JP2001176016A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JP2001176016A
JP2001176016A JP36099799A JP36099799A JP2001176016A JP 2001176016 A JP2001176016 A JP 2001176016A JP 36099799 A JP36099799 A JP 36099799A JP 36099799 A JP36099799 A JP 36099799A JP 2001176016 A JP2001176016 A JP 2001176016A
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JP
Japan
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magnetic
substrate
magnetic substrate
cutting
core
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JP36099799A
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English (en)
Inventor
Toru Hori
徹 堀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップの加工精度や磁気ギャップの形成精度
を劣化させずに磁気コアの素材をより有効に活用できる
磁気ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 一枚の共通磁性基板12の両面に非磁性
層を介して磁性基板11を接合することにより磁気ギャ
ップを形成後、共通磁性基板12を共通コア切断面13
で2つに切断することにより磁気ギャップが形成された
磁性基板を2組形成する。このことにより、中央の磁気
コアに十分な厚さを確保しても、磁気コアの切断により
素材が無駄になる部分がなく、かつ共通磁性基板12が
1枚で、磁気ギャップが形成された磁性基板を2組形成
することができるので、磁気ギャップ形成後のバーの反
りを防止でき、チップの加工精度や磁気ギャップの形成
精度を向上でき、かつ素材をより有効に活用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ機器、
ビデオ機器、及び情報処理関連機器等に使用される磁気
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器、ビデオ機器及
び、情報処理関連機器等の低コスト化、高性能化に伴
い、そのキーディバイスの一つである磁気ヘッドに対し
ても、低コスト化、高性能化が求められている。
【0003】以下、従来の磁気ヘッドの製造方法を、図
5〜11を用いて説明する。図5(a)は、従来の磁気
ヘッドの製造工程において、巻線溝形成直後の磁性基板
の斜視図を示している。磁性基板11の片面には、磁気
ヘッドのコイルを巻くための溝である巻線溝14が形成
されている。磁性基板26は、磁性基板11に接合する
ための磁性基板である。
【0004】図5(b)は、ラップ直後の各磁性基板の
斜視図を示している。磁性基板11の巻線溝14を形成
した面と、磁性基板26の一面をラップしてギャップ面
を鏡面に仕上げる。図5(c)は、ギャップ材成膜直後
の各磁性基板の斜視図である。磁性基板11及び26の
鏡面に仕上げた面に所定厚みの非磁性層であるギャップ
材層16を形成する。
【0005】図6は、磁気ギャップ形成直後の斜視図で
ある。磁性基板11と磁性基板26とを、鏡面に仕上げ
た面同士を付き合わせ、加圧しながら炉内で加熱して接
合する。その後、短冊切断面27で、巻線溝14に平行
に接合された磁気コアを短冊状に切断する。図7は、短
冊状に切断した直後の斜視図である。この状態で、巻線
溝を加工していない磁性基板26を、磁気コア切断面2
8で所定の厚みを残して切断する。
【0006】図8は、トラック幅規制加工を示す模式図
である。レーザーの発信源18から波長243nmで発振
されたレーザー光19は、マスク20でパターニングさ
れ、反射鏡21を経由して、磁性基板11及び磁性基板
12で形成されたトラック幅規制加工部に照射される。
【0007】図9は、トラック幅規制加工穴部にガラス
材を溶融した直後の斜視図である。トラック幅規制加工
部に図面の上方からガラス材23を巻線溝14が塞がれ
ないよう適量を配して、図6に示した磁気ギャップ形成
時よりも低い温度で流し込む。
【0008】図10は、ガラス材研削直後の斜視図であ
る。溶融時に流れ込まずにトラック幅規制加工部に残っ
たガラスを磁気コアと共に研削する。その後チップ切断
面24で、磁気コアをトラック毎にチップ状に切断す
る。
【0009】図11は、チップ状磁気コアの前面ラップ
直後の斜視図である。テープ摺動面25を、研磨テープ
等を用いて円筒状に仕上げてヘッドチップを形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の磁気ヘッドの製造方法では、巻線溝加工を施
していない磁性基板(Bコア)の素材は半分以上無駄に
なってしまう。このような素材の無駄を防止するため
に、Bコアとして最初から薄厚の磁性基板を用いると、
磁気ギャップ(GL)形成後の磁気コアのバーが反って
しまい、チップ切断の際の加工精度が劣化してしまうと
いう問題あった。
【0011】本発明は前記従来の問題を解決するもので
あり、チップの加工精度や磁気ギャップの形成精度を劣
化させずに磁気コアの素材をより有効に活用する磁気ヘ
ッドの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の磁気ヘッドの製造方法は、一枚の第1磁性基
板の両面に、各々巻線溝が形成された一対の第2磁性基
板と第3磁性基板とを、それぞれ非磁性層を介して前記
各巻線溝が内側になるように接合して磁気コアプレ接合
体を形成した後、前記第1磁性基板を前記接合面に平行
に切断することにより、前記磁気コアプレ接合体を2つ
に切断して、2組の磁気コアを形成する工程を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】前記のような磁気ヘッドの製造方法によれ
ば、中央の磁気コアに十分な厚さを確保しても、磁気コ
アの切断により素材が無駄になる部分がなく、かつ中央
の磁気コア1枚に対して磁気ギャップが形成された磁性
基板を2組形成することができる。このため、磁気ギャ
ップ形成後のバーの反りを防止でき、チップの加工精度
や磁気ギャップの形成精度を向上でき、かつ素材をより
有効に活用できる。
【0014】前記磁気ヘッドの製造方法においては、前
記第1磁性基板の切断は、前記第1磁性基板の略中央で
前記接合面に平行に切断することにより行うことが好ま
しい。
【0015】また、前記第2及び第3の磁性基板がそれ
ぞれ有する6面のうち、前記巻線溝が形成された面に垂
直であり、かつ前記巻線溝に平行な2つの面のいずれか
一方の面をそれぞれ前記第2及び第3磁性基板の基準面
とし、前記第1磁性基板が有する6面のうち前記磁気コ
アプレ接合体が形成された状態において外部に露出する
4面のいずれか一つの面を前記第1磁性基板の基準面と
し、前記各磁性基板を重ねあわせて、前記各磁性基板の
基準面を揃えてデプスアライメントを行った後に、前記
各磁性基板の接合を行うことが好ましい。前記のような
磁気ヘッドの製造方法によれば、アライメント工程のタ
クトを下げると同時に精度を向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を用いて説明する。図1(a)は、本発明の磁
気ヘッド製造工程における、巻線溝形成直後の磁性基板
の斜視図を示している。2枚の磁性基板11にはそれぞ
れフロント面又はバック面の片面を巻線溝加工の基準面
として、磁気ヘッドのコイルを巻くための、巻線溝14
が形成されている。
【0017】図1(b)は、共通磁性基板12の斜視図
を示している。共通磁性基板12の加工面15(両面)
は、ラップにより鏡面に仕上げられる。図1(c)は、
ギャップ材成膜直後の磁性基板の斜視図を示している。
2枚の磁性基板11の巻線溝14を形成した面を鏡面に
仕上げた後、その鏡面に所定厚みの非磁性層であるギャ
ップ材層16を形成する。
【0018】図2は、磁気ギャップ形成工程の模式図を
示している。1枚の共通磁性基板12を中央にして、2
枚の磁性基板11の巻線溝14の形成面同士を付き合わ
せて、3枚の磁性基板11及び12を重ねあわせる。こ
の重ね合わせた状態において、磁性基板11が有する6
面のうち、巻線溝14の形成面に垂直であり、かつ巻線
溝14に平行な面を基準面11aとし、共通磁性基板1
2が有する6面のうち外部に露出する4面のいずれか一
つの面を共通磁性基板12の基準面12aとし、基準面
11a、12aを揃えてデプスアライメントを行う。
【0019】このようなデプスアライメントを行えば、
アライメント工程のタクトを下げると同時に精度を向上
できる。この状態で加圧しながら炉内で加熱して各磁性
基板11と共通磁性基板12とを接合して磁気コアプレ
接合体を形成する。
【0020】図3は、磁気ギャップ形成直後の磁気コア
プレ接合体の斜視図を示している。短冊切断面17で巻
線溝14に平行に、磁性基板を短冊状に切断する。図4
は、短冊状に切断した直後の斜視図を示している。この
状態から、共通磁性基板12を、共通磁性基板12の中
央部の共通コア切断面13で、共通磁性基板12と磁性
基板11との接合面に平行に切断する。
【0021】以下の工程は、従来例と同様であるので、
従来例の説明に用いた図8〜11を用いて説明する。図
8に示したように、レーザーの発信源18から波長24
3nmで発振されたレーザー光19は、マスク20でパタ
ーニングされ、反射鏡21を経由して、短冊状に切断さ
れた磁性基板11及び共通磁性基板12で形成されたト
ラック幅規制加工部に照射される。
【0022】次に、図9に示したように、本図の上方か
らトラック幅規制加工部にガラス材23を巻線溝14が
塞がれないよう適量を配して、図3に示した磁気ギャッ
プ形成時よりも低い温度で流し込む。さらに、図10に
示したように、溶融時に流れ込まずにトラック幅規制加
工部に残ったガラスを磁気コアと共に研削する。この研
削後、チップ切断面24で、磁気コアをトラック毎にチ
ップ状に切断する。
【0023】次に、図11に示したように、チップ状に
切断された磁気コアのテープ摺動面25を研磨テープ等
を用いて円筒状に仕上げてヘッドチップを形成する。
【0024】以上のようにして製造した磁気ヘッド20
0チップを従来の製造方法で製造した磁気ヘッド200
チップと比較したところ、磁気ギャップ長の形成精度、
チップ切断精度、ヘッド特性とも全く差が無かった。
【0025】前記のような磁気ヘッドの製造方法によれ
ば、中央の磁気コアに十分な厚さを確保しても、磁気コ
アの切断により素材が無駄になる部分がなく、かつ中央
の磁気コア1枚に対して磁気ギャップが形成された磁性
基板を2組形成することができる。このため、磁気ギャ
ップ形成後のバーの反りを防止でき、チップの加工精度
や磁気ギャップの形成精度を防止でき、かつ素材をより
有効に活用できる。すなわち、特別に工程や素材を増や
すことなく、従来と同等の性能が確保された磁気ヘッド
を同等の数だけ製造することが出来る。
【0026】なお、以上の説明では、レーザーの波長は
243nmの例を示したが、他の波長のレーザーでもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気ヘッドの製
造方法によれば、一枚の磁気コアの両面にそれぞれ別の
磁気コアを非磁性層を介して接合した後、前記一枚の磁
気コアを中央部分で前記接合面に沿って2つに切断する
ことにより、中央の磁気コアに十分な厚さを確保して
も、磁気コアの切断により素材が無駄になる部分がな
く、かつ中央の磁気コア1枚に対して磁気ギャップが形
成された磁性基板を2組形成することができる。このた
め、磁気ギャップ形成後のバーの反りを防止でき、チッ
プの加工精度や磁気ギャップの形成精度を向上でき、か
つ素材をより有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施形態に係る巻線溝加工後
の磁性基板の斜視図 (b)本発明の一実施形態に係る鏡面仕上げ加工後の共
通磁性基板の斜視図 (c)本発明の一実施形態に係るギャップ材形成後の磁
性基板の斜視図
【図2】本発明の一実施形態に係る磁気ギャップ形成工
程の模式図
【図3】本発明の一実施形態に係る磁気ギャップ形成後
の磁気コアの斜視図
【図4】本発明の一実施形態に係る短冊切断直後の磁性
基板の斜視図
【図5】(a)従来の磁気ヘッド製造工程における巻線
溝形成直後の磁性基板 (b)従来の磁気ヘッド製造工程におけるラップ直後の
磁性基板の斜視図 (c)従来の磁気ヘッド製造工程におけるギャップ材成
膜直後の磁性基板の斜視図
【図6】従来の磁気ヘッドの製造工程における磁気ギャ
ップ形成後の磁性基板の斜視図
【図7】従来の磁気ヘッドの製造工程における短冊切断
直後の磁性基板の斜視図
【図8】従来の磁気ヘッドの製造工程におけるトラック
幅規制加工を示す模式図
【図9】従来の磁気ヘッドの製造工程におけるトラック
幅規制加工穴部にガラス材を溶融した直後の斜視図
【図10】従来の磁気ヘッドの製造工程におけるガラス
材研削直後の斜視図
【図11】従来の磁気ヘッドの製造工程におけるチップ
状磁気コアの前面ラップ直後の斜視図
【符号の説明】
11,26 磁性基板 11a,12a 基準面 12 共通磁性基板 13 共通コア切断面 14 巻線溝 15 加工面 16 ギャップ材 17,27 短冊切断面 18 レーザーの発信源 19 レーザー光 20 マスク 21 反射鏡 22 トラック溝 23 ガラス材 24 チップ切断面 25 テープ摺動面 28 磁気コア切断面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の第1磁性基板の両面に、各々巻線
    溝が形成された一対の第2磁性基板と第3磁性基板と
    を、それぞれ非磁性層を介して前記各巻線溝が内側にな
    るように接合して磁気コアプレ接合体を形成した後、前
    記第1磁性基板を前記接合面に平行に切断することによ
    り、前記磁気コアプレ接合体を2つに切断して、2組の
    磁気コアを形成する工程を備えた磁気ヘッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1磁性基板の切断は、前記第1磁
    性基板の略中央で前記接合面に平行に切断することによ
    り行う請求項1に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2及び第3の磁性基板がそれぞれ
    有する6面のうち、前記巻線溝が形成された面に垂直で
    あり、かつ前記巻線溝に平行な2つの面のいずれか一方
    の面をそれぞれ前記第2及び第3磁性基板の基準面と
    し、前記第1磁性基板が有する6面のうち前記磁気コア
    プレ接合体が形成された状態において外部に露出する4
    面のいずれか一つの面を前記第1磁性基板の基準面と
    し、前記各磁性基板を重ねあわせて、前記各磁性基板の
    基準面を揃えてデプスアライメントを行った後に、前記
    各磁性基板の接合を行う請求項1又は2に記載の磁気ヘ
    ッドの製造方法。
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