JP2634083B2 - エンジンの大気圧補正方法 - Google Patents

エンジンの大気圧補正方法

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子制御燃料噴射装置を備えた自動車等に
好適に採用可能なエンジンの大気圧補正方法に関する。
[従来の技術] この種のエンジンには、スロットルバルブを迂回する
バイパス通路に流量制御弁を設けてあるのが普通であ
る。流量制御弁は、エアコンディショナやファンモータ
等の補機類によってエンジンに電気負荷等がかかった場
合やエンジン始動後、一定時間は、開弁されるようにな
っており、電気負荷等が解除された場合やエンジンが始
動した後、一定時間が経過した場合には、閉じられるよ
うになっている。
また、大気圧を検出するための専用の圧力センサを備
えていないエンジンでは、本発明の先行技術として、例
えば、特開昭62−51733号公報に示されるように、スロ
ットルバルブ下流の吸気圧を検出する圧力センサによっ
て、エンジン始動時の大気圧を検出し、その検出値に基
づいて始動時の燃料噴射量を大気圧に応じて補正するよ
うにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成によると、エンジン停止直
後の再始動時に燃料噴射量が不適量となる可能性が比較
的高い。詳述すると、第4図に示すように、スロットル
バルブ下流の吸気圧PMは、エンジン回転(点火パルス間
計測カウンタで表示)が下降するに伴って大気圧ライン
に戻るが、その速度は比較的遅く、エンジンが完全に停
止してからしばらく後に大気圧ラインに達する。そのた
め、エンジンが停止した直後に再始動を行うと、実際の
大気圧よりも低い圧力が検出されてしまう。その結果、
再始動時には要求噴射量よりも少ない量の燃料が燃焼室
に供給されることになり、エンジンの再始動性が悪化す
る。
本発明は、このような不具合を解消することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、次のような構
成を採用している。
すなわち、本発明にかかるエンジンの大気圧補正方法
は、エンジンの始動時にスロットルバルブの下流から大
気圧を検出し、その検出値に基づいて始動時の燃料噴射
量を補正するように構成したエンジンの大気圧補正方法
であって、前記エンジン回転がエンジンの運転から停止
に至る中途の設定回転を下回った場合には、前記のスロ
ットルバルブのバイパス通路に設けた流量制御弁を開弁
させるようにしたことを特徴とする。
本発明における、「エンジンの運転から停止に至る中
途の設定回転数」とは、定常運転でエンジン回転が維持
できる最低の回転数より小さいもので、かつ、できるだ
け大きな回転数であり、具体的には、200〜300rpmが好
ましい。
[作用] このような構成によると、エンジンが完全に停止する
前、すなわちエンジン回転がエンジンの運転から停止に
至る中途の設定回転を下回った場合に流量制御弁が開弁
し、スロットルバルブの上流と下流とがバイパス通路を
介して連通する。このため、バイパス通路から逸早くス
ロットルバルブ下流に大気を導入することができるの
で、スロットルバルブ下流の圧力を速やかに大気圧に戻
すことが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図を参照して
説明する。
第1図に概略的に示したエンジン1は、自動車に搭載
されるもので、電子制御燃料噴射装置2を備えている。
電子制御燃料噴射装置2は、吸気管3に装着した燃料噴
射弁4と、この燃料噴射弁4の作動を制御する電子制御
装置5と具備してなり、前記燃料噴射弁4から燃焼室6
に供給する燃料を、各種センサ等の情報に基づいて前記
電子制御装置5により調節するようにしたものである。
燃料噴射弁4は、電磁コイルを内蔵しており、該電磁
コイルに前記電子制御装置5から燃料噴射信号aが印加
されると、その印加時間に相当する量の燃料を吸気ポー
ト近傍に噴射するようになっている。
電子制御装置5は、中央演算処理装置やメモリー、お
よび入・出力インターフェース等を備えたマイクロコン
ピュータユニットからなり、その入力インターフェース
には、少なくとも、圧力センサ7からの信号bと、イグ
ニッションコイル8からの点火パルス信号cと、スター
タスイッチ9からの信号dと、負荷スイッチ10からの信
号e等がそれぞれ入力されるようになっている。出力イ
ンターフェースからは、前記燃料噴射信号aや流量制御
弁11への制御信号f等が出力されるようになっている。
また、この電子制御装置5は、エンジン1を始動させる
際に前記圧力センサ7によってスロットルバルブ12の下
流から大気圧を検出し、その検出値に基づいて始動時の
燃料噴射量を補正する役割を担っている。すなわち、検
出した大気圧が高い場合には、これに応じて燃料噴射量
を増量補正し、検出した大気圧が低い場合には、これに
応じて燃料噴射量を絞るようになっている。
前記圧力センサ7は、検出した圧力に比例する電気信
号を出力するように構成されたもので、フィルタ13を介
してサージタンク14に接続してある。負荷スイッチ10
は、エアコンディショナや各種の補機類によって、エン
ジン1に電気負荷等がかかっているか否かを検出するた
めのものである。流量制御弁11は、スロットルバルブ12
のバイパス通路15を開閉して、アイドル回転数を所定の
目標値に調節するためのもので、電磁弁により構成され
ている。
さらに、前記電子制御装置5には、第2図に概略的に
示すようなプログラムも設定してある。先ず、スタータ
スイッチ9が閉じられていることを前提に、ステップ51
では、点火パルス信号cに基づいてエンジン1が停止し
ているか否かを判別し、停止していると判断した場合は
ステップ57に進み、エンジン1が始動時であると判断し
た場合はステップ52に進む。ステップ52では、負荷スイ
ッチ10からの信号eに基づいて、エンジン1に電気負荷
等がかかっているか否かを判別し、かかっていると判断
した場合はステップ57に進み、かかっていないと判断し
た場合はステップ53に進む。ステップ53では、圧力セン
サ7によってサージタンク14内から大気圧を検出した
後、かつ、エンジン1が停止でない状態が一定時間(30
秒)以上継続しているか否かを判別し、継続していない
と判断した場合にはステップ58に進み、一定時間以上継
続した場合は確実にエンジンが始動していると判断して
ステップ54に進む。ステップ54では、大気圧を取り込ん
でから一定時間(225秒)以内か否かを判別し、一定時
間以内であると判断した場合はステップ58に進み、一定
時間を経過したと判断した場合はステップ55に進む。ス
テップ55では、エンジン回転(E/G回転)が設定回転(2
00rpm)を上回っているか否かを点火パルス信号cによ
り判別し、上回っていると判断した場合はステップ58に
進み、上回っていないと判断した場合はステップ56に進
む。ステップ56では、前記流量制御弁VSV11を開弁(O
N)させてから一定時間(500ms)経過したか否かを判別
し、経過していないと判断した場合はステップ57に進
み、経過したと判断した場合はステップ58に進む。ステ
ップ57では、流量制御弁VSV11を開弁(ON)させる。ス
テップ58では、500msカウンタをクリアしてステップ59
に進み、ステップ59では、流量制御弁VSV11を閉じる(O
FF)。なお、以上の制御は、イグニッションスイッチを
閉じている場合に繰り返し実行されるようになってい
る。
このような構成によると、エンジン1に電気負荷等が
かかっていない状態で、エンジン1が確実に始動してい
る場合には、流量制御弁VSV11が閉じられる。また、エ
ンジン1を始動させる際に大気圧を取り込んでから一定
の短い時間内にエンジン1が停止した場合、および、エ
ンジン1が停止する際のエンジン回転が設定回転を上回
っている場合には、早急に大気圧を更新する必要性に欠
けるため、この場合にも前記流量制御弁VSV11は閉じら
れる。
一方、第3図に示すように、エンジン1が停止する場
合にエンジン回転が下降すると、これに伴ってスロット
ルバルブ12の下流の吸気圧PMは、徐々に大気圧ラインに
戻る。その際、点火パルス間の計測カウンタが設定値に
達し、エンジン回転が設定回転を下回ると、直ちに流量
制御弁VSV11が一定時間だけ開弁され、エンジン1が完
全に停止した場合は引き続いて開弁されることになる。
したがって、このような構成によれば、エンジン1が
停止する場合には、完全に停止する前にバイパス通路15
が開かれるため、スロットルバルブ12の下流の吸気圧を
速やかに大気圧ラインまで戻すことができる。その結
果、エンジン1の再始動時には、圧力センサ7によって
実際の大気圧をスロットルバルブ12の下流から検出する
ことができるので、燃料噴射弁3から噴射される燃料の
量も空気密度およびエンジン状況に適した量となり、エ
ンジン1の再始動性を確実に高めることができる。
また、前記流量制御弁11は、従来、アイドル回転数の
調節時以外は利用されていないため、このような構成に
よれば、流量制御弁11を有効に利用することができ、し
かも、格別な装置等を追加したり、制御手順が複雑化す
るようなこともない。
なお、本発明は、点火パルスによってエンジン回転を
検出する場合に限らず、クランク角センサ等によってエ
ンジン回転を検出する場合にも適用可能である。
また、エンジンが停止する際に流量制御弁を開弁させ
るための目標とする設定回転は、上記実施例に示す値に
限定されないは勿論である。
さらに、本発明は、アイドルスピードコントロール用
の流量制御弁を用いる場合に限らず、電機負荷アイドル
アップ用の流量制御弁を用いる場合にも同様に適用可能
である。
[発明の効果] 以上のような構成からなる本発明によれば、エンジン
回転がエンジンの回転から停止に至る中途の設定回転を
下回った場合にスロットルバルブの下流の圧力を速やか
に大気圧まで戻すことができる。したがって、始動時に
大気圧をスロットルバルブ下流の圧力にて測定し、燃料
噴射量を補正する場合に、大気圧を誤判定することがな
くなり、エンジンを再始動させる場合の燃料供給量を実
際の大気圧に即して適切に調節することができ、エンジ
ンの再始動性を確実に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
概略的な全体構成図、第2図は制御手順を概略的に示す
フローチャート図、第3図は制御態様を示すタイミング
チャート図である。第4図は従来例を示す第3図相当の
タイミングチャート図である。 1……エンジン 4……燃料噴射弁 7……圧力センサ 8……イグニッションコイル 11……流量制御弁 12……スロットルバルブ 15……バイパス通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの始動時にスロットルバルブの下
    流から大気圧を検出し、その検出値に基づいて始動時の
    燃料噴射量を補正するように構成したエンジンの大気圧
    補正方法であって、エンジン回転がエンジンの運転から
    停止に至る中途の設定回転を下回った場合には、前記ス
    ロットルバルブのバイパス通路に設けた流量制御弁を開
    弁させるようにしたことを特徴とするエンジンの大気圧
    補正方法。
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