JP2001179762A - 積層板の製造法及び積層板成形用プレート - Google Patents

積層板の製造法及び積層板成形用プレート

Info

Publication number
JP2001179762A
JP2001179762A JP37299599A JP37299599A JP2001179762A JP 2001179762 A JP2001179762 A JP 2001179762A JP 37299599 A JP37299599 A JP 37299599A JP 37299599 A JP37299599 A JP 37299599A JP 2001179762 A JP2001179762 A JP 2001179762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
molding
laminate
aluminum
tensile strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37299599A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Shimomura
正和 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority to JP37299599A priority Critical patent/JP2001179762A/ja
Publication of JP2001179762A publication Critical patent/JP2001179762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウムプレートを素材とする成形用プレ
ートを用いて、プリプレグ表面の凹凸転写がない平滑な
表面の積層板を成形する。 【解決手段】シート状繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸乾
燥してBステージ化したプリプレグを必要枚数重ね、当
該プリプレグの層を成形用プレートに挟んで熱盤間で加
熱加圧成形する積層板の製造において、引張強度300
N/mm2以上のアルミニウムプレートを素材とした成形
用プレートを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、シート状繊維基材に熱
硬化性樹脂を含浸乾燥してBステージ化したプリプレグ
の層を熱盤間で加熱加圧成形する積層板の製造法に関す
る。積層板は、加熱加圧成形時に必要に応じて片面また
は両面に銅箔等の金属箔が一体化されるが、本発明は、
殊に、両面とも金属箔が一体化されないか片面にだけ金
属箔が一体化される積層板の製造に適した方法である。
また、このような積層板の製造に使用する成形用プレー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層板は、シート状繊維基材に熱硬化性
樹脂を含浸乾燥してBステージ化したプリプレグを用意
し、このプリプレグの層を熱盤間で加熱加圧成形して製
造される。図1は熱盤間で複数枚の積層板を成形すると
きの様子を示している。1枚の積層板を製造するのに必
要な枚数だけ重ねたプリプレグの層1の両面に離型性樹
脂フィルムまたは離型性金属箔2を配置し、これを、対
をなす成形用プレート3の間に挟む。その複数組をキャ
リアプレート4上に重ねて熱盤間に投入しクッション材
5を介して加熱加圧成形する。成形用プレート3は、積
層板表面に平滑性を付与するためのものであり、通常、
錆びず硬度の高いステンレス素材からなっている。ま
た、積層板には、加熱加圧成形時に必要に応じて片面ま
たは両面に銅箔等の金属箔が一体化されるが、両面とも
金属箔が一体化されないか片面にだけ金属箔が一体化さ
れる積層板の製造では、図1に示したように、プリプレ
グの層1上に離型性樹脂フィルムまたは離型性金属箔2
を配置し、これにより、成形した積層板と成形用プレー
ト3の貼り付きが起こらないようにしている。
【0003】
【発明解決しようとする課題】上記従来の積層板の製造
法では、積層板表面に平滑性を付与するために、成形用
プレートとして、錆びず硬度の高いステンレスプレート
を使用している。このステンレスプレートを使用せず
に、熱伝導を良くする目的で、アルミニウムを素材とし
た成形用プレートを使用すると、プリプレグ表面の凹凸
が成形用プレートに転写し、これが原因になって、成形
した積層板表面に凹凸を生ずるという問題点がある。こ
の問題は、特に、成形開始時から加圧をする場合に顕著
となる。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、積層板
の製造において、アルミニウムを素材とした成形用プレ
ートを使用した場合に、プリプレグ表面の凹凸が成形用
プレートに転写しないようにし、表面の平滑な積層板を
製造することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、アルミニウムを素材にした引張強度30
0N/mm2以上の成形用プレートを使用する。アルミニ
ウム素材の成形用プレートであっても、上記のように引
張強度を特定することにより、プリプレグ表面の凹凸が
成形用プレートに転写せず、その結果、積層板表面に凹
凸が生じない。成形開始時のプリプレグが十分に加熱さ
れていないときから加圧をしても、積層板表面の凹凸発
生を回避することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を実施するに当たり、アル
ミニウム素材の成形用プレートの引張強度は、合金組成
を変えることにより調整する。また、同じ合金組成で
も、質別(冷間加工や熱処理など)により引張強度を調
整することができる。アルミニウム素材の成形用プレー
トは、その引張強度が300N/mm2以上であれば厚み
を特に限定するものではないが、取扱い性等を考慮する
と0.3mm厚以上が現実的である。
【0007】積層板の成形は、プリプレグの層を成形用
プレートに挟み、その複数組を重ねて熱盤間に投入し加
熱加圧して実施する。熱盤とプリプレグ層の間にはクッ
ション材を介在させて、熱と圧力の伝達が均一になるよ
うにするが、クッション材の直下にはステンレス板を配
置して、クッション材の地合いムラが積層板表面に転写
されないようにするのがよい。
【0008】
【実施例】実施例1 引張強度が365N/mm2のアルミニウムプレート(厚
み0.38mm,熱膨張係数12.8ppm/℃,熱伝導率
2.14J/秒)を成形用プレートとして用いる。表面
には離型剤をコートしてある。ガラス繊維織布にエポキ
シ樹脂ワニスを含浸乾燥して得た樹脂含有量35重量%
のプリプレグの層と前記成形用プレートを交互に積み重
ね、最外側の成形用プレートには1.0mm厚のステンレ
ス板を重ね、さらにクッション材で挟んだ構成体を熱盤
間に投入した。これを、成形開始時から、圧力12.7
MPa、温度165℃で180分間加熱加圧して、プレス
熱盤一段間で積層板(寸法1000×1000×0.4
mm)50枚を製造した。成形用プレートは離型剤をコー
トしてあるので、容易に積層板から剥がすことができ
る。
【0009】実施例2 引張強度が345N/mm2のアルミニウムプレートを成
形用プレートとして用いる以外は、実施例1と同様に積
層板を製造した。
【0010】実施例3 引張強度が300N/mm2のアルミニウムプレートを成
形用プレートとして用いる以外は、実施例1と同様に積
層板を製造した。
【0011】比較例1 引張強度が275N/mm2のアルミニウムプレートを成
形用プレートとして用いる以外は、実施例1と同様に積
層板を製造した。
【0012】比較例2 引張強度が240N/mm2のアルミニウムプレートを成
形用プレートとして用いる以外は、実施例1と同様に積
層板を製造した。
【0013】上記実施例と比較例により製造した積層板
の外観を目視で確認した結果を表1に示す。表中、 ○:凹凸なし ×:全面に凹凸あり を示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る積層板の
製造法は、アルミニウムを素材とした成形用プレート用
いる場合に、その引張強度を300N/mm2以上にする
ことにより、プリプレグ表面の凹凸に起因する積層板表
面の凹凸が発生せず、表面の平滑な積層板を得られる点
で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱盤間で複数枚の積層板を成形するときの様子
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プリプレグの層 2 離型性樹脂フィルムまたは離型性金属箔 3 成形用プレート 4 キャリアプレート 5 クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29C 67/14 G Fターム(参考) 4F100 AB10B AB10D AG00A AG00C AG00E AK01A AK01C AK01E AK53A AK53C AK53E BA05 BA08 BA10A BA10E CC00A CC00C CC00E DG01A DG01C DG01E DG12A DG12C DG12E DH01A DH01C DH01E EJ082 EJ202 EJ82A EJ82C EJ82E JB13A JB13C JB13E JK02B JK02D YY00B YY00D 4F204 AD03 AG03 FA01 FA15 FB01 FB11 FB22 FF01 FF49 FF50 FG02 FG09 FN11 FQ01 4F205 AD03 AG03 HA06 HA14 HA22 HA32 HA43 HA45 HB01 HC01 HC11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸乾
    燥してBステージ化したプリプレグを必要枚数重ね、当
    該プリプレグの層を成形用プレートに挟んで、熱盤間で
    加熱加圧成形する積層板の製造において、成形用プレー
    トとして、引張強度300N/mm2以上のアルミニウム
    プレートを用いることを特徴とする積層板の製造法。
  2. 【請求項2】アルミニウムを素材とし、引張強度が30
    0N/mm2以上であることを特徴とする積層板成形用プ
    レート。
JP37299599A 1999-12-28 1999-12-28 積層板の製造法及び積層板成形用プレート Pending JP2001179762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37299599A JP2001179762A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 積層板の製造法及び積層板成形用プレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37299599A JP2001179762A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 積層板の製造法及び積層板成形用プレート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001179762A true JP2001179762A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18501399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37299599A Pending JP2001179762A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 積層板の製造法及び積層板成形用プレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001179762A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103612437A (zh) * 2013-11-28 2014-03-05 铜陵浩荣电子科技有限公司 一种新型无卤素复合型基板及其制作方法
KR101919491B1 (ko) * 2017-04-25 2018-11-19 주식회사 에스플러스컴텍 판재형 복합소재 제조방법
CN109291595A (zh) * 2018-09-21 2019-02-01 上海华迎汽车零部件有限公司 复合材料、汽车备胎盖及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103612437A (zh) * 2013-11-28 2014-03-05 铜陵浩荣电子科技有限公司 一种新型无卤素复合型基板及其制作方法
KR101919491B1 (ko) * 2017-04-25 2018-11-19 주식회사 에스플러스컴텍 판재형 복합소재 제조방법
CN109291595A (zh) * 2018-09-21 2019-02-01 上海华迎汽车零部件有限公司 复合材料、汽车备胎盖及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101078684B1 (ko) 롤투롤 타입의 금속 베이스 동박적층판의 제조 장치 및 그 제조 방법
JP2001179762A (ja) 積層板の製造法及び積層板成形用プレート
JPS6365509B2 (ja)
JPS6189032A (ja) 積層板の製法
JP2001269956A (ja) 積層板の製造法
JP2001269957A (ja) 積層板の製造法
JPH0421413A (ja) 積層板の製造方法
JPH04158593A (ja) 積層板の製造方法
JPH02293111A (ja) 積層板の製造方法及び製造装置
JP2551032B2 (ja) 積層板の製造方法
JPH07314476A (ja) 積層板の製造法
JPH01157821A (ja) 積層板の製造方法
JPS6189037A (ja) 積層板の製法
JPH03272848A (ja) 電気用積層板の連続製造方法
JPH04262320A (ja) 電気用積層板連続製造方法
JPH0453714A (ja) 積層板の製造方法
JPS6186257A (ja) 積層板の製法
JPH0491910A (ja) 電気用積層板の連続製造方法
JPH01215516A (ja) 金属箔張積層板の製法
JPH05318656A (ja) 積層板の製造方法
JPH01214413A (ja) 電気用積層板の製法
JPS61206647A (ja) 積層板の製法
JPH048515A (ja) 積層板の製造方法
JPH0911407A (ja) 曲げ加工可能な厚物メラミン樹脂化粧板
JPS63295217A (ja) 積層板の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405