JP2785421B2 - 掘削工具 - Google Patents

掘削工具

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JP2785421B2
JP2785421B2 JP2048235A JP4823590A JP2785421B2 JP 2785421 B2 JP2785421 B2 JP 2785421B2 JP 2048235 A JP2048235 A JP 2048235A JP 4823590 A JP4823590 A JP 4823590A JP 2785421 B2 JP2785421 B2 JP 2785421B2
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hole
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shaft
exhaust hole
blocks
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猛 林
茂 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、地盤、土砂等を掘削する掘削工具に係わ
り、特に、掘削屑の除去を効率よく行うことができるも
のに関する。
「従来の技術」 従来、地盤、土砂等を掘削する掘削工具の一例とし
て、特開昭63−11789号公報に記載のものが知られてい
る。
この掘削工具は、第3図ないし第5図に示すように、
ハンマ(図示せず)の衝撃力およびハンマシリンダ1の
回転力を受けるデバイス2の底面に、該デバイス2の中
心に対して点対称に2個の軸穴2a,2bを形成し、それぞ
れの軸穴2a,2bにブロック軸3a,3bを軸回りに回動自在に
かつ抜け止めして嵌入し、それぞれのブロック軸3a,3b
の先端部に、上記デバイス2の径とほぼ同径の略半円形
状をなしかつ先端面に多数のビット4…が植設されたブ
ロック5a,5bを、それぞれ直状端面6a,6bを適宜な間隔を
もって対向させて設け、上記ブロック軸3a,3bの位置
を、上記デバイス2が掘削方向に回転した際に、上記両
ブロック5a,5bのそれぞれ一方の端部が共にデバイス2
の外周面より所定の掘削量分だけ突出し、かつその際に
両ブロック5a,5bの直状端面6a,6bが互いに当接するよう
デバイス2の中心から偏心させてなるものである。
そして、上記のような掘削工具では、デバイス2をハ
ンマシリンダ1により掘削方向に回転させると、ブロッ
ク5a,5bがブロック軸3a,3bを軸として回動し、ブロック
5a,5bの直状端面6a,6bの一端部がデバイス2の外周面よ
り所定量だけ突出するとともに、直状端面6a,6bの一部
が互いに当接してブロック5a,5bの回動が停止し、この
状態でブロック5a,5bがデバイス2の回転力を受けて、
ビット4…により地中を掘削し、さらに、ハンマの衝撃
力により地中を前進する。この際、掘削した土砂等は、
デバイス2の底面に設け、円柱体7の頂部に設けた孔と
連結した空気孔8a,8bから吹き出すハンマシリンダ1内
にハンマピストンが落下する際に圧縮した空気により除
去し、デバイス2に設けた排出溝9を経由して掘削パイ
プ10内に排出される。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記掘削工具においては、圧縮空気を吹き
出す空気孔8a,8bがデバイス2の底面に形成されてお
り、この空気孔8a,8bと掘削される掘削面との間にブロ
ック5a,5bの厚さ分の距離があり、しかも空気孔8a,8bが
デバイス2の中心部すなわち掘削される掘削孔の中央部
付近に設けられていないので、掘削屑の除去が効率よく
行なわれないという欠点がある。
また、掘削屑の除去が効率よく行なわれないので、ブ
ロック軸5a,5bが嵌入されている軸穴2a,2bに、この掘削
屑が浸入してブロック5a,5bの回動に支障を来すという
欠点もあった。
「発明の目的」 この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、
掘削屑の除去を効率よく行うことができる掘削工具を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この発明の掘削工具は、
デバイスの中心に、軸方向に延びる排気孔を形成すると
ともに、上記ブロック軸に、軸方向に延びてブロックの
先端面に開口する貫通孔を形成し、上記軸穴を、その深
さがブロック軸の長さより深く、かつその底面が排気孔
より先端側に位置するよう設定し、上記デバイスに、上
記排気孔の先端と軸穴の底面とを連通する連通孔を形成
したものである。
「作用」 この発明の掘削工具にあっては、圧縮された空気が吹
き出す貫通孔がブロック軸に形成されてブロックの先端
面に開口しており、掘削される掘削孔の中央部付近に位
置するので、掘削屑を効率的に除去することができる。
また、排気孔と軸穴とが連通孔により連通されている
ので、軸穴がブロックの先端面付近、すなわちビットの
付近に対して正圧となるので、軸穴に掘削屑が浸入する
のを防止することができる。さらに、連通孔が排気孔の
先端と、その先端側に位置する軸穴の底面とを連通し、
ブロックに形成された貫通孔の基端側も軸穴の底面に開
口しているので、排気孔から貫通孔に至る空気の経路が
直線化される。その結果、排気孔に供給された空気が当
初の流速を維持したまま貫通孔に供給され、貫通孔から
吹き出した空気による掘削屑の除去効率が向上する。
「実施例」 第1図および第2図は、この発明の掘削工具の一実施
例を示す。なお、これらの図に示す掘削工具が第3図な
いし第5図に示す掘削工具と異なる点は、デバイスおよ
びブロックの構成であるので、この部分についてのみ説
明し、他の構成については図示とその説明を省略する。
これらの図において符号11a,11bは一対のブロックを
示す。このブロック11a,11bは底面視略半円形状をなす
ものであり、その先端面(底面)の外周部には、デバイ
ス2の軸方向基端側に傾斜する面13a,13bが形成されて
おり、これら面13a,13bの外周部には、デバイス2の軸
方向基端側に傾斜する面14a,14bが形成されている。ま
た、デバイス2が掘削方向に回転した際に、このデバイ
ス2の外周面より突出するブロック11a,11bの直状端面1
5a,15bの端部には、回転方向前方に向かうに従って漸次
デバイス2の軸方向基端側に向けて傾斜する傾斜面16a,
16bが形成されている。
上記ブロック11a,11bの先端面、面13a,13b,14a,14b、
および傾斜面16a,16bには、それぞれ超硬チップからな
る複数のビット4…がそれぞれ面に対して垂直に植設さ
れている。
また、デバイス2の中心には、軸方向に延びる排気孔
17が形成されている。この排気孔17はデバイス2の基端
面に開口しており、この開口部からハンマピストンが落
下する際に圧縮された空気が流入するようになってい
る。
一方、ブロック軸12a,12bには、それぞれ軸方向に延
びてブロック11a,11bの基端面および先端面に開口する
貫通孔18a,18bが形成されている。
また、軸穴2a,2bは上記ブロック軸12a,12bの長さより
深く、かつその底面が排気孔17より先端側に位置するよ
う形成されている。この軸穴2a,2bの底面と上記排気孔1
7の先端部との間のデバイス2の部位には、軸穴2a,2bと
排気孔17とを連通する連通孔19a,19が形成されており、
これにより排気孔17と渇通孔19a,19bとが連通されてい
る。
上記のような掘削工具では、デバイス2を掘削方向に
回転させると、ブロック11a,11bブロック軸12a,12bを軸
として回動し、ブロック11a,11bの直状端面15a,15bの一
端部がデバイス2の外周面より突出するとともに、直状
端面15a,15bの一部が互いに当接してブロック11a,11の
回動が停止し、この状態でブロック11a,11bがデバイス
2の回転力を受けて、ビット4…により地中を掘削し、
さらに、ハンマの衝撃力により地中を前進する。
この際、ハンマピストンが落下することにより圧縮さ
れた空気が、排気孔17から流入して連通孔19a,19bを介
して貫通孔18a,18bに流入し、これら貫通孔18a,18bから
吹き出して、掘削された掘削屑を除去する。この貫通孔
18a,18bは、ブロック軸12a,12bに形成されてブロック11
a,11bの先端面に開口しており、掘削される掘削孔の中
央部付近に位置するので、掘削屑を効率的に除去するこ
とができる。また、排気孔17と軸穴2a,2bとが貫通孔19
a,19bにより連通されているので、軸穴2a,2bがブロック
11a,11bの先端面付近、すなわちビット4…の付近に対
して正圧となるので、軸穴2a,2bに掘削屑が浸入するの
を防止することができる。さらに、連通孔19a,19bが排
気孔17の先端と、その先端側に位置する軸穴2a,2bの底
面と連通し、貫通孔18a,18bの基端側も軸穴2a,2bの底面
に開口しているので、排気孔17から貫通孔18a,18bに至
る空気の経路が直線化される。その結果、排気孔17に供
給された空気が当初の流速を維持したまま貫通孔18a,18
bに供給され、貫通孔18a,18bから吹き出した空気による
掘削屑の除去効率が向上する。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明の掘削工具によれば、
デバイスの中心に、軸方向に延びる排気孔を形成すると
ともに、上記ブロック軸に、軸方向に延びてブロックの
先端面に開口する貫通孔を形成し、軸穴を、その深さが
ブロック軸の長さより深く、かつその底面が排気孔より
先端側に位置するよう設定し、上記デバイスに、上記排
気孔の先端と軸穴の底面とを連通する連通孔を形成した
ので、掘削屑を効率的に除去することができるととも
に、軸穴がブロックの先端面付近、すなわちビットの付
近に対して正圧となるので、軸穴に掘削屑が浸入するの
を防止することができ、よって、ブロックの回動に支障
を来すことがない。また、連通孔が排気孔の先端と、そ
の先端側に位置する軸穴の底面とを連通し、ブロックに
形成された貫通孔の基端側も軸穴の底面に開口している
ので、排気孔から貫通孔に至る空気の経路が直線化され
る。その結果、排気孔に供給された空気が当初の流速を
維持したまま貫通孔に供給され、貫通孔から吹き出した
空気による掘削屑の除去効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれこの発明の掘削工具の一
実施例を示すものであり、第1図はブロックが装着され
たデバイスの半断面図、第2図はブロックの底面図、第
3図ないし第5図は従来の掘削工具の一例を示すもので
あり、第3図は掘削工具の断面図、第4図および第5図
はそれぞれブロックの底面図である。 1……ハンマシリンダ、2……デバイス、 2a,2b……軸穴、11a,11b……ブロック、 12a,12b……ブロック軸、17……排気孔、 18a,18b……貫通孔、 19a,19b……連通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 勝昭 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田 1528番地 三菱金属株式会社岐阜製作所 内 (56)参考文献 特開 昭59−76391(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 10/38 E21B 10/32 E21B 4/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンマの衝撃力およびハンマシリンダの回
    転力を受けるデバイスの底面に、該デバイスの中心に対
    して点対称に2個の軸穴を形成し、それぞれの軸穴にブ
    ロック軸を回動自在に嵌入し、それぞれのブロック軸の
    先端部に、上記デバイスの径とほぼ同径の略半円形状を
    なしかつ先端面にビットが植設されたブロックをそれぞ
    れの直状端面を対向させて設け、上記ブロック軸の位置
    を、上記デバイスが掘削方向に回転した際に、上記両ブ
    ロックのそれぞれ一方の端部が共にデバイスの外周面よ
    り所定の掘削量分だけ突出し、かつその際に両ブロック
    の直状端面が互いに当接するようデバイスの中心から偏
    心させてなる掘削工具において、 上記デバイスの中心に、軸方向に延びる排気孔を形成す
    るとともに、上記ブロック軸に、軸方向に延びてブロッ
    クの先端面に開口する貫通孔を形成し、上記軸穴を、そ
    の深さが上記ブロック軸の長さより深く、かつその底面
    が上記排気孔より先端側に位置するよう設定し、上記デ
    バイスに、上記排気孔の先端と軸穴の底面とを連通する
    連通孔を形成したことを特徴とする掘削工具。
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