JP2010089421A - 乾燥装置、インキ供給装置および防爆方法 - Google Patents

乾燥装置、インキ供給装置および防爆方法 Download PDF

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勝彦 武田
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Abstract

【課題】防爆仕様を満たし安全性に優れた乾燥装置およびインキ供給装置を提供する。
【解決手段】印刷したウェブWのインキを乾燥可能な乾燥部において、ウェブWにエアーを吹付け可能なエアーノズル42と、インキの溶媒を気化させるべく、エアーノズル42へ向けて供給されるエアーを加熱可能な電熱ヒータ40と、エアーノズル42から吹き付けられたエアーを回収するエアー回収流路R1と、回収したエアーを電熱ヒータ40を介してエアーノズル42へ向けて送風するエアー送風流路R2と、から成るエアー循環流路R内において、エアーを循環させる循環ブロア41と、エアー循環流路R内にフレッシュエアーを供給可能なフレッシュエアー供給ブロア88と、を備え、フレッシュエアー供給ブロア88は、エアー循環流路R内の溶媒濃度に応じて、フレッシュエアーを供給する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、装置内の気中に、気化したインキの溶媒が含まれる乾燥装置、インキ供給装置および防爆方法に関するものである。
従来、可燃性の有機溶剤を用いた湿式クリーニングを行うスクリーン印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このスクリーン印刷装置は、吐出孔を介して有機溶剤を吐出する空圧駆動の溶剤吐出ポンプと、溶剤吐出ポンプへの空圧供給を制御する空圧供給制御弁と、空圧供給制御弁の動作回数をカウントする回数カウンタと、空圧供給制御弁の駆動源となる電源を遮断する電源遮断器とを備えている。そして、スクリーン印刷装置は、回数カウンタによりカウントされた動作回数が安全上の観点から規定される上限回数を超えている場合に、電源遮断器を遮断させることで空圧供給制御弁の駆動を停止させることにより、溶剤吐出ポンプによる有機溶剤の吐出を停止させている。これにより、スクリーン装置は、規定量以上の有機溶剤が吐出されることはないため、防爆仕様を満たす機器となっている。
特開2006−7462号公報
ところで、印刷装置に用いられるインキは溶媒および溶質から構成されており、溶媒として、例えば、アルコール等の有機溶媒が用いられている。このとき、インキを供給するインキ供給装置やインキを乾燥させる乾燥装置等の各種機器において、インキの溶媒が気化することにより、気化した溶媒が装置内に滞留する虞がある。このため、滞留した溶媒の爆発を未然に防ぐべく、各種機器を防爆仕様にする必要がある。
そこで、本発明は、防爆仕様を満たし安全性に優れた乾燥装置およびインキ供給装置を提供すると共に、乾燥装置およびインキ供給装置の作動時における防爆方法を提供することを課題とする。
本発明の乾燥装置は、印刷処理した印刷済み用紙のインキを乾燥可能な乾燥装置において、印刷済み用紙にエアーを吹付け可能なエアーノズルと、インキの溶媒を気化させるべく、エアーノズルへ向けて供給されるエアーを加熱可能な加熱手段と、エアーノズルから吹き付けられたエアーを回収するエアー回収経路と、回収したエアーを加熱手段を介してエアーノズルへ向けて送風するエアー送風経路と、から成る循環経路内において、エアーを循環させる送風手段と、循環経路内にフレッシュエアーを供給可能なフレッシュエアー供給手段と、を備え、フレッシュエアー供給手段は、循環経路内の溶媒濃度に応じて、フレッシュエアーを供給することを特徴とする。
この場合、循環経路内の溶媒濃度を検出可能な溶媒濃度検出手段と、溶媒濃度の検出結果に基づいて、フレッシュエアー供給手段から供給するフレッシュエアーのエアー供給量を制御可能なエアー供給制御手段と、をさらに備えたことが、好ましい。
この場合、フレッシュエアー供給手段は、循環経路内の溶媒濃度が予め設定された所定濃度を下回る所定のエアー供給量となるように、循環経路内にフレッシュエアーを供給していることが、好ましい。
本発明のインキ供給装置は、インキを貯留可能なインキ槽と、インキ層に貯留したインキを、回転することによりインキ供給経路の下流側へ向けて供給可能なインキ供給ローラと、インキ槽内のエアーを換気可能な換気手段と、を備えたことを特徴とする。
この場合、換気手段は、インキ槽内に形成された吸気口を介してエアーを供給可能なエアー供給手段と、インキ槽内に形成された排気口を介してエアーを排気可能なエアー排気手段とを備えていることが、好ましい。
この場合、排気口に連通し、排気口から排気されたエアーが流れる排気流路をさらに備え、排気口は、インキ槽に複数形成され、排気流路は、複数の排気口に連通した複数の分岐排気管と、複数の分岐排気管に連通した合流排気管とを備えていることが、好ましい。
この場合、排気口は、幅広に形成されていることが、好ましい。
この場合、エアー排気手段は、エアーに含まれるインキの溶媒を浄化可能なフィルターを有していることが、好ましい。
本発明の防爆方法は、印刷処理した印刷済み用紙のインキを乾燥する乾燥装置によるインキ乾燥時の防爆方法において、エアーを加熱すると共に加熱したエアーを印刷済み用紙へ向けて送風するエアー送風経路と、印刷済み用紙に送風されたエアーを回収するエアー回収経路と、からなるエアーの循環経路内に、循環経路内のインキの溶媒濃度に応じて、フレッシュエアーを供給することを特徴とする。
本発明の他の防爆方法は、インキを貯留可能なインキ槽と、インキ槽に貯留したインキを、回転することによりインキ供給経路の下流側へ向けて供給可能なインキ供給ローラと、を備えたインキ供給装置によるインキ供給時の防爆方法において、インキ槽内のエアーを換気することを特徴とする。
請求項1の乾燥装置および請求項10の防爆方法によれば、送風手段により循環経路内においてエアーを循環させると、エアーノズルから吹き付けられる熱風により気化したインキの溶媒濃度は、循環経路内において高くなってゆく。このとき、循環経路内の溶媒濃度に応じてフレッシュエアー(例えば、外気)を循環経路内に供給することで、循環経路内の溶媒濃度を低下させることができる。これにより、溶媒が爆発する危険性を低減することができるため、乾燥装置を防爆仕様とすることができる。
請求項2の乾燥装置によれば、循環経路内の溶媒濃度を検出し、この検出結果に基づいて、フレッシュエアーのエアー供給量を可変させることで、爆発する恐れのない溶媒濃度を維持することができる。
請求項3の乾燥装置によれば、溶媒濃度検出手段は、溶媒濃度を検出するにあたり、エアーの温度に合わせて溶媒濃度を補正する必要がある。このとき、エアーが加熱されて高温である場合、エアーの温度は上下し易いため、検出誤差が出てしまう虞があるが、加熱される前のエアーは低温であり、エアーの温度は上下し難いため、検出精度を確保することができる。また、溶媒濃度検出手段を高温対応とする必要がないため、溶媒濃度検出手段を安価なものとすることができる。
請求項4の乾燥装置によれば、フレッシュエアーのエアー供給量を所定のエアー供給量とすることで、循環経路内の溶媒濃度を爆発する恐れのない溶媒濃度に維持することができる。このため、装置構成を簡易なものとすることができ、製造コストを抑制することが可能となる。なお、所定濃度とは、爆発する恐れのない溶媒濃度であり、所定のエアー供給量とは、循環経路内の溶媒濃度が爆発する恐れのない溶媒濃度となるようなエアー供給量である。
請求項5のインキ供給装置および請求項11の防爆方法によれば、インキ槽内のエアーを換気することで、インキ槽内のエアーの溶媒濃度を低下させることができる。これにより、溶媒が爆発する危険性を低減することができるため、インキ供給装置を防爆仕様とすることができる。
請求項6のインキ供給装置によれば、インキ槽内へエアーを積極的に供給することができると共に、インキ槽外へエアーを積極的に排気することができる。
請求項7のインキ供給装置によれば、排気口のインキ詰まりを抑制することができる。つまり、任意の排気口は他の排気口と排気流路を介して連通しているため、任意の排気口にインキが流入しても、任意の排気口にインキが詰まることはない。
請求項8のインキ供給装置によれば、排気口は幅広に形成されているため、エアーの排気を良好に行うことができる。
請求項9のインキ供給装置によれば、フィルターによりインキの溶媒を浄化することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る乾燥装置、インキ供給装置および防爆方法について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
ここで、図1は、実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機の一部を表した概略構成図であり、図2は、実施例1に係る下地剤塗布装置を表した概略構成図である。また、図3は、下地剤塗布装置の冷却部周りにおける断面図であり、図4は、下地剤塗布装置のインキ供給部周りを表した概略構成図である。さらに、図5は、下地剤塗布装置のインキ供給槽周りを表した概略構成図であり、図6は、下地剤塗布装置の乾燥部周りを表した概略構成図である。
本発明に係る乾燥装置およびインキ供給装置は、新聞用オフセット輪転印刷機1の下地剤塗布装置10に適用されている。先ず、図1を参照して、新聞用オフセット輪転印刷機1について説明する。新聞用オフセット輪転印刷機1(以下、輪転印刷機と言う)は、ウェブWの搬送方向の上流側から、複数(図示では1台)の給紙装置と、複数(図示では1台)のインフィード装置6と、複数(図示では1台)の下地剤塗布装置10と、複数(図示では1台)の印刷装置7と、を備えている。そして、輪転印刷機1は、印刷対象物であるウェブW(用紙)を搬送しながら、このウェブWに下地処理を行い、下地処理後のウェブWに印刷を行っている。
各給紙装置5は、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Pを保持する保持アーム15を備えており、この保持アーム15を回動させることで、巻取紙Pを給紙位置に臨ませることができる。また、各給紙装置には、図示しない紙継装置がそれぞれ設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Pが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Pに対して、待機位置にある巻取紙Pを紙継することができる。
各インフィード装置6は、図示しない駆動モータにより回転駆動するインフィードローラ20と、径方向に移動してダンサー圧を調整するダンサーローラ21とを有しており、インフィードローラ20およびダンサーローラ21は、ウェブWに転接して配設されている。このため、インフィードローラ20は、回転することによりウェブWを下流側の下地剤塗布装置10へ向けて搬送し、ダンサーローラ21は、ダンサー圧を調整することによりウェブWのテンションを調整している。
詳細は後述するが、各下地剤塗布装置10は、搬送されるウェブWに下地剤を塗布し、この後、下地剤を乾燥させることで、ウェブWに下地処理を施すものである。
各印刷装置7は、例えば、両面4色印刷を行う多色刷両面印刷装置である。各印刷装置7は、搬送されるウェブの両面に転接する一対のブランケット胴25,25と、一対のブランケット胴25,25にそれぞれ転接する一対の版胴24,24と、各版胴24にインキを供給可能な各種インキローラ(図示省略)とを備え、これら一組を一色分として、計4組設けられている。なお、印刷装置7として、多色刷両面印刷装置に限らず、両面2色印刷を行う2色刷両面印刷装置、両面単色印刷を行う単色刷両面印刷装置や、一面4色または2色印刷を行う多色刷片面印刷装置など印刷物に応じて適宜使い分けてもよい。
また、図示は省略するが、複数の印刷装置7の下流側にはウェブパス装置が配設され、ウェブパス装置の下流側には折機が配設されている。
ウェブパス装置は、ウェブWの搬送方向(縦方向)に沿ってその幅方向(横方向)の中央部で裁断する複数のカッタと、裁断したウェブWの搬送経路を設定する多数のターンバーが設けられている。従って、各印刷装置7で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパス装置にて、カッタにより縦裁断されると共に、ターンバーにより搬送経路が変更され、所定の順番に重ね合わせられる。
折機は、ウェブパス装置から重ね合わせられた複数のウェブWが導入されると、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして所望の折帳(新聞:印刷物)を形成し、この折帳を排紙している。
ここで、輪転印刷機1による一連の印刷動作について説明する。先ず、各給紙装置から各インフィード装置6を介して各下地剤塗布装置10に各ウェブWが供給されると、各下地剤塗布装置10では、各ウェブWに対して下地処理が行われる。続いて、各下地剤塗布装置10から各印刷装置7に、下地処理後のウェブWが供給されると、各印刷装置7では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が両面に行われる。次に、各印刷装置7で印刷が施された複数のウェブWは、ウェブパス装置において、カッタにより縦裁断されると共に、走行ルートが変更され、それぞれ所定の順番に重ね合わせられる。そして、ウェブパス装置により重ね合わされた複数のウェブWが折機に導入されると、重ね合わされた複数のウェブWは、縦折りされた後、所定の長さで横裁断され、横折りされて所望の折帳が作成され、この後、この折帳は排紙される。
次に、乾燥装置およびインキ供給装置が適用された下地剤塗布装置について説明する。下地剤塗布装置10は、ウェブWの片面(表面または裏面)に下地剤を塗布する塗布部30と、塗布した下地剤を冷却する冷却部31と、冷却した下地剤を乾燥させる乾燥部32(乾燥装置)とを備えており、これら各部30,31,32間には、ウェブWの搬送方向を変更可能な複数のガイドローラ33が配設されている。このとき、下地剤として、例えば、白色インキが用いられており、白色インキは、温度によってその粘性が変化する。具体的に、白色インキで構成された下地剤は、温度が低ければ低いほどその粘度は高粘度となり、温度が高ければ高いほどその粘度は低粘度となる。また、下地剤は、溶媒と溶質から構成され、溶媒として、例えば、アルコール等の可燃性の有機溶媒が用いられている。
塗布部30は、ウェブWに下地剤を塗布する版胴34と、ウェブWを挟んで版胴34に対接する圧胴35と、版胴34に下地剤(白色インキ)を供給するインキ供給部37(インキ供給装置)とを備えている。また、インキ供給部37は、版胴34に転接すると共に下地剤を供給するインキ供給ローラ36と、インキ供給ローラ36に供給する下地剤を貯留するインキ供給槽38(インキ槽)とを有している。このとき、版胴34は、例えば、ゴムローラで構成され、インキ供給ローラ36は、例えば、アニロックスローラで構成されている。従って、塗布部30は、インキ供給槽38に貯留した下地剤を下地剤供給ローラ36により版胴34へ供給し、下地剤が供給された版胴34を圧胴35と同期させて回転させる。これにより、塗布部30に導入されたウェブWは、版胴34および圧胴35に挟み込まれながら、ウェブWの片面に下地剤が転写される。
乾燥部32は、下地剤が転写されたウェブWの塗布面を乾燥させるものであり、熱源となる電熱ヒータ40(加熱手段)と、電熱ヒータ40により発生させた熱をウェブWに向けて送風する循環ブロア41(送風手段)と、循環ブロア41により送られてきた熱風をウェブWに吹き付けるための複数のエアーノズル42と、ウェブWを挟んで複数のエアーノズル42に対向して設けられたガイドプレート43とを備えている。
複数のエアーノズル42は、ウェブWの塗布面側に配設され、ウェブWの搬送方向に列設されている。ガイドプレート43は、方形板状に構成され、ウェブWの非塗布面側に配設され、ウェブWの搬送方向へ延在するように配設されている。循環ブロア41は、その吸込口にエアー回収流路R1が連通しており、その吹出口にエアー送風流路R2が連通している。エアー回収流路R1は、複数のエアーノズル42から吹き出された熱風を回収すべく、その一端を複数のエアーノズル42近傍に配設しており、その他端を循環ブロア41の吸込口に接続している。また、エアー送風流路R2は、循環ブロア41から吹き出されたエアーを複数のエアーノズル42に導くべく、その一端を複数のエアーノズル42に接続しており、その他端を循環ブロア41の吹出口に接続している。そして、このエアー送風流路R2には、上記の電熱ヒータ40が介設されている。よって、エアー回収流路R1およびエアー送風流路R2は、乾燥部32においてエアーを循環させるエアー循環流路Rとして構成されている。
従って、乾燥部32は、循環ブロア41の吹出口からエアーが送風されると、送風されたエアーは電熱ヒータ40を通過することで熱風となり、この後、熱風が各エアーノズル42を介してウェブWに吹き付けられる。そして、ウェブWに吹き付けられた熱風は、ウェブWに塗布された下地剤の溶媒を揮発させることにより、下地剤を乾燥させる。続いて、揮発した溶媒を含む熱風は、エアー回収流路R1を介して循環ブロア41に回収され、回収されたエアーは、循環ブロア41により再び電熱ヒータ40へ向けて送風される。
図3に示すように、冷却部31は、圧胴35の軸心に配設した通水管45と、通水管45に冷却水を供給する冷却水供給部46と、を備えている。通水管45は、圧胴35内部の軸心に配設した圧胴側通水管47と、圧胴側通水管47の両側にロータリジョイント48を介して連結された固定通水管49,49とで構成されている。このため、冷却水供給部46から供給された冷却水は、圧胴35が回転しても、通水管45の外部に漏出しないように構成されている。これにより、冷却水により冷却された圧胴35は、冷却ローラとして機能する。
複数のガイドローラ33は、塗布部30の上流側、塗布部30と乾燥部32との間、および乾燥部32の下流側にそれぞれ配設されており、搬送されるウェブWの搬送方向を変更して案内している。
ここで、下地剤塗布装置10による一連の下地処理動作について説明する。下地剤塗布装置10にウェブWが導入されると、ウェブWの一方の片面(表面)には、版胴34により下地剤が転写される。一方で、ウェブWの他方の片面(裏面)は、圧胴35により冷却される。続いて、下地剤が塗布されたウェブWは、各ガイドローラ33にガイドされながら乾燥部32に導入される。乾燥部32に導入されたウェブWの塗布面には、複数のノズル42から熱風が吹き当てられる。これにより、塗布面の下地剤は、その溶媒が揮発して乾燥し、以上をもって下地処理が完了する。そして、下地処理後のウェブWは、下流側の印刷装置7へ向けて搬送される。
ところで、上記の下地剤塗布装置10の塗布部30におけるインキ供給部37において、インキ供給槽38内のエアーは、インキ供給槽38に貯留したインキの溶媒が気化してしまうことにより、エアーの溶媒濃度が高くなってしまう。このため、実施例1のインキ供給部37では、インキ供給槽38内のエアーを換気している。また、上記の下地剤塗布装置10の乾燥部32において、エアー循環流路R内のエアーは、気化したインキの溶媒を熱風と共に回収することにより、エアーの溶媒濃度が高くなってしまう。このため、実施例1の乾燥部32では、エアー循環流路R内にフレッシュエアーを供給している。以下、図4および図5を参照して、インキ供給部37について具体的に説明した後、図6を参照して、乾燥部32について具体的に説明する。
上記したようにインキ供給部37は、インキ供給ローラ36と、インキ供給槽38とを有している。ここで、図4および図5に示すように、インキ供給槽38は、インキ供給ローラ36に対向して設けられた前面プレート50と、前面プレート50からインキ供給ローラ36に向けて先細りとなるように突出して配設された一対の上下ブレード51,52と、前面プレート50の両側に配設された一対の側面プレート54,54とで形成されている。
前面プレート50は、インキ供給ローラ36に向けて凸となる略断面C字状に形成されており、その前面には、インキ供給ローラ36に向けて先細りとなる一対の上下テーパー部55,56が形成され、その背面には、後述するインキ回収槽60が形成されている。また、前面プレート50には、一対のインキ回収口61,61が形成されており、一対のインキ回収口61,61は、インキ供給槽38の上方両側に形成されている。これにより、インキ供給槽38内のインキは、各インキ回収口61,61を介してインキ回収槽60へ回収される。さらに、前面プレート50には、下地剤が供給される一対のインキ供給口62,62が形成されており、一対のインキ供給口62,62は、インキ供給槽38の下方両側に形成されている。このとき、各インキ供給口62,62には、インキを供給するインキ供給流路I1の一端がそれぞれ接続されている。
一対の上下ブレード51,52は、その上ブレード51の基端側が、前面プレート50の上テーパー部55に固定され、その下ブレード52の基端側が、前面プレート50の下テーパー部56に固定されており、断面ハ字状に配設されている。上ブレード51の先端は、回転するインキ供給ローラ36に付着した下地剤を回収しており、下ブレード52の先端は、回転するインキ供給ローラ36に付着させる下地剤の厚さを均一にしている。
一対の側面プレート54,54のうち、その一方の側面プレート54には、インキ供給槽38内へエアーを吸気するための吸気口65が形成され、その他方の側面プレート54には、インキ供給槽38内のエアーを排気するための排気口66が形成されている。そして、吸気口65には、エアーを供給するための換気ブロア67(エアー供給手段)がエアー供給流路R4を介して接続されると共に、排気口66には、エアーを排気するための排気ファン68(エアー排気手段)がエアー排気流路R5を介して接続されている。なお、吸気口65および排気口66は、インキ供給槽38内におけるインキの液面よりも上方となるように一対の側面プレート54,54にそれぞれ形成されている。
また、前面プレート50の背面側には、背面プレート70が設けられている。背面プレート70は、前面プレート50の背面側を覆うように配設され、また、その両側を上記した一対の側面プレート54,54で囲むことで、インキ回収槽60を形成している。このインキ回収槽60は、前面プレート50に形成した一対のインキ回収口61,61を介して、インキ供給槽38に連通している。また、背面プレート70の下方には、インキを回収するためのインキ排出口71が形成されており、インキ排出口71には、インキを排出するインキ排出流路I2の一端が接続されている。
従って、インキ供給流路I1から一対のインキ供給口62,62を介してインキ供給槽38にインキが供給されると、インキ供給槽38内のインキの液面は上昇しようとするが、供給されて増加した分のインキは、一対のインキ回収口61,61を介してインキ回収槽60に回収される。これにより、インキの液位は一定に維持される。また、インキ回収槽60に回収されたインキは、インキ排出口71を介してインキ排出流路へ排出される。
また、換気ブロア67および排気ファン68を作動させると、換気ブロア67から供給されたエアーは、エアー供給流路R4を通過すると共に、吸気口65を介してインキ供給槽38内に流入する。また、インキ供給槽38内に流入したエアーは、排気ファン68によりインキ供給槽38から排気口66を介して流出し、エアー排気流路R5を通過して排気される。これにより、換気ブロア67および排気ファン68を作動させることで、インキ供給槽38内のエアーを換気することができる。すなわち、換気ブロア67および排気ファン68は、換気手段として機能させることができる。なお、換気ブロア67および排気ファン68は、これらを制御可能な換気制御部75に接続されており、換気制御部75は、インキ供給槽38内の溶媒濃度が爆発の恐れがない所定の溶媒濃度となるように、所定間隔毎に換気ブロア67および排気ファン68を作動させている。なお、インキ供給槽38内の溶媒濃度を検出する溶媒濃度検出センサを配設し、溶媒濃度検出センサによる検出結果に基づいて、換気制御部75により換気ブロア67および排気ファン68を制御してもよい。
次に、図6を参照して、乾燥部32について具体的に説明する。上記したように乾燥部32は、電熱ヒータ40と、循環ブロア41と、複数のエアーノズル42と、を備えており、エアー回収流路R1およびエアー送風流路R2によりエアー循環流路Rが構成されている。
電熱ヒータ40と複数のエアーノズル42との間のエアー送風流路R2には、第1流量調整弁81が介設されており、第1流量調整弁81は、エアー送風流路R2を開閉自在に構成されている。また、乾燥部32は、エアー送風流路R2および電熱ヒータ40の間のエアー送風流路R2と、エアー回収流路R1と、を接続するエアーバイパス流路R6が配設されており、エアーバイパス流路R6には、第2流量調整弁82および第3流量調整弁83がそれぞれ介設されている。第2流量調整弁82および第3流量調整弁83は、エアーバイパス流路R6を開閉自在に構成されている。そして、第1流量調整弁81、第2流量調整弁82、第3流量調整弁83およびエアーバイパス流路R6は、乾燥部32の予熱を行うために用いられている。なお、第1流量調整弁81、第2流量調整弁82および第3流量調整弁83は、弁制御部90に接続されている。
弁制御部90により第1流量調整弁81を閉弁すると共に、第2流量調整弁82および第3流量調整弁83を開弁した状態で、電熱ヒータ40および循環ブロア41を作動させると、循環ブロア41から吹き出されたエアーは、エアー送風流路R2を通って電熱ヒータ40へ送られる。電熱ヒータ40へ送られたエアーは暖められた後、エアーバイパス流路R6を通って、再び循環ブロア41へ送られる。つまり、循環ブロア41と電熱ヒータ40との間でエアーを循環させることにより、エアーを所定の温度、すなわち下地剤を乾燥可能な温度まで上昇させている。
また、循環ブロア41近傍のエアー回収流路R1には、フレッシュエアー供給ブロア88が接続されており、フレッシュエアー供給ブロア88とエアー回収流路R1との間の流路には、第4流量調整弁84とフィルター89とがそれぞれ介設されている。フレッシュエアー供給ブロア88は、エアー回収流路R1内にフレッシュエアー、すなわちインキの溶媒が混入していないエアーを供給することで、エアー循環流路R内の溶媒濃度を低下させることができる。第4流量調整弁84は、フレッシュエアー供給ブロア88から供給されるエアー供給量を調整可能に構成され、弁制御部90により制御されている。フィルター89は、フレッシュエアー供給ブロア88から供給されたフレッシュエアーに混入した塵埃を除去している。また、循環ブロア41と電熱ヒータ40との間のエアー送風流路R2には、流路内の溶媒濃度を検出可能な溶媒濃度検出センサ85が介設され、溶媒濃度検出センサ85は弁制御部90に接続されている。
つまり、溶媒濃度検出センサ85は、フレッシュエアー供給ブロア88によるフレッシュエアーの供給後で、かつ電熱ヒータ40によるエアーの加熱前となるエアー送風流路Rに介設されている。このため、溶媒濃度検出センサ85は、高温となるエアーから溶媒濃度を検出することがなく、低温となるエアーから溶媒濃度を検出するため、精度良く溶媒濃度を検出することができる。また、溶媒濃度検出センサ85を高温対応とする必要がないため、溶媒濃度検出センサ85を安価なものとすることができる。
従って、弁制御部90は、乾燥部32の予熱が完了すると、第1流量調整弁81を開弁すると共に、第2流量調整弁82および第3流量調整弁83を閉弁する。これにより、ウェブWには、複数のエアーノズル42から熱風が吹き付けられる。ウェブWに熱風が吹き付けられると、ウェブWに塗布された下地剤の溶媒は揮発し、揮発した溶媒を含む熱風は、エアー回収流路R1を介して循環ブロア41に回収される。回収された熱風は、循環ブロア41によりエアー送風流路R2を介して電熱ヒータ40に送られ、電熱ヒータ40は回収された熱風を暖め直す。電熱ヒータ40に暖め直された熱風は、再度、複数のエアーノズル42から吹き出される。
ここで、複数のエアーノズル42から吹き出された熱風をエアー回収流路を介して回収する際、複数のエアーノズル42から吹き出された全ての熱風を循環ブロア41に回収することはできないため、フレッシュエアー供給ブロア88は、少なくとも回収できなかった分のエアーをエアー回収流路R1に供給している。
ところで、上記した熱風の循環をエアー循環流路R内で行うと、エアー循環流路R内において溶媒濃度が徐々に上昇する。このため、弁制御部90は、溶媒濃度検出センサ85により検出した溶媒濃度に基づいて、第4流量調整弁84を制御している。これにより、フレッシュエアー供給ブロア88から供給されるエアー供給量を適宜調整することができるため、検出される溶媒濃度を所定の溶媒濃度、すなわち爆発する恐れのある溶媒濃度よりも小さくすることができる。具体的に、溶媒濃度検出センサ85により検出した溶媒濃度が所定の溶媒濃度に到達しようとすると、弁制御部90は、第4流量調整弁84を開弁側へ制御し、フレッシュエアー供給ブロア88から供給されるエアー供給量を増加させる。エアー回収流路R1内に供給されるフレッシュエアーのエアー供給量が増加すると、エアー循環流路R内の溶媒濃度は希釈される。
以上の構成によれば、溶媒濃度検出センサ85により検出した溶媒濃度が所定の溶媒濃度に到達しようとすると、フレッシュエアー供給ブロア88によりフレッシュエアーのエアー供給量を増加させて、エアー循環流路R内の溶媒濃度を低下することができるため、乾燥部を防爆しようとすることができる。
なお、実施例1では、溶媒濃度検出センサ85を設け、溶媒濃度検出センサ85の検出結果に基づいて、フレッシュエアーのエアー供給量を可変させたが、溶媒濃度検出センサ85を廃した構成とし、フレッシュエアーのエアー供給量を、エアー循環流路R内の溶媒濃度が爆発する恐れのない溶媒濃度となるような所定のエアー供給量とするように構成してもよい。これによれば、装置構成を簡易なものとすることができ、製造コストを抑制することが可能となる。なお、所定のエアー供給量は、予め実験等により求められる。
また、インキ供給部37のインキ供給槽38内のエアーを換気することができ、インキ供給槽38内のエアーの溶媒濃度を低下させることができるため、インキ供給部37を防爆仕様とすることができる。
次に、図7を参照して、実施例2に係る下地剤塗布装置10のインキ供給部105について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図7は、実施例2に係る下地剤塗布装置のインキ供給槽周りを表した概略構成図である。実施例1に係る下地剤塗布装置10のインキ供給部37おいて、排気口66はインキ供給槽38の片側の側面プレート54に1つ形成されたが、実施例2に係る下地剤塗布装置10のインキ供給部105おいて、排気口102は前面プレート50に複数形成されている。
具体的に、複数の排気口102は、インキ供給槽38における前面プレート50のインキ液位の上方に形成され、貯留したインキの液面に沿って列設されている。そして、複数の排気口102と排気ファン68とを接続するエアー排気流路R5は、複数の排気口102に連通する複数の分岐排気管100と、複数の分岐排気管100に連通した合流排気管101と、を有している。このとき、各分岐排気管100は、各排気口102から上方に向かって延在するように配設されている。
以上の構成によれば、複数の排気口102のうち、所定の排気口102にインキが流入しても、所定の排気口102は、各分岐排気管100および合流排気管101を介して、他の排気口102と連通しているため、流入したインキは、インキ供給槽38内へ返流させる、すなわちインキ抜きを行うことができる。これにより、複数の排気口102へのインキ詰まりを抑制することができる。
次に、図8を参照して、実施例3に係る下地剤塗布装置10のインキ供給部135について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図8は、実施例3に係る下地剤塗布装置のインキ供給槽周りを表した概略構成図である。実施例1に係る下地剤塗布装置10のインキ供給部37おいて、排気口66はインキ供給槽38の片側の側面プレート54に1つ形成されたが、実施例3に係る下地剤塗布装置10のインキ供給部135おいて、排気口130は、幅広のスリット開口となっており、前面プレート50に形成されている。
具体的に、排気口130は、インキ供給槽38における前面プレート50のインキ液位の上方に形成され、貯留したインキの液面に沿って延在する幅広のスリット開口となっている。そして、排気口130と排気ファン68とを接続するエアー排気流路R5は、エアー流れの下流側に向かって幅狭となるダクト形状となっている。また、排気ファン68近傍のエアー排気流路R5の内部には、浄化フィルター131が配設されており、浄化フィルター131は、例えば、活性炭素繊維で構成され、溶媒を浄化可能に構成されている。
以上の構成によれば、排気口130は、幅広のスリット開口となっているため、インキ供給槽38内のエアー流れを好適にすることができる。また、エアー排気流路R5の内部に浄化フィルター131を配設したことで、浄化フィルター131を通過したエアーに含まれる溶媒を低減することができる。なお、浄化フィルター131は、実施例1および実施例2のエアー排気流路に介設してもよい。
以上のように、本発明に係る乾燥装置、インキ供給装置および防爆方法は、気化したインキの溶媒濃度を低下させる場合に適している。
実施例1の新聞用オフセット輪転印刷機の一部を表した概略構成図である。 実施例1に係る下地剤塗布装置を表した概略構成図である。 下地剤塗布装置の冷却部周りにおける断面図である。 下地剤塗布装置のインキ供給部周りを表した概略構成図である。 実施例1に係る下地剤塗布装置のインキ供給槽周りを表した概略構成図である。 下地剤塗布装置の乾燥部周りを表した概略構成図である。 実施例2に係る下地剤塗布装置のインキ供給槽周りを表した概略構成図である。 実施例3に係る下地剤塗布装置のインキ供給槽周りを表した概略構成図である。
符号の説明
1 輪転印刷機
6 インフィード装置
7 印刷装置
10 下地剤塗布装置
30 塗布部
31 冷却部
32 乾燥部
33 ガイドローラ
34 版胴
35 圧胴
36 インキ供給ローラ
37 インキ供給部
38 インキ供給槽
40 電熱ヒータ
41 循環ブロア
42 複数のエアーノズル
43 ガイドプレート
45 通水管
46 冷却水供給部
60 インキ回収槽
65 吸気口
66 排気口
67 換気ブロア
68 排気ファン
75 換気制御部
85 溶媒濃度検出センサ
88 フレッシュエアー供給ブロア
90 弁制御部
100 分岐排気管
101 合流排気管
102 排気口(実施例2)
130 排気口(実施例3)
131 浄化フィルター
W ウェブ
R エアー循環流路
R1 エアー回収流路
R2 エアー送風流路
R4 エアー供給流路
R5 エアー排気流路
R6 エアーバイパス流路

Claims (11)

  1. 印刷処理した印刷済み用紙のインキを乾燥可能な乾燥装置において、
    前記印刷済み用紙にエアーを吹付け可能なエアーノズルと、
    前記インキの溶媒を気化させるべく、前記エアーノズルへ向けて供給されるエアーを加熱可能な加熱手段と、
    前記エアーノズルから吹き付けられたエアーを回収するエアー回収経路と、回収したエアーを前記加熱手段を介して前記エアーノズルへ向けて送風するエアー送風経路と、から成る循環経路内において、エアーを循環させる送風手段と、
    前記循環経路内にフレッシュエアーを供給可能なフレッシュエアー供給手段と、を備え、
    前記フレッシュエアー供給手段は、前記循環経路内の溶媒濃度に応じて、フレッシュエアーを供給することを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記循環経路内の溶媒濃度を検出可能な溶媒濃度検出手段と、
    前記溶媒濃度の検出結果に基づいて、前記フレッシュエアー供給手段から供給するフレッシュエアーのエアー供給量を制御可能なエアー供給制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記溶媒濃度検出手段は、前記フレッシュエアー供給手段によるフレッシュエアーの供給後で、かつ前記加熱手段によるエアーの加熱前となる循環経路に介設されていることを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
  4. 前記フレッシュエアー供給手段は、前記循環経路内の溶媒濃度が予め設定された所定濃度を下回る所定のエアー供給量となるように、前記循環経路内にフレッシュエアーを供給していることを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  5. インキを貯留可能なインキ槽と、
    前記インキ槽に貯留したインキを、回転することによりインキ供給経路の下流側へ向けて供給可能なインキ供給ローラと、
    前記インキ槽内のエアーを換気可能な換気手段と、を備えたことを特徴とするインキ供給装置。
  6. 前記換気手段は、前記インキ槽内に形成された吸気口を介してエアーを供給可能なエアー供給手段と、前記インキ槽内に形成された排気口を介してエアーを排気可能なエアー排気手段とを備えていることを特徴とする請求項5に記載のインキ供給装置。
  7. 前記排気口に連通し、前記排気口から排気されたエアーが流れる排気流路をさらに備え、
    前記排気口は、前記インキ槽に複数形成され、
    前記排気流路は、前記複数の排気口に連通した複数の分岐排気管と、前記複数の分岐排気管に連通した合流排気管とを備えていることを特徴とする請求項6に記載のインキ供給装置。
  8. 前記排気口は、幅広に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のインキ供給装置。
  9. 前記エアー排気手段は、前記エアーに含まれる前記インキの溶媒を浄化可能なフィルターを有していることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載のインキ供給装置。
  10. 印刷処理した印刷済み用紙のインキを乾燥する乾燥装置によるインキ乾燥時の防爆方法において、
    エアーを加熱すると共に加熱したエアーを印刷済み用紙へ向けて送風するエアー送風経路と、印刷済み用紙に送風されたエアーを回収するエアー回収経路と、からなるエアーの循環経路内に、前記循環経路内のインキの溶媒濃度に応じて、フレッシュエアーを供給することを特徴とする防爆方法。
  11. インキを貯留可能なインキ槽と、前記インキ槽に貯留したインキを、回転することによりインキ供給経路の下流側へ向けて供給可能なインキ供給ローラと、を備えたインキ供給装置によるインキ供給時の防爆方法において、
    前記インキ槽内のエアーを換気することを特徴とする防爆方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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