JP2001173464A - 内燃機関のスロットル制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル制御装置

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JP2001173464A
JP2001173464A JP2000225118A JP2000225118A JP2001173464A JP 2001173464 A JP2001173464 A JP 2001173464A JP 2000225118 A JP2000225118 A JP 2000225118A JP 2000225118 A JP2000225118 A JP 2000225118A JP 2001173464 A JP2001173464 A JP 2001173464A
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combustion engine
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throttle
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Kenji Kawahara
研司 河原
Naoyuki Kamiya
直行 神谷
Shingo Kawasaki
新五 川▲さき▼
Mitsuo Hara
光雄 原
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Denso Corp
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルバルブと吸気通路の壁面との間に
異物が付着しても異物除去処理が適切に実行され、スロ
ットルバルブの作動不良を引起こさないこと。 【解決手段】 スロットルバルブ1の作動が内燃機関に
影響を与え難い運転状態として、内燃機関の停止時とな
ると、スロットルバルブ1が電動モータによって全閉位
置P3 を通過される。具体的には、スロットルバルブ1
の最大作動位置P1 と全閉位置P3 との間でフューエル
カット時やアイドル時等に対応する作動位置P2 である
スロットル開度TOと最終停止位置P4 であるスロット
ル開度TCとの角度範囲にてスロットルバルブ1が小刻
みに往復作動される。このため、スロットルバルブ1と
吸気通路2の壁面との間に例え異物が付着していてもス
ロットルバルブ1が全閉位置P3 を通過する際に確実に
除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関への吸気
量を制御する内燃機関のスロットル制御装置に関し、特
に、電動モータによりスロットルバルブの開度を制御す
る内燃機関のスロットル制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクセルペダルの踏込量等に応じ
て電動モータを駆動しスロットルバルブの開度を制御す
る『電子スロットルシステム』と称する内燃機関のスロ
ットル制御装置が知られている。この内燃機関のスロッ
トル制御装置においては、アクセルペダルの踏込量を検
知するセンサからの信号またはマイクロコンピュータの
内部演算により求めたスロットルバルブの目標スロット
ル開度に実スロットル開度(実際のスロットル開度)が
一致するように電動モータに電流を流し、電動モータが
駆動されることでスロットルバルブが開閉され吸気通路
を通過する吸気量が制御される。
【0003】ところで、内燃機関における燃料の燃焼か
すがスロットルバルブのところまで逆流したりすること
で、スロットルバルブと吸気通路の壁面との間に粘着性
の高い異物(付着物)が付着することがある。内燃機関
の運転中では異物が付着しても揮発成分が多いため硬化
することがないが、内燃機関の停止後しばらくして再び
始動しようとすると、スロットルバルブと吸気通路の壁
面とが異物を介して固着(接着)状態となっていたりし
て、スロットルバルブの作動不良を生じることがある。
【0004】このような不具合に対処する内燃機関のス
ロットル制御装置に関連する先行技術文献として、特公
平7−59901号公報にて開示されたものが知られて
いる。このものでは、スロットルバルブ(絞弁)の作動
角が90°未満であって、内燃機関の停止時にはスロッ
トルバルブを所定開度となるよう強制的に開くことでス
ロットルバルブと吸気通路の壁面との固着を防止する技
術が示されている。
【0005】ここで、内燃機関のスロットル制御装置に
関連する先行技術文献として、特開平4−249678
号公報にて開示されたものが知られている。このもので
は、スロットルバルブ(スロットル弁)の作動角が90
°を越えて回転可能に構成されており、スロットルバル
ブが最終停止位置(不作動位置)付近で回転されても流
れ面積の変化が急激でないため流量の制御を適正に行う
ことができ、また、最小流れ面積においても適正な流れ
を保持することができるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、スロットルバルブの作動角が90°を越え、即ち、
スロットルバルブと吸気通路の壁面との間が最も接近す
る全閉位置の前後を利用してスロットル開度を制御する
ものでは、スロットルバルブと吸気通路の壁面との間に
異物が付着するとスロットルバルブの作動不良が起こる
可能性が想定される。
【0007】そこで、この発明はかかる不具合の予測性
を解消するためになされたもので、スロットルバルブと
吸気通路の壁面との間に例え異物が付着しても異物除去
処理が適切に実行されることでスロットルバルブの作動
不良を引起こすことがない内燃機関のスロットル制御装
置の提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関のス
ロットル制御装置によれば、内燃機関が所定の運転状態
となると、制御手段によりスロットルバルブが電動モー
タによって全閉位置を通過するよう開閉作動される。こ
れにより、スロットルバルブと吸気通路の壁面との間に
異物が付着していても確実に除去される。
【0009】請求項2の内燃機関のスロットル制御装置
によれば、内燃機関が所定の運転状態となると、制御手
段によりスロットルバルブが全閉位置から最大作動位置
側に少し開いた角度位置まで電動モータにて駆動された
のち電動モータへの通電が遮断され、戻しばねの付勢力
のみで全閉位置を通過させ最終停止位置まで戻すよう制
御される。このとき、スロットルバルブが全閉位置付近
で停止または動作不良を呈すると、電動モータの駆動に
よりスロットルバルブが全閉位置を通過するよう開閉作
動される。これにより、スロットルバルブと吸気通路の
壁面との間に異物が付着していても確実に除去される。
【0010】請求項3の内燃機関のスロットル制御装置
によれば、内燃機関が所定の運転状態となると、制御手
段によりスロットルバルブが全閉位置を通過するよう開
閉作動するものであって、その開閉動作の実行前にスロ
ットルバルブが全閉位置から最大作動位置側に少し開い
た角度位置まで電動モータにて駆動されたのち電動モー
タへの通電が遮断され、戻しばねの付勢力のみで全閉位
置を通過させ最終停止位置まで戻すよう制御される。こ
のとき、スロットルバルブが全閉位置付近で停止または
動作不良を呈すると、電動モータの駆動によりスロット
ルバルブが全閉位置を通過する開閉作動の作動回数が増
加または作動時間が長くされる。これにより、スロット
ルバルブと吸気通路の壁面との間に異物が付着していて
も確実に除去される。
【0011】請求項4の内燃機関のスロットル制御装置
では、所定の運転状態として内燃機関の停止時、始動
前、始動直後またはフューエルカット時のうち少なくと
も何れか1つであるときに異物除去処理が実行される。
このような運転状態であるときには、スロットルバルブ
が所定の手順に沿って作動されても内燃機関の運転状態
に影響を与え難くすることができ確実に異物が除去され
る。
【0012】請求項5の内燃機関のスロットル制御装置
では、所定の運転状態のうち内燃機関の始動前としてク
ランキング開始から所定負圧が発生するまで、初爆発生
があるまで、機関回転数が所定回転数を越えるまでのう
ち少なくとも何れか1つが検出されたときに異物除去処
理が実行される。このような内燃機関の始動前にあって
は、スロットルバルブが所定の手順に沿って作動されて
も内燃機関の運転状態に影響を与えることなく硬化気味
の異物が効果的に除去される。
【0013】請求項6の内燃機関のスロットル制御装置
では、所定の運転状態として内燃機関のバッテリ電圧が
所定電圧以上のときに異物除去処理が実行される。つま
り、バッテリ電圧が異常に低下しているときには、スロ
ットルバルブを異物除去のため開閉駆動をすることな
く、始動時の開度位置に速やかに作動させることで内燃
機関の確実な始動が達成される。
【0014】請求項7の内燃機関のスロットル制御装置
では、制御手段によりスロットルバルブが全閉位置を通
過するよう開閉動作される際、スロットルバルブが全閉
位置付近で小刻みに往復作動される。このため、スロッ
トルバルブと吸気通路の壁面との間に例え異物が付着し
ていてもスロットルバルブが全閉位置を通過する際に効
率良く確実に除去される。
【0015】請求項8の内燃機関のスロットル制御装置
では、制御手段によりスロットルバルブが全閉位置を通
過するよう開閉作動される際、スロットルバルブが所定
開度以上となる角度位置から全閉位置と最終停止位置と
の間の任意の角度位置に向けて閉側に作動される。この
ため、スロットルバルブと吸気通路の壁面との間に例え
異物が強固に付着していてもスロットルバルブが全閉位
置を通過する際に確実に除去される。
【0016】請求項9の内燃機関のスロットル制御装置
では、制御手段により内燃機関のバッテリ電圧を平滑化
した値に基づき制御量の調整が行われる際、内燃機関の
クランキング時には平滑化の割合が小さくされる。この
ように、内燃機関のクランキング時に平滑化の割合が小
さくされることで、平滑後のバッテリ電圧と実際のバッ
テリ電圧との間のずれを小さくでき、制御手段による制
御量の調整が適切に実施される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のスロットル制御装置を示す概略構成図で
ある。
【0019】図1において、図示しない内燃機関への吸
気量を調節するスロットルバルブ1は吸気通路2の通路
途中に軸支されている。スロットルバルブ1は直接また
は減速ギヤ列を介して電動モータ3に接続されている。
また、スロットルバルブ1には常時、閉側に付勢する戻
しばね4が配設されており、電動モータ3への通電がな
いときにはスロットルバルブ1を後述の最終停止位置ま
で戻すように構成されている。そして、スロットルバル
ブ1にはそのスロットル開度を検知するスロットル開度
センサ5が配設されている。
【0020】10はECU(Electronic Control Unit:
電子制御ユニット)であり、ECU10は、周知の中央
処理装置としてのCPU、制御プログラムを格納したR
OM、各種データを格納するRAM、B/U(バックア
ップ)RAM等を中心に論理演算回路として構成され、
スロットル開度センサ5等の各種センサからのセンサ信
号を入力する入力ポート及び電動モータ3等の各種アク
チュエータに制御信号を出力する出力ポート等に対しバ
スを介して接続されている。
【0021】次に、本実施例におけるスロットルバルブ
1の開閉作動位置について、図2を参照して説明する。
【0022】図2において、スロットルバルブ1の開閉
作動位置として、スロットルバルブ1面が吸気通路2の
壁面に略平行でスロットルバルブ1による最大吸気量を
許容する最大作動位置P1 、スロットルバルブ1面が吸
気通路2の壁面に略垂直でスロットルバルブ1の外径L
と吸気通路2の壁面の内径Dとのクリアランスが最も少
ない、即ち、開口面積が最小となる全閉位置P3 、内燃
機関の停止時に電動モータ3への通電が停止されスロッ
トルバルブ1が戻しばね4にてストッパ(図示略)に当
接され回転停止される最終停止位置P4 、また、最大作
動位置P1 と全閉位置P3 との間でフューエルカット時
やアイドル時等に対応する作動位置P2がそれぞれ示さ
れている。このように、スロットルバルブ1は最大作動
位置P1と最終停止位置P4 との間で作動角90°を越
え矢印にて示す角度範囲にて回転駆動されるよう構成さ
れている。なお、後述の異物除去処理において、作動位
置P2 はスロットル開度TO、最終停止位置P4 はスロ
ットル開度TCとしてそれぞれ用いられている。
【0023】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のスロットル制御装置で使用されているE
CU10における内燃機関の停止時の異物除去の処理手
順を示す図3のフローチャートに基づき、上述の図2の
スロットルバルブ1の開閉作動位置を参照して説明す
る。なお、この異物除去処理ルーチンは約10ms毎に
ECU10にて繰返し実行される。
【0024】図3において、まず、ステップS101で
は、図示しないIGSW(イグニッションスイッチ)が
「OFF(オフ)」であるかが判定される。ステップS
101の判定条件が成立せず、即ち、IGSWが「ON
(オン)」で内燃機関が運転中であるときにはステップ
S102に移行し、異物除去処理のイニシャル(初期
化)完了を表すイニシャル完了フラグXISTが「OF
F」とされる。次にステップS103に移行して、異物
除去処理完了を表す異物除去処理完了フラグXCLEA
Nが「OFF」とされ、本ルーチンを終了する。
【0025】一方、ステップS101の判定条件が成
立、即ち、IGSWが「OFF」で内燃機関が停止状態
であるときにはステップS104に移行し、異物除去処
理完了フラグXCLEANが「OFF」であるかが判定
される。ステップS104の判定条件が成立、即ち、異
物除去処理完了フラグXCLEANが「OFF」であり
未だ異物除去処理が完了していないときにはステップS
105に移行し、イニシャル完了フラグXISTが「O
FF」であるかが判定される。ステップS105の判定
条件が成立、即ち、イニシャル完了フラグXISTが
「OFF」であり未だ異物除去処理イニシャルが完了し
ていないときにはステップS106に移行し、イニシャ
ル処理としてイニシャル完了フラグXISTが「O
N」、目標スロットル開度TATGTがスロットルバル
ブ1の全閉位置P3 (図2参照)から数°開いたスロッ
トル開度TO(図2参照)、異物除去のためのスロット
ルバルブ1の開閉作動回数を表す開閉回数カウンタCC
LEANが「N」、開閉作動経過時間を計測する経過時
間計測カウンタCCHGが「0」、異物除去処理中にお
ける異常の発生を表す異常フラグXERRが「OFF」
にそれぞれ設定される。
【0026】一方、ステップS105の判定条件が成立
せず、即ち、イニシャル完了フラグXISTが「ON」
であり異物除去処理イニシャルが完了しているときには
ステップS106がスキップされる。次にステップS1
07に移行して、目標スロットル開度TATGTとその
ときの実スロットル開度(実際のスロットル開度)TA
との偏差の絶対値が所定値α未満であるかが判定され
る。ステップS107の判定条件が成立、即ち、目標ス
ロットル開度TATGTと実スロットル開度TAとの偏
差の絶対値が所定値α未満と小さいときにはステップS
108に移行し、経過時間計測カウンタCCHGが
「0」にリセットされる。次にステップS109に移行
して、目標スロットル開度TATGTがスロットル開度
TOに設定されているかが判定される。
【0027】ステップS109の判定条件が成立、即
ち、目標スロットル開度TATGTがスロットル開度T
Oに設定されているときにはステップS110に移行
し、目標スロットル開度TATGTがスロットルバルブ
1の全閉位置P3 (図2参照)から数°閉じたスロット
ル開度TC(図2参照)に切替えられたのち、本ルーチ
ンを終了する。一方、ステップS109の判定条件が成
立せず、即ち、目標スロットル開度TATGTがスロッ
トル開度TCに設定されているときにはステップS11
1に移行し、開閉回数カウンタCCLEANが「1」デ
クリメントされる。次にステップS112に移行して、
開閉回数カウンタCCLEANが「0」を越えているか
が判定される。ステップS112の判定条件が成立、即
ち、開閉回数カウンタCCLEANが「0」を越え大き
いときにはイニシャルセットされた開閉作動回数「N」
だけ開閉作動が実行されていないとしてステップS11
3に移行し、目標スロットル開度TATGTがスロット
ル開度TOに切替えられたのち、本ルーチンを終了す
る。
【0028】一方、ステップS107の判定条件が成立
せず、即ち、目標スロットル開度TATGTと実スロッ
トル開度TAとの偏差の絶対値が所定値α以上と大きい
ときにはステップS114に移行し、経過時間計測カウ
ンタCCHGが所定値βを越えているかが判定される。
ステップS114の判定条件が成立、即ち、経過時間計
測カウンタCCHGが所定値βを越え大きいときにはス
テップS115に移行し、異物除去処理中で異常が発生
しているとして異常フラグXERRが「ON」とされ
る。次にステップS116に移行して、これ以降におい
て異物除去処理が実行されることのないよう異物除去処
理完了フラグXCLEANが「ON」とされたのち、本
ルーチンを終了する。一方、ステップS112の判定条
件が成立せず、即ち、開閉回数カウンタCCLEANが
「0」となったときにもステップS116に移行し、同
様の処理が実行されたのち本ルーチンを終了する。
【0029】ここで、ステップS104の判定条件が成
立せず、即ち、異物除去処理完了フラグXCLEANが
「ON」であり異物除去処理が完了しているとき、また
はステップS114の判定条件が成立せず、即ち、経過
時間計測カウンタCCHGが所定値β以下と小さいとき
には異物除去処理を継続するため何もすることなく本ル
ーチンを終了する。
【0030】なお、スロットル開度TO、スロットル開
度TC、開閉作動回数「N」、所定値βは内燃機関の冷
却水温やその他の運転状態を表すパラメータによるテー
ブルとして設定してもよい。また、所定値αは目標スロ
ットル開度TATGTと実スロットル開度TAとが十分
近づいた(一致した)と判断できる値に適合される。ま
た、上述の異物除去処理ルーチンでは、異物除去の開閉
作動回数を制限するために回数カウンタを用いたが、時
間カウンタを用い所定時間以上経過したら異物除去処理
を終了するようにしてもよい。
【0031】更に、異物除去処理ルーチンの終了後に異
物除去処理完了フラグXCLEANがチェックされ、
「ON(異物除去処理完了)」であるときには、電動モ
ータ3への通電OFF処理及び車両のメインリレーOF
F要求が出力される。この際には、異物除去処理中の異
常フラグXERRもチェックされ、「ON(異物除去処
理中の異常あり)」であるときには、次回の内燃機関の
駆動時にスロットルバルブ1の異常を制御に反映させる
ため異常履歴がECU10内のB/U(バックアップ)
RAMに格納される。
【0032】次に、図3の異物除去処理ルーチンで用い
られている開閉作動の経過時間を計測する経過時間計測
カウンタCCHGのカウントアップ処理手順を示す図4
のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】図4において、ステップS201では、経
過時間計測カウンタCCHGが「1」インクリメントさ
れる。次にステップS202に移行して、経過時間計測
カウンタCCHGのオーバフローを防止するMAX(上
限)ガード処理として、そのときの経過時間計測カウン
タCCHG値と予め設定されたCCHGMX値とのMIN
(小さい方)が経過時間計測カウンタCCHG値とされ
たのち、本ルーチンを終了する。なお、経過時間計測カ
ウンタCCHG値の上限値であるCCHGMX値は上述の
異物除去処理ルーチンにおける所定値βより大きい値に
設定されている。
【0034】このように、本実施例の内燃機関のスロッ
トル制御装置は、内燃機関(図示略)に空気を導入する
吸気通路2と、吸気通路2途中に軸支され、内燃機関に
吸入される空気量である吸気量が最大となる最大作動位
置P1 から吸気量が最小となる全閉位置P3 を越えた最
終停止位置P4 までの角度位置に設定されることで吸気
量を調節するスロットルバルブ1と、スロットルバルブ
1を駆動する電動モータ3と、内燃機関が所定の運転状
態であるとき、スロットルバルブ1が全閉位置P3 を通
過するよう開閉作動するECU10にて達成される制御
手段とを具備するものである。
【0035】つまり、スロットルバルブ1の作動が内燃
機関に影響を与え難い所定の運転状態となると、スロッ
トルバルブ1が電動モータ3によって全閉位置P3 を通
過するよう開閉作動される。このため、スロットルバル
ブ1と吸気通路2の壁面との間に異物が付着していても
確実に除去することができる。
【0036】また、本実施例の内燃機関のスロットル制
御装置は、所定の運転状態を内燃機関の停止時とするも
のである。つまり、内燃機関の停止時に異物除去処理が
実行され、スロットルバルブ1が所定の手順にて作動さ
れても内燃機関の運転状態に影響を与えることがなく確
実に異物を除去することができる。
【0037】そして、本実施例の内燃機関のスロットル
制御装置は、所定の運転状態を内燃機関のバッテリ電圧
+Bが所定電圧以上のときとするものである。例えば、
極低温での内燃機関の始動時ではバッテリ電圧+Bが極
端に低下していることがある。このとき、スロットルバ
ルブ1を開閉駆動して異物除去処理が実行されると、バ
ッテリ電圧+Bの低下を増大させ、内燃機関の始動が不
可能となることが考えられる。このため、バッテリ電圧
+Bが所定電圧未満と極端に低下しているときにはスロ
ットルバルブ1による異物除去処理を実行することなく
内燃機関の始動が優先的に実行される。これにより、バ
ッテリ電圧+Bの極端な低下時であっても内燃機関の確
実な始動を達成することができる。
【0038】更に、本実施例の内燃機関のスロットル制
御装置は、ECU10にて達成される制御手段がスロッ
トルバルブ1を全閉位置P3 を通過するよう開閉動作す
る際、スロットルバルブ1を全閉位置P3 付近で小刻み
に作動するものである。具体的には、図2に示すスロッ
トルバルブ1の最大作動位置P1 と全閉位置P3 との間
でフューエルカット時やアイドル時等に対応する作動位
置P2 であるスロットル開度TOと最終停止位置P4 で
あるスロットル開度TCとの角度範囲にてスロットルバ
ルブ1が往復作動される。このため、スロットルバルブ
1と吸気通路2の壁面との間に例え異物が付着していて
もスロットルバルブ1が全閉位置P3 を通過する際に確
実に除去することができる。
【0039】また、ECU10にて達成される制御手段
による他の処理手順として、内燃機関が所定の運転状態
であるとき、スロットルバルブ1を全閉位置P3 から最
大作動位置P1 側に少し開いた角度位置まで電動モータ
3にて駆動したのち電動モータ3への通電を遮断し、戻
しばね4の付勢力のみで全閉位置P3 を通過させ最終停
止位置P4 まで戻すよう制御し、スロットルバルブ1が
全閉位置P3 付近で停止または動作不良を呈したときに
は、電動モータ3の駆動によりスロットルバルブ1が全
閉位置P3 を通過するよう開閉作動すれば、スロットル
バルブ1と吸気通路2の壁面との間に異物が付着してい
ても確実に除去することができる。
【0040】そして、ECU10にて達成される制御手
段によるその他の処理手順として、内燃機関が所定の運
転状態であるとき、スロットルバルブ1が全閉位置P3
を通過するよう開閉作動するものであって、その開閉動
作の実行前にスロットルバルブ1を全閉位置P3 から最
大作動位置P1 側に少し開いた角度位置まで電動モータ
3にて駆動したのち電動モータ3への通電を遮断し、戻
しばね4の付勢力のみで全閉位置P3 を通過させ最終停
止位置P4 まで戻すよう制御し、スロットルバルブ1が
全閉位置P3 付近で停止または動作不良を呈したときに
は、電動モータ3の駆動によりスロットルバルブ1が全
閉位置P3 を通過する開閉作動の作動回数を増加または
作動時間を長くすれば、スロットルバルブ1と吸気通路
2の壁面との間に異物が付着していても確実に除去する
ことができる。
【0041】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のスロットル制御装置で使用されているE
CU10における内燃機関の始動前及び停止時の異物除
去の処理手順を示す図5のフローチャートに基づき、図
9のタイムチャートを参照して説明する。なお、この異
物除去処理ルーチンは所定時間毎にECU10にて繰返
し実行される。
【0042】図5において、まず、ステップS301で
は、IGSWが「ON」であるかが判定される(図9
(a)参照)。ステップS301の判定条件が成立し、
即ち、IGSWが「ON」であるときにはステップS3
02に移行し、バッテリ電圧+Bが所定値以上であるか
が判定される(図9(c)参照)。なお、図9(c)は
スタータSWが「ON」でクランキング中におけるバッ
テリ電圧+Bの遷移状態を示す。このように、バッテリ
電圧+Bには種々の変動要因があるため、後述のなまし
(平滑化)処理が施される。ステップS302の判定条
件が成立せず、即ち、バッテリ電圧+Bが所定値未満と
低いときには何もすることなく、本ルーチンを終了す
る。一方、ステップS302の判定条件が成立、即ち、
バッテリ電圧+Bが所定値以上と高いときにはステップ
S303に移行し、図示しないスタータSW(スイッ
チ)が「ON」であるかが判定される(図9(b)参
照)。
【0043】ステップS303の判定条件が成立、即
ち、スタータSWが「ON」でクランキング中であると
きにはステップS304に移行し、機関回転数Neが5
00〔rpm〕未満であるかが判定される(図9(e)
参照)。ステップS304の判定条件が成立、即ち、機
関回転数Neが500〔rpm〕未満と低いときにはス
テップS305に移行し、スロットル制御開始以前であ
り内燃機関の始動前の異物除去処理としてのかきおとし
制御が実行され、本ルーチンを終了する。
【0044】ここで、かきおとし制御とは、図9(d)
に示すように、スロットルバルブ1がスロットル開度=
0〔°〕(図2に示す全閉位置P3 参照)を通って前後
に所定回数だけ開閉動作される制御である。なお、内燃
機関の始動前においては、内燃機関へ導入される空気量
がサージタンク(図示略)内に十分存在しているため、
スロットルバルブ1がスロットル開度=0〔°〕近傍で
どのような動作をしたとしても始動性に悪影響を及ぼす
ことがない。
【0045】一方、ステップS303の判定条件が成立
せず、即ち、IGSWが「ON」、バッテリ電圧+Bが
所定値以上であってスタータSWが「OFF」であると
き、またはステップS304の判定条件が成立せず、即
ち、機関回転数Neが500〔rpm〕以上と高くなっ
ているときにはステップS306に移行し、通常のスロ
ットル制御としてスロットルバルブ1のスロットル開度
が図示しないアクセルペダル等の踏込量に対応した通常
要求開度となるよう制御され、本ルーチンを終了する。
【0046】一方、ステップS301の判定条件が成立
せず、即ち、IGSWが「OFF」であるときにはステ
ップS307に移行し、機関停止後2〔秒〕以内である
かが判定される(図9(d)参照)。ステップS307
の判定条件が成立、即ち、機関停止後2〔秒〕以内であ
るときにはステップS308に移行し、内燃機関の停止
時における異物除去処理としてのかきおとし制御が実行
され(図9(d)参照)、本ルーチンを終了する。そし
て、ステップS307の判定条件が成立せず、即ち、機
関停止後2〔秒〕を越えているときにはステップS30
9に移行し、電動モータ3への通電がカットされ、本ル
ーチンを終了する。
【0047】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のスロットル制御装置で使用されているE
CU10における内燃機関の始動前及び停止時の異物除
去の処理手順の変形例を示す図6及び図7のフローチャ
ートに基づき、図9のタイムチャートを参照して説明す
る。なお、これら異物除去処理ルーチンは所定時間毎に
ECU10にて繰返し実行される。ここで、図6ではス
テップS404、図7ではステップS504の各判定条
件が図5のステップS304の判定条件と異なっている
のみであるため、重複するステップ部分については説明
を省略する。
【0048】図6におけるステップS404では、吸気
圧Pmが600〔mmHg〕以上であるかが判定され
る。即ち、図9(f)に示すように、内燃機関の始動前
では吸気圧Pmがそのときの大気圧である約760〔m
mHg〕から始動に連れて低下し600〔mmHg〕未
満と低くなれば始動完了と判定できるからである。ステ
ップS404の判定条件が成立、即ち、吸気圧Pmが6
00〔mmHg〕以上と高い状態にあれば内燃機関が始
動前としてステップS405に移行する。一方、ステッ
プS404の判定条件が成立せず、即ち、吸気圧Pmが
600〔mmHg〕未満と低い状態にあれば始動完了と
してステップS406に移行する。つまり、本変形例で
は吸気圧Pmの大きさによって内燃機関が始動前か始動
完了かが判定され、所定の制御が実行されるのである。
【0049】図7におけるステップS504では、機関
回転数Neが350〔rpm〕未満であるかが判定され
る。即ち、図9(g)に示すように、内燃機関の始動前
では機関回転数Neが0〔rpm〕からクランキングに
よる回転変動を経て350〔rpm〕以上となれば初爆
(点火プラグの放電火花による最初の爆発行程)があっ
たと判定できるからである。ステップS504の判定条
件が成立、即ち、機関回転数Neが350〔rpm〕未
満と低い状態にあれば内燃機関の始動前としてステップ
S505に移行する。一方、ステップS504の判定条
件が成立せず、即ち、機関回転数Neが350〔rp
m〕以上と高い状態にあれば始動完了としてステップS
506に移行する。つまり、本変形例では機関回転数N
eの大きさによって内燃機関が始動前か始動完了かが判
定され、所定の制御が実行されるのである。
【0050】このように、本変形例の内燃機関のスロッ
トル制御装置では、所定の運転状態のうち始動前の判定
条件を、クランキング開始から所定負圧が発生として6
00〔mmHg〕以上であるとき、初爆発生として機関
回転数Neが350〔rpm〕未満であるとき、機関回
転数Neが所定回転数として500〔rpm〕未満であ
るときのうちの何れか1つとするものである。つまり、
内燃機関の始動前に異物除去処理が実行され、スロット
ルバルブ1が所定の手順に沿って作動されても内燃機関
の運転状態に影響を与えることなく硬化気味の異物を除
去することができる。
【0051】次に、上述の図5のステップS302、図
6のステップS402及び図7のステップS502の判
定におけるバッテリ電圧+Bを設定するバッテリ電圧な
まし(平滑化)処理手順について、図8のフローチャー
トに基づき、図9のタイムチャートを参照して説明す
る。なお、このバッテリ電圧なまし処理ルーチンは所定
時間毎にECU10にて繰返し実行される。
【0052】図8において、ステップS601で、スタ
ータSWが「ON」であるかが判定される(図9(b)
参照)。ステップS601の判定条件が成立、即ち、ス
タータSWが「ON」でクランキング中で、図9(c)
に示すように、バッテリ電圧+Bの変動が大きいときに
はステップS602に移行し、バッテリ電圧なまし係数
Kbat が通常より小さな値のK1 に設定される。一方、
ステップS601の判定条件が成立せず、即ち、バッテ
リ電圧+Bの変動が小さいときにはステップS603に
移行し、バッテリ電圧なまし係数Kbat が通常のK2 に
設定される。ステップS602またはステップS603
による処理ののちステップS604に移行し、今回のバ
ッテリ電圧検出値と前回のバッテリ電圧なまし値(i-1)
との差分にステップS602またはステップS603で
設定されたバッテリ電圧なまし係数Kbat が乗算されな
まし処理された値に前回のバッテリ電圧なまし値(i-1)
が加算され、今回のバッテリ電圧なまし値(i) が求めら
れ、本ルーチンを終了する。
【0053】このように、本実施例及び変形例の内燃機
関のスロットル制御装置では、ECU10にて達成され
る制御手段が内燃機関のバッテリ電圧+Bをなまし(平
滑化)処理した値に基づき制御量の調整を行う際、内燃
機関のクランキング時にはなましの割合を小さくするも
のである。一般に、なまし処理はノイズ等の対策には有
効であるが、クランキング時にはバッテリ電圧が急低下
するため、平滑化の割合が大き過ぎると、このなまし後
のバッテリ電圧と実際のバッテリ電圧との間に大きなず
れが生じることとなる。これに対処するため、制御手段
で内燃機関のバッテリ電圧+Bをなまし処理した値に基
づき制御量の調整が行われる際、内燃機関のクランキン
グ時にはバッテリ電圧なまし係数Kbat として、なまし
の割合が小さなK1 が設定される。これにより、なまし
後のバッテリ電圧と実際のバッテリ電圧との間のずれが
小さくでき、制御手段による制御量の調整を適切に実施
することができる。
【0054】ところで、上記実施例及び変形例では、内
燃機関の運転状態に与える影響がない内燃機関の停止
時、内燃機関の始動前及び停止時における異物除去処理
について述べたが、本発明を実施する場合には、これに
限定されるものではなく、内燃機関の運転状態に与える
影響が比較的少ない内燃機関の始動直後、フューエルカ
ット時等に異物除去処理を実行するようにしてもよい。
要は、スロットルバルブ1が全閉位置P3 (図2参照)
を通過して開閉作動することであって、内燃機関の運転
中にスロットルバルブ1と吸気通路2の壁面との間に例
え異物が付着しても除去可能とするものである。
【0055】このときのスロットルバルブ1の開閉作動
角、開閉作動回数、開閉作動時間等は異物除去処理によ
る所望の効果が得られるよう適合される。また、スロッ
トルバルブ1が所定開度以上開いた状態、例えば、最大
作動位置P1 から加速をつけて全閉位置P3 を通過させ
ることで異物を除去するような制御も考えられる(図2
参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置を示す概略構成図であ
る。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置におけるスロットルバ
ルブの開閉作動位置を示す説明図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置で使用されているEC
Uにおける内燃機関の停止時の異物除去の処理手順を示
すフローチャートである。
【図4】 図4は図3の開閉作動経過時間を計測するカ
ウンタのカウントアップ処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置で使用されているEC
Uにおける内燃機関の始動前及び停止時の異物除去の処
理手順を示すフローチャートである。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置で使用されているEC
Uにおける内燃機関の始動前及び停止時の異物除去の処
理手順の変形例を示すフローチャートである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置で使用されているEC
Uにおける内燃機関の始動前及び停止時の異物除去の処
理手順の他の変形例を示すフローチャートである。
【図8】 図8は図5、図6及び図7の処理におけるバ
ッテリ電圧のなまし処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】 図9は図5、図6、図7及び図8の処理に対
応する各制御パラメータの遷移状態を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1 スロットルバルブ 2 吸気通路 3 電動モータ 4 戻しばね 10 ECU(電子制御ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/22 310 F02D 41/22 310G (72)発明者 川▲さき▼ 新五 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 原 光雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G065 CA34 CA36 CA38 DA05 EA01 EA05 EA06 FA09 GA02 GA10 GA17 KA24 KA35 3G301 HA01 JA08 JB02 KA01 KA17 LA03 LC04 LC10 MA14 NA08 NB20 NC01 NE01 PA07Z PA11Z PE01Z PF16Z PG01Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に空気を導入する吸気通路と、 前記吸気通路途中に軸支され、前記内燃機関に吸入され
    る空気量である吸気量が最大となる最大作動位置から前
    記吸気量が最小となる全閉位置を越えた最終停止位置ま
    での角度位置に設定されることで前記吸気量を調節する
    スロットルバルブと、 前記スロットルバルブを駆動する電動モータと、 前記内燃機関が所定の運転状態であるとき、前記スロッ
    トルバルブが前記全閉位置を通過するよう開閉作動する
    制御手段とを具備することを特徴とする内燃機関のスロ
    ットル制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関に空気を導入する吸気通路と、 前記吸気通路途中に軸支され、前記内燃機関に吸入され
    る空気量である吸気量が最大となる最大作動位置から前
    記吸気量が最小となる全閉位置を越えた最終停止位置ま
    での角度位置に設定されることで前記吸気量を調節する
    スロットルバルブと、 前記スロットルバルブを駆動する電動モータと、 前記スロットルバルブを前記最終停止位置側に付勢する
    戻しばねと、 前記内燃機関が所定の運転状態であるとき、前記スロッ
    トルバルブを前記全閉位置から前記最大作動位置側に少
    し開いた角度位置まで前記電動モータにて駆動したのち
    前記電動モータへの通電を遮断し、前記戻しばねの付勢
    力のみで前記全閉位置を通過させ前記最終停止位置まで
    戻すよう制御し、前記スロットルバルブが前記全閉位置
    付近で停止または動作不良を呈したときには、前記電動
    モータの駆動により前記スロットルバルブが前記全閉位
    置を通過するよう開閉作動する制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする内燃機関のスロットル制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関に空気を導入する吸気通路と、 前記吸気通路途中に軸支され、前記内燃機関に吸入され
    る空気量である吸気量が最大となる最大作動位置から前
    記吸気量が最小となる全閉位置を越えた最終停止位置ま
    での角度位置に設定されることで前記吸気量を調節する
    スロットルバルブと、 前記スロットルバルブを駆動する電動モータと、 前記スロットルバルブを前記最終停止位置側に付勢する
    戻しばねと、 前記内燃機関が所定の運転状態であるとき、前記スロッ
    トルバルブが前記全閉位置を通過するよう開閉作動する
    ものであって、その開閉動作の実行前に前記スロットル
    バルブを前記全閉位置から前記最大作動位置側に少し開
    いた角度位置まで前記電動モータにて駆動したのち前記
    電動モータへの通電を遮断し、前記戻しばねの付勢力の
    みで前記全閉位置を通過させ前記最終停止位置まで戻す
    よう制御し、前記スロットルバルブが前記全閉位置付近
    で停止または動作不良を呈したときには、前記電動モー
    タの駆動により前記スロットルバルブが前記全閉位置を
    通過する開閉作動の作動回数を増加または作動時間を長
    くする制御手段とを具備することを特徴とする内燃機関
    のスロットル制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の運転状態とは、前記内燃機関
    の停止時、始動前、始動直後またはフューエルカット時
    のうち少なくとも何れか1つであることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の内燃機関のス
    ロットル制御装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の運転状態のうち前記内燃機関
    の始動前とは、クランキング開始から所定負圧が発生す
    るまで、初爆発生があるまで、機関回転数が所定回転数
    を越えるまでのうち少なくとも何れか1つであることを
    特徴とする請求項4に記載の内燃機関のスロットル制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の運転状態とは、前記内燃機関
    のバッテリ電圧が所定電圧以上のときであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の内燃
    機関のスロットル制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記スロットルバルブ
    が前記全閉位置を通過するよう開閉動作する際、前記ス
    ロットルバルブを前記全閉位置付近で小刻みに作動する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに
    記載の内燃機関のスロットル制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記スロットルバルブ
    が前記全閉位置を通過するよう開閉作動する際、前記ス
    ロットルバルブを所定開度以上となる角度位置から前記
    全閉位置と前記最終停止位置との間の任意の角度位置に
    向けて閉側に作動することを特徴とする請求項1乃至請
    求項6の何れか1つに記載の内燃機関のスロットル制御
    装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記内燃機関のバッテ
    リ電圧を平滑化した値に基づき制御量の調整を行う際、
    前記内燃機関のクランキング時には平滑化の割合を小さ
    くすることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか
    1つに記載の内燃機関のスロットル制御装置。
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