JP2001171961A - エスカレータの据付工法 - Google Patents

エスカレータの据付工法

Info

Publication number
JP2001171961A
JP2001171961A JP35805999A JP35805999A JP2001171961A JP 2001171961 A JP2001171961 A JP 2001171961A JP 35805999 A JP35805999 A JP 35805999A JP 35805999 A JP35805999 A JP 35805999A JP 2001171961 A JP2001171961 A JP 2001171961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
escalator
pit
excavation
installation method
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35805999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3456932B2 (ja
Inventor
Yukihiro Yamaguchi
幸宏 山口
Masamitsu Yamaki
正光 八巻
Chuichi Saito
忠一 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP35805999A priority Critical patent/JP3456932B2/ja
Priority to MYPI20000969A priority patent/MY123419A/en
Priority to SG200001498A priority patent/SG85163A1/en
Priority to EP00105220A priority patent/EP1108674B1/en
Priority to US09/525,027 priority patent/US6247574B1/en
Priority to CNB001043188A priority patent/CN1176005C/zh
Priority to TW089107903A priority patent/TWI237004B/zh
Publication of JP2001171961A publication Critical patent/JP2001171961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3456932B2 publication Critical patent/JP3456932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B21/00Kinds or types of escalators or moving walkways

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率の高い据付け作業ができ、エスカレ
ータを安定して設置できるエスカレータの据付工法の提
供。 【解決手段】 階段7を有する建築物6にあって、例え
ば当該階段7の下側に位置する下階床10に下部ピット
11を形成する第1工程と、階段7の上側に位置する上
部床8に上部ピット9を形成する第2工程と、上部ピッ
ト9と下部ピット11との間に位置する階段7部分は掘
削しない状態に保持したまま、下部ピット11に一体構
造物から成る当該薄型のエスカレータ1の下部平坦部1
4を収納し、上部ピット9に上部平坦部12を収納し、
上部ピット9と下部ピット11との間に位置する階段7
部分の上に、当該エスカレータ1の傾斜部13を設置す
るように据付ける第3工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駅等の階段が設置
される場所にエスカレータを据付けるエスカレータの据
付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の歩行者通路を形成する階
段部分にエスカレータを設ける技術としては、例えば、
特開平7−179282号公報、特開平7−17928
3号公報、特開平7−179284号公報に示されるも
のが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術に
は、階段が設置される場所にどのようにしてエスカレー
タを据付けるのかは明らかにされていない。
【0004】本発明の目的は、作業効率の高い据付け作
業ができ、エスカレータを安定して設置できるエスカレ
ータの据付工法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、階段の上側に位置する上部床を掘削し
て第1掘削部を形成するとともに、上記階段の下側に位
置する下部床を掘削して第2掘削部を形成し、上記上部
床の上記第1掘削部に当該エスカレータの上部平坦部を
収納し、上記下部床の上記第2掘削部に当該エスカレー
タの下部平坦部を収納し、上記第1掘削部と上記第2掘
削部の中間に位置する上記階段部分の上に、当該エスカ
レータの傾斜部を配置するようにしてある。
【0006】このような据付工法としたので、当該エス
カレータの上部平坦部を収納する第1掘削部と、当該エ
スカレータの下部平坦部を収納する第2掘削部だけを掘
削すればよく、エスカレータの全長に亘る掘削作業を要
せずに当該エスカレータの据付けをおこなうことができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエスカレータの据
付工法の実施形態を図に基づいて説明する。はじめに図
1〜図3に基づいて、本発明の対象とするエスカレータ
について説明する。これらの図1〜図3に示すエスカレ
ータは、例えば、後述するように、通常のエスカレータ
に比べて本体を形成するフレームの高さ寸法が小さく形
成される薄型エスカレータである。
【0008】図1に示すエスカレータ1は、本体を形成
するフレーム2と、このフレーム2上に立設される欄干
3と、乗客を運ぶ踏段4と、この踏段4と同期して移動
するハンドレール5等を備えている。この図1に示すエ
スカレータ1は、例えば、フレーム2の全体が一体構造
物から成るとともに、例えばこのフレーム2に立設され
る欄干3、踏段4、ハンドレール5も一体的に備えたも
のから成っている。
【0009】当該エスカレータ1に設置される建築物6
には、階段7が備えられているとともに、この階段7の
上側に位置する上部床すなわち上階床8には、この上階
床8の一部を掘削形成した第1掘削部すなわち上部ピッ
ト9が設けられている。また、階段7の下側に位置する
下部床すなわち下階床10には、この下階床10の一部
を掘削形成した第2掘削部すなわち下部ピット11が設
けられている。
【0010】エスカレータ1の上部平坦部12は上部ピ
ット9内に配置され、下部平坦部14は下部ピット10
内に配置され、傾斜部13は階段7上に対向するように
配置されている。
【0011】エスカレータ1は、図2に示すように、フ
レーム2の上端部15が建築物6の建屋梁16にシム1
7を介して支持されている。同様に、図1に示すよう
に、フレーム2の下端部18がシムを介して建築物6の
建屋梁19に支持されている。
【0012】また、このエスカレータ1は、図1に示す
ように、フレーム2の上端部15の下方に位置する上部
平坦部12の部分を上部ピット9の底面20から離隔す
るようにして配置してある。同様に、フレーム2の下端
部18の下方に位置する下部平坦部14の部分を下部ピ
ット11の底面21から離隔するように配置してある。
【0013】そして、このエスカレータ1は、図3に示
すように、フレーム2の上部平坦部12に設けられる踏
段4の反転部22に、一般のエスカレータにおけるより
も径寸法の小さい例えば歯数が18歯の駆動スプロケッ
ト23を配置してある。踏段4の前輪24は前輪案内レ
ール25によって案内され、踏段4の後輪26は後輪案
内レール27によって案内される。前輪案内レール25
の軌道は、当該フレーム2の幅方向、すなわち同図3の
紙面と直交する方向において、後輪案内レール27の外
側に位置させてある。各踏段4の前輪軸を連結する例え
ばチェーンピッチが6のチェーン28を設けてあり、こ
のチェーン28と各前輪軸とを三角形状の特定リンク2
9によって連結させてある。この特定リンク29には、
前輪軸の変位を可能にする長穴30を設けてある。この
長穴30はチェーン28の伸長方向に対して、ほぼ直交
する方向に延設させてある。
【0014】この構成部分の動作について説明すると、
往路を移動する踏段4が反転部22に接近するものの、
まだ手前側に位置するときは、踏段4の踏面が上向きで
水平に保持され、前輪軸は特定リンク29の長穴30の
下端に位置している。この状態から進行し踏段4が反転
をはじめ、前輪24が駆動スプロケット23のほぼ中央
高さ位置付近に至るまでの間、前輪軸が特定リンク29
の長穴30の伸長方向に沿うように移動し、前輪24が
駆動スプロケット23のほぼ中間高さ付近に至ると、そ
の前輪軸が長穴30の上端すなわち同図3の最右端に位
置する状態となる。さらに踏段4が反転し、踏段4の踏
面が下向きで水平に保持され復路を帰還する状態となる
と、前輪軸は特定リンク29の長穴30の下端に再び位
置する。
【0015】このような動作がおこなわれることにより
チェーン28の軌道31と、踏段4の前輪軸が描く軌道
32とは、反転部22に至るまでの往路、及び反転部2
2を通過した後の復路においてはほぼ一致するものの、
反転部22においてはチェーン28の軌道31に対して
踏段4の前輪軸の軌道32は外側に位置する。すなわ
ち、通常の薄型でないエスカレータに備えられる駆動ス
プロケットに巻回されるチェーンの軌道に近似する軌道
となる。これにより反転しようとする踏段4と、その踏
段4に隣接される踏段4とが干渉し合うことがなく、こ
れらの踏段4の反転動作を円滑におこなわせることがで
きる。
【0016】そして上述のように、駆動スプロケット2
3は通常のエスカレータにおけるよりも径寸法の小さな
ものであるので、この第1実施形態では同図3に示すフ
レーム2の高さ寸法Hを通常のエスカレータにおけるフ
レームの高さ寸法に比べて、例えば20〜30%ほど低
くすることができる。これによりエスカレータ1は、そ
の全高が通常のエスカレータに比べて低い薄型のエスカ
レータに構成される。
【0017】次に、上述したエスカレータ1を建築物6
に据付ける本発明の据付工法の第1実施形態について、
図4〜図7に基づいて説明する。
【0018】この第1実施形態は、前述した建築物6
に、薄型のエスカレータ1を設置する工法であり、図4
に示すように、建築物6には前述したとおり、上階床8
と下階床10が備えられ、これらの上階床8と下階床1
0との間に歩行通路を形成する階段7が備えられてい
る。この建築物6は、例えば鉄道の駅であり、この第1
実施形態は、例えば既設の階段7部分にエスカレータ1
を並設しようとするものである。
【0019】はじめに、例えば図5に示すように、階段
7の最下部付近に位置する下階床10の一部を掘削し
て、下部ピット11を形成する第1工程を実施する。次
に、図6に示すように、階段7の最上部付近、及び上階
床8の一部を掘削して、上部ピット9を形成する第2工
程を実施する。
【0020】最後に、図7に示すように、上部ピット9
と下部ピット11との間に位置する階段7部分は掘削し
ない状態に保持したまま、前述した図1〜図3において
説明した薄型の一体構造物から成るエスカレータ1を階
段7部分に搬入し、その下部平坦部14を下部ピット1
1内に収納し、その上部平坦部12を上部ピット9内に
収納し、上部ピット9と下部ピット11との中間に位置
する階段7部分の上に、当該エスカレータ1の傾斜部1
3を配置するように据付ける第3工程を実施する。
【0021】この第3工程においては、エスカレータ1
のフレーム2の上端部15を、シム17(図2)を介し
て建築物6の建屋梁16に支持させる作業と、フレーム
2の下端部18を、シムを介して建築物6の建屋梁19
に支持させる作業とを実施する。この場合、前述したよ
うに、フレーム2の上端部15の下方に位置する上部平
坦部12の部分を上部ピット9の底面20から離隔する
ように配置するとともに、フレーム2の下端部18の下
方に位置する下部平坦部14の部分を、下部ピット11
の底面21から離隔するように配置する作業を実施す
る。
【0022】これにより、前述の図1についての説明の
とおり、薄型のエスカレータ1の上部平坦部12の上面
と上階床8とが面一に形成され、下部平坦部18の上面
と下階床18の上面と下階床10とが面一に形成される
とともに、上部平坦部12と下部平坦部14との間に位
置する傾斜部13が階段7から離隔した状態に据付けら
れる。
【0023】以上のようにしてエスカレータを据付ける
第1実施形態では、エスカレータ1の上部平坦部12を
収納する上部ピット9と、下部平坦部14を収納する下
部ピット11だけを掘削すればよく、当該エスカレータ
1の全長に亘る掘削作業、すなわち階段7のはつり作業
を要せずにこのエスカレータ1の据付けをおこなうこと
ができる。したがって、掘削作業工数を少なくすること
ができ、据付け作業の能率を向上させることができる。
これに伴い、エスカレータ1の据付けに要する期間の短
縮化が可能になり、エスカレータ1を早く使用したいと
いう要望を満足させることができる。
【0024】また、この第1実施形態では薄型のエスカ
レータ1を据付けるようにしてあるので、図1等では明
記していないが建築物6が天井部を有する場合には、階
段7部分から天井部までの高さ寸法を十分に確保するこ
とができ、このエスカレータ1による乗客の搬送に支障
を生じることがない。
【0025】また、エスカレータ1はフレーム2を含め
て全体が一体構造物から成ることから、据付け現場での
フレーム2の連結作業を要することがなく、この点で据
付け作業工数がさらに少なくて済み、作業能率の向上に
貢献する。
【0026】さらに、エスカレータ1のフレーム2の上
端部15を建築物6の建屋梁16に支持させ、フレーム
2の下端部18を建築物6の建屋梁19に支持させるよ
うにしたことから、建屋梁16,19が当該エスカレー
タ1の荷重を受け、これにより当該エスカレータ1を安
定した状態に配置でき、精度の高い据付けを実現でき
る。
【0027】また、フレーム2の上端部15の下方に位
置する上部平坦部12の部分を上部ピット9の底面20
から浮かせ、下端部18の下方に位置する下部平坦部1
4の部分を下部ピット11の底面21から浮かせるよう
に配置してあるので、上部ピット9の底面20及び下部
ピット11の底面21にエスカレータ1の荷重が伝達さ
れることはなく、したがってこれら底面20,21の変
形や破損の懸念がなく、エスカレータ1の設置環境に対
する安全保護を実現できる。
【0028】図8は、本発明の据付工法の第2実施形態
を説明する要部を断面した側面図である。
【0029】この第2実施形態ではエスカレータ1が薄
型エスカレータから成るとともに、例えばフレーム第1
分割部分13aを含む下部分割部1aと、フレーム第2
分割部13bを含む上部分割部1bとの2つの分割部分
から成っている。
【0030】この第2実施形態では、例えば前述した第
1実施形態と同様に、第1工程として階段7の最下部付
近に位置する下階床10の一部を掘削して下部ピット1
1を形成する。次に、第2工程として、階段7の最上部
付近及び上階床8の一部を掘削して、上部ピット9を形
成する。上部ピット9と下部ピット11との間に位置す
る階段7部分は掘削しない状態に保持する。
【0031】このような状態において、例えば上階床側
から搬入するときは、上部分割部1bが当該エスカレー
タ1の設置場所に存在しない状態で、下部分割部1aに
含まれる下部平坦部14が下部ピット11に配置され、
次に上部分割部1bに含まれる上部平坦部12が上部ピ
ット9内に配置され、その後にこれらの下部分割部1a
と上部分割部1bとが連結される。
【0032】また逆に、下階床10側から搬入するとき
は、下部分割部1aが当該エスカレータ1の設置場所に
存在しない状態で、上部分割部1bに含まれる上部平坦
部12が上部ピット9内に配置され、次に下部分割部1
aに含まれる下部平坦部14が下部ピット11内に配置
され、その後にこれらの上部分割部1bと下部分割部1
aとが連結される。
【0033】上述したいずれの方法にあっても、下部分
割部1aの下端部18をシムを介して建築物6の建屋梁
18に支持させ、上部分割部1bの上端部15を、シム
を介して建築物6の建屋梁16に支持させるとともに、
下部分割部1aの下端部18の下方に位置する下部平坦
部14の部分を下部ピット11の底面21から離隔する
ように配置し、上部分割部1bの上端部15の下方に位
置する上部平坦部12の部分を上部ピット9の底面20
から離隔するように配置する作業を実施する。
【0034】このようにしてエスカレータの据付けをお
こなう第2実施形態にあっても、上部ピット9と下部ピ
ット11の間に位置する階段7部分を掘削しないので、
前述した第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0035】そして特に、上階床8側から搬入するとき
には、上部分割部13bがエスカレータ1の設置場所に
存在しない状態で下部分割部13aを下部ピット11付
近まで搬入して所定位置に配置し、また下階床10側か
ら搬入するときは、下部分割部1aがエスカレータ1の
設置場所に存在しない状態で上部分割部13bを上部ピ
ット9付近まで搬入して所定位置に配置するので、この
エスカレータ1の据付け作業に際し、分割部分どうしが
邪魔になったり、干渉したりすることなく作業をおこな
うことができ、この点で作業能率の向上に貢献する。
【0036】また、前述した第1実施形態におけるよう
にフレーム2を含めて一帯構造物から成るエスカレータ
1を据付ける場合に比べれば、下部分割部1bと上部分
割部1aとを連結する作業分だけ据付け作業工数が多く
なるが、全体を一体構造物とした場合に比べて各分割部
1b,1aの重量が軽いことから、これらの個々の分割
部1b,1aの取り扱いが容易であり、この点から据付
け作業がやりやすく、作業能率の向上に貢献する。
【0037】なお、上記各実施形態にあっては、薄型の
エスカレータ1を据付けるようにしてあるが、天井部の
高さ寸法が十分に余裕のある場合などにあっては、従来
から一般に設けられている通常のエスカレータを据付け
るようにしてもよい。
【0038】また、上記各実施形態にあっては、第1工
程として下部ピット11を掘削形成し、第2工程として
上部ピット9を掘削形成したが、本発明はこのようにす
ることには限られず、上述とは逆に、第1工程として上
部ピット9を掘削形成し、第2工程として下部ピット1
1を掘削形成するようにしてもよい。
【0039】また、上記各実施形態にあっては、エスカ
レータ1を建築物6の建屋梁16,19の双方に支持さ
せるようにしているが、いずれか一方のみに支持させて
もよい。また、これらの建屋梁16,19に支持させず
に他の支持体に支持させるようにしてもよい。
【0040】また、上記各実施形態にあっては、エスカ
レータ1の上端部15の下方に位置する上部平坦部12
の部分、下端部18の下方に位置する下部平坦部14の
部分を上部ピット9の底面20、下部ピット21の底面
21のそれぞれから離隔させるようにしてあるが、いず
れか一方をピットの底面に搭載させるようにしてもよ
い。また、ピットの底面の強度が十分に確保されている
ような場合には、双方をピットの底面に搭載させるよう
にしてもよい。
【0041】また、上記第1実施形態では、エスカレー
タ1が一体構造物になっているが、フレーム2のみが一
体構造物で、フレーム2の搬入後に、他の欄干3、踏段
4、ハンドレール5等を取付けるようにしてもよい。
【0042】また、上記第2実施形態も同様に、下部分
割部1aがフレーム第1分割部13a、欄干部分、踏段
部分、ハンドレール部分を含めた一体構造物になってお
り、上部分割部1bがフレーム第2分割部13b、欄干
部分、踏段部分、ハンドレール部分を含めた別の一体構
造物になっているが、それぞれフレーム第1分割部13
a、フレーム第2分割部13bの搬入後に、欄干、踏
段、ハンドレール等を取付けるようにしてもよい。
【0043】また、上記第2実施形態では、エスカレー
タ1を2つの分割部分によって構成してあるが、3つ以
上の分割部分によって構成してあってもよい。
【0044】また、この第2実施形態も、薄型のエスカ
レータ1を据付けるようにしてあるが、上部空間を十分
に確保できるような設置環境において据付けるときに
は、通常のエスカレータを分割構成したものであっても
よい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エスカレータの全長に亘る掘削作業を要せずに当該エス
カレータを据付けることができ、したがって、掘削作業
工数を少なくすることができ、従来に比べて掘削作業の
能率を向上させることができる。これに伴い、エスカレ
ータの据付けに要する期間を従来よりも短縮でき、エス
カレータを早く使用したいという要望にも応えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエスカレータの据付工法の第1実施形
態の実施により据付けられたエスカレータを示す要部を
断面した側面図である。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】図1に示すエスカレータの上部反転部付近の内
部構造を示す要部拡大断面図である。
【図4】エスカレータが据付けられる前の階段部分を示
す側断面図である。
【図5】本発明のエスカレータの据付工法の第1実施形
態における第1工程を説明する側断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態における第2工程を説明
する側断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態における第3工程を説明
する側断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態を説明する要部を断面し
た側面図である。
【符号の説明】
1 エスカレータ 4 踏段 6 建築物 7 階段 8 上階床(上部床) 9 上部ピット(第1掘削部または第2掘削部) 10 下階床(下部床) 11 下部ピット(第2掘削部または第1掘削部) 15 上端部 16 建屋梁 18 下端部 19 建屋梁 20 底面 21 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八巻 正光 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 斎藤 忠一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 3F321 AA01 CD01 CD02 CD20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段が設置される場所にエスカレータを
    据付けるエスカレータの据付工法において、 上記階段の上側に位置する上部床を掘削して第1掘削部
    を形成するとともに、上記階段の下側に位置する下部床
    を掘削して第2掘削部を形成し、 上記上部床の上記第1掘削部に当該エスカレータの上部
    平坦部を収納し、上記下部床の上記第2掘削部に当該エ
    スカレータの下部平坦部を収納し、上記第1掘削部と上
    記第2掘削部の中間に位置する上記階段部分の上に、当
    該エスカレータの傾斜部を配置するように据付けること
    を特徴とするエスカレータの据付工法。
  2. 【請求項2】 上記エスカレータが、その本体を形成す
    るフレームの高さ寸法が通常のものより小さく形成され
    る薄型エスカレータであることを特徴とする請求項1記
    載のエスカレータの据付工法。
  3. 【請求項3】 上記エスカレータの本体を形成するフレ
    ームが、一体構造物から成ることを特徴とする請求項1
    または2記載のエスカレータの据付工法。
  4. 【請求項4】 上記エスカレータの本体を形成するフレ
    ームが、複数に分割されたものを連結して成ることを特
    徴とする請求項1または2記載のエスカレータの据付工
    法。
  5. 【請求項5】 上記エスカレータの本体を形成するフレ
    ームの上端部及び/または下端部を、当該エスカレータ
    が設置される建築物に備えられる建屋梁に支持させたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエスカ
    レータの据付工法。
  6. 【請求項6】 上記フレームの上端部及び/または下端
    部の下方に位置する部分を上記第1掘削部及び/または
    第2掘削部の底面から離隔するように配置したことを特
    徴とする請求項5記載のエスカレータの据付工法。
  7. 【請求項7】 上記フレームの分割部分を所定の据付け
    場所に上記上部床側から搬入するときは、上記下部平坦
    部に相応する分割部分を上記第2掘削部に配置した後、
    上記上部平坦部に相応する分割部分を上記第1掘削部に
    配置し、 上記フレームの分割部分を所定の据付け場所に上記下部
    床側から搬入するときは、上記上部平坦部に相応する分
    割部分を上記第1掘削部に配置した後、上記下部平坦部
    に相応する分割部分を上記第2掘削部に配置したことを
    特徴とする請求項4記載のエスカレータの据付工法。
JP35805999A 1999-12-16 1999-12-16 エスカレータの据付工法 Expired - Fee Related JP3456932B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35805999A JP3456932B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 エスカレータの据付工法
SG200001498A SG85163A1 (en) 1999-12-16 2000-03-13 Escalator installation method
EP00105220A EP1108674B1 (en) 1999-12-16 2000-03-13 Escalator installation method
MYPI20000969A MY123419A (en) 1999-12-16 2000-03-13 Escalator installation method
US09/525,027 US6247574B1 (en) 1999-12-16 2000-03-14 Escalator installation method
CNB001043188A CN1176005C (zh) 1999-12-16 2000-03-15 自动扶梯安装施工法
TW089107903A TWI237004B (en) 1999-12-16 2000-04-26 Escalator installation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35805999A JP3456932B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 エスカレータの据付工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001171961A true JP2001171961A (ja) 2001-06-26
JP3456932B2 JP3456932B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=18457328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35805999A Expired - Fee Related JP3456932B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 エスカレータの据付工法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6247574B1 (ja)
EP (1) EP1108674B1 (ja)
JP (1) JP3456932B2 (ja)
CN (1) CN1176005C (ja)
MY (1) MY123419A (ja)
SG (1) SG85163A1 (ja)
TW (1) TWI237004B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105502138A (zh) * 2014-10-14 2016-04-20 株式会社日立制作所 乘客输送装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL151654A (en) * 2002-09-09 2011-02-28 Oscar Sircovich Stair raising system
US6685002B1 (en) * 2002-10-15 2004-02-03 Kone Corporation Method of escalator modernization
DE102009017076B4 (de) * 2009-04-09 2012-06-28 Kone Corp. Einrichtung zum Personentransport
US9676597B2 (en) * 2009-10-19 2017-06-13 Otis Elevator Company Truss construction for a passenger conveyor
ES2894733T3 (es) * 2013-12-06 2022-02-15 Inventio Ag Soporte para el montaje en el sitio de un dispositivo de transporte de personas
US9440820B2 (en) * 2015-01-09 2016-09-13 Kone Coporation Escalator lifting frame and method of using the same
JP6189005B1 (ja) * 2016-01-21 2017-08-30 三菱電機株式会社 乗客コンベヤおよびその固定方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1456371A1 (de) * 1966-07-30 1968-12-05 Lutz Dr Ing Hermann Rolltreppe
JPH0671995B2 (ja) * 1986-05-10 1994-09-14 株式会社日立製作所 乗客コンベアのフレームの組立方法
JPH07179284A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Hitachi Ltd 通路設備
JP3453879B2 (ja) * 1994-11-17 2003-10-06 株式会社日立製作所 エスカレーター
CN1187256C (zh) * 1998-06-11 2005-02-02 因温特奥股份公司 电梯或移动通道
JP2000203781A (ja) * 1999-01-14 2000-07-25 Nippon Fillester Co Ltd エスカレ―タの設置構造
JP4410339B2 (ja) * 1999-05-24 2010-02-03 三菱電機株式会社 乗客コンベヤーの設置方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105502138A (zh) * 2014-10-14 2016-04-20 株式会社日立制作所 乘客输送装置

Also Published As

Publication number Publication date
SG85163A1 (en) 2001-12-19
MY123419A (en) 2006-05-31
CN1299771A (zh) 2001-06-20
US6247574B1 (en) 2001-06-19
TWI237004B (en) 2005-08-01
EP1108674B1 (en) 2011-12-14
EP1108674A3 (en) 2004-01-28
JP3456932B2 (ja) 2003-10-14
EP1108674A2 (en) 2001-06-20
CN1176005C (zh) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7159705B2 (en) Passenger conveyor device
JP3456932B2 (ja) エスカレータの据付工法
JP4495181B2 (ja) 乗客コンベア
KR20010060195A (ko) 승객 운송 장치
JP2001171962A (ja) 通路設備
JP2001240352A (ja) 階段通路設備及びそれに用いる乗客コンベア
JP4982063B2 (ja) 乗客コンベア
CN210193162U (zh) 自动扶梯
JP2000313581A (ja) エスカレータ
JP2569172B2 (ja) 動く歩道の設置方法
JP3453879B2 (ja) エスカレーター
JP3884913B2 (ja) エスカレーター
JP2001080861A (ja) 乗客コンベア
JP3562400B2 (ja) エスカレーター
JP5486387B2 (ja) 乗客コンベア
JP2002128443A (ja) エスカレーター
JP4411611B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2000313582A (ja) 乗客コンベア
JPWO2002032802A1 (ja) 乗客コンベア
JP2001151448A (ja) エスカレーター
JP2011225345A (ja) 乗客コンベア
JP2006057273A (ja) エレベータの壁つなぎ方法
JP2001080862A (ja) 通路設備
JP2001187682A (ja) エスカレーター
JP2003128373A (ja) 乗客コンベアの据付工法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees