JP2001179434A - リフロー式ハンダ付装置 - Google Patents

リフロー式ハンダ付装置

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JP2001179434A
JP2001179434A JP36378299A JP36378299A JP2001179434A JP 2001179434 A JP2001179434 A JP 2001179434A JP 36378299 A JP36378299 A JP 36378299A JP 36378299 A JP36378299 A JP 36378299A JP 2001179434 A JP2001179434 A JP 2001179434A
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inverter
heater chip
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control
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Takashi Moro
享司 茂呂
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Miyachi Technos Corp
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Induction Heating (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータチップの温度制御を改善し、ヒータチ
ップの温度を高速かつ精細に制御して、短い加工時間で
も信頼性の高いハンダ付を行えること。 【解決手段】 このリフロー式ハンダ付装置は、ワーク
Wの被ハンダ付部をリフロー方式でハンダ付するための
ヒータチップ10と、このヒータチップ10に発熱また
は加熱用の電力を供給するための電源部12と、この電
源部12における通電電流を制御するための制御部14
と、ワークWの被ハンダ付部にヒータチップ10を押し
当てて加圧する加圧部16とを有している。インバータ
26は4つのトランジスタ・スイッチング素子28,3
0,32,34を有している。制御部14により駆動回
路38を介して、第1組のスイッチング素子28,32
は同相のインバータ制御信号G1,G3 により所定のイ
ンバータ周波数(たとえば10kHz)で同時にスイッ
チング(オン・オフ)制御され、第2組のスイッチング
素子30,34は同相のインバータ制御信号G2,G4
によって上記インバータ周波数で同時にスイッチング制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフロー式のハン
ダ付に係わり、特にヒータチップを用いてハンダ付を行
う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】リフロー式のハンダ付は、接合されるべ
き金属部材の被ハンダ付部にハンダを介在させて加熱に
よりハンダを溶融させて金属接合を行う技術であり、従
来より電子部品の組立てや実装等に広く用いられてい
る。
【0003】加熱手段としてヒータチップを使用する従
来のリフロー式ハンダ付装置は、図7に示すような単相
交流型の電源を備える。この電源において、入力端子1
00,102に入力された商用周波数の単相交流電圧V
は、一対のサイリスタ104,106からなるコンタク
タを介して降圧トランス108の一次コイルに供給され
る。トランス108の二次コイルに発生した交流の誘導
起電力(二次側電圧)が二次導体を介してヒータチップ
114の端子114a,114bに印加され、二次側回
路で一次電流i1よりも大きな電流値を有する二次電流
i2がヒータチップ発熱用の通電電流Iとして流れる。
【0004】ヒータチップ114は、通電すると抵抗発
熱で発熱し、そのコテ先部にてワーク116の被ハンダ
付部を加圧しながら加熱する。被ハンダ付部の接合面に
は予めクリームハンダが塗られており、ヒータチップ1
14からの加圧と加熱を受けてクリームハンダが溶融す
る。所定時間を経過した時点で通電を止め、しかる後に
加圧も解除すると、ハンダが凝固し、凝固したハンダを
介してワーク116の被ハンダ付部が物理的かつ電気的
に接合される。
【0005】通電電流Iの大きさ(実効値)は、通電角
によって決まるが、点弧角と通電角との間にはほぼ一定
の関係があるので、点弧角によって決まるともいえる。
この電源では、ヒータチップ114のコテ先部の温度を
たとえば熱電対からなる温度センサ118で検出し、検
出した温度(ヒータチップ温度)を設定温度に一致させ
るように、制御部110が各半サイクル毎に点弧角θを
決定し(図8)、点弧回路112を介してサイリスタ1
04,106を該点弧角θで点弧(ターン・オン)する
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような単相交流
型の電源を用いる従来のリフロー式ハンダ付装置は、商
用周波数(50Hzまたは60Hz)の半サイクル(1
0msまたは8.33ms)という電子制御の分野では
相当大きな周期THで温度フィードバックをかける通電
制御であるため、ヒータチップ温度を高速かつ正確に設
定温度に一致させることが難しかった。また、図8に示
すように、通電電流Iが正弦波を位相制御して得られる
ひずみ波形であるうえ、商用周波数の半サイクル毎に休
止時間もあるため、ヒータチップ温度のリップルが大き
く、特に立ち上げ時には図9に示すように温度上昇が段
階的になり、温度安定性がよくない。
【0007】また最近、超小型電子部品のように、数1
0ms以下の短い加工時間で信頼性の高い金属接合を要
求するワークが普及している。従来のリフロー式ハンダ
付装置では、そのようなワークに対応するのが難しい。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、ヒータチップの温度制御を改善するリフロー式
ハンダ付装置を提供することを目的とする。
【0009】本発明の別の目的は、ヒータチップの温度
を高速かつ精細に制御することができるリフロー式ハン
ダ付装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、短い加工時間でも信
頼性の高いハンダ付を行えるリフロー式ハンダ付装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のリフロー式ハンダ付装置は、通電により
発熱するヒータチップと、被ハンダ付部に前記ヒータチ
ップのコテ先部を押し当てて所定の加圧時間にわたって
加圧する加圧手段と、商用周波数の交流電圧を直流電圧
に変換する整流回路と、前記整流回路より出力された直
流電圧を高周波数のパルス電圧に変換するインバータ
と、一次側端子が前記インバータの出力端子に電気的に
接続され、二次側端子が前記ヒータチップの端子に整流
回路を介することなく電気的に接続されているトランス
と、前記加圧時間内に設定された通電時間を複数の通電
期間に分割し、奇数番目の通電期間では前記インバータ
より一方の極性で前記高周波パルスを出力させ、偶数番
目の通電期間では前記インバータより他方の極性で前記
高周波パルスを出力させるように前記インバータのスイ
ッチング動作を制御するインバータ制御手段とを具備す
る構成とした。
【0012】本発明では、インバータにより高周波数の
サイクルで波形制御された通電電流がヒータチップに供
給されるため、ヒータチップの発熱効率が高く、ハンダ
を短時間で速やかに溶融せしめ、所要のハンダ付を確実
に行うことができる。
【0013】本発明のリフロー式ハンダ付装置におい
て、より精細かつ安定した温度制御を行うため、好まし
くは、前記ヒータチップのコテ先部付近の温度を検出す
る温度検出手段をさらに具備し、前記インバータ制御手
段が、前記高周波数の任意のサイクル毎に前記温度検出
手段からの検出温度をフィードバックして設定温度に一
致させるように前記インバータのスイッチング動作を制
御する構成としてよい。
【0014】また、本発明のリフロー式ハンダ付装置に
おいて、上記のような精細かつ安定した温度制御に加え
てヒータチップの温度をより高速かつ安定に立ち上げる
ために、好ましくは、前記ヒータチップのコテ先部付近
の温度を検出する温度検出手段と前記トランスの一次側
または二次側の電流を測定する電流測定手段とをさらに
具備し、前記インバータ制御手段が、前記通電時間にお
いて、通電開始直後は前記電流測定手段からの測定電流
をフィードバックして前記設定電流に一致させるように
前記インバータのスイッチング動作を制御するとともに
前記温度検出手段からの検出温度を監視し、前記検出温
度が前記設定温度またはその付近の所定温度に達した後
は前記温度検出手段からの検出温度をフィードバックし
て前記設定温度に一致させるように前記インバータのス
イッチング動作を制御する構成としてよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の実施形態を説明する。
【0016】図1に、本発明の一実施形態によるリフロ
ー式ハンダ付装置の構成を示す。このリフロー式ハンダ
付装置は、ワークWの被ハンダ付部をリフロー方式でハ
ンダ付するためのヒータチップ10と、このヒータチッ
プ10に発熱または加熱用の電力を供給するための電源
部12と、この電源部12における通電電流を制御する
ための制御部14と、ワークWの被ハンダ付部にヒータ
チップ10を押し当てて加圧する加圧部16とを有して
いる。
【0017】電源部12は、三相整流回路22、インバ
ータ26および降圧トランス36を含んでいる。三相整
流回路22は、たとえば6個のダイオードを三相ブリッ
ジ結線してなり、三相交流電源端子20より入力する商
用周波数の三相交流電圧(R,S,T)を全波整流して
直流電圧に変換する。三相整流回路22より出力された
直流電圧は、コンデンサ24で平滑されてからインバー
タ26の入力端子[La,Lb]に与えられる。
【0018】インバータ26は、GTR(ジャイアント
・トランジスタ)またはIGBT(絶縁ゲート・バイポ
ーラ・トランジスタ)等からなる4つのトランジスタ・
スイッチング素子28,30,32,34を有してい
る。
【0019】これら4つのスイッチング素子28〜34
のうち、第1組(正極側)のスイッチング素子28,3
2は駆動回路38を介して制御部14からの同相のイン
バータ制御信号G1,G3 により所定のインバータ周波
数(たとえば1kHz)で同時にスイッチング(オン・
オフ)制御され、第2組(負極側)のスイッチング素子
30,34は駆動回路38を介して制御部14からの同
相のインバータ制御信号G2,G4 によって上記インバ
ータ周波数で同時にスイッチング制御されるようになっ
ている。
【0020】インバータ26の出力端子[Ma ,Mb]
はトランス36の一次側コイルの両端にそれぞれ接続さ
れている。トランス36の二次側コイルの両端にはヒー
タチップ10の両端子10a,10bが整流回路を介さ
ずに二次側導体40だけを介して接続されている。
【0021】ヒータチップ10は、高発熱性の金属抵抗
体たとえばモリブデンからなり、両端子10a,10b
間で電流が流れると、抵抗発熱で発熱する。ヒータチッ
プ10のコテ先部10cの近傍たとえば側面には温度セ
ンサとして熱電対18が取付されており、コテ先部10
c付近の温度を表す電気信号(温度検出信号)Stが熱
電対18より出力されるようになっている。
【0022】ヒータチップ10は、加圧部16のチップ
支持部材42に着脱可能に取付される。加圧部16は、
たとえばエアシリンダを有する加圧駆動部(図示せず)
を内蔵しており、制御部14からの加圧制御信号FCに
したがってチップ支持部材42を駆動し、ヒータチップ
10をワークWに押し当てて加圧するように構成されて
いる。
【0023】制御部14は、マイクロコンピュータから
なり、CPU、ROM(プログラムメモリ)、RAM
(データメモリ)、インタフェース回路等を含んでお
り、本装置内の一切の制御たとえばハンダ付加工におけ
る加圧制御、通電制御(特にインバータ制御)や、各種
条件の設定値に関連する設定入力や登録管理を行い、さ
らには必要に応じて測定値や判定値等の出力制御等を行
う機能をも有している。クロック生成回路43は、イン
バータ26のスイッチング制御のための基本または単位
サイクルを規定するクロック信号を制御部14に与え
る。
【0024】入力部44は、キーボードあるいはマウス
等の入力装置からなり、ハンダ付加工用の各種条件の設
定入力に用いられる。本実施例で設定入力される主な条
件は、加圧時間Tf、通電時間(HEAT)TG 、通電
期間TA 、温度設定値Jc、電流設定値Ic等である。
【0025】これらの溶接条件のうち、「加圧時間T
f」は、加圧部16が加圧の駆動を開始してから加圧を
解除するまでの全加圧動作時間である。「通電時間(H
EAT)TG 」は、ヒータチップ10に対して通電を開
始してから終了するまでの全通電時間であり、「加圧時
間Tf」の中に設定される。「加圧時間Tf」のうち、
「通電時間(HEAT)TG 」よりも前後する時間はそ
れぞれ初期加圧時間(SQ)および保持時間(HOL
D)である。
【0026】「通電時間TG 」は、より詳細には、「通
電期間TA 」を半サイクルとしてその整数倍または偶数
倍のサイクル数(ワークWのハンダ付の仕様に応じて任
意の値に選択可能)として設定されてよい。「通電期間
TA 」はインバータ26が正極側または負極側で継続的
にスイッチング動作する1回の独立した通電期間であ
り、たとえば100ms〜200ms程度の期間に設定
されてよい。
【0027】「温度設定値Jc」は、ワークWを所望の
加熱温度でハンダ付するための定温度制御で用いられ
る。「電流設定値Ic」は、通電開始直後にヒータチッ
プ10の温度を設定温度Jc近辺まで最短かつ安定に立
ち上げるための定電流制御で用いられる。
【0028】このハンダ付装置では、上記定温度制御に
おいて温度フィードバックを行うために、ヒータチップ
10に取付されている熱電対18からのアナログの温度
検出信号Stを信号増幅回路46で増幅したのちA/D
(アナログ−ディジタル)変換器48でディジタル信号
に変換して制御部14に与えるようにしている。
【0029】また、上記定電流制御において電流フィー
ドバックを行うために、電源部12の一次側回路の導体
にたとえばカレント・トランスからなる電流センサ50
を取り付け、この電流センサ50の出力信号から電流測
定回路52が一次電流I1または二次電流I2の測定値
(たとえば実効値、平均値またはピーク値)をアナログ
の電流測定信号SIとして求め、その電流測定信号SI
をA/D変換器54でディジタル信号に変換して制御部
14に与えるようにしている。
【0030】次に、図2〜図7につきこのハンダ付装置
の動作および作用を説明する。一例として、ワークWが
図4に示すような巻線型チップインダクタ(コイル)で
あるとする。このチップインダクタは、円筒または円柱
状の絶縁体(たとえばフェライト)コア60に導線62
を螺旋状に巻回し、コア60の端部に固着されたブロッ
ク状電極64の一側面に導線62の端部62aを金属接
合してなるものであり、全体サイズが数mm以内に収ま
るほど超小型のものもある。このチップインダクタにお
いて、導線端部62aと電極64との金属接合に本リフ
ロー式ハンダ付装置を適用することができる。
【0031】なお、ハンダ付加工が行われる前に、導線
端部62aと電極64との間の接合面には予めハンダた
とえばクリームハンダが塗られる。ハンダ付加工に際し
て、ワークWは支持台(図示せず)上の所定の加工位置
にて治具(図示せず)等により固定保持される。
【0032】制御部14は、外部装置(図示せず)から
の起動制御信号DC(Hレベル)を入力すると、これに
応動してハンダ付加工のシーケンスを開始する(図
2)。
【0033】先ず、制御部14は、加圧制御信号FCを
アクティブ(Hレベル)にして、加圧部16に加圧動作
を開始させる。これにより、チップ支持部材42が下降
して、図5に示すように、ヒータチップ10のコテ先部
10cをワーク(チップインダクタ)Wの被ハンダ付部
(62a、64)に押し付けて加圧する。このヒータチ
ップ加圧力が所定値に達した後に所定のタイミングで電
源部12において通電が開始される(図2)。
【0034】なお、図5において、ボルト68,70で
ヒータチップ10の両端子10a,10bに結合される
チップ支持部材42の下端部は導電性の部材たとえば銅
からなり、電源部12における二次導体40の一部を兼
ねている。二次導体40の両側の導電性部材40a,4
0bは絶縁材72によって電気的に絶縁されている。
【0035】制御部14は、図3に示すように、全通電
時間TGを構成する複数の通電期間TAのうち、奇数番目
の各通電期間TAOでは第2組(負極側)のスイッチング
素子(30,34)をオフ状態に保ったまま第1組(正
極側)のスイッチング素子(28,32)だけをインバ
ータ周波数で連続的にスイッチング動作させ、偶数番目
の各通電期間TAEでは第1組(正極側)のスイッチング
素子(28,32)をオフ状態に保ったまま第2組(負
極側)のスイッチング素子(30,34)だけをインバ
ータ周波数で連続的にスイッチング動作させる。
【0036】これにより、電源部12の二次側回路にお
いては、図3に示すように、ほぼ台形状の電流波形を有
する二次電流I2つまり通電電流Iが、奇数番目の各通
電期間TAOでは正極方向に、偶数番目の各通電期間TAE
では負極方向に流れる。
【0037】制御部14は、通電開始直後の温度立ち上
げ期では、フィードバック信号として1次電流検出部
(50,52,54)からの電流測定信号SIを選択
し、この電流測定信号SIを電流設定値Icに一致させ
るように、たとえばPWM(パルス幅変調)制御により
インバータ周波数の単位サイクルCY毎にインバータ2
6の出力パルス幅tp(つまりインバータ制御信号G1〜
G4のパルス幅)を可変制御する(図3)。この定電流
制御では、通電電流Iの台形状の電流波形において上辺
部の電流値が設定値Ic付近に合わせられる。
【0038】このようにインバータ26を用いた高速フ
ィードバック式の定電流制御でヒータチップ10の通電
ないし発熱が制御されることにより、ヒータチップ10
(特にコテ先部10c)の温度は直線的に高速かつ安定
に立ち上がる(図2)。
【0039】上記のような定電流制御を行っている間
も、制御部14はチップ温度検出部(18,46,4
8)からの温度検出信号Stをモニタする。そして、温
度検出信号Stが温度設定値Jcまたはその付近の所定値
に達した時に、上記定電流制御を中断または終了し、代
わって温度検出信号Stをフィードバック信号としてこ
れを設定値Jc付近に維持するための定温度制御を開始
する。
【0040】この定温度制御では、温度検出信号Stを
設定値Jcに一致させるように、PWM制御によりイン
バータ周波数の単位サイクルCY毎にインバータ26の
出力パルス幅tp(つまりインバータ制御信号G1〜G4
のパルス幅)を可変制御する。これにより、ヒータチッ
プ10における蓄熱効果の温度上昇分をキャンセルする
ように通電電流Iを抑制または低減する通電制御が行わ
れ(図2)、結果的にはヒータチップ10の温度が設定
値Jc付近に維持される。
【0041】ワーク(チップインダクタ)Wの被ハンダ
付部(62a、64)においては、立ち上がりがよくか
つ所望の温度に制御されたヒータチップ10で加熱され
るため、クリームハンダが速やかにかつ適宜に溶融す
る。
【0042】制御部14は、通電開始から通電時間TG
が経過した時点でインバータ26を完全停止させて電源
部12における通電を終了させる。そして、保持時間
(HOLD)の経過後に、加圧部16に対する加圧制御
信号FCを止めて(Lレベルにして)、ワークWに対す
るヒータチップ10の加圧ないし接触を解除させる。ワ
ーク(チップインダクタ)Wにおいては、ハンダが凝固
し、凝固したハンダを介して導線端部62aと電極64
とが物理的かつ電気的にしっかりと接合される。
【0043】このリフロー式ハンダ付装置では、ヒータ
チップ発熱用の通電電流として台形波の通電電流Iをヒ
ータチップ10に供給するため、電力供給効率または発
熱効率が高く、短い通電時間で所望の要求仕様に応じた
リフロー方式のハンダ付を行うことができる。しかも、
インバータ26を用いて商用周波数(50/60Hz)
よりも格段に高い周波数(たとえば1kHz)で精細な
フィードバック制御を行うため、ヒータチップの温度制
御を正確かつ安定に行うことが可能であり、加工品質を
向上させることができる。
【0044】また、通電時間を短縮化し、ひいてはハン
ダ付の全所要時間を短縮できるため、加工タクトを短く
して生産性を向上できるだけでなく、ヒータチップの消
耗劣化を少なくし寿命を延ばすことができる。
【0045】また、このリフロー式ハンダ付装置では、
ヒータチップ10の温度をフィードバックする機構(1
8,46,48)に加えて電源部12における一次電流
(二次電流も可能)をフィードバックする機構(50,
52,54)を備え、通電開始直後の温度立ち上げ期で
は、電流フィードバックを選択して定電流制御を行うこ
とによりヒータチップ10の温度を設定温度まで高速か
つ安定に立ち上げるようにしている。また、定電流制御
を行う一方でヒータチップ10の温度を監視し、検出温
度が設定温度付近に到達した時点で定電流制御から定温
度制御に切り換えるので、設定温度に合わせる本来の温
度制御を適格に行うことができる。
【0046】さらに、このリフロー式ハンダ付装置で
は、通電時間TG中にヒータチップ10において両端子
10a,10b間を流れる発熱用の通電電流Iの極性
(方向)が一定(TA)の周期で反転するため、図6の
(A)に示すように、コテ先部10cの温度が均一化さ
れる。このように温度の均一なコテ先部10cで被ハン
ダ付部を加熱することにより、リフロー式のハンダ付に
おける金属接合の信頼性を保証することができる。
【0047】因みに、通電電流Iの極性(方向)を反転
しないでヒータチップ10に給電した場合は、図6の
(B)に示すように、コテ先部10cにおいて正極側の
部位と負極側の部位との間に温度勾配(ΔT)が生じ
て、不均一な温度分布となる。このように不均一な温度
分布を有するコテ先部10cを被ハンダ付部に当てる
と、ハンダの溶け込みが安定せず、接合品質の信頼性は
低くなる。
【0048】上記した実施例では商用周波数の三相交流
を直流に変換してインバータ26に供給しているが、商
用周波数の単相交流を直流に変換してもよい。インバー
タ26の回路構成も一例であり、種々の変形が可能であ
る。各通電期間TAにおける電流の波形も上記実施例に
おけるような台形波形に限定されるものではなく、PW
M制御等を用いて任意の電流波形に制御することが可能
である。上記実施例ではヒータチップ10の温度を検出
するために熱電対を用いたが、他の温度センサまたは温
度検出方法を使用することも可能である。図4のワーク
は一例であり、本発明は他の種々のワークのハンダ付加
工に適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリフロー
式ハンダ付装置によれば、ヒータチップの温度制御を改
善し、ヒータチップの温度を高速かつ精細に制御して、
信頼性の高いリフロー式のハンダ付を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリフロー式ハンダ付
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のリフロー式ハンダ付装置の各部の電
圧および電流の波形を示す図である。
【図3】実施形態におけるインバータ制御方式を示す各
部の波形図である。
【図4】実施形態におけるワークの構成を示す部分側面
図である。
【図5】実施形態におけるハンダ付加工時のヒータチッ
プとワークとを示す側面図である。
【図6】通電電流を交流にした場合と直流にした場合に
おけるヒータチップのコテ先部の温度分布特性を示す図
である。
【図7】従来のリフロー式ハンダ付装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】従来のリフロー式ハンダ付装置における電流制
御方式を示す図である。
【図9】従来のリフロー式ハンダ付装置におけるヒータ
チップ温度の立ち上がり特性を示す図である。
【符号の説明】
10 ヒータチップ 12 電源部 14 制御部 16 加圧部 18 熱電対 22 三相整流回路 26 インバータ 28〜34 スイッチング素子 36 トランス 38 駆動回路 40 二次導体 42 チップ支持部材 44 入力部 46 信号増幅回路 50 電流センサ 52 電流測定回路 W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により発熱するヒータチップと、 被ハンダ付部に前記ヒータチップのコテ先部を押し当て
    て所定の加圧時間にわたって加圧する加圧手段と、 商用周波数の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路
    と、 前記整流回路より出力された直流電圧を高周波数のパル
    ス電圧に変換するインバータと、 一次側端子が前記インバータの出力端子に電気的に接続
    され、二次側端子が前記ヒータチップの端子に整流回路
    を介することなく電気的に接続されているトランスと、 前記加圧時間内に設定された通電時間を複数の通電期間
    に分割し、奇数番目の通電期間では前記インバータより
    一方の極性で前記高周波パルスを出力させ、偶数番目の
    通電期間では前記インバータより他方の極性で前記高周
    波パルスを出力させるように前記インバータのスイッチ
    ング動作を制御するインバータ制御手段とを具備するリ
    フロー式ハンダ付装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータチップのコテ先部付近の温度
    を検出する温度検出手段をさらに具備し、 前記インバータ制御手段が、前記高周波数の任意のサイ
    クル毎に前記温度検出手段からの検出温度をフィードバ
    ックして設定温度に一致させるように前記インバータの
    スイッチング動作を制御する請求項1記載のリフロー式
    ハンダ付装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒータチップのコテ先部付近の温度
    を検出する温度検出手段と前記トランスの一次側または
    二次側の電流を測定する電流測定手段とをさらに具備
    し、 前記インバータ制御手段が、前記通電時間において、通
    電開始直後は前記電流測定手段からの測定電流をフィー
    ドバックして前記設定電流に一致させるように前記イン
    バータのスイッチング動作を制御するとともに前記温度
    検出手段より得られる検出温度を監視し、前記検出温度
    が前記設定温度またはその付近の所定温度に達した後は
    前記温度検出手段からの検出温度をフィードバックして
    前記設定温度に一致させるように前記インバータのスイ
    ッチング動作を制御する請求項1に記載のリフロー式ハ
    ンダ付装置。
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