JP4587936B2 - エンジン制御装置及びエンジン制御方法 - Google Patents

エンジン制御装置及びエンジン制御方法 Download PDF

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本発明は、エンジン制御装置及びエンジン制御方法に関する。
従来、吸気圧センサを用いた大気圧を検出する方法として、エンジン始動前のイグニッションオンのタイミングで吸気圧を大気圧として取り込む場合と、スロットル全開時の吸気圧を大気圧として取り込む場合がある。また、特許文献1は、エンジンの停止が継続している際にその時点で吸気管圧力を大気圧として取り込む方法について開示している。
特開平9−236037号公報
しかし、運転状態にあったエンジンの停止後に、素早く再始動を行った場合には、エンジンからの負圧によって吸気管内には空気が充満しておらず、大気圧より気圧が低い状態にある。従って、従来のようにイグニッションオンのタイミングで吸気圧を大気圧として取り込む方法では、正確な大気圧の検出が行えないという問題がある。また、特許文献1に開示されている方法であっても、運転状態にあったエンジンの停止後に素早く再始動を行った場合には、同様の問題が生じる。正確な大気圧の検出が行えないと、例えば大気圧に基づいて空燃比を補正制御している場合に、大気圧の値が間違っているために空燃比が異常となり、エンジンの制御を最適に行うことができない。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、正確な大気圧を設定することによりエンジンの制御を最適に行うことができるエンジン制御装置及びエンジン制御方法を提供することを目的とする。
上記目的は、吸気管に取り付けられた圧力センサが検出する圧力を大気圧として設定してエンジンを制御するエンジン制御装置において、イグニッションスイッチのオフ又は/及びエンストを検出する検出手段と、前記イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に前記吸気管内の圧力を強制的に上昇させる制御を行う圧力制御手段と、前記圧力制御手段による制御が行われた後に前記圧力センサが検出した圧力に基づいて大気圧を設定する大気圧検出制御手段とを備え、前記大気圧検出制御手段は、前記吸気管内の圧力を検出する前記圧力センサの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内の場合は、前記圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させ、前記エンジンを再始動するときに、前記記憶装置に記憶された圧力に基づいて、大気圧を設定することを特徴とするエンジン制御装置によって達成できる。
イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に吸気管内の圧力を強制的に上昇させて大気圧とすることにより、吸気管内の圧力を早期に大気圧にすることができ、この吸気管内の圧力を大気圧として設定することができる。従って、正確な大気圧を設定することによりエンジンの制御を最適に行うことができる。
また、圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させ、エンジンを再始動するときに、記憶装置に記憶された圧力に基づいて、大気圧を設定することによっても、正確な大気圧を設定することができ、エンジンの制御を最適に行うことができる。
また、吸気管に取り付けられた圧力センサが検出する圧力を大気圧として設定してエンジンを制御するエンジン制御方法において、イグニッションスイッチのオフ又は/及びエンストを検出するステップと、前記イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に前記吸気管内の圧力を強制的に上昇させる制御を行うステップと、前記圧力センサが検出した圧力に基づいて大気圧を設定するステップとを有し、前記大気圧を設定するステップは、前記吸気管内の圧力を検出する前記圧力センサの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内の場合は、前記圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させ、前記エンジンを再始動するときに、前記記憶装置に記憶された圧力に基づいて、大気圧を設定することを特徴とするエンジン制御方法によっても達成できる。
イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に吸気管内の圧力を強制的に上昇させて大気圧とすることにより、吸気管内の圧力を早期に大気圧にすることができ、この吸気管内の圧力を大気圧として設定することができる。従って、正確な大気圧を設定することによりエンジンの制御を最適に行うことができる。
また、圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させ、エンジンを再始動するときに、記憶装置に記憶された圧力に基づいて、大気圧を設定することによっても、正確な大気圧を設定することができ、エンジンの制御を最適に行うことができる。
本発明によれば、正確な大気圧を設定することによりエンジンの制御を最適に行うことができるエンジン制御装置及びエンジン制御方法を提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン制御装置が適用されたエンジンシステムの構成図である。
このエンジンシステムは、図1に示すように、エンジン制御装置としてのECU10、内燃機関としてのガソリンエンジン100(以下、エンジン100)等から構成されている。
エンジン100は、ノックセンサ20、インジェクタ30、点火プラグ40、排気管60、吸気管70、吸気管70に設けられたスロットルバルブ50、排気管60と吸気管70とを連通するEGR管80、EGR管80に設けられてEGR管80の流路の開度を調整するEGRバルブ90等を備えている。また、吸気圧センサ240、アイドルスピードコントロールバルブ200と、パージバルブ220と、吸気バルブ170とを備えている。
図2は、ECU10のハードウェアの構成とエンジンシステムの構成を示した図である。ECU(エンジン制御装置)10は、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、SRAM(Static Random Access Memory)3、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)4、入力部I/F5、出力部I/F6から構成される。
また、ECU10は、検出手段(不図示)、圧力制御手段(不図示)、大気圧検出制御手段(不図示)から構成され、これらはCPU1、ROM2、SRAM(記憶装置)3、EEPROM(記憶装置)4等のハードウェア、所要のソフトウェアにより実現され、エンジン全体を制御するものである。
また、ECU10は、運転状態にあったエンジンが停止したことを検出する。具体的には、ECU10は、イグニッションスイッチがオフによるエンジンの停止、又はエンストによるエンジンが停止したことを検知する。尚、イグニッションスイッチがオフ後も、所定の処理が終了するまではECU10への電源供給がリレー(不図示)によって継続される。
また、エンジンシステムは、イグニッションスイッチ300と、オルタネータ310と、エアコンコンプレッサ320を備える。
ノックセンサ20は、エンジン100のノッキングによる振動を検出してECU10へ出力する。
インジェクタ30は、ECU10からの制御指令に基づいて、燃料タンク400から供給される燃料(ガソリン)をエンジン100のシリンダ内へ噴射する。
点火プラグ40は、ECU10からの制御指令に基づいて、シリンダ内へ噴射されたガソリンを点火、燃焼させるべく、火花放電を発する。
排気管60は、エンジン100のシリンダに連通してシリンダ内で燃焼したガスを外部へ放出する。
吸気管70は、エンジン100のシリンダに連通してシリンダ内に燃焼に必要な空気を導く。
スロットルバルブ50は、ECU10からの制御指令に基づいて、エンジン100の吸入空気量を調整する。尚、スロットルバルブ50の実際の開度を検出するスロットルバルブ開度センサ(不図示)が設けられる。
吸気圧センサ240は、吸気管内に設置され吸気管内の圧力を検出する。
アイドルスピードコントロールバルブ200は、エンジン100の運転状況に応じて開度が制御され、例えば、アイドリング時にエアコン、パワーステアリング装置などが作動されると、アイドリング回転数を上げるために開度が大となるように制御される。アイドリング管190は、スロットルバルブ50をバイパスして吸気管70に接続され、スロットルバルブ50の上流側および下流側で吸気管70に連通されている。このアイドリング管190に、エンジン100のアイドリング運転時の吸気流量を制御するためのアイドルスピードコントロールバルブ200が接続されている。尚、アイドルスピードコントロールバルブ200は、ECU10からの制御指令に基づいて駆動される。
パージバルブ220は、キャニスタ230と吸気管70とを接続するパージ通路の途中に備えられ、キャニスタ230で離脱(パージ)されて吸気管70側に供給される蒸発燃料の量を制御する。尚、パージバルブ220は、ECU10からの制御指令に基づいて駆動される。
吸気バルブ170は、エンジン100のシリンダ内に、空気に燃料を霧状にして混ぜた混合気の状態で導入するための入り口を開閉するバルブである。また、吸気バルブ170は、ECU10からの制御指令に基づいて駆動される。
EGRバルブ90は、吸気管70には排気管60からEGRを還流するEGR管80が接続され、EGRバルブ90を開閉することにより、吸気中に還流されるEGR量を制御することが可能である。また、EGRバルブ90は、ECU10からの制御指令に基づいて駆動される。
イグニッションスイッチ300は、ECU10を起動させるための起動信号を出力する。イグニションスイッチ300がオン操作されると、ECU10に動作電源が供給されてECU10が起動されるとともに、エンジン100が始動されるようになっている。
図3は本発明が適用させる車両の電気系の要部構成図である。
電気負荷350は、例えば、ランプ、ワイパー等の車両に搭載された電装品等で構成されている。
オルタネータ310は、例えば、ベルトを介してエンジン100により駆動され、発電した交流出力をダイオードで整流し、直流に変換して車両に搭載された電装品等へ必要な電力を供給すると共に、バッテリ340を充電するための電力を供給する。
エアコンコンプレッサ320と、エンジン100の運転中にクランクシャフト(不図示)から出力される駆動力によって駆動される。
バッテリ340は、電気負荷350及びオルタネータ310に電気的に接続されており、図3に示すように、車両のエンジン100が駆動された状態で電気負荷350へ電力を供給すると共に、必要に応じてオルタネータ310により充電される。
次にECU10の処理の一例について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、大気圧の圧力値を記憶するまでのECU10の処理のフローチャート図である。
ECU10は、イグニッションオフ又はエンスト状態であるかどうかを判定する(ステップS101)。イグニッションオフ又はエンスト状態の場合(ステップS101でYes)、ECU10は、吸気管70内の圧力を強制的に上昇させるために、吸気管70内に空気を流入させる。具体的には、ECU10は、吸気管70に設けられた所定のバルブを開状態にする(ステップS102)。所定のバルブとは、スロットルバルブ50、アイドルスピードコントロールバルブ200、パージバルブ220、吸気バルブ170、及びEGRバルブ90のうち少なくとも一つである。従って、ECU10は、スロットルバルブ50、アイドルスピードコントロールバルブ200、パージバルブ220、吸気バルブ170、EGRバルブ90のうち少なくとも一つのバルブを、開状態にする。これにより、吸気管内に空気を流入させ、吸気管内の圧力を強制的に上昇させて大気圧の状態にすることができる。
ECU10は、圧力を強制的に上昇させるためにエンジン100に負荷を与える。具体的には、ECU10は、エンジン100の回転を動力源とする補機の負荷を増大させる。エンジン100の回転を動力源とする補機とは、エアコンコンプレッサ320又は/及びオルタネータ310である。具体的には、ECU10は、エアコンコンプレッサ320を駆動する(ステップS103)。これにより、エンジン100に負荷がかかり惰性で回転しているエンジン100を早期に停止させることができる。また、ECU10は、電気負荷350を駆動させることにより、エンジン100に対するオルタネータ310の負荷を増大させる(ステップS104)。これにより、惰性で回転しているエンジン100に負荷を与え、強制的にエンジン100の回転を停止させ、吸気管70内の圧力を早期に上昇させて大気圧の状態にすることができる。尚、イグニッションオフ又はエンスト状態ではない場合(ステップS101でNo)、ECU10は、この処理を終了する。
ECU10は、吸気圧センサ240からの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内であるかどうかを判定する(ステップS105)。所定時間内に所定値以内の場合は(ステップS105でYes)、吸気管内の圧力がほぼ大気圧と同じ気圧になったと判断し、吸気圧センサ240の検出値を記憶する(ステップS106)。具体的には、ECU10は、吸気圧センサ240が検出した圧力を大気圧として吸気圧センサ240の検出値を、SRAM3又はEEPROM4などに記憶させる。これにより、大気圧の圧力値を記憶することができる。尚、圧力センサが検出した検出値をSRAM3又はEEPROM4などに記憶させる際には、この検出値と、この検出値が記憶された日時とを対応付けて履歴データとしてSRAM3又はEEPROM4に記憶させる。
吸気圧センサ240からの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内ではない場合は(ステップS105でNo)、ECU10は、再度ステップS101の処理を実行し、イグニッションオフ又はエンスト状態である場合(ステップS101でYes)には、ステップS102、103、104の処理を継続する。
ECU10は、イグニッションオフ又はエンスト状態ではない場合(ステップS101でNo)、即ちイグニッションオンの場合には、この処理を終了する。
尚、上記の処理においては、SRAM3、EEPROM4以外であっても、イグニッションオフによる車両への電源供給が切れた状態であっても検出値を記憶しておくことが可能である記憶装置に記憶させるようにしてもよい。
図5は、エンジンの再始動後のECU10の処理を概略的に示したフローチャート図である。ECU10は、エンジン100が再始動したかどうかを検出する(ステップS201)。即ち、イグニッションオフからイグニッションオンとした場合又はエンスト後から再度エンジンを起動した場合を検出する。エンジン100が再始動していな場合には(ステップS201でNo)、以下の処理は行われない。
エンジン100が再始動した場合(ステップS201でYes)、ECU10は、大気圧を吸気管70に取り込まれたかどうかを判定する(ステップS202)。具体的には、ECU10は、吸気圧センサ240からの検出値の変化が所定時間内に所定値以内であるかどうかを判定し、所定時間内に所定値以内の場合は吸気管70内に大気が取り込まれたと判断する(ステップS202でYes)。吸気管70内に大気が取り込まれたと判断された場合、ECU10は、吸気圧センサ240により検出された値を大気圧として設定する(ステップS203)。
エンジン100が再始動した後、まだ吸気管70内に大気が取り込まれていない場合(ステップS202でNo)、ECU10は、SRAM3又はEEPROM4に検出値が記憶されているかどうかを判定する(ステップS204)。即ち、ECU10は、ステップS106において検出値が記憶されていたかどうかを判定する。判定方法としては、設定フラグが「1」であるか又は「0」であるかにより、記憶されているかどうかを判定する。検出値が記憶されている場合(ステップS204でYes)、即ち設定フラグが「1」の場合には、ECU10は、記憶された検出値を大気圧として設定する(ステップS205)。具体的には、ECU10は、前述した履歴データに基づいて記憶された日時が最新の検出値を大気圧として設定する。これにより、正確な大気圧を設定することができ、エンジンの制御を最適に行うことができる。
大気圧が記憶されていない場合(ステップS204でNo)、ECU10は、予めECU10に記憶されている初期値を大気圧として設定する(ステップS206)。検出値が記憶されていない場合としては、例えば、エンスト後に図4のステップS106の処理が行われる前に、ユーザが直ちにエンジンを再始動したような場合である。
このように、イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に吸気管内の圧力を強制的に大気圧とすることにより、吸気管内の圧力を早期に大気圧にすることができる。従って、エンジン停止後早期に正確な大気圧を検出することができる。また、圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させ、前記エンジンを再始動するときに、記憶装置に記憶された圧力に基づいて、大気圧を設定することによっても、正確な大気圧を設定することができ、エンジンの制御を最適に行うことができる。
尚、図5のステップS205において、記憶された日時が最新の検出値を大気圧として設定するとしたが、これに限定されず、例えば、記憶された複数の検出値の平均値を大気圧として設定するようにしてもよい。即ち、圧力センサ240の検出値に基づいて、大気圧を設定すればよい。
また、図5のステップS204においては、設定フラグにより、検出値が記憶されているかどうかを判定したが、記憶されてから所定時間を経過し又は所定距離以上を移動した場合には、設定フラグを「0」として、大気圧が記憶されていないとして処理を行うようにしてもよい。
次に、エンストが発生してから上記の処理が行われるまでの処理の具体例について図6を参照して説明する。図6は、処理の一例を示すタイミングチャート図である。
エンジン100の回転数が所定の回転数より低下してエンストすると(※1)、ECU10は、所定のバルブを開状態にするなどの、吸気管70内の圧力を強制的に上昇させるための処理を実行する(※2)。この処理により吸気管70内の圧力は上昇し、吸気圧センサ240からの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内になると(※3)、ECU10は、その検出値を大気圧として検出し(※4)、その検出値をSRAM3又はEEPROM4などに記憶させる(※5)。
イグニッションをオフにした状態から再度オンの状態にして、エンジン100を再始動させる場合、イグニッションを再度オンにしたときの(※6)、吸気管70内の圧力は既にほぼ大気圧の状態となっている(※7)。このためECU10は、現時点での吸気圧センサ240からの検出値を大気圧として検出し(※8)、エンジン100の始動時にその検出値を大気圧として設定する(※9)。このように、エンストを検出後に吸気管70内の圧力を強制的に上昇させて大気圧とすることにより、吸気管70内の圧力を早期に大気圧にすることができ、この吸気管70内の圧力を大気圧として設定することができる。従って、正確な大気圧を設定することによりエンジン100の制御を最適に行うことができる。
エンジン100が再始動されてから再びエンストした場合(※10)、上述した場合と同様にECU10は、吸気管70内の圧力を強制的に上昇させるための処理を実行し(※11)、この処理により吸気管70内の圧力は上昇するが、吸気圧センサ240からの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内になる前に(※12)、イグニッションを再度オンにした場合は(※13)、エンジン100の始動時に、既にSRAM3又はEEPROM4などに記憶されている検出値を大気圧として設定する(※14)。吸気圧センサ240が検出した圧力をSRAM3又はEEPROM4などに記憶させ、エンジン100を再始動するときに、SRAM3又はEEPROM4などに記憶された圧力に基づいて、大気圧を設定することによっても、正確な大気圧を設定することができ、エンジン100の制御を最適に行うことができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の一実施形態に係るエンジン制御装置が適用されたエンジンシステムの構成図である。 ECU10のハードウェアの構成とエンジンシステムの構成を示した図である。 本発明が適用させる車両の電気系の要部構成図である。 大気圧の圧力値を記憶するまでのECU10の処理のフローチャート図である。 エンジンの再始動後のECU10の処理を概略的に示したフローチャート図である。 処理の一例を示すタイミングチャート図である。
符号の説明
10…ECU(エンジン制御装置)
20…ノックセンサ
30…インジェクタ
40…点火プラグ
50…スロットルバルブ
60…排気管
70…吸気管
80…EGR管
90…EGRバルブ
100…エンジン
170…吸気バルブ
190…アイドリング管
200…アイドルスピードコントロールバルブ
220…パージバルブ
230…キャニスタ
240…圧力センサ
300…イグニッションスイッチ
310…オルタネータ
320…エアコンコンプレッサ
340…バッテリ
350…電気負荷
400…燃料タンク

Claims (2)

  1. 吸気管に取り付けられた圧力センサが検出する圧力を大気圧として設定してエンジンを制御するエンジン制御装置において、
    イグニッションスイッチのオフ又は/及びエンストを検出する検出手段と、
    前記イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に前記吸気管内の圧力を強制的に上昇させる制御を行う圧力制御手段と、
    前記圧力制御手段による制御が行われた後に、前記吸気管内の圧力を検出する前記圧力センサの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内になった場合に、前記圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させるエンジン停止時大気圧検出制御手段と、
    前記エンジンの再始動時に、前記圧力センサの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内になった場合に、前記圧力センサが検出した圧力に基づいて大気圧を設定するエンジン再始動時大気圧検出制御手段と、を備え、
    前記エンジン再始動時大気圧検出制御手段は、前記エンジンの再始動時に検出した圧力に基づいて大気圧を設定しなかった場合に、前記記憶装置に記憶された圧力に基づいて大気圧を設定する、ことを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 吸気管に取り付けられた圧力センサが検出する圧力を大気圧として設定してエンジンを制御するエンジン制御方法において、
    イグニッションスイッチのオフ又は/及びエンストを検出するステップと、
    前記イグニッションスイッチのオフ又はエンストを検出後に前記吸気管内の圧力を強制的に上昇させる制御を行う圧力制御ステップと、
    前記圧力制御ステップによる制御が行われた後に、前記吸気管内の圧力を検出する前記圧力センサの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内になった場合に、前記圧力センサが検出した圧力を記憶装置に記憶させるエンジン停止時大気圧検出制御ステップと、
    前記エンジンの再始動時に、前記圧力センサの検出値の変化が、所定時間内に所定値以内になった場合に、前記圧力センサが検出した圧力に基づいて大気圧を設定するエンジン再始動時大気圧検出制御ステップと、を備え、
    前記エンジン再始動時大気圧検出制御ステップは、前記エンジンの再始動時に検出した圧力に基づいて大気圧を設定しなかった場合に、前記記憶装置に記憶された圧力に基づいて大気圧を設定する、ことを特徴とするエンジン制御方法。
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