JP2001173355A - リトラクトビットのバックブロー装置 - Google Patents

リトラクトビットのバックブロー装置

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JP2001173355A
JP2001173355A JP35994599A JP35994599A JP2001173355A JP 2001173355 A JP2001173355 A JP 2001173355A JP 35994599 A JP35994599 A JP 35994599A JP 35994599 A JP35994599 A JP 35994599A JP 2001173355 A JP2001173355 A JP 2001173355A
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case
bit
discharge
hole
discharge groove
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JP35994599A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Umemoto
本 保 博 梅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来、圧気で駆動するダウンザホールドリル
(以下、D.Dと称す)のリトラクトビットで掘削する
際にはリトラクトビットケースの空気孔からの排気で、
ビットで掘削した土砂(スライム)をケースの排出溝を
経て掘削パイプ内へ送り排出し、前記空気孔が詰った際
にはケース上部に開口したブロー孔を通じて排気を掘削
パイプ内へ逃がし、D.Dの停止を防止する構造であっ
たが、掘削中は排気の一部が逃げるだけだったので、掘
削中も上昇流を作って空気孔の詰りをなくする。 【解決手段】 ケース10内の吐出孔11から排出溝1
3へ向けて上向きに傾斜した吹出し孔14を設け、排出
溝13から掘削パイプへの強い上昇流を作る。この発明
はD.D用リトラクトビットのみでなく切削水を利用す
る掘削機のリトラクトビットにも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーカッションド
リルやダウンザホールドリル等の掘削用ドリルに装着さ
れるリトラクトビットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリトラクトビットのバックブロー
装置は、特許第2785476号に「掘削工具」として
開示され、図4〜図5に示す構造であった。リトラクト
ビットはケース60上部のスプラインキー60aの部分
で図示しないダウンザホールドリル(以下D.Dと称
す)に係合され、図5(a)に示すようにリトラクトビ
ットを矢印a方向に回動して分割体70,70を拡径し
た状態でD.Dに圧気を送ると、D.Dのハンマー2が
ケース60のフランジ部60bの上面を打撃し、地上の
掘削機により回転と給進とが与えられて掘削が行われる
ものである。
【0003】D.Dとは、地上の掘削機でロッドを支持
し、ロッドの下端にD.Dを取り付け、ロッドを通し
て、D.Dに圧気を送ってD.Dを駆動して、D.Dに
よりビットを打撃するもので、この場合掘削機はロッド
に給進と回転とを与える。D.Dで使用された排気はケ
ース60の軸心の排出孔61と空気孔62を通り、ビッ
トチップ70aによる地盤の掘削面に吹きつけられた
後、掘削土砂と排気とは、排出溝63を経て掘削パイプ
1とケース60上部との隙間1aを上昇し地上へ排出さ
れていた。そして、分割体70が縮径(図示せず)の状
態では、図5(b)に示すように、空気孔62からの排
気は切欠部62aを通って直接排出溝63を経て排出さ
れていた。
【0004】従来例の特徴は、図4に示すようにケース
60に、ハンマー2(2点鎖線で示す)との当接部の外
側に開口するエアーブロー用のブロー孔64を設けて、
排出孔61と連通させたものであった。図において65
は連通孔である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のブロ
ー孔64は、掘削中に空気孔62がつまった時、D.D
の排気はブロー孔64を通り掘削パイプ1との隙間1a
を経て排出されるので、ハンマーピストンが動かなくな
ってD.Dが停止するのは避けられるが、分割体70の
ビットチップ70aで掘削した土砂は次第に分割体70
付近にたまって排出不能となるので、掘孔不能となる恐
れがあった。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、吹出し孔(従来のブロー孔)を排出溝へ向け
て上向きに傾斜して設け排出溝に上方へ向かう強い上昇
流を作ることにより、従来の欠点を克服したリトラクト
ビットのバックブロー装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸心に対し軸
対称に穿設された複数の円孔を有するケースと、軸対称
に分割され、前部にビットチップが植設され、縮径時に
前記ケースの外径と略同径となる複数の分割体及びこの
分割体の背面に立設され、前記円孔に回動可能に嵌入さ
れ、前記ケースが掘削方向に回転した際に前記分割体の
それぞれの一方の端部が共にケースの外周面より所定の
掘削量だけ突出して拡径し、それぞれの分割体の直状端
面が互いに当接するよう偏心した枢軸とを具備したリト
ラクトビットにおいて、前記ケース内に軸方向に吐出孔
を形成し、この吐出孔をケース底面に開口する少なくと
も1本のケース吐出口に連通させ、さらに前記ケースに
前記吐出孔から排出溝へ向けて上向きに傾斜した吹出し
孔を設けたものである。
【0008】また、前記吹出し孔の排出溝への開口は排
出溝の上端近くに配設されている。
【0009】ブロー孔からは流体が排出溝に上向きに吐
出されるので、掘削された土砂を含む流体(スライム)
は排出溝から掘削パイプ内に強い上昇流が作られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形
態を示し、(a)は縦断面を、(b)は(a)のA−A
線断面を、(c)はリトラクトビットの縮径状態を、
(d)はリトラクトビットの拡径状態をそれぞれ示す。
10はケースで、前部には軸対称に3本の円孔16が穿
設されており、後部にはD.Dのハンマーで打撃される
肩部17とD.Dハンマーと係合するスプラインキー1
8が設けられている。このケース10の円孔16には前
部にビットチップ70aが植設された3個の分割体20
の枢軸21が回動可能に嵌入されている。
【0011】図において30は分割体20の抜け止め具
で、(a)のA−A断面の(b)にその詳細を示してい
る。D.Dを駆動した排気は軸心の吐出孔11を経て、
この吐出孔11から軸心を通りケース吐出口12が連通
され、排気が3個の分割体20の中心部20aからビッ
トチップ70aに向って流れるようになっている。この
場合分割体20が拡径した状態では、図1(a)に示す
ように出口の中心部20aは広くなり、縮径した状態で
は図1(c)に示すように、中心部20aは円孔のみと
なり、この孔から排気が地盤の掘孔内へ出るようになっ
ている。
【0012】また、吐出孔11からの排気は、連通孔1
5(図の(a))を経て分割体20のそれぞれのビット
吐出口22,22,22から掘削地盤面に吐出するよう
になっている。そして、図1(a)に示すように、吐出
口22から排出溝13へ向けて上向きに傾斜した吹出し
孔14が設けられており、ケース吐出口12及びビット
吐出口22から吐出する排気に掘削土砂が混じったスラ
イムは、排出溝13を上方に流れ、この際に吹出し孔1
4から排出溝13に強い上昇流が与えられ、スライムの
排出が良くなる。但し、吹出し孔14の排出溝13への
開口は、図1(a)に示すように排出溝13の上端近く
に設けられるのが好ましい。また、ケース吐出口12及
びビット吐出口22の出口に土砂が詰まった時には、
D.Dの排気は吹出し孔14を通るので、従来と同じく
D.Dの作動が停止することもない。
【0013】以上の一実施の形態は、分割体が3個の場
合であるが、2個の場合は従来例のような構造となり、
分割体の軸心を通るビット吐出口をそれぞれの分割体に
設けても良い。この場合も吹出し孔14は図1(a)の
ように吐出孔11から排出溝13に向って上向きに傾斜
して設けるもので吹出し孔14の構成は変らない。次
に、図2、図3に基づいて他の実施の形態を説明する。
この図は、ロータリパーカッションドリル(以下R.
P.Dと称す)を用いて二重管掘削する場合を示してい
るが、回転、給進のみの掘削機を用いて回転、給進のみ
で掘削しても良い。この実施例の場合、図2の矢印のよ
うにクリーニングスイベル3を介して内管4に切削液が
送られ、図3に示す軸心のケース吐出口42から分割体
50(ビット)の下部へ吐出し掘削された土砂(スライ
ム)は、切削液と共に排出溝43を経て内、外管の間を
通ってクリーニングスイベル3から地上へ排出される。
【0014】図示されていないが、この実施例の場合
も、図1に示すように、軸心のケース吐出口42以外に
分割体50の枢軸51にビット吐出口(図示せず)を設
けても良い。さらに、図3の場合は分割体50は3個で
あるが、前述の一実施例でも説明したように、2個であ
ってもよい。この場合も、軸心のケース吐出口以外に分
割体の枢軸にビット吐出口を設けてもよい。
【0015】以上の他の実施例の場合も吐出孔から排出
溝43へ向けて上向きに傾斜した吹出し孔44(図2)
を設けるもので、これにより、掘削された土砂を含む流
体(スライム)は排出溝43から掘削パイプ内に強い上
昇流が生じ、スライムの排出が良好となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、下記のよ
うな効果を奏するものである。 (1)排出溝内に強い上昇流が生じるので、従来のよう
に掘削中に吐出口が詰まった時吹出し孔から掘削管内へ
流体を逃がすだけでなく、掘削中のスライムの排出が良
くなるので、吐出口の詰りが少なくなり、かつ削孔速度
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、(a)は縦
断面を、(b)は(a)のA−A線断面を、(c)はリ
トラクトビットの縮径状態を、(d)はリトラクトビッ
トの拡径状態をそれぞれ示す。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すビット側平面図
である。
【図4】従来のリトラクトビットの図で、(a)は縦断
面を、(b)はケースの底面を示す。
【図5】従来のリトラクトビットの図で、(a)は拡径
状態の分割体側の平面を、(b)はケースと分割体を斜
視したものである。
【符号の説明】
10 ケース 11 吐出孔 12 ケース吐出口 13 排出溝 14 吹出し孔 16 円孔 20 分割体 21 枢軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心に対し軸対称に穿設された複数の円
    孔を有するケースと、 軸対称に分割され、前部にビットチップが植設され、縮
    径時に前記ケースの外径と略同径となる複数の分割体及
    びこの分割体の背面に立設され、前記円孔に回動可能に
    嵌入され、前記ケースが掘削方向に回転した際に前記分
    割体のそれぞれの一方の端部が共にケースの外周面より
    所定の掘削量だけ突出して拡径し、それぞれの分割体の
    直状端面が互いに当接するよう偏心した枢軸とを具備し
    たリトラクトビットにおいて、 前記ケース内に軸方向に吐出孔を形成し、この吐出孔を
    ケース底面に開口する少なくとも1本のケース吐出口に
    連通させ、さらに前記ケースに前記吐出孔から排出溝へ
    向けて上向きに傾斜した吹出し孔を設けたことを特徴と
    するバックブロー装置。
  2. 【請求項2】 前記吹出し孔の排出溝への開口は排出溝
    の上端近くに配設されていることを特徴とする請求項1
    記載のリトラクトビットのバックブロー装置。
JP35994599A 1999-12-17 1999-12-17 リトラクトビットのバックブロー装置 Pending JP2001173355A (ja)

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