JPH072775Y2 - 逆循環マルチタイプダウンザホールドリル - Google Patents

逆循環マルチタイプダウンザホールドリル

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JPH072775Y2
JPH072775Y2 JP1988158635U JP15863588U JPH072775Y2 JP H072775 Y2 JPH072775 Y2 JP H072775Y2 JP 1988158635 U JP1988158635 U JP 1988158635U JP 15863588 U JP15863588 U JP 15863588U JP H072775 Y2 JPH072775 Y2 JP H072775Y2
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JP
Japan
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hole
drill
ejector
casing
tip
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JP1988158635U
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JPH0280187U (ja
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保博 梅本
久雄 竹内
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はボーリング用ドリルロッドの先端に装着し、圧
気で駆動して給進する逆循環マルチタイプダウンザホー
ルドリルに関するものである。
[従来の技術] 従来のマルチタイプダウンザホールドリルは、第3図〜
第4図に示したような空気正循環方式のものが知られて
いる。この装置は、入気孔2を有するドリルロッド1の
先端にトップフランジ9を介して取り付けられたケーシ
ング3内に、中心部のダウンザホールドリル4aと、該ド
リル4aの周囲に配設された複数のダウンザホールドリル
4bとを備え、その中心部のダウンザホールドリル4aの先
端にはスプラインにより軸方向摺動方向で円周方向には
回転しないよう規制されたビット5aが、周囲の各ダウン
ザホールドリル4bには回転自在なビット5bが取り付けら
れている。そして、上記入気孔2から供給され各ハンマ
ー6を前後に駆動してビット5a,5bを打撃した圧気は、
前記ビット5a,5bの軸心に設けた吐出孔7a,7bを経てビッ
ト5a,5aの先端に出て、掘削した土砂や岩盤の粉をケー
シング4外側と掘削孔30内壁及びこれに接続して地上ま
で延設したドリルロッド1外側と掘削孔30内壁との隙間
を通り地上へ排出する。
ダウンザホールドリルを駆動する圧気は、ドリルロッド
1の上端に接続した地上のエアースイベル8に連結した
エアーホース31からエアーコンプレッサ32のレシーバタ
ンク33により供給され、前記ドリルロッド1は地上に据
え付けた掘削機(図示せず)のチャックで把持されたド
リルロッド34に連結されて回転・給進される。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、上記正循環方式によるマルチタイプダウンザ
ホールドリルには次のような種々の問題点があった。
掘削された土砂等(以下、スライムという)は、ダ
ウンザホールドリルの排気によって孔壁とケーシング3
及びドリルロッド1との隙間を通って排気と共に地上に
排出されるので、ケーシング3及びドリルロッド1の外
径を大きくしなければならない。
そのため、ケーシング3及びドリルロッド1の重量
も重くなり、その結果、掘削深度が大きい場合は吊り堀
りで行う必要があり、この場合は大型の連続送りの吊り
堀り装置が必要となる。
ドリルの排気と共に地上に排出されたスライムは、
通常、大気中に放気飛散させるので、大気汚染の原因と
なる。また、スライムによるダストの飛散を防止するた
めには、特別な掘削孔を覆う口元装置やダストコレクタ
ー等が必要となるが、洩風は避けられないので粉塵公害
が発生する。
ドリルロッド1及びケーシング3の外径が大きいの
で、ケーシング3外側と掘削孔30内壁との隙間断面積が
大きく、スライムを正常に排出するには供給する圧気の
量を大にする必要がある。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、ドリルロッ
ドが小型化、軽量化されると共に、地上でのスライムに
よるダストの飛散を防止することのできる逆循環マルチ
タイプダウンザホールドリルを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成すべく本考案は、入気孔と排気孔を有す
る二重管のドリルロッドと、該ドリルロッドの先端に取
り付けられたケーシングと、該ケーシングの軸心及びそ
の同心円上に複数本配設され、基端を前記入気孔に連通
すると共に、各先端に装着されたビットを圧気により駆
動して打撃するハンマーを具備したダウンザホールドリ
ルと、前記ケーシング内に複数本配設され、基端部が前
記ドリルロッドの排気孔に連通し、前記入気孔に連通し
たノズルから圧気を前記排気口方向に吐出すると共に、
スライム吸入口を先端に開口したエゼクターとより成
り、前記各ビットで掘削したスライムを、前記ハンマー
を駆動し、前記ビット先端の吐出口から吐出した排気と
共に、前記エゼクターによって吸い込み、地上に送るよ
うにしたことを特徴とする。
[作用] ドリルロッドの入気孔に供給された圧気は、各ダウンザ
ホールドリルのハンマーを駆動させてビットを打撃した
後、該ビットの前面から吐出される。一方、上記圧気の
一部は、ケーシングの入気孔を通ってエゼクターのノズ
ルに入るが、その際に生じる負圧により、ビットで掘削
されたスライムを上記排気と共にエゼクター内に吸い込
みドリルロッドの排気孔を通り地上に送る。
[実施例] 以下、添付図に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の1実施例に係る逆循環マルチタイプダ
ウンザホールドリルの要部を示したもので、第1図
(a)は第1図(b)のA−A線矢視を示す断面図、第
1図(b)は第1図(a)の正面図、第1図(c)は第
1図(a)のC−C線断面図、第1図(d)は第1図
(a)のD−D線断面図である。
図中、10はケーシングで、このケーシング10内には中心
部のダウンザホールドリル11aと、該ドリル11aの周囲の
同心円心上に配設された4本のダウンザホールドリル11
bとが配設されており、その中心部のドリル11aの先端に
はビット13aがスプライン12によりケーシング10に対し
て回転しないように取り付けてあり、また周囲の各ドリ
ル11bの先端にはビット13bが回転自在に取り付けてあ
る。各ドリル11a,11bは従来公知のダウンザホールドリ
ルと同じ構造で、圧気は図示しないバルブ機構を経てピ
ストンを軸方向前後に駆動し、前記各ビット13a,13bの
軸心を通る図示しない通気孔を経て前部の吐出孔15a,15
b(第1図(b))を通り前方に吐出される。また、ビ
ット13a,13bの先端面には排気溝16a,16bとチップ17a,17
bが設けてある。なお、18は各ドリル11a,11b内に摺動可
能に取り付けられたハンマー、19は各ビット13a,13bの
基端部外周に嵌装されたリングで、前記各ビットの抜け
出し防止と、ハンマー18が打撃した時の各ビットの軸方
向の動き代を形成する。
上記ケーシング10にはさらに4ケ所に、スライムを吸入
するエゼクター20と、空気溜54から該エゼクター20のノ
ズル20aに連通する入気孔21とが設けてあり、エゼクタ
ー20の前面にはスライム吸入口22が開口し、ノズル20a
の開口部を経て分岐孔53に連通している。
40はトップフランジ50を介してケーシング10に連結され
ているドリルロッドで、このドリルロッド40には中心部
に排気管41の排気孔41aが、その周囲に4本の入気管42
の入気孔42aがそれぞれ貫設されている。前記ドリルロ
ッド40は同心に内管、外管を配設した構造で、内管内を
排気孔、内管と外管の隙間を入気口としても良い。、前
記両者のドリルロッドをこの考案では二重管のドリルロ
ッドと称する。また、トップフランジ50にはドリルロッ
ド40の排気孔41a及び入気孔42aと連通する排気管51及び
入気こ管52がそれぞれ設けてあり、それぞれ排気孔51a
及び入気孔52aを有している。この排気管51は4本の分
岐孔53によって前記エゼクター20に連通している。一
方、入気管52は空気溜54を介してケーシング10のエゼク
ター20への入気孔21及び各ドリル11a,11bの入気孔50aに
連通している。
ダウンザホールドリルを駆動する圧気は、第2図に示し
たように、ドリルロッド40の上端に接続した地上のエア
ースイベル8に連結したエアーホース31からエアーコン
プレッサ32のレシーバタンク33により供給され、前記ド
リルロッド40は地上に据え付けた図示しない掘削機のド
リルヘッド34aにより回転・給進される。
また、ドリルロッド40の排気管41は、配管35及びスイベ
ル36を介してサイクロン37に接続され該サイクロンはブ
ロアーに接続されている。
次に本考案のマルチタイプダウンザホールドリルの作動
を説明する。地表のコンプレッサー32のレシーバタンク
33からの圧気は、エアースイベル8を経て、ドリルロッ
ト40及びトップフランジ50の各入気管42,52を通って空
気溜54に入り、ここから各ダウンザホールドリル11a,11
bの入気孔50aに入ってハンマー18を上下方向に往復動さ
せて各ビット13a,13bの基端を打撃する。一方、地表の
掘削機のドリルヘッド34aによりケーシング10全体に回
転と給進を与えることにより掘削が進められる。
上記の如くハンマー18を駆動させた圧気は各ビット13a,
13bの吐出孔15a,15bを通り、各ビット前面の排気溝16a,
16bからケーシング10の先端付近に排出される。また一
方、前記空気溜54に送られた圧気の一部は4本の入気孔
21を通ってエゼクター20に送られる。該圧気は、エゼク
ター20のノズル20aを通過する際に流速が急激に増大す
るため、エゼクター20内に負圧を生じる。さらに、前記
サイクロン37の図示しないブロアの吸引力とも相俟って
掘削されたスライムはビット13a,13b前面に排出された
空気と共にスライム吸入口22からエゼクター20内に吸い
込まれ、分岐孔53から排気管51,41及び配管35を通って
サイクロン37に送り込まれ、ここでダストが回収されて
ブロアから清浄な空気として大気中に放出される。
なお、粘着性のある地層の場合にはミストドリリング工
法(有機剤、水、泡等を圧気と共に吹き込んで掘削する
工法)等を併用してもよい。
[考案の効果] 上記のように本考案の逆循環マルチタイプダウンザホー
ルドリルによれば、掘削されたスライムは排気と共にエ
ゼクターで吸い込まれ、ドリルロッドの排気管を通って
地上に送られるので、ドリルロッドを小径化かつ軽量化
することができ、そのため深さが深い掘削の場合でも大
型の吊り堀り装置が不要となる。また、スライムは排気
と共に地上のサイクロン等に洩風なしに送り込むことが
できるので、地上でのスライムのダスト飛散を防止する
ことができ、公害が発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るマルチタイプダウンザ
ホールドリルの要部を示したもので、第1図(a)は第
1図(b)のA−A線矢視を示す断面図、第1図は
(b)は第1図(a)の正面図、第1図(c)は第1図
(a)のC−C線断面図、第1図(d)は第1図(a)
のD−D線断面図、第2図は同マルチタイプダウンザホ
ールドリルとその付属装置を示す全体図、第3図は従来
のマルチタイプダウンザホールドリルの要部を示したも
ので、第3図(a)は第3図(b)のA−A線矢視を示
す断面図、第3図(b)は第3図(a)の正面図、第3
図(c)は第3図(a)のC−C線断面図、第3図
(d)は第3図(a)のD−D線断面図、第4図は従来
のマルチタイプダウンザホールドリルとその付属装置を
示す全体図である。 10……ケーシング、11a,11b……ダウンザホールドリ
ル、13a,13b……ビット、18……ハンマー、20……エゼ
クター、20a……ノズル、21……入気孔、22……スライ
ム吸入口、40……ドリルロッド、41a……排気孔、42a…
…入気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入気孔と排気孔を有する二重管のドリルロ
    ッドと、 該ドリルロッドの先端に取り付けられたケーシングと、 該ケーシングの軸心及びその同心円上に複数本配設さ
    れ、基端を前記入気孔に連通すると共に、各先端に装着
    されたビットを圧気により駆動して打撃するハンマーを
    具備したダウンザホールドリルと、 前記ケーシング内に複数本配設され、基端部が前記ドリ
    ルロッドの排気孔に連通し、前記入気孔に連通したノズ
    ルから圧気を前記排気口方向に吐出すると共に、スライ
    ム吸入口を先端に開口したエゼクターとより成り、 前記各ビットで掘削したスライムを、前記ハンマーを駆
    動し、前記ビット先端の吐出口から吐出した排気と共
    に、前記エゼクターによって吸い込み、地上に送るよう
    にしたことを特徴とする逆循環マルチタイプダウンザホ
    ールドリル。
JP1988158635U 1988-12-06 1988-12-06 逆循環マルチタイプダウンザホールドリル Expired - Lifetime JPH072775Y2 (ja)

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JPH0280187U JPH0280187U (ja) 1990-06-20
JPH072775Y2 true JPH072775Y2 (ja) 1995-01-25

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