JPH10128551A - 抵抗溶接方法及び装置 - Google Patents

抵抗溶接方法及び装置

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JPH10128551A
JPH10128551A JP8299272A JP29927296A JPH10128551A JP H10128551 A JPH10128551 A JP H10128551A JP 8299272 A JP8299272 A JP 8299272A JP 29927296 A JP29927296 A JP 29927296A JP H10128551 A JPH10128551 A JP H10128551A
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energizing
welded
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JP8299272A
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Masaaki Fujisawa
正明 藤澤
Ren Mukai
錬 向井
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Miyachi Technos Corp
Original Assignee
Miyachi Technos Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シリーズ溶接において複数の溶接箇所を均一
な溶接強度に同時接合できるようにする。 【解決手段】 第1の通電期間では、制御部56が所定
の期間にわたって第1組(正極側)のスイッチング素子
32,36をPWM制御で連続的にスイッチングする。
これにより、台形状の電流波形を有する正極性の溶接電
流Iが第1の溶接電極48→被溶接材W1 →第1の溶
接箇所→被溶接材W2 →第2の溶接箇所→被溶接材W1
→第2の溶接電極50の経路で流れる。第2の通電期間
では、制御部が第1の通電期間よりも所定時間だけ長い
期間にわたって第2組(負極側)のスイッチング素子3
4,38をスイッチングする。これにより、台形状の電
流波形を有する負極性の溶接電流が第1の通電期間とは
逆の経路で流れる。この結果、全通電時間が終了した時
点で、両溶接箇所におけるナゲが同じ大きさに成長す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリーズ溶接等で
被溶接材を複数の溶接箇所で同時に接合する抵抗溶接方
法および装置に関する。
【0020】
【従来の技術】近年、電源部にインバータを用いる抵抗
溶接装置が多く普及している。図7に従来の典型的なイ
ンバータ式抵抗溶接装置の構成を示す。インバータ回路
100は、スイッチング素子を内蔵しており、インバー
タ制御部102からの制御パルスCPにしたがい、直流
入力電圧Eを高周波のスイッチングで切り刻むようにし
て高周波交流のパルスを出力する。インバータ回路10
0より出力された交流パルスは溶接トランス104の一
次側コイルに供給され、二次側コイルには一次側と相似
な交流パルスが得られる。この二次側交流パルスは一対
のダイオード106a,106bからなる整流回路10
6によって直流に変換され、この直流の二次電流つまり
溶接電流I2 が一対の溶接電極108,110を介して
被溶接材(W1 ,W2 )に供給される。
【0030】従来より、上記のようなインバータ式抵抗
溶接装置が、主に電子部品等の小物金属を対象(被溶接
材)とする2点同時接合型の抵抗溶接(シリーズ溶接)
にも用いられている。
【0040】図8に、シリーズ溶接の一例を示す。この
例において、両溶接電極108,110は、被溶接材
(W1 ,W2 )の片側面に互いに離れた位置で当接し、
加圧機構(図示せず)からの加圧力によって被溶接材
(W1 ,W2 )に加圧接触する。通電時間中、直流の溶
接電流I2 は、点線で示すように、第1の溶接電極10
8→被溶接材W1 →第1の溶接箇所Pa →被溶接材W2
→第2の溶接箇所Pb →被溶接材W1 →第2の溶接電極
110の経路で流れる。これにより、被溶接材(W1 ,
W2 )の接触面(合わせ面)における第1および第2の
溶接箇所Pa ,Pbではジュール熱により被溶接材(W1
,W2 )が溶融し、この溶融部分が通電後に凝固する
ことで、被溶接材(W1 ,W2 )が冶金的に接合され
る。
【0050】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインバータ式抵抗溶接装置によるシリーズ
溶接では、ペルチェ効果の影響により、両溶接箇所Pa
,Pb にそれぞれ生成されるナゲット(溶融凝固した
部分)Na ,Nb の大きさが不均一になるという不具合
があった。ここで、ペルチェ効果とは、異種の導体の接
点に電流を流すとき該接点でジュール熱以外に熱の発生
または吸収が起こる現象であり、電流の方向を逆にすれ
ば熱の発生と吸収が反対になるという性質がある。
【0060】シリーズ溶接では、被溶接材(導体)W1
,W2 から見て両溶接箇所(接点)Pa ,Pb を流れ
る溶接電流I2 の方向が互いに逆となる。すなわち、図
8に示すように、第1の溶接箇所Pa では溶接電流I2
が被溶接材W1 側から被溶接材W2 側へ流れるのに対
し、第2の溶接箇所Pb では溶接電流I2 が被溶接材W
2側から被溶接材W1 側へ流れる。
【0070】このように、両溶接箇所Pa ,Pb で溶接
電流I2 が逆方向に流れることにより、ジュール熱は等
しくても、たとえば第1の溶接箇所Pa では熱を吸収す
るペルチェ効果が発生する一方で、第2の溶接箇所Pb
では熱を出すペルチェ効果が発生する。その結果、図8
に示すように、第1の溶接箇所Pa に生成されるナゲッ
トNa は相対的に小さく、第2の溶接箇所Pb に生成さ
れるナゲットNb は相対的に大きくなる。抵抗溶接の強
度はナゲットの大きさに比例するから、ナゲットの大き
さが不均一であれば、溶接箇所の接合強度にばらつきが
生じて、溶接品質の点で具合がよくない。
【0080】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、シリーズ溶接等において被溶接材の
複数の溶接箇所をほぼ均一な溶接強度に同時接合できる
ようにした抵抗溶接方法および装置を提供することを目
的とする。
【0090】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被溶接材
に第1および第2の溶接電極を互いに離れた位置で加圧
接触させ、前記第1および第2の溶接電極の間で前記被
溶接材に溶接電流を流すことにより、前記被溶接材を前
記第1および第2の溶接電極の加圧接触位置にそれぞれ
対応する第1および第2の溶接箇所にて接合するように
した抵抗溶接方法において、1回の抵抗溶接のための通
電時間を第1および第2の通電期間に分割し、前記第1
の通電期間では前記溶接電流を一方の極性で流し、前記
第2の通電期間では前記第1の通電期間で流れた溶接電
流よりも所定量だけ多量の溶接電流を他方の極性で流す
ことを特徴とする。
【0100】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成において、前記第2の通電期間を前記第1
の通電期間よりも所定の時間だけ長い期間に設定するこ
とを特徴とする。
【0110】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成において、前記第1の通電期間で流れる前
記溶接電流に対する設定電流値よりも前記第2の通電期
間で流れる前記溶接電流に対する設定電流値を所定の値
だけ大きな電流値に選定することを特徴とする。
【0120】請求項4に記載の発明は、商用周波数の交
流を直流に変換する整流回路と、前記整流回路からの直
流を高周波パルスに変換する双方向通電型のスイッチン
グ手段と、前記スイッチング手段の出力を一次側コイル
に入力し、二次側コイルより高周波パルスの電圧を出力
する溶接トランスと、前記溶接トランスの二次側コイル
の両端にそれぞれ接続され、被溶接材に対して互いに離
れた位置で加圧接触する第1および第2の溶接電極と、
1回の抵抗溶接のための通電時間を第1および第2の通
電期間に分割し、前記第1の通電期間よりも前記第2の
通電期間を所定の時間だけ長い期間に設定する通電期間
設定手段と、前記第1の通電期間では前記スイッチング
手段を一方の極性で連続的に高周波スイッチングし、前
記第2の通電期間では前記スイッチング手段を他方の極
性で連続的に高周波スイッチングするスイッチング制御
手段とを具備することを特徴とする。
【0130】請求項5に記載の発明は、商用周波数の交
流を直流に変換する整流回路と、前記整流回路からの直
流を高周波パルスに変換する双方向通電型のスイッチン
グ手段と、前記スイッチング手段の出力を一次側コイル
に入力し、二次側コイルより高周波パルスの電圧を出力
する溶接トランスと、前記溶接トランスの二次側コイル
の両端にそれぞれ接続され、被溶接材に対して互いに離
れた位置で加圧接触する第1および第2の溶接電極と、
1回の抵抗溶接のための通電時間を第1および第2の通
電期間に分割し、前記第1の通電期間と前記第2の通電
期間とをぼぼ等しい期間に設定する通電期間設定手段
と、前記溶接トランスの一次側または二次側電流につい
て第1の設定電流値と前記第1の設定電流値よりも所定
値だけ大きい第2の設定電流値を与える電流設定手段
と、前記第1の通電期間では前記第1の設定電流値にほ
ぼ等しい一次側または二次側電流が流れるように前記ス
イッチング手段を一方の極性で連続的に高周波スイッチ
ングし、前記第2の通電期間では前記第2の設定電流値
にほぼ等しい一次側または二次側電流が流れるように前
記スイッチング手段を他方の極性で連続的に高周波スイ
ッチングするスイッチング制御手段とを具備することを
特徴とする。
【0140】また、請求項6に記載の発明は、商用周波
数の交流電圧を一対のサイリスタからなるコンタクタを
介して溶接トランスの一次側コイルに供給し、前記溶接
トランスの二次側コイルに得られる電圧を被溶接材に対
して互いに離れた位置で加圧接触する第1および第2の
溶接電極に印加することにより二次側回路に溶接電流を
流すようにした抵抗溶接装置において、前記交流電圧の
前半の半サイクルに対応する第1の通電期間では一方の
前記サイリスタを所定の第1の点弧角で導通させ、前記
交流電圧の後半の半サイクルに対応する第2の通電期間
では他方の前記サイリスタを前記第1の点弧角よりも所
定時間だけ小さな第2の点弧角で導通させるサイリスタ
制御手段を具備することを特徴とする。
【0150】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の実施例を説明する。
【0160】図1に、本発明の一実施例によるシリーズ
溶接用抵抗溶接装置の回路構成を示す。この抵抗溶接装
置は、商用周波数(50または60Hz)のたとえば1
00V単相交流電源を使用し、双方向通電型のスイッチ
ング手段30を備える。スイッチング手段30は、GT
R(シ゛ャイアント・トランシ゛スタ)またはIGBT(絶縁ケ゛ート・ハ゛イホ゜
ーラ・トランシ゛スタ)等からなる4つのトランジスタ・スイッチ
ング素子32,34,36,38を有している。
【0170】これら4つのスイッチング素子32〜38
のうち、第1組(正極側)のスイッチング素子32,3
6は駆動回路58からの第1のスイッチング制御信号F
a により所定の高周波数(たとえば8kHz)で同時に
オン・オフ制御され、第2組(負極側)のスイッチング
素子34,38は駆動回路58からの第2のスイッチン
グ制御信号Fb によって同時に上記所定の高周波数(8
kHz)でオン・オフ制御されるようになっている。
【0180】スイッチング手段30の入力端子(La ,
Lb )は後述する整流回路28の出力端子に接続されて
おり、出力端子(Ma ,Mb )は溶接トランス46の一
次側コイルの両端にそれぞれ接続されている。溶接トラ
ンス46の二次側コイルの両端には一対の溶接電極4
8,50が直接(つまり整流回路を介さずに)接続され
ている。両溶接電極48,50は、溶接時には被溶接材
(W1 ,W2 )に対して互いに離れて当接し、加圧機構
(図示せず)からの加圧力で加圧接触する。
【0190】整流回路28は、主として一対のダイオー
ド20,22と一対のコンデンサ24,26とから構成
されている。ダイオード20のアノード端子およびダイ
オード22のカソード端子が交流電源10の一方の端子
10aに接続されている。ダイオード20のカソード端
子は、コンデンサ24の一方の端子に接続されるととも
に、スイッチング手段30の一方の入力端子La に接続
されている。コンデンサ24の他方の端子は、コンデン
サ26の一方の端子に接続されるとともに、交流電源1
0の他方の端子10bに接続されている。コンデンサ2
6の他方の端子は、ダイオード22のアノード端子に接
続されるとともに、スイッチング手段30の他方の入力
端子Lb に接続されている。
【0200】この整流回路28において、商用周波数の
正極性の半サイクルでは、交流電源10からの商用交流
がダイオード20により半波整流され、コンデンサ24
が充電される。そして、商用周波数の負極性の半サイク
ルでは、交流電源10からの商用交流がダイオード22
により半波整流され、コンデンサ26が充電される。両
コンデンサ24,26は極性の向きを同一方向にして互
いに直列接続されているため、それぞれの充電電圧を加
算した値の直流電圧が整流回路28の出力電圧としてス
イッチング手段30の入力端子(La ,Lb )に与えら
れる。
【0210】また、交流電源10の一方の端子10aと
ダイオード20のアノード端子およびダイオード22の
カソード端子との間には、主電源スイッチ12a、チョ
ークコイル14および電流制限用抵抗16が直列に挿入
され、さらに電流制限用抵抗16と並列にバイパス用
(抵抗外し用)のスイッチ18が接続されている。交流
電源10の他方の端子10bとコンデンサ24,26の
接続点との間にも、主電源スイッチ12bが挿入されて
いる。電流制限用抵抗16は、主電源スイッチ12a,
12bの閉成直後の充電立ち上げ時に動作し、立ち上げ
終了後は回路から外される。
【0220】かかる構成の整流回路28によれば、単相
交流電源10からの100Vの商用交流を直流に変換し
て、たとえば280V程度まで昇圧した直流電圧をコン
デンサ(24,26)に充電することができる。
【0230】スイッチング手段30内には、入力端子L
a とLb との間に、抵抗40,ダイオード(42a,4
2b)およびコンデンサ(44a,44b)からなるス
イッチング・ノイズ除去回路が設けられている。
【0240】スイッチング手段30の出力端子と溶接ト
ランス46の一次側コイルとの間には、たとえばカレン
トトランスからなる電流センサ52が設けられている。
溶接通電中、一次側電流I1 の電流値(瞬時値)を表す
電流検出信号が電流センサ52より出力され、この電流
検出信号に基づいて電流検出回路54により所定のスイ
ッチング・サイクル毎に一次側電流I1 の電流測定値
[I1 ]が求められる。電流検出回路54より得られた
電流測定値[I1 ]は制御部56に与えられる。
【0250】制御部56は、マイクロコンピュータから
なり、CPU、ROM(プログラムメモリ)、RAM
(データメモリ)、クロック回路、インタフェース回路
等を含んでいる。本実施例におけるフイードバック式の
定電流制御のために、制御部56は、電流検出回路54
からの電流測定値[I1 ]をメモリに登録されている設
定電流値と比較し、その比較誤差に応じて次のスイッチ
ング・サイクルにおけるスイッチング手段の出力パルス
を演算し、その出力パルスを規定するパルス幅変調(P
WM)信号をスイッチング制御信号またはパルス幅制御
信号Fとして駆動回路58に与える。
【0260】また、制御部56は、主電源スイッチ(1
2a,12b)およびバイパス用スイッチ18の制御を
も行う。もっとも、主電源スイッチ(12a,12b)
は、手動操作で切り換えるようにしてもよい。入力部6
0は、キーボードあるいはマウス等のポインティング・
デバイスからなり、各種溶接条件の設定入力に用いられ
る。本実施例で設定入力される主な溶接条件は、一次側
電流I1 または二次側電流(溶接電流)I2 、全通電時
間、第1および第2の通電期間等である。
【0270】後述するように、本実施例の第1の通電方
式では、第1および第2の通電期間TA ,TB をTB =
TA +TC (ただしTC >0)と設定し、第1および第
2の通電期間TA ,TB における設定電流値IA ,IB
をIA =IB と選定する。また、第2の通電方式では、
第1および第2の通電期間TA ,TB をTB =TA と設
定し、第1および第2の通電期間TA ,TB における設
定電流値IA ,IB をIB =IA +IC (ただしIC >
0)と選定する。第1および第2の通電期間TA ,TB
は通電時間TG を2つに分割したものであるが、両サイ
クルの間に切換用の休止時間TH を挿入してもよい。そ
の場合、TG =TA +TH +TB の関係が成立する。
【0280】なお、制御部56には、他の周辺装置たと
えば表示装置や印字装置(図示せず)等も接続されてい
る。
【0290】次に、図2〜図4につき本実施例の抵抗溶
接装置における作用を説明する。
【0300】溶接通電を行うに先立ち、制御部56は、
主電源スイッチ12a,12bを閉じて、整流回路28
のコンデンサ24,26を所定電圧(たとえば280
V)まで充電する。この充電の立ち上げの際には、バイ
パス・スイッチ18をオフにして、電流制限用抵抗16
を通して充電電流を流す。
【0310】上記のようにしてコンデンサ24,26を
所定電圧まで充電した後、溶接ロボット等の外部装置
(図示せず)より起動信号STが送られてくると、これ
に応動して制御部56は溶接通電を開始する。
【0320】たとえば、図3に示すような被溶接材(W
1 ,W2 )に対してシリーズ溶接を行う場合、制御部5
6は、第1の通電期間TA では第1組(正極側)のスイ
ッチング素子(32,36)だけをPWM制御で連続的
にスイッチングし、第2の通電期間TB では第2組(負
極側)のスイッチング素子(34,38)だけをPWM
制御で連続的にスイッチングする。
【0330】第1の通電方式によれば、図2に示すよう
に、第1の通電期間TA の定電流制御における一次側設
定電流値IA1(二次側電流設定値IA2)と第2の通電期
間TB の定電流制御における一次側設定電流値IB1(二
次側電流設定値IB2)とは等しい電流値に選定される。
【0340】図2に示すように、第1の通電期間TA で
は、スイッチング手段30より正極性の出力パルスが溶
接トランス46の一次側コイルに供給され、二次側回路
ではほぼ台形状の電流波形を有する電流値IA2の溶接電
流I2 が正極方向に流れる。
【0350】これにより、図3の(A)に示すように、
溶接電流I2 は第1の溶接電極48→被溶接材W1 →第
1の溶接箇所Pa →被溶接材W2 →第2の溶接箇所Pb
→被溶接材W1 →第2の溶接電極50の経路で流れる。
すなわち、第1の溶接箇所Pa では被溶接材W1 側から
被溶接材W2 側に溶接電流I2 が流れ、第2の溶接箇所
Pa では被溶接材W2 側から被溶接材W1 側に溶接電流
I2 が流れる。そうすると、たとえば第1の溶接箇所P
a では熱を吸収するペルチェ効果が生じる一方で、第2
の溶接箇所Pb では熱を発生するペルチェ効果が生じ
る。
【0360】こうして、第1の通電期間TA では、第1
の溶接箇所Pa におけるナゲットNa よりも第2の溶接
箇所Pb におけるナゲットNb のほうが大きな成長率で
成長する。この結果、第1の通電期間TA の終了時に
は、図3の(B)に示すようにナゲットNb がナゲット
Na よりも相対的に大きくなっている。この時点での両
ナゲットNa ,Nb のサイズの差は、被溶接材(W1 ,
W2 )の材質や板厚、第1の通電期間TA の期間、設定
電流値IA1等に依存する。
【0370】そして、図2に示すように、第2の通電期
間TB では、スイッチング手段30より負極性の出力パ
ルスが溶接トランス46の一次側コイルに供給され、二
次側回路ではほぼ台形状の電流波形を有する電流値IB2
(=IA2)の溶接電流I2 が負極方向に流れる。
【0380】この場合、図3の(C)に示すように、溶
接電流I2 は第2の溶接電極50→被溶接材W1 →第2
の溶接箇所Pb →被溶接材W2 →第1の溶接箇所Pa →
被溶接材W1 →第1の溶接電極48の経路で流れる。す
なわち、第1の溶接箇所Paでは被溶接材W2 側から被
溶接材W1 側に溶接電流I2 が流れ、第2の溶接箇所P
a では被溶接材W1 側から被溶接材W2 側に溶接電流I
2 が流れる。これにより、今度は、第1の溶接箇所Pa
で熱を発生するペルチェ効果が生じる一方で、第2の溶
接箇所Pb で熱を吸収するペルチェ効果が生じることと
なる。
【0390】このような逆極性のペルチェ効果により、
第2の通電期間TB では、第1の溶接箇所Pa における
ナゲットNa のほうが第2の溶接箇所Pb におけるナゲ
ットNb よりも大きな成長率または成長速度で成長し、
両ナゲットNa ,Nb のサイズの差は徐々に縮まる。し
かし、第1の通電期間TA でナゲットが形成されていて
通電路の抵抗値が低くなっており、これにより発熱効率
が下がるため、ナゲットNa ,Nb の成長速度は第1の
通電期間TA の時よりも遅く、したがって両ナゲットN
a ,Nb 間の成長速度の差(Na >Nb )は第1の通電
期間TA の時の差(Na <Nb )よりも小さい。この結
果、第2の通電期間TB において第1の通電期間TA と
等しい期間が経過しても、ナゲットNa はナゲットNb
に追い付くことができない。
【0400】しかし、本実施例の第1の通電方式では、
第2の通電期間TB を第1の通電期間TA よりもTC だ
け長い期間に設定しており、この延長期間TC でナゲッ
トNa をナゲットNb に追い付かせることができる。こ
の追い付き条件を満たすための延長期間TC は、被溶接
材(W1 ,W2 )の材質や板厚、第1の通電期間TAの
期間、設定電流値IA 等の溶接条件に依存するものであ
り、テスト通電等に基づいた経験値として決定されても
よい。
【0410】この結果、第2の通電期間TB が終了した
時点、つまり全通電時間TG が終了した時点では、図3
の(D)に示すように、第1の溶接箇所Pa におけるナ
ゲットNa と第2の溶接箇所Pb におけるナゲットNb
とはほぼ同じ大きさに成長している。したがって、第1
の溶接箇所Pa と第2の溶接箇所Pb とでほぼ均等な溶
接強度が得られる。
【0420】図4に、本実施例の抵抗溶接装置における
第2の通電方式を示す。この方式でも、制御部56は、
第1の通電期間TA では第1組(正極側)のスイッチン
グ素子(32,36)だけをPWM制御で連続的にスイ
ッチングし、第2の通電期間TB では第2組(負極側)
のスイッチング素子(34,38)だけをPWM制御で
連続的にスイッチングする。ただし、第1の通電期間T
A の定電流制御における一次側設定電流値IA1(二次側
電流設定値IA2)よりも第2の通電期間TB の定電流制
御における一次側設定電流値IB1(二次側電流設定値I
B2)のほうを所定の値IC だけ大きな電流値に選定して
いる。
【0430】この場合、第1の通電期間TA では、上記
と同様のペルチュ効果により、第1の溶接箇所Pa にお
けるナゲットNa よりも第2の溶接箇所Pb におけるナ
ゲットNb のほうが大きな成長率で成長し、第1の通電
期間TA の終了時には図3の(B)に示すように、ナゲ
ットNb がナゲットNa よりも相対的に大きくなってい
る。
【0440】そして、第2の通電期間TB では、逆方向
のペルチェ効果により、第1の溶接箇所Pa におけるナ
ゲットNa のほうが第2の溶接箇所Pb におけるナゲッ
トNb よりも大きな成長率で成長し、両ナゲットNa ,
Nb のサイズの差は徐々に縮まる。この際、第1の通電
期間TA のときの溶接電流IA2よりも大きな溶接電流I
B2が流れるため、ナゲットNa がナゲットNb に追い付
く速さが促進(加速)される。これにより、第2の通電
期間TB の終了時につまり第1の通電期間TAと同じ期
間が経過した時点で、ナゲットNa をナゲットNb に追
い付かせることができる。この追い付き条件を満たすた
めの余分の電流値IC は、被溶接材(W1 ,W2 )の材
質や板厚、第1の通電期間TA の期間、設定電流値IA
等の溶接条件に依存するものであり、テスト通電等に基
づいた経験値として決定されてもよい。
【0450】このように、第2の通電方式によっても、
全通電時間TG が終了した時点で、図3の(D)に示す
ように、第1の溶接箇所Pa におけるナゲットNa と第
2の溶接箇所Pb におけるナゲットNb とをほぼ同じ大
きさに成長させることが可能であり、第1の溶接箇所P
a と第2の溶接箇所Pb とでほぼ均等な溶接強度を得る
ことができる。
【0460】なお、この実施例におけるスイッチング手
段30の回路構成は一例であり、種々の変形が可能であ
る。また、電流センサ52を二次側回路に取り付けるこ
とも可能である。
【0470】図5に、本発明の別の実施例による単相交
流式の抵抗溶接装置の回路構成を示す。この抵抗溶接装
置において、入力端子62,64に入力された商用周波
数の交流電源電圧Eは、一対のサイリスタ66,68か
らなるコンタクタを介して溶接トランス70の一次コイ
ルに供給される。溶接トランス70の二次コイルに発生
した交流の誘導起電力(二次側電圧)は二次導体および
一対の溶接電極72,74を介して被溶接材W1 ,W2
に印加され、二次側回路に溶接電流I2 が流れる。一次
側回路でも、溶接電流(二次側電流)I2 と相似な一次
側電流I1 が流れる。
【0480】溶接電流I2 の大きさ(実効値)は、通電
角によって決まるが、点弧角と通電角との間にはほぼ一
定の関係があるので、点弧角によって決まるともいえ
る。本抵抗溶接制御装置では、制御部76が点弧回路7
8を介してサイリスタ66,68の点弧角(点弧タイミ
ング)を制御することによって、溶接電流I2 の実効値
を制御する。
【0490】入力端子62,64に入力された商用周波
数の交流電源電圧Eは同期用のトランス80の一次側コ
イルにも入力され、トランス80の二次側コイルより得
られる電源電圧と同相の降圧された交流電圧eが同期検
出回路82と電源電圧検出回路84とに入力される。同
期検出回路82は、入力した交流電圧e(50または6
0Hz)から交流電源電圧Eに同期したタイミング信号
SE を生成し、この信号SE を制御部76に与える。電
源電圧検出回路84は、入力した交流電圧eから電源電
圧Eを表す電源電圧補償のための電圧検出信号VE を生
成し、この信号VE を制御部76に与える。
【0500】制御部76は、マイクロコンピュータから
なり、CPU、ROM(プログラムメモリ)、RAM
(データメモリ)、インタフェース回路等を含んでい
る。入力部86は、キーボードあるいはマウス等のポイ
ンティング・デバイスからなり、電流値や点弧角等の設
定入力に用いられる。
【0510】この実施例の抵抗溶接装置では、電子部品
等の小物金属に対して電源電圧補償方式による1サイク
ル通電でシリーズ溶接を行う。電源電圧補償方式は、電
源電圧の変動を検出してその変動分を補うように溶接電
流を制御する方式であり、応答が速いので、1サイクル
通電に有利とされている。
【0520】図6に、本実施例による1サイクル通電方
式のタイミングを示す。
【0530】この種の交流式抵抗溶接装置では、点弧角
φを力率角θに一致させると、溶接電流Iはほぼ連続的
な正弦波、いわゆるフルヒート電流波形になる。点弧角
φを力率角θよりさらにζだけ遅らせると、溶接トラン
スの一次側には電圧のかからない期間が発生し、溶接電
流Iは不連続になると同時にそのピーク値も小さくな
り、いわゆるヒート・コントロール電流波形になる。点
弧角φの遅れζを更に大きくすると、電圧の休止期間が
増え、溶接電流Iの大きさが更に小さくなる。このよう
に、点弧角φを変えることによって溶接電流Iの大きさ
を制御することができる。
【0540】本実施例では、前半の半サイクルにおける
点弧角φA よりも後半の半サイクルにおける点弧角φB
のほうを所定の値ζC だけ小さくする。すなわち点弧角
φAの遅れζA よりも点弧角φB の遅れζB のほうを所
定の値ζC だけ小さくする。これにより、前半の半サイ
クルに対応する第1の通電期間TA で流れる溶接電流I
2 よりも後半の半サイクルに対応する第2の通電期間T
B で流れる溶接電流I2 のほうが多量に流れる。
【0550】これにより、第1の通電期間TA では被溶
接材(W1 ,W2 )において図3の(A),(B)と同
様のナゲット成長工程が行われるとともに、第2の通電
期間TB では被溶接材(W1 ,W2 )において図3の
(C),(D)と同様のナゲット成長工程が行われ、第
2の通電期間TB の終了時にナゲットNa とナゲットN
b をほぼ同サイズまでに成長させることができる。第2
の通電期間TB でナゲットNa をナゲットNb に追い付
かせるための点弧角φA ,φB の差ζC は、被溶接材
(W1 ,W2 )の材質や板厚、第1の通電期間TA の点
弧角φA 等の溶接条件に依存し、テスト通電に基づいた
経験値として決定されてもよい。
【0560】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の抵抗溶接
方法または装置によれば、1回の抵抗溶接のための通電
時間を第1および第2の通電期間に分割し、第1の通電
期間では前記溶接電流を一方の極性で流し、第2の通電
期間では第1の通電期間で流れた溶接電流よりも所定量
だけ多量の溶接電流を他方の極性で流すことにより、シ
リーズ溶接等において被溶接材の複数の溶接箇所をほぼ
均一な溶接強度に同時接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシリーズ溶接用抵抗溶
接装置の回路構成を示す図である。
【図2】実施例の抵抗溶接装置における第1の通電方式
を示す波形図である。
【図3】実施例の抵抗溶接装置における作用の一例を示
す部分断面図である。
【図4】実施例の抵抗溶接装置における第2の通電方式
を示す波形図である。
【図5】別の実施例による単相交流式の抵抗溶接装置の
回路構成を示す図である。
【図6】別の実施例による抵抗溶接装置における通電方
式を示す波形図である。
【図7】従来の典型的なインバータ式抵抗溶接装置の回
路構成を示す図である。
【図8】シリーズ溶接において従来のインバータ式抵抗
溶接装置による不具合を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 単相交流電源 28 整流回路 30 スイッチング手段 32,34,36,38 スイッチング素子 46 溶接トランス 48,50 溶接電極 W1 ,W2 被溶接材 52 電流センサ 54 電流検出回路 56 制御部 58 駆動回路 60 入力部 66,68 サイリスタ 70 溶接トランス 72,74 溶接電極 76 制御部 78 点弧回路 82 同期検出回路 84 電源電圧検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被溶接材に第1および第2の溶接電極を
    互いに離れた位置で加圧接触させ、前記第1および第2
    の溶接電極の間で前記被溶接材に溶接電流を流すことに
    より、前記被溶接材を前記第1および第2の溶接電極の
    加圧接触位置にそれぞれ対応する第1および第2の溶接
    箇所にて接合するようにした抵抗溶接方法において、 1回の抵抗溶接のための通電時間を第1および第2の通
    電期間に分割し、前記第1の通電期間では前記溶接電流
    を一方の極性で流し、前記第2の通電期間では前記第1
    の通電期間で流れた溶接電流よりも所定量だけ多量の溶
    接電流を他方の極性で流すことを特徴とする抵抗溶接方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2の通電期間を前記第1の通電期
    間よりも所定時間だけ長い期間に設定することを特徴と
    する請求項1に記載の抵抗溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の通電期間で流れる前記溶接電
    流に対する設定電流値よりも前記第2の通電期間で流れ
    る前記溶接電流に対する設定電流値を所定の値だけ大き
    な電流値に選定することを特徴とする請求項1に記載の
    抵抗溶接方法。
  4. 【請求項4】 商用周波数の交流を直流に変換する整流
    回路と、 前記整流回路からの直流を高周波パルスに変換する双方
    向通電型のスイッチング手段と、 前記スイッチング手段の出力を一次側コイルに入力し、
    二次側コイルより高周波パルスの電圧を出力する溶接ト
    ランスと、 前記溶接トランスの二次側コイルの両端にそれぞれ接続
    され、被溶接材に対して互いに離れた位置で加圧接触す
    る第1および第2の溶接電極と、 1回の抵抗溶接のための通電時間を第1および第2の通
    電期間に分割し、前記第1の通電期間よりも前記第2の
    通電期間を所定の時間だけ長い期間に設定する通電期間
    設定手段と、 前記第1の通電期間では前記スイッチング手段を一方の
    極性で連続的に高周波スイッチングし、前記第2の通電
    期間では前記スイッチング手段を他方の極性で連続的に
    高周波スイッチングするスイッチング制御手段とを具備
    することを特徴とする抵抗溶接装置。
  5. 【請求項5】 商用周波数の交流を直流に変換する整流
    回路と、 前記整流回路からの直流を高周波パルスに変換する双方
    向通電型のスイッチング手段と、 前記スイッチング手段の出力を一次側コイルに入力し、
    二次側コイルより高周波パルスの電圧を出力する溶接ト
    ランスと、 前記溶接トランスの二次側コイルの両端にそれぞれ接続
    され、被溶接材に対して互いに離れた位置で加圧接触す
    る第1および第2の溶接電極と、 1回の抵抗溶接のための通電時間を第1および第2の通
    電期間に分割し、前記第1の通電期間と前記第2の通電
    期間とをぼぼ等しい期間に設定する通電期間設定手段
    と、 前記溶接トランスの一次側または二次側電流について第
    1の設定電流値と前記第1の設定電流値よりも所定値だ
    け大きい第2の設定電流値を与える電流設定手段と、 前記第1の通電期間では前記第1の設定電流値にほぼ等
    しい一次側または二次側電流が流れるように前記スイッ
    チング手段を一方の極性で連続的に高周波スイッチング
    し、前記第2の通電期間では前記第2の設定電流値にほ
    ぼ等しい一次側または二次側電流が流れるように前記ス
    イッチング手段を他方の極性で連続的に高周波スイッチ
    ングするスイッチング制御手段とを具備することを特徴
    とする抵抗溶接装置。
  6. 【請求項6】 商用周波数の交流電圧を一対のサイリス
    タからなるコンタクタを介して溶接トランスの一次側コ
    イルに供給し、前記溶接トランスの二次側コイルに得ら
    れる電圧を被溶接材に対して互いに離れた位置で加圧接
    触する第1および第2の溶接電極に印加することにより
    二次側回路に溶接電流を流すようにした抵抗溶接装置に
    おいて、 前記交流電圧の前半の半サイクルに対応する第1の通電
    期間では一方の前記サイリスタを所定の第1の点弧角で
    導通させ、前記交流電圧の後半の半サイクルに対応する
    第2の通電期間では他方の前記サイリスタを前記第1の
    点弧角よりも所定時間だけ小さな第2の点弧角で導通さ
    せるサイリスタ制御手段を具備することを特徴とする抵
    抗溶接装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007050450A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Daihatsu Motor Co Ltd 抵抗溶接装置

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