JP2001179889A - 壁紙用基材及び壁紙 - Google Patents

壁紙用基材及び壁紙

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JP2001179889A JP36647399A JP36647399A JP2001179889A JP 2001179889 A JP2001179889 A JP 2001179889A JP 36647399 A JP36647399 A JP 36647399A JP 36647399 A JP36647399 A JP 36647399A JP 2001179889 A JP2001179889 A JP 2001179889A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性に優れ、施工可能時間が長くて施工上
の作業効率が良好であり、しかも安価な壁紙用基材及び
壁紙を提供すること。 【解決手段】 本発明の壁紙用基材は、レーヨン繊維を
50mass%以上含む、面密度が30〜100g/m
2の絡合不織布と、面密度が80g/m2以上の裏打ち紙
とが、ポリオレフィン系熱可塑性フィルム状樹脂で接着
一体化された壁紙用基材であり、この壁紙用基材の透湿
度が250〜1000g/m2・24hrのものであ
る。本発明の壁紙は上記壁紙用基材を使用したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の内装材として
使用する壁紙用基材及び壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物居室に使用する壁紙はビニー
ル壁紙が一般的であった。ビニール壁紙は裏打ち紙に発
泡性塩化ビニル樹脂ペーストをコーティングしたり、裏
打ち紙に発泡性塩化ビニル樹脂フィルムを接着した後、
模様を印刷し、更に発泡性塩化ビニル樹脂ペースト又は
フィルムを加熱発泡させながらエンボスロール間を通
し、エンボス模様を形成させて製造していた。このため
ビニール壁紙は適度なボリューム感、意匠性、耐久性、
防汚性、防炎性があり、施工上の作業効率が良好で、し
かも安価である。
【0003】しかしながら、ビニール壁紙は分子構造中に塩
素を含む塩化ビニルを主成分としているため、使用時に
は問題が無くとも廃棄時に焼却させるとダイオキシン類
などの有害なガスを発生すると指摘されている。また、
火災時には多量の塩化水素ガスなどの有害ガスを発生す
るという問題もかかえている。このような環境や安全性
の問題から、塩化ビニルに代わる非ハロゲン素材からな
る壁紙が求められている。
【0004】このため、塩化ビニル素材に代わる非ハロゲン
素材として紙や不織布など種々材料が検討されている。
中でも不織布は用途毎の要求性能に合わせて、繊維や製
造法を変えることが出きるため有望な素材である。しか
しながら、不織布単体では模様の印刷時に伸びて模様が
ずれたりするため壁紙の製造が困難であり、また、一般
的な壁紙施工は水性の接着剤が使用されるため、ビニー
ル壁紙と同様に裏打ち紙がある方が好ましい。このた
め、不織布は裏打ち紙と接着剤で一体化した壁紙用基材
とした後、印刷加工や表面仕上げ処理を行った壁紙も提
案されている。
【0005】この不織布を使用した壁紙として、例えば実公
平5―24519には、繊維ウェブを高圧水流で繊維を
絡合させた不織布と難燃紙等の裏打ち紙とを接着した壁
紙が提案されている。この壁紙は繊維が嵩高な状態で絡
合されており、反発弾性があり、感触の良い壁紙であ
り、表面を印刷することで装飾効果がさらに高まるもの
である。また、特許公報第2965926号には、壁紙
用原紙の片面に、塩素を含まない有機繊維からなるパン
チング不織布を接着剤で接着した後、この不織布面に熱
成形可能な温度に加熱されたエンボスローラを圧接して
凹凸模様を形成する壁紙の製造法が提案されている。
【0006】これらいずれの方法においても実際には繊維が
絡合された不織布と裏打ち紙を水性の液状接着剤などで
貼り合わせているため、通気性のある壁紙である。この
ため、特に親水性であるレーヨンを含む不織布を使用し
た壁紙は、周囲が高湿度の時は湿気を吸収し、乾燥時に
は湿気を自然放出する事で湿度調整が出来、結露による
水滴発生が少ない壁紙である。しかしながら、通気性の
ある壁紙を建物に施工する際には、壁紙の裏面(裏打ち
紙)に水性の接着剤を塗布してから接着剤が乾燥してし
まい、壁等に貼り付けられなくなるまでの時間、すなわ
ち施工可能時間が短く、施工に手間が掛かるという問題
があった。この施工可能時間が短い原因は、裏打ち紙に
施工用の水性接着剤を塗布したとき、接着剤中の水分が
裏打ち紙層へ浸透し、浸透した水分は裏打ち紙から更に
不織布面へと短時間に移動し、壁紙表面(不織布)から
水分の蒸発が多くなるために、接着剤の乾燥が促進され
るためである。
【0007】これを改善するため、例えば特許公報第254
0209号には、天然、合成繊維よりなる不織布、織
物、編物、糸を乾燥皮膜が25℃の測定で2000g/
2・24hr以下の透湿度を持つエマルジョンを用い
て裏打ち紙と結合された壁紙が開示されている。ここに
記載の発明は接着剤として特定のエマルジョンを用いる
ことにより、施工時における接着剤の乾燥性を制御する
ものである。しかしながら、実際には接着剤の塗布量を
乾燥後において80g/m2程度という大量に必要とし
ている。そのため、この方法は重量の重い織物に対して
は有効であるが、面密度が100g/m2以下程度の比
較的軽い絡合不織布と裏打ち紙を、このように大量な接
着剤を使用して接着すると、接着剤が不織布中に浸透し
てしまって不織布中の繊維間を接着するため、不織布の
柔軟な風合いを失わせるものであった。
【0008】また、特願平8−292191号には、セルロ
ースを主体とする不織布などと裏打ち材とを、難燃処理
された溶剤系接着剤でラミネートした壁紙が提案されて
いる。この方法によれば、少量の接着樹脂で通気性を持
たせながら施工可能時間を長く出来ることが示されてい
る。しかし難燃処理された溶剤系接着剤は高価であり、
また有害な溶剤を扱うためラミネート加工に特殊な設備
を必要とするため、高価なものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、柔軟性に優れ、
施工可能時間が長くて施工上の作業効率が良好であり、
しかも安価な壁紙用基材及び壁紙を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、レーヨン繊維を50m
ass%以上含む、面密度が30〜100g/m2の絡
合不織布と、面密度が80g/m2以上の裏打ち紙と
が、ポリオレフィン系熱可塑性フィルム状樹脂(以下、
「フィルム状樹脂」という)で接着一体化された壁紙用
基材であり、この壁紙用基材の透湿度が250〜100
0g/m2・24hrの壁紙用基材は、前記課題を解決
できることを見い出したのである。つまり、本発明の壁
紙用基材はフィルム状樹脂により絡合不織布と裏打ち紙
とが接着されているため、フィルム状樹脂が絡合不織布
内に浸透しておらず、絡合不織布の柔軟な風合いを損な
うことがない。また、本発明の壁紙用基材はフィルム状
樹脂により絡合不織布と裏打ち紙とが接着されているた
め、裏打ち紙に水性接着剤を塗布しても、接着剤中の水
分が裏打ち紙層から更に絡合不織布面へと短時間に移動
しないため、接着剤の乾燥を遅くすることができる、つ
まり施工可能時間を長くすることができる。更には、本
発明の壁紙用基材はフィルム状樹脂により絡合不織布と
裏打ち紙とが接着されていれば良く、特殊なフィルム及
び設備を必要としないため安価なものである。
【0011】本発明の壁紙は上記壁紙用基材を使用したもの
であるため、柔軟性に優れ、施工可能時間が長くて施工
上の作業効率が良好であり、しかも安価である。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明による壁紙用基材の絡合
不織布はレーヨン繊維を50mass%以上含んでお
り、また絡合したものである。つまり接着剤を使用して
いないためレーヨン繊維の持つ光沢性を維持している。
さらに、レーヨン繊維は親水性で、表面処理を施すこと
なく印刷できるため、意匠性を向上させる事が出きる。
また、合成繊維に比べて燃焼時のエネルギーが低く、さ
らに発煙性も低いため、壁紙としての防炎性能を得るこ
とが容易である。
【0013】本発明におけるレーヨン繊維とは、再生セルロ
ースよりなり、親水性や光沢感を持つ人造繊維で、例え
ば、普通のビスコースレーヨン、ポリノジックレーヨ
ン、キュプラなどをいう。
【0014】このようなレーヨン繊維100mass%から
絡合不織布が構成されていると、光沢感があり、また防
炎性能もより優れている。例えば、裏打ち紙として実質
的に難燃材を含まない一般紙を用いても、ポリオレフィ
ン系のフィルム状樹脂を用いて接着一体化した壁紙用基
材は、難燃剤加工を施さなくても壁紙に求められる防炎
性を得ることができる。しかしながら、レーヨン繊維は
絡合不織布中50mass%以上含まれていれば良く、
60mass%以上含まれているのがより好ましく、7
0mass%以上含まれているのが更に好ましく、前述
のように100mass%からなるのが最も好ましい。
【0015】このレーヨン繊維以外の繊維としては、例え
ば、高融点成分からなる芯成分と低融点成分からなる鞘
成分からなる熱接着性繊維を使用することができる。例
えば、この熱接着性繊維50mass%未満(0%を越
える)とレーヨン繊維50mass%以上(100%未
満)とを混合した繊維ウェブを、流体流(例えば、水
流)で繊維同士を絡合させた後、熱接着性繊維の低融点
成分の融点以上、高融点成分の軟化点以下の温度で熱処
理すれば、同時に繊維間が熱接着されて、摩擦強度の強
い絡合不織布となるため、結果として表面摩耗性の高い
壁紙とすることができる。また、上記の熱接着性繊維を
混合した絡合不織布を使用した壁紙用基材は、熱接着性
繊維の低融点成分の融点以上に加熱した後、直ちに低融
点成分の融点以下の温度のエンボスロール間を通すこと
により、エンボス加工することも出来る。エンボス加工
性をさらに上げるため、前記のような熱接着性繊維を多
く含む層と前記のような熱接着性繊維の少ない層とを有
する絡合不織布とし、この絡合不織布の熱接着性繊維を
多く含む層側を壁紙用基材の表面側に位置させることも
できる。本発明の絡合不織布を構成する繊維は前記のよ
うなレーヨン繊維や熱接着性繊維に限定されず、例え
ば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維、
ポリプロピレン繊維などの剛性のある合成繊維、或いは
各種機能を有する機能性繊維(例えば、抗菌性繊維、脱
臭性繊維、マイナスイオン発生繊維、遠赤外線発生繊
維、光触媒混合繊維など)を混合することもできる。
【0016】これら繊維の繊維長は特に限定するものではな
いが、繊維長が25mm以上の繊維長の長い繊維である
と、繊維長の短いパルプ繊維などを抄紙した紙と全く異
なる柔らかい感触を持つ壁紙とすることができる。
【0017】本発明の壁紙用基材を構成する絡合不織布は文
字通り絡合した不織布であり、例えば、水流などの流体
流の作用で繊維が絡合した不織布である。この流体流に
より絡合させる方法によれば、比較的低面密度の繊維ウ
ェブを嵩高な状態で絡合することが出来る。また、流体
を噴出するノズルピッチを調整したり、流体流を作用さ
せる際に繊維ウェブを支持する支持体の目開きを調整す
ることにより、凹凸模様を付けることが出来る。例え
ば、この絡合不織布の凹凸模様が織物調であれば、織物
壁紙に近い高級感のあるものとなる。本発明の絡合不織
布の面密度は30〜100g/m2である。面密度が3
0g/m2未満であると、壁紙の化粧層として意匠性や
ボリュウーム感が不足し、また面密度が100g/m2
を越えると、流体流の作用で繊維を充分に絡合させるこ
とが困難で、耐摩耗性が悪くなる傾向にあるためで、よ
り好ましい面密度は35〜80g/m2である。
【0018】本発明の壁紙用基材は前述のような絡合不織布
と裏打ち紙とが接着一体化されたものである。この裏打
ち紙としては、ビニール壁紙、紙壁紙或いは織物壁紙な
どの裏打ち紙として通常使用されている紙を使用するこ
とができる。しかし、前述のように面密度が30〜10
0g/m2の絡合不織布は粗い構造のものであるため、
裏打ち紙と接着一体化した壁紙用基材は壁面施工下地に
対する隠蔽効果の低いものである。そのため、壁面施工
下地に対する隠蔽性に優れるように、ビニール壁紙で使
用されている裏打ち紙より重い、面密度が80g/m2
以上の裏打ち紙を使用する。より好ましくは面密度が9
0g/m2以上の裏打ち紙を使用する。他方、裏打ち紙
の面密度が150g/m2を越えると、壁紙施工時や壁
紙加工時の作業性が劣る傾向があるため、150g/m
2以下であるのが好ましく、130g/m2以下であるの
がより好ましい。この裏打ち紙として、不透明度(JI
S−P―8138で測定した値)が95%以上のものを
使用すれば、壁面施工下地に対する隠蔽性を更に向上さ
せることができる。また、壁紙に仕上げる際における印
刷などの化粧を濃色とするなど、化粧層によって壁面施
工下地に対する隠蔽性を更に向上させることもできる。
なお、本発明の絡合不織布はレーヨン繊維を含んでいる
ため、水を含むと伸びる。そのため、壁紙として施工し
た後における目開きを防止するために、裏打ち紙とし
て、水中伸度が2%以下のものを使用するのが望まし
い。この裏打ち紙の水中伸度(S)は次の式から得られ
る値をいう。 水中伸度(S)={(B−A)/A}×100 ここでAは裏打ち紙を水中に浸漬する前の幅方向(長手
方向に対して直角方向)における長さを意味し、Bは裏
打ち紙を30分間水中に浸漬した後の幅方向における長
さを意味する。
【0019】前述のような絡合不織布と裏打ち紙とを接着一
体化するフィルム状樹脂はポリオレフィン系のものであ
り、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂などの樹脂からなる。
これらポリオレフィン系樹脂は燃焼エネルギーや発煙量
が低く、燃焼したときに有害なガスを発生しない。ま
た、汎用的な樹脂で安価であり、レーヨン繊維を50m
ass%以上含む絡合不織布と裏打ち紙とを、少量の樹
脂量で接着する事が出来る。このためレーヨン繊維を5
0mass%以上含む絡合不織布に難燃処理を施した
り、裏打ち紙として難燃紙や不燃紙を使用することな
く、JIS−A−1321(建設物の内装材料及び工法
の難燃試験方法)に規定される表面試験に従った試験
で、難燃2級以上を得ることが出来る。このフィルム状
樹脂による絡合不織布と裏打ち紙との接着一体化は、例
えば、(1)ポリオレフィン系熱可塑性フィルムを絡合
不織布と裏打ち紙の間に挟んだ状態で、接着可能温度に
加熱したロールで押圧する方法、(2)ポリオレフィン
系熱可塑性樹脂を押出機を用いて溶融し、Tダイから熱
溶融したフィルム状のポリオレフィン系熱可塑性樹脂
を、絡合不織布又は裏打ち紙上に押出し、そのフィルム
状のポリオレフィン系熱可塑性樹脂の上に裏打ち紙又は
絡合不織布を供給し、直ちに冷却ロール間で押圧する方
法(いわゆる押出ラミネート加工)、などを挙げること
ができる。後者の押出ラミネート加工方法によると、ポ
リオレフィン系熱可塑性フィルムを作る工程が必要ない
ため、効率的な接着一体化方法である。このようなフィ
ルム状樹脂は、絡合不織布と裏打ち紙との充分な接着強
度を得るために、単位面積あたり7g/m2以上である
のが好ましく、10g/m2以上であるのがより好まし
い。他方、防火性に優れるように、35g/m2以下で
あるのが好ましく、30g/m2以下であるのがより好
ましい。
【0020】このように本発明の壁紙用基材は、絡合不織布
と裏打ち紙とがフィルム状樹脂によって接着一体化され
ている、つまり絡合不織布と裏打ち紙の間に、水不透過
性の層があるため、これを用いた壁紙は建物に施工する
際に、その裏面(裏打ち紙)に水性の接着剤を塗布して
から接着剤が乾燥し壁に貼り付けることが出来なくなる
までの時間、すなわち施工可能時間を大幅に長くするこ
とが出きる。しかしながら、施工可能時間を長くするた
めに絡合不織布と裏打ち紙(面密度が80g/m2
上)とをフィルム状樹脂で接着一体化した壁紙用基材を
使用した壁紙に対して、壁面に貼り付けるため裏打ち紙
に水性接着剤を塗布すると、壁紙は裏打ち材と反対側
(絡合不織布側)を内面として巻き込むように大きなカ
ールが発生し、その後もこの状態が継続するため、実際
には壁面へ貼り付けることが困難であった。すなわち、
カールが大きいため、貼り付け作業に手間がかかった
り、貼り付けた後に壁紙の両端部がめくれ上がった状態
で接着剤が乾燥してしまうため、接着不良を発生しやす
いという問題を含んでいた。この大きなカールが発生す
る理由は、裏打ち紙に水性接着剤を塗布すると、パルプ
を主体とする裏打ち紙は膨潤して伸びるのに対して、水
性接着剤の水分の移行しない絡合不織布は伸びたりする
ことなく、そのままの状態を維持することになるため、
絡合不織布側を内面としたカールが発生すると考えられ
た。そこで、本発明においては、絡合不織布中における
レーヨン繊維などの繊維をフィルム状樹脂中に食い込ま
せて、フィルム状樹脂に微細な空隙を発生させることに
より、壁紙用基材の透湿度を大きくなるようにすれば、
裏打ち紙に塗布した水系接着剤の水分が絡合不織布へ移
動し、絡合不織布によって水分が吸収されることによっ
て絡合不織布も伸びることによって、前記カールの問題
を解決できることを見い出したのである。つまり、壁紙
用基材の透湿度が250g/m2・24hr(より好ま
しくは300g/m2・24hr以上)であれば、短時
間でカールの問題が解消されることを見い出したのであ
る。他方、この壁紙用基材の透湿度が高すぎると、短時
間で水系接着剤の水分が絡合不織布へ移動してしまい、
フィルム状樹脂を使用する本来の目的である施工可能時
間が短くなってしまうため、壁紙用基材の透湿度の上限
は1000g/m2・24hr(より好ましくは800
g/m2・24hr)であることを見い出したのであ
る。このように壁紙用基材の透湿度は、例えば、使用す
るフィルム状樹脂の厚さ又は質量を変えたり、接着一体
化する際の温度や圧力を変化させることにより調整する
ことができる。なお、この「透湿度」はJIS−Z−0
280に規定された方法に準じて、40℃、90%RH
の条件で測定した値をいう。
【0021】本発明の壁紙用基材は絡合不織布表面に様々な
模様や色を印刷して壁紙とすることができる。この模様
や色の印刷には、一般的な印刷方法を用いることが出
き、例えば、グラビア印刷、フレキソ印刷、ロータリー
スクリーン印刷、オフセット印刷、転写印刷、活版印刷
などを挙げることができる。
【0022】なお、絡合不織布は表面の摩擦耐久性が低く、
また嵩高であるため絡合不織布中に汚れが入りやすいた
め、表面強化処理及び/又は防汚処理を行うのが好まし
い。前者の表面強化処理としては、例えば、アクリル樹
脂エマルジョンやエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂エマ
ルジョンなどの接着性樹脂による表面強化処理があり、
後者の防汚処理としては、例えば、フッ素樹脂などによ
る撥水撥油処理がある。このような表面強化処理及び/
又は防汚処理は、絡合不織布表面に模様や色を印刷した
後に、或いは印刷と同時に実施することができる。これ
らの表面強化処理や防汚処理は、通常液状の処理剤を絡
合不織布表面に適当量塗布することにより実施できる。
また、壁紙の意匠性を上げるため、例えばロータリース
クリーン印刷時に発泡性樹脂を添加した場合、所定の防
炎性能が得られないことがあるため、このような場合に
は印刷する前に難燃剤で処理するのが好ましい。本発明
の壁紙用基材を構成する絡合不織布は、親水性の高いレ
ーヨン繊維を50%以上含んでいるため、液状の処理剤
(例えば、表面強化処理、防汚処理、難燃処理など)で
処理すると、処理剤が繊維の表面を覆いやすく処理効果
を得やすいという効果を奏する。さらに裏打ち紙と絡合
不織布の間にフィルム状樹脂層があり、液状の処理液が
裏打ち紙に浸透する前に乾燥できるので、少量の処理剤
で効果的に処理することが可能であり、風合いを損なわ
ないという効果も奏する。
【0023】
【実施例】以下、この発明について実施例を挙げて説明
する。尚、これらの実施例は本発明の内容を何ら限定す
るものではない。
【0024】「実施例1」ビスコースレーヨン繊維(繊度:
1.7dtex、繊維長:40mm)100mass%
をカーディング機を使用して繊維ウェブを作成した。こ
の繊維ウェブを100メッシュの支持体で搬送しなが
ら、直径0.13mmのオリフィスを有するノズルから
繊維ウエブに対して10MPaの水流を噴射して繊維を
絡合させ、乾燥して、面密度40g/m2、厚さ0.3
1mmの絡合不織布を得た。この得られた絡合不織布
と、面密度120g/m2の一般紙である壁紙用裏打ち
紙(透気度:27sec./100ml、不透明度:9
5%、水中伸度:1.5%)の間に、厚さ30μm(マ
イクロメートル)の低密度ポリエチレン製フィルム(透
湿度:25g/m2・24hr、面密度:27g/m2
を挿入し、コンベアーベルト間に挟み、温度140℃に
加熱して前記フィルムを溶融させた後、加圧(圧力:1
96kPa)することにより絡合不織布と裏打ち紙とを
接着一体化して、壁紙用基材(面密度:187g/
2)を得た。得られた壁紙用基材の表面(絡合不織布
側表面)は、ビニール壁紙のようなフィルム感はなく、
また従来の紙とは異なるソフトな風合いで、ボリューム
感のあるものであった。
【0025】「実施例2」厚さ30μm(マイクロメート
ル)の低密度ポリエチレン製フィルム(透湿度:25g
/m2・24hr、面密度:27g/m2)に代えて、厚
さ15μm(マイクロメートル)の低密度ポリエチレン
製フィルム(透湿度:45g/m2・24hr、面密
度:13.5g/m2)を使用したこと以外は、実施例
1と全く同様にして壁紙用基材(173.5g/m2
を作成した。得られた壁紙用基材の表面(絡合不織布側
表面)は、ビニール壁紙のようなフィルム感はなく、ま
た従来の紙とは異なるソフトな風合いで、ボリューム感
のあるものであった。
【0026】「実施例3」押出ラミネート加工機を用いて、
押出機の内部で低密度ポリエチレンを加熱、加圧により
溶融させた後、Tダイのスリットから溶融フィルムを押
出し、実施例1と同様の裏打ち紙の上に、厚さが約15
μmとなるように導き、直ちにこの溶融フィルム(面密
度:13g/m2)の上に、実施例1と同様にして得た
絡合不織布を被せ、冷却用スチールロールとゴムロール
からなる駆動ロール間で加圧(圧力:196kPa)し
て絡合不織布と裏打ち紙とを接着一体化して、面密度1
73g/m2の壁紙用基材を得た。得られた壁紙用基材
の表面(絡合不織布側表面)は、ビニール壁紙のような
フィルム感はなく、また従来の紙とは異なるソフトな風
合いで、ボリューム感のあるものであった。
【0027】「比較例1」厚さ30μm(マイクロメート
ル)の低密度ポリエチレン製フィルム(透湿度:25g
/m2・24hr、面密度:27g/m2)に代えて、厚
さ45μm(マイクロメートル)の低密度ポリエチレン
製フィルム(透湿度:14g/m2・24hr、面密
度:40.5g/m2)を使用したこと以外は、実施例
1と全く同様にして壁紙用基材(面密度:200.5g
/m2)を作成した。
【0028】「比較例2」実施例3で使用した押出ラミネー
ト加工機を用いて、押出機の内部で、実施例3と同様の
低密度ポリエチレンを加熱、加圧により溶融した後、T
ダイのスリットから溶融フィルムを押出し、実施例1と
同様の裏打ち紙の上に、厚さが約15μmとなるように
導き、直ちに冷却用スチールロールとゴムロールからな
る駆動ロール間で加圧(圧力:196kPa)して、裏
打ち紙上に低密度ポリエチレンのフィルム層を形成させ
た。次いで、前記と同様の方法により、前記裏打ち紙の
フィルム層上に、更に厚さが約15μmとなるように低
密度ポリエチレンフィルムを導き、直ちにこの低密度ポ
リエチレンフィルム上に、実施例1と同様にして得た絡
合不織布を被せ、冷却用スチールロールとゴムロールか
らなる駆動ロール間で加圧(圧力:196kPa)する
ことにより絡合不織布と裏打ち紙とを接着一体化して、
面密度191g/m2の壁紙用基材を得た。
【0029】「比較例3」実施例1と同様の裏打ち紙上に、
濃度45%のエチレン・酢酸ビニル共重合エマルジョン
をリバースロールコーターにより、乾燥時質量が20g
/m2となるように塗布した。次いで、このエチレン・
酢酸ビニル共重合エマルジョン上に、実施例1と同様に
して得た絡合不織布を載せ、ロール間で軽く押圧した
後、温度120℃に加熱したパルマドライヤーで乾燥し
て壁紙用基材(面密度:180g/m2)を得た。
【0030】「比較例4」コンベアーベルト間に挟んだ後の
加熱を温度170℃で実施したこと以外は、実施例2と
全く同様にして、壁紙用基材(面密度:173.5g/
2)を得た。
【0031】(1)透湿度 JIS−Z−0280(透湿度カップ試験法)により、
温度40℃、湿度90%RHの条件において、実施例1
〜3及び比較例1〜4の透湿度を測定した。この結果は
表1に示す通りであった。
【0032】(2)施工可能時間 JIS−A−6922適合の壁紙施工用澱粉系糊と水と
を1:0.7の割合で混合した水系接着剤を、接着剤量
が150g/m2になるように、実施例1〜3及び比較
例1〜4の各々の壁紙用基材の裏打ち紙面に均一に塗布
し、接着剤を塗布した面が内側になるように二つ折りし
た状態で、温度20℃、湿度65%RHの室内に放置し
た。次いで、30分ごとに二つ折りした壁紙用基材の一
部を切り取ったサンプルを引き剥がすという操作を繰り
返し、裏打ち紙同士が内部破壊することなく、引き剥が
すことができなくなる時間(施工可能時間)を測定し
た。この結果は表1に示す通りであった。なお、施工可
能時間は2時間以上であるのが好ましい。
【0033】(3)カール解消性 JIS−A−6922適合の壁紙施工用澱粉系糊と水と
を1:0.7の割合で混合した水系接着剤を、接着剤量
が150g/m2になるように、実施例1〜3及び比較
例1〜4の各々の壁紙用基材の裏打ち紙面に均一に塗布
し、接着剤を塗布した面が内側になるように二つ折りし
た状態で、温度20℃、湿度65%RHの室内に放置し
た。次いで、30分ごとに二つ折りした壁紙用基材から
切り取った20cm角のサンプルを観察し、サンプルの
4辺が密着しているかどうかを確認するという操作を繰
り返し、サンプルの4辺が密着するまでの時間(カール
解消時間)を測定した。この結果は表1に示す通りであ
った。なお、カール解消時間は1時間以内であるのが好
ましい。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかなように、透湿度が250〜1
000g/m2・24hr程度の壁紙用基材は施工可能
時間が長く、カール解消性も速いため、施工作業性の優
れるものであることがわかった。
【0036】(4)耐摩擦性 実施例2、3及び比較例3、4の壁紙用基材を用い、絡
合不織布側にアクリル樹脂エマルジョン(日本ゼオン
(株)製、ニッポールLX−851)を所定量キスコー
ターで塗布した後に乾燥して、表面強化処理を行った。
次いで、JIS−L−0849に規定される摩擦試験機
II型を用いて、各々の壁紙用基材の絡合不織布面の湿潤
摩擦試験を行った。なお、摩擦回数は25回とした。摩
擦試験後の絡合不織布の表面状態をJIS−L−107
6に規定されるピリング判定写真2に基づき、5〜1級
で等級判定した。この結果は表2に示す通りであった。
【0037】
【表2】
【0038】表2から明らかなように、本発明の壁紙は少量
の接着剤でも耐摩耗性を向上させることができるため、
風合いも優れるものであることがわかった。
【0039】
【発明の効果】本発明の壁紙用基材は適度なボリューム
感、意匠性を持っている。また、燃焼エネルギーが小さ
く、発煙量の少ないポリオレフィン系熱可塑性フィルム
状樹脂により接着一体化されているので、防火性も良好
である。さらに壁紙用基材の透湿度を250〜1000
g/m2・24hrとする事により、施工可能時間を大
幅に長くすることが出来、しかも壁面に貼り付け作業時
のカール解消時間を短くできるため、施工性の良好な壁
紙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ05A AK03C AK06 BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B CC00 CC00C DG01A DG06 DG10B DG15A DG18A DG20 EJ172 EJ422 GB08 JA13A JA13B JB16C JD04 JL11C YY00 YY00A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーヨン繊維を50mass%以上含
    む、面密度が30〜100g/m2の絡合不織布と、面
    密度が80g/m2以上の裏打ち紙とが、ポリオレフィ
    ン系熱可塑性フィルム状樹脂で接着一体化された壁紙用
    基材であり、この壁紙用基材の透湿度が250〜100
    0g/m2・24hrであることを特徴とする壁紙用基
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の壁紙用基材を使用した
    ことを特徴とする壁紙。
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