温された
浸透乾燥及び蒸発乾燥が進んできたウエブ紙Wのインキ
は、各ローラー間を走行中にその樹脂成分が十分冷えき
らずに軟化した状態で加熱ローラー装置2aの下流に設
けられた冷却ローラー装置2bに進入するので、気体回
収手段4を有する冷却ローラー装置2bは、ローラー外
周面30又は70から吹き出す略30セルシウス度以下
の冷風と気体回収手段4によって回収されてここより吹
き出す略30セルシウス度以下の冷風とによって、走行
中のウエブ紙Wをローラー外周面30又は70から浮上
させると共に、ローラー外周面30又は70を通過中に
ウエブ紙Wのインキを冷却し、軟化していた樹脂成分及
び蒸発しにくい高粘度溶剤を硬化させ紙面に定着させ
る。
【0034】走行中のウエブ紙Wは、これらのローラー
外周面30又は70に接触することはないので、ウエブ
紙Wの印刷面が汚れず、かつローラー装置2(2a、2
b)のローラー外周面30又は70も汚れない。
【0035】これらのローラー装置2(2a、2b)
は、ローラー外周面30又は70を巡るウエブ紙Wの巻
き角θが略30度乃至210度の範囲に対応するような
位置に設けられるようになっている。そしてその数及び
配置は、図1に示されるものに限定するものではなく、
この発明の目的に応じた適宜のものでよい。例えば、印
刷装置11又は12で印刷されウエブ紙Wが、その下流
の適宜な位置に設けられた第1のローラー装置2である
加熱ローラー装置2aを経て下流のガイドローラーなど
に達するまでに、十分な冷却が進行するようにガイドロ
ーラーなどを配置した輪転機では、下流の前記ガイドロ
ーラーなどで印刷したウエブ紙Wの紙面を汚すことはな
く、1つの加熱ローラー装置2aを設けるだけでよく、
乾燥用としてのローラー装置2を複数設ける必要はな
い。また、グラビア用インキのように常温で蒸発乾燥し
やすいインキを用いる輪転機では、印刷装置11又は1
2で印刷したウエブ紙Wの走行下流の適宜な位置に加熱
ローラー装置2aを1つ設けるだけで、印刷したウエブ
紙Wの紙面を乾燥させることができ、乾燥用としてのロ
ーラー装置2を複数設ける必要はない。
【0036】更に、気体吹き出しローラー3又は7に例
えば常温空気を供給し、ローラー外周面30又は70か
ら空気を吹き出すことによって、印刷後のウエブ紙Wの
汚れを防止するガイドローラーとして適宜に用いること
も可能である。
【0037】更にまた、気体吹出しローラー3又は7の
ローラー外周面30又は70が、インキなどに対して非
粘着性の高い材料で形成されていれば、ウエブ紙Wの静
止中に生じるインキなどの付着汚れを防止することも可
能である。
【0038】前記したように、加熱ローラー装置2aと
冷却ローラー装置2bは、各ローラーの表面に設けた気
体吹出し孔より熱風を吹き出させるか、冷風を吹き出さ
せるかの使い方に違いがあるだけで、その構成は同一に
なっている。以下に両ローラー装置2a、2bをローラ
ー装置2としてその実施態様を具体的に説明する。
【0039】ローラー装置2の第1の実施の形態を図
2、図3及び図7にて示す。なお図3の左側部分は図2
における矢視Aから見た長手方向断面の部分を示し、右
側部分は図2における矢視Bから見た長手方向断面の部
分を示すものである。そして図7は図3における矢視E
から見た気体回収室の取付け状態を示す。
【0040】ローラー装置2は、中空でかつ回転自在に
支持される気体吹出しローラー3と、気体回収手段4か
らなる。気体吹出しローラー3は、中空の外筒部材31
とその中を貫通し、両端をフレームF、Fに取り付けら
れている軸5とからなり、外筒部材31の内面と軸5の
間に中空部32が構成されている。外筒部材31の長手
方向両端部には、軸受6と密封部材61が設けられ、前
記中空部32の気密を保ちながら外筒部材31が軸5に
対して自由回転可能に支持されている。
【0041】軸5の軸端部はフレームF、Fにボルト5
1、51で取り付けられている。軸5の内部には、その
軸端部から中空部32と外部とを連絡する通気孔52が
設けられており、これの先端部が穴53にて中空部32
に通じている。この通気孔52の基端部で、かつ外筒部
材31の端部とフレームFとの間の適宜な位置に気体供
給接続口54が設けてあり、これに図示しない気体供給
源に通じる配管部材55が接続されている。気体吹き出
しローラー3の外筒部材31の長手方向全周にわたっ
て、中空部32からローラー外周面30に向けて貫通す
る多数の第1気体吹き出し孔33が設けられている。
【0042】気体吹出しローラー3は走行するウエブ紙
Wの走行方向に回転されるが、この気体吹出しローラー
3のローラー外周面30に設けられる第1気体吹出し孔
33は図2に示すようにローラー外周面30の略法線方
向乃至法線方向に対してウエブ紙Wの走行方向の上流側
に倒れる方向に略60度の範囲内の適宜な角度αに傾斜
されている。
【0043】第1気体吹出し孔33は、気体吹出しロー
ラー3の長手方向に長い長穴形状、あるいは図8に示す
ような丸穴形状とし、その形状、大きさ、数量及び配列
などは、ウエブ紙Wの幅や気体吹出しローラー3の直径
などにより適宜選択される。また、第1気体吹出し孔3
3の気体吹出しローラー3の長手方向の配列は、ウエブ
紙Wの幅を超えないように設けられ、気体吹出しローラ
ー3の長手方向にわたって均等に配列され、ウエブ紙W
の幅方向の両端部の気体が外部へ逃げて浮上しにくい場
合には、ウエブ紙Wの幅の端部付近を密にして他を均等
に配列する形態、又は前記端部付近の第1気体吹出し孔
33を大きく設ける形態に形成してもよい。
【0044】次に気体回収手段4について説明する。こ
の気体回収手段4は気体吹出しローラー3に巻き角θに
わたって巻き巡らされるウエブ紙Wと干渉しない位置、
すなわち気体吹出しローラー3のウエブ紙Wとの対向面
と反対側に設けられる。
【0045】気体回収手段4は、気体吹出しローラー3
の長手方向の面長と略等しく、ローラー外周面30に対
して離間し、ローラー外周面との間に気体回収室40を
形成する後壁41と、長手方向両端部に、ローラー外周
面30の周面に接触しない程度に近接して設けられて、
気体回収室40の長手方向両端側を閉じる側壁42、4
2と、気体回収室40のローラー外周面30の円周方向
両端部に、ローラー外周面30の周面に接触しない程度
に近接して設けられて気体回収室40の円周方向両端側
を閉じる第1・第2の縁壁44、45とからなってい
る。そしてこの気体回収手段4は、側壁42、42から
張り出した取付け部材46、46を介して軸5に取り付
けられた台座50、50にボルト47、47にて固定さ
れている。
【0046】気体回収手段4の第1・第2の縁壁44、
45には、ローラー外周面30と、これを巻き巡るウエ
ブ紙Wの走行方向の両側の内側にて形成されて、ローラ
ー外周面30とウエブ紙Wとで断面形状が三角形状(く
さび状)になっているウエブ紙Wのローラー外周面30
への案内開始位置と案内終了位置の空間S、Sに開口す
る第2気体吹出し孔43が、それぞれ気体回収室40に
通じて明けられて長手方向に複数個設けてある。そして
この各第2気体吹出し孔43は個々に気体回収室40に
通じて明けられている。この第2気体吹出し孔43の開
口形状は図3に示すように長穴形状に、あるいは図8に
示すように丸穴形状になっている。
【0047】前記各第2気体吹出し孔43には気体吹出
し量調整手段9が設けてある。この気体吹出し量調整手
段9は、各第2気体吹出し孔43を横切って第1・第2
の縁壁44、45の長手方向に貫通すると共に、各第2
気体吹出し孔43に対向する位置に切欠き93を設けた
調整軸91と、この調整軸91の一端側に設けられて側
壁42から外方へ突出する角変位調整部材92とからな
っている。そしてこの角変位調整部材92にて調整軸9
1を角変位することにより、各第2気体吹出し孔43の
開口面積が一斉に調整されるようになっている。
【0048】前記調整軸91の各切欠き93は、各第2
気体吹出し孔43が長穴形状であるときには、その長手
方向に対応するように調整軸91の長手方向に適宜な長
さで、かつ調整軸91の直径方向に適宜な深さで切り欠
かれている。また各第2気体吹出し孔43が丸穴形状の
ときは、前記各切欠き93は適宜な数の丸穴に対して1
つの切欠き93が対応するように切り欠かれる。そし
て、調整軸91の切り欠かれていない部分は、調整軸9
1が角変位調整部材92によって角変位されるときの角
変位案内部となっている。
【0049】角変位調整部材92を操作することによっ
て各第2気体吹出し孔43を遮るように設けられた調整
軸91の各切欠き93が角変位して、各第2気体吹出し
孔43からなる気体の通路を開閉、すなわち各第2気体
吹出し孔43の気体の通路の開閉部分に形成されたいわ
ゆるオリフィスを開閉するので、各第2吹き出し孔43
からの吹出し量を、また間接的にローラー外周面30の
各第1気体吹出し孔33からの吹出し量をそれぞれ適宜
な範囲で変えることが可能である。
【0050】例えば、各第2気体吹き出し孔43からの
吹出し量を変えずに、各第1吹出し孔33からの吹出し
量を増大させるときは、図示しない気体供給源からの供
給量を増やすと共に、前記角変位調整部材92を操作す
ることによって、前記各第2気体吹出し孔43のオリフ
ィスの面積を狭くするように調整すればよい。
【0051】また、その逆に各第1気体吹出し孔33か
らの吹出し量を変えずに各第2気体吹出し孔43からの
吹出し量を増やすときには、図示しない気体供給源から
の供給量を増やすと共に、前記角変位調整部材92を操
作することによって、前記各第2気体吹出し孔43のオ
リフィスの面積を広くするように調整すればよい。
【0052】気体回収手段4は、気体回収室40の側壁
42、42から張り出した取付け部材46、46を介し
て台座50、50にボルト47、47で固定され、図7
に示すように台座50が軸5に対して角変位可能にボル
ト48で固定されているので、気体回収手段4は、気体
吹出しローラー3のローラー外周面30に対して適宜な
位置に角変位させて設定することが可能である。
【0053】次に、ローラー装置2の第2の実施の形態
を図4乃至図6にて示す。なお図5の左側部分は図4に
おける矢視Cから見た長手方向断面の部分を示し、右側
部分は図4における矢視Dから見た長手方向断面の部分
を示すものである。そして図6は図4における矢視C側
から斜めに見た部分の破断形状を示す。
【0054】ローラー装置2は、中空部72を有する気
体吹出しローラー7と、気体回収手段4からなる。気体
吹出しローラー7は、その長手方向の端部に設けられた
軸8が軸受60、60を介して回転可能にしてフレーム
F、Fに取り付けられている。軸8の一方の端部には駆
動を可能にする場合に必要な被駆動部材として、例えば
歯車Hが取り付けられるようになっており、他方の端部
にはその中心部に気体吹出しローラー7の中空部に通気
孔82にてよって通じる気体供給接続口84が設けられ
ている。そしてこの気体供給接続口84には回転継手を
介して気体供給源に通じている配管部材(いずれも図示
せず)が接続されている。気体吹出しローラー7の外筒
部材71の長手方向全周にわたって、中空部72からロ
ーラー外周面70に向けて貫通する多数の第1気体吹出
し孔73が設けてある。
【0055】気体吹出しローラー7は走行するウエブ紙
Wの走行方向に回転されるが、この気体吹出しローラー
7のローラー外周面70に設けられる第1気体吹出し孔
73は図4に示すようにローラー外周面70の略法線方
向乃至法線方向に対してウエブ紙Wの走行方向の上流側
に倒れる方向に略60度の範囲内の適宜な角度αに傾斜
している。
【0056】第1気体吹出し孔73は、気体吹出しロー
ラー7の長手方向に長い長穴形状、あるいは図8に示す
ような丸穴形状とし、その形状、大きさ、数量及び配列
などは、ウエブ紙Wの幅や気体吹出しローラー7の直径
などにより適宜選択される。また、第1気体吹出し孔7
3の気体吹出しローラー7の長手方向の配列は、ウエブ
紙Wの幅を超えないように設けられ、気体吹出しローラ
ー7の長手方向にわたって均等に配列され、ウエブ紙W
の幅方向の両端部の気体が外部に逃げて浮上しにくい場
合には、ウエブ紙Wの幅の端部付近を密にして他を均等
にする形態、又は前記端部付近の第1気体吹出し孔73
を大きく設ける形態に形成してもよい。
【0057】図4乃至図6で示したこの第2の実施の形
態における気体回収手段4及び気体吹出し量調整手段9
は、図2、図3にて示した第1の実施の形態におけるも
のと同じ構成及び同じ作用をするようになっている。そ
して気体吹出しローラー7の側壁42、42から張り出
した取付け部材46、46は、フレームF、Fから張り
出した支持部材62、62に取り付けられた台座80、
80にボルト47、47で固定されている。
【0058】そして第1の実施の形態と同様に角変位調
整部材92を操作することによって、各第2気体吹出し
孔43からの吹出し量を、又間接的にローラー外周面7
0の各第1気体吹出し孔73からの吹出し量をそれぞれ
適宜な範囲で変えることが可能である。
【0059】例えば、前記第1の実施形態と同様に、各
第2気体吹出し孔43からの吹出し量を変えずに、各第
1吹出し孔73からの吹出し量を増大させるときは、図
示しない気体供給源からの供給量を増やすと共に、前記
角変位調整部材92を操作することによって、前記第2
気体吹出し孔43のオリフィスの面積を狭くするように
調整すればよい。
【0060】また、その逆に、各第1気体吹出し孔73
からの吹出し量を変えずに各第2気体吹出し孔43から
の吹出し量を増やすときは、図示しない気体供給源から
の供給量を増やすと共に、前記角変位調整部材92を操
作することによって、前記各第2気体吹出し孔43のオ
リフィスの面積を広くするように調整すればよい。
【0061】気体回収手段4は、気体回収室40の側壁
42、42から張り出した取付け部材46、46を介し
てフレームF、Fに固定された支持部材62、62に対
して角変位可能に取り付けられた台座80、80にボル
ト47、47で固定され、図7に示されているものと略
同様に、気体回収手段4は、気体吹出しローラー7のロ
ーラー外周面70に対して適宜な位置に角変位させて設
定することが可能である。
【0062】以上、この発明の構成によれば、ローラー
装置2を加熱ローラー装置2a又は冷却ローラー装置2
bとして用いる場合には、図示しない気体供給源に配管
接続し、例えば、管路通過中に適宜に加熱又は冷却され
て供給されてくる熱風又は冷風は、気体供給接続口54
又は84から中空部32又は72に供給され、ローラー
外周面30又は70を巡って走行するウエブ紙Wとロー
ラー外周面30又は70との間に気体層、例えば、空気
層を形成するように気体吹出しローラー3又は7に設け
られた多数の第1気体吹出し孔33、…又は73、…か
ら一斉に吹き出される。
【0063】他方、ウエブ紙Wが巡らない部分のローラ
ー外周面30、70から吹き出す熱風又は冷風は、一旦
気体回収手段4の気体回収室40に回収される。そし
て、気体回収手段4に設けられた気体吹出し量調整手段
9によって気体吹出し量が調整された熱風又は冷風は、
第2気体吹き出し孔43、…からローラー外周面30又
は70を巡るウエブ紙Wの前後に形成されるローラー外
周面30又は70との三角状断面の空間S、Sに向けて
無駄なく、再び吹き出される。
【0064】走行中のウエブ紙Wがローラー外周面30
又は70の案内開始位置(入口)では、外部からの空気
の誘い込み現象によって空気流が乱れ、三角状断面の空
間Sでの気圧の変動、低下が生じる。同様に、案内終了
位置(出口)では、外部への空気層からの空気の吐き出
し現象によって空気流が乱れ、空間Sでの気圧の変動、
上昇が生じる。前記入口ではウエブ紙Wが吸い寄せられ
る傾向となり、出口では膨らむ傾向となってその各部分
で微小な振れを呈し、安定した空気層が確保されない
が、第2気体吹出し孔43、…から空間S、Sに空気を
強制的に吹き出すことによって、空間S、Sにおける気
圧変動の影響が打ち消される。
【0065】そして、この空気の吹き付けによって、同
時に乾燥又は冷却が促進されている。すなわち、この第
2気体吹出し孔43、…から吹き出された空気は、ウエ
ブ紙Wの走行方向のローラー外周面30又は70とウエ
ブ紙Wとの間に形成される空気層の前後でエアーカーテ
ンを形成するよう作用して、三角状断面の空間S、Sに
おける空気流の乱れを防止し、ローラー外周面30又は
70とウエブ紙Wとの間に形成される空気層を安定させ
る。
【0066】これらの熱風及び冷風が、ウエブ紙Wの紙
面をむらなく加熱及び冷却させるので、オフセット印刷
などにおける湿し水などの水分とインキ溶剤の蒸発乾燥
を加熱ローラー装置2aで促進させると共に、インキを
軟化させて浸透乾燥を促進させ、それらを併せ持ちなが
ら走行しているウエブ紙Wを冷却ローラー装置2bで冷
却させてインキを硬化させ乾燥定着させることができる
ようになった。
【0067】したがって、気体吹出しローラー3又は7
の第1気体吹出し孔33、…又は73、…からウエブ紙
Wに直接吹き出す空気と、気体回収手段4を経由してそ
の第2気体吹出し孔43、…から吹き出す空気との相乗
効果によって、加熱ローラー装置2a又は冷却ローラー
装置2bに供給される空気が有効に無駄なく使用される
ので、空気吹出し消費量が少なくて済み、省エネルギー
を図ることができるようになった。
【0068】また、ウエブ紙Wのローラー外周面30又
は70に対する巻き角θが小さくなるほど吹き出された
空気は、前記の入口及び出口などから外部に直ちに排出
されやすく、ウエブ紙Wとローラー外周面30又は70
との間に安定した空気層を得にくい。そこで、ウエブ紙
Wの走行方向に対して逆らう方向に向けて空気を吹き付
ける、いわゆる向かい風のようにして紙面に吹き付ける
ことによって、ウエブ紙Wを浮上させると共に、ウエブ
紙Wとローラー外周面30又は70との間の空気をより
滞留させることが可能となった。
【0069】すなわち、第1気体吹出し孔33又は73
の吹出し角度αをローラー外周面30又は70の略法線
方向乃至法線方向に対してウエブ紙Wの走行方向の上流
側に倒れるように略60度の範囲内の適宜な角度に設
け、この第1気体吹出し孔30又は73より吹き出る空
気をウエブ紙Wに吹き付けることにより、ウエブ紙Wの
表面の紙繊維による微細な凹凸が、吹き出した空気の流
れに抵抗を与え、ローラー外周面30又は70とウエブ
紙Wとの間に形成される微小な厚さの空気層の空気の流
出を阻止するようになって、ウエブ紙Wとローラー外周
面30又は70との間に空気層が滞留しやすくなった。
気体吹き出しローラー3又は7から吹き出される空気が
ウエブ紙Wに略直角乃至ウエブ紙Wの走行方向に対して
逆らう方向に吹き付けられることになるので、ウエブ紙
Wの巻き角θが大きいほど吹き出された空気が閉じ込め
られやすくなって、ウエブ紙Wとローラー外周面30又
は70との間に生じる空気層が形成しやすくなった。
【0070】そして、ウエブ紙Wがローラー外周面30
又は70から安定して浮上するようになったので、ロー
ラー外周面30又は70がインキによって汚れなくな
り、折畳装置から排出されてくる新聞など印刷物の損紙
が減少し、かつ印刷品質の向上が図れ、メンテナンス作
業も容易となった。
【0071】更に、印刷装置11又は12の下流に設け
られた第1のローラー装置2を経たウエブ紙Wのインキ
が、その下流に設けられたガイドローラーなどに至るま
での間に十分な乾燥が進行するようにした輪転機、又は
グラビア用インキのように、常温蒸発乾燥しやすいイン
キを用いる輪転機では、前記第1のローラー装置2、す
なわち加熱ローラー装置2aのみでこの発明目的を容易
に達成することができる。
【0072】加えて、この発明の構成によれば、設置場
所の制約をほとんど受けることなく、図1に示すように
ウエブ紙Wのインキ乾燥を小型かつ簡素なローラー装置
2、…によって行えるので、設置スペースが少なく、か
つ省エネルギー化したタワー型輪転機を安価に構成する
ことができた。
【0073】更にまた、この発明のローラー装置は、図
示しない気体供給源から常温の気体を供給し、ウエブ紙
Wを浮上させて案内するガイドローラーとして使用する
ことも可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、前記したように構成し
たことにより以下のような作用効果を得ることができ
た。
【0075】(1)乾燥用としてのローラー装置の構成
が極めて簡素化できたので、大幅なコスト削減が図れ
た。 (2)ローラー外周面や印刷紙面のインキ汚れがなくな
り、損紙が減少し、かつ印刷品質が向上した。 (3)同一構造のローラー装置を、ガイドローラーを兼
ねながら加熱ローラー装置又は冷却ローラー装置として
使い分けることができるので、輪転機の小型化が可能と
なった。 (4)気体吹出しローラから吹き出す気体を、ウエブ紙
の浮上及び乾燥のために無駄なく有効に使用でき、吹出
し気体の消費量が減少したので、省エネルギー性が極め
て高く、かつ加熱及び冷却に要するランニングコストを
大幅に低減することができた。 (5)ローラー外周面とウエブ紙との間に安定した気体
層が得られ、ローラー外周面に汚れが付着せず、かつ気
体吹出し孔の目詰まりが起こらず、メンテナンスが極め
て容易となった。 (6)気体吹出しローラーは、ウエブ紙Wを浮上させる
のでガイドローラーとして使用する場合でも、印刷紙面
に汚れ防止を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における新聞などを印刷
可能な大型オフセット輪転機の構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態におけるローラー
装置の長手方向に直角の断面図である。
【図3】図2における矢印Aと矢印Bから見た部分の長
手方向断面図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態におけるローラー
装置の長手方向に直角な断面図である。
【図5】図4における矢印Cと矢印Dから見た部分の長
手方向断面図である。
【図6】図4における矢印C側から斜めに見た部分断面
斜視図である。
【図7】図3における矢印E側から見た気体回収室の取
付け説明図である。
【図8】この発明の第1・第2の実施の形態における他
形状の気体吹出し孔を示す配列説明図である。
【符号の説明】
11…両面4色印刷が可能な印刷装置、12…両面2色
印刷が可能な印刷装置、13…給紙装置、14…処理装
置(折畳装置)、2…ローラー装置、2a…加熱ローラ
ー装置、2b…冷却ローラー装置、3…第1の実施の形
態に係る気体吹出しローラー、30…ローラー外周面、
31…外筒部材、32…中空部、33…第1気体吹出し
孔、4…気体回収手段、40…気体回収室、41…気体
回収室の後壁、42…側壁、43…第2気体吹出し孔、
44…第1縁壁、45…第2縁壁、46…取付け部材、
47,48…ボルト、5…第1の実施の形態に係る軸、
50…台座、51…ボルト、52…通気孔、53…穴、
54…気体供給接続口、55…配管部材、6…軸受、6
0…軸受、61…密封部材、62…支持部材、7…第2
の実施の形態に係る気体吹出しローラー、70…ローラ
ー外周面、71…外筒部材、72…中空部、73…第1
気体吹出し孔、8…第2の実施の形態に係る軸、80…
台座、82…通気孔、84…気体供給接続口、9…気体
吹出し量調整手段、91…調整軸、92…角変位調整部
材、93…調整軸の切欠き、F…フレーム、W…ウエブ
紙、α…第1気体吹出し孔の吹出し角度、θ…ウエブ紙
の巻き角。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブ紙を案内するローラー外周面に気
    体供給源に接続された多数の気体吹出し孔を有し、かつ
    回転可能に設けられた気体吹出しローラーと、 気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しない側に設けら
    れ、この気体吹出しローラーのウエブ紙を案内しない側
    の気体吹出し孔から吹き出される気体を回収すると共
    に、この回収した気体をローラー外周面に沿って案内さ
    れるウエブ紙のローラー外周面への案内開始位置と案内
    終了位置に向けて吹き出すようにした気体回収手段とか
    らなることを特徴とするローラー装置。
  2. 【請求項2】 気体回収手段が、気体吹出しローラーの
    ウエブ紙を案内しない側でその外周面に沿うと共に、長
    手方向にわたって形成された気体回収室と、 気体回収室における気体吹出しローラーの外周面に沿う
    方向の両縁壁に気体回収室に貫通して長手方向に多数設
    けられ、かつローラー外周面に沿って案内されるウエブ
    紙のローラー外周面への案内開始位置と案内終了位置に
    向けて設けられた気体吹出し孔とを有していることを特
    徴とする請求項1記載のローラー装置。
  3. 【請求項3】 気体回収手段に設けた気体吹出し孔に気
    体吹出し量調整手段が設けられていることを特徴とする
    請求項2記載のローラー装置。
  4. 【請求項4】 気体吹出しローラーの外周面に開口した
    気体吹出し孔が、気体吹出しローラーの外周面の法線に
    沿い、又は法線に対してウエブ紙の案内方向の上流側に
    傾斜していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか1項に記載のローラー装置。
  5. 【請求項5】 ウエブ紙を供給する供給装置と、ウエブ
    紙に画像を印刷する印刷装置と、印刷したウエブ紙を処
    理する処理装置とを具備し、更に、 ウエブ紙の走行経路の印刷装置の下流側に、ウエブ紙を
    案内するローラー外周面に気体供給源に接続された多数
    の気体吹出し孔を有し、かつ回転可能に設けられた気体
    吹出しローラーと、気体吹出しローラーのウエブ紙を案
    内しない側に設けられ、この気体吹出しローラーのウエ
    ブ紙を案内しない側の気体吹出し孔から吹き出される気
    体を回収すると共に、この回収した気体をローラー外周
    面に沿って案内されるウエブ紙のローラー外周面への案
    内開始位置と案内終了位置に向けて吹き出すようにした
    気体回収手段とからなるローラー装置を設け、印刷後の
    ウエブ紙がこのローラー装置を経由するようにしたこと
    を特徴とする輪転機。
  6. 【請求項6】 気体回収手段が、気体吹出しローラーの
    ウエブ紙を案内しない側でその外周面に沿うと共に、長
    手方向にわたって形成された気体回収室と、気体回収室
    における気体吹出しローラーの外周面に沿う方向の両縁
    壁に気体回収室に貫通して長手方向に多数設けられ、か
    つローラー外周面に沿って案内されるウエブ紙のローラ
    ー外周面への案内開始位置と案内終了位置に向けて設け
    られた気体吹出し孔とを有していることを特徴とする請
    求項5記載の輪転機。
  7. 【請求項7】 気体回収手段に設けた気体吹出し孔に気
    体吹出し量調整手段が設けられていることを特徴とする
    請求項6記載の輪転機。
  8. 【請求項8】 気体吹出しローラーの外周面に開口した
    気体吹出し孔が、気体吹出しローラーの外周面の法線に
    沿い、又は法線に対してウエブ紙の案内方向の上流側に
    傾斜していることを特徴とする請求項5乃至請求項7の
    いずれか1項に記載の輪転機。
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